JPH045053B2 - - Google Patents
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- JPH045053B2 JPH045053B2 JP60051328A JP5132885A JPH045053B2 JP H045053 B2 JPH045053 B2 JP H045053B2 JP 60051328 A JP60051328 A JP 60051328A JP 5132885 A JP5132885 A JP 5132885A JP H045053 B2 JPH045053 B2 JP H045053B2
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- rubber
- aromatic polyamide
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- Reinforced Plastic Materials (AREA)
Description
発明の技術分野
本発明は、化学工業、自動車、船舶、各種機器
装置などの広範囲な産業分野において利用されて
いるガスケツトの基材として用いられるジヨイン
トシートに関する。 発明の技術的背景ならびにその問題点 従来ジヨイントシートとしては、石綿製ジヨイ
ントシートが広く用いられてきた。この石綿ジヨ
イントシートは、石綿を基材繊維とし、これに結
合剤としてのゴム、ゴム薬品および充填剤を混練
してジヨイントシート形成用組成物を調製し、こ
の組成物を、熱ロールと冷却ロールとからなる一
対のロール間に挿入して加熱圧延し、ジヨイント
シート形成用組成物を熱ロール側に積層させ、次
いで熱ロールに積層されたシート状物を剥離する
ことによつて製造されてきた。 このような石綿ジヨイントシートは、基材繊維
としての石綿を60〜80重量%の割合で含んでいる
が、近年に至つて石綿資源の枯渇およびそれに伴
なう入手難の問題が生ずるとともに、石綿の人体
に対する悪影響も指摘され、石綿の使用は再検討
され始めている。このため石綿に代わる繊維基材
を用いてジヨイントシートを製造しよう研究が盛
んに行なわれている。たとえば石綿の代替繊維と
して、ガラス繊維、カーボン繊維、セラミツク繊
維などの無機繊維あるいは芳香族ポリアミド繊
維、ポリエチレン繊維などの有機繊維を用いるこ
とによつて、ジヨイントシートを製造しようとす
る試みがなされている。 ところでガラス繊維、セラミツク繊維などの無
機繊維を単独あるいは組合せて基材繊維として用
いようとすると、基材繊維と結合剤としてのゴム
との混練時に、基材繊維が粉砕されて該繊維のア
スペクト比が低下し、得られるジヨイントシート
の強度が低下するという問題点がある。 一方、芳香族ポリアミド繊維あるいはフイブリ
ル化した芳香族ポリアミド繊維などの有機繊維を
基材繊維として用いようとする場合、特にフイブ
リル化した芳香族ポリアミド繊維を基材繊維とし
て用いようとする場合には、有機繊維を結合剤と
してのゴムベース中に均一に分散させて混練する
ことが難かしく、このため得られるジヨイントシ
ートのシール特性が充分に満足のいくものではな
いという問題点があつた。 本発明者は、芳香族ポリアミド繊維特にフイブ
リル化した芳香族ポリアミド繊維を基材繊維とし
て用いて得られるジヨイントシートのシール特性
を向上すべく鋭意研究したところ、ジヨイントシ
ート中にポリオレフイン系重合体を添加すれば得
られるジヨイントシートのシール特性が向上する
ことを見出して、本発明を完成するに至つた。 発明の目的 本発明は、上述のように、石綿を用いずに芳香
族ポリアミド繊維またはフイブリル化した芳香族
ポリアミド繊維を基材繊維として用いて得られる
ジヨイントシートのシール特性を向上させること
を目的としている。 発明の概要 本発明に係るジヨイントシートは、芳香族ポリ
アミド繊維またはフイブリル化した芳香族ポリア
ミド繊維あるいはこの両者からなる基材繊維、ゴ
ム材、ゴム薬品、充填材およびオレフイン系重合
体を含んでなることを特徴としている。 発明の具体的説明 本発明に係るジヨイントシートは、芳香族ポリ
アミド繊維またはフイブリル化した芳香族ポリア
ミド繊維あるいはこの両者からなる基材繊維、ゴ
ム材、ゴム薬品、充填材およびオレフイン系重合
体からなつているが、以下に各成分について詳細
に説明する。 基材繊維としては、芳香族ポリアミド繊維また
はフイブリル化した芳香族ポリアミド繊維あるい
はこの両者が用いられる。この芳香族ポリアミド
繊維およびフイブリル化した芳香族ポリアミド繊
維は、デユポン社からそれぞれケブラー、ケブラ
ーパルプとして入手できる。このうち特にフイブ
リル化した芳香族ポリアミド繊維が好ましい。 このような芳香族ポリアミド繊維またはフイブ
リル化した芳香族ポリアミド繊維は、ジヨイント
シート中に1〜80重量%好ましくは10〜40重量%
の量で用いられることが好ましい。 ゴム材は、上記の繊維類を結合する役割を果た
しており、ニトリルゴム(NBR)、スチレンブタ
ジエンゴム(SBR)、イソプレンゴム(IR)、ク
ロロプレンゴム(CR)、ブタジエンゴム(BR)、
ブチルゴム(IIR)、エチレン−プロピレンゴム
(EPM)、フツ素ゴム(FPM)、シリコーンゴム
(Si)、クロロスルフオン化ポリエチレン
(CSM)、エチレン酢ビゴム(EVA)、塩化ポリ
エチレン(CPE)、塩化ブチルゴム(CIR)、エピ
クロルヒドリンゴム(ECO)、ニトリルイソプレ
ンゴム(NIR)、天然ゴム(NR)などの従来ジ
ヨイントシート形成用ゴムとして公知のゴムが広
く用いられる。 またこれらのゴム材たとえばSBRにナフテン
系のプロセス油が配合された油展ゴムもゴム材と
して用いることができる。さらにまた、このよう
な油展ゴムと上記のようなゴム材とを組合せて用
いることもできる。 このゴム材は、ジヨイントシート中に10〜40重
量%の量で用いられることが好ましい。 ゴム薬品および充填材としては、(i)硫黄、酸化
亜鉛、酸化マグネシウム、過酸化物、ジニトロソ
ベンゼンなどの加硫剤、(ii)チアゾール系化合物、
ポリアミン系化合物、スルフエンアミド系化合
物、ジチオカルバメート系化合物、アルデヒドア
ミン系化合物、グアニジン系化合物、チオ尿素系
化合物、キサンテート系化合物などの加硫促進
剤、(iii)クレー、タルク、硫酸バリウム、重炭酸ナ
トリウム、グラフアイト、硫酸鉛、トリポリ石、
ウオラストナイトなどの充填剤が広く用いられ
る。これらのゴム薬品および充填材は、従来ジヨ
イントシート形成用として公知のものである。 このゴム薬品および充填材は、ジヨイントシー
ト中に20〜80重量%の量で用いられることが好ま
しい。 オレフイン系重合体としては、その軟化点が
160℃未満のものが好ましく用いられ、具体的に
はポリエチレン、ポリプロピレン、ポリ塩化ビニ
ル、アクリル重合体などが用いられる。 このようなオレフイン系重合体は、ジヨイント
シート中に、2〜20重量%望ましくは3〜10重量
%の量で用いられることが好ましい。さらにこの
オレフイン系重合体は、ジヨイントシート中に存
在する芳香族ポリアミド繊維またはフイブリル化
した芳香族ポリアミド繊維の合計重量100部に対
して、8〜100重量部の割合で用いられることが
好ましい。このオレフイン系重合体の量が2重量
%未満であると、得られるジヨイントシートのシ
ール特性を充分に向上させることができないため
好ましくなく、また一方その量が20重量%を超え
てもシール特性の向上効果は高まらず、かえつて
得られるジヨイントシートの耐熱性が低下すると
ともに加工性も低下するため好ましくない。 オレフイン系重合体は、繊維状、粒状あるいは
断片状などのいずれの形態であつてもよい。 オレフイン系重合体をジヨイントシート中に添
加することによつて、ジヨイントシートのシール
特性が向上するのは次のような理由であろうと推
測される。すなわち、芳香族ポリアミド繊維また
はフイブリル化した芳香族ポリアミド繊維を基材
繊維として用いると、芳香族ポリアミド繊維特に
フイブリル化した芳香族ポリアミド繊維は互いに
絡み合い結合剤であるゴム中に均一に分散されず
偏在してしまう。したがつて得られるジヨイント
シートのシール特性にむらが生ずると考えられ
る。ところが基材繊維として、上記の芳香族ポリ
アミド繊維またはフイブリル化した芳香族ポリア
ミド繊維に加えて、ポリオレフイン系重合体たと
えばポリエチレンまたはポリプロピレンなどを添
加すると、このポリオレフイン系重合体は、混練
時および熱ロールへの積層時に加熱されて軟化
し、芳香族ポリアミド繊維と比較して極めて容易
にジヨイントシート形成用組成物中に均一に分散
し、これによつて得られるジヨイントシートのシ
ール特性が向上するのであろうと推測される。ま
た、ジヨイントシート形成用組成物中にポリオレ
フイン系重合体を添加することによつて、上述に
ようにポリオレフイン系重合体が均一に分散され
るという事実に加えて、芳香族ポリアミド繊維ま
たはフイブリル化した芳香族ポリアミド繊維の分
散性も向上していることもありうると考えられ
る。 次に本発明に係るるジヨイントシートの製造方
法について説明する。 トルエン、ゴム揮などのゴム材用溶剤にゴム材
を溶解させ、これにゴム薬品および充填材を混入
する。得られた溶液または分散液に、芳香族ポリ
アミド繊維またはフイブリル化した芳香族ポリア
ミド繊維あるいはこの両者からなる基材繊維およ
びポリオレフイン系重合体を配合して均一になる
ように混練して粘土状のジヨイントシート形成用
組成物を準備する。次いでこの組成物を熱ロール
と冷却ロールとからなる一対のロール間に挿入し
て加熱圧延する。この際、熱ロールは120〜160℃
の温度に、また冷却ロールは50℃以下の温度に保
たれていることが好ましく、このような一対のロ
ールを含む装置は、シーター装置として公知であ
る。 上記のようにジヨイントシート形成用組成物を
一対のロール間に挿入すると、該組成物は加熱圧
延されて熱ロール側にシート状に積層される。こ
のシート状の組成物を熱ロールから剥離させる
と、ジヨイントシートが得られる。 なおゴム材用溶剤は、ジヨイントシート形成用
組成物の混練工程、加熱圧延工程でほとんど完全
に蒸散してしまう。 なお、ジヨイントシート形成用組成物を一対の
ロール間に挿入してシート状に圧延する際に、冷
却ロールに該組成物の一部が付着することがあ
る。このような冷却ロールへのジヨイントシート
形成組成物の付着防止は、該組成物中に有機帯電
防止剤を0.1〜10重量%の量で添加することによ
つて高めることができる。有機帯電防止剤として
は、ラウリルトリメチルアンモニウムクロリドな
どのカチオン性帯電防止剤、アルキル硫酸エステ
ルなどのアニオン性帯電防止剤、ポリオキシエチ
レンアルキルエーテルなどの非イオン性帯電防止
剤、ベタインなどの両性帯電防止剤、水溶性ポリ
マー帯電防止剤あるいはケイ素化合物系帯電防止
剤などが用いられる。 発明の効果 本発明に係るジヨイントシートは、基材繊維と
しての芳香族ポリアミド繊維またはフイブリル化
した芳香族ポリアミド繊維に加えて、ポリオレフ
イン重合体を含んでいるため、得られるジヨイン
トシートのシール特性が向上するという優れた効
果が得られる。 以下本発明を実施例により説明するが、本発明
はこれら実施例に限定されるものではない。 実施例 1 以下の組成を有するジヨイントシート形成用組
成物を調製した。 フイブリル化した芳香族 …22重量% ポリアミド繊維(ケブラーパルプ)NBR
…13重量% ゴム薬品(加硫系薬剤) …3重量% 帯電防止剤 …2重量% 充填剤 …57重量% ポリエチレン繊維 …3重量% トルエン
…上記混合物1Kgに対して0.7の割合 得られた組成物を130℃に保たれた加熱ロール
と30℃に保たれた冷却ロールとの間に挿入して加
熱圧延した。このようにすると、該組成物は熱ロ
ール側にシート状に積層された。このシート状物
を熱ロールからドクターブレードにより剥離して
ジヨイントシートを得た。 この際ジヨイントシート形成用組成物の冷却ロ
ールへの付着は認められなかつた。 次に得られたジヨイントシートのシール特性を
以下のとおりにして測定した。 まず得られたジヨイントシートからガスケツト
を形成し、このガスケツトをフランジ面間に挿入
して300Kg/cm2および400Kg/cm2で締付けた後に、
内部に15Kg/cm2の窒素を圧入して1分間放置し
た。その後石けん水をガスケツト外側面に塗布
し、2分間放置した後の泡立ち状態すなわち漏れ
の程度を観察し、下記の表1のようなランク付を
行なつてガスケツトのシート特性を評価した。
装置などの広範囲な産業分野において利用されて
いるガスケツトの基材として用いられるジヨイン
トシートに関する。 発明の技術的背景ならびにその問題点 従来ジヨイントシートとしては、石綿製ジヨイ
ントシートが広く用いられてきた。この石綿ジヨ
イントシートは、石綿を基材繊維とし、これに結
合剤としてのゴム、ゴム薬品および充填剤を混練
してジヨイントシート形成用組成物を調製し、こ
の組成物を、熱ロールと冷却ロールとからなる一
対のロール間に挿入して加熱圧延し、ジヨイント
シート形成用組成物を熱ロール側に積層させ、次
いで熱ロールに積層されたシート状物を剥離する
ことによつて製造されてきた。 このような石綿ジヨイントシートは、基材繊維
としての石綿を60〜80重量%の割合で含んでいる
が、近年に至つて石綿資源の枯渇およびそれに伴
なう入手難の問題が生ずるとともに、石綿の人体
に対する悪影響も指摘され、石綿の使用は再検討
され始めている。このため石綿に代わる繊維基材
を用いてジヨイントシートを製造しよう研究が盛
んに行なわれている。たとえば石綿の代替繊維と
して、ガラス繊維、カーボン繊維、セラミツク繊
維などの無機繊維あるいは芳香族ポリアミド繊
維、ポリエチレン繊維などの有機繊維を用いるこ
とによつて、ジヨイントシートを製造しようとす
る試みがなされている。 ところでガラス繊維、セラミツク繊維などの無
機繊維を単独あるいは組合せて基材繊維として用
いようとすると、基材繊維と結合剤としてのゴム
との混練時に、基材繊維が粉砕されて該繊維のア
スペクト比が低下し、得られるジヨイントシート
の強度が低下するという問題点がある。 一方、芳香族ポリアミド繊維あるいはフイブリ
ル化した芳香族ポリアミド繊維などの有機繊維を
基材繊維として用いようとする場合、特にフイブ
リル化した芳香族ポリアミド繊維を基材繊維とし
て用いようとする場合には、有機繊維を結合剤と
してのゴムベース中に均一に分散させて混練する
ことが難かしく、このため得られるジヨイントシ
ートのシール特性が充分に満足のいくものではな
いという問題点があつた。 本発明者は、芳香族ポリアミド繊維特にフイブ
リル化した芳香族ポリアミド繊維を基材繊維とし
て用いて得られるジヨイントシートのシール特性
を向上すべく鋭意研究したところ、ジヨイントシ
ート中にポリオレフイン系重合体を添加すれば得
られるジヨイントシートのシール特性が向上する
ことを見出して、本発明を完成するに至つた。 発明の目的 本発明は、上述のように、石綿を用いずに芳香
族ポリアミド繊維またはフイブリル化した芳香族
ポリアミド繊維を基材繊維として用いて得られる
ジヨイントシートのシール特性を向上させること
を目的としている。 発明の概要 本発明に係るジヨイントシートは、芳香族ポリ
アミド繊維またはフイブリル化した芳香族ポリア
ミド繊維あるいはこの両者からなる基材繊維、ゴ
ム材、ゴム薬品、充填材およびオレフイン系重合
体を含んでなることを特徴としている。 発明の具体的説明 本発明に係るジヨイントシートは、芳香族ポリ
アミド繊維またはフイブリル化した芳香族ポリア
ミド繊維あるいはこの両者からなる基材繊維、ゴ
ム材、ゴム薬品、充填材およびオレフイン系重合
体からなつているが、以下に各成分について詳細
に説明する。 基材繊維としては、芳香族ポリアミド繊維また
はフイブリル化した芳香族ポリアミド繊維あるい
はこの両者が用いられる。この芳香族ポリアミド
繊維およびフイブリル化した芳香族ポリアミド繊
維は、デユポン社からそれぞれケブラー、ケブラ
ーパルプとして入手できる。このうち特にフイブ
リル化した芳香族ポリアミド繊維が好ましい。 このような芳香族ポリアミド繊維またはフイブ
リル化した芳香族ポリアミド繊維は、ジヨイント
シート中に1〜80重量%好ましくは10〜40重量%
の量で用いられることが好ましい。 ゴム材は、上記の繊維類を結合する役割を果た
しており、ニトリルゴム(NBR)、スチレンブタ
ジエンゴム(SBR)、イソプレンゴム(IR)、ク
ロロプレンゴム(CR)、ブタジエンゴム(BR)、
ブチルゴム(IIR)、エチレン−プロピレンゴム
(EPM)、フツ素ゴム(FPM)、シリコーンゴム
(Si)、クロロスルフオン化ポリエチレン
(CSM)、エチレン酢ビゴム(EVA)、塩化ポリ
エチレン(CPE)、塩化ブチルゴム(CIR)、エピ
クロルヒドリンゴム(ECO)、ニトリルイソプレ
ンゴム(NIR)、天然ゴム(NR)などの従来ジ
ヨイントシート形成用ゴムとして公知のゴムが広
く用いられる。 またこれらのゴム材たとえばSBRにナフテン
系のプロセス油が配合された油展ゴムもゴム材と
して用いることができる。さらにまた、このよう
な油展ゴムと上記のようなゴム材とを組合せて用
いることもできる。 このゴム材は、ジヨイントシート中に10〜40重
量%の量で用いられることが好ましい。 ゴム薬品および充填材としては、(i)硫黄、酸化
亜鉛、酸化マグネシウム、過酸化物、ジニトロソ
ベンゼンなどの加硫剤、(ii)チアゾール系化合物、
ポリアミン系化合物、スルフエンアミド系化合
物、ジチオカルバメート系化合物、アルデヒドア
ミン系化合物、グアニジン系化合物、チオ尿素系
化合物、キサンテート系化合物などの加硫促進
剤、(iii)クレー、タルク、硫酸バリウム、重炭酸ナ
トリウム、グラフアイト、硫酸鉛、トリポリ石、
ウオラストナイトなどの充填剤が広く用いられ
る。これらのゴム薬品および充填材は、従来ジヨ
イントシート形成用として公知のものである。 このゴム薬品および充填材は、ジヨイントシー
ト中に20〜80重量%の量で用いられることが好ま
しい。 オレフイン系重合体としては、その軟化点が
160℃未満のものが好ましく用いられ、具体的に
はポリエチレン、ポリプロピレン、ポリ塩化ビニ
ル、アクリル重合体などが用いられる。 このようなオレフイン系重合体は、ジヨイント
シート中に、2〜20重量%望ましくは3〜10重量
%の量で用いられることが好ましい。さらにこの
オレフイン系重合体は、ジヨイントシート中に存
在する芳香族ポリアミド繊維またはフイブリル化
した芳香族ポリアミド繊維の合計重量100部に対
して、8〜100重量部の割合で用いられることが
好ましい。このオレフイン系重合体の量が2重量
%未満であると、得られるジヨイントシートのシ
ール特性を充分に向上させることができないため
好ましくなく、また一方その量が20重量%を超え
てもシール特性の向上効果は高まらず、かえつて
得られるジヨイントシートの耐熱性が低下すると
ともに加工性も低下するため好ましくない。 オレフイン系重合体は、繊維状、粒状あるいは
断片状などのいずれの形態であつてもよい。 オレフイン系重合体をジヨイントシート中に添
加することによつて、ジヨイントシートのシール
特性が向上するのは次のような理由であろうと推
測される。すなわち、芳香族ポリアミド繊維また
はフイブリル化した芳香族ポリアミド繊維を基材
繊維として用いると、芳香族ポリアミド繊維特に
フイブリル化した芳香族ポリアミド繊維は互いに
絡み合い結合剤であるゴム中に均一に分散されず
偏在してしまう。したがつて得られるジヨイント
シートのシール特性にむらが生ずると考えられ
る。ところが基材繊維として、上記の芳香族ポリ
アミド繊維またはフイブリル化した芳香族ポリア
ミド繊維に加えて、ポリオレフイン系重合体たと
えばポリエチレンまたはポリプロピレンなどを添
加すると、このポリオレフイン系重合体は、混練
時および熱ロールへの積層時に加熱されて軟化
し、芳香族ポリアミド繊維と比較して極めて容易
にジヨイントシート形成用組成物中に均一に分散
し、これによつて得られるジヨイントシートのシ
ール特性が向上するのであろうと推測される。ま
た、ジヨイントシート形成用組成物中にポリオレ
フイン系重合体を添加することによつて、上述に
ようにポリオレフイン系重合体が均一に分散され
るという事実に加えて、芳香族ポリアミド繊維ま
たはフイブリル化した芳香族ポリアミド繊維の分
散性も向上していることもありうると考えられ
る。 次に本発明に係るるジヨイントシートの製造方
法について説明する。 トルエン、ゴム揮などのゴム材用溶剤にゴム材
を溶解させ、これにゴム薬品および充填材を混入
する。得られた溶液または分散液に、芳香族ポリ
アミド繊維またはフイブリル化した芳香族ポリア
ミド繊維あるいはこの両者からなる基材繊維およ
びポリオレフイン系重合体を配合して均一になる
ように混練して粘土状のジヨイントシート形成用
組成物を準備する。次いでこの組成物を熱ロール
と冷却ロールとからなる一対のロール間に挿入し
て加熱圧延する。この際、熱ロールは120〜160℃
の温度に、また冷却ロールは50℃以下の温度に保
たれていることが好ましく、このような一対のロ
ールを含む装置は、シーター装置として公知であ
る。 上記のようにジヨイントシート形成用組成物を
一対のロール間に挿入すると、該組成物は加熱圧
延されて熱ロール側にシート状に積層される。こ
のシート状の組成物を熱ロールから剥離させる
と、ジヨイントシートが得られる。 なおゴム材用溶剤は、ジヨイントシート形成用
組成物の混練工程、加熱圧延工程でほとんど完全
に蒸散してしまう。 なお、ジヨイントシート形成用組成物を一対の
ロール間に挿入してシート状に圧延する際に、冷
却ロールに該組成物の一部が付着することがあ
る。このような冷却ロールへのジヨイントシート
形成組成物の付着防止は、該組成物中に有機帯電
防止剤を0.1〜10重量%の量で添加することによ
つて高めることができる。有機帯電防止剤として
は、ラウリルトリメチルアンモニウムクロリドな
どのカチオン性帯電防止剤、アルキル硫酸エステ
ルなどのアニオン性帯電防止剤、ポリオキシエチ
レンアルキルエーテルなどの非イオン性帯電防止
剤、ベタインなどの両性帯電防止剤、水溶性ポリ
マー帯電防止剤あるいはケイ素化合物系帯電防止
剤などが用いられる。 発明の効果 本発明に係るジヨイントシートは、基材繊維と
しての芳香族ポリアミド繊維またはフイブリル化
した芳香族ポリアミド繊維に加えて、ポリオレフ
イン重合体を含んでいるため、得られるジヨイン
トシートのシール特性が向上するという優れた効
果が得られる。 以下本発明を実施例により説明するが、本発明
はこれら実施例に限定されるものではない。 実施例 1 以下の組成を有するジヨイントシート形成用組
成物を調製した。 フイブリル化した芳香族 …22重量% ポリアミド繊維(ケブラーパルプ)NBR
…13重量% ゴム薬品(加硫系薬剤) …3重量% 帯電防止剤 …2重量% 充填剤 …57重量% ポリエチレン繊維 …3重量% トルエン
…上記混合物1Kgに対して0.7の割合 得られた組成物を130℃に保たれた加熱ロール
と30℃に保たれた冷却ロールとの間に挿入して加
熱圧延した。このようにすると、該組成物は熱ロ
ール側にシート状に積層された。このシート状物
を熱ロールからドクターブレードにより剥離して
ジヨイントシートを得た。 この際ジヨイントシート形成用組成物の冷却ロ
ールへの付着は認められなかつた。 次に得られたジヨイントシートのシール特性を
以下のとおりにして測定した。 まず得られたジヨイントシートからガスケツト
を形成し、このガスケツトをフランジ面間に挿入
して300Kg/cm2および400Kg/cm2で締付けた後に、
内部に15Kg/cm2の窒素を圧入して1分間放置し
た。その後石けん水をガスケツト外側面に塗布
し、2分間放置した後の泡立ち状態すなわち漏れ
の程度を観察し、下記の表1のようなランク付を
行なつてガスケツトのシート特性を評価した。
【表】
結果を表2に示す。
実施例 2
以下の組成を有するジヨイントシート形成用組
成物を調製した。 フイブリル化した芳香族 …20重量% ポリアミド繊維NBR …13重量% ゴム薬品(加硫系薬剤) …3重量% 帯電防止剤 …2重量% 充填剤 …57重量% ポリエチレン繊維 …5重量% トルエン …上記混合物に対して0.7の割合 得られた組成物から実施例1と同様にしてガス
ケツトを製造した後、実施例1と同様にしてガス
ケツトのシール特性を評価した。結果を表2に示
す。 実施例 3 フイブリル化した芳香族 …15重量% ポリアミド繊維NBR …13重量% ゴム薬品(加硫系薬剤) …3重量% 帯電防止剤 …2重量% 充填剤 …57重量% ポリエチレン繊維 …10重量% トルエン …上記混合物に対して0.6の割合 得られた組成物から実施例1と同様にしてガス
ケツトを製造した後、実施例1と同様にしてガス
ケツトのシール特性を評価した。結果を表2に示
す。 比較例 1 以下の組成を有するジヨイントシート形成用組
成物を調製した。 フイブリル化した芳香族 …5重量% ポリアミド繊維NBR …13重量% ゴム薬品(加硫系薬剤) …3重量% 帯電防止剤 …2重量% 充填剤 …57重量% ポリエチレン繊維 …20重量% トルエン …上記混合物に対して0.5の割合 得られた組成物から実施例1と同様にしてガス
ケツトを製造した後、実施例1と同様にしてガス
ケツトのシール特性を評価した。結果を表2に示
す。 比較例 2 以下の組成を有するジヨイントシート形成用組
成物を調製した。 フイブリル化した芳香族 …25重量% ポリアミド繊維NBR …13重量% 帯電防止剤 …2重量% ゴム薬品(加硫系薬剤) …3重量% 充填剤 …57重量% トルエン …上記混合物に対して0.7の割合 得られた組成物から実施例1と同様にしてガス
ケツトを製造した後、実施例1と同様にしてガス
ケツトのシート特性を評価した。結果を表2に示
す。
成物を調製した。 フイブリル化した芳香族 …20重量% ポリアミド繊維NBR …13重量% ゴム薬品(加硫系薬剤) …3重量% 帯電防止剤 …2重量% 充填剤 …57重量% ポリエチレン繊維 …5重量% トルエン …上記混合物に対して0.7の割合 得られた組成物から実施例1と同様にしてガス
ケツトを製造した後、実施例1と同様にしてガス
ケツトのシール特性を評価した。結果を表2に示
す。 実施例 3 フイブリル化した芳香族 …15重量% ポリアミド繊維NBR …13重量% ゴム薬品(加硫系薬剤) …3重量% 帯電防止剤 …2重量% 充填剤 …57重量% ポリエチレン繊維 …10重量% トルエン …上記混合物に対して0.6の割合 得られた組成物から実施例1と同様にしてガス
ケツトを製造した後、実施例1と同様にしてガス
ケツトのシール特性を評価した。結果を表2に示
す。 比較例 1 以下の組成を有するジヨイントシート形成用組
成物を調製した。 フイブリル化した芳香族 …5重量% ポリアミド繊維NBR …13重量% ゴム薬品(加硫系薬剤) …3重量% 帯電防止剤 …2重量% 充填剤 …57重量% ポリエチレン繊維 …20重量% トルエン …上記混合物に対して0.5の割合 得られた組成物から実施例1と同様にしてガス
ケツトを製造した後、実施例1と同様にしてガス
ケツトのシール特性を評価した。結果を表2に示
す。 比較例 2 以下の組成を有するジヨイントシート形成用組
成物を調製した。 フイブリル化した芳香族 …25重量% ポリアミド繊維NBR …13重量% 帯電防止剤 …2重量% ゴム薬品(加硫系薬剤) …3重量% 充填剤 …57重量% トルエン …上記混合物に対して0.7の割合 得られた組成物から実施例1と同様にしてガス
ケツトを製造した後、実施例1と同様にしてガス
ケツトのシート特性を評価した。結果を表2に示
す。
【表】
試験は行なわなかつた。
また、上記実施例1〜3および比較例1〜2で
得られたガスケツトの耐熱性を、ガスケツトを
200℃で5時間保持した後の寸法変化率を測定す
ることによつて調べた。結果を表3に示す。
また、上記実施例1〜3および比較例1〜2で
得られたガスケツトの耐熱性を、ガスケツトを
200℃で5時間保持した後の寸法変化率を測定す
ることによつて調べた。結果を表3に示す。
【表】
表2および表3から、以下のことがわかる。
(a) ジヨイントシート形成用組成物中に、ポリオ
レフイン系重合体を、2〜20重量%程度配合す
ることによつてシール特性が向上する。 (b) ジヨイントシート形成用組成物中に、ポリオ
レフイン系重合体を、2〜20重量%程度配合す
る場合には、耐熱性の大きな低下は認められ
ず、しかも加工性の大きな低下も認められな
い。
レフイン系重合体を、2〜20重量%程度配合す
ることによつてシール特性が向上する。 (b) ジヨイントシート形成用組成物中に、ポリオ
レフイン系重合体を、2〜20重量%程度配合す
る場合には、耐熱性の大きな低下は認められ
ず、しかも加工性の大きな低下も認められな
い。
Claims (1)
- 1 芳香族ポリアミド繊維またはフイブリル化し
た芳香族ポリアミド繊維あるいはこの両者からな
る基材繊維、ゴム材、ゴム薬品、充填材およびポ
リオレフイン系重合体を含んでなることを特徴と
するジヨイントシート。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5132885A JPS61209231A (ja) | 1985-03-14 | 1985-03-14 | ジョイントシ−ト |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5132885A JPS61209231A (ja) | 1985-03-14 | 1985-03-14 | ジョイントシ−ト |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS61209231A JPS61209231A (ja) | 1986-09-17 |
| JPH045053B2 true JPH045053B2 (ja) | 1992-01-30 |
Family
ID=12883851
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5132885A Granted JPS61209231A (ja) | 1985-03-14 | 1985-03-14 | ジョイントシ−ト |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS61209231A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH08319473A (ja) * | 1995-05-26 | 1996-12-03 | Nippon Valqua Ind Ltd | ジョイントシート |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN107286624A (zh) * | 2017-08-01 | 2017-10-24 | 合肥康之恒机械科技有限公司 | 一种机械设备用耐低温密封垫 |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5920706A (ja) * | 1982-07-27 | 1984-02-02 | Sumitomo Rubber Ind Ltd | 荒地走行車輛用タイヤ |
| JPS5938999A (ja) * | 1982-08-27 | 1984-03-03 | Seiko Instr & Electronics Ltd | アナログ信号記憶装置 |
-
1985
- 1985-03-14 JP JP5132885A patent/JPS61209231A/ja active Granted
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH08319473A (ja) * | 1995-05-26 | 1996-12-03 | Nippon Valqua Ind Ltd | ジョイントシート |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS61209231A (ja) | 1986-09-17 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |