JPH04502019A - 金属ポルフィリンのキャリヤーとしてのリポソーム - Google Patents

金属ポルフィリンのキャリヤーとしてのリポソーム

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JPH04502019A JP2514374A JP51437490A JPH04502019A JP H04502019 A JPH04502019 A JP H04502019A JP 2514374 A JP2514374 A JP 2514374A JP 51437490 A JP51437490 A JP 51437490A JP H04502019 A JPH04502019 A JP H04502019A
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カパス,アタラー
ドラモンド,ジョージ エス.
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Rockefeller University
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 金属ポルフィリンのキャリヤーとしてのリポソーム光凱皇分国 本発明は一般的には哺乳類のヘムオキシゲナーゼの阻害剤である金属ポルフィリ ンに関し、詳細には選択された体器官への阻害剤の集中に関する。更に詳細には 、本発明は金属ポルフィリンの非経口投与によりリポソームに取り込まれ、金属 ポルフィリンを選択された体器官、主として肺臓に集中させることに関する。 本発明は、直接的にはリポソーム金属ポルフィリン裂開(リン脂質小胞)、かか る製剤を含む治療上有用な組成物および哺乳類、特にヒトの苦痛を治療するため のそれ等の使用にも関する。 又皿□□□i見 ヘムは、4個のピロールと呼ばれるサブユニットであってこれ等が化学的に合一 して単一の大きなテトラビロール(ポルフィリン)環構造を形成するものからな る赤色顔料である。金属イオンはこのポルフィリンの中心にキレートしている。 高等生物では、この金属は鉄であり、生成する構造は鉄プロトポルフィリンと呼 ばれる。 生理学的系では、ヘムはある種のタンパク質に結合しており、これ等のヘムタン パク質は鉄原子の部位で酸素と結合し、またはそれ等は膜結合した電子伝達系の 成分として働く。細胞呼吸、エネルギー発生および化学的酸化はこれ等のヘムタ ンパク質によっている。 哺乳類および他のを椎動物では、ヘムは酵素ヘムオキシゲナーゼによって分解さ れて胆汁色素であるビリルビンを生成する。ビリバージンは酵素ビリバージンレ ダクターゼの作用によってビリルビン間で還元される。肝臓中では、ビリルビン はモノ−およびジーグルクロチドに転換されて胆汁中に排泄される。肺臓は約7 5%のビリルビンの生産に関与しており、残りは肝臓および腎臓のような他の体 器官で生産され、肝臓は総ビリルビンの15〜25れるので成人では重大な問題 とはならない、ジーグルクロチドは水溶性であり排泄される。ビリルビンの毒性 のより困難な側面の一つは、新生児の哺乳類の血清中での高濃度のビリルビンか ら生じる新生児のいわゆる黄度である。遊離のビリルビンは脂溶性でリルビン脳 障害である。 高水準のビリルビンは、先天性貧血、サラセミア、鎌状赤血球貧血のような病気 および各種の形態の肝臓病の患者の血清中に現れることがある。しかしながら、 この様な患者の血清中におけるビリルビンの濃度は、抑制すべきである毒性水準 に達することはあるが新生児にみられるように高水準に達することはまれである 。 哺乳類におけるビリルビン毒性の問題は、多くの研究者の注目を集めてきた0例 えば、幾つかの最近の特許明細書はこの問題に関するものであり、ヘムが哺乳類 で代謝される速度を減少させるのに用いられる治療組成物を開示している。これ 等の特許明細書の幾つかは本発明の譲受人に譲受されたものであるが、これらに 就いて以下に説明する。 米国特許第4,657,902号明細書は化合物スズメゾポルフィリン(SnM P)およびこれを含む治療組成物であって哺乳類におけるヘムの代謝を速成し、 トリプトファン代謝の速度を制御し、ヘムを排泄する速度を増加させるのに用い られる組成物に関する。 米国特許第4,668.670号明細書および第4,692,439号明細書は 、いずれも同様な目的のためのスズショートジューテロポルフィリン(SnDD P)に関する。 米国特許第4,684,637号明細書は、哺乳類でのヘム代謝の速度を減少さ せるためのスズプロトポルフィリン(SnPP)の使用を開示している。 前記の特許明細書に開示された化合物はヘムオキシゲナーゼの異化作用の減少を 引き起こし、ビリルビン生産を減少させるが、肺臓における濃度を増加させるこ とが出来るならばそれ等は一層効率的に行われることになろう。肺臓はビリルビ ンの主要な生産体である。それ故、肺臓に達する活性な金属ポルフィリンの量を 増加させることが望ましい。 哺乳類の様々な部位または器官へこのポルフィリン化合物を向ける試みがなされ てきた。例えば、ジー・ジョリー(に、Jori) らの「腫瘍を有するマウス のポルフィリンの様々な亜細胞性部位への制御された集中(Controlle d Targetting of DifferentSubcellar 5 jtes by Porphyrins in Tcu++or−bearin g Mice)J Br1t。 J、 Cancer、 53615−621(1986)に記載の論文には2マ ウスにリポソーム結合したポルフィリンを腹腔内注射を行うと、均質な水性溶液 に熔解した同しポルフィリンを投与することによって得られるよりも一層効率的 にf!瘍へ集中することを開示している。これ等の研究者等は、組織酵素の正常 な体器官への選択的集中は問題にしていなかった。実際に、最近の論文「実験的 光力学的療法におけるリポソームおよび低密度リポタンパク譬およびポルフィリ ンキャリヤーの利用(Utilization of Liposome an d Low DensityLipoproteins and Porphy rin Carriers in ExperimentalPhotodyn amic Therapy) J光増感の診断および治療への臨床応用に関する 第一回国際会議、東京、日本(1986年)において、ジョリーは腫瘍組織およ びマウスの網内系の器官に対するリポソームに担持されたヘマトポルフィリン( Hp)の投与では、11rJIIにttpが多く蓄積されたがllpの局在化に は何等特異生を生じなかったことを開示している。 他の研究者もリポソームを各種の医薬品の担体としての使用について研究して報 告しているが、知られるかぎりのところこれ等の研究のいずれも特定の体器官ま たはそこに含まれる酵素に選択的に集中し、ポルフィリン化合物を哺乳類に投与 した後その作用部位での濃度を増加させることに成功した例はない。 ある種の金属ポルフィリンは各種の哺乳類、例えばラ−/ )、サルおよびヒト のビリルビン水準を減少させるのに有効であることも示されてきた。下記の表I は各種の哺乳類におけるビリルビン水準の減少についての5nPPおよびCrP PおよびZnPPを示している。 表■ 胆汁性肝硬変−ヒト 0.25−2.0 7−23ギルバート症−ヒト 0.5 −1.8 29−43正常な成人−ヒト 1−2 38−47八80不適合性− ヒト 0.5 21−32サル新生児 24−185 91 正常な成熟ラット 10−50 24−30胆管結紮ラツト 100 62−7 0 う・7ト新生児 10(CrPP) 32ラット新生児/血腫 6525 ガンラット新生児 5019 正常成熟ラット 4−40(ZnPP) 20−30表Iのデーターは、これ等 の金属ポルフィリンがヒト、ラットおよびサルにおけるヘムオキシゲナーゼを阻 害し、ビリルビンおよび/またはビリルビンおよび一酸化炭素の生産速度をかな り減少させることを示している。投与の範囲およびビリルビン減少範囲を表に示 しているときには、それ等は数個の哺乳類に就いて検討したことを表わしている 。 5nPPのラットへの静脈内投与の後、5nPPの最高濃度は肝臓および腎臓で あったが肺臓中の5nPPの濃度は肝臓の5nPP濃度の四分の−であることも 観察された。更に、肺臓のへムオキシゲナーゼは50〜75%まで抑制されたか へムオキシゲナーゼ活性はそれでも高かった。実際に、これはコントロール動物 の肝臓にみられるヘムオキシゲナーゼ活性とほぼ同しであった。これ等の研究の 結果を表■に示す。 表■ 項目 (A)ホモゲネート(μM) 99.3±115 ”2710±1.8 6.5 ±0.6(B) ミクロソーム − 146−284 6O−90(ρ#/−g ンタンパク質) ヘムオキシゲナーゼ活性 (n@ビリルビン/時/wg タンパクX> (A)処理前 1.8±0.2 2.7±0.3 12.4±0.4(B)水性 5nPPで処理後 0.6±0.1 0.3±0.04 2.4±0.324時 間 03〜4匹のラットについての平均±SE前記のようなあらゆる研究および努力 にも拘らず、酵素、ヘムオキシゲナーゼに結合してこれを抑制するのに最も効果 的である肺臓への活性ポルフィリンの集中の問題は未解決のままである。 したがって、本発明の目的は、哺乳類におけるヘムオキシゲナーゼの異化作用を 抑制しまたは実質的に減少させることである。 本発明のもう一つの目的は、哺乳類、特にヒトの選択された体器官におけるヘム オキシゲナーゼの異化作用を抑制しまたは実質的に減少させることである。 本発明の更にもう一つの目的は、リポソームに結合したポルフィリン化合物の投 与により選択された体器官におけるヘムオキシゲナーゼの異化作用を抑制しまた は実質的に減少させることである。 本発明の更にもう一つの目的は、哺乳類に投与されたりボソームーボルフィリン 生成物を肺臓に選択的に集中させることによって、哺乳類の肺臓中のヘムオキシ ゲナーゼの異化作用を抑制しまたは実質的に減少させることである。 本発明のもう一つの目的は、哺乳類にリポソーム−ポルフィリン生成物を投与す るかつ肺臓中へのへムオキシゲナーゼを選択的に集中させることにより哺乳類の 肺臓中のへムオキシゲナーゼ活性ポルフィリンの濃度を増加させることである。 本発明の前記のおよび他の目的および特徴は、添付の図面と共に下記の本発明の 詳細な説明から一層明瞭に理解されるであろう。 皿皿立n単広脱里 第1図は、5nPPおよび比較のためのリポソーム赤血球細胞ゴースト内に取り 込まれたものの、成熟ラット916〜18時間後の肺臓ヘムオキシゲナーゼの抑 制に関する効果を示すグラフであり、第2図は、成熟ラットにリポソーム5nP Pを静脈内注射した後の肺臓および肝臓のヘムオキシゲナーゼの抑制の経時変化 を示すグン排泄速度を表わすグラフである。 又里見!拾 本発明によれば、ヘムオキシゲナーゼの5nPP、 SnMP、5nDDPおよ び対応する亜鉛(Zn) 、クロム(Cr)およびマンガン(Mn)阻害剤また はその混合物をリポソームと結合させまたはこれに取り込み、ヒトのような哺乳 類に非経口投与したときに肺臓に優先的に集中する生成物を生成し、これによっ て金属ポルフィリンがヘムオキシゲナーゼの活性を抑制する効率を向上させ、ヘ ムおよびビリルビンの全身的蓄積の代謝速度を減少させる。活性化合物は選択的 に肺臓に集中するがそのあるものは身体中、特に肝臓および大腿部骨髄に分布す る。全射的な結果は、水性溶液で投与した金属ポルフィリンに比較してヘムオキ シゲナーゼ抑制において一層速やかに効果が現われ、著しい改善がなされる。 リポソーム金属ポルフィリンは単独で投与してもまたは広範な種類の製薬賦形剤 のいずれかと共に投与してもよく、その選択は当業界の技術範囲の中で十分であ る。 又里(2)詳豊呈販里 ある種の金属ポルフィリンをリポソームに結合させまたは取り込ませ、生成する リポソーム金属ポルフィリンを哺乳類に投与するときには、肺臓のヘムオキシゲ ナーゼは水性溶液で金属ポルフィリンを投与したときよりも遥かに強く抑制され ることを意外にも見出だした。リポソーム金属ポルフィリンを本発明によって哺 乳類に投与する七、金属ポルフィリンを単独で投与するときの肝臓または腎臓と は異なり金属ポルフィリンの大半はpI臓に吸収される0本発明の化合物が肺臓 へ集中する能力によって、当該技術が進歩し、肺臓のヘムオキシゲナーゼ活性の 抑制および減少を向上させる独特な方法を提供し、それによって哺乳類&ll織 における好ましくないビリルビン水準を一層減少させる。黄度に罹った新生児の ビリルビン水準の減少を改良することは、この病気の治療における大きな臨床的 進歩となる。 本発明の実施における金属ポルフィリンは5nPP、 SnMPおよび5rlD 叶から選択される。しかしながら、ヘムオキシゲナーゼ活性を抑制しビリルビン 生産を減少させる他の金属ポルフィリンも本発明の実施に用いることができる。 これ等の金属ポルフィリンには、亜鉛プロトポルフィリン(ZnPP) 、クロ ムプロトポルフィリン(CrPP)およびマンガンプロトポルフィリン(MnP P)および対応するメゾポルフィリンおよびジョードジューテロボルフイリンが ある。本発明の実施に用いられるもう一つのヘムオキシゲナーゼ阻害剤は、亜鉛 ジューテロポルフィリン2.4−ビスグリコールである。 本発明によれば、値金属ポルフィリン化合物はこれ等の化合物を肺臓へ集中する ビヒクルとして働くリポソームに結合または取り込む0次に、生成するリポソー ム結合金属ポルフィリンを有効な投与量で哺乳類に静脈内(m投与する。金属ポ ルフィリン化合物をリポソーム内に取り込む方法を下記に示す。 材料および方法 軌腹 雄の成熟スプラークードーレイラットをタコニック・ファーム、ジャーマンタウ ン、ニューヨークから入手した。これ等のラットをロソクフェラー・ユニパーツ ティー・ラボラトリ−・アニマル・リサーチ・センターで飼育し、12時間71 2時間の明/暗サイクルの制471された環境に保持した。胆管へのカニユーレ 挿入実験では、1尾のコントロールと1尾の金属ポルフィリン処理した動物をB ioche+s、 Biophys、 Acta 、 1981 、673 、 339−350およびJ、 Cl1n、 Invest、 、 1985 、7 5 、513−521に記載の方法で一緒に検討した。胆管へのカニユーレ挿入 は、パルピッレート麻酔(7,5■/100g体重、IP)の後に成熟ラット( 330〜400 g)で行った。動物は通常の方法で手術用に調製し、開腹して 、総胆管を確認して単離した。絹縫合糸で膵臓の直前で胆管の周りを縛った。最 初に縛った部分の直前の総胆管に小さな切れ目を入れ、一定の長さのポリエチレ ン管を胆管に挿入した1次に、二重に結んだ結紮を管の周りに置いて、切り、第 一の結紮を管の追加の留め縫合糸として用いた。トロカールを右の脇腹壁を通過 させ、トロカールを通して外側に管の末端を通した後、トロカールを取り除いた 。内在する静脈カニユーレをこの時に左の頚静脈に挿入した。これを、流速を1 .Osj!/時(5%デキストロース/通常の食塩水)に設定したバーバード輸 液ポンプに取り付けた。 胆管カニユーレの出口をフラクションコレクターに繋ぎ、自給式キャップを取り 付けた小型の予め秤量した採取管に30または60分毎に別々の胆汁試料を集め た。外部に出たカニユーレ、採取装置および管を収集期間中卒日陰条件下に保持 した。 延機見本 肝臓を現場で氷冷した0、9%NaClで潅流し、序で、3容の0.2Mスクロ ースを含む0.1 Mリン酸カリウム緩衝液、pH7,4中でホモジナイズした 。ミクロソーム画分をドライモンド(叶us蒙and)およびカッバス(Kap pas)のProc、 Natl、 Acad、 、 Sci、 Ll、S、A 、+1981 、78.6466−6470の方法と同じ方法で調製し、肝臓中 のヘムオキシゲナーゼを測定した。前記文献の記載内容は、参考として完全に本 明細書に包含される。肺臓ミクロソームを同様にして作成した。コントロール( 食塩水を注入した)動物の肝臓から得たサイトツル画分を、次のヘムオキシゲナ ーゼ活性の分析ようのビリルビンレダクターゼの源として用いた。ヘムオキシゲ ナーゼおよび金属ポルフィリン濃度の分析は、可能な場合は新鮮なミクロソーム で行った。そうでない場合には、ミクロソーム画分を分析を行う時点まで液体窒 素温度に保持した。酵素活性または金属ポルフィリン濃度の損失は保存時には顕 著ではなかった。 ■ 組織中のヘムオキシゲナーゼの活性をドラセント(Drum+gond)および カッバス(Kappas) 、前記文献に記載した方法で測定した。 ビリルビン形成は464および530n+wの間の吸光計数4011M−’3− ’を用いて計算した。血漿および胆汁中のビリルビン濃度はエム・ロス(M、R oth)の、Cl1n、 Chew、 Acta + 1976 + 1’L4 87−492記載の螢光分析法に酔って測定した。タンパク質濃度はローリ−( Lowry)らのJ、 Biol、 Chew、 、 1951 、193 、 265−275の方法に酔って標準として結晶性BSAを用いて測定した。金属 ポルフィリン濃度は、Anal、 Bioches、 、 1984 、260  、12198−12202のシミオナト(Si+*1onatto)らの生物 試料中での螢光分析法に酔って測定した。測定した2種類の金属ポルフィリンの 標準値は、次の通りであった。 材コ 励 ゛ ′ 異型 (腎ル見佼/p敗5nPP 400 5B1 9.7 37SnMP 392 571 16.680リポソーム4 金 ポルフィリン の調1卵黄から調製したホスファチジルコリン(シグマ・ケミカル・カンパニー 、セントルイス、ミズリー、100■/slクロロホルム)を丸底フラスコに入 れた。クロロホルム:メタノール(1: 9)に溶解した金属ポルフィリンを次 に加えて、内容物を暗所でロータリーエバポレーター中で真空蒸発乾固した(3 2℃、14〜45分間)0次に、室温でリン酸緩衝した食塩水(pH7,4)2  mlをフラスコに加え、フラスコを激しく振盪させ総ての材料をその側部から 離した。序で、内容物を集めて、15,000x gで5分間、4℃で遠心分離 した。上澄液を取り除き、リポソームペレットを緩衝液に再懸濁した。次に、材 料を遠心分離し、上澄液が透明になるまで洗浄を繰り返した。ホスファチジルコ リンの金属ポルフィリンに対する比率が10を上回るときには、リポソーム中へ の金属ポルフィリンの取り込みは94〜97%の範囲であることがわかった。 このようにしてリポソーム中へ取り込んだ金属ポルフィリンを注入の直前に簡単 な超音波処理(25%工率、10秒間)して、大きな凝集体の生成を防止した。 この超音波処理では、金属ポルフィリンの上澄液への著しい溶出は起こらなかっ た。この方法で調製すると、リポソームは静脈内注射することができ、肺で微小 凝集体として引っ掛かることはほとんどなかった。結果を表■に示す。 表■ 腎臓 2.5−3.6 0.0−0.2 0.3−0.5肝臓 0.4−0.9  0.6−0.9 1.7−2.411111i 0.1−0.2 2.1−5 .0 5.1−11.6大腿骨髄 0.2(1)” 0.3−0.9 0.4− 0.8皮膚 0.Hl)” 0.1 (1)” −肺 0.2−0.3 0.1 −0.2 示した結果はそれぞれの器官および金属ポルフィリンに対する局在化指数の全範 囲であり、特記した場合を除き少なくとも4回の観察を行った。 ”括弧内は観察の回数。 猪来 の金属ポルフィリンの 在ヒ 5nPPまたはSnMPを3〜50/μモル/kg体重の投与量で投与した。水 性製剤は静脈内または皮下注射し、リポソーム製剤はTV経路で注射した。次に 、金属ポルフィリン濃度を、肝臓、肺臓、ンの濃度を規格化した「局在化指数」 をめた。&1III!ホモゲネートについては、これは次のように表わされた。 表■に示したように、組織分布を注射の後16〜24時間で比較したところ、肺 臓中の金属ポルフィリンの濃度は水性物質の注射の後よりもIVリポソーム注射 の後に著しく (10〜50倍)高くなった。大腿骨髄では余り増加しなかった 。肝臓で達成された水準は、実質的に注射の経路とは無関係であった。水性の金 属ポルフィリンは主として腎臓に集中し、肝臓にはそれより低い濃度で集中した が、リポソーム製剤では有為な程度には腎臓には集中しなかった。肺における金 属ポルフィリン濃度はいずれの経路でも最低であった。 肺臓および肝臓のヘムオキシゲナーゼの抑制雄の成熟ラットにリポソーム金属ポ ルフィリンを8〜14μm/ kg体重の投与量で注射し、各時点で層殺して、 肝臓および肺臓におけるヘムオキシゲナーゼの活性を測定した。肺臓のヘムオキ シゲナーゼは注射の30分以内に90%を上回る量が抑制されたが、同じ時点で 肝臓のヘムオキシゲナーゼ活性は67%まで抑制されただけであった。肺臓およ び肝臓でヘムオキシゲナーゼ活性験を行って、注射後3〜38日目の酵素活性を 測定することによって抑制の程度を測定した。結果を下記の表■に示す。 表■の結果は、SnMPのリポソームを1■注射してから少なくとも3日後の金 属ポルフィリンの濃度が極めて高くなり、肺臓のヘムオキシゲナーゼが完全に抑 制されることを示している。肺臓でのヘムオキシゲナーゼの顕著な抑制は、リポ ソームをカプセル化した抑制剤を注封してから28日間持続した。 胆管にカニユーレを挿 したラットにおける金 ポルフィリン製M■四果 リポソームSnMP、水性5nPP、食塩水、または空のリポソームを胆汁試料 の収集を開始してから4〜6時間後に胆管カニユーレラットに注射した(胆管カ ニユーレ形成から5〜7時間後)0食塩水またばからのリポソームをIV注射し たときには、ビリルビン生産の速度は減少しなかった(データーは示していない )。リポソームSnMPをIV投与したときには、30〜90分以内にビリルビ ン生産の50%減少が見られ、最大抑制は約3〜10時間後に見られた(第3図 )、金属ポルフィリン注射の前に同じ動物での胆汁中へのビリルビン排泄速度と 比較すると、リポソームSnMPはビリルビン排出を平均73%まで(範囲66 〜79%)抑制した。 第1図について説明すると、リポソーム結合5nPPおよび比較のためのRBC ゴースト結合5nPPの注射から16〜18時間後のラットでの肺臓ヘムオキシ ゲナーゼの抑制についての効果を示している。この図から判るように、水性5n PPの注射の後、肺臓のミクロソーム5nPP11度は約100p+*/■タン パク質を越えないが、リポソーム5nPPでは600pm/■タンパク質を上回 る濃度が得られる。 第2図は、成熟ラストでのリポソーム5nPPの静脈内注射の後の経時的な肺臓 および肝臓でのヘムオキシゲナーゼ抑制パーセントを示す。この図のデーターは 、成熟ラットにリポソーム5nPP10μm/kgを静脈内注射することによっ て得た。ラットを、注射の後の各時点で層殺し、肝臓および肺臓のヘムオキシゲ ナーゼ活性を測定した。この図から判るように、肺臓のヘムオキシゲナーゼ活性 は注射から約15分以内に90%を上回るまで抑制された。 はぼ同じ器官で肝臓のヘムオキシゲナーゼ活性の抑制は約60%であった。 第3図には、リポソーム5nPPを静脈内注射した胆管にカニユーレを挿入した らったでの胆汁中へのビリルビンの排泄を縦軸として、リポソーム5nPPの注 射後の時間を時で表わしたものを横軸としてプロットしている。黒丸は単独の動 物で得たデーターを表わし、影を付けた部分は5nPP 8μm / kg体重 を注射した4尾のラットで見られた全範囲を表わす。この図における矢印は、5 nPPの投与時間を表わす。総ての場合に、抑制は注射の直前4〜6時間に渡っ て平均した予備注射したビリルビン排泄速度の比率とで測定した。 第3図に示されるように、リポソーム5nPPを静脈内注射したときには、ビリ ルビン生産速度は30〜90分以内に50%減少し、最大抑制は5nPPを注射 してから約3〜lO時間後に観察された。 前記と同様な結果が、本明細書で同定された他のスズポルフィリンで見られた。 したがって、前記の詳細な説明図面および表に示されるデーターから理解される ように、本発明は哺乳類に非経口的に投与するとき、選択的に肺臓に集中し、こ れによって肺臓のヘムオキシゲナーゼ活性を抑制または実質的に減少させる組成 物を提供するものである。これは、この様な抑制によってヘム代謝の速度および 哺乳類における好ましくないビリルビンおよび一酸化炭素の生産がかなりかつ臨 床的に有意に減少するので、臨床的に極めて重要でありかつ有利である。 本発明を金属ポルフィリンとして5nPPを用いて記載したが、毎の金属ポルフ ィリンをヘムオキシゲナーゼ抑制剤として効果的に用いることができる0例えば 、ZnPPは5nPPと同し濃度で用いるときには比較的効果が少ないが、Zn PPをリポソームと共に投与すると、ZnPPの活性は5nPPの効果に実質的 に匹敵する水準まで上昇する。 同様な結果は、本発明の実施に用いられるた緯の亜鉛ポルフィリンでも得られる 。 本発明に定義した種類のリポソームクロムポルフィリンも同様に用いられる。  CrPPは5nPPと同じ水準で等張水星媒質中で用いると幾らかの毒性を示す ので、このことは驚くべきことである。しかしながら、リポソームCrPPとし て用いると、有効投与水準は毒性が観察されない程十分に低い。 驚くべきことには、動物の新生児における血漿中ビリルビン水準を引き下げるの に無効であるMnPPは、リポソームと組み合わせて用いると有効になる。 下記の表のデーターは、リポソーム性マンガンメゾポルフィリン、クロムメゾポ ルフィリンおよび亜鉛メゾポルフィリンのヘムオキシゲナーゼ阻害剤としての効 果およびこれ等の金属ポルフィリンが肺臓に集中する能力を示す。 表V 処理 ヘムオキシゲナーゼ活性 (nモルビリルビン/w/時) 肝 食塩水 10.5±4.5 (100) 20.8±7.2 (100)水性M nMP 7.6±4.5 (72,4)” 12.1±4.3 (58,2)” リポソーム性CrMP 1.5±0.2 (21,7)’ 3.8±1.8 ( 1B、3)”0食塩水を用いるコントロール値がらの減少率。 表■のデーターは、リポソーム性金属ポルフィリンを胆管カニユーレラントに8 μM/に、体重の投与量で静脈内に投与することによって胆管カニユーレ挿入し たラットで得られた。 表■ 処理 マンガン(μg/■ミクロソームタンパク質)肝 水性MnMP O,0075±0.001 0.004±0.002リポソ一ム 性MnMP O,0063±0.001 0.014±0.005表■について 得られるデーターと同様に、リポソーム性MnMPを胆管カニエーレラットに8 μM/に、体重の投与量で静脈内に投与した。 表■ 処理 クロム(μg/■ミクロソームタンパク質)水性CrMP O,026± 0.002 0.064±0.010リポソ一ム性MnMP 0.037±0. 004 0.0139±0.03 ”0水性CrMPと比較してp < o、  s 。 表■について得られたデーターは、リポソーム性金属ポルフィリンを胆管カニユ ーレラットに8μM / kg体重の投与量で静脈内に投与することによっても 得られた。 これ等のデーターは、リポソーム化合物を8μM / kg体重の投与量で胆管 にカニユーレ挿入したラットで静脈内に投与することによって得られた。 表■ ル H汁中ビリルビンの′水率” リポソーム性ゴースト 7.5 リポソーム性門n門P 33.0 リポソ一ム性ZnMP 38.0 リポソ一ム性CrMP 54.0 リポソ一ム性Sr+MP 58.0 (4〜6時間)の差である。 表V〜■に示したように、本発明のリポソームマンガン金属ポルフィリン、リポ ソーム性クロム金属ポルフィリンおよびリポソーム性亜鉛金属ポルフィリンを哺 乳類に投与すると、肺臓におけるこれ等の化合物の臨床的に有効な濃度を生じ、 同時にヘムオキシゲナーゼ活性および胆汁中のビリルビン生産が減少する。また 、表V〜■のデーターはリポソーム中に取り込まれたメゾポルフィリンを用いて 示しているが、同様に有利な結果は対応するリポソームプロトポルフィリンおよ びリポソームショートジューテロポルフィリンを用いることによっても得られる 。 本発明の詳細な説明では、特定のクラスのリポソーム、すなわちリンlll1i 賞小嚢の使用は例示の目的で選択された金属ポルフィリンと関連させて記載した 。しかしながら、本発明の利益は他の種類のリポソームでも達成されるので、特 定のクラスのリポソームに限定されない。 本発明のリポソーム性金属ポルフィリンは哺乳類に非経口的に投与することがで きるが、静脈内投与が好ましい。これ等の組成物は通常は治療上有効な投与量を 投与するが、この投与量は、用いられる特定の金属ポルフィリンによって変わる 。広い意味では、スズポルフィリンは約0.1〜約50pm/kg体重の範囲の 投与量で用いられる。5nPPまたは5nDDPを用いるときには、投与水準は 約0.5〜約50 pm/kg体重で変化することができるが、SnMPを用い るときには、投与水準は約0.1〜約15μm/kg体重で変化することができ る。 用いられる金属ポルフィリンがCr、 ZnまたはMnポルフィリンであるとき には、投与水準は約0.1〜約50rm/kg体重で変化することかできる。 本発明のリポソーム金属ポルフィリンは単独でまたは当業者に知られている製薬 上受容可能なキャリヤー中で、例えば遠心分離かナトリウム、グルコースまたは 他の標準的溶質を添加することによって等張にした緩衝水溶液中で用いることが できる。 スズポルフィリンの場合に約O81〜約50μm / kg体重の範囲の投与量 を投与するためには、約0.07〜約46■/投与単位を含む投与単位を設定す る。用いる金属ポルフィリンが5nPPまたは5nDDPであるときには、投与 単位は約0.35〜約46■/投与単位で変わることができるが、約0.07〜 約11単位のより低い量でもSnMPには十分である。 用いられる金属ポルフィリンがCr、 ZnまたはMnポルフィリンであるとき には、濃度は約1〜約50■/投与単位で変わることができる。 一般的に、C「ポルフィリンはZnポルフィリンよりも有効であるが、Znポル フィリンはMnポルフィリンより有効であることを見出した。 また、前記の結果から、メゾポルフィリンは他のポルフィリンより有効であり、 したがってそれ等は本発明に用いるのに好ましい。 ^Aオ食シケ°ナー吃°′つ 1ツ導ゴ (℃″11↑、°リーム≦6MPの浮 射イLn抹冠1−手間手続補正書(自発) 平成3年1月2日

Claims (20)

    【特許請求の範囲】
  1. 1.哺乳類でのヘムオキシゲナーゼ活性の抑制を改良する薬学組成物であって、 リボソーム金属ポルフィリンを含み、その金属ポルフィリン成分はヘムオキシゲ ナーゼ抑制剤であることを特徴とする、組成物。
  2. 2.前記金属ポルフィリンがスズ、クロム、亜鉛およびマンガンプロトポルフィ リン、メゾポルフィリンおよびジヨードジューテロポルフィリン、およびそれら の混合物からなる群から選択される、請求の範囲第1項に記載の組成物。
  3. 3.薬学上受容可能なキャリヤーを含んで成る請求の範囲第1項に記載の組成物 。
  4. 4.前記金属ポルフィリンがスズプロトポルフィリン、スズメゾポルフィリンま たはスズジヨードジューテロポルフィリンである、請求の範囲第1項に記載の組 成物。
  5. 5.薬学上受容可能なキャリヤーをも含む請求の範囲第4項に記載の組成物。
  6. 6.約0.07〜約46mg/投与単位を含む投与単位形の請求の範囲第1項に 記載の組成物。
  7. 7.約0.07〜約46mg/投与単位を含む投与単位形の請求の範囲第2項に 記載の組成物。
  8. 8.約0.07〜約46mg/投与単位を含む投与単位形の請求の範囲第3項に 記載の組成物。
  9. 9.約0.07〜約46mg/投与単位を含む投与単位形の請求の範囲第4項に 記載の組成物。
  10. 10.ヘムオキシゲナーゼ活性の抑制を必要とする哺乳類におけるヘムオキシゲ ナーゼ活性の抑制を改良する方法であって、前記抑制を行うのに十分な量のリボ ソーム性金属ポルフィリンを静脈内投与することを含んで成り、金属ポルフィリ ンがヘムオキシゲナーゼ抑制剤であることを特徴とする、方法。
  11. 11.前記金属ポルフィリンがスズ、クロム、亜鉛およびマンガンプロトポルフ ィリン、メゾポルフィリンおよびジヨードジユーテロポルフィリンおよびそれ等 の混合物からなる群から選択される、請求の範囲第10項に記載の方法。
  12. 12.前記金属ポルフィリンが薬学上受容可能なキャリヤーである、請求の範囲 第10項に記載の方法。
  13. 13.金属ポルフィリンがスズプロトポルフィリン、スズメゾポルフィリンおよ びスズジヨードジューテロポルフィリンである、請求の範囲第10項に記載の方 法。
  14. 14.前記金属ポルフィリンが薬学上受容可能なキャリヤー中にある、請求の範 囲第13項に記載の方法。
  15. 15.前記の金属ポルフィリンが約0.07〜約46mg/投与単位を含む投与 単位である、請求の範囲第10項に記載の方法。
  16. 16.前記の金属ポルフィリンが約0.07〜約46mg/投与単位を含む投与 単位である、請求の範囲第11項に記載の方法。
  17. 17.前記の金属ポルフィリンが約0.07〜約46mg/投与単位を含む投与 単位である、請求の範囲第12項に記載の方法。
  18. 18.前記の金属ポルフィリンが約0.07〜約46mg/投与単位を含む投与 単位である、請求の範囲第13項に記載の方法。
  19. 19.前記の金属ポルフィリンが約0.07〜約46mg/投与単位を含む投与 単位である、請求の範囲第14項に記載の方法。
  20. 20.前記哺乳類がヒトである、請求の範囲第10、11、12、13、14、 15、16、17、18または19項のいずれか1項に記載の方法。
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