JPH0454329A - 鉄道車両用ディスクブレーキ装置 - Google Patents

鉄道車両用ディスクブレーキ装置

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JPH0454329A
JPH0454329A JP16234290A JP16234290A JPH0454329A JP H0454329 A JPH0454329 A JP H0454329A JP 16234290 A JP16234290 A JP 16234290A JP 16234290 A JP16234290 A JP 16234290A JP H0454329 A JPH0454329 A JP H0454329A
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shaft
brake
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cooling space
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真下 育幸
Zenzo Tsuji
辻 善造
Hideo Tamamori
玉森 秀男
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、鉄道車両用ディスクブレーキ装置に係り、特
に、鉄道車両の車軸に回転を伝達付与する駆動用電動機
の回転子軸の端部に備えられるディスクブレーキ装置か
ら、駆動用電動機側に熱が伝導されるのを軽減するため
の技術に関する。
〔従来の技術〕
従来における鉄道車両用ディスクブレーキ装置の構成と
して、例えば実開昭64−4933号公報に開示された
ものは、第10図に示すように、車輪100゜100を
固着してなる車軸101の一側方に誘導電動機(駆動用
電動!61) 102を設置すると共に、該誘導電動機
102の回転子軸103の一端部にディスク104を固
着し、且つ、キャリバー105に取り付けられた一対の
パッド106.106間に前記ディスク104を介在せ
しめたものである。尚、前記誘導電動@102は台車等
の車両側部材に固定設置され、またキャリパー105は
車両側部材や誘導電動機102に保持されるものである
。そして、前記回転子軸103の他端部には可撓継手1
07を介して駆動ギヤ108が取り付けられ、且つ、前
記車軸101の対応する端部には前記駆動ギヤ108に
噛合される従動ギヤ109が取り付けられている。この
ような構成によれば、当該車両の走行時には誘導電動機
102の回転子軸103の回転に伴って車軸101及び
車輪100、100が回転駆動されるが、ブレーキ指令
が発せられた場合には、キャリパ−105のパッド10
6゜106がディスク1040両面に圧接することによ
り、ブレーキ作用が行われて、回転子軸103及び車軸
101ひいては車輪100.100の回転が止まること
になる。
しかるに、上記公報に開示されたディスクブレーキ装置
は、−枚のディスク104を用いたものであるため、制
動時に高温状態になり易く、このため、制動時において
は、ディスク104の強度が熱により急激に低下して該
ディスク104に偏摩耗が生し、ディスク104の寿命
が短くなるという難点を有している。これに加えて、前
記ディスク104は誘導電動機102の回転子軸103
に直接固着されるものであるため、制動時に高温状態と
なったディスク104から回転子軸103に多量の熱が
伝導されて、誘導電動機102内部の温度を上昇させ、
限界温度を超えてしまうという事態を招き、誘導電動機
102内部に装備されているコイル線が焼損したり或い
は回転子軸103の軸受を焼付かせたり等の不具合を生
じる。
このような問題に対処すべく、例えば実開平1)179
72号公報によれば、第1)図に示すように、誘導電動
機102の回転子細(中空電機子軸)1030両端に夫
々ディスク104.104を固着し且つこの二枚のディ
スク104,104を挟持する二個のキャリパ−105
,105を備えた構成が開示されている。これによれば
、制動時における個々のディスク104.104の高温
化を抑制できることに起因して、上記の問題が幾分かは
解消されることが期待できる。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかしながら、上述の実開平1−1)7972号公報に
開示のディスクブレーキ装置によるにしても、近年にお
ける鉄道車両の高速化に対しては充分に対処できるもの
ではない、F!IJち、ディスクを単に二枚備えるとい
った手法のみによっては、高速走行からの制動が続けば
ディスク104が高温状態になるのを回避できないのは
当然の事であり、ディスク104の高温化に伴う既述の
問題を生ずるのは勿論のこと、ディスク及びキャリパ−
を夫々誘導電動機本体を挟んでその両側に配設せねばな
らないため、当該ディスク装置を取り付けるためのレイ
アウト面での困難化を余儀無くされるという問題をも生
ぜしめる。
更に、この公報に開示されたディスクブレーキ装置によ
るにしても、誘導電動機102の回転子軸103に二枚
のディスク104.104が直接固着されており而も該
ディスク104,104と回転子軸103との間には何
の工夫もなされていないため、ディスク104、104
から多量の熱が誘導電動機102内部に伝導され、既述
のように、コイル線の焼損や軸受の焼付き等の不具合を
住せしめることとなる。
本発明は、上記諸事情に鑑みてなされたものであり、デ
ィスクの構成自体に改良を加えて当該ブレーキ装置の高
温化やレイアウトの困難化をできるだけ防止するのはも
とより、高速走行からの制動時に当該ブレーキ装置の構
成要素が高温状態となっても駆動用電動機側への熱伝導
を軽減させ得るように構成し、電動機内部のコイルの焼
損や回転子軸受の損傷を防止することを技術的課題とす
るものである。
〔課題を解決するための手段〕
上記技術的課題を達成するための具体的手段とするとこ
ろは、鉄道車両の車軸と回転伝達可能に接続された駆動
用電動機の回転子軸の端部に延出連設され且つ該回転子
軸と共に回転する回転軸部と、該回転軸部と共に回転し
且つ該回転軸部を内孔に嵌入してなる中空状のブレーキ
軸と、該ブレーキ軸と共に回転し且つ該ブレーキ軸の軸
方向に摺動自在に取り付けられた複数枚のロータ部材と
、これら複数枚のロータ部材の各相互間に配設され且つ
キー部材に軸方向にのみ摺動自在に取り付けられた複数
枚のステータ部材と、前記ロータ部材及びステータ部材
に制動力を作用させる押圧部材とを有すると共に、前記
ブレーキ軸の内孔と前記回転軸部の外周との間に冷却空
間を形成し、且つ、該冷却空間に対して冷却用空気を導
入する空気連通路を形成したところにある。
〔作用〕
上記手段によると、当該ディスクブレーキ装置は、押圧
部材による制動力の非作用時においては、駆動用電動機
の回転子軸ひいてはブレーキ軸と共に回転する複数枚の
ロータ部材が、キー部材に取り付けられた複数枚のステ
ータ部材に対して自由に回転することとなるが、その一
方において、押圧部材による制動力の作用時においては
、ロータ部材及びステータ部材が軸方向−大側に摺動し
且つ押し集められて該各部材間は圧接した状態となり、
この時に生じるl!擦によってロータ部材のステータ部
材に対する相対回転が阻止される。つまり、ステータ部
材が取り付けられているキー部材は、駆動用電動機ひい
ては車両側部材に固定状態とされるものであるため、上
記のようにロータ部材のステータ部材に対する相対回転
が阻止された場合には、ロータ部材と共に回転する回転
子軸に接続されている車軸ひいては車輪の回転が止まる
ことになる。
そして、本発明は、複数枚のロータ部材と複数枚のステ
ータ部材と押圧部材とからなる多板式のディスクブレー
キ装置を鉄道車両に採用したことにより、当該車両の高
速走行からの制動時に発生する熱は前記複数枚のロータ
部材及びステータ部材の各相互間の摩擦熱に分散されて
、個々の部材についての発熱量が大幅に軽減されるばか
りでなく、その取付性の容易化や装置のレイアウトの簡
素化等が図られることとなる。
更に、本発明は、前記多板式のディスクブレーキ装置の
ブレーキ軸に内孔を形成すると共に、駆動用電動機の回
転子軸の端部に延出連設された回転軸部を前記ブレーキ
軸の内孔に嵌入し、且つ該内孔と前記回転軸部外周との
間に冷却空間を形成するように構成したので、近年にお
ける鉄道車両の高速化に伴って、仮に当該車両の高速走
行からの制動時に前記ブレーキ装置のロータ部材及びス
テータ部材が高温状態となったとしても、ロータ部材が
取り付けられているブレーキ軸は、空気連通路を介して
前記冷却空間に導入される冷却用空気の作用によって好
適に冷却される(この時、回転軸部についても同様の作
用により冷却される)。
尚、前記冷却空間に導入された冷却用空気は、別途設け
られた排出通路から大気中に排出される。
これにより、ロータ部材とステータ部材との間で発生し
た摩擦熱がブレーキ軸及び回転軸部を介して駆動用電動
機の回転子軸に伝導されるといった事態は可及的軽減さ
れ、駆動用電動機の熱に対する内部保護が良好に行われ
る。
〔実施例〕
以下、本発明の実施例を第1図乃至第9図に基づいて説
明する。
先ず、第1図に示す概略構成に基づいて、本発明に係る
ディスクブレーキ装置1の取付状態を説明すると、空気
バネ50.50を介して車体51を支持する台車52の
下方には駆動用電動機2が取り付けられており、該駆動
用電動機2の回転子軸3の一端部に固着された駆動ギヤ
4と、車輪53.53を圧入してなる車軸5に固着され
た従動ギヤ6とが噛合されていると共に、前記駆動用電
動機2の反ギヤ側端B(左端部)には、本発明に係るデ
ィスクブレーキ装置1が取り付けられている。従って、
当該車両の走行時には、駆動用電動機20回転子軸3の
回転が、駆動ギヤ4及び従動ギヤ6を介して車軸5及び
車輪53.53に伝達される一方、ブレーキ指令が発せ
られた時には、前記ディスクブレーキ装置1の動作によ
り回転子軸3の回転が止まり、これに伴って車軸5及び
車輪53.53の回転が止まることにより制動作用が行
われる構成である。
尚、前記車軸5をその両端において回動自在に保持する
車軸ケース54.54と前記台車52との間には、軸バ
ネ55.55が介設されている。
次に、前記ディスクブレーキ装置1の細部にわたる構造
を、第2図及び第3図に基づいて説明する。
このディスクブレーキ装置1は、前記駆動用電動機2の
反ギヤ側端部にブラケット56を用いて固定されたドラ
ム状のケース7を有し、該ケース7の内周面部には複数
のキー部材8・・・8が固定されていると共に、該ケー
ス7の内方中心部には前記駆動用電動機2の回転子軸3
に結合された回転軸部30が該回転子軸3と一体回転可
能に連設されている。そして、前記回転軸部30は、内
孔90を有するブレーキ軸9に嵌入され且つビン91を
用いて固定されており、該内孔90と回転軸部30外周
との間には冷却空間92が形成されている。更に、前記
回転軸部30は、左端が開口する小径内孔31を有して
おり、該小径内孔31はフィルター62を介して大気に
連通され且つ通孔32・・・32を介して前記冷却空間
92に連通されている。従って、この実施例においては
、前記回転軸$30の小径内孔31と通孔32とが、冷
却空間92に冷却用空気を導入するための空気連通路と
されている。
一方、前記ブレーキ軸9の外周には、該ブレーキ軸9ひ
いては回転子軸3と共に回転し且つ軸方向(第3図a−
b方向)に摺動自在な二枚のロータ部材10.10が取
り付けられ、また前記キー部材8・・・8の内周には、
軸方向にのみ摺動自在な三枚のステータ部材1)・・・
1)が取り付けられている。詳述すれば(第2図参照)
、前記ブレーキ軸9には等角度間隔で外方に突出する複
数の凸条9a・・・9aが軸方向に沿うように一体形成
されていると共に該ブレーキ軸9の外形と同形状の貫通
孔10aが前記ロータ部材10の中心部に形成され且つ
この両者が嵌合されることによりロータ部材】Oがブレ
ーキ軸9と共に回転し而も軸方向に摺動自在とされてい
るのに対し、前記キー部材8・・・8は等角度間隔毎に
配設されてケース7に固定支持されていると共にこれら
のキー部材8・・・8の外形と同形状の切欠部1)a・
・・llaがステータ部材1)の外周縁に形成され且つ
この両者が嵌合されることによりステータ部材1)がキ
ー部材8・・・8に対して軸方向にのみ摺動自在とされ
ている。この場合、前記ロータ部材10とステータ部材
1)とは軸方向に交互に配設されており、ロータ部材1
0の外周面10bとキー部材8・・・8の内周面との間
、及びステータ部材1)の内周面1)bと中空軸9の外
周面との間には、僅かな隙間が存在している。尚、前記
ロータ部材10及びステータ部材1)の枚数は、第3図
示のものに限定されるものではなく、これ以上或いはこ
れ以下の枚数であっても差し支えない。
更に、第3BOに示すように、前記各部材のうちの左端
に配設されたステータ部材llの左側方には熱強度、伝
導性の良い金属材料でなるリング状の加圧プレート12
が近接配置されており、この加圧プレート12は前記ス
テータ部材1)と同様にしてキー部材8・・・8に軸方
向に摺動自在に嵌合されていると共に、前記各部材のう
ちの右端に配設されたステータ部材1)の右側方には前
記加圧プレート12と同様の金属材料でなるリング状の
ストッパブレート13が配置されており、このストンパ
ブレート13はその右側面がケース7の右側壁7a内面
に当接した状態で前記キー部材8・・・8に堅固に固定
されている。また、前記複数のキー部材8・・・8には
、ロータ部材10.10及びステータ部材1)・・・1
)の外周部を全周にわたって覆うように薄肉の金属環板
63(例えばステンレス製)が取り付けられている。
従って、ロータ部材10.10及びステータ部材1)・
・・1)の両側方及び外周は、前記加圧プレート12と
ストンパブレート13と金属環板63とにより覆われた
状態となっている。この場合、前記加圧プレー1−12
には、第4図に示すように、その−側面に多数のtI1
2x・・・12xが放射状に形成されている(符号12
y・・・12yは凸部、符号12a・・・12aはピス
トン15先端が当接する平坦部、符号12b・・・12
bはピストンロッド21が嵌入される孔部、符号12c
・・・12cはキー部材8が嵌合される切欠部を示す)
、また、前記ストンパブレート13にも、第5図に示す
ように、多数の溝13K・・・13xが放射状に形成さ
れている(符号13y・・・13yは凸部、符号13c
・・・13cはキー部材8が嵌合される切欠部を示す)
。更に、前記金属環板63には、第6図に示すように、
多数の貫通孔63x・・・63xが形成されている(符
号63y・・・63yはリベフト等の固定部材を示す)
。そして、第3図に示すように、ケース7の右側壁7a
とストンパブレート13との間の隙間(溝13x)は、
ブレーキ軸9の右端部に穿設された通孔93を介して前
記冷却空間92に通じていると共に、ケース7の左側壁
7bと加圧プレート12との間の隙間14xは、ブレー
キ軸9の左端部に穿設された通孔94を介して前記冷却
空間92に通じている。また、前記金属環板63とケー
ス7内周面との間の隙間Wは、空気排出口66を介して
大気に通じており、この空気排出口66の内方にはフィ
ルター66aが装着されている。
一方、前記ケース7の左側壁7bはポルト57・・・5
7を用いて取り外し可能に固定されており、該左側壁7
bには、その先端が前記加圧プレート12に当接する複
数個のピストン(押圧部材)15・・・15が軸方向に
摺動自在に嵌合保持されていると共に、該ピストン15
の後面に液圧(例えば油圧)を作用させる液圧室16が
形成されている。そして、該液圧室16は第2図示のよ
うに液圧通路17を介して液圧供給口1B(液圧源に通
している)に連通されている。
更に、前記ケース7の左側壁7bには、複数の隙間調整
機構19・・・19が設けられている。この隙間調整機
構19は、第3図に示すように、圧縮コイルバネ20に
より左方に付勢されたピストンロッド21と、該ピスト
ンロッド21の段付面が当接してその左動を規制するス
トッパ板22と、該ストッパ板22に固定されたリテー
ナ23の右動を規制するフリクションリング24とを有
する。そして、前記ピストンロッド21の右端部は前記
加圧プレート12に固定されており、従って加圧プレー
ト12は前記圧縮コイルバネ20により左方に付勢され
た状態にある。また、前記フリクションリング24は所
定力以上の力が作用することにより左右動し、この左右
動に応じて、前記ピストンロッド21に嵌着された鍔部
材25と前記リテーナ23との間の隙間Xつまりピスト
ンロッド21の移動範囲が変化するようになっている。
尚、この実施例においては、前記ブレーキ軸9に嵌入さ
れた回転軸部30と、駆動用電動機2の回転子軸3とが
分離して構成されており、この両輪30.3間の結合状
態は以下に示す構成とされている。
即ち、第7図に示すように、回転軸部30と回転子軸3
との間には断熱カンプリング70が介設されている。具
体的には、回転軸部30の右端部には噛合凹凸面30a
が形成されており、この噛合凹凸面30a と断熱カン
プリング70の左端部に形成された噛合凹凸面70aと
が噛み合って結合されていると共に、回転子軸3の左端
部にも噛合凹凸面3bが形成されており、この噛合凹凸
面3bと断熱カップリング70の右端部に形成された噛
合凹凸面70bとが噛み合って結合されているのである
。この場合において、前記回転軸部30と回転子軸3と
の間には必ずしも断熱カップリング70を介設する必要
はなく、回転軸部30の噛合凹凸面30aと回転子軸3
の噛合凹凸面3bとを噛み合い可能に形成して、この両
輪30,3を直接的に噛み合い結合させるようにしても
よく (第3図示の状態)、更には前記両輪30.3を
一体的に連設させるようにしてもよい。
また、この実施例においては、第2図及び第3図に示す
ロータ部材IQ及びステータ部材1)が双方共に、C/
Cコンポジットで構成されている。このC/Cコンポジ
ット (Carbon/Carbon  Co5pos
ites)は、炭S繊維をレジン、ピンチ等で結合強化
した後に炭化及び黒鉛化熱処理を行って製造された炭素
繊維/炭素複合材料である。そして、第8図に示すよう
に、その温度特性は、鋼が符号(イ)で示す特性曲線を
有するのに対し、C/Cコンポジットは符号(ロ)で示
す特性曲線を有する。つまり、C/Cコンポジフトは、
高温状態にある場合においても常温と変わらぬ或いはそ
れ以上の引張強度を有するの゛である。これ以外にも、
C/Cコンポジットの特性としては、軽量、高弾性、異
方性の少ない微細組織、優れた摺動性及び耐摩耗性等が
挙げられる。
次に、上記実施例の作用を#Ii明する。
当該車両の走行時には、駆動用電動機2の回転子軸3の
回転に伴って、回転軸部30及びブレーキ軸9ひいては
ロータ部材10.10が回転することになるが、この場
合には、ピストン15の後面の液圧室16が無圧状態と
なっているため、該ピストン15が加圧プレート12を
右方へ押圧するための力は発生せず、従って前記ロータ
部材10.10はステータ部材1)・・・1)に対して
自由に回転できることとなる。
一方、ブレーキ指令が発せられた時には、前記液圧室1
6が加圧状態となり、これに伴ってピストン15が右方
へ移動して加圧プレート12を押圧し且つロータ部材1
0.10及びステータ部材1)・・・1)をストッパプ
レート13に対して押し付け、この時に生じるロータ部
材10.10とステータ部材1)・・・1)との各相互
間の摩擦によって、ロータ部材10,10 、ブレーキ
軸9、回転軸部30及び回転子軸3の回転が止まる。そ
して、ブレーキ指令が解除された場合には、前記液圧室
16が無圧状態となり、加圧プレート12は隙間調整機
構19の圧縮コイルバネ20のバネ力により左方へ移動
して当初の状態に復帰する。
この場合において、前記車両の制動時に発生する熱は、
ロータ部材10.10とステータ部材1)・・・1)と
の各相互間に発生する複数箇所の摩擦熱として分散され
ることになるので、個々の部材10,10.1)・−・
1)についての発熱量は大幅に軽減されることになる。
更に、この場合において、ケース7の左側壁7bに装着
されたフィルター62を介して回転軸部30の小径内孔
31に流入した冷却用空気は、第3図に矢印で示すよう
に通孔32を通過して冷却空間92に導入され、この冷
却空間92にてブレーキ軸9及び回転軸部30に対して
所要の冷却作用を行った後、通孔93.94を通過して
隙間13x、 14xに流入し、更に隙間Wに流入した
後にフィルター66aを介して空気排出口66より大気
中に排出される。このように、冷却空気が前記冷却空間
92においてブレーキ軸9及び回転軸部30を冷却する
ことにより、仮に高速走行からの制動時にロータ部材1
0.10及びステータ部材1)・・・1)が高温状態と
なったとしても、回転子軸3への熱伝導は可及的抑制さ
れ、駆動用電動機2の内部保護が良好に行われる。
尚、上記のようにして冷却用空気がケース7内を流れる
際には、既述のように表面積が広くなっている加圧プレ
ー目2及びス)7バプレート13と金属環板63とから
放熱が行われて、ロータ部材1010及びステータ部材
1)・・・1)の過度な温度上昇が防止されると共に、
ロータ部材10.10及びステータ部材1)・・・1)
がC/Cコンポジットで構成される場合には、各部材相
互間の摺動により発生した粉塵が金属環板63の貫通孔
63x・・・63xを介して隙間Wに流出し且つ空気排
出口66内方のフィルター66aにより捕集される。
また、この実施例においては、前記回転軸部30と回転
子軸3とが分離して構成され且つ両軸30.3は噛み合
い結合により接続されているので、このような構成によ
っても、前記各部材10.10.1)・・・1)に生じ
る摩擦熱がブレーキ軸9及び回転軸部30を介して駆動
用電動機2の回転子軸3に伝導される度合が少なくなる
。このような効果は、両軸30゜3間に断熱カップリン
グ70を介設することにより一層顕著なものとなる。
第9図は、本発明の他の実施例を示すものであり、既述
の実施例と共通の構成要件については同一符号を付して
その説明を省略する。
同図に示すように、当該他の実施例が既述の実施例と異
なるところは、ブレーキ軸9と回転軸部30とを固定す
るビン91の配設位置を変更した点と、ブレーキ軸9が
軸受95により保持されている点(既述の実施例では回
転軸部30が軸受95により保持されている)と、ブレ
ーキ軸9の内孔を大径内孔90aと小径内孔90bとか
ら構成した点と、回転軸部30の左端面とブレーキ軸9
の内端面との間に隙間を形成し且つこの隙間を空気通路
とした点とである。従って、フィルター62を介してブ
レーキ軸9の小径内孔90bに流入した冷却用空気は、
矢印で示す経路を通過して冷却空間92に導入されると
共に、通孔93.94を介して隙間13x、 14xに
流出していくことになる。そして、この実施例において
も、冷却用空気が冷却空間92を通過する際にブレーキ
軸9及び回転軸部30を好適に冷却することになるので
、ロータ部材10.10及びステータ部材1)・・・1
)相互間で発生した摩擦熱が回転子軸3に伝導される度
合が可及的軽減され、駆動用電動機2の内部が良好に保
護されることとなる。
〔発明の効果〕
以上のように本発明によれば、鉄道車両用ブレーキ装置
として、複数枚のロータ部材と複数枚のステータ部材と
を有してなる多板式のディスクブレーキ装置を用いたこ
とにより、当該車両の制動時に発生する熱が、前記各部
材相互間の複数箇所にて生じる摩擦熱となって分散され
ることになり、各部材の発熱量が軽減されて、偏摩耗の
発生や寿命の低下等の不具合が回避されると共に、当該
装置のレイアウトの簡素化や取付性の容易化等をも図り
得るという利点が得られることとなる。
そして、特に本発明によれば、前記ロータ部材が取り付
けられているブレーキ軸の内孔に、駆動用電動機の回転
子軸に延出連設された回転軸部を嵌入すると共に、前記
ブレーキ軸の内孔と回転軸部の外周との間に冷却空間を
形成し、且つ該冷却空間に対して冷却用空気を導入する
空気連通路を形成したから、前記冷却空間に導入される
冷却用空気の作用によりブレーキ軸及び回転軸部が好適
に冷却されることになり、これによりロータ部材及びス
テータ部材相互間で発生した摩擦熱の回転子軸への伝導
が可及的軽減され、駆動用電動機内部のコイル線の焼損
や回転子軸の軸受の損傷等の不具合が回避されるという
利点が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第8図は本発明の一実施例を示すもので、第
1図は鉄道車両用ディスクブレーキ装置の取付状態を示
す概略正面図、第2図は鉄道車両用ディスクブレーキ装
置の内部構造を示す要部縦断側面図、第3図は鉄道車両
用ディスクブレーキ装置の内部構造を示す要部縦断正面
図、第4図は加圧プレートの単体側面図、第5図はスト
ッパプレートの単体側面図、第6図はキー部材に金属環
板が取り付けられた状態を示す斜視図、第7図は回転子
軸と回転軸部との結合状態を示す部品分解配列斜視図、
第8図はC/Cコンポジフトの特性を示すグラフである
。また、第9図は本発明の他の実施例を示すもので、鉄
道車両用ディスクブレーキ装置の内部構造を示す要部縦
断正面図である。 更に、第10図は−の従来例を示す概略平面図、第1)
図は他の従来例を示す概略平面図である。 1・・・ディスクブレーキ装置 2・−・駆動用電動機 3・−・回転子軸 5・・・車軸 8・・・キー部材 9・・・ブレーキ軸 10・・・ロータ部材 1)・・・ステータ部材 15・・・押圧部材(ピストン) 30・・・回転軸部 90・・・内孔 90a・・・内孔(大径内孔) 92・・・冷却空間 ・・・ディスクブレーキ装置 ・・・駆動用電動機 ・・・回転子軸 ・・・車軸 第2図 8・・・キー部材 9・・・ブレーキ軸 30・・・回転軸部 90・・・内孔 第4因 第3図 0a ・・・内孔(大径内孔) 92・・・冷却空間 第6図 30・・・回転軸部 第8図

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)鉄道車両の車軸と回転伝達可能に接続された駆動
    用電動機の回転子軸の端部に延出連設され且つ該回転子
    軸と共に回転する回転軸部と、該回転軸部と共に回転し
    且つ該回転軸部を内孔に嵌入してなる中空状のブレーキ
    軸と、該ブレーキ軸と共に回転し且つ該ブレーキ軸の軸
    方向に摺動自在に取り付けられた複数枚のロータ部材と
    、これら複数枚のロータ部材の各相互間に配設され且つ
    キー部材に軸方向にのみ摺動自在に取り付けられた複数
    枚のステータ部材と、前記ロータ部材及びステータ部材
    に制動力を作用させる押圧部材とを有すると共に、前記
    ブレーキ軸の内孔と前記回転軸部の外周との間に冷却空
    間を形成し、且つ、該冷却空間に対して冷却用空気を導
    入する空気連通路を形成したことを特徴とする鉄道車両
    用ディスクブレーキ装置。
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