JPH0451280B2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0451280B2 JPH0451280B2 JP29185285A JP29185285A JPH0451280B2 JP H0451280 B2 JPH0451280 B2 JP H0451280B2 JP 29185285 A JP29185285 A JP 29185285A JP 29185285 A JP29185285 A JP 29185285A JP H0451280 B2 JPH0451280 B2 JP H0451280B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- slag
- welding
- bead
- flux
- amount
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B23—MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- B23K—SOLDERING OR UNSOLDERING; WELDING; CLADDING OR PLATING BY SOLDERING OR WELDING; CUTTING BY APPLYING HEAT LOCALLY, e.g. FLAME CUTTING; WORKING BY LASER BEAM
- B23K35/00—Rods, electrodes, materials, or media, for use in soldering, welding, or cutting
- B23K35/22—Rods, electrodes, materials, or media, for use in soldering, welding, or cutting characterised by the composition or nature of the material
- B23K35/36—Selection of non-metallic compositions, e.g. coatings or fluxes; Selection of soldering or welding materials, conjoint with selection of non-metallic compositions, both selections being of interest
- B23K35/3601—Selection of non-metallic compositions, e.g. coatings or fluxes; Selection of soldering or welding materials, conjoint with selection of non-metallic compositions, both selections being of interest with inorganic compounds as principal constituents
- B23K35/3602—Carbonates, basic oxides or hydroxides
Landscapes
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Inorganic Chemistry (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Nonmetallic Welding Materials (AREA)
Description
(産業上の利用分野)
サブマージアーク溶接用フラツクスに関し、と
くに多電極サブマージアーク溶接において、良好
な溶接作業性の下に低温じん性の優れた溶接金属
を得ることのできるフラツクス構成成分系の改良
を提案しようとするものである。 サブマージアーク溶接用フラツクスは、アーク
の安定、アーク周辺のシールド、化学治金反応な
どの役割をもつているが、その製造方法により溶
融型と焼成型に大別される。すなわち 前者は、原料を所定の組成に配合し、アーク炉
などで溶解し、凝固後粉砕して適当な粒度に調整
したガラス状フラツクスであり、後者は、原料粉
と合金元素を所定の配合に混合したものを、例え
ば、けい酸ソーダを粘結剤として造粒、焼成した
ものである。 ところで、近年溶接は、溶接能率を高めるため
に、高速化の傾向にあり、−20〜−60℃といつた
低温じん性の要求される海洋構造物の如き使用環
境の厳しい構造物の厚鋼板の溶接施工に際して適
用される多層盛溶接においても溶接速度の増大傾
向にある。このような高じん性を有する溶接金属
を得るためには、比較的塩基度の高い焼成型のフ
ラツクスが使用されることが多いけれども、製法
上単体酸化物あるいは、炭酸塩の混合結合体であ
るため一般に高融点であり、溶接速度が大きくな
るとフラツクスの溶融が不均一となり、ビード外
観を損ね、高速溶接には適さないと考えられてい
た。 (従来の技術) 例えば、特開昭58−41694号公報は、高速溶接
用焼成型フラツクスに関し、フラツクス組成の調
整により高速性を確保したものであるけれども、
塩基度が低いため十分な溶接金属の低温じん性を
得ることが難しい。 一方、特開昭59−150693号公報では、塩基度を
高めて、溶接金属中の酸素量を低減し、低温じん
性の確保を図る試みがあるが、溶接速度や、開先
内でのスラグ剥離性が十分に考慮されていないの
で、スラグ剥離性が十分でなかつたり、溶接速度
の増大に伴い、ポツクマークの発生などによるビ
ードの外観不良を起こしやすい。 (発明が解決しようとする問題点) 高じん性を持つ溶接金属を得るために溶接金属
中の酸素量を十分低減でき、多層盛溶接において
とくに問題となるスラグ剥離性が良好で、かつ溶
接速度の増大に伴うポツクマークなどのビード外
観不良のない溶接作業性の極めて優れたサブマー
ジアーク溶接用フラツクスを提供することがこの
発明の目的である。 (問題点を解決するための手段) この発明は、Al2O3:5〜20wt%(以下単に%
で記す)、MgO:25〜45%、並びにSiO2:15〜25
%、CaF2:10〜25%、BaO:0.5〜3%及び、
CaO:3〜15%を、Al2O3とMgOの合計量の、
SiO2量、CaF2量及び2BaO量の和に対する比Rに
つき、0.8〜1.6の範囲内で含有し、かつ、Na2O
及びK2Oのうちから選んだ少なくとも1種を0.5
%以上、2種の合計でも10%以内と、ボロン酸化
物をB2O3に換算して0.1〜1.5%と、を含むほか、
金属マンガン:1〜5%、金属シリコン:1〜5
%を、残余の不可避的不純物とともに含有して成
るサブマージアーク溶接用フラツクスである。 さて発明者らは、高速溶接条件の下でのビード
外観に及ぼすフラツクス組成の影響を、種々の組
成から成る焼成型フラツクスについて、スラグの
剥離性、酸素量などにあわせ、全面的に見直した
結果、まずフラツクスの融点を示す指標としてス
ラグの軟化点が有利に適合することを見出した。 ここにスラグの軟化点は、溶接後に溶融スラグ
の凝固殻を粉砕し、直径10mm、高さ10mmの円筒状
に圧粉成形し、これを電気炉で昇温加熱する間
に、この円筒状成形体が溶融して、原形の高さの
90%となる温度で定義することとして、この温度
が1250℃以上となる場合には、溶接速度60cm/
minを越えるような溶接を施して安定したビード
外観が得られ、一方で軟化点が1400℃を越える場
合に、ビードの形状が凸形となりやすいことの傾
向を認めた。 次にフラツクスに脱酸剤として添加する金属マ
ンガンおよび金属シリコンが、ポツクマークの発
生と深いかかわりを持つことも併せて見出され
た。 ところで、フラツクスの融点を調整する手段と
しては、MgOの適量が有効であるが、そのほか
フラツクスの成分組成において、とくにAlO3と
MgOの合計量と、SiO2量、CaF2量及び2BaOの
和との比Rの値が、上記スラグの軟化点に対して
第1図のようによい相関を呈する。 第1図は、スラグの軟化点と、R値の関係を示
すグラフであり、R値の増加に従つてスラグの軟
化点が上昇することがわかる。 以上の知見がこの発明の端緒である。 (作用) この発明の目的に適合するサブマージアーク溶
接用フラツクスの成分組成の限定理由は次のとお
りである。 Al2O3は、スラグの軟化点および粘性の調整に
必要な成分であるが、5%未満では、その効果が
十分でなくビードの波目が荒くなり、一方20%を
越えて含有すると、スラグの剥離性が劣化するた
めに5〜20%とした。 MgOはスラグの軟化点および塩基度の調整、
スラグの剥離性の確保の上から必要な成分であ
る。MgOが25%未満では、開先内でのスラグ剥
離性が著しく劣化しビードの波目が荒くなりポツ
クマークが発生しやすくなる。一方45%を越えて
含有すると、ビード形状が凸形となつてビード幅
が狭くなり、融合不良、スラグ巻込みなどの欠陥
が生じやすくなるため、25〜45%とした。MgO
源としては、マグネシア・クリンカー(MgO)
の他、マグネサイト(MgCO3)、ドロマイト
(CaCO3・MgCO3)などがあり、後2者について
はMgOに検算した量で用いる。 SiO2はスラグ生成剤であつて塩基度および粘
性の調整に必要な成分であるが、15%未満では、
スラグの粘性が低下してビード形状が劣化する。
また25%を越えて含有すると、ビード端部でのス
ラグ剥離性が劣化するため、15〜25%とした。 CaF2は、スラグの塩基度および粘性を調整す
るのに必要な成分であるが、10%未満では塩基度
が低くなると共にスラグの流動性が不足しビード
幅が狭くなる。また、25%を越えて含有するとア
ークが不安定となり、溶接欠陥が生じやすくなる
ため、10〜25%とした。 BaOはスラグの軟化点を調整するとともにス
ラグ剥離性を改善するため必要な成分であるが、
0.5%未満では、その効果に乏しく、一方3%を
越えて含有するとスラグ融点が低くなりすぎてビ
ードの波目が荒くなりやすいため、0.5〜3%と
した。 CaOは、スラグの軟化点および塩基度の調整に
必要な成分であるが、3%未満では、凝固スラグ
に横割れがほとんど発生せず、スラグの剥離性を
悪くする。また15%を越える場合もスラグ剥離性
が劣化する。この場合のCaO源としては、硅灰
石、炭酸カルシウム、ドロマイトなどがあり、炭
酸カルシウムについてはCaOに換算した量を加え
る。 NaOおよびK2Oは、アークの安定性を高める
ために必要な成分であるが、0.5%未満ではその
効果に乏しく、一方10%を越えて含有するとスラ
グの流動性が高くなり過ぎビード外観が劣化し、
ポツクマークが発生しやすくなるため、1種又は
2種の合計量で0.5〜10%とした。 ボロン酸化物はビード形状を整え、スラグ剥離
性を確保するのに必要な成分であり、B2O3換算
で0.1%未満のときは、開先側壁とビードのなじ
みが悪く、スラグの剥離が劣化する。また、同じ
く1.5%を越えると、アンダーカツトが発生しや
すくなり、このためにスラグの剥離性が悪くなる
ため、0.1〜1.5%とした。 金属マンガンおよび金属シリコンは、脱酸剤と
して必要な成分であるとともに、ポツクマークの
発生を抑制するのに効果がある成分であり、各々
が1%未満では、その効果に乏しく、一方何れも
5%を越えると溶接金属のじん性を害するために
各々1〜5%とした。 以上の成分組成範囲において、とくにAl2O3と
MgOの合計量と、SiO2量、CaF2量、2・BaO量
の和との比R値を0.8〜1.6の範囲とするのは、0.8
未満では溶融スラグの揺動が大きく、ビードの波
目が荒れるとともにポツクマークが発生し、また
R値が1.6を越える場合には、ビード形状が凸形
となり、スラグの剥離性が劣化する。第1図に示
した如く、R値を0.8〜1.6とすれば、スラグの軟
化点をほぼ、1250〜1400℃程度にすることが可能
であり、溶接速度の大きな場合にも良好なビード
を得ることができる。 この他、不可避的不純物として、炭酸ガス、
TiO2、FeO2などの金属酸化物、P、Sなどがあ
るが、溶接スラグの揺動が大きくなりビード外観
を悪くしたり、あるいは溶接金属のじん性を劣化
させるといつた不利があるため炭酸ガスについて
は15%以下、金属酸化物については3%以下、
P、Sについては0.1%以下とすることが望まし
い。 (実施例) 表−1に示す10種類の焼成型フラツクスを用い
て、板厚32mmのAPI 5LB鋼板(0.13%C、0.21%
Si、1.2%Mn、0.018%P、0.010%S、0.015%
Nb)を、第2図に示すレ形開先(開先角度a=
45゜、開先深さb=25mm)に仕上げて溶接を行つ
た。 溶接ワイヤとしては、4.0mm径のKW30T(0.07
%C、0.65%Si、1.30%Mn、0.08%Ti)を用い
た。
くに多電極サブマージアーク溶接において、良好
な溶接作業性の下に低温じん性の優れた溶接金属
を得ることのできるフラツクス構成成分系の改良
を提案しようとするものである。 サブマージアーク溶接用フラツクスは、アーク
の安定、アーク周辺のシールド、化学治金反応な
どの役割をもつているが、その製造方法により溶
融型と焼成型に大別される。すなわち 前者は、原料を所定の組成に配合し、アーク炉
などで溶解し、凝固後粉砕して適当な粒度に調整
したガラス状フラツクスであり、後者は、原料粉
と合金元素を所定の配合に混合したものを、例え
ば、けい酸ソーダを粘結剤として造粒、焼成した
ものである。 ところで、近年溶接は、溶接能率を高めるため
に、高速化の傾向にあり、−20〜−60℃といつた
低温じん性の要求される海洋構造物の如き使用環
境の厳しい構造物の厚鋼板の溶接施工に際して適
用される多層盛溶接においても溶接速度の増大傾
向にある。このような高じん性を有する溶接金属
を得るためには、比較的塩基度の高い焼成型のフ
ラツクスが使用されることが多いけれども、製法
上単体酸化物あるいは、炭酸塩の混合結合体であ
るため一般に高融点であり、溶接速度が大きくな
るとフラツクスの溶融が不均一となり、ビード外
観を損ね、高速溶接には適さないと考えられてい
た。 (従来の技術) 例えば、特開昭58−41694号公報は、高速溶接
用焼成型フラツクスに関し、フラツクス組成の調
整により高速性を確保したものであるけれども、
塩基度が低いため十分な溶接金属の低温じん性を
得ることが難しい。 一方、特開昭59−150693号公報では、塩基度を
高めて、溶接金属中の酸素量を低減し、低温じん
性の確保を図る試みがあるが、溶接速度や、開先
内でのスラグ剥離性が十分に考慮されていないの
で、スラグ剥離性が十分でなかつたり、溶接速度
の増大に伴い、ポツクマークの発生などによるビ
ードの外観不良を起こしやすい。 (発明が解決しようとする問題点) 高じん性を持つ溶接金属を得るために溶接金属
中の酸素量を十分低減でき、多層盛溶接において
とくに問題となるスラグ剥離性が良好で、かつ溶
接速度の増大に伴うポツクマークなどのビード外
観不良のない溶接作業性の極めて優れたサブマー
ジアーク溶接用フラツクスを提供することがこの
発明の目的である。 (問題点を解決するための手段) この発明は、Al2O3:5〜20wt%(以下単に%
で記す)、MgO:25〜45%、並びにSiO2:15〜25
%、CaF2:10〜25%、BaO:0.5〜3%及び、
CaO:3〜15%を、Al2O3とMgOの合計量の、
SiO2量、CaF2量及び2BaO量の和に対する比Rに
つき、0.8〜1.6の範囲内で含有し、かつ、Na2O
及びK2Oのうちから選んだ少なくとも1種を0.5
%以上、2種の合計でも10%以内と、ボロン酸化
物をB2O3に換算して0.1〜1.5%と、を含むほか、
金属マンガン:1〜5%、金属シリコン:1〜5
%を、残余の不可避的不純物とともに含有して成
るサブマージアーク溶接用フラツクスである。 さて発明者らは、高速溶接条件の下でのビード
外観に及ぼすフラツクス組成の影響を、種々の組
成から成る焼成型フラツクスについて、スラグの
剥離性、酸素量などにあわせ、全面的に見直した
結果、まずフラツクスの融点を示す指標としてス
ラグの軟化点が有利に適合することを見出した。 ここにスラグの軟化点は、溶接後に溶融スラグ
の凝固殻を粉砕し、直径10mm、高さ10mmの円筒状
に圧粉成形し、これを電気炉で昇温加熱する間
に、この円筒状成形体が溶融して、原形の高さの
90%となる温度で定義することとして、この温度
が1250℃以上となる場合には、溶接速度60cm/
minを越えるような溶接を施して安定したビード
外観が得られ、一方で軟化点が1400℃を越える場
合に、ビードの形状が凸形となりやすいことの傾
向を認めた。 次にフラツクスに脱酸剤として添加する金属マ
ンガンおよび金属シリコンが、ポツクマークの発
生と深いかかわりを持つことも併せて見出され
た。 ところで、フラツクスの融点を調整する手段と
しては、MgOの適量が有効であるが、そのほか
フラツクスの成分組成において、とくにAlO3と
MgOの合計量と、SiO2量、CaF2量及び2BaOの
和との比Rの値が、上記スラグの軟化点に対して
第1図のようによい相関を呈する。 第1図は、スラグの軟化点と、R値の関係を示
すグラフであり、R値の増加に従つてスラグの軟
化点が上昇することがわかる。 以上の知見がこの発明の端緒である。 (作用) この発明の目的に適合するサブマージアーク溶
接用フラツクスの成分組成の限定理由は次のとお
りである。 Al2O3は、スラグの軟化点および粘性の調整に
必要な成分であるが、5%未満では、その効果が
十分でなくビードの波目が荒くなり、一方20%を
越えて含有すると、スラグの剥離性が劣化するた
めに5〜20%とした。 MgOはスラグの軟化点および塩基度の調整、
スラグの剥離性の確保の上から必要な成分であ
る。MgOが25%未満では、開先内でのスラグ剥
離性が著しく劣化しビードの波目が荒くなりポツ
クマークが発生しやすくなる。一方45%を越えて
含有すると、ビード形状が凸形となつてビード幅
が狭くなり、融合不良、スラグ巻込みなどの欠陥
が生じやすくなるため、25〜45%とした。MgO
源としては、マグネシア・クリンカー(MgO)
の他、マグネサイト(MgCO3)、ドロマイト
(CaCO3・MgCO3)などがあり、後2者について
はMgOに検算した量で用いる。 SiO2はスラグ生成剤であつて塩基度および粘
性の調整に必要な成分であるが、15%未満では、
スラグの粘性が低下してビード形状が劣化する。
また25%を越えて含有すると、ビード端部でのス
ラグ剥離性が劣化するため、15〜25%とした。 CaF2は、スラグの塩基度および粘性を調整す
るのに必要な成分であるが、10%未満では塩基度
が低くなると共にスラグの流動性が不足しビード
幅が狭くなる。また、25%を越えて含有するとア
ークが不安定となり、溶接欠陥が生じやすくなる
ため、10〜25%とした。 BaOはスラグの軟化点を調整するとともにス
ラグ剥離性を改善するため必要な成分であるが、
0.5%未満では、その効果に乏しく、一方3%を
越えて含有するとスラグ融点が低くなりすぎてビ
ードの波目が荒くなりやすいため、0.5〜3%と
した。 CaOは、スラグの軟化点および塩基度の調整に
必要な成分であるが、3%未満では、凝固スラグ
に横割れがほとんど発生せず、スラグの剥離性を
悪くする。また15%を越える場合もスラグ剥離性
が劣化する。この場合のCaO源としては、硅灰
石、炭酸カルシウム、ドロマイトなどがあり、炭
酸カルシウムについてはCaOに換算した量を加え
る。 NaOおよびK2Oは、アークの安定性を高める
ために必要な成分であるが、0.5%未満ではその
効果に乏しく、一方10%を越えて含有するとスラ
グの流動性が高くなり過ぎビード外観が劣化し、
ポツクマークが発生しやすくなるため、1種又は
2種の合計量で0.5〜10%とした。 ボロン酸化物はビード形状を整え、スラグ剥離
性を確保するのに必要な成分であり、B2O3換算
で0.1%未満のときは、開先側壁とビードのなじ
みが悪く、スラグの剥離が劣化する。また、同じ
く1.5%を越えると、アンダーカツトが発生しや
すくなり、このためにスラグの剥離性が悪くなる
ため、0.1〜1.5%とした。 金属マンガンおよび金属シリコンは、脱酸剤と
して必要な成分であるとともに、ポツクマークの
発生を抑制するのに効果がある成分であり、各々
が1%未満では、その効果に乏しく、一方何れも
5%を越えると溶接金属のじん性を害するために
各々1〜5%とした。 以上の成分組成範囲において、とくにAl2O3と
MgOの合計量と、SiO2量、CaF2量、2・BaO量
の和との比R値を0.8〜1.6の範囲とするのは、0.8
未満では溶融スラグの揺動が大きく、ビードの波
目が荒れるとともにポツクマークが発生し、また
R値が1.6を越える場合には、ビード形状が凸形
となり、スラグの剥離性が劣化する。第1図に示
した如く、R値を0.8〜1.6とすれば、スラグの軟
化点をほぼ、1250〜1400℃程度にすることが可能
であり、溶接速度の大きな場合にも良好なビード
を得ることができる。 この他、不可避的不純物として、炭酸ガス、
TiO2、FeO2などの金属酸化物、P、Sなどがあ
るが、溶接スラグの揺動が大きくなりビード外観
を悪くしたり、あるいは溶接金属のじん性を劣化
させるといつた不利があるため炭酸ガスについて
は15%以下、金属酸化物については3%以下、
P、Sについては0.1%以下とすることが望まし
い。 (実施例) 表−1に示す10種類の焼成型フラツクスを用い
て、板厚32mmのAPI 5LB鋼板(0.13%C、0.21%
Si、1.2%Mn、0.018%P、0.010%S、0.015%
Nb)を、第2図に示すレ形開先(開先角度a=
45゜、開先深さb=25mm)に仕上げて溶接を行つ
た。 溶接ワイヤとしては、4.0mm径のKW30T(0.07
%C、0.65%Si、1.30%Mn、0.08%Ti)を用い
た。
【表】
【表】
この時の溶接条件を表−2に、溶接作業性およ
び溶接金属のじん性は表−3に示すとおりであ
る。
び溶接金属のじん性は表−3に示すとおりであ
る。
【表】
【表】
○;良好 ×;不良
この発明によるフラツクス(A)〜(E)を用いた実施
例では、いずれにおいてもスラグ剥離性に優れた
溶接作業性の下に、ビード外観の良好な高じん性
溶接金属が得られた。 これに対し、成分組成範囲のはずれたフラツク
ス(F)〜(J)では、溶接作業性、ビード外観、溶接金
属のじん性の全てにわたつて良好な結果を同時に
満足することができなかつた。 すなわちフラツクス(F)では、溶接作業性、溶接
金属のじん性は、比較的良好ではあるが、R値が
適正範囲をはずれているためにポツクマークが発
生し、ビード外観が不良であつた。 フラツクス(G),(H)では、各々MgO、Al2O3、
CaOなどが適正範囲にないため、スラグの剥離性
が悪い。 フラツクス(I)では、BaO、金属マンガンが適
正範囲にないため、ビードの波目が荒く、またポ
ツクマークが発生し、ビード外観が悪い。 フラツクス(J)では、SiO2、B2O3が適正範囲に
ないため、とくにスラグ剥離性が悪く溶接欠陥も
出やすかつた。 (発明の効果) この発明によれば、従来サブマージアーク溶接
用フラツクスにおいて、同時に満足することの困
難であつた良好な溶接作業性と溶接金属のじん性
確保を、高い溶接能率の下に容易に実現すること
ができる。
この発明によるフラツクス(A)〜(E)を用いた実施
例では、いずれにおいてもスラグ剥離性に優れた
溶接作業性の下に、ビード外観の良好な高じん性
溶接金属が得られた。 これに対し、成分組成範囲のはずれたフラツク
ス(F)〜(J)では、溶接作業性、ビード外観、溶接金
属のじん性の全てにわたつて良好な結果を同時に
満足することができなかつた。 すなわちフラツクス(F)では、溶接作業性、溶接
金属のじん性は、比較的良好ではあるが、R値が
適正範囲をはずれているためにポツクマークが発
生し、ビード外観が不良であつた。 フラツクス(G),(H)では、各々MgO、Al2O3、
CaOなどが適正範囲にないため、スラグの剥離性
が悪い。 フラツクス(I)では、BaO、金属マンガンが適
正範囲にないため、ビードの波目が荒く、またポ
ツクマークが発生し、ビード外観が悪い。 フラツクス(J)では、SiO2、B2O3が適正範囲に
ないため、とくにスラグ剥離性が悪く溶接欠陥も
出やすかつた。 (発明の効果) この発明によれば、従来サブマージアーク溶接
用フラツクスにおいて、同時に満足することの困
難であつた良好な溶接作業性と溶接金属のじん性
確保を、高い溶接能率の下に容易に実現すること
ができる。
第1図は、スラグの軟化点とR値の関係を示す
グラフ、第2図は、実施例における鋼板の開先形
状を示す断面図である。
グラフ、第2図は、実施例における鋼板の開先形
状を示す断面図である。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 Al2O3:5〜20wt%、 MgO:25〜45wt%並びに、 SiO2:15〜25wt%、 CaF2:10〜25wt%、 BaO:0.5〜3wt%及び、 CaO:3〜15wt% を、Al2O3とMgOの合計量の、SiO2量、CaF2量、
及び2BaO量の和に対する比Rにつき、0.8〜1.6
の範囲内で含有し、かつ Na2O及びK2Oのうちから選んだ少なくとも1
種を0.5wt%以上、2種の合計でも10wt%以内
と、 ボロン酸化物をB2O3に検算して0.1〜1.5wt%
と、 を含むほか、 金属マンガン:1〜5wt%、 金属シリコン:1.5wt% を、残余の不可避的不純物とともに含有して成る
サブマージアーク溶接用フラツクス。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP29185285A JPS62151292A (ja) | 1985-12-26 | 1985-12-26 | サブマ−ジア−ク溶接用フラツクス |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP29185285A JPS62151292A (ja) | 1985-12-26 | 1985-12-26 | サブマ−ジア−ク溶接用フラツクス |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS62151292A JPS62151292A (ja) | 1987-07-06 |
| JPH0451280B2 true JPH0451280B2 (ja) | 1992-08-18 |
Family
ID=17774253
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP29185285A Granted JPS62151292A (ja) | 1985-12-26 | 1985-12-26 | サブマ−ジア−ク溶接用フラツクス |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS62151292A (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP3484143B2 (ja) | 1999-12-02 | 2004-01-06 | 株式会社タイムドメイン | スピーカ装置 |
| CN100374238C (zh) * | 2004-12-17 | 2008-03-12 | 中国船舶重工集团公司第七二五研究所 | 高碱度、低活性、超低氢烧结型焊剂 |
-
1985
- 1985-12-26 JP JP29185285A patent/JPS62151292A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS62151292A (ja) | 1987-07-06 |
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