JPH04501266A - ヨード―125で標識された放射線療法用接合体 - Google Patents

ヨード―125で標識された放射線療法用接合体

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JPH04501266A JP1511759A JP51175989A JPH04501266A JP H04501266 A JPH04501266 A JP H04501266A JP 1511759 A JP1511759 A JP 1511759A JP 51175989 A JP51175989 A JP 51175989A JP H04501266 A JPH04501266 A JP H04501266A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、腫瘍特異的モノクローナル抗体の治療的応用の分野に関し、さらに詳 しくは、癌治療に存用な放射線療法免疫接合体に関する。
発明の背景 放射性同位元素を癌細胞の近位に局在させることを意図する免疫療法は、様々の 放射性核種について広く試験されている。理論的には、このような放射性核種は 、−次崩壊現象から離れた腫瘍を、いくつもの細胞層を通して破壊するのに十分 な放射線を運ぶことができる筈である。しかしながら、臨床試験では、放射線標 識モノクローナル抗体は、注射した放射能用量の約0.004%未満をヒト腫瘍 に局在させることしかできないことを示している。したがって、モノクローナル 抗体が、生体の他の部分に有意な放射線毒性を起こすことなく、腫瘍容量に治療 上十分な放射線を送達できるかどうかは不確定である。
放射性ヨウ素接合体の患者への治療的適用はヨウ素−131(”’l)の使用に 限られてきた。最近、放射性ヨVitro細胞毒性に関する研究が学術文献に報 告されている。Cancer Re5earch 45 : 5080 (19 85)には、Mr250,000メラノーマ関連抗原に対する111標識ネズミ モノクローナル抗体によるヒトメラノーマ細胞の特異的殺滅が開示されている。
Blood 67 : 429(1986)ニハ、T65抗原に特異的す+ 2 11−標識ネズミモノクローナル抗体の、ヒト悪性T細胞系に対する選択的細胞 毒性が開示されている。この文献は、長い曝露時間が凍結条件で達成できたこと 、そしてインターナリゼーシ町ンはわずかじか起こらないことを示している。
+25[−標識モノクローナル抗体の臨床的に有用な応用は、生物医学の分野で はきわめて興味がある。
発明の要約 本−発明は、腫瘍特異的モノクローナル抗体またはそのフラグメントとオージェ 電子放出放射性核種からなる放射線療法用免疫接合体を提供するものであり、こ の場合、腫瘍特異的モノクローナル抗体またはフラグメントは放射性核種の腫瘍 細胞核局在を可能にする。放射線療法用免疫接合体はその治療有効量を、その抗 体またはフラグメントと反応する悪性腫瘍を有するまたは有することが疑われる 患者に投与される。
その一実施態様においては、本発明は、17A抗原に対して特異的なモノクロー ナル抗体またはそのフラグメントおよび116Iからなる放射線療法用免疫接合 体を提供する。本発明はさらに、上記放射線療法用免疫接合体の治療有効量を投 与することからなる17−IA陽性悪性腫瘍の処置方法を提供する。
図面の簡単な説明 図18は、0℃でインキュベートした後の、125IMAb17−IAの17− IA−陽性腫瘍細胞へのインターナリゼーションを示す。図1bは、37℃でイ ンキュベートした後のインターナリゼーションを示す。
図2は、37℃でインキュベートした後の、12s(MAb17−IAのSWI  116細胞へのインターナリゼーションを示す。
図3は、12sI MAb 1116−N5−19−9(7)1’ンターナリゼ ーシヨンを0゛Cおよび37℃でインキユベートシた後SWI 116細胞中で 測定した対照実験の結果を示す。
図4a、4b、4cおよび4dは、特異的1261標識モノクローナル抗体およ び対照薬剤による5W1116細胞中で評価した染色体異常を示す。
図5は、様々な濃度の11181放射標識および非標識MAb1’ 7− I  Aに曝露した後の、100中期あたりの染色体切断(CB)をもつ細胞の数を示 している。
図6は、12B[放射標識MAb17−IAとインキユベートシた後のSWI  116および]、 7− I A−陰性腫瘍細胞(WISH)の細胞生存曲線を 示す。
発明の詳細な説明 本発明は、腫瘍特異的モノクローナル抗体またはそのフラグメントとオージェ電 子放出放射性核種からなり、この腫瘍特異的モノクローナル抗体またはフラグメ ントは腫瘍細胞核局在を可能にする免疫接合体を使用することを特徴とする癌治 療法に関する。本明細書において用いられる「腫瘍細胞核局在」の表現は、抗体 またはフラグメントが、哺乳動物細胞の核およびその関連成分(核膜、核質、染 色質、染色体、核小体、ヌクレオソーム、DNAおよびRNA)への特異的取り 込みを示すことを意味する。本発明の免疫接合体は、正常組織に傷害を与えるこ となく腫瘍に対して選択的細胞毒性を発揮できる。
本発明に用いられる腫瘍特異的モノクローナル抗体は、動物を腫瘍関連抗原含有 生物学的サンプルで免疫処置し、動物からの抗体産生細胞とミエローマ細胞の間 に融合細胞ハイブリッドを形成させ、得られたハイブリッドをクローニングし、 ついで腫瘍関連抗原に結合する抗体を産生ずるクローンを選択することによって 得ることができる。動物の免疫処置、融合細胞ハイブリッドの形成、および所望 の結合特異性をもつクローンの選択は、本技術分野においてよく知られている。
完全な抗体から抗体フラグメントの製造も、免疫学の分野の熟練者にはよく知ら れている。本発明においては、17−IA抗原を含有する生物学的サンプルを動 物の免疫処置に使用し、17−IA抗原に対して特異性を存するモノクローナル 抗体またはそのフラグメントを用いるのが好ましい。
モノクローナル抗体17−IA(以下MAb17−IA)は、胃腸腺癌に関連す る腫瘍特異的抗原(以下r17−IA抗原」)に結合することが報告されている (Koprowski、 H,、Steplewski、 Z、、 Miteh ell、 K、。
F、、 Herlyn、 D、、 Herlyn、 M、、 Grotzing er、 P、J、。
抗原は特性が明らかにされ(Ross、 A、 H,、Herlyn、 D、。
[1iopoulos、 D、 & Koprowski、 H,Bioche m、 Biophys。
Res、Comm、、135 :297〜303. 1986)、30.000 〜40,000ダルトンの2個のサブユニットをもつ細胞表面蛋白質として記述 されている。
オージェ電子放出放射性核種は本技術分野でよく知られている。たとえば、放射 性ヨウ素−125は、電子捕獲によって崩壊しくT I/2 = 60.5日) テルリウム−125mの準安定状態になり、これが内部転換(93%)およびγ −線放射(7%)による即時崩壊を受けてテルリウム−12s娘元素に変換する 。生成した内殻空孔により、複雑な一連の電子殻再整理が起こって、低エネルギ ーX線(27〜35 keV )および低エネルギー電子のカスケードを生じる 。
腫瘍特異的モノクローナル抗体またはそのフラグメントは、多くの既知の標識方 法の任意の方法によって、オージェ電子放出放射線核種で標識できる。1!S1 標識のための好ましい技術はMarkwell 、M、 A、 K、 &Fax 。
C,Fの方法(Biochemistryl 7 : 4 B 07〜4817 ゜1978)である。この教示を参考として本明細書に導入する。抗体はまた、 様々な他のよく知られた操作(たとえば、クロラミンT、 Bolton −H unter 、ラクトペルオキシダーゼ等)によって、放射性ヨウ素で標識する ことができる。
本発明の方法においては、放射線療法用免疫接合体の治療有効量を、その免疫接 合体の抗体またはフラグメント成分と反応性の悪性腫瘍を有するまたは有する疑 いのある患者に投与する。患者への放射線療法用免疫接合体の投与方法は本技術 分野においては既知である。好ましくは、本発明の免疫接合体は、約20〜20 0ミリキユーリーの放射能を示す、重量として約2〜20mgの抗体量として投 与される。
理論に拘束されるものではないが、本発明の1!6I標識モノクローナル抗体が 有効であるためには、モノクローナル抗体がその特異的膜抗原に結合する結果と して、まず細胞内への有意なインターナリゼーションが起こる必要があるものと 考えられる。さらに、l 7−IA陽性悪性腫瘍の細胞の殺滅を最大にするため には、!−125放射標識モノクローナル抗体またはその放射性分解生成物が核 に直接結合しなければならないと考えられる。
本発明をさらに以下の実施例によって説明する。実施例中、部はすべて重量パー セントであり、温度は摂氏である。
Wl 116細胞を、20%ウシ胎仔血清20%を補充したRPMII 640 培地中で培養した。American TypeTissue Co11ect ion (Rockville、 Md )から入手した、WISHと命名され た他の細胞集団、ヒト羊水細胞を、ウシ胎仔血清lO%を含有する同じ培地中で 培養した。この細胞系は、MAb17−IAに結合する腫瘍特異的抗原を含有し なかった。細胞系は5%COz含有空気下の適湿インキュベーター中、37℃で 維持した。以下の実施例および対照実験では、細胞はすべて対数期に培地を除去 して収穫し、0.02%EDTAおよび5μg/m1DNAアーゼ含有0.05 %トリプシンで洗浄し、ついで実験に応じて様々な細胞濃度で新鮮な培地に再懸 濁した。検定には、モノクローナル抗体17−IA、 IgG (2a)イソタ イプ; 1116−NS−19−9,IgG (2a)イソタイプ:およびRI  IDl0.IgG (2a)イソタイプが使用された。1116−NS−19 −9モノクローナル抗体は5W1116細胞系から発散される結腸癌抗原に結合 する。RIIDIOモノクローナル抗体は心臓ミオシンと反応性を示し、非免疫 反応性対照抗体として使用さIodogen ” (Pierce Chemi cal Co、 )法(Markwell 。
N、A、K、&Fox、C,F、Biochemistry、1 7 :480 7〜4817. 1978)を用いて11s ■で標識した。Iodogen被 覆チューブに抗体(10mg/ml、アルブミンを含まない)200μg、つい でPBS (食塩溶液中0.1Mリン酸塩緩衝液、 pH7,0) 80μmを 加えた。
約2.5ミリキユーリーのNa”! (担体なし、 Dupont NEN)を 直ちに加え、生じた反応を10分間続けた。アスコルビン酸溶液(0,5m1.  10mg/ml)を用いて反応を停止させ、結合1!5Iを、予め2%ヒト血 清アルブミン食塩溶液で洗浄した5ephadex G −25Mカラム(Ph armacia、 Uppsala、 Sweden)上でヨウ素イオンから分 離した。放射標識抗体は空隙容量中に溶出し、ヨウ化ナトリウムγ−シンチレー ションカウンター中で検定した。
免疫反応性およびインターナリゼーション、 1ms[標識MAb17−IAの 免疫反応性は、様々な濃度の放射性抗体との直接細胞結合によって評価した。5 W1116細胞(5X10’)を様々な濃度の標識抗体(0,039〜201t  Ci/ ml)と、マイクロフユージ(Beckman )内でRPMII  640培地(20%ウシ胎仔血清)100μm中、37°Cにおいて4時間イン キュベートした。インキュベーション後、細胞を遠心分離し、10%ウマ血清( Flow Laboratories、 Va )および0.02%NaN l 含有PB S (pH7,4)で2回洗浄した。最終的な細胞ペレットについて 、l[lの35keV X−線を検出するようにセツトしたヨウ素ナトリウムγ −シンチレーションカウンターでカウントした。
Itfi[標識MAb17−IAののインターナリゼーションは、2X10@細 胞を、一定濃度の抗体(0,5μCi/m1.0.72μg、10μm)を含む RPMII 640培地(20%ウシ胎仔血清)中で、様々な期間(0〜48時 間)インキュベートして測定した。時々振盪しながら37℃でインキュベートし た後、混合物を遠心分離し、10%ウマ血清および0.02%NaNi含有PB S1mlで4回洗浄した。最終の遠心分離後、上澄液を捨て、細胞ペレットにつ いて放射能を検定した。総細胞結合(細胞関連)放射能を測定した。次に、細胞 ペレットを0.2101のグリシン−MCI緩衝液、pH2,8に再懸濁し、0 ℃で20分間インキュベートした。総細胞関連放射能を遠心分離によって、酸で 除去されない部分を含む細胞ペレットと、放射能の酸で除去される部分を含む上 澄液とに分離した。
上澄液と細胞ペレットについてそれらの放射能含量を別個に検定した。この操作 をついでインキュベーションを0℃で行い反復した。
染色体傷害の検定:対数期の細胞約10’個を、5mlの生育培地を含むフラス コ(25cm”)に接種した。
37℃で24時間インキュベートした後、培養液に様々な濃度の111標識モノ クローナル抗体または対照薬剤を加え、得られた混合物をさらに48時間インキ ュベートした。インキュベーションの終結5時間前に、デメコルシン(0,06 ℃g/ml)で細胞を中期に静止させた。単層を0.05%トリプシンと10分 間インキュベートして分散させ、細胞を低張性溶液としての0.075M KC Iにより37°Cで40分間処理した。得られた細胞懸濁液を15m1の遠心分 離チューブに移し、新たに調製したCarnoy溶液(酢酸:メタノール、1: 3)5mlと静かに混合し、室温で10分間インキュベートした。1.00Or pmで10分間インキュベートして細胞を収穫し、上澄液を除去し、新鮮なCa rnoy溶液10m1中に静かに再懸濁した。室温でのインキュベーション、遠 心分離および再懸濁を3回反復した。最後に、細胞懸濁液3〜4滴を、清浄な冷 却、湿潤スライド上に滴加し、風乾させた。ついで、スライドをギームザで染色 した。2回の実験からの計100個の細胞(各実験から50細胞)について、・  油浸下に各用量レベルで分析した。細胞を、染色分体切断、無動原体断片、多 動原体染色体、環状染色体、および染色分体交換について評価した。
定量的分析には、各種の染色体異常を染色体切断(CB)として表した。断片お よび染色分体切断は1個の切断とし、二動原体および環状像は2個の切断と評価 した。
染色分体交換の場合には、切断の数は、コンフィギユレーションと交換像に関連 した染色体の数によって決定した。
微小核(MN)の定量に際しての細胞培養とlts[抗体処理の操作は、染色体 検定の場合と同一とした。トリプシン処理および低張性KCI中37℃で10分 間の膨潤後、単細胞懸濁液を氷冷Carnoy固定液中で固定し、清浄なガラス スライド上に滴下した。細胞質構造が核と同じギームザ染色反応を示し、核から 明瞭に分割され(核水庖と識別するため)、径が核の1/6〜1/3である場合 、MNとして記録した。2回の実験から計2000個の細胞(各回tooo個) について計数し、各得点を平均した。
細胞生存数二指数増殖期の細胞をトリプシン処理し、細胞懸濁液の希釈系列を調 製した。期待される平板効率および生存フラクションに応じて、適当数の生存単 細胞(IXI O’ 〜4X10”)を増殖培地4mlを含む60mmペトリ皿 3〜5個に接種した。同時に、様々な濃度の1!S[標識MAb 17− IA  (0〜40 ttCi/ml)および対照薬剤を添加した。細胞を37℃で4 8時間インキュベートした。SWI 116細胞の倍加時間は約48時間と測定 された(様々な時間間隔で既知細胞数のトリパンブルー排除による直接細胞計数 )。48時間試験薬剤に曝露した後、培地を吸引し、細胞をPBSで1回洗浄し た。新しい増殖培地を加え、細胞を適湿5% 002大気下、37°Cでさらに 19日間インキュベートして、コロニーを形成させた。ついでプレートをCry stal Violet(Fisher 5cientific Co、 )で 染色し、50個を超える細胞を含む各コロニーを計数した。細胞生存値は以下の 式を用いて決定した。
平均生存率の測定には2回の独立した実験を行った。
放射標識MAb17−IAによる細胞生存率の測定には17−IA陰性腫瘍細胞 系(WISH)も使用した。
結果 MAb17−LAのI!S(による放射標識では比活性10〜12mC1/mg が得られた。平均放射性ヨウ素化収率は90〜95%の効率を示した。この操作 は、はるかに大量の放射標識1−125.25ミリキユ一リー以上までスケール アップできる。最終標識生成物の免疫反応性は、単純細胞結合検定で評価された (図1)。これは様々な濃度のI!5!標識抗体に曝露された腫瘍細胞への結合 放射能の、無視できる程度の結合しか示さない非免疫反応性l1ls■抗体(R IIDIO)の場合(目盛が合わないのでグラフには示していない)に対する相 対量を示している。MAb17−IAに曝露された細胞によって結合される放射 能の量は、放射能濃度がlOμCi/m1以上になると一定の分画になる。この 検定で用いた細胞数(2X10’)では、細胞あたり0.67 pCiまたは1 .5dpm /細胞が最大、結合するようである。この量は、細胞あたり約1. 9X10’放射性ヨウ素原子または抗体0.047pg(抗体1分子あたりヨウ 素原子1個として)に相当する。放射標識非免疫反応性MAb RIIDIOは 、SWI 116細胞に対してわずかな総細胞結合しか示さなかった(約2.5  X 10−’dpm /細胞)。
SWI 116細胞によるl!l[標識MAbl?−IAのインターナリゼーシ ョンは、0または37°Cでの細胞結合を測定し、穏和な酸洗浄を用いて膜結合 抗原から遊離抗体を溶液中に再放出させる抗原−抗体複合体の解離により決定し た。これらの例および実験では、以下の式を使用した。
インターナリゼーション(%) =細胞ペレット中放射能カウント(酸除去不能)×100%/総細胞結合カウン ト 細胞を1251標識MAb17−IAに曝した後にインターナライズした!−1 25放射能の量を測定し、結果を図1aおよびlbに示す。図1aから明らかな ように、総細胞結合曲線(細胞会合放射能)と上澄液曲線(酸除去可能放射能) は0°ではほぼ等しく、抗体の90%以上が膜結合抗原から解離し、各時間とも 、上澄液中に回収された。5W1116細胞を放射性MAb17−IAと37° Cでインキュベートすると(図1b)、放射能の有意な部分が細胞ペレットに残 り(酸除去不能)、インキュベーション時間とともにこれは増加し、上澄液中の 放射能(酸除去不能)は少ない。
5W1116細胞中にインターナライズされる相対百分率は、図2に示すように 、インキュベーション4時間(29%)から48時間(49%)まで有意に増加 する。
すなわち、これらの結果は、放射性ヨウ素化MAb17−IAのインターナリゼ ーションはその細胞特異的抗原への結合後に起こり、インターナライズされる量 は時間とともに増加することを示唆している。放射標識(1!St)非免疫反応 性RIIDIO抗体による研究(458〜695cpm 、0〜4時間、37° C)および”sram 1116−NS −19−9抗体1mヨル研究カラ得ら れた結果は、図3に示すように37°Cではほとんどまたは全くインターナリゼ ーションが起こらなかったことを示唆している。
放射標識+!Jモノクローナル抗体および対照薬剤の濃度を増大させていって、 それに曝露した細胞の有糸分裂像での染色体異常を評価し、結果を図4a、4b 、4cおよび4dに示す。これらの実験では、中期の100個の細胞あたりの染 色体切断(CB)をもつ細胞の数を、±10%変動する二重サンプルから計数し 、結果を図4aに示す(0μCi/ml濃度は、各試験薬剤の実験時にめたバッ クグランド染色体異常を示す)。各サンプル毎に50個の中期細胞を分析した。
100個の中期細胞におけるCBの総数を図4bに示す。結果は、放射能濃度が 高(なると多重切断が起こることを示している。1000個の細胞あたりの微小 核が形成された細胞の数も計数し、結果(変動±10%の二重サンプルの平均) は図40に示す。二重サンプル(変動±lθ%)からの細胞1000個あたりの 平均縁MN数は図4dに示す。
図4a−dは1161崩壊現象による特異的な核の傷害を示している。”’!− R11D 10およびNa”’It;!放射能濃度を上昇させても、変異の頻度 および変異の総数の増大は全く認められなかった。5W1116細胞上に表出さ れる抗原に結合するが、インターナライズされない+25I標識116−NS− 19−9では、正常対照値に比べてわずかに染色体異常の頻度が増大したのみで あった。
+1[標識MAb17−IAによって生じるオージェ電子傷害は、計数された傷 害の頻度および総数の増加(図4aおよび4b)から明らかなように、染色体異 常の増大に相関して、用量依存性の反応であることを示している。
細胞傷害が1261のみによるものかどうかを明らかにするため、一定比活性の 等重量の放射性および非放射性MAb17−IAを用いた染色体試験を実施した 。この実験では、点数値は変動±10%の二重サンプル(50個の中期細胞)に ついて計数した。図5aは、1257標識MAb17−IAに曝露された5W1 116および WISH細胞系における染色体切断を示している。図5bは、5 W1116細胞において、放射標識MAb17−IAを等モル濃度の非標識MA b17−IAと比較した場合の結果であり、非標識抗体では、正常バックグラン ド以上への染色体傷害の増加は起こらないことを示している。
図5aに示すように、126I標識MAb17−IAに曝露されたW[SH細胞 系には、有意な程度の染色体傷害は全く認められなかった。照射効果による特異 常な核傷害の他の表示は、細胞内での微小核の形成である。1000個の細胞あ たりの、微小核の平均頻度および平均総数(2回の別個の実験の平均値)は図4 0および4dに示すように、有意増大した。これらの結果は、′!sI標識MA b17−IAが、放射能濃度の上昇に比例して増加する。多分、オージェ電子に よると思われる特異的な染色体傷害を誘発できることを示唆している。高い放射 能濃度(10μCi/m1以上)では、細胞あたりの多重切断の増大ならびに微 小核(MN)数の増加による総染色体切数(CB)数の増加がみられる。さらに 、高放射能濃度において特徴的な照射誘発の染色体粉砕を示す細胞が約10倍に 増加した。これらの結果は、特異的な染色体傷害が、インターナライズしてDN Aに直接作用するモノクローナル抗体に付着したオージェ電子放出体によって起 こることを示唆している。
細胞生存数に対する1161標識MAb17−IAの作用は5W1116および WISH細胞系を用いて測定した。結果は図6に示す。これらの実験では、lo g (%生存分画)を放射能濃度に対して測定した。数値の結果は2回の実験に 基づくものである。非免疫反応性抗体としての1!6[標識RIIDIOをSW I 116細胞において、l!61標識MAb17−IAと比較した。さらに、 WISH細胞において+1sI標識MAb17−IA細胞生存率を等モル濃度( 1,4〜5.6X10−”M)での非標識MAb 17−IAの場合と比較した 。
+1″l標識MAb17−IAについての細胞生存曲線は、放射能濃度の上昇( 2,5〜40μCi/ml)の関数としてコロニー数に3 logの低下を示し ている(図7)。+261標識MAb17−IAはWISH細胞系に対して細胞 毒性を示さず、また非放射性MAb17−IA濃度を上昇させて(1,4・〜5 .6X10”M)これに5W1116を曝露させてもコロニー生存率には影響を 与えなかった。また、放射標識12’[−RI IDI O(非免疫反応性抗体 )についても、細胞生存率への影響はなかった。これらの結果は、抗原を含まな い細胞が1!Jによって影響されないことから、125Iは、放射性MAb17 −IAに特異的な抗原を含む細胞の生存率の低下の原因になることを示唆し17 −LA抗原に特異的なモノクローナル抗体と1251からなる免疫接合体に17 −IA陽性腫瘍細胞を曝露すると、致死効果を生じることが明らかにされた。こ の致死効果を生じるための第一の要件は、抗原−抗体複合体か細胞内へのインタ ーナリゼーションを受けることと考えられる。第二の要件は、細胞下領域へのオ ージェ電子による最大の効果が達成される腫瘍細胞核への12Jの結合と考えら れる。細胞に対する照射傷害は最終的には染色体傷害によるものである。得られ た多くのデータは12JがDNAに取り込まれた場合、非回復性の傷害ど効率的 な細胞殺作用を生じることを強く示している。
上述の研究から、放射標識MAb17−IAは、特異的な細胞膜関連抗原に結合 後、有意にインターナライズされることにより、第一の要件に合致していること がわかる。″′l標識MAb17−IAのインターナリゼーションは、4時間後 には総細胞関連放射能の2967%を細胞内に取り込ませ、これは48時間後に は49%に上昇する。これらの時期には、インキュベーション時の細胞外液およ び上澄液(遠心分離および洗浄後)中の遊離ヨウ素イオンを標準的クロマトグラ フィー法を用いて検出することにより、脱ハロゲン化やヨウ素の細胞外培地への 再放出は認められないことを確認した。
SWI 116細胞ヘノ12sr標識MAb17−IA(7)最大結合はlOμ Ci/ml濃度付近で平坦になるようである。
放射能の計算量では約0.67pCi/細胞で一定になる。
細胞に結合した総放射能の29〜49%がインターナライズすると仮定して、0 .19〜0.33 pciが細胞の細胞内容量に会合していることになる。この 値は、V79チャイニーズハムスター細胞において37%生存を達成するのに必 要な+2111ヨードデオキシウリジンの細胞あたりの取り込み(0,035p Ci /細胞)より約5〜lo倍高い。しかしながら、本発明者らの実験では、 インターナライズして核に会合した放射能分画は測定されなかったし、それより は有意に低かったとしても、なお、直接、核およびDNAに会合すれば関連細胞 に致死的結果を招くのに適当な量以上であろうと思われる。
核に取り込まれた+tsIに伴う核傷害は、染色体に特徴的な照射傷害である。
この傷害はそれ自体、染色体切断(CB)ならびに微小核(MN)の数として表 れ、これは核における放射能濃度に比例する。上述の試験では、必須の抗原を含 む腫瘍細胞のみに特異的な放射標識MAb17−IAの取り込みによる染色体傷 害の増大に関連する類似の用量依存性が認められている。対照薬剤、たとえばN a”’I 、 +16I標識RIIDIO抗体、および+11標識116−NS −19−9抗体は、SWI 116細胞系におけるのと類似の放射能濃度でも、 染色体傷害の見るべき増加を生じなかった。しかしながら、放射性116−NS −19−9は、用量依存性のない、わずかな染色体異常の増加を示した。116 −NS−19−9モノクローナル抗体は、細胞外培地中に放出される5W111 6細胞上の他の腫瘍関連抗原に結合するので、直接的なインターナリゼーション よりもむしろ、貧食活性によって、インキュベーション時に、抗原−抗体複合体 がこれらの細胞に取り込まれる可能性はある。本発明者らの研究はまた、放射性 116−NS−19−9が図3に示すように、インターナライズされないらしい ことを示している。またさらに、腫瘍細胞上に特異的な抗原が存在しなければ、 抗原を含まない細胞(WISH細胞系)は放射性標識腫瘍特異的抗体によって影 響されず、また上述の正常バックグランドレベル以上への染色体異常の増加も生 じないものと思われる。
使用した細胞系とは無関係に、照射によって誘発される染色体異常は、細胞生存 率の低下を生じる致死率の増加と高い相関を示す。125I標識MAb17−I Aの細胞毒性は、細胞生存データを用いて測定した。非免疫反応性放射標識抗体 および抗原を含まない細胞は、放射性ヨウ素化MAb17−IAによって影響さ れない。これらの研究に用いられた非抗原性WISH細胞系は、光子照射を用い る細胞生存試験により、SWI 116細胞系の場合と類似の照射感受性を有す る。しかしながら、1251オ一ジエ電子致死作用は、高いL E T照射によ る場合と同じく直接作用によるものであるから、X線光子による照射感受性の変 動の程度は多分、DNAにおけるオージェ電子の直接作用にはほとんどまたは全 く影響しないと考えられる。細胞の放射性試験薬剤とのインキュベーション時間 は48時間とした。インキュベーションを4時間しか行わなかった時にはSWI  116細胞系とl!Ml標識MAb17−IAとの細胞生存率に対する影響は みられなかった。この因子は、時間とともに増大する放射性抗体のインターナリ ゼーションの量によるものであろう。インターナライズされたIIS[標識腫瘍 特異的モノクローナル抗体の細胞生存率に対する影響は、細胞内に保持される] 261の量に用量依存性を示すようにみえる。
V79細胞への”J UdRのインターナリゼーションと比較すると、核への取 り込みはもっばら存糸分裂活性に依存し、一方、放射標識モノクローナル抗体で は、インターナリゼーションと核への結合に重要な他の因子が関連し、必ずしも 細胞分裂のみに関係するものではない。
12Si標識MAb17−IAi:よりSWI 116細胞ニツいて得られた生 存曲線はわずかな肩をもつように見える。
これは、ItsIノ致死作用は、′!11[UdRがD N A i:取り込ま れた場合について示唆されてきたような高LET照射と1,1.類似しないこと を示唆している。しかしながら、I21ilオージエ電子の照射誘発傷害か酸素 の存在下に修飾されることは、反応性の遊離ラジカルの発生という第二の作用機 構が細胞傷害の原因にもなることを示唆しいる。
さらに、DNAに対する16■の高い致死的傷害は、生物学的反応性に富む分子 内で直接的な化学変化を生じる、大きな陽性荷電12sTe娘電子(+8)によ る可能性もある。
これらの研究は、ある種のI!51放射標識モノクローナル抗体たとえばMAb 17−IAを用いて各腫瘍細胞への細胞毒性を増大させるためには、特異的な細 胞結合、インターナリゼーション、および核との相互作用が、決定的に重要であ ることを示している。細胞膜作用の一次的な機構は、一般的に、DNA内へ高度 に局在されるエネルギー沈積として理解される。1!B1の見掛は上の高しET 毒性についての理論的および実験的考察は、DNAの崩壊部位の周囲lOオング ストローム半径の球内におけるオージェ電子の電子エネルギー沈積(315eV )の考え方を支持するものである。期待されるエネルギー密度は1崩壊あたり1 .3 X 10 ” radに等しいと推測されてきた。したかって、崩壊現象 のいずれかの側に約3塩基対長に相当する短いDNAセグメントが著しい影響を 受け、多重の鎖切断および塩基傷害を生じることが予測おいて特異的腫瘍細胞を 破壊できる能力は、放射免疫療法に明確な利点をもたらすものである。放射性ヨ ウ素化の操作および技術は、比較的簡単で、安全で(放射線への曝露は低い)、 経済的で比活性の高い生成物が得られる。放射性ヨウ素−125への非腫瘍細胞 の曝露は全く存置でないようであり、患者を大用量の放射性ヨウ素で処理する場 合の、弱いヨウ素X線への全身曝露も大きな問題はないことが確実である。他の 放射性核種たとえば+11i、 *OYおよびα線放射体はさらに高い粒子照射 を生じ、腫瘍細胞以外も存意に破壊する能力を有し、高い放射毒性を起こす可能 性がある。循環1■I標識モノクローナル抗体の、非腫瘍細胞には害を与えずに 個々の腫瘍細胞を破壊する能力は、標準的な癌装置に対する補助療法剤として、 とくに再発や転移疾患の可能性がある場合、癌療法を理想的なものとする候補薬 剤であることを確信する。
晴 萌 FIG、 la 0 2.5 5.0 7.5 10.0FIG、 4c Pci/m1 FIG、 7 補正書の翻訳文提出書 (特許法第184条の8)′ r

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 1.腫瘍特異的モノクローナル抗体またはそのフラグメントとオージェ電子放出 放射性核種からなり、腫瘍特異的モノクローナル抗体またはフラグメントは放射 性核種の腫瘍細胞核局在を可能にする放射線療法用免疫接合体。
  2. 2.17−1A抗原に特異的なモノクローナル抗体またはそのフラグメントと1 25Iからなる放射線療法用免疫接合体。
  3. 3.MAb17−1Aと125Iからなる放射線療法用免疫接合体。
  4. 4.悪性腫瘍を有する患者の処置方法において、抗体またはフラグメントがその 悪性腫瘍と反応性を有する「請求項1」記載の放射線療法用免疫接合体の治療有 効量を投与する方法。
  5. 5.「請求項2」記載の放射線療法用免疫接合体の治療有効量を投与することか らなる17−1A陽性悪性腫瘍を有する患者の処置方法。
  6. 6.放射線療法用免疫接合体は、放射能として約20〜200ミリキューリー、 抗体重量として約2〜20mgを投与する「請求項5」記載の方法。
  7. 7.「請求項3」記載の放射線療法用免疫接合体の治療有効量を投与することか らなる17−1A陽性悪性腫瘍を有する患者の処置方法。
  8. 8.放射線療法用免疫接合体は、放射能として約20〜200ミリキューリー、 抗体重量として約2〜20mgを投与する「請求項7」記載の方法。
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