JPH0441067Y2 - - Google Patents

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JPH0441067Y2
JPH0441067Y2 JP1983114190U JP11419083U JPH0441067Y2 JP H0441067 Y2 JPH0441067 Y2 JP H0441067Y2 JP 1983114190 U JP1983114190 U JP 1983114190U JP 11419083 U JP11419083 U JP 11419083U JP H0441067 Y2 JPH0441067 Y2 JP H0441067Y2
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【考案の詳細な説明】 【産業上の利用分野】
本考案は、例えば段ボール箱のような厚紙製容
器に関するものである。
【従来の技術】
段ボール箱のような厚紙製容器による包装体を
遠隔地へ輸送する場合、容器同士を複数段に積み
重ねた状態にした上で、運び出し、輸送、運び込
み等の作業が行なわれる。 前記段ボール箱のような容器の運び出し、輸
送、運び込み等の作業中においては、複数段に積
み重ねられている容器が、容器に加えられる衝撃
や積み荷の傾斜等によつて滑り出し、これが荷崩
れの原因となつている。 このため、例えば、 1 容器の運び出し、輸送、運び込み等の作業を
行なう際に、容器同士を複数段に積み重ねたも
のを、合成樹脂フイルムやシートで包被した
り、あるいはバンドで括つたり、さらには、木
枠で固定したり等の機械的手段を施す、 2 上、下に積み重ねられる容器同士の接当面を
接着剤で一時的に固着する、 3 容器の外側表面に、砂粒等の吹き付け層から
なる滑り防止層が形成されている容器(特開昭
49−26090号公報)を利用する、等の工夫がな
されている。 4 さらには、例えば特公昭56−18152号公報に
記載されているような防滑層、すなわち、発泡
合成樹脂層からなる防滑層を容器の外側表面に
形成した容器を利用する 等のことが考えられる。
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、前述1項の機械的手段によつて
積み重ねた状態の容器の荷崩れを防止する方法
は、容器同士を複数段に積み重ねたものを、合成
樹脂フイルムやシートで包被したり、あるいはバ
ンドで括つたり、さらには、木枠で固定したり等
の機械的手段を付す際の手間が煩雑であるばかり
でなく、積み荷の状態を解いて複数の容器を積み
換える場合には、改めて何らかの滑り防止手段を
付加しなければならないため、容器の運び出し、
輸送、運び込み等の全工程中を通して積み荷の積
み換えを行なうことができない。 また、前記2項の容器の接当面同士を接着剤で
一時的に固着することによつて荷崩れを防止する
方法は、容器の積み荷作業と同時に接着作業を行
なうものであることから、その操作が煩雑であ
り、しかも、積み荷の積み換え後はその効果が全
く失われる。 さらに、前記3項の容器の外側表面に砂粒等の
吹き付け層を形成したものは、容器の運び出し、
輸送等の工程中で、容器同士が受ける摩擦によ
り、容器外側表面に吹き付けられている砂粒等が
落下してしまうため、容器の運び出し−輸送−運
び込みと続く運び込みのときには、既でに十分な
防滑性能が得られない。また、容器の外側表面に
通常付されている文字、絵柄等の印刷層が防滑層
によつて隠蔽されることから、容器の外側表面に
付されている印刷層の効果を損ねる。さらに、容
器同士を積み重ねて取り扱う際に、防滑層と接す
る別の容器の表面が防滑層によつて傷付けられる
ことから、容器の外観を損ねる等の欠点を有して
いる。 さらにまた、前記4項による発泡合成樹脂層に
よる防滑性層を利用するものは、防滑層が不透明
層として形成されていまうため、前述の3項の砂
粒等の吹き付け層を容器の外側表面に形成した容
器の場合と同様に、容器の外側表面に通常付され
ている文字、絵柄等の印刷層が前記防滑層によつ
て隠蔽されてしまい、印刷層の効果が損なわれ
る。また、発泡樹脂層自体が例えば引き裂き強
度、引つ張り強度等の機械的強度に弱く、しか
も、容器と発泡樹脂層との間の接着強度が十分で
ないことから、容器の運び出し、輸送、運び込み
等の工程途中に容器が受ける摩擦によつて防滑層
が脱落し易く、繰り返し使用に耐えられるに十分
な強度の防滑層が得られない等の欠点を有する。 これに対して、本考案の滑り防止特性を有する
厚紙製容器は、容器の積み重ね体を得る際に、容
器同士を複数段に積み重ねたものを、例えば、合
成樹脂フイルムやシートで包被したり、あるいは
バンドで括つたり等の煩雑な機械的手段を付す必
要がなく、しかも、積み換え後においても積み換
え前と全く同様の恒久的な滑り防止特性を有し、
さらに、容器の外側表面に通常付されている文
字、絵柄等の印刷層が防滑層によつて隠蔽される
ような不手際を生ずることのない滑り防止特性を
有する厚紙製容器を提供する。
【課題を解決するための手段】
本考案の滑り防止特性を有する厚紙製容器は、
胴部壁部と底部壁部と上部壁部とを有し、しか
も、底部壁部または上部壁部のうちの少なくとも
一方の壁部の外側表面に防滑層を具備するもの
で、該防滑層が、不活性ガス、活性ガス、非気化
性液体あるいは気化性液体の一種以上を内蔵して
いる直径10〜50μの熱可塑性合成樹脂製の非発泡
状態の微粒球中空体群を高分子化合物によるバイ
ンダー成分によつて連結させてなる透明層からな
る。 以下、本考案の滑り防止特性を有する厚紙製容
器の構成を図面を参照して説明する。 第1図示実施例に示される本考案の滑り防止特
性を有する厚紙製容器1は、胴部壁部2と、蓋体
である上部壁部3と、底部壁部4とを有する段ボ
ール箱であり、蓋体である上部壁部3のうちの符
号31で表示される外側表面部分に、符号7で表
示される防滑層が形成されている。 前記防滑層7は、第2図による拡大図で示され
るように、不活性ガス、活性ガス、非気化性液
体、あるいは気化性液体の一種以上を内蔵してい
る直径10〜50μの熱可塑性合成樹脂製の非発泡状
態の微粒球中空体5,5,5……群を、高分子化
合物6によるバインダー成分によつて連結させて
なる透明層で形成されている。 なお、第2図にて符号8で表示される部分は、
二枚の紙層9,10が波状のシート11を介して
接着、積層されることによつて形成されている段
ボールを表示するもので、前述の厚紙製容器1の
構成素材である。 図示実施例に示される厚紙製容器1において
は、防滑層7が、前記厚紙製容器の上部壁部3の
外側表面に部分的に形成されているが、防滑層7
は、厚紙製容器1の底部壁部4と上部壁部3との
うちの少なくとも一方の壁部の外側表面に形成さ
れていれば良く、また、壁部の外側表面の全面に
亙つて形成されていても、あるいは、スポツト
状、格子状、ストライプ状等をなすようにして部
分的に形成されていても良い。 透明層をなす防滑層7は、熱可塑性合成樹脂製
の非発泡状態の微粒球中空体5,5,5……群を
バインダーの作用を呈する皮膜形成成分たる高分
子化合物6を含有する水分散液あるいは有機溶剤
液中に略均一に混合、分散させて得られるコーテ
イング剤を、厚紙製容器、製函用の厚紙、製函工
程の直前のブランクシート等の所定の箇所に、さ
らには、容器用の積層紙を得るための積層工程前
の紙の所定の箇所等に、例えば、印刷、ロールコ
ーター、カーテンコーター、スプレー塗装等の塗
工手段で塗工後、乾燥することによつて容易に得
られる。 なお、透明層からなる防滑層7の形成の際に利
用されるコーテイング剤を調製する際には、すな
わち、前述の熱可塑性合成樹脂製の非発泡状態の
微粒球中空体5,5,5……群を、バインダーの
作用を呈する高分子化合物6を含有する水分散液
あるいは有機溶剤液中に略均一に混合、分散させ
て得られるコーテイング剤を調製する際には、熱
可塑性合成樹脂製の非発泡状態の微粒球中空体5
が、バインダーの作用を呈する高分子化合物6を
含有する水分散液あるいは有機溶剤液によつて溶
解することのないように、前記熱可塑性合成樹脂
製の非発泡状態の微粒球中空体5と、バインダー
の作用を呈する高分子化合物6を含有する水分散
液あるいは有機溶剤液とを、選択しなければなら
ないことは勿論である。 また、前記透明層からなる防滑層7中における
熱可塑性合成樹脂製の微粒球中空体5,5,5…
…は、第3図に例示されるように、壁膜12が熱
可塑性合成樹脂で構成され、該壁膜12に囲繞さ
れる内部に、不活性ガス、活性ガス、非気化性液
体、あるいは、気化性液体の一種以上を内蔵して
いる直径10〜50μの非発泡状態のものであり、例
えば、特公昭42−26524号公報や特開昭56−
113338号公報に記載されている熱可塑性重合体粒
子をそのまま利用し得る。 すなわち、非発泡状態の熱可塑性合成樹脂製の
微粒球中空体5は、例えば、エタン、エチレン、
プロパン、ブタン、イソブタン、ブテン、アセチ
レン、ヘプタン等の炭化水素類、CCl3F、CCl2
F2、CClF3等のクロロフルオロカーボン、テトラ
メチルシラン、トリメチルエチルシラン、トリメ
チルイソプロピルシランのようなテトラアルキル
シラン類、石油エーテル、水、窒素、炭酸ガス等
による不活性ガス、活性ガス、非気化性液体、あ
るいは、気化性液体の一種以上を内蔵しているも
のであり、例えば、塩化ビニリデン、アクリロニ
トリル、塩化ビニル、アクリル酸エステル、メタ
クリル酸エステル、スチレン、酢酸ビニル等の重
合体または共重合体による熱可塑性合成樹脂製の
10〜50μの中空体からなる。 前記透明層からなる防滑層7の形成に利用され
るコーテイング剤中の高分子化合物6によるバイ
ンダー成分は、該防滑層7において、非発泡状態
の熱可塑性合成樹脂製の微粒球中空体5,5……
同士を連結させる作用を果たすものであり、一般
の合成樹脂やエラストマー化合物からなる高分子
化合物、例えば、酢酸ビニル樹脂、エチレン・酢
酸ビニル樹脂、アクリル樹脂、スチレン樹脂、塩
化ビニル樹脂、酢ビ・アクリル樹脂、塩ビ・酢ビ
樹脂、エチレン・アクリル樹脂、塩化ビニリデン
樹脂、ポリエステル樹脂、ポリウレタン樹脂、ク
ロロプレン重合体、ニトリルゴム、スチレン・ブ
タジエン共重合体、メタクリル・スチレン共重合
体等が利用される。 前記透明層からなる防滑層7において、該層に
おけるバインダーの作用を果たしている皮膜形成
成分たる高分子化合物6と非発泡状態の熱可塑性
合成樹脂製の微粒球中空体5との割合は、微粒球
中空体5の大きさにもよるが、高分子化合物100
重量部に対して微粒球中空体50〜500重量部程度
で構成されることが好ましい。 また、前記微粒球中空体においては、該微粒球
中空体を構成している熱可塑性合成樹脂が、微粒
球中空体の内蔵物である不活性ガス、活性ガス、
非気化性液体、あるいは、気化性液体によつて溶
解もしくは膨潤することのないように、微粒球中
空体を構成している熱可塑性合成樹脂と内蔵物の
種類とが組み合わせ、選択されていることは勿論
である。 なお、前述の微粒球中空体5は、これが加熱雰
囲気中に置かれると、該微粒球中空体5を構成し
ている熱可塑性合成樹脂が軟化し、さらに、中空
体5内の内蔵物である不活性ガス、活性ガス、非
気化性液体、あるいは、気化性液体13の膨張に
より、膨張した発泡粒子となるため、前述の防滑
層7に透明性を具備させ得なくなる。したがつ
て、透明層からなる防滑層7を形成する際には、
該防滑層7中における熱可塑性合成樹脂製の微粒
球中空体5が加熱によつて膨張した発泡粒子とな
ることのないように注意しなければならない。 このため、防滑層7の形成に際しては、微粒球
中空体5の壁部を構成している熱可塑性合成樹脂
が軟化し、さらに、内部の不活性ガス、活性ガ
ス、非気化性液体、気化性液体等の内蔵物13が
膨張するような温度による加熱を避けなけらばな
らなく、特に、コーテイング剤の乾燥工程での加
熱に注意しなければならない。
【実施例】
本考案の滑り防止特性を有する厚紙製容器の具
体的な構成を実施例をもつて説明する。 実施例 1 縦34cm、横28.5cm、高さ14.0cmの既製の段ボー
ル箱の天面および底面の全面に、下記の(1)と(2)と
を含有する固形成分50重量%の水分散液からなる
コーテイング剤[A]を、3.5g(固形分)/m2
の割合で塗布後、室温で乾燥することにより、透
明層からなる防滑層を有する本考案の1実施例品
である厚紙製容器(I)を得た。 (1) エチレン・酢酸ビニル共重合体エマルジヨン
……100重量部 (固形成分) 「粒子径 ……0.7μ, 不揮発分 ……50%, 粘 度 ……500cps」 (2) 塩化ビニリデンの微粒球中空体
……100重量部 「内蔵物 ……ブタン, 球 径 ……10〜20μ」 実施例 2 実施例1で利用したものと同一の既製の段ボー
ル箱の天面の全面に、下記組成のコーテイング剤
[B]を、3.5g(固形分)/m2の割合で塗布後、
室温で乾燥することにより、透明層からなる防滑
層を有する本考案の別の実施例品である厚紙製容
器()を得た。 コーテイング剤 [B] (1) エチレン・酢酸ビニル共重合体エマルジヨン
……100重量部 (固形成分) 「粒子径 ……0.65μ, 不揮発分 ……55%, 粘 度 ……6000cps」 (2) 塩化ビニリデンの微粒球中空体
……100重量部 「内蔵物 ……ブタン, 球 径 ……10〜20μ」 (3) 水 ……20重量部 実施例 3 実施例1で利用したものと同一の既製の段ボー
ル箱の天面の全面と、底面はその全面に亙つて5
mm宛の間隔を置いた幅15mmのストライプ状に、前
述の実施例1で使用したものと同一の組成のコー
テイング剤[A]を、塗布部分における塗布量
3.5g(固形分)/m2の割合で塗布後、室温で乾
燥することにより、透明層からなる防滑層を有す
る本考案の別の実施例品である厚紙製容器()
を得た。 実施例 4 実施例1で利用したものと同一の既製の段ボー
ル箱の天面と底面とに、その全面に亙つて5mm宛
の間隔を置いた幅15mmのストライプ状に、前述の
実施例1で使用したものと同一の組成のコーテイ
ング剤[A]を、塗布部分における塗布量3.5g
(固形分)/m2の割合で塗布後、室温で乾燥する
ことによつて、透明層からなる防滑層を具備する
本考案の実施例品である厚紙製容器()を得
た。 実施例 5 実施例1で利用したものと同一の既製の段ボー
ル箱の天面に、その全面に亙つて5mm宛の間隔を
置いた幅15mmのストライプ状に、前述の実施例1
で使用したものと同一の組成のコーテイング剤
[A]を、塗布部分における塗布量3.5g(固形
分)/m2の割合で塗布後、室温で乾燥することに
より、透明層からなる防滑層を有する本考案の実
施例品である厚紙製容器()を得た。 実施例 6 実施例1で利用したものと同一の既製の段ボー
ル箱の天面および底面の全面に、下記組成のコー
テイング剤[C]を、3.5g(固形分)/m2の割
合で塗布後、室温で乾燥することにより、透明層
からなる防滑層を有する本考案の実施例品である
厚紙製容器()を得た。 コーテイング剤 [C] (1) アクリル酸エステルエマルジヨン
……100重量部 (固形成分) 「粒子径 ……1μ, 不揮発分 ……55%, 粘 度 ……2000cps」 (2) 塩化ビニリデンの微粒球中空体
……100重量部 「内蔵物 ……ブタン, 球 径 ……15〜30μ」 (3) 水 ……20重量部 実施例 7 実施例1で利用したものと同一の既製の段ボー
ル箱の天面および底面の全面に、下記の(1)と(2)と
を含有する固形成分52重量%の水分散液からなる
コーテイング剤[D]を、3.5g(固形分)/m2
の割合で塗布後、室温で乾燥することにより、透
明層からなる防滑層を具備する本考案の1実施例
品である厚紙製容器()を得た。 (1) エチレン・酢酸ビニル共重合体エマルジヨン
……100重量部 (固形成分) 「粒子径 ……0.7μ, 不揮発分 ……55%, 粘 度 ……5500cps」 (2) 塩化ビニリデン・アクリロニトリル共重合体
の微粒球中空体 ……150重量部 「内蔵物 ……イソブタン, 球 形 ……10〜20μ」 実施例 8 実施例1で利用したものと同一の既製の段ボー
ル箱の天面および底面の全面に、下記の(1)と(2)と
を有する固形成分52重量%の水分散液からなるコ
ーテイング剤[E]を、3.5g(固形分)/m2
割合で塗布後、室温で乾燥することにより、透明
層からなる防滑層を具備する本考案の1実施例品
である厚紙製容器()を得た。 (1) エチレン・酢酸ビニル共重合体エマルジヨン
……100重量部 (固形成分) 「粒子径 ……0.7μ, 不揮発分 ……55%, 粘 度 ……1500cps」 (2) メタクリル酸メチル.アクリロニトリル共重
合体の微粒球中空体 ……80重量部 「内蔵物 ……イソブタン, 球 径 ……10〜20μ」 以上の実施例で得られた厚紙製容器を、それぞ
れ同一のもの2個A,Bを第4図に示すような斜
面に積み重ねて載せ、上の容器Aが滑り始める角
度(α)を測定した結果を第1表に示す。 なお、第4図にて符号14で表示される部分
は、下の容器Bが滑落するのを防止するストツパ
ーである。 また、第1表に表示される参考品たる容器イ
は、前述の各実施例で使用した既製の段ボール箱
そのものである。 さらに、参考品たる容器ロは、エチレン・酢酸
ビニル樹脂、ワツクス、石油樹脂を主体とするホ
ツトメルト型接着剤を、既製の段ボール箱からな
る下側の容器Bの天面の4隅に、第5図に示され
るような状態に、縦40mm、横2mmの筋状に、筋同
士の中心から中心までの間隔とSが20mmとなるよ
うにして2本宛塗布し、このコーテイング剤が溶
融状態にある間に、上側の容器Aとなる既製の段
ボール箱を載置し、容器Aと容器Bとを接着、固
定したものである。 また、参考品たる容器ハは、既製の段ボール箱
の天面および底面の全面に、エチレン・酢酸ビニ
ル樹脂エマルジヨンを、3.5g(固形分)/m2
割合で塗布し、室温で乾燥したものである。
【表】 前記第1表に示される実験結果より、本考案の
実施例品である厚紙製容器は、該厚紙製容器にお
ける滑り防止特性において優れた作用を奏するだ
けでなく、上、下に積み込まれている複数個の容
器の積み込みを崩して再度積み換えした場合に
も、当初の容器が具備していた滑り防止特性が低
下することなく持続されることが確認できる。
【考案の作用、効果】
本考案の滑り防止特性を有する厚紙製容器は、
防滑層中の熱可塑性合成樹脂製の非発泡状態の微
粒球中空体群に起因する凹凸が、胴部壁部と底部
壁部と上部壁部とを有する厚紙製容器における前
記底部壁部と上部壁部とのうちの少なくとも一方
の壁部の外側表面に形成されている。 しかして、本考案の厚紙製容器における前記防
滑層は、該防滑層中における熱可塑性合成樹脂製
の非発泡状態の微粒球中空体が、不活性ガス、活
性ガス、非気化性液体、あるいは気化性液体の一
種以上を内蔵する直径10〜50μの中空体からなつ
ており、これらの微粒球中空体群の存在によつ
て、弾力性の大きい、復元性の高いものとなる。 このため、前記防滑層による滑り防止特性にき
わめて優れた作用が奏される。 また、本考案の厚紙製容器は、該厚紙製容器の
外側表面に形成されている防滑層が透明層をなす
ものであるため、厚紙製容器に通常付されている
数字、文字、商品名、美粧印刷等を損ねることが
ない。 さらに、本考案の厚紙製容器における前記防滑
層は、厚紙製容器に対してコーテイング剤を塗工
する工程と該コーテイング剤を乾燥する工程のみ
で得られることから、防滑層の形成が簡単で、し
かも、耐摩擦強度においても優れた作用を有する
防滑層となる。 また、本考案の厚紙製容器における前記防滑層
は、該防滑層と接触する別の厚紙製容器を傷付け
るようなことがなく、品質保持性においても優れ
た作用を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の滑り防止特性を有する厚紙製
容器の1実施例品たる段ボール箱の斜面図、第2
図は第1図の厚紙製容器の1部拡大断面図、第3
図1,2は本考案の滑り防止特性を有する厚紙製
容器における防滑層中に利用される熱可塑性合成
樹脂製の非発泡状態の微粒球中空体の拡大断面
図、第4図は厚紙製容器の滑り防止効果を測定す
る実験方法を説明する側面図、第5図は実験で使
用した容器ロにおいて、上側の容器と下側の容器
とをホツトメルト接着剤で固着する際の接着剤の
塗着位置を説明する平面図である。 1……滑り防止特性を有する厚紙製容器、2…
…胴部壁部、3……蓋体たる上部壁部、4……底
部壁部、5……非発泡状態の熱可塑性合成樹脂製
微粒球中空体、6……バインダー成分である高分
子化合物、7……透明層からなる防滑層、13…
…熱可塑性合成樹脂製微粒球中空体5の内部に内
蔵されている不活性ガス、活性ガス、非気化性液
体、あるいは気化性液体不活性ガス。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 胴部壁部と底部壁部と上部壁部とを有し、し
    かも、底部壁部または上部壁部のうちの少なく
    とも一方の壁部の外側表面に防滑層を具備する
    厚紙製容器において、前記防滑層が、不活性ガ
    ス、活性ガス、非気化性液体あるいは気化性液
    体の一種以上を内蔵している直径10〜50μの熱
    可塑性合成樹脂製の非発泡状態の微粒球中空体
    群を高分子化合物によるバインダー成分によつ
    て連結させてなる透明層からなることを特徴と
    する滑り防止特性を有する厚紙製容器。 2 防滑層が、厚紙製容器における底部壁部と上
    部壁部とのうちの少なくとも一方の壁部の外側
    表面の全面に亙つて形成されている実用新案登
    録請求の範囲第1項記載の滑り防止特性を有す
    る厚紙製容器。 3 防滑層が、厚紙製容器における底部壁部と上
    部壁部とのうちの少なくとも一方の壁部の外側
    表面の1部に部分的に形成されている実用新案
    登録請求の範囲第1項記載の滑り防止特性を有
    する厚紙製容器。
JP11419083U 1983-07-22 1983-07-22 滑り防止特性を有する厚紙製容器 Granted JPS6021419U (ja)

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