JPH0452800Y2 - - Google Patents

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JPH0452800Y2
JPH0452800Y2 JP1983145996U JP14599683U JPH0452800Y2 JP H0452800 Y2 JPH0452800 Y2 JP H0452800Y2 JP 1983145996 U JP1983145996 U JP 1983145996U JP 14599683 U JP14599683 U JP 14599683U JP H0452800 Y2 JPH0452800 Y2 JP H0452800Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は防音パネル、特に遮音体と吸音体を複
合した複合防音パネルに係る。
[従来の技術] 従来、高速道路や工場あるいは発電所ボイラー
等から発生する騒音を遮断するためにガラス繊維
強化セメント(以下、G.R.Cという)の材質的な
遮音性を利用し、さらに別の吸音材、例えばロツ
クウール、ガラスウール、無機質発泡材で形成す
る吸音体を重ね合わせた遮音、吸音性防音パネル
が提供されている。この防音パネルとしては、第
5図で例示するようにG.R.Cを底板22として打
設し、続いて周縁部上に側板23を打設して立設
したG.R.C製遮音体の内部空所に吸音体28を充
填し、遮音体による遮音機能と吸音体28による
吸音機能とをもたせたものが知られている。
もつともG.R.C以外の材質によつて製造した防
音パネル(吸音、遮音板)も多数研究開発されこ
れに関する提案も多数ある。
例えば、実開昭57−49115号公報は第6図イ,
ロに示すように、グラスウール、ロツクウールな
どの無機フアイバー集積体101にバインダ樹脂
を配合して所定の高密度で断面チヤンネル形状と
なるように圧縮成形し、外表面に被覆材102を
貼着した吸音断熱材を形成する。この断面はU字
形や、さらにその両端を外向けに屈曲して取り付
け時の便を図つている。
また、実開昭57−75010号公報は第7図に例示
するように、断面形状がコの字形の遮音ケース1
03(亜鉛鉄板の曲加工品)へこのケースの前面
開口部全体を塞ぐように無機繊維を高密度に圧縮
成形した板状吸音材104を固定して吸遮音パネ
ルを形成している。なお具体的にはこの固定のた
めに遮音ケースの両端をさらに内向けに屈曲して
突出縁103aを上下に設けて板状吸音材の端部
折り曲げ辺104aと押圧し合うようにしてい
る。
[考案が解決しようとする課題] まず、G.R.C製の遮音体とロツクウールなどの
吸音体を組み合わせた従来の防音パネル(第5
図)について検討すると、前記吸音体28は側板
端部面に取り付けたパンチングメタル27によつ
てそれを覆うようにして遮音体の内部空所に保持
されているため、パンチングメタルの取付けビス
30等が緩みパンチングメタル27が外れたりす
ると、吸音体28が容易に抜け出てしまうという
欠点があつた。
また、吸音体を収納した前記のようなパネルは
それを多数連結して防音壁を構築した際に、その
遮音体に支柱の補助部材としての役目を負わせる
ことにもなるから比較的大きな荷重がかかるた
め、それに応じた強度を要求される。その補給例
として実開昭57−123407号公報に開示されている
ように、コンクリート製の枠版の底板部や側板部
にプレストレスワイヤ、金網、鉄筋等を埋め込ん
だものが提案されている。
しかしながら、前記のような補強策を採用する
ことは製作に手間がかかるだけでなく、薄肉で強
度をもたらすことを主眼とするG.R.Cには採用し
難く、採用あるいは否採用でカバーするとすれ
ば、肉厚が大きくなつて重量が重くなるというよ
うな欠点があつた。
また、第5図で明らかなように底板22と側板
23とによつて形成される隅部(底板周辺から側
板への立上がり部)イにおいてガラス短繊維28
につながりが全くない、板厚方向や隅部は荷重に
対して割れ易く、どのような取付金具を使用しよ
うと取付部へ加わる応力を集中的に受け止める能
力が比較的小さいと判断せざるを得ない。
G.R.C以外の材質を使用した防音パネルもそれ
ぞれ特徴をもつが、材質上の相違はそれぞれ製造
上または構造上の大きな相違を呼び、共通した構
成でそのまま適応することは到底できない。
例えば、第6図の場合はグラスウールなどにバ
インダ樹脂を配合して圧縮成形しただけのもので
あるから、吸音効果しか期待できず、本考案のよ
うな遮音、吸音の複合的防音効果に遠く及ぶとこ
ろではない。しかも成形体とい意味において本考
案の遮音体と対比してみても、圧縮成形によつて
高密度の成形体を得るという工法が補助的になら
ばとにかく、セメント成形の主体として適用する
ことは考えられない。また図ロのように側板の端
部をさらに外向けに屈曲することは可能である
が、内向け(断面コ字形)にすべての四辺を圧縮
によつて折曲することはきわめて困難である。成
形後、成形体をプレス型枠から外すことは分割型
にすれば不可能ではないにしても、非能率な作業
は煩瑣に耐えない。
また、第7図における遮音ケースは端を二度直
角に屈曲して断面コ字状に成形しているが、この
ケースの材料が亜鉛鉄板など最も成形性に富む薄
鋼板でありG.R.Cに比べると遮音効果が格段に劣
ることは明らかでる。すなわち、遮音ケースの薄
鋼板は音波を受ければ容易に振動を誘発する可能
性が大きいから遮音効果を意図したものではな
く、吸音板を取り付けるための支持部材としての
役割を求めたに過ぎない。しかも、仮に成形体と
いう意味において本考案の遮音体と対比して見て
も、この従来技術ではプレス成形によつて薄鋼板
を断面コ字状に二回折曲するのはあくまで図の上
下両側端に限り、ケースの四辺すべてを額縁状に
内側へ屈曲することは前例同様きわめて非現実的
である。
この考案は上記のような従来のもののもつ欠点
を排除し、吸音体がG.R.C製遮音体の内部空所に
確実に保持され、しかも重量の増加を招くことな
く遮音体が補強され遮音効果と吸音効果が一体的
に発揮する複合的な防音パネルの提供を目的とす
る。
[課題を解決するための手段] 本考案の複合防止パネルは、方形の底板2、こ
の底板の四辺すべての周縁部を上方へ直角に屈曲
した側板3、およびこの側板の四辺すべての周縁
部をさらに直角に内側へ屈曲したひさし板4より
なる額縁状の箱体をすべての断面において板表面
とほぼ平行を指向するガラス短繊維9で強化した
未凝固のセメント材によつて形成したガラス繊維
強化セメント製遮音体1と、上面と側面を有孔金
属板7で被覆した吸音体8とよりなり、該吸音体
8は遮音体1の内部空所の中へ間隙が形成される
ことなく固着納置されて、前記二本のすべての接
触面において滲出した未凝固のセメント材によつ
て一体的に係着されたことによつて前記の課題を
解決した。
[作用] この考案の防音パネルは、G.R.Cの1枚板を2
回折曲して方形の四辺すべてを額縁状の構造とし
た結果、特に破損の機会が多い隅部を強化し肉厚
を増したのと同様の強度向上を果す。すなわち、
板の断面の形態に着目すればどの断面においても
ガラス繊維の向きが表面、裏面に対してほぼ平行
に統一され、第4図に示すように、底板2と側板
3、ひさし板4とのなす隅部イやロにおいてもガ
ラス短繊維9がつながりをもつてほぼ均一に配列
され、従つてガラス短繊維9のもつ強度が十分に
活かされ、隅部イ,ロにおける破壊や亀列の発生
が防止され、また重量がさほど増大することもな
い。
次に、この額縁状の箱体(G.R.C製の遮音体)
の内部空所へ吸音体を嵌合し、吸音体の上面と側
面はその表面を覆つている有孔金属板(パンチン
グメタル)が遮音体の内面と接触するので、G.
R.Cがパンチングメタル7の多数の孔に食い込み
固化後は係合状態になると共に多数の孔から滲出
した未凝固のセメント材は孔を通つて一部は吸音
体の内面まで入り固化する。また吸音体の底面に
ついては未凝固のセメント材がそのまま多孔性の
吸音体表面へ直接滲入して双方の接触面を超えて
交流し、凝固後遮音体と一体的に係着し強固な固
着状態を形成する。このような状態を第4図で示
し従来の技術(第5図)との対比によつてその相
違点を明らかにした。
もつとも、セメント構造物に金属板を貼り付け
て補強すること自体は従来例でも多く見られると
ことであるが、方形の内周四辺をすべて二回直角
に折曲し、この内面に接するすべての接触面に亘
つて内部に嵌合した材料と一体的に係着するよう
な徹底した複合化は他に到底見ることのできない
構成である。
[実施例] 第1図及至第4図に示すように、防音パネルは
外殻として全体が一体的に形成されたG.R.C製箱
体よりなる遮音体1を具え、この遮音体1は方形
の底板2、この底板2の周縁部を上方に屈曲して
形成した側板3、及びこの側板3の上端部を内方
に屈曲して形成したひさし板4を有し、ひさし板
4間で開口部5が形成されている。
遮音体1の内部空所には必要に応じて表面をグ
ラスネツト6で覆つたうえ、さらに表面および側
面を多数の孔を有するパンチングメタル7で覆つ
た吸音体8が一体的に、すなわちパンチングメタ
ル7と側板3およびひさし板4のそれぞれとの
間、並びに吸音体8の裏面と底板2との間に間隙
が形成されることなく固着され納置されている。
吸音体8としてはロツクウール、ガラスウー
ル、無機質発泡材などを使用する。
前記のような防音パネルを製作する際は、図示
しない型枠、すなわち互いに枢支された底板型
枠、側板型枠およびひさし板型枠を水平状態に置
き、それらの上に図示しない投入機から連続して
繰り出される約2〜4cm程度の多数のガラス短繊
維が水平方向に混在した所定幅で一定厚みのG.
R.Cをシート状に打設する。そして、該シート状
のG.R.Cがまだ固まらないうちに底板2上にパン
チングメタル7で覆つた吸音体8を載置し、その
後打設したシート状のG.R.Cを図示しない前記型
枠を介して側板3およびひさし板4を形成し、固
化させる。なお、前記打設したシート状のG.R.C
を屈曲後、隣り合う側板3を2面として形成され
るコーナ部には、吊り上げ用かつ取付用埋め込み
ナツト11をセツトし、近傍をG.R.Cで充填す
る。このようにして防音パネルが形成される。図
面において10は必要に応じ遮音体1の中へ埋め
込まれるグラスネツトである。
[考案の効果] 上記のような防音パネルによれば、表面および
側面がパンチングメタル7で覆われた吸音体8
が、ひさし板4を有する額縁状の箱体内に間隙な
く一体的に嵌合されているので、パンチングメタ
ル7が側板3およびひさし板4の内周面に係合す
ることとなり、吸音体8は箱体(G.R.C製額縁状
の遮音体)1の内部空所内に確実に保持され容易
に抜け出したりすることはなく、また箱体はその
内部の空所内に嵌合した吸音体8の裏面と底板2
とが係着した状態で固化されることになり、固化
後に吸音材を重点するものと比べ、吸音体8がず
れたりすることもなく高い吸音効果を維持でき
る。
また、箱体に荷重がかかつた際、G.R.Cがパン
チングメタル7の多数の孔に食い込んだ係合状態
にあるので両者間のずれがなく、従つて箱体がパ
ンチングメタル7によつて補強され、このような
補強によつても箱体の肉厚は大きくならず、全体
として重量増を招くこともなく、強度の大きな遮
音体1とすることができる。
しかも、遮音体自体の強度についても、一枚の
G.R.C板を二回おり曲げて額縁状の箱体としてい
るから、どの断面を見ても表面とほぼ平行なガラ
ス短繊維9によつて効果的に強化されており、従
来は最も脆弱であつたコーナ部は相互に絡み合つ
たガラス短繊維の連続した流れによつて格段に強
化されるという効果を得る。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の防音パネルの実施例を示す
一部切欠した斜視図、第2図は第1図の−線
に沿つて得られる断面図、第3図は第1図の−
線に沿つて得た断面図、第4図は同じ実施例の
ガラス短繊維の配列と各部材の係着状態を示す縦
断面図、第5図は従来技術の各部材の組み立て状
態とガラス短繊維の配列を示す縦断面図、第6図
はイ,ロは従来の技術を示す断面図、第7図は別
の従来技術を示す縦断面図である。 1……G.R.C製遮音体、2……底板、3……側
板、4……ひさし板、5……開口部、7……パン
チングメタル(有孔金属板)、8……吸音体、9
……ガラス短繊維。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 方形の底板2、この底板の四辺すべての周縁部
    を上方へ直角に屈曲した側板3、およびこの側板
    の四辺すべての周縁部をさらに直角に内側へ屈曲
    したひさし板4よりなる額縁状の箱体をすべての
    断面において板表面とほぼ平行を指向するガラス
    短繊維9で強化した未凝固のセメント材によつて
    形成したガラス繊維強化セメント製遮音体1と、
    上面と側面を有孔金属板7で被覆した吸音体8と
    よりなり、該吸音体8は遮音体1の内部空所の中
    へ間隙が形成されることなく固着納置されて、前
    記二体のすべての接触面において滲出した未凝固
    のセメント材によつて一体的に係着されたことを
    特徴とするガラス繊維強化セメント製遮音体と吸
    音体の複合防音パネル。
JP14599683U 1983-09-22 1983-09-22 防音パネル Granted JPS6054199U (ja)

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JPS6054199U JPS6054199U (ja) 1985-04-16
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6316406Y2 (ja) * 1980-09-05 1988-05-11
JPS6340503Y2 (ja) * 1980-10-25 1988-10-24

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JPS6054199U (ja) 1985-04-16

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