JPH0453474A - 直接加熱殺菌方法及び装置 - Google Patents

直接加熱殺菌方法及び装置

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JPH0453474A
JPH0453474A JP16354490A JP16354490A JPH0453474A JP H0453474 A JPH0453474 A JP H0453474A JP 16354490 A JP16354490 A JP 16354490A JP 16354490 A JP16354490 A JP 16354490A JP H0453474 A JPH0453474 A JP H0453474A
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JP
Japan
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liquid food
liquid
food
sterilization
temperature
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JP16354490A
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Mikio Kanzaki
神崎 幹雄
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Morinaga Milk Industry Co Ltd
Original Assignee
Morinaga Milk Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 A9発明の目的 [産業上の利用分野] 本発明は、液体状食品の直接加熱殺菌方法及び装置に関
し、詳しくは、液体状食品が高温の殺菌温度に保持され
た状態で高温保持流路内を所定時間かかつて通過する間
に、液体状食品の殺菌を行うようにした液体状食品の直
接加熱殺菌方法及び該方法を実施するための装置に関す
る。
[技術の背景および従来の技術] 流路中を流れる液体状食品に、蒸気を直接混入させて所
定の殺菌温度に加熱し、所定の時間保持し、のち蒸発タ
ンクで液体状食品に混入した蒸気相当分の水分を除去す
る直接加熱殺菌方法(以下従来法と記載する。尚、この
方法により処理された液体状食品には微生物がほとんど
生残せず、はぼ滅菌した状態となるので、この方法は「
滅菌方法」と記載される場合もあるが、本明細書におい
ては「殺菌方法」と記載する)及び装W(以下従来装置
と記載する)は、従来から食品工業において広範に採用
されている。前記従来法及び従来装置においては、殺菌
の良不良は殺菌温度のみを制御・監視することにより所
定温度未満であれば殺菌不良と判定されていた(津郷友
吉監修、「市乳工業J、147ページ、地球出版社、昭
和44年)。
第4図は代表的な従来装置の説明図であり(ニーピーブ
イ社<APV社)のカタログから抜粋)、以下第4図に
基づいて従来装!及び従来法について詳述する。
殺菌されるべき液体状食品は、予備加熱装置Aにより予
備加熱された後フィードポンプ(1)によりインジェク
ターノズル(2)に移送され、スチームコントロールバ
ルブ(3)から流入する蒸気と混合して加熱され、高温
保持流路としての保持管(9)で所定時間保持して殺菌
され、のち水分除去装置としての蒸発タンク(5)へ移
送される。殺菌された液体状食品は、混合された蒸気相
当分の水分を除去され、排出ポンプ(11)により蒸発
タンク(5)からホモジナイザー(12)。
冷却部(13)に移送されて均質化及び冷却され、切替
バルブ(14)を通って加熱殺菌食品貯蔵部としてしの
貯液タンクCへ移送される。殺菌温度は、保持管(9)
に配設された温度計により連続的に計測され、温度コン
トローラー(7)により前記スチームコントロールバル
ブ(3)の開度を制御して所定温度に維持される。殺菌
温度が所定温度未満に低下した場合、保持管〈9)中に
存在する液体状食品は殺菌不良と判定され、切替バルブ
〈14)を作動させて流路を変更しく図1のBの方向に
変更する)、既に殺菌された液体状食品と混合すること
を防止する。蒸発タンクの液レベルはレベルコントロー
ラー(10)によりフィードポンプ1のローター回転数
を制御してポンプ吐出量、即ち蒸発タンク(5)への流
入量を増減させて一定に維持される。
第4図に示した従来の装置においては、蒸発タンクから
下流ではホモジナイザー(12)により流量の正確な定
量性を維持し得るので、蒸発タンクからの排出流量は一
定となることは知られていた。しかしながら、従来の装
置においては、蒸発タンクから上流ではレベルコントロ
ーラー(10)によりフィードポンプ(1)の供給量が
制御されているのみであり、蒸発タンク(5)への流入
量の変動及びその変動に起因する保持管(9)内の流量
変動による殺菌時間の変動を制御することは何ら考慮さ
れていなかった。
これは、次の理由によるものと考えられる。
一般に液体状食品の殺菌において、細菌の熱死滅効果は
殺菌温度と殺菌時間の関数で表される(相磯和嘉監修、
「食品微生物学J、148ページ、医歯薬出版社、昭和
51年)、シたがって、前記従来の直接加熱殺菌装置に
おいても、前記殺菌温度と殺菌時間とを管理する必要が
あり、殺菌温度については前述したように管理している
。そして、殺菌時間については、次のような考え方で処
理していた。すなわち、前記フィードポンプ(液体移送
ポンプ)に吐出量の安定な定容積型のポンプ等を用いれ
ば、定常状態においては、前記保持管内を流れる液体状
食品の流量も安定し、その流量にはあまり大きな変動は
生じない、そこで、その保持管内の液体状食品の流量の
予測される変動幅を考慮して、保持管の長さを設定して
おけば、液体状食品の保持管(高温保持流路)内の通過
時間(すなわち、殺菌時間〉は所定時間以上となるはず
である。
このような考え方により、前記従来の直接加熱殺菌装置
においては、殺菌時間の監視を行っていなかったのであ
る。
[発明が解決しようとする!lul!]ところが、本発
明者等が、従来の直接加熱殺菌装置を用いた殺菌方法を
詳細に解析した結果、高温保持流路(保持管内)におい
て次の原因により、従来考えられていた以上の流量の変
動が惹起されることが判明した。
(a)  フィードポンプが容積式であっても移送する
液体状食品の粘度により容積効率が変化して吐出量が変
動する。このことは殺菌開始時に装置内の液体を水から
液体状食品に変更する場合及び殺菌終了時に装置内の液
体を液体状食品から水に変更する場合、特に顕著であっ
た。
(b)  長時間、連続して殺菌を行ったとき、インジ
ェクションノズル部への焦げ付きにより発生する付着物
、又はスチームコントロルバルブの開度変化による吹込
み蒸気Eの変化がインジェクションノズルの青圧すなわ
ちフィードポンプの吐出側流路の圧力を変動させ、これ
によりフィードポンプの吐出量が変動する。
(c)  前記(a)及び(b)の現象から前記高温保
持流路(保持管)内の流量が変動し、結果として殺菌時
間が変動した。
(d)  インジェクションノズル部で吹込まれる蒸気
と液体状食品との混合流体が流れる保持管内は、流体圧
力が殺菌温度相当の飽和蒸気圧より高くなっている。と
ころが、この圧力差が少なくなると保持管内で蒸気の不
完全凝縮現象(いわゆる蒸気の吹抜は現象)が発生し、
不完全凝縮蒸気とともに液体状食品も高速で流れて保持
管内の流体の通過時間(すなわち、殺菌温度保持時間)
が減少した。
以上の現象が生じるので液体状食品を殺菌する場合、殺
菌温度は所定値に維持されていても殺菌時間が不十分で
ある場合が生じる。
本発明は、前記従来の直接加熱殺菌装置を使用して液体
状食品を殺菌する方法について鋭意研究を行い、高温保
持流路内の流体の通過時間(すなわち、殺菌温度保持時
間)が従来予想されていた以上に変動する場合があり、
その結果殺菌時間の変動が顕著に影響を受けることを見
出した結果なされたもので、所定の殺菌条件で確実に殺
菌できる方法および装置を提供することをnHとする。
B3発明の精成 EWAHを解決するための手段] 本出願の第1発明の直接加熱殺菌方法は、流路中を流れ
る液体状食品に、高温の蒸気を直接混入させて所定の殺
菌温度に加熱し、この加熱された液体状食品を前記所定
の殺菌温度に保持した状態で高温保持流路内を通過させ
て加熱殺菌する直接加熱殺菌方法において、 前記高温保持流路内の液体状食品の通過時間を測定して
、その通過時間が所定時間以上の液体状食品を加熱殺菌
食品貯蔵部に排出することを特徴とする。
また、本出願の第2発明の直接加熱殺菌装置は、フィー
ドポンプによって移送される液体状食品の流路中に、前
記液体状食品に蒸気を直接混入させて所定の殺菌温度に
加熱する蒸気混入装!と、この蒸気混入装置で加熱され
た液体状食品を前記所定の殺菌温度に保持した状態で通
過させる高温保持流路と、この高温保持流路を通過した
液体状食品を加熱殺菌食品貯蔵部に排出する排出装置と
が、配設された直接加熱殺菌装置において、前記高温保
持流路内の液体状食品の通過時間を測定する通過時間測
定手段が設けられ、前記排出装置は、前記高温保持流路
内の通過時間が所定時間以上の液体状食品を前記加熱殺
菌食品貯蔵部に排出するとともに、前記通過時間が所定
時間以下の液体状食品は他の場所に排出する流路切替バ
ルブを備えていることを特徴とする。
[作用] 前述の本出願の第1および第2発明によれば、前記高温
保持流路内の液体状食品の通過時間を測定して、その通
過時間が所定時間以上の液体状食品を前記加熱殺菌食品
貯蔵部に排出するので、所定時閉以上加熱殺菌された液
体状食品、すなわち、完全に殺菌された液体状食品だけ
が、前記加熱殺菌食品貯蔵部に排出される。したがって
、前記加熱殺菌貯蔵部には殺菌時間の不十分な液体状食
品が混入されることはない。
[実施例] 次に図面に基づいて本発明の第1実施例を説明する。
第1図は、本発明の直接加熱殺菌装置の第1実施例の構
成説明図で、牛乳の殺菌を行った例を示す。
第1図において、予備加熱装置Aで予備加熱された液体
状食品はフィードボン1(1)により蒸気混入装置とし
てのインジェクションノズル(2)へ移送され、スチー
ムコントロールバルブ(3)からの蒸気が吹込まれて加
熱され、高温保持流路としての保持管(9)の出口温度
及び保持管(9)に配設された流量計〈50)により蒸
気混合後の流量が計測され、水分除去装置としての蒸発
タンク(5)へ移送される。蒸発タンク(5)ではイン
ジェクションノズル(2)で混合された蒸気相当分の水
分が除去され、殺菌された液体状食品は排出ポンプ(1
1)によりホモジナイザー(12)に移送されて均質化
され、冷却部(13)で所定温度に冷却され、切替バル
ブ(14)を通って加熱殺菌食8貯蔵部としての貯蔵タ
ンクCに移送される。
蒸発タンク(5)のレベルはレベルコントローラー(1
0)でフィードポンプ(1)のローター(1a)の回転
数を制御して所定のレベルに調整される。又殺菌温度は
温度コントローラー(7)によりスチームコントロルバ
ルブ(3)の開度を制御して所定の温度に維持される。
保持管(9)の出口に配設された温度計及び保持管(9
)に配設された流量計(50)により蒸気混入後の温度
及び流量が計測され、温度計からの信号は温度コントロ
ーラー(7)を経由して、そして流量計(50)からの
信号はプラントコントローラー(8)に送られ、それら
の信号に基づいてプラントコントローラー(8)が切替
バルブ(14)を作動させる。そして、殺菌が良好であ
れば(すなわち、計測された流量が設定流量以下の場合
であって、かつ計測された温度が設定温度以上の場合に
は)、冷却部(13)から移送された液体状食品を前記
貯蔵タンクCの方向へ移送するように切替バルブ(14
)が作動し、殺菌が不良であれば、冷却部(13)から
移送された液体状食品を第1図に示すBの方向へ移送す
るように切替バルブ(14)が作動する。
前記実施例においては、前記フィードポンプ(1)とイ
ンジェクションノズル(2)とを連結する管路に、更に
流量計を配設することも可能である。この流量計を配設
することにより蒸気混入前の流量を計測し、保持管(9
)の流量を調整することが出来る。保持管(9)内の圧
力不足により蒸気の不完全凝縮が発生し、保持管(9)
に配設した流量計(50)により計測された値が所定値
よりも大きいときは、保持管(9)の下流端に配設され
た背圧調整バルブ(15)により保持管(9)内の圧力
を調整することができる。
なお、本発明者は、前記第1図示す直接加熱殺菌装置の
実施例を試作したが、その際、次の市販品を用いた。
1:フィードポンプ(中村金属工業社製)2;インジェ
クションノズル(トーワテクノ社製) 3:スチームコントロルバルブ(ペン社製)5:蒸発タ
ンク(安田鉄工所社製) 7:温度コントローラー(横河電機社製)8ニブラント
コントローラー(三菱電機社製)9:保持管(トーワテ
クノ社製) 10ニレベルコントローラー(横河電機社製)11:排
出ポンプ(安田鉄工所社製) 12:ホモジナイザー(三菱機社製) 13:冷却部(森永エンジニアリング社製)14:切替
バルブ(森永エンジニアリング社製)15:背圧調整バ
ルブ(森永エンジニアリング社50:流量計(槓河1機
社製:を磁流1計MODEL  YM204) ところで、液体状食品への蒸気吹込み前後の流量の関係
は次式(1)で表される。
Y=X傘pHH2−Hl)/ρ3 (H2−83>−−
(1)式(1)において、Yは蒸気吹込み後の液体状食
品の流量、Xは蒸気吹込み前の液体状食品の流量、ρ1
は蒸気吹込み前の液体状食品の密度、ρ3は蒸気吹込み
後の液体状食品の密度、Hlは蒸気吹込み前の液体状食
品のエンタルピー、Hlは吹込む蒸気のエンタルピー、
H3は蒸気吹込み後の液体状食品のエンタルピー、をそ
れぞれ示す。
この実施例では、殺菌すべき液体状食品の密度、加熱殺
菌温度に保持する時間(すなわち、液体状食品の保持管
(9)内の通過時間)、蒸発タンク(5)の液レベル等
を予め設定すると、前記式(1)を用いて保持管(9)
の長さおよび断面積が定まるが、これについて、次に説
明する。
いま、たとえば、前記ホモジナイザー(12)の流量を
2150 7時、殺菌温度を153℃、許容下限値を1
47℃と設定し、蒸発タンク(5)の液レベルを30%
(容量)に設定する。
このとき、前記蒸気吹込み前後の流量の関係を示す前記
式(1)にρ1の値として牛乳の密度1000Kg/m
’、ρ3の値として950Kg/m’、Hlの値として
牛乳のエンタルピー74 Mcal/ Kg、H2の値
として660 Xcal/ Xg、 H3の値として1
40 Meal/ Kg、を採用する。なお、前記密度
及びエンタルピーの値は文献(乳業技術講座編集委員会
編、乳業技術講座第1巻「牛乳J、150ページ、朝食
書店、昭和38年)からの推定値である。
また、定常時のフィードポンプ(1)の平均吐出量は、
前記ホモジナイザ(12)の流量21507時と時間じ
とみなされるので、蒸気吹き込み前の液体状食品の流量
X、すなわち、前記式(1)中のXの値に前記ホモジナ
イザ(12)の流量と同じ値X=2150 7時を代入
する。この場合、前記式(1)から、蒸気吹き込み後の
液体状食品の流量Yは、次式(2)のように定まる。
Y=lhシ1/時 −−−−−−−−−(2)この場合
、前記インジェクシミンノズル(2)で蒸気を吹き込ま
れて加熱された前記液体状食品が前記保持管(9)内を
2秒かかって通過するためには、保持管(9)の断面積
および長さは次のように決定される。すなわち、その場
合の保持管(9)の断面積をs (cm2) 、長さを
d(cm)とすると、この保持管(9)を液体状食品が
2秒かかって通過するためには、前記蒸気吹き込み後の
?lii状食品は1秒間にsd/2(cm’)流れるこ
とになる。したがって、次式(3)が成り立つ。
(sd/2)X3600=2550xlOOOこの式(
3)において、たとえば5=10c■2とすると、d=
142cm=1.42mとなる。
しかしながら、前記保持管(9)内の流量Yには変動が
生じる。したがって、前述のように保持管(9)の寸法
を設定した場合、保持管(9)内の流量Yが変動して流
量が多くなると、保持管(9)内の液体状食品(前配吹
き込まれた蒸気を含む)の流速が速くなって、液体状食
品の保持管(9)内の通過時間が2秒以下になってしま
う。
そこで、前記保持管(9)の寸法を設定する際、保持管
(9)内の流量に約10%の余裕をみて保持管(9)内
の液体状食品の流量が2800 7時であるときにも、
前記液体状食品が保持管(1)を2秒かがって通過する
ように、保持管(1)の長さdおよび流路断面積Sを設
定する。この場合のs、dは次式(4)によって決定さ
れる。
(sd/2)X3600=2800X1000この式(
4)において、保持管(9)の流路断面積Sを次式(5
)のように設定する。
9=10c園”     −−−−−−−−−−−−−
−(5)前式(5)のように設定すると、保持管(9)
の長さdは次式(6)のように定まる。
d=1.56m  −−−−−一−−−−−−(6)し
たがって、この実施例では、前記フィードポンプ(1)
の定常状態での吐出量Xを前記21507時と仮定して
、保持管(9)の寸法を前記式(5)、 (6)のよう
に設定している。この場合、前富己流量針(50)によ
って計測される前記流量Yが2800 7時以下であれ
ば、液体状食品は保持管(9)を2秒以上かかつて通過
したことになり所望の加熱殺菌が行われることになる。
しかしながら、前配流量Yが2800 7時を越えると
、液体状食品の保持管(9)内の通過時間が2秒よりも
少ないということになる。
したがって、この実施例では、前記切替バルブ(14)
は、前記流量計(50)の計測値が28007時以下の
場合に前記冷却部13からの液体状食品を貯蔵タンクC
に排出し、前記計測値が2800 を備えたときには前
記液体状食品を他の場所Bに排出するように切り替えら
れる。
次に、前記実施例の性能を調べるために行った試験例に
ついて説明する。
この試験の結果は第2図、第3図に示すとおりである。
定常状態時において蒸発タンク5の液レベルコントロー
ラ10の設定値を変更することにより、蒸発タンク(5
)の液レベルを急激に30%から40%に変化させたと
きの保持管内流量の変動を示したのが第2図である。
第2図において縦軸は流量を、横軸は時間を、それぞれ
示す、このときの殺菌温度の変動を示したのが第3図で
あり、縦軸は殺菌温度を、横軸は時間を、それぞれ示し
ている。
蒸発タンク(5)の液レベルを前記のとおり変更するこ
とにより保持管(9)内流量は第2図に示すとおり25
60 7時から2840 7時に増加し、殺菌温度は第
3図に示すとおり約153℃から147.5℃に低下し
た。設定した2秒間の殺菌時間を維持するのに必要な保
持管〈9)内流量2800 7時を超過したので、殺菌
不良と判定され、切替バルブ(14)が作動して液体状
食品の流れを第1図に示す他の場所Bの方向に変換した
この結果から殺菌温度が設定した値を維持しCいても殺
菌時間が所定の値に達しない場合が存在することが立証
された。そしてそのような場合、本発明の装置は設定の
とおり作動した。
次に本発明の直接加熱殺菌装置の第2実施例を説明する
この第2実施例は脱脂乳の殺菌を行った例であり、前記
第1図に示した第1実施例における前記保持管(9)の
長さ、および前記切替バルブ(14)を作動させる前記
流量Yの設定値、等が異なるだけで、他の構成は第1実
施例と同様である。
この第2実施例は、ホモジナイザー(12)の流量は2
150 7時であり、殺菌温度は153℃、許容下限値
を147℃と設定した。又蒸発タンク(5)の液レベル
を30%(容量)に設定した。
この場合、前記蒸気吹込み前後の流量の前記関係式(1
)にρ1として脱脂乳の密度1010Kg/m、ρ3と
して960Kg/m3、Hlとして脱脂乳のエンタルピ
ー7’8 Kcal/ kg、 H2として660Kc
&1/Kg、H3として150 Kcal/ Kg、を
それぞれ代入し、さらに、前記第1実施例と同様にX=
2150 7時を代入して、Yを求めると、Yは次式%
式% しかしながら、前記保持管(9)内の流量Yには変動が
生じる。前記保持管(9)の寸法を設定する際、保持管
(9)内の流量に約10%の余裕をみて保持管(9)内
の液体状食品の流量が28407時であるときにも、前
記液体状食品が保持管(1)を2秒かかって通過するよ
うに、保持管(1)の長さdおよび流路断面積Sを設定
する。
この場合のs、dは次式(8)によって決定される。
(sd/2)x3600=2840xlOOOこの式(
8)において、保持管(9)の流路断面積Sを次式(9
)のように設定する S=9.62c鳳2 −−−−−−−−−−−−−−−
(9)Sの値を式(9)のように設定した場合、保持管
(9)の断面が円形とすれば、その内径は35園−であ
る、この場合、保持管〈9)の長さdは次式(10)の
ように定まる。
d = 1 、64 m  −−一−−−−一−−−(
10)したがって、この実施例では、前記式(1)のX
の値を前記フィードポンプ(1)の定常時の平均吐出量
X=2150 7時として、保持管(9)の寸法を前記
式<9)、 (10)のように設定している。
この場合、前記流量計(50)によって4測される前記
流量Yが2840 7時以下であれば、液体状食品は保
持管(9)を2秒以上かかつて通過したことになり所望
の加熱殺菌が行われることになる。しかしながら、前記
流量Yが2840 7時を越えると、液体状食品の保持
管(9)内の通過時間が2秒よりも少ないということに
なる。
したがって、この実施例では、前記切替バルブ(14)
は、前記流量計(50)の計測値が28407時以下の
場合に前記冷却部(13)からの液体状食品を貯蔵タン
クCに排出し、前記計測値が2840 を越えたときに
は前記液体状食品を他の場所Bに排出するように切り替
えられる。
次に本発明の直接加熱殺菌装置の第3実施例を説明する
この第3実施例は、前記第1図に示した第1実施例にお
ける前記保持管く9)の長さ、および前記切替バルブ(
14)を作動させる前記流量Yの設定値、等が異なるだ
けで、他の構成は第1実施例と同様である。
この第3実施例は、調製粉乳用原料液の殺菌を行った例
であり、ホモジナイザー(12)の流量は2150 7
時であり、殺菌温度は135℃、詐容下限値を129℃
と設定した。又蒸発タンク(5)の液レベルを30%(
容量)に設定した。
前謹己蒸気吹込み前後の流量の前記関係式(1)にρl
として調製粉乳用原料液の密度1040Kg/m3、ρ
3として990Kg/m’、Hlとして調製粉乳用原料
液のエンタルピー72 Kcal/ kg、H2とシテ
650 Meal/ Kg、H3として122 Kca
l/ )[g、をそれぞれ代入し、さらにX=2159
 7時を代入してYを求めると、Yは次式(11)のよ
うになる。
Y=2470 7時 −−−−−−−−−−−(11)
しかしながら、前記保持管(9)内の流量Yには変動が
生じる。そこで、前記保持管(9)の寸法を設定する際
、保持管(9)内の流量に約10%の余裕をみて保持管
(9)内の液体状食品の流量が2720 7時であると
きにも、前記液体状食品が保持管〈1)を2秒かかつて
通過するように、保持管(1)の長さdおよび流路断面
積Sを設定する。この場合のs、dは次式(12)によ
って決定される。
(sd/2>X3600=2720xlOOOこの式(
12)において、保持管(9)の流路断面[sを次式(
13)のように設定する。
s = 9 、62 cm2−−−−−−−−−−− 
(13)式(13)のように設定した場合、保持管(9
)の断面形状が円形とすれば、その内径は35mmとな
る。この場合、保持管(9)の長さdは次式り14)の
ように定まる。
d = 1 、57 m  −−一−−−−−一−−(
14)したがって、この実施例では、前記保持管(9)
の寸法を前記式(13)、 (14)のようC−設定さ
れている。この場合、前記流I創(50)によって計測
される前記流量Yが2720 7時以下であれば、液体
状食品は保持管(9)を2秒以上かかって通過したこと
になり所望の加熱殺菌が行われることになる。しかしな
がら、前配流量Yが2720/時を越えると、液体状食
品の保持管(9)内の通過時間が2秒よりも少ないとい
うことになる。
したがって、この実施例では、前記切替バルブ(14)
は、前記流量計(50)の計測値が27207時以下の
場合に前記冷却部(13)からの液体状食品を貯蔵タン
クCに排出し、前記計測値が2720 を越えたときに
は前記液体状食品を他の場所Bに排出するように切り替
えられる。
以上、本発明の実施例を詳述したが、本発明は、前記実
施例に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載
された本発明の要旨の範囲内で程々の数計変更を行うこ
とが可能である。
たとえば、ホモジナイザ(12)および冷却部(13)
等は、切替バルブ(14)の下流側に配置することも可
能である。
C0発明の効果 本発明によって奏せられる効果は次の通りである。
(1)液体状食品の保持管内の通過時間を計測すること
によって、液体状食品をより確実に殺菌することができ
、公衆衛生上極めて有効である。
(2)既存装置の安価な改良によって、−層信頼性が向
上した殺菌装置とすることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の第1実施例の構成説明図、第2図は保
持管内の経時的な流量を示す図、第3図は保持管内の経
時的な温度の変化を示す図、第4図は従来例の説明図、
である。 符号の説明 1・ フィードポンプ、 2・蒸気混入装置(インジェクションノズル)3・・−
スチームコントロールバルブ、5 蒸発タンク、 7・・温度コントローラ、 8・プラントコントローラ、 9・・高温保持流路(保持管)、 10・・・レベルコントローラ、 11・・排出ポンプ、 12・・ホモジナイザ、 13・・冷却部、 14・・・切替バルブ、 15・・・背圧調整バルブ 50・・・流量計、 51・・・信号用配線、 特許

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)流路中を流れる液体状食品に、高温の蒸気を直接
    混入させて所定の殺菌温度に加熱し、この加熱された液
    体状食品を前記所定の殺菌温度に保持した状態で高温保
    持流路内を通過させて加熱殺菌する直接加熱殺菌方法に
    おいて、 前記高温保持流路内の液体状食品の通過時間を測定して
    、その通過時間が所定時間以上の液体状食品を加熱殺菌
    食品貯蔵部に排出することを特徴とする直接加熱殺菌方
    法。
  2. (2)フィードポンプによって移送される液体状食品の
    流路中に、前記液体状食品に蒸気を直接混入させて所定
    の殺菌温度に加熱する蒸気混入装置と、この蒸気混入装
    置で加熱された液体状食品を前記所定の殺菌温度に保持
    した状態で通過させる高温保持流路と、この高温保持流
    路を通過した液体状食品を加熱殺菌食品貯蔵部に排出す
    る排出装置とが、配設された直接加熱殺菌装置において
    、前記高温保持流路内の液体状食品の通過時間を測定す
    る通過時間測定手段が設けられ、前記排出装置は、前記
    高温保持流路内の通過時間が所定時間以上の液体状食品
    を前記加熱殺菌食品貯蔵部に排出するとともに、前記通
    過時間が所定時間以下の液体状食品は他の場所に排出す
    る流路切替バルブを備えたことを特徴とする直接加熱殺
    菌装置。
  3. (3)前記通過時間測定手段は、前記高温保持流路内の
    液体流量を検出する流量検出手段によって構成された請
    求項2記載の直接加熱殺菌装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006248899A (ja) * 2005-03-08 2006-09-21 Kao Corp アルコールの製造方法
JP2009268431A (ja) * 2008-05-09 2009-11-19 Hisaka Works Ltd 蒸気混合型加熱殺菌装置
JP2010066022A (ja) * 2008-09-08 2010-03-25 Morinaga Milk Ind Co Ltd 蒸気直接加熱の殺菌開始位置の検出方法

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