JPH0449249B2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0449249B2 JPH0449249B2 JP61161243A JP16124386A JPH0449249B2 JP H0449249 B2 JPH0449249 B2 JP H0449249B2 JP 61161243 A JP61161243 A JP 61161243A JP 16124386 A JP16124386 A JP 16124386A JP H0449249 B2 JPH0449249 B2 JP H0449249B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- electrolytic solution
- electrolytic
- solvent
- nef
- electrolyte
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Electric Double-Layer Capacitors Or The Like (AREA)
- Primary Cells (AREA)
- Control Of Indicators Other Than Cathode Ray Tubes (AREA)
Description
(イ) 産業上の利用分野
本発明は電解コンデンサの駆動用電解液(以
下、電解液という。)に関する。 (ロ) 従来の技術 最近、電子技術の発達に伴い電子部品の使用温
度範囲も広がりつつあり、電解コンデンサにおい
ても広温度範囲が要求されてきている。 従来、電解コンデンサの電解液としては、エチ
レングリコール(以下、EGという。)を主溶媒と
し、アジピン酸、ギ酸、安息香酸などの有機酸の
アンモニウム塩、あるいはアミン塩を溶質とする
ものが知られている。上述の電解液を用いた電解
コンデンサは、−55℃のような低温では電解液の
粘度が大きくなり、コンデンサ特性の劣化をもた
らしていた。 低温特性の向上のため、特公昭55−39898号公
報に開示されているように、溶媒としてN−メチ
ルホルムアミドを用いたり、また特公昭57−
57854号公報に開示されているように、メチルア
ルコールおよびジメチルスルホキサイドを用いる
方法が提案されている。 (ハ) 発明が解決しようとする問題点 しかしながら、これらの電解液では105℃のよ
うな高温で負荷試験を行なうと、負荷中に電解液
が封口材を透過して外部へ逸散するため、コンデ
ンサ特性の劣化をもたらしていた。 また、電解液に水を添加すれば、低温側の特性
は改善されるが、105℃のような高温では封口材
にふくらみが生じ、破壊につながる。 本発明は、−55℃の超低温から105℃の高温に至
るまで安定な特性をもつ電解コンデンサを得るこ
とのできる電解液を提供することを目的とする。 (ニ) 問題点を解決するための手段 本発明の電解液は、エチレングリコール30〜90
%とN−エチルホルムアミド(以下、NEFとい
う。)70〜10%とからなる混合溶媒100mlに対し
て、ギ酸アンモニウム5〜15g及びアジピン酸ま
たはその塩を1〜10g溶解したことを特徴とす
る。 (ホ) 作用 本発明は、溶媒としてEGとNEFとの混合溶媒
を用い、その混合比率をEG30〜90%とNEF70〜
10%とすることにより、EGとNEF相方の利点を
有効に生かすことができ、−55℃の低温から105℃
の高温に至るまで安定したコンデンサ特性が得ら
れる。 上述の混合比が重要であることは、NEFが10
%未満では低温で粘度が増大し、電導度が小さく
なるなどの欠点を有し、また70%を超えると、電
解液が封口材等を透過してドライアツプが速ま
り、また電解液である溶質の溶解度が大幅に低下
し、充分な電導度が得られないためである。 (ヘ) 実施例 本発明は、EGとNEFとの混合溶媒を用いその
混合比率は、EG:NEF=30〜90(%):70〜10
(%)である。このEGとNEFとの混合溶媒100ml
に対して、ギ酸アンモニウム5〜15g、アジピン
酸またはその塩1〜10gの電解質を溶解する。 即ち、溶質としてギ酸アンモニウム及びアジピ
ン酸またはその塩を使用することにより、低比抵
抗の電解液を実現することができる。また、これ
らの溶質の量については、その上限値を上回る
と、溶質の析出が発生し、その下限値を下回る
と、十分な電導度が得られなくなることによる。 更に、好ましくは、マンニツト1〜2g、ジニ
トロベンゼンまたはニトロ安息香酸0.2〜1gを
添加する。 以下、本発明を具体的な実施例に於いて、更に
詳述する。第1表に本発明の典型的な実施例とし
て2種類の電解液AおよびDと比較のための電解
液B,C,E,Fを示す。
下、電解液という。)に関する。 (ロ) 従来の技術 最近、電子技術の発達に伴い電子部品の使用温
度範囲も広がりつつあり、電解コンデンサにおい
ても広温度範囲が要求されてきている。 従来、電解コンデンサの電解液としては、エチ
レングリコール(以下、EGという。)を主溶媒と
し、アジピン酸、ギ酸、安息香酸などの有機酸の
アンモニウム塩、あるいはアミン塩を溶質とする
ものが知られている。上述の電解液を用いた電解
コンデンサは、−55℃のような低温では電解液の
粘度が大きくなり、コンデンサ特性の劣化をもた
らしていた。 低温特性の向上のため、特公昭55−39898号公
報に開示されているように、溶媒としてN−メチ
ルホルムアミドを用いたり、また特公昭57−
57854号公報に開示されているように、メチルア
ルコールおよびジメチルスルホキサイドを用いる
方法が提案されている。 (ハ) 発明が解決しようとする問題点 しかしながら、これらの電解液では105℃のよ
うな高温で負荷試験を行なうと、負荷中に電解液
が封口材を透過して外部へ逸散するため、コンデ
ンサ特性の劣化をもたらしていた。 また、電解液に水を添加すれば、低温側の特性
は改善されるが、105℃のような高温では封口材
にふくらみが生じ、破壊につながる。 本発明は、−55℃の超低温から105℃の高温に至
るまで安定な特性をもつ電解コンデンサを得るこ
とのできる電解液を提供することを目的とする。 (ニ) 問題点を解決するための手段 本発明の電解液は、エチレングリコール30〜90
%とN−エチルホルムアミド(以下、NEFとい
う。)70〜10%とからなる混合溶媒100mlに対し
て、ギ酸アンモニウム5〜15g及びアジピン酸ま
たはその塩を1〜10g溶解したことを特徴とす
る。 (ホ) 作用 本発明は、溶媒としてEGとNEFとの混合溶媒
を用い、その混合比率をEG30〜90%とNEF70〜
10%とすることにより、EGとNEF相方の利点を
有効に生かすことができ、−55℃の低温から105℃
の高温に至るまで安定したコンデンサ特性が得ら
れる。 上述の混合比が重要であることは、NEFが10
%未満では低温で粘度が増大し、電導度が小さく
なるなどの欠点を有し、また70%を超えると、電
解液が封口材等を透過してドライアツプが速ま
り、また電解液である溶質の溶解度が大幅に低下
し、充分な電導度が得られないためである。 (ヘ) 実施例 本発明は、EGとNEFとの混合溶媒を用いその
混合比率は、EG:NEF=30〜90(%):70〜10
(%)である。このEGとNEFとの混合溶媒100ml
に対して、ギ酸アンモニウム5〜15g、アジピン
酸またはその塩1〜10gの電解質を溶解する。 即ち、溶質としてギ酸アンモニウム及びアジピ
ン酸またはその塩を使用することにより、低比抵
抗の電解液を実現することができる。また、これ
らの溶質の量については、その上限値を上回る
と、溶質の析出が発生し、その下限値を下回る
と、十分な電導度が得られなくなることによる。 更に、好ましくは、マンニツト1〜2g、ジニ
トロベンゼンまたはニトロ安息香酸0.2〜1gを
添加する。 以下、本発明を具体的な実施例に於いて、更に
詳述する。第1表に本発明の典型的な実施例とし
て2種類の電解液AおよびDと比較のための電解
液B,C,E,Fを示す。
【表】
【表】
上記各電解液A〜Fを夫々定格25V、1000μF
の素子に含浸して、アルミニウム電解コンデンサ
を作成した。第2表に、低温特性を測定した結果
を示し、また第3表に105℃の高温雰囲気中で定
格電圧を印加して高温負荷試験を行つた結果を示
す。 尚、前述の試料コンデンサの構造は、周知構造
であり、化成したエツチドアルミニウム箱と陰極
箔をセパレータ紙にはさんで巻回したコンデンサ
素子に、電解液を含浸し、この素子をアルミニウ
ムケースに収納し、ゴムパツキングを用いて封口
したものである。
の素子に含浸して、アルミニウム電解コンデンサ
を作成した。第2表に、低温特性を測定した結果
を示し、また第3表に105℃の高温雰囲気中で定
格電圧を印加して高温負荷試験を行つた結果を示
す。 尚、前述の試料コンデンサの構造は、周知構造
であり、化成したエツチドアルミニウム箱と陰極
箔をセパレータ紙にはさんで巻回したコンデンサ
素子に、電解液を含浸し、この素子をアルミニウ
ムケースに収納し、ゴムパツキングを用いて封口
したものである。
【表】
【表】
ここで、Cは容量、Zはインピーダンス、Z/
Z(20℃)はインピーダンス比である。
Z(20℃)はインピーダンス比である。
【表】
ここで、LCは15秒後の漏れ電流、ΔC/Cは容
量変化率である。 第2表から、溶媒100mlに対しEGが95ml以上混
合した電解液Cおよび溶媒としてEGを用いた電
解液Bでは、−55℃の低温でのコンデンサ特性が
劣化しているのが判る。 また、第3表から、溶媒100mlに対しNEFを80
ml以上混合した電解液Fおよび溶媒としてNEF
を用いた電解液Eでは105℃、2000時間の高温負
荷試験において、コンデンサ特性が劣化している
のが判る。 これに対して、本実施例の電解液AおよびDで
は−55℃の低温での特性も劣化しておらず、105
℃の高温負荷試験後においても、コンデンサ特性
は劣化せず、低温から高温に至るまで安定したコ
ンデンサ特性が得られる。 尚、マンニツトを溶媒100mlに対して1〜2g
添加することにより延命効果があり、またジント
ロベンゼンやニトロ安息香酸を溶媒100mlに対し
て0.2〜1g添加することにより水素吸収の効果
があり、長寿命化が図れる。 (ト) 発明の効果 以上説明したように、本発明による電解液によ
れば、105℃のような高温負荷においてもコンデ
ンサ特性の劣化をなくし寿命特性を損うことな
く、また低温でのコンデンサ特性劣化も有効に防
止できるなど、その工業的効果は大きい。
量変化率である。 第2表から、溶媒100mlに対しEGが95ml以上混
合した電解液Cおよび溶媒としてEGを用いた電
解液Bでは、−55℃の低温でのコンデンサ特性が
劣化しているのが判る。 また、第3表から、溶媒100mlに対しNEFを80
ml以上混合した電解液Fおよび溶媒としてNEF
を用いた電解液Eでは105℃、2000時間の高温負
荷試験において、コンデンサ特性が劣化している
のが判る。 これに対して、本実施例の電解液AおよびDで
は−55℃の低温での特性も劣化しておらず、105
℃の高温負荷試験後においても、コンデンサ特性
は劣化せず、低温から高温に至るまで安定したコ
ンデンサ特性が得られる。 尚、マンニツトを溶媒100mlに対して1〜2g
添加することにより延命効果があり、またジント
ロベンゼンやニトロ安息香酸を溶媒100mlに対し
て0.2〜1g添加することにより水素吸収の効果
があり、長寿命化が図れる。 (ト) 発明の効果 以上説明したように、本発明による電解液によ
れば、105℃のような高温負荷においてもコンデ
ンサ特性の劣化をなくし寿命特性を損うことな
く、また低温でのコンデンサ特性劣化も有効に防
止できるなど、その工業的効果は大きい。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 エチレングリコール30〜90%とN−エチルホ
ルムアミド70〜10%とからなる混合溶媒100mlに
対して、ギ酸アンモニウム5〜15g及びアジピン
酸またはその塩を1〜10g溶解したことを特徴と
する電解コンデンサの駆動用電解液。 2 前記混合溶媒100mlに対して、マンニツト1
〜2gを溶解したことを特徴とする特許請求の範
囲第1項に記載の電解コンデンサの駆動用電解
液。 3 前記混合溶媒100mlに対して、ジニトロベン
ゼンまたはニトロ安息香酸0.2〜1gを溶解した
ことを特徴とする特許請求の範囲第1項に記載の
電解コンデンサの駆動用電解液。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP16124386A JPS6316612A (ja) | 1986-07-09 | 1986-07-09 | 電解コンデンサの駆動用電解液 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP16124386A JPS6316612A (ja) | 1986-07-09 | 1986-07-09 | 電解コンデンサの駆動用電解液 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6316612A JPS6316612A (ja) | 1988-01-23 |
| JPH0449249B2 true JPH0449249B2 (ja) | 1992-08-11 |
Family
ID=15731369
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP16124386A Granted JPS6316612A (ja) | 1986-07-09 | 1986-07-09 | 電解コンデンサの駆動用電解液 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS6316612A (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2003109855A (ja) * | 2001-09-28 | 2003-04-11 | Nippon Chemicon Corp | 電解コンデンサ用電解液 |
Family Cites Families (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5144309B2 (ja) * | 1973-11-16 | 1976-11-27 | ||
| JPS6046815B2 (ja) * | 1980-04-02 | 1985-10-18 | 日本蓄電器工業株式会社 | 電解コンデンサの駆動用電解液 |
| JPS5743409A (en) * | 1980-08-29 | 1982-03-11 | Hitachi Condenser | Electrolyte for electrolytic condenser |
-
1986
- 1986-07-09 JP JP16124386A patent/JPS6316612A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS6316612A (ja) | 1988-01-23 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| EXPY | Cancellation because of completion of term |