JPH0449093A - 平版印刷版 - Google Patents

平版印刷版

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JPH0449093A
JPH0449093A JP15922890A JP15922890A JPH0449093A JP H0449093 A JPH0449093 A JP H0449093A JP 15922890 A JP15922890 A JP 15922890A JP 15922890 A JP15922890 A JP 15922890A JP H0449093 A JPH0449093 A JP H0449093A
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layer
porous
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松浦 和夫
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尚 三村
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は親水性樹脂層を有する平版印刷版に関する。さ
らに詳しくはPS版として使用される平版印刷版に関す
る。
[従来の技術] 平版印刷版は一般に、親水性非画像部と親油性画像部か
ら構成されている。その中でPS版として知られている
ものは、支持体の金属板(アルミニウム板や亜鉛板)の
表面を研磨あるいは陽極酸化して親水性を付与し、これ
を親水性非画像部とし、これに感光性樹脂を露光、現像
して親油性画像部を形成することにより、製造されてい
る。また、試し刷り用の印刷版や事務用の少部数印刷版
としては、支持体としての耐水性を施した紙、合成紙あ
るいはプラスチックフィルムまたは金属箔の上に親水性
樹脂層(親水性非画像部)を形成し、これに親油性画像
部(例えば、電子写真方式によるトナー画像、ボールペ
ンや油性インキによる描画像、タイプライタによる印字
像、感熱記録による印字像など)を設けて、印刷に供し
ている。このような従来の親水性樹脂層を有する平版印
刷版は親木性や耐水性が不十分であったり、塗膜強度が
弱かったり、支持体との密着性(特に高湿下での密着性
)が弱い、などの欠点があった。特公平2−11440
号公報において、親水性樹脂として、有機溶剤中でPV
M/MA共重合体(低級アルキルビニルエーテルと無水
マレイン酸の共重合体)の水不溶性会合体を一旦形成さ
せた後、アルカリ水溶液で処理して親水性を付与する方
法が提案されている。この方法は耐刷性は向上するもの
の、製造が二段階にわたるため、工程が多くなり、しか
も、アルカリ水溶液で処理する必要があり、煩雑になる
欠点がある。
[発明が解決しようとする課題] 従って、本発明の目的は、これらの従来の欠点を解消せ
しめ、親水性、耐水性に優れ、塗膜強度に優れ、支持体
との密着性に優れ、製造が容易な平版印刷版を提供する
ことである。
[課題を解決するための手段] 本発明者らは鋭意研究した結果、親水性樹脂層に特定の
親水性樹脂層を設けることにより上記欠点を解決できる
ことを見出し、本発明を完成した。
すなわち、本発明は支持体の上に親水性樹脂層、親油性
画像部をこの順に積層せしめた平版印刷版において、該
親水性樹脂層が、多孔質層であることを特徴とする平版
印刷版を提供するものである。
本発明は支持体の上に多孔質層からなる親水性樹脂層、
親油性画像部をこの順に積層せしめた積層体である。
本発明でいう多孔質層とは層の内部および表面に多数の
空隙を持つ層構造を有するものである。
この空隙は親水性の点から多孔質層内においては外部に
通ずる、いわゆる貫通孔であるものが特に好ましい。
本発明において多孔質層の孔の孔径分布曲線におけるピ
ーク孔径は0.06〜2.0μm1好ましくは0.08
〜1.0μm1更に好ましくは0゜1〜0.5μmであ
る。孔径分布曲線のピーク孔径が0.06μmに満たな
い場合には親水性が不十分であり、孔径分布曲線におけ
るピーク孔径が2.0μmを越える場合には表面平滑性
が低下し、親油性画像部の塗工むらが発生するという欠
点を生じる。
また、孔面積比は20〜85%、好ましくは30〜75
%、更に好ましくは35〜65%の範囲にあるのが望ま
しく、孔面積比が20%未満の場合には親水性が低下す
る傾向にあり、85%を越える場合には孔と孔が一部連
結した形態をとりやすくなり、にじみや鮮明度が低下す
る傾向になる。
孔は、多孔質層表面から観察した場合、それぞれが独立
しており、かつその真円度r(=b/a。
a:孔の長軸径、b:孔の短軸径)が1〜5である場合
、親水性が良いので特に好ましい。この真円度は測定点
1000個以上の平均値であり、通常イメージアナライ
ザーにより求める。
また、孔径分布曲線における孔径分布の広がりは小さい
方、すなわちシャープな孔径分布であるのが望ましく、
孔数の50%以上、好ましくは60%以上、更に好まし
くは70%以上がピーク孔径±30%以内にあるのが望
ましい。
次に本発明における多孔質層表面の中心線平均粗さは0
.5μm以下、好ましくは0.3μm以下、更に好まし
くは0.1μm以下である場合親水性がよく、親油性画
像層のピンホール状の塗工ぬけが少なくなるので好まし
い。
本発明において、親水性をより高めるためには、表面に
うねりを有するものが好適である。そのためには多孔質
層が下記の条件を満足することが好ましい。すなわち、
多孔質層表面は高さ0.2μm以上、好ましくは063
μm以上、更に好ましくは0.4μm以上のうねりを5
個/40μm以上、好ましくは7個/40μm以上、更
に好ましくは10個/40μm以上有することが好まし
い。
高さが0.2μm以上のうねり個数が5個/40μm以
上に満たない場合には、水の吸収速度が遅く、印刷速度
が遅くなり、作業性が低下する。
更に該多孔質層表面のうねり指数が0.035〜0.3
8m、好ましくは0. 045〜0. 2μm1更に好
ましくは0.055〜0.13μmである。うねり指数
が0.035μm未満の場合には、親水性が乏しく好ま
しくない。また、うねり指数が0.3μmを越えると、
親油性画像部めピンホール状の塗工ぬけが多くなり好ま
しくない。
本発明の多孔質層は水分散性ポリマーと特定のコロイダ
ルシリカを特定の範囲で混合し、その混合液を塗布、乾
燥することによって得られるものである。ここで水分散
性ポリマーとは各種ポリマーの水分散体を用いることが
できるが、具体例を挙げれば、アクリル系ポリマー、エ
ステル系ポリマー、ウレタン系ポリマー、オレフィン系
ポリマ、塩化ビニリデン系ポリマー、エポキシ系ポリマ
ー、アミド系ポリマー、およびこれらの変成物、共重合
体などの水分散体を用いることができる。
孔径の分布がシャープで孔面積が大きくなることからア
クリル系ポリマー、ウレタン系ポリマーの使用が好まし
く、塗膜の機械的安定性、塗膜強度の点でアクリル系ポ
リマーが特に好ましい。
本発明に用いる上記ポリマーは水に分散し、粒子形状を
持っていることが好ましい。粒子形状を有さない場合、
すなわち水溶性ポリマー、有機溶剤などに溶解したポリ
マーでは多孔化することができない。粒子は一次粒子で
分散されたものが好ましいが、必ずしも一次粒子で分散
されている必要はなく、二次粒子を含むものであっても
良い。
本発明の多孔質層形成ポリマーとして好適なアクリル系
ポリマーは少なくとも40モル%以上のアクリルモノマ
ー、および/またはメタクリルモノマーとこれらのエス
テル形成モノマー、各種官能基を有するアクリル系モノ
マー、例えばアクリル酸、メタクリル酸、アルキルアク
リレート、アルキルメタクリレート(アルキル基として
はメチル基、エチル基、n−プロピル基、イソプロピル
基、n−ブチル基、イソブチル基、t−ブチル基、2−
エチルヘキシル基、ラウリル基、ステアリル基、シクロ
ヘキシル基、フェニル基、ベンジル基など)、及び2−
ヒドロキシエチルアクリレート、2−ヒドロキシエチル
メタクリレート、2−ヒドロキシプロピルアクリレート
、2−ヒドロキシプロピルメタクリレートなどのヒドロ
キシ含有モノマー、アクリルアミド、メタクリルアミド
、N−メチルアクリルアミド、N−メチルメタクリルア
ミド、N−メチロールアクリルアミド、N−メチロール
メタクリルアミド、N、N−ジメチロールアクリルアミ
ド、N−メトキシメチルメタクリルアミド、N−フェニ
ルアクリルアミドなどのアミド基含有モノマー、N、N
−ジエチルアミノエチルメタクリレート、N、N−ジエ
チルアミノエチルアクリレートなどのアミノ基含有モノ
マーグリシジルアクリレート、グリシジルメタクリレー
トなどのエポキシ基含有モノマー、アクリル酸、メタク
リル酸の塩(ナトリウム塩、カリウム塩、アンモニウム
塩など)などからなるものであり、これらは他種モノマ
ーと併用することもできる。
他種モノマーとしては例えば、アクリルグリシジルエー
テルなどのエポキシ基含有モノマー、スチレンスルホン
酸、ビニルスルホン酸及びそれらの塩(ナトリウム塩、
カリウム塩、アンモニウム塩など)などのスルホン酸基
はその塩を含有するモノマー、クロトン酸、イタコン酸
、マレイン酸、フマル酸、およびそれらの塩類などのカ
ルボキシル基またはその塩を含有するモノマー、無水マ
レイン酸、無水イタコン酸などの酸無水物を含有するモ
ノマー ビニルイソシアナート、アリルイソシアナート
、スチレン、ビニルメチルエーテル、ビニルエチルエー
テル、ビニルトリスアルコキシシラン、アルキルマレイ
ン酸モノエステル、アルキルフマル酸モノエステル、ア
クリロニトリル、メタクリロニトリル、アルキルイタコ
ン酸モノエステル、塩化ビニル、酢酸ビニル、塩化ビニ
リデンなどが挙げられる。
上述のモノマーは一種もしくは二種以上を用いて共重合
される。
上述の水分散性ポリマーの水分散体20〜90重量部と
混合するコロイダルシリカは通常知られたものが使用で
きる。形状としては球型のものや異型のものから適宜選
択することができる。これらの中でも多孔質層にうねり
を生じさせるためには下記のようなシリカが好適である
。たとえば球状のコロイダルシリカが数珠状に連結した
長鎖の構造を有するもの、及び連結したシリカが分岐し
たものを用いた場合、表面にうねり構造を有する多孔質
膜を得ることができる。上記コロイダルシリカは球状シ
リカの一次粒子を2価以上の金属イオンを介在させ粒子
−粒子間を結合させたもので、少なくとも3個以上、好
ましくは5個以上、更に好ましくは7個以上連結したも
のをいい、更には数珠状に連結した粒子が分岐したもの
も金色する。
また、コロイダルシリカと他の無機粒子、例えばアルミ
ナ、セリア、チタニアなどとの複合あるいは混合粒子で
あっても良く、これらを介在させて連結したものでも良
い。介在させる金属イオンとしては2価以上の金属イオ
ンが好ましく、例えばCa24  Zn2+  Mg2
4  Ba”、A13+Ti4+などである。特にCa
”+とじた場合には、数珠状に連結および分岐したコロ
イダルシリカを作成するのに好適である。またコロイダ
ルシリカの一次粒子径は5nn+〜1100n %好ま
しくは7nm〜50n+a1更に好ましくはgnm〜3
0nmである場合、孔形成性、孔面積比を大きくする点
で好ましい。更に多孔質層のうねりはシリカ粒子が数珠
状に連結および分岐している場合に発現するものであり
、連結したシリカの一次粒子数が多いほど好ましいが通
常は3個以上100個未満、好ましくは5個以上50個
未満、更に好ましくは7個以上30個未満であるのが望
ましい。2個以下ではうねりの発現が不充分であり、1
00個以上の場合には数珠状に連結および/または分岐
したシリカ粒子が増粘しやすく水分散性が悪くなる傾向
にある。数珠状に連結および/または分岐したシリカ粒
子の多孔質塗膜中での含有率は3〜80重量%、好まし
くは、10〜70重量%、更に好ましくは、20〜60
重量%である。含有率が3重量%未満では多孔質形成性
がなく、うねりの発現もないため親水性が低下する傾向
にある。80重量%を越えて含有させた場合には多孔質
形成性が低下したり孔径が小さくなったり、孔面積比が
低下るため親水性が低下するし、塗膜の強度も劣るため
、裁断時の塵埃が発生しやすくなるなどの欠点が生じや
すい。表面のうねりがちいさいことが望まれる場合には
数珠状に連結していない球型の単独粒子であるコロイダ
ルシリカを採用すると良い。
多孔化は前記水分散性ポリマーとコロイダルシリカの平
均粒子径の比によって変わり、水分散性ポリマー平均粒
子径よりコロイダルシリカ平均粒子径は小さい必要があ
り、これが逆、あるいは同じ場合には多孔化することが
できない。上記数珠状に連結したコロイダルシリカの場
合には電子顕微鏡で観察される連結粒子の短軸方向の長
さを粒子径とし、測定長100点の平均値を平均粒子径
とする。
水分散性ポリマー/コロイダルシリカの平均粒子径比は
2/1〜1000/1、好ましくは5/1〜500/1
、更に好ましくは10/1〜200/1であるのが多孔
質層の孔の形成性の点で特に好ましい。
特にコロイダルシリカの平均粒子径(al)と水分散性
ポリマーの平均粒子径(A2)との関係において平均粒
子径比が上記範囲にあり、かつ水分散性ポリマー粒子1
個の表面を完全に被覆するに要するコロイダルシリカの
最少粒子数をα(α=2π(at +a2) 2/3”
’ ・al 2) とした時、水分散性ポリマーの平均
粒子1個あたり、0.3α〜10αの範囲、好ましくは
0.5α〜6α、更に好ましくは0.7α〜3αの範囲
にあるような配合比とした時に本発明の効果がより顕著
に発現するので好ましい。
本発明の多孔質層中に本発明の効果を阻害しない範囲内
で公知の添加剤、例えば、無機や有機の微粒子、可塑剤
、滑剤、界面活性剤、帯電防止剤、架橋剤、架橋触媒、
耐熱剤、耐候剤、などが添加されても良い。特に帯電防
止剤の添加は製造工程で静電気による影響がなくなり、
またカットシート状物を生産する場合の電送を防止する
点などで好ましく、架橋剤や架橋触媒の添加は多孔質層
の塗膜強靭性、耐水性、対薬品性、耐熱性が改良される
ので更に好ましい。
塗布の方法は公知の方法、例えば、グラビアコート、リ
バースコート、バーコード、キスコート、ダイコートな
どの任意の方法を用いることができる。
多孔質層の厚みは特に限定しないが、通常0゜1〜50
μm、好ましくは0.5〜30jIm1更に好ましくは
1〜20μm程度が良い。厚みが薄すぎると親水性が不
足し、厚すぎると塗膜の強度が不足する傾向になる。
本発明の支持体としては、紙、合成紙、プラスチックフ
ィルム、金属箔、金属箔と紙やプラスチックフィルムな
どとの複合材料、各種金属板(鉄板、アルミニウム板、
亜鉛板など)などが挙げられる。これらの中でもプラス
チックフィルムが、成形加工性、軽量性、取り扱い性、
機械的特性、価格などの面から好ましい。本発明におけ
るプラスチックフィルムとしては適宜公知のプラスチッ
クフ、イルムを用いうる。代表的なものとしてポリエス
テルフィルム、ポリカーボネートフィルム、トリアセチ
ルセルロースフィルム、セロハンフィルム、ポリアミド
フィルム、ポリイミドフィルム、ポリフェニレンスルフ
ィドフィルム、ポリエーテルイミドフィルム、ポリエー
テルスルホンフィルム、芳香族ポリアミドフィルム、ポ
リスルホンフィルム、ポリオレフィンフィルムなどを挙
げることができる。しかし機械的特性、熱的特性、価格
などの面からポリエステルフィルム、ポリカーボネート
フィルム、ポリフェニレンスルフィドフィルムを用いる
のが好ましく、中でもポリエステルフィルムが特に好ま
しい。
ポリエステルフィルムはエステル結合を主鎖の主要な結
合鎖とする高分子フィルムの総称であるが、特に好まし
いポリエステルとしてはポリエチレンテレフタレート、
ポリエチレン2.6−ナフタレート、ポリエチレンα、
β−ビス(2−クロルフェノキシ)エタン4.4′−ジ
カルボキシレート、ポリブチレンテレフタレートなどで
あり、これらの中でも品質、経済性などを総合的に勘案
すると、ポリエチレンテレフタレートが最も好ましい。
そのため、以後はポリエチレンテレフタレートをポリエ
ステルの代表として記述を進める。
本発明でいうポリエチレンテレフタレート(以後PET
と略称する)とは80モル%以上、好ましくは90モル
%以上、更に好ましくは95モル%以上がエチレンテレ
フタレートを繰返1.単位とするものであるが、この限
定範囲内で酸成分および/またはグリコール成分の一部
を下記のような第3成分に置きかえてもよい。
一酸成分一 イソフタル酸、2,6−ナフタレンジカルボン酸、15
−ナフタレンジカルボン酸、2,7−ナフタレンジカル
ボン酸、4.4’−ジフェニルジカルボン酸、44′−
ジフェニルスルホンジカルボン酸、4.4′  −ジフ
ェニルエーテルジカルボン酸、p−β−ヒドロキシエト
キシ安息香酸、アジピン酸、アゼライン酸、セパチン酸
、ヘキサヒドロテレフタル酸、ヘキサヒドロイソフタル
酸、ε−オキシカプロン酸、トリメリット酸、トリメシ
ン酸、ピロメリット酸、α、β−ビスフェノキシエタン
ー4.4′−ジカルボン酸、α、β−ビス(2−クロル
フェノキシ)エタン−4,4’−ジカルボン酸、5−ナ
トリウムスルホイソフタル酸など。
グリコール成分− プロピレングリコール、ブチレングリコール、ヘキサメ
チレングリコール、デカメチレングリコール、ネオペン
チレンゲリコール、I、1−シクロヘキサンジメタツー
ル、1.4−シクロヘキサンジメタツール、2.2−ビ
ス(4−β−ヒドロキシエトキシフェニル)プロパン、
ビス(4−β−ヒドロキシエトキシフェニル)スルホン
、ジエチレングリコール、トリエチレングリコール、ペ
ンタエリスフトール、トリメチロールプロパン、ポリエ
チレングリコールなど。
また、このPETの中に公知の添加剤、例えば、耐熱安
定剤、耐酸化安定剤、耐候安定剤、紫外線吸収剤、有機
の易滑剤、顔料、染料、有機または無機の微粒子、充填
剤、離型剤、帯電防止剤、核剤などを配合してもよい。
上記の述べたようなPETの極限粘度(25℃のオルソ
クロロフェノール中で測定)は、0.40〜1.20、
好ましくは0.50〜0.80、更に好ましくは0.5
5〜0.75d//Hの範囲にあるものが本発明内容に
適したものである。
PETフィルムは未配向、−軸配向、二軸配向のいずれ
でも用い得るが機械的強度が優れていることから二軸配
向PETフィルムが好ましい。二軸配向PETフィルム
は無延伸状態のPETシ−トまたはフィルムを長手方向
および幅方向のいわゆる二軸方向に各々2.5〜5倍程
度延伸されて作られるものであり、広角X線回折で二軸
配向のパターンを示すものをいう。
PETフィルムには公知の方法で表面処理、すなわちコ
ロナ放電処理(空気中、窒素中、炭酸ガス中など)や易
接着処理が施されたフィルムである場合、多孔質層との
密着性、耐水性、耐溶剤性などが改良されるのでより好
ましく使用できる。
易接着処理は公知の各種の方法を用いることができ、フ
ィルム製造工程中でアクリル系、ウレタン系、ポリエス
テル系などやこれらをブレンドしたり、グラフトしたも
のなど各種の易接着剤を塗布したもの、あるいは−軸ま
たは二軸延伸後のフィルムに上記のような各種易接着剤
を塗布したものなどが好適に用い得る。
また基材フィルムは透明フィルムでも着色されたフィル
ムでも良いが、TiO2、CaCO3などの無機系粒子
を添加して白皮80%以上としたものが特に印刷版とし
ての美麗感の点で好ましい。
このフィルムの厚みは特に限定されないが通常1μm以
上1mm以下、好ましくは10μm以上900μm以下
、更に好ましくは30μm以上800μm以下であるの
が望ましい。またこのフィルムの中心線平均粗さは0.
001〜0.3μm1好ましくは0.005〜0.2μ
m1更に好ましくは0.01〜0.1μmであるのが望
ましい。
本発明の支持体上に多孔質層からなる親水性樹脂層を積
層せしめたものの少なくとも片面に帯電防止性を付与す
ることにより、製造工程で静電気による影響をなくした
り、また、カットシート状物−を生産する場合の重送を
防止することができる。
帯電防止処理は多孔質層、多孔質層を設けたフィルムの
他方の面のいづれでも良い。帯電防止処理は表面比抵抗
が108〜1012Ω/口の範囲のものが好ましく、こ
れらは公知の帯電防止剤を本発明の効果を阻害しない範
囲内で、多孔質層中に混合したり、多孔質層を設けてい
ない面に塗布することによって得ることができる。特に
スルホン化ポリスチレンを5〜40重量%含有する処理
層を下塗層とした場合には多孔質層との密着性にも優れ
たものとなり、より好ましい。
本発明では、上記支持体上に、前記多孔質層からなる親
水性樹脂層が形成され、その後に、通常の方法で、親油
性画像部が形成して、目的とする平版印刷版を得る。
上記親油性画像部の形成方法としては、例えば、電子写
真方式によるトナー画像、ボールペンや油性インキによ
る描画像及びタイプライタ−による印字像を形成する方
法、並びに感光性樹脂を用いる写真製版による方法(工
程:塗布、露光、および現像)を利用することができる
。写真製版法による場合、これに用いる感光性樹S―と
じては、ネガタイプ及びポジタイプのいづれも利用可能
である。ネガタイプとしては、ジアゾ樹脂とアルカリ可
溶性の疎水性樹脂を混合したもの、p−ジアゾキノンを
用いたもの、アルカリ可溶性の疎水性樹脂中にビニルモ
ノマー及び光重合開始剤を混合した光重合型フォトポリ
マータイプ、光架橋性を有する側鎖を持った二量化型フ
ォトポリマー、などが挙げられる。一般に知られている
外型タイプの感光性樹脂も使用することができる。ポジ
タイプの感光性樹脂としてはオルソナフトキノンアジド
とフェノール樹脂を組み合わせたものがfl用できる。
このようにして本発明の多孔質層からなる親水性樹脂層
を有する平版印刷版が得られるが、これを印刷に供する
には、版面に湿し水を塗布してその親油性画像部に印刷
インキを付与すれば良い。
[発明の効果] 本発明は支持体上に多孔質からなる親水性樹脂層、親油
性画像部をこの順に積層せしめたので、親水性、耐水性
に優れ、塗膜強度に優れ、支持体との密着性に優れ、製
造が容易で、安価な平版印刷版を得ることができた。
従って、本発明の平版印刷版は通常の28版としてはも
とより、事務用の少部数印刷版や試し刷り用印刷版など
としても使用することができる。
次に本発明の特性値の測定方法、並びに効果の評価方法
について説明する。
(1)孔径分布曲線 1万倍で撮影した電子顕微鏡表面写真の孔の部分をマー
キングし、QUant :met−720型イメージア
ナライザー(イメージアナライジングコンピューター社
製)を用いて画像処理を行ない各孔径を真円に換算した
時の最少孔径と最大孔径の間を10μm単位で分割し各
分割部における孔の個数を測定した。この測定値から縦
軸を単位面積あたりの孔数、横軸を孔径として孔径分布
曲線を描きピークにおける孔径を求めた。
■ 孔面積比 上記孔径分布曲線より単位面積あたりの孔の占める面積
を下記式によって算出した。
ai:測定面積内での孔径を10mμ単位で分割した時
の各分割部における平均孔直径ni:測定面積内での孔
径を10mμ単位で分割した時の各分割部における孔数 A :測定面積 (3)中心線平均粗さ JIS  B  0601−1976に従いカットオフ
0.25mmで測定した。
(4)  うねり高さ、うねり個数、うねり指数断面測
定装置PMS−1付走査電子顕微鏡ESM−3200(
エリオニクス■製)を用いて倍率3000倍で観察した
表面の凹凸形状を測定し、その表面粗さ曲線より高さが
0.2μm以上となる山部の最隣接の谷部と谷部を直線
で結んだ時、測定長40μm中における該山部の個数を
測定し、うねり高さ0.2μm以上のうねり個数とした
。
また上記表面粗さ曲線よりカットオフ10μmにおける
中心線平均粗さ(Ra 10) 、カットうねオフ1μ
mにおける中心線平均粗さ(Rat)を求め次式により
うねり指数を算出した。
うねり指数(μm)=Ra1o−Ra。
上記うねり個数およびうねり指数は測定点50個の平均
値とした。
(5)親水性 平版印刷機にて湿し水を用いて印刷を実施し、1000
部印刷し、下記基準で判定した。
○:印刷物、印刷版とも全く異常なし。
×:印刷物に、地汚れがある。
(6)印刷面の鮮明度、にじみ 上記方法によって印刷した印刷面の表面を目視で観察し
、転写ぬけ(インクが転写しない部分)の有無について
下記基準で判定した。またインクのにじみは印刷部と非
印刷部の境界を100倍の光学顕微鏡で観察し境界面で
のにじみの有無を下記基準で判定した。
◎ 転写ぬけ、にじみが全く認められない。
○ 転写ぬけはないが表面光沢が若干低下しており、微
少なにじみが認められる。
△ 目視で判定できる転写ぬけが1〜5個/10cn存
在し、境界線が明確でない。
× 斑点状の無数の転写ぬけがあり、にじみが大きい。
■ 塗膜強度 多孔質層の表面に1mm角のクロスカットを施しニチバ
ン■製セロハン粘着テープを用いて90゜剥離テストを
行ない多孔質層の残存率から判定した。
残存率 80%以上 =  [O] 残存率 80%未満 :[×] (8)平均粒子径 C0ULTERN4型 サブミクロン粒子分析袋!(■
日科機製)を用いレーザーによる光散乱法によって粒子
直径を求め1o回の測定の平均値とした。この方法によ
って測定できない場合には20万倍の電子顕微鏡写真よ
り求めた。
(9)平均粒子数 前記により求めた平均粒子径aと密度勾配法によって求
めた粒子比重ρよりV重量%の水分散体1ml中に含ま
れる平均粒子数を次式によって求めた。
[実施例] 次に実施例に基づいて本発明の実施態様を説明する。
実施例1 中心線平均粗さ0.03μm、厚み250μmの二輪延
伸PETフィルムの片面に下記の塗材を乾燥後の厚みが
5μmになるように塗布し、130℃で2分乾燥させて
、多孔質層からなる親水性樹脂層を形成した。なおPE
Tフィルムの塗布面は空気中でコロナ放電処理したもの
を用いた。
[塗材組成] 平均粒子径0.2μmのアクリル系ポリマーエマルジョ
ン(メチルメタクリレート/エチルアクリレート/アク
リル酸(60/3515重量%)共重合体)70重量部
(固形分重量比)と分岐数珠状コロイダルシリカ(スノ
ーテックスUP(日産化学■製、平均粒子径0.015
μm)30重量部(固形分重量比)を水で希釈して30
重量%の塗材とした。
次いで、この上にポジ型感光液を塗布、乾燥してポジ型
28版を得た。このPS版にポジ画像を当て、露光焼き
付けたのち、現像して平版印刷版を製造した。この平版
印刷版を用いて平版印刷機で湿し水を用いて印刷を実施
した。
この平版印刷版の特性を表1にまとめた。表1から明ら
かなように、多孔質層からなる親水性樹脂層は孔径分布
曲線におけるピーク孔径、孔面積比、中心線平均粗さが
本発明の範囲内であり、平版印刷版として、親水性、鮮
明度、にじみのいづれも優れた特性を示し、版に異常は
見られず、良好な印刷物が得られた。
実施例2 実施例1の塗材において分岐数珠状コロイダルシリカに
代えて平均粒子径0.015μnlの球状コロイダルシ
リカを用いた以外は同様にして平版印刷版を作成した。
表1から、実施例1と同様に優れた特性を示した。
実施例3〜5 実施例1の塗材においてアクリル系ポリマーエマルジョ
ンおよび分岐数珠状コロイダルシリカの平均粒子径、固
形分配合比を下記のように代えた以外は同様にして表1
に示す特性を有する平版印刷版を作成した。いづれも優
れた特性を示した。
実施例6 実施例1においてポジ型感光液の代わりにネガ型感光液
を用いる他は同様にして平版印刷版を作成した。この平
版印刷版を用いて平版印刷機で湿し水を用いて印刷を実
施した。実施例1と同様に優れた特性を示した。
実施例7 実施例1で得た多孔質層からなる親水性樹脂層を有する
支持体を電子写真複写機にセットし、所望の原図を親水
性層上に複写し、熱定着して、トナーによる親油性画像
を得た。この印刷版を用いて同様にオフセット印刷して
も、版に異常は見られず、良好な印刷物が得られた。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)支持体の上に親水性樹脂層、親油性画像部をこの
    順に積層せしめた平版印刷版において、該親水性樹脂層
    が、多孔質層であることを特徴とする平版印刷版。
  2. (2)該多孔質層の孔径分布曲線におけるピーク孔径が
    0.06〜2.0μmであることを特徴とする請求項1
    に記載の平版印刷版。
  3. (3)該多孔質層の孔面積比が20〜85%であること
    を特徴とする請求項1または2に記載の平版印刷版。
  4. (4)該多孔質層の中心線平均粗さが0.5μm以下で
    あることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の
    平版印刷版。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006103107A (ja) * 2004-10-04 2006-04-20 Mitsui Chemicals Inc 平版印刷用原版

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