JPH0454105Y2 - - Google Patents

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JPH0454105Y2
JPH0454105Y2 JP1986200177U JP20017786U JPH0454105Y2 JP H0454105 Y2 JPH0454105 Y2 JP H0454105Y2 JP 1986200177 U JP1986200177 U JP 1986200177U JP 20017786 U JP20017786 U JP 20017786U JP H0454105 Y2 JPH0454105 Y2 JP H0454105Y2
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slip
bag
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plastic film
bags
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は滑り止め加工を施した袋に関し、更に
詳しくは積み上げた場合に荷崩れ等が生じないよ
うに、素材であるプラスチツクフイルム表面に優
れた滑り止め加工を施したプラスチツクフイルム
製の袋に関する。
(従来の技術) 従来、布製、紙製、プラスチツクフイルム製等
の各種の材料からなる大小様々の袋が種々の用途
に広く使用されているが、これらの各種袋の内、
特にプラスチツクフイルムからなる袋は、その材
料の価格の面から非常に大量に使用されるように
なつて来ている。
(考案が解決しようとしている問題点) これらのプラスチツクフイルム製の袋は多くの
利点を有するものの、袋内に内容物を充填し、複
数段に積み上げた場合には、袋同士が滑り易いた
め荷崩れを生じ易いという問題がある。
従つて、従来は、荷崩れを考慮して袋の形態、
内容物の種類、それらの重量等により積み上げ段
数、積み方等を経験的に決めていた。特にこれら
の袋物をパレツト等に積み上げて運搬する場合に
は、運搬時の振動等により、より一層荷崩れが生
じ易いため積み上げ段数が限定され、作業性に問
題があつた。また内容物が重量のある物の場合に
は荷崩れによる危険が大であり、特に重大な問題
が生じる恐れがある。
これらの問題点を解決する方法としては、荷縄
を使用する方法や、積み上げた多くの袋をパレツ
トごと包装する等の方法が行われていた。
しかしながら、上記の如き荷崩れを防止する方
法は、その都度荷縄をかけたり、全体を包装した
り、それを取りはずしたりする必要があるため、
非常に煩雑であり、作業性が著しく劣るものであ
る。
また、滑り止め方法として、プラスチツクフイ
ルムの表面にある程度の粘着性を付与することも
考えられるが、この場合には使用の前後及び使用
中に袋同士のブロツキングが生じるため、有効な
方法ではない。
従つて、使用の前後及び使用中に袋同士のブロ
ツキングが生じることが無く、また重量物であつ
ても荷崩れを生じることなく、一度に多数の袋を
積み上げることができ、且つパレツト等で移動し
ても荷崩れを生じないようなプラスチツクフイル
ム製の袋が要望されている。
(問題点を解決するための手段) 本考案者は上記の如き問題を解決すべく鋭意研
究の結果、プラスチツクフイルムからなる袋の表
面に特定の材料により滑り止め加工を施すことに
よつて、袋同士のブロツキングの問題を生じるこ
となく、プラスチツクフイルム同士の滑り性が抑
えられ、滑り防止性の良好なプラスチツクフイル
ム製袋が提供されることを知見して本考案を完成
した。
すなわち、本考案は、プラスチツクフイルムを
主材料とする袋において、該袋表面に、セルロー
ス系樹脂、可塑剤及びイソシアネート系硬化剤を
含有する塗液を塗布及び乾燥してなる滑り止め被
覆が施されていることを特徴とする滑り止め加工
を施した袋である。
次に本考案を本考案の好ましい一実施態様の断
面を図解的に示す添付図面を参照して更に具体的
に説明する。
本考案の滑り止め加工を施した袋は、第1図示
の如く、その袋の側面部が基材プラスチツクフイ
ルムAとその表面に形成した滑り止め被膜Bとか
らなり、上記の滑り止め被膜Bがセルロース系樹
脂、可塑剤及びイソシアネート系硬化剤から形成
された被膜であることを主たる特徴とするもので
ある。
上記の基材フイルムAは、従来プラスチツクフ
イルム製袋に使用されているような、ポリエチレ
ン、ポリプロピレン、ポリアミド、ポリエステ
ル、セロハン、ビニロン等いずれのプラスチツク
フイルムでもよいが、特に好ましいのは後述の理
由でポリアミドフイルム又は最表面がポリアミド
フイルムであるラミネートフイルムである。
これらのフイルムAの厚みは、例えば、数μm
のオーダーから数mmのオーダーのものまで特に限
定されない。更にこれらの基材プラスチツクフイ
ルムAは、単独のプラスチツクフイルムでもよい
し、第2図の如く更に接着層1を介して又は介さ
ずに複数のフイルム2,3をラミネートしたラミ
ネートフイルムAでもよいものであり、更に第3
図示の如く、その表面又は裏面に印刷模様4が施
されていたり、更に袋の内側となる面をヒートシ
ール可能にするためにヒートシール可能なポリエ
チレン、ポリプロピレン等のフイルム5を設けて
もよく、更にこれらの層間或いは表面にアルミニ
ウム蒸着層6等を設けることも可能である。
更に滑り止め加工を施す最外表面には滑り止め
処理剤との接着性を向上するためにコロナ放電処
理等の表面処理が施されているものであつてもよ
い。
以上の如き基材フイルムAからなる袋は、米袋
や肥料袋のようなサイズの大なものでも、食品、
嗜好品等の小型商品用の小サイズのものでもよく
それらのサイズ及び形状は特に限定されない。
上記基材フイルムA上に形成する滑り止め被膜
Bは、セルロース系樹脂と、可塑剤と、イソシア
ネート系硬化剤とを含む塗液(インキ又はコーテ
イング剤)により好ましく形成するが、形成する
時点は基材フイルムAを袋にした後でもよいし或
いは製袋する前の原反の時でもよい。
使用するセルロース系樹脂としては、例えば、
ニトロセルロース、エチルセルロース、酢酸セル
ロース等のいずれかの公知のセルロース系樹脂も
使用できるものである。
可塑剤としては、クエン酸ブチルエステル、ク
エン酸プロピルエステル等のクエン酸エステル系
可塑剤、セバチン酸オクチルエステル等のセバチ
ン酸エステル系可塑剤、アジピン酸オクチルエス
テル等のアジピン酸エステル系可塑剤、その他フ
タル酸エステル系可塑剤等、従来公知の可塑剤は
いずれも使用できるものである。
また、イソシアネート系硬化剤としては、トル
エンジイソシアネート、キシレンジイソシアネー
ト、イソホロンジイソシアネート、ヘキサメチレ
ンジイソシアネート等の如く架橋性を有する従来
公知のポリイソシアネート系化合物はいずれも使
用することができる。
本考案では、上記の如き材料を従来のインキや
塗料分野で使用されている一般的な有機溶剤中に
溶解して塗液を調整し、これらを使用して滑り止
め加工を行う。
上記塗液の調整に使用するセルロース系樹脂
は、塗液中で任意の濃度でよいが、一般的には塗
液中で5〜30重量%程度になる量で使用し、また
可塑剤は1〜20重量%、そしてイソシアネート系
硬化剤は0.1〜10重量%程度になる量で使用する
のが好ましい。
本考案において、樹脂としてセルロース系樹脂
を使用するのは、基材フイルムに対して接着性が
良好であること、滑り止め加工を施した時にプラ
スチツクフイルム袋表面の静摩擦係数及び動摩擦
係数を著しく高めることができること、ブロツキ
ングの問題を生じないこと、塗工性が良好である
こと等の理由によるものである。
また可塑剤を使用するのは。可塑剤の量を変化
させることによつて、袋の表面の摩擦係数を種々
の目的の袋に従つて自由に調整可能であることに
よる。すなわち、可塑剤の量を増加させることに
よつて袋表面の摩擦係数が増大するが、本考案の
目的には、袋表面の静摩擦係数が0.35以上で、且
動摩擦係数0.25以上になり、且つブロキキングを
生じない量の可塑剤を使用するのが好ましい。可
塑剤の具体的な使用量は、他に使用するセルロー
ス系樹脂の種類や量等によつて変化するので一概
には述べられないが、個々の塗液の配合に従つて
夫々複数の実験を繰り返すことで容易に決定する
ことができる。
袋の滑り止めに関する従来技術としては、例え
ば、特公昭50−1357号公報(ポリアミド樹脂と
EVA樹脂と有機溶剤と無機又は有機の微粉末か
らなる滑り止め処理剤)、特公昭57−38142号公報
(展色剤、無機充填剤、補助剤及び溶剤からなる
滑り止め剤を塗布した滑り止め用包装材)及び実
公昭54−20018号公報(滑剤を含まないEVA樹脂
を最外層とし、外周縁部に帯状の粘着防止塗料が
施されている重包装用袋)等があるが、これらの
従来技術では、滑り止め層を構成する1成分とし
て可塑剤を使用していないので、滑り止め層の摩
擦係数を簡便に且つ自由に幅広く調整することが
不可能であり、種々の材質の袋に対応した適切な
滑り止め効果を有する袋を提供することが出来な
い。
また、硬化剤としてイソシアネート系硬化剤を
使用するのは、上記のセルロース系樹脂中の水酸
基と反応して強い被膜を形成でき、更に基材フイ
ルムとしてポリアミドフイルムを採用した時に
は、該ポリアミドとも架橋するので、セルロース
系樹脂からなる滑り止め被膜とポリアミドフイル
ムとを強固に接着させ得ることによる。
以上の如き塗液は、更にその内に本考案の目的
を妨げない範囲において、任意の添加剤、例え
ば、顔料、充填剤、帯電防止剤等いずれの添加剤
も包含させることができるものである。特に顔料
を添加して有色の印刷インキとして使用すれば、
印刷模様と滑り止め被膜が同時に形成できるので
好ましい。
上記塗液により基材フイルム上に滑り止め加工
を施す方法は、いずれの印刷方法でもいずれのコ
ーテイング方法でもよいものであり、塗工方法は
何ら限定されない。塗工面積は、第1図示の如く
基材フイルム全面に行つてもよいし、また第2図
示の如く部分的に模様状に塗工してもよく、いず
れにしてもある程度の面積に塗工できればよい。
塗工量としては、乾燥時に形成される滑り止め
加工被膜が0.1〜50μm程度の厚みになればよく、
0.1μm未満では充分な滑り止め効果が得難く、ま
た50μmを越えても特別のメリツトはないので好
ましくない。
塗液を塗工後、必要に応じて適当な温度に加熱
することにより、溶剤が蒸発して滑り止め被膜が
形成及び硬化され、本考案の滑り止め加工を施し
た袋が得られる。
(作用・効果) 以上の如き本考案によれば、プラスチツクフイ
ルム製袋の表面に特定の材料からなる滑り止め被
膜を形成することによつて、フイルムのブロツキ
ングの問題を生じることなく、袋の表面の摩擦係
数が高くなり、従来のプラスチツクフイルム製袋
の欠点であつた袋同士のスリツプによる荷崩れの
問題が有効に解決された。
次に実施例を挙げて本考案を更に具体的に説明
する。
実施例1 第3図示の如く、ポリアミドフイルム2(厚さ
15μm)、印刷層4、接着剤層1、アルミニウム蒸
着6を有するポリエステルフイルム3(厚み
12μm)、接着剤層1及びヒートシール用ポリエチ
レンフイルム5(厚み60μm)がこの記載の順序
で積層されたプラスチツクフイルムAから、ポリ
エチレン層5を内側にして形成した米袋の両外面
に、下記の組成の滑り止め処理剤をグラビアコー
ター(版深35μm)により塗工し、80〜100℃の温
度で数時間乾燥して滑り止め被膜Bを形成し、本
考案の滑り止め加工を施したプラスチツクフイル
ム製の袋を得た。
処理剤組成 セルロース系樹脂 13重量部 可塑剤 3重量部 イソシアネート系硬化剤 1.5重量部 溶剤(酢酸エチル/トルエン/イソプロピルア
ルコール=6/3/1) 82.5重量部 上記で得られた本考案の滑り止め加工を施した
プラスチツクフイルム製袋同士の摩擦係数と、本
考案の滑り止め加工を施さない元のプラスチツク
フイルム製袋同士の摩擦係数をそれぞれ測定した
ところ下記の通りであつた。
静摩擦係数 動摩擦係数 本考案品 0.45 0.31 比較品 0.20 0.18 上記で得られた本考案の滑り止め加工を施した
プラスチツクフイルム製の米袋と、滑り止め加工
を施さなかつた比較品の米袋の両方にそれぞれ米
30Kgを入れて口をヒートシールし、これらをパレ
ツト上に6段に積み上げてホークリフトで移動し
たところ、本考案の場合には何らの荷崩れも発生
しなかつたのに対して、比較品の場合には荷崩れ
を生じ、上2段の袋がパレツトより落下して破袋
した。
【図面の簡単な説明】
第1図、第2図及び第3図は本考案の滑り止め
加工を施したプラスチツクフイルム製袋の側壁部
の一部の断面を図解的に示す図である。 A……基材フイルム、B……滑り止め被膜。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) プラスチツクフイルムを主材料とする袋にお
    いて、該袋表面に、セルロース系樹脂、可塑剤
    及びイソシアネート系硬化剤を含有する塗液を
    塗布及び乾燥してなる滑り止め被覆が施されて
    いることを特徴とする滑り止め加工を施した
    袋。 (2) プラスチツクフイルムが、ポリアミドフイル
    ムである実用新案登録請求の範囲第(1)項に記載
    の滑り止め加工を施した袋。 (3) 滑り止め被膜表面の摩擦係数が、0.35以上で
    あり、且つ動摩擦係数が0.25以上である実用新
    案登録請求の範囲第(1)項に記載の滑り止め加工
    を施した袋。 (4) 滑り止め被膜が、袋表面の全面に或は部分的
    に施されている実用新案登録請求の範囲第(1)項
    に記載の滑り止め加工を施した袋。
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JPS63107940U JPS63107940U (ja) 1988-07-12
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WO2021215358A1 (ja) * 2020-04-23 2021-10-28 日本製紙株式会社 セルロース系ポリマーの包装方法および輸送方法、並びにセルロース系ポリマーの包装物

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JPS5420018U (ja) * 1977-07-13 1979-02-08
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