JPH0450334B2 - - Google Patents
Info
- Publication number
- JPH0450334B2 JPH0450334B2 JP61311161A JP31116186A JPH0450334B2 JP H0450334 B2 JPH0450334 B2 JP H0450334B2 JP 61311161 A JP61311161 A JP 61311161A JP 31116186 A JP31116186 A JP 31116186A JP H0450334 B2 JPH0450334 B2 JP H0450334B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- aluminum foil
- adhesive
- sheet
- film
- resin film
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B29—WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
- B29C—SHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
- B29C66/00—General aspects of processes or apparatus for joining preformed parts
- B29C66/70—General aspects of processes or apparatus for joining preformed parts characterised by the composition, physical properties or the structure of the material of the parts to be joined; Joining with non-plastics material
- B29C66/71—General aspects of processes or apparatus for joining preformed parts characterised by the composition, physical properties or the structure of the material of the parts to be joined; Joining with non-plastics material characterised by the composition of the plastics material of the parts to be joined
Landscapes
- Manufacture Of Macromolecular Shaped Articles (AREA)
- Laminated Bodies (AREA)
- Lining Or Joining Of Plastics Or The Like (AREA)
Description
(産業上の利用分野)
この発明は、主として包装容器などを製造する
場合の素材として好適に用いられるアルミ箔また
はアルミシート(以下アルミ箔/シートと略記す
る)と樹脂フイルムとの積層体の製造方法に関す
るものである。 (従来の技術) 包装容器等に用いるアルミ箔/シートと合成樹
脂フイルムとの積層体の製造方法として、従来は
アルミ箔/シートを圧延した後、これをそのまま
用い、若しくは焼鈍処理により希望の硬度に調質
し、或は表面に付着した圧延油等を除去するため
に脱脂洗浄したものを用い、合成樹脂フイルムを
接着していた。またこの合成樹脂フイルムを接着
する方法としては押出しラミネート法、予め成型
されたフイルムを熱融着する方法、ウレタン系等
の硬化型或はエチレン−アクリル酸共重合体等の
熱可塑型接着剤を用いたドライラミネート法等が
用いられている。 (発明が解決しようとする問題点) 処で、これらの積層体は特に強い接着力を必要
としない用途には実用上支障なく使用されるが、
絞り加工等の強い加工の際に剥離を生じたり、成
型加工後の容器等の特に加工を受けた部分で経時
により徐々に接着力が低下し剥離に至るなどの問
題点があつた。 本発明は、かかる従来の問題を解決し、特に強
い接着力を長期間にわたり必要とする場合に用い
るためのアルミ箔/シートと合成樹脂フイルムと
の積層体を得ることを目的とし、そのためのアル
ミ箔/シートの表面処理方法及びアルミ箔/シー
トと合成樹脂フイルムとの接着方法を提供するも
のである。 (問題点を解決するための手段) 本発明の製造方法は前記問題点を解決するため
になされたものであり、まず、圧延後あるいは焼
鈍後のアルミ箔/シートをリン酸塩を主成分とす
るアルカリ浴で洗浄して、アルミ箔/シートの表
面の圧延油等の汚れ及びアルミ酸化皮膜最表面の
脆弱な層を除去する工程と、所定時間のエージン
グを行つてさらに酸化皮膜表面層を強固にするエ
ージング工程と、リン酸塩又はリン酸エステルを
添加して調合されたエチレン系アイオノマー樹脂
をベースとする水性デイスパージヨン接着剤を前
記アルミ箔/シートに塗布後、加熱乾燥する工程
と、この接着剤と同系統の合成樹脂フイルムを熱
融着により、前記の接着剤を塗布乾燥したアルミ
箔/シートに接着することを特徴とする。 以下本発明について更に詳しく説明する。 本発明に用いるアルミ箔/シートとしては包装
容器などを製作する場合の素材として一般的に使
用されているアルミニウム合金の箔またはシー
ト、例えばJIS H4160 A3003材製の箔またはシ
ートが用いられる。 前記アルミ箔/シートは所定の厚みに圧延した
後、焼鈍により所望の硬度に調質して使用するの
であるが、圧延後或は焼鈍後のアルミ箔/シート
の酸化皮膜の表層は脆弱であり、このようなアル
ミ箔/シートを用いて合成樹脂フイルムとの積層
体を製造すると、剥離強度が非常に弱く、成型加
工時等にアルミ箔/シートと合成樹脂フイルムと
の界面付近で剥離を生ずる。この剥離面のフイル
ム側表面をESCA等で観察すると、酸化アルミが
多量に検出され、アルミ箔/シートの表面酸化皮
膜の破壊が起こつていることがわかる。 従つて本発明においてリン酸塩を主成分とする
アルカリ浴で脱脂洗浄する工程は、残存圧延油等
によるアルミ箔/シートの表面汚れを除去すると
共に、前記酸化皮膜表層の脆弱な皮膜を除去する
ものである。前記アルカリ浴としては、主にトリ
ポリリン酸ソーダなどのリン酸塩が使用され、こ
のリン酸塩に、ホウ酸塩、炭酸ソーダ、硫酸塩、
非イオン界面活性剤及び陰イオン界面活性剤など
を添加して、PHが約9〜11程度で、表面張力が約
33〜35dyn/cm程度に調整したものが用いられ
る。 上記したアルミ箔/シート酸化皮膜表面の脆弱
な層は、前記脱脂洗浄工程で大部分が除去される
ものと思われ、接着力の向上が見られるが、まだ
十分ではなく、前記脱脂洗浄処理を行つたアルミ
箔/シートを温度0〜80℃、湿度20〜80%の雰囲
気で5日以上、好ましくは15〜60日間エージング
処理を行うのであつて、これによりアルミ箔/シ
ートの表面酸化皮膜が安定化し、かつ強固なもの
となる。 この後、前記アルミ箔/シートに対し合成樹脂
フイルムを接着して積層体とするのであるが、そ
の積層方法としては、押出しラミネート法、熱融
着法、或は接着剤を用いて貼り合わせる方法等が
あるが、本発明ではリン酸塩又はリン酸エステル
を添加して調合されたエチレン系アイオノマー樹
脂をベースとする水性デイスパージヨン接着剤を
用いて接着積層する。 押し出しラミネート法や単なる熱融着法で得ら
れる積層体は概して接着力が弱く、ウレタン系等
の硬化型接着剤やエチレン−アクリル酸共重合体
等の熱可塑型接着剤等を用いてドライラミネーシ
ヨンを行うと、初期接着力は問題がないが、接着
剤と合成樹脂フイルムとの接着力が経時とともに
徐々に低下するという問題がある。 これに対し前記水性デイスパージヨン接着剤を
用い、合成樹脂フイルムとして特にこれと同系統
の樹脂からなるフイルムを用いることにより、初
期接着力、経時接着安定性のすぐれた積層体を得
ることができるのである。 前記水性デイスパージヨン接着剤として具体的
には、エチレン系又はプロピレン系などのアイオ
ノマー樹脂粉末を使用し、この粉末を水に添加分
散させてエマルジヨン化し、該エマルジヨンにリ
ン酸塩又はリン酸エステルを添加するものであ
る。前記リン酸塩としては、例えばリン酸アンモ
ニウム、リン酸ナトリウム、リン酸カリウム、次
亜リン酸ナトリウム、ピロリン酸ナトリウム、酸
性メタコン酸ナトリウム及びトリポリリン酸ナト
リウムなどを挙げることができ、また前記リン酸
エステルとしては、リン酸トリメチル、リン酸ト
リエチル、リン酸トリブチル、リン酸モノエチ
ル、リン酸ジエチル、メタリン酸エチル、ピロリ
ン酸エチルなどを挙げることができ、これらリン
酸塩又はリン酸エステルの添加量は、前記アイオ
ノマー樹脂固型分100重量%に対し0.01〜3.0重量
%が望ましい。 斯く調合された接着剤は、前記アルミ箔/シー
ト表面の酸化被膜に対する親和性が非常に高く、
この酸化被膜に対して強固な接着機能を発揮する
ものである。 一方、前記水性デイスパージヨン接着剤を介し
てアルミ箔/シートに接着される樹脂フイルムと
しては、前記接着剤を構成する樹脂成分と同一系
の樹脂で製作したものを用いるのが好適である。 即ち、エチレン系又はプロピレン系などのアイ
オノマー樹脂から成るフイルムを使用するのであ
つて、これにより前記フイルムと前記水性デイス
パージヨン接着剤とが互いに親和性に富むものと
なり、加熱加圧手段で両者を接着するとき互いに
強固に熱融着されて、この接着剤と前記フイルム
との間の接着、延いては前記接着剤を介して前記
フイルムと前記アルミ箔/シートとの接着が強固
に行われるのである。 (作用及び効果) しかして以上のごとく前記アルカリ浴を使用し
て、前記アルミ箔/シートの表面を脱脂洗浄処理
することにより、該アルミ箔/シート表面酸化皮
膜の脆弱な層の大部分が除去され、このアルミ
箔/シートを水洗・乾燥した後、温度0〜80℃、
湿度20〜80%の条件下で5日間以上エージング処
理することにより、酸化皮膜表面の構造変化が起
こるものと考えられ、強固で安定な酸化皮膜が形
成される。 上記したエージング工程に続いて、前記アルミ
箔/シートの酸化被膜上にエチレン系アイオノマ
ー樹脂をベースとする水性デイスパージヨン接着
剤を塗布するのであるが、この接着剤は前記酸化
被膜に対する親和性に優れており、この接着剤と
酸化被膜とを極めて強固に結合するのである。 次いで前記アルミ箔/シートの表面に塗布した
接着剤を乾燥させた後、この接着剤の外表面に前
記樹脂フイルムを重ね合わせ、該フイルムと前記
接着剤とを加熱加圧して両者を熱融着させるので
ある。このとき前記フイルムと接着剤とは、それ
ぞれ同一系の樹脂成分で構成されていることか
ら、前記熱融着により両者が強固に接着一体化さ
れるのであり、つまり前記接着剤を介して前記フ
イルムと前記アルミ箔/シートとが強固に接着一
体化されるのである。 (実施例) 以下本発明の積層体及びその製造方法を、図面
を参照しながら具体的な実施例と共に説明する。 実施例 1 先ず、JIS H4160 A3003材からなる厚さ60μm
のアルミ箔1を試料として使用した。 また、前記アルミ箔1を脱脂洗浄するアルカリ
浴として、下記のものを調整した。 脱脂洗浄剤液として、アルメコ36(ヘンケル白
水(株)製)の3%水溶液を使用し、該液中にトリポ
リリン酸ソーダ16g/と、炭酸ソーダ3g/
と、非イオン界面活性剤1g/とを含有せしめ
て、アルカリ浴を調整した。 次に、以上のごとく調整し温度65℃としたアル
カリ浴中に、前記アルミ箔1を連続的に浸漬して
脱脂洗浄を行い、湯洗した後アルミ箔1を温度20
℃、湿度50%[実験]と、温度40℃、湿度50%
[実験]と、温度60℃、湿度70%[実験]と
の各条件下で、1〜60日間エージング処理を行つ
た。 また、前記アルミ箔1に接着する水性デイスパ
ージヨン接着剤としてて、ケミパールS.300(三井
石油化学工業(株)製)中に、そのエチレン系アイオ
ノマー樹脂成分100重量%に対してリン酸ナトリ
ウム0.5重量%を添加して調合した。 そして、前記水性デイスパージヨン接着剤を前
記アルミ箔1側にバーコーターを用いて塗布した
後、前記接着剤を乾燥させて、厚さ5μm程度の
接着剤層3を形成した。 次いで、エチレン系アイオノマー樹脂からなる
樹脂フイルム4として、厚さ100μmのハイミラ
ン1652(三井石油化学工業(株)製)を用い、この樹
脂フイルム4を前記アルミ箔1の水和酸化被膜2
側、即ち前記接着剤層3に重ね合わせ、80℃で加
熱加圧して仮接着し、さらに170℃に加熱された
ドラムを用い、10秒間加熱加圧して、前記アルミ
箔1と樹脂フイルム3とを接着させた。 このとき前記アルミ箔1と前記樹脂フイルム3
との接着力について、180゜方向の剥離強度を測定
したところ、第1表の通りであつた。 この第1表におけるデータから前記エージング
処理は、4〜5日間以上行うことにより接着強度
が高くなり、かつ30〜60日間が好ましいことが分
かる。
場合の素材として好適に用いられるアルミ箔また
はアルミシート(以下アルミ箔/シートと略記す
る)と樹脂フイルムとの積層体の製造方法に関す
るものである。 (従来の技術) 包装容器等に用いるアルミ箔/シートと合成樹
脂フイルムとの積層体の製造方法として、従来は
アルミ箔/シートを圧延した後、これをそのまま
用い、若しくは焼鈍処理により希望の硬度に調質
し、或は表面に付着した圧延油等を除去するため
に脱脂洗浄したものを用い、合成樹脂フイルムを
接着していた。またこの合成樹脂フイルムを接着
する方法としては押出しラミネート法、予め成型
されたフイルムを熱融着する方法、ウレタン系等
の硬化型或はエチレン−アクリル酸共重合体等の
熱可塑型接着剤を用いたドライラミネート法等が
用いられている。 (発明が解決しようとする問題点) 処で、これらの積層体は特に強い接着力を必要
としない用途には実用上支障なく使用されるが、
絞り加工等の強い加工の際に剥離を生じたり、成
型加工後の容器等の特に加工を受けた部分で経時
により徐々に接着力が低下し剥離に至るなどの問
題点があつた。 本発明は、かかる従来の問題を解決し、特に強
い接着力を長期間にわたり必要とする場合に用い
るためのアルミ箔/シートと合成樹脂フイルムと
の積層体を得ることを目的とし、そのためのアル
ミ箔/シートの表面処理方法及びアルミ箔/シー
トと合成樹脂フイルムとの接着方法を提供するも
のである。 (問題点を解決するための手段) 本発明の製造方法は前記問題点を解決するため
になされたものであり、まず、圧延後あるいは焼
鈍後のアルミ箔/シートをリン酸塩を主成分とす
るアルカリ浴で洗浄して、アルミ箔/シートの表
面の圧延油等の汚れ及びアルミ酸化皮膜最表面の
脆弱な層を除去する工程と、所定時間のエージン
グを行つてさらに酸化皮膜表面層を強固にするエ
ージング工程と、リン酸塩又はリン酸エステルを
添加して調合されたエチレン系アイオノマー樹脂
をベースとする水性デイスパージヨン接着剤を前
記アルミ箔/シートに塗布後、加熱乾燥する工程
と、この接着剤と同系統の合成樹脂フイルムを熱
融着により、前記の接着剤を塗布乾燥したアルミ
箔/シートに接着することを特徴とする。 以下本発明について更に詳しく説明する。 本発明に用いるアルミ箔/シートとしては包装
容器などを製作する場合の素材として一般的に使
用されているアルミニウム合金の箔またはシー
ト、例えばJIS H4160 A3003材製の箔またはシ
ートが用いられる。 前記アルミ箔/シートは所定の厚みに圧延した
後、焼鈍により所望の硬度に調質して使用するの
であるが、圧延後或は焼鈍後のアルミ箔/シート
の酸化皮膜の表層は脆弱であり、このようなアル
ミ箔/シートを用いて合成樹脂フイルムとの積層
体を製造すると、剥離強度が非常に弱く、成型加
工時等にアルミ箔/シートと合成樹脂フイルムと
の界面付近で剥離を生ずる。この剥離面のフイル
ム側表面をESCA等で観察すると、酸化アルミが
多量に検出され、アルミ箔/シートの表面酸化皮
膜の破壊が起こつていることがわかる。 従つて本発明においてリン酸塩を主成分とする
アルカリ浴で脱脂洗浄する工程は、残存圧延油等
によるアルミ箔/シートの表面汚れを除去すると
共に、前記酸化皮膜表層の脆弱な皮膜を除去する
ものである。前記アルカリ浴としては、主にトリ
ポリリン酸ソーダなどのリン酸塩が使用され、こ
のリン酸塩に、ホウ酸塩、炭酸ソーダ、硫酸塩、
非イオン界面活性剤及び陰イオン界面活性剤など
を添加して、PHが約9〜11程度で、表面張力が約
33〜35dyn/cm程度に調整したものが用いられ
る。 上記したアルミ箔/シート酸化皮膜表面の脆弱
な層は、前記脱脂洗浄工程で大部分が除去される
ものと思われ、接着力の向上が見られるが、まだ
十分ではなく、前記脱脂洗浄処理を行つたアルミ
箔/シートを温度0〜80℃、湿度20〜80%の雰囲
気で5日以上、好ましくは15〜60日間エージング
処理を行うのであつて、これによりアルミ箔/シ
ートの表面酸化皮膜が安定化し、かつ強固なもの
となる。 この後、前記アルミ箔/シートに対し合成樹脂
フイルムを接着して積層体とするのであるが、そ
の積層方法としては、押出しラミネート法、熱融
着法、或は接着剤を用いて貼り合わせる方法等が
あるが、本発明ではリン酸塩又はリン酸エステル
を添加して調合されたエチレン系アイオノマー樹
脂をベースとする水性デイスパージヨン接着剤を
用いて接着積層する。 押し出しラミネート法や単なる熱融着法で得ら
れる積層体は概して接着力が弱く、ウレタン系等
の硬化型接着剤やエチレン−アクリル酸共重合体
等の熱可塑型接着剤等を用いてドライラミネーシ
ヨンを行うと、初期接着力は問題がないが、接着
剤と合成樹脂フイルムとの接着力が経時とともに
徐々に低下するという問題がある。 これに対し前記水性デイスパージヨン接着剤を
用い、合成樹脂フイルムとして特にこれと同系統
の樹脂からなるフイルムを用いることにより、初
期接着力、経時接着安定性のすぐれた積層体を得
ることができるのである。 前記水性デイスパージヨン接着剤として具体的
には、エチレン系又はプロピレン系などのアイオ
ノマー樹脂粉末を使用し、この粉末を水に添加分
散させてエマルジヨン化し、該エマルジヨンにリ
ン酸塩又はリン酸エステルを添加するものであ
る。前記リン酸塩としては、例えばリン酸アンモ
ニウム、リン酸ナトリウム、リン酸カリウム、次
亜リン酸ナトリウム、ピロリン酸ナトリウム、酸
性メタコン酸ナトリウム及びトリポリリン酸ナト
リウムなどを挙げることができ、また前記リン酸
エステルとしては、リン酸トリメチル、リン酸ト
リエチル、リン酸トリブチル、リン酸モノエチ
ル、リン酸ジエチル、メタリン酸エチル、ピロリ
ン酸エチルなどを挙げることができ、これらリン
酸塩又はリン酸エステルの添加量は、前記アイオ
ノマー樹脂固型分100重量%に対し0.01〜3.0重量
%が望ましい。 斯く調合された接着剤は、前記アルミ箔/シー
ト表面の酸化被膜に対する親和性が非常に高く、
この酸化被膜に対して強固な接着機能を発揮する
ものである。 一方、前記水性デイスパージヨン接着剤を介し
てアルミ箔/シートに接着される樹脂フイルムと
しては、前記接着剤を構成する樹脂成分と同一系
の樹脂で製作したものを用いるのが好適である。 即ち、エチレン系又はプロピレン系などのアイ
オノマー樹脂から成るフイルムを使用するのであ
つて、これにより前記フイルムと前記水性デイス
パージヨン接着剤とが互いに親和性に富むものと
なり、加熱加圧手段で両者を接着するとき互いに
強固に熱融着されて、この接着剤と前記フイルム
との間の接着、延いては前記接着剤を介して前記
フイルムと前記アルミ箔/シートとの接着が強固
に行われるのである。 (作用及び効果) しかして以上のごとく前記アルカリ浴を使用し
て、前記アルミ箔/シートの表面を脱脂洗浄処理
することにより、該アルミ箔/シート表面酸化皮
膜の脆弱な層の大部分が除去され、このアルミ
箔/シートを水洗・乾燥した後、温度0〜80℃、
湿度20〜80%の条件下で5日間以上エージング処
理することにより、酸化皮膜表面の構造変化が起
こるものと考えられ、強固で安定な酸化皮膜が形
成される。 上記したエージング工程に続いて、前記アルミ
箔/シートの酸化被膜上にエチレン系アイオノマ
ー樹脂をベースとする水性デイスパージヨン接着
剤を塗布するのであるが、この接着剤は前記酸化
被膜に対する親和性に優れており、この接着剤と
酸化被膜とを極めて強固に結合するのである。 次いで前記アルミ箔/シートの表面に塗布した
接着剤を乾燥させた後、この接着剤の外表面に前
記樹脂フイルムを重ね合わせ、該フイルムと前記
接着剤とを加熱加圧して両者を熱融着させるので
ある。このとき前記フイルムと接着剤とは、それ
ぞれ同一系の樹脂成分で構成されていることか
ら、前記熱融着により両者が強固に接着一体化さ
れるのであり、つまり前記接着剤を介して前記フ
イルムと前記アルミ箔/シートとが強固に接着一
体化されるのである。 (実施例) 以下本発明の積層体及びその製造方法を、図面
を参照しながら具体的な実施例と共に説明する。 実施例 1 先ず、JIS H4160 A3003材からなる厚さ60μm
のアルミ箔1を試料として使用した。 また、前記アルミ箔1を脱脂洗浄するアルカリ
浴として、下記のものを調整した。 脱脂洗浄剤液として、アルメコ36(ヘンケル白
水(株)製)の3%水溶液を使用し、該液中にトリポ
リリン酸ソーダ16g/と、炭酸ソーダ3g/
と、非イオン界面活性剤1g/とを含有せしめ
て、アルカリ浴を調整した。 次に、以上のごとく調整し温度65℃としたアル
カリ浴中に、前記アルミ箔1を連続的に浸漬して
脱脂洗浄を行い、湯洗した後アルミ箔1を温度20
℃、湿度50%[実験]と、温度40℃、湿度50%
[実験]と、温度60℃、湿度70%[実験]と
の各条件下で、1〜60日間エージング処理を行つ
た。 また、前記アルミ箔1に接着する水性デイスパ
ージヨン接着剤としてて、ケミパールS.300(三井
石油化学工業(株)製)中に、そのエチレン系アイオ
ノマー樹脂成分100重量%に対してリン酸ナトリ
ウム0.5重量%を添加して調合した。 そして、前記水性デイスパージヨン接着剤を前
記アルミ箔1側にバーコーターを用いて塗布した
後、前記接着剤を乾燥させて、厚さ5μm程度の
接着剤層3を形成した。 次いで、エチレン系アイオノマー樹脂からなる
樹脂フイルム4として、厚さ100μmのハイミラ
ン1652(三井石油化学工業(株)製)を用い、この樹
脂フイルム4を前記アルミ箔1の水和酸化被膜2
側、即ち前記接着剤層3に重ね合わせ、80℃で加
熱加圧して仮接着し、さらに170℃に加熱された
ドラムを用い、10秒間加熱加圧して、前記アルミ
箔1と樹脂フイルム3とを接着させた。 このとき前記アルミ箔1と前記樹脂フイルム3
との接着力について、180゜方向の剥離強度を測定
したところ、第1表の通りであつた。 この第1表におけるデータから前記エージング
処理は、4〜5日間以上行うことにより接着強度
が高くなり、かつ30〜60日間が好ましいことが分
かる。
【表】
実施例 2
試料としては、既述した実施例と同一のアルミ
箔1を使用した。 また、アルミ箔1を脱脂洗浄するアルカリ浴と
しては、下記のものを調整した。 脱脂洗浄剤として、アルメコ36を主分とする3
%水溶液中に、トリポリリン酸ソーダ18g/
と、ホウ酸ソーダ5g/と、炭酸ソーダ3g/
と、硫酸ソーダ3g/と、非イオン界面活性
剤1g/と、陰イオン界面活性剤1g/とを
含有せしめて、アルカリ浴を調整した。 次に、以上のごとく調整したアルカリ浴中に前
記アルミ箔1を連続的に浸漬して脱脂洗浄を行つ
た。 この後、前記アルミ箔1を40℃の温度、湿度50
%の条件下で60日間エージング処理した。 前記以外は前記実施例1と同一条件として、前
記アルミ箔1と樹脂フイルム3とを接着した。 このとき前記アルミ箔1と前記樹脂フイルム3
との接着力について、180゜方向の剥離強度を測定
したところ、剥離速度200mm/分の条件下で、3.6
Kg/15mm幅であつた。
箔1を使用した。 また、アルミ箔1を脱脂洗浄するアルカリ浴と
しては、下記のものを調整した。 脱脂洗浄剤として、アルメコ36を主分とする3
%水溶液中に、トリポリリン酸ソーダ18g/
と、ホウ酸ソーダ5g/と、炭酸ソーダ3g/
と、硫酸ソーダ3g/と、非イオン界面活性
剤1g/と、陰イオン界面活性剤1g/とを
含有せしめて、アルカリ浴を調整した。 次に、以上のごとく調整したアルカリ浴中に前
記アルミ箔1を連続的に浸漬して脱脂洗浄を行つ
た。 この後、前記アルミ箔1を40℃の温度、湿度50
%の条件下で60日間エージング処理した。 前記以外は前記実施例1と同一条件として、前
記アルミ箔1と樹脂フイルム3とを接着した。 このとき前記アルミ箔1と前記樹脂フイルム3
との接着力について、180゜方向の剥離強度を測定
したところ、剥離速度200mm/分の条件下で、3.6
Kg/15mm幅であつた。
図面は本発明の一実施例を示す拡大断面図であ
る。 1……アルミ箔、2……水和酸化被膜、3……
接着剤層、4……樹脂フイルム。
る。 1……アルミ箔、2……水和酸化被膜、3……
接着剤層、4……樹脂フイルム。
Claims (1)
- 1 アルミ箔またはアルミシートをリン酸塩を主
成分とするアルカリ浴で洗浄する工程と、この脱
脂洗浄により前記アルミ箔またはアルミシートの
表面に形成された酸化被膜に対し所定時間エージ
ングを行つて、この酸化被膜を成長させる工程
と、このエージング工程後に、リン酸塩またはリ
ン酸エステルを添加して調合されたエチレン系ア
イオノマー樹脂をベースとする水性デイスパージ
ヨン接着剤を用いて、この接着剤と同一系の樹脂
成分で形成された樹脂フイルムを前記水和酸化被
膜に接着積層する工程とからなるアルミ箔または
アルミシートと樹脂フイルムとの積層体の製造方
法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP61311161A JPS63168435A (ja) | 1986-12-29 | 1986-12-29 | アルミ箔またはアルミシ−トと樹脂フイルムとの積層体の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP61311161A JPS63168435A (ja) | 1986-12-29 | 1986-12-29 | アルミ箔またはアルミシ−トと樹脂フイルムとの積層体の製造方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS63168435A JPS63168435A (ja) | 1988-07-12 |
| JPH0450334B2 true JPH0450334B2 (ja) | 1992-08-14 |
Family
ID=18013829
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP61311161A Granted JPS63168435A (ja) | 1986-12-29 | 1986-12-29 | アルミ箔またはアルミシ−トと樹脂フイルムとの積層体の製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS63168435A (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP4756393B2 (ja) * | 2008-05-28 | 2011-08-24 | オンキヨー株式会社 | スピーカー振動板およびこれを用いた動電型スピーカー |
-
1986
- 1986-12-29 JP JP61311161A patent/JPS63168435A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS63168435A (ja) | 1988-07-12 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| JP2838966B2 (ja) | 金属−ポリプロピレン−金属積層品及びこのような積層品の形のあるシート物品を作る方法 | |
| US6051327A (en) | Non-corrosive metal laminated on aluminum | |
| JPH0450334B2 (ja) | ||
| US2285053A (en) | Method of cementing aluminum to cellulosic material | |
| JP3234584B2 (ja) | ポリエチレン系緩衝用シートの製造方法 | |
| JP3008073B2 (ja) | 有機被膜鋼板及びその製造方法 | |
| JPS5941376A (ja) | 粘着性フイルムまたはシ−ト状物の貼着方法 | |
| JPH0435335B2 (ja) | ||
| JP2008155939A (ja) | 内容物付着防止用蓋材の製造方法 | |
| US3470056A (en) | Preparation of polyethylene aluminum laminates | |
| JP2008155984A (ja) | 内容物付着防止用蓋材の製造方法 | |
| JP2802572B2 (ja) | 防水段ボール | |
| JP3073343B2 (ja) | 密着性に優れた樹脂サンドイッチ型複合鋼板 | |
| JPH0679825A (ja) | 熱硬化性樹脂サンドイッチ型複合鋼板およびその製造方法 | |
| JP2989132B2 (ja) | ポリアミド積層アルミニウム板の製造方法 | |
| JP2003025450A (ja) | ラミネート鋼板の製造方法 | |
| JP2001150126A (ja) | ろう付け方法及びその方法でろう付けしたプレート型熱交換器 | |
| JP3054565U (ja) | ラミネートフィルム | |
| JP3124638B2 (ja) | 通信ケ−ブル保護用ステンレス鋼帯の製造方法 | |
| JPH02147330A (ja) | 紙容器用積層シートにおける表面層と裏面層との間の接着構造 | |
| JPS6458676A (en) | Preparation of lid material for container lid | |
| JPS6253343B2 (ja) | ||
| JP3453437B2 (ja) | 被覆金属板 | |
| JPS62279928A (ja) | 剥離用フイルムの製造方法 | |
| JPS62220527A (ja) | 金属箔とポリエステルフイルムの接着積層物の製造方法 |