JPH04506094A - 継ぎ目のない織物密閉物 - Google Patents
継ぎ目のない織物密閉物Info
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
継ぎ目のない織物密閉物
発明の分野
本発明は、一般に織物密閉物の形成、さらに詳細には、継ぎ目のない伸縮性織物
エア拘束バッグの形成に関する。
発明の背景
近年、特殊な特性を必要とする織物密閉物を形成することに関し多く研究がなさ
れてきている。例えば、自動車産業においては、衝突時における自動車搭乗員の
安全についてますます関心をいだいている。自動車内に衝突を探知して膨張する
“エアバッグと呼ばれる密閉物を作成することが知られている。今日、多くの自
動車製造会社は、自動車にオブショナル装備としてでな《探準的装備としてエア
バッグを含めることにより、安全に関する消費者の関心に応じてきている。
しかしながら、製造会社は特殊な形状および寸法のエアバッグの形成および生産
におてい、大きな困難および多額の出費に遭遇している。
現在、乗用車に利用されている典型的なエア拘束バッグシステムは、膨張式密閉
物即ちエアバッグ、衝撃探知器および膨張手段を育している。限界衝撃よりも大
きな度合いの衝撃を探知すると、衝撃探知器は膨張手段に密閉物を膨張させる信
号を与える。膨張手段は、例をあげると、火工( pyrotechnic)ま
たはガスを生じる手段を含んでなる。したがって、膨張した密閉物は、自動車衝
突の最も危険な結果としばしば考えられること二二次衝突すなわち自動車の乗員
と内部との間の衝突、から乗客および/または運転手を守る役目をする。
残念ながら、そのようなどんなエア拘束システムも乗員か膨張したバッグに適切
に接触する限りにおいてのみ人的危害を防ぐのに効果がある。したがって、膨張
したエアバッグの寸法および形状は重要であり、それは仕様書においてしばしば
厳密に指図されている。
どのような特別のエアバッグの特殊な形状および寸法も、それが自動車に設置さ
れる位置により影響を受ける。保護される乗員(等)の位置だけてなく、エアバ
ッグに密接したかつエアバッグが衝突時に押しつけられる車内の部分にも考慮が
払われなければならない。そのような設計上の考慮は、なかんずく独特の形状の
エアバッグに帰着している。例えば5trasserらの合衆国特許No、 4
、262.931は、ひざ、胴部および頭部を拘束するための複数の室を有し、
そのうちのいくつかは乗客の座る位置のひとつに展開し、そのうちのいくつかは
隣接する乗客位置の前の車内を横にまたがって膨張する、エアバッグを開示して
いる。この特有の装置はまた、室間に圧力調整弁フラップを用いている。Wi
1sonらの合衆国特許No、 3.937.488は、はぼ長方形の横断面で
かつ平端面の長く延びるエアバッグを開示している。この特有な装置は、異なる
空気透過性の2つの異なる物質を利用してエアバッグを形成する。
いくつかの知られている装置は、正確な形状および寸法のエアバッグを製造する
ことに関連した問題を解決するために、所望の形状を形成する別個の織物シート
を縫い合せることにより解決しようとしている。残念ながら、既知のエアバッグ
における縫い合せた縫い目は、膨張時にバッグ内の圧力を維持する上て困難に遭
遇する。効果的であるためには、エアバッグは、−秒の何分の−かで膨張しなけ
ればならない。そのように急速な膨張および最終的な圧力は、縫い合せた箇所に
巨大な引張り力を負荷することになる。そのような縫い目は、縫い合せ工程に特
有の織物中の貫通孔のために織物の全体的強度を低下させる。さらに縫い合せる
糸の強度も、縫い合せのためにさらにかかる費用と同様に考慮しなければならな
い。
さらに、同一のまたは異なる空気透過性を持つ別々の織物シートを縫い合せるこ
とは、エアバッグのかさを増加させる。なぜなら、縫い目は、個々の織物シート
双方の少なくとも合計である厚さを育することとなるからである。現在の潮流で
ある車の小型化にとって、どんな不必要なかさも望ましくないものといえる。余
分なかさは不必要でありかつ余分な重量となり、重量を減少させる努力にとって
望ましくなく、それはまた、急速な展開をさらに困難にしている。縫い合せは、
また縫い合せ表面に突き出し部を生じさせ、それに接触する搭乗者に危害を加え
るかもしれない。
繕い合された層の織物から作成されたエアバッグの実例は5akairiらの合
衆国特許No、 3.892.425に開示されている。
完全性の観点から、膨張の直後またはその途中においても部分的に収縮し得るエ
ア拘束バッグは、リバウンドとして知られている危険な作用を打ち消す手段を提
供することが認識されている。
そのような制御された収縮により、エアバッグは搭乗者からさらにエネルギーを
吸収することが可能となる。
エアバッグの制御された収縮のために種々の方法が提案されている。そのような
方法の実例は、Wi 1sonの合衆国特許No、 3.937.488(異な
る空気透過性値を有する、少なくとも2つの物質から作成されたエアバッグ)お
よび5akairiらの3 、892.425 (エアバッグの膨張が織物の縫
い目を引伸し、それにより微孔性の開口部に加えて、塗膜に対し新しい開口部を
形成するようになっている、塗膜材料から作成されたエアバッグ)に開示されて
いるものである。
さらに、エアバッグ製造会社が厳守しなければならない精密さが要求される仕様
には、形状、寸法、エネルギー吸収、膨張および収縮時間、毒性、耐燃性、引張
りおよび引裂強度、−30°Cから90°Cへの順応性、温度および加速劣化抵
抗等に関連する必要条件が含まれる。残念ながら、織物を使用することによって
そのような必要条件を満足することは困難である。
発明の要約
本発明は、車に取り付けるのに適合しかつ車の衝突時に膨張し得る膨張可能な密
閉物を育する、衝突時に車体の搭乗者を保護するだめのエアバッグ拘束システム
に関する。密閉物は組み物または編み織物のような継ぎ目のないの伸縮可能な織
物から作成される。そのようなシステムはまた衝突の発生時に、流体を有する密
閉物を膨張させる手段を包含する。膨張手段は衝突時に予め決められた形状に密
閉物を膨張させ、その形状は、車内のスペースの特徴および乗員の相対的位置に
より決定される。
伸縮可能な織物は引裂きに抵抗力を有し、広く種々の材料から作成することがで
きる。選択により、エラストマーまたは他の硬化可能な塗膜を織物に塗布しても
よく、それは好ましくはその上で硬化または架橋結合する。塗膜は、使用された
場合、実例をあげると0.5−10ミルの厚さの範囲である。
本発明は、また衝突時に車体の搭乗員を保護するのに用いられる、上記の膨張可
能な密閉物を製造する方法に関する。この方法は、所望の形状を形成する外面を
有するモールドを提供し、織物をモールドの外面に合わせることを含んでなる。
選択により、本発明の方法はさらに織物に塗膜を塗布するもうひとつの工程を含
んでなる。必要に応じ、塗膜は熱またはその他硬化メカニズムにより硬化される
。
発明の詳細な記載
本発明は、伸縮可能な継ぎ目のない織物よりなる膨張可能な密閉物を用いること
により、突然の衝突時に車の搭乗者を保護する方法および装置に関しており、そ
こにおいて、該膨張可能な密閉物は、織物を3次元構造体を形成すべくモールド
の外面に合わせることにより形成される。織物は、好ましくはエラストマーで塗
膜され、その後に硬化され塗膜織物製品を形成する。
さらに詳細には、モールドは所望の製品の形状に作られる。モールドは種々の形
状を取ることができ、くぼみ状領域のような複雑な部分を有していてもよい。さ
らに、モールドは、最終製品から容易に取り除けるように、好ましくは収縮可能
なものであってもよい。さらに、ふくろ型膨張可能モールドを使用することがで
き、この場合には、類似の形状であるが異なる寸法の製品を形成することができ
る。他方、モールドは、織物から分離されるように焼石膏、こわれやすい材料、
厚紙、または容易に破壊、溶解、分解、融解等される広く種々の材料から作られ
る。
二重かさ型構造を取り込んだような、収縮型モールドもまた本発明においては使
用される。そのような二重がさ堅構造は実例をあげると、収縮した形状において
は、かさと同様に好適な織物により接続された数多くの支柱を有する管状形部材
を含んでなる。
支柱を伸ばすと、開いたかさの形態が達成される。好適には、二組のそのような
支柱が、管状形部材を膨出させかつ支柱を伸長した時に、好適な密閉物形態が作
られるように、端と端とつないだ態様で設けられる。そのような実施態様におい
て、伸縮可能な織物は、上記のような収縮した構造物上に適用され、続いてその
構造物は拡張される。他方、織物は、拡張された構造物上に適用され、密閉物を
形成する。モールドは、密閉物の除去を促進するために収縮される。
しかしながら、モールドは、その形状および寸法および最終製品の所望の形状お
よび寸法によるが、必ずしも変形、分解等をする必要はない。もし最終製品のモ
ールドからの取り出しを、製品を引裂くことなしにかつ製品に過度の力をかける
ことなしに達成されるならば、硬質型モールドは本発明で使用するのに好適であ
る。
膨張可能なモールドに当てられる場合、織物は、少なくとも部分的に収縮したモ
ールド、すなわち織物を当てるのを容易にするように完全には膨張していない状
態のモールドに当てられる。織物がいったん当てられると、膨張可能なモールド
は所望の最終製品の形状に膨張される。膨張可能な鋳型が織物を当てかう時点で
収縮させられる度合いは、モールドの膨張中に織物を引裂くかそうでなければ変
形させることなしに織物にかけられる伸縮量により部分的には決定させる。織物
を当てた後、膨張進行中に流体の突然な流入により引き起される伸縮を可能にす
るように、モールドを所望の最終製品よりも少し小さくなるように膨張させるの
が好ましい。膨張したモールドが所望の最終製品よりもどの程度小さいかは、エ
ラストマーおよび織物の固有の型および量、膨張時に密閉物に入る流体の速度、
量および流れ、使用される収縮システムの型ならびに他のファクターによるであ
ろう。膨張可能なモールドの場合、所望の最終製品のサイズよりも約3−25%
小さな硬質モールドサイズおよび膨張モールドサイズがうまく使用されている。
密閉物のネックまたはカラ一部は、それが密閉物を展開するために使用される火
工(pyrotechnic)またはガス生成手段に密閉物を接続するために用
いられるメカニズムと適切に一致するような減少したサイズでは生産されない。
さらに、膨張可能なモールドはエアバッグが形成された後、織物の除去を促進す
るために収縮される。
組み物が使用される場合には、それはモールドの外面上に織物を編組することに
よりその外表面に合わせられる。したがって織物はモールドの外部表面形状をと
る。もし膨張可能なモールドが用いられるならば、モールドは、完全に展開され
るバッグの形状に相当する予め決められたサイズに膨張される。もしエラストマ
ー塗膜を用いるならば、それはモールドが収縮する前に塗布され硬化される。
エラストマー塗膜が泪いられる場合、熱による硬化により、織物はその後に続く
伸縮が可能となるように弛緩され整えられる。
エラストマー塗膜織物のその後の伸縮は、それが熱せられるモールドのサイズよ
りも約3−25%超えたものであり、装置の作動中に流体が密閉物に流入するに
従って達成される。
ここで用いられる語“織物”は、本発明の膨張可能な密閉物を作製する上での使
用に好適な全ての材料を包含するものとして用いられる。また、モールド上に当
てられる伸縮可能な織物は、モールドの形状に合うまたは合うように作られた任
意の好適な織物を含む。
伸縮可能な織物のひとつの実施態様において、織物はトリコット(“Trico
t”)、ラッセル(”Ra5hel−)、シンプレックス(”Simplex−
)またはヴエフト(“Weft”)機械として画業上知られているように生産ユ
ニット上で編組される。これら例で示した機械は、漸増または漸減する織物密度
が、装置のチューブ中のヤーンの端の数を増加または減少させることにより導入
される、円状またはストッキング状の製品を生産する。都合のよいことに、所望
の密閉物形態は、ストッキング状の密閉物における不均一な織物密度を使用する
ことにより得られる。そのような不均一な密度により、例えば、密閉物の胴体部
分には高い拡張度が付与され、密閉物のネックおよびつま先部分には低い拡張度
が付与される。それによりネックおよびつま先部分の強化を可能にする。
編み織物の実例的材料は天然または合成織物、プラスチック、金属、ガラス繊維
または所望の形状を取るように作られる任意の他の物質を包含する。好ましい伸
縮可能な織物は、機械方向および機械交差方向の双方に伸縮できる形態に編まれ
ている天然、合成または再生繊維のヤーンまたは糸から作成させる。そのような
各方向に少なくとも150%の伸縮を有する織物用編み物は広く種々のモールド
に好適であることがわかっている。織物は、膨張中にさらに伸縮を可能にするた
めに弛緩させヒートセットされる。
編み織物は織られた織物よりも、特に複雑な形状には好ましい。
なぜなら編み織物は織られた織物と違って機械方向ならびに機械交差方向に一般
に伸縮可能だからである。典型的な編み織物は下着およびくつ下に用いられるも
のであり、それらの構造は当業者に一般に知られている。
伸縮可能な織物は、熱にさらされた際に張力および収縮および/または弛緩下で
伸長することにより織物を好適に強化するフィラメントまたは紡いだ形態を有す
るヤーンて纒まれる。この形態はまた“コアースパン”とも呼ばれる。
別の実施態様において、組み物が使用される。組み物は、2次元反物の切断およ
び縫い合せなしに予め決められたサイズおよび形態の3次元形状に容易に形成さ
れる。織物強度は造形密閉物のサイズおよび形態を保持し、膨張および衝撃の圧
力下でさえ引裂きを予防する。
もし組み物が用いられたならば、モールド上に形成されるヤーンは、本発明の膨
張可能な密閉物を作る上での使用に好適な全ての材料を包含することを意図され
る。実例をあげると、そのようなり−ンはプラスチック、金属、羊毛、絹または
綿のような天然繊維、ポリエステル、ナイロンまたはレーヨン、ガラス繊維その
他のような合成繊維により作成されるが、ポリエステルまたはナイロンヤーンが
好ましい。組み物は編み物よりも、特に複雑な形状には好ましい。なぜなら組み
物は、編み物と違って強い多軸強度および低い伸縮性を有するからである。
好ましい組み物は、多軸強度および低い伸縮性を提供する形態に組み合わされて
いる天然、合成または再生繊維の繊維ヤーンまたは糸から作成される。破壊時に
10−50%の伸縮性を有するように編組された織物は広く種々のモールドに好
適であることかわかっている。
織物は別個の反物に切断および縫い合わされることなく、広く種々の形状に編組
される。これは、都合のよいことに、かさばる継ぎ目なして、複雑な形状の形成
を可能にする。継ぎ目のない組成はまた小さなり−ンを用いて強い織物強度を提
供する。なぜなら、継ぎ目により生じるような、材料の引張りおよび引裂き強度
に対する妥協がまったくないからである。これはさらに織物を複雑な形状に仕立
てることにより生じる、無駄な時間および材料を減らす。
組み物は、各原糸が1またはそれ以上の他の原糸の上および下に交互になる様な
数多くの原糸を斜方向に交叉することにより組合された複数の繊維の原糸を包含
する。3次元構造は、所望の最終的形状を有するモールドの形の上および廻りを
ヤーンて編組することにより形成される。編組は、ヤーンをモールドの形状に固
定しである、それらの互いのかみ合せによりヤーンをモールドの形状に合わせる
。
編組により作られた織物はヤーンの通路が織物の軸に平行でない構造を有してい
る。したがって組み物は、織られた織物の意味における、ねじれおよび横糸ヤー
ンは有しない。かわりに、ねじれたけが平ら織り(1本の上を1本)またはバス
ケット(2本の上を2本)として、交差すると考えられる。この形態は、相対的
に安い費用て可撓性および強い圧装強度のようなよい物理的性質を結合している
織物を提供する。
さらに組み物の組み合された原糸の形態は、縫われた継ぎ目を有する織られた織
物より強い強度を提供する。これは、継ぎ目により生じるであろう材料の引張り
および引裂き強度に対する妥協が全くないからである。これは、次にまた組み物
か小さなり−ンを使用することを可能にする。その結果、この組み物を用いた品
物のかさは小さなり−ンおよび継ぎ目のないの組成の両方により減らされ、さら
に利点を提供する。
組み物は、熱にさらされた場合に織物の引張り強度および収縮および/または弛
緩を好適に強化するフィラメントまたは紡がれた形態を有するヤーンにより作ら
れるのが好ましい。
本発明の別の実施態様は、織物に塗膜を用いることに関する。
広く種々の塗膜材料が用いられるが、熱可塑性プラスチックおよびエラストマー
塗膜が好ましい。エラストマー塗膜は本発明においてどんな型の織物にも用いら
れる。エラストマー塗膜としては、織物を基本的には非多孔性および非透過性に
することの可能な任意の材料を含む。そのような材料は充分に長い保存期間を有
し、かつ経年によりまた極端な温度によりもろくならない傾向のものであること
が好ましい。さらに火工(pyrotechnic)手段が密閉物を膨張させる
ために用いられた場合、エラストマーは織物を保護するために特に耐熱性でなけ
らばならない。好適な材料の実例はクロロブレン、ニトリル、シリコーン、アク
リル、ウレタン、ブチル、エチレンプロピレンジエンモノマーエラストマー(E
PDM)またはこれらおよび/または他の材料の組合せ、である。ポリエチレン
、ポリプロピレンおよびポリ塩化ビニルのような熱可塑性プラスチックもまた用
いられる。さらに、引用文献として本明細書に編入されてRodenbachら
の合衆国特許No、 3.807.754に開示されたま膜は本発明に使用され
る。
塗膜を必要な量塗布し、織物を空気に対して完全に非多孔性および非透過性にす
るか、または半透過性にして通常の作業条件下での空気流を制御する。エアバッ
グの透過性は付着塗膜の量および場所を調整することにより調整される。1/2
ミル−10ミルの範囲が塗膜の厚さに好適であり、2−7ミルが好ましいことが
わかっている。
塗膜の塗布は織物上に吹付け、塗膜物中に織物を浸漬、織物上に塗膜物をはけ塗
、またはながし込み、塗膜法のような数多くの知られている手段の任意のものに
よりなしうる。さらに組み物が形成されるモールドは塗膜が塗られながら回転さ
れる。
硬化可能なエラストマーをモールド上に支持された織物に塗布後、エラストマー
に熱を加えることによりエラストマーは硬化され得る。さらに、エラストマーは
放射線硬化法により硬化されうる。その場合、エラストマーは予め定められた放
射線の種類および量のもとにさらされる。放射線硬化は硬化時間を短縮し、また
エラストマーの均一的硬化を促進する。存気性または湿分硬化メカニズムをも塗
膜化学により要求されているようにして使用し得る。
伸縮性織物に都合のよいことには、硬化作業は塗膜を硬化させるだけでなく、織
物の糸またはヤーンを弛緩させ、ヒートセットするのに役立ち、織物はそのよう
な硬化がないものよりも大きな度合いで伸縮する。換言すれは、モールド形状に
合うように織物をその限界まで伸縮させる必要がある状況下であっても、いった
んそれが硬化作業により弛緩され、ヒートセットされると、織物は、織物を引裂
くことなしにさらに伸縮可能となる。したがって、エアバッグか火工(pyro
technic)手段またはガス供給のような膨張手段により膨張される場合に
、エアバッグは仕様により必要とされる寸法をとり得るであろう。
最後に、エアバッグは適当な方法によりモールドから取り出される。もし膨張可
能なモールドが使用された場合には、モールドが先ず収縮された後、続いてエア
バッグか取り出される。別法として、分解可能なまたはこわれやすい剛性モール
ドを利用した場合、モールドははじめに分解され、溶解され、こわされ、等し、
続いてエアバッグが取り出される。剛性モールドを伸縮可能な織物に使用する場
合には、エアバッグを伸縮しモールドから取り出す。
モールドからエアバッグを取り出す時点で、エアバッグを好ましくは織物の未処
理側がさらされるように反転させ、エアバッグ産業における通常の仕様に合うよ
うにする。
膨張手段は、衝突時に密閉物を、迅速に膨張させるためのものであり、実例とし
ては、加圧流体または大工(pyrotechnic)システムである。使用さ
れる流体は、好ましくは気体である。
硬化されたエアバッグには、エアバッグが人の衝撃からさらに正味エネルギーを
吸収するように収縮させる手段が好ましくは供えられる。もしそのような収縮手
段を全く備えていない場合には、人の衝撃からエアバッグにより吸収されるエネ
ルギーは、エアバッグ圧力の増大の形でポテンシャルエネルギーしてエアバッグ
中に瞬時に貯えられ、続いて、人がエアバッグに衝突したと同じ激しい力で彼を
エアバッグから離すのに使い果たされ、そこに、リバウンドが発生する。
したがって、膨張可能な密閉物にそれを収縮する手段を備えることが好ましく、
その手段は膨張進行中および/または膨張後に作動して、密閉物に接触した搭乗
員がリバウンドするのを防止する。エアバッグの収縮を制御するための手段を有
することにより、人の衝撃からエアバッグにより吸収されたエネルギーはエアバ
ッグにより放出されるが、人に危害があるような様式では放出されない。
収縮手段は、人がエアバッグに衝突したときに流体が流出し得るようなエアバッ
グに設けたボートであることが好ましい。衝撃のエネルギーを適切に吸収するよ
うなそのようなボートは任意な数設けることができる。別法としてCare)・
の合衆国特許No、 3.451.693に開示されているようなエアバッグ内
の圧力が増大するにつれて拡張する、吹き出しパッチまたは、はぎ取りストリッ
プが提供される。
さらに付は加えられる例として、収縮手段は密閉物を少なくとも半長孔性にする
密度または密集を有する織物材料から製造され得る。また、織物構造のある部分
はこの結果を達成するために未塗膜のままであってもよい。この実施態様におい
て、未塗膜の部分の繊維間のスペースまたはギャップにより、人の衝撃中に流体
が逃れる手段が提供される。
ここに記載された発明が上記目的を達成するのによく開示されていることは明ら
かであるが、多くの変形例および実施態様が当業者により容易に想到されるもの
であり、請求の範囲の記載は、本発明の本来の趣旨および意図に入る全ての変形
例および実施態様に及ぶことを意図される。
さらに詳細には、本発明は自動車内において使用することに限定されない。織物
は、特定の形状を有する密閉物の膨張を必要とする列車、飛行機またはその他任
意の物で人を保護する膨張可能密閉物として用いられる。さらに、織物へ適用さ
れるエラストマーの包含、及びそのエラストマーの特定の型、適用率および量な
どは、それがある場合には、密閉物の所望の形状、サイズ、伸縮性および配置に
依存する。
Claims (29)
- 1.衝突時に車の搭乗員を保護するのに用いられる膨張可能な密閉物を製造する 方法であって、 所望の形状を形成する外面を有するモールドを用意し、該モールドの該外面に伸 縮可能な継ぎ目のない織物を該所望の形状の適合させ、次いで、 該所望の形状に膨張することができまたはこれを保存するために小型の形態に収 縮することができる膨張可能な密閉物を得るために該モールドから該織物を除去 することことからなる、方法。
- 2.継ぎ目のない組み物構造を形成するために該モールドの該外面の周囲にヤー ンを編組することにより、該織物がモールド外面に適合される、請求の範囲1記 載の方法。
- 3.機械方向および機械交差方向の両方に伸縮可能である編み織物を適用するこ とにより、該織物がモールド外面に適合される、請求の範囲1記載の方法。
- 4.該織物を該モールドの該外面に適合させながら該織物に硬化塗膜を塗布し、 該モールドの該形状と同じ形状を有する硬化塗膜された織物を得るために充分な 温度および充分な時間該塗膜を加熱することをさらに有し、そこにおいて、該加 熱することにより、該エラストマー塗膜した織物はその後に伸縮が可能となるよ う弛緩されかつせヒートセットされる、請求の範囲1,2または3記載の方法。
- 5.編組工程が、各ヤーンをひとつまたはそれ以上の他のヤーンの上および下を 交互に交叉するように複数のヤーンを斜方向に交叉することによりヤーンを組合 わせることを含む、請求の範囲2記載の方法。
- 6.該所望の形状を形成するために該モールドを膨張することをさらに含んでな る、請求の範囲1記載の方法。
- 7.該継ぎ目のない織物構造を該モールドから除去するのを促進するために該膨 張したモールドを収縮させることをさらに含んでなる、請求の範囲6記載の方法 。
- 8.該織物を該少なくとも部分的に収縮した膨張可能なモールドの外面に適用し 、かつ、該モールドを予め決められたサイズに膨張させ、それにより、該モール ドの外面の形状を取るように該織物を伸縮させることにより、該織物をモールド に適合させる、請求の範囲1記載の方法。
- 9.該塗膜された織物のその後の伸縮は、それが硬化された時のモールドのサイ ズより約3−25%超えたものである、請求の範囲4記載の方法。
- 10.該塗膜は、ポリクロロプレン、アクリル、シリコーン、ニトリル、ポリウ レタン、ブチルおよびEPDMエラストマーのうち少なくともひとつから選ばれ る請求の範囲4記載の方法。
- 11.該塗膜は、熱、放射線、有気または湿分硬化メカニズムにより硬化される 、請求の範囲10記載の方法。
- 12.該ヤーンは、ナイロン、ポリエステル、金属、プラスチック、羊毛、絹、 綿、レーヨン、またはガラス繊維のうちの1つから選ばれる請求の範囲2記載の 方法。
- 13.該編み織物は、天然、または合成繊維、プラスチック、金属またはガラス 繊維から選ばれた請求の範囲3記載の方法。
- 14.車に取付けるために適合した膨張可能な密閉物であって、車の衝突の時に 膨張可能であり、継ぎ目のないの伸縮可能な織物構造から製造される密閉物、お よび、 衝突の発生時に膨張可能な密閉物を流体で膨張させる膨張手段、 とを有する、衝突時に車の搭乗員を保護するエーバック拘束システムであって、 該密閉物は、衝突時に膨張手段により予め決められた形状に膨張され、該予め決 められた形状は車内スペースおよび乗員の相対的位置により決められる、を含ん でなる衝突時に車の搭乗員を保護するエーバック拘束システム。
- 15.該織物構造は伸縮可能な組み物を包含する請求の範囲14記載の装置。
- 16.該織物構造は伸縮可能な編み織物を包含する請求の範囲14記載の装置。
- 17.該組み物は各原糸が1またはそれ以上の他の原糸を上および下に交互にな るように数多くの原糸を斜め方向に交叉させることにより組合されてなる複数の 繊維の原糸を含んでなる請求の範囲15記載の装置。
- 18.該織物上のエラストマー塗膜をさらに有し、それにより該織物を無孔性で ありかつエアバックを膨張させるために用いられる流体に対しおよび本質的に非 透過性とするか、あるいは該の流体に対し半透過性とするようになっている、請 求の範囲15または16記載の装置。
- 19.該エラストマー塗膜は、クロロプレン、シリコーン、ニトリル、アクリル 、ウレタン、PVC、ブチルまたはEPDMのうち少なくともひとつを包含する 請求の範囲18記載の装置。
- 20.該エラストマー塗膜は約0.5−10ミルの範囲の厚さである請求の範囲 18記載の装置。
- 21.該織物は、ポリエステル、ナイロン、金属、プラスチック、羊毛、絹、綿 、レーヨンまたはガラス繊維である編組繊維ヤーンを含んでなる、請求の範囲1 7記載の装置。
- 22.該ヤーンの原糸は織物軸に平行でない請求の範囲21記載の装置。
- 23.該織物は密閉物が膨張後、収縮できるように充分に多孔性である、請求の 範囲14,15または16いずれかに記載の装置。
- 24.膨張可能な密閉物を収縮する手段をさらに含んでなる請求の範囲14記載 の装置。
- 25.該収縮手段は、該流体が流出する複数のポートを密閉物に有している、請 求の範囲24記載の装置。
- 26.該収縮手段は、該織物構造の少なくとも1の部分からなり、そこにおいて 、該織物は、該織物を該流体がそこから流出するのを可能とする少なくとも半多 孔性にする密度または密集を有している、請求の範囲24記載の装置。
- 27.該織物は、機械方向および機械交差方向の両方向に伸縮可能となるように 編まれている、請求の範囲16記載の装置。
- 28.該織物は、引張り状態で伸長しかつ熱にさらすと収縮する、請求の範囲2 7記載の装置。
- 29.該織物は、膨張中にさらに伸縮可能にするように弛緩し、ヒートセットさ れている、請求の範囲16記載の装置。
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