JPH0454587Y2 - - Google Patents

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JPH0454587Y2
JPH0454587Y2 JP1987022236U JP2223687U JPH0454587Y2 JP H0454587 Y2 JPH0454587 Y2 JP H0454587Y2 JP 1987022236 U JP1987022236 U JP 1987022236U JP 2223687 U JP2223687 U JP 2223687U JP H0454587 Y2 JPH0454587 Y2 JP H0454587Y2
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【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は、被係合部材を係合部材によつて係合
する構造に関し、もつと詳しくは磁気テープカセ
ツトの装填装置に関する。
従来技術 典型的な先行技術は、第32図に示される。こ
の先行技術では磁気テープカセツト1の突部1a
を把持部材2a,2bの保持爪3a,3bによつ
て挟んで保持するように構成されている。この把
持部材2a,2bは合成樹脂製である。またこの
把持部材2a,2bを支持し、挿入方向A1また
は排出方向A2方向に変位駆動する駆動部材4の
幅方向両端部には案内片5a,5bが形成され、
この案内片5a,5bには案内溝が形成され、こ
の案内溝はシヤーシの側壁6a,6bに形成され
ているガイドレール7a,7bに嵌り込み、作動
レバー8の働きによつて駆動部材4はガイドレー
ル7a,7bに沿つて挿入方向A1または排出方
向A2に沿つて駆動変位する。
考案が解決しようとする問題点 上記先行技術では、把持部材2a,2bは合成
樹脂製であり、また駆動部材4もまた合成樹脂製
である。したがつて一定の強度を得るためにはそ
の厚みが比較的大きくなり、したがつてその分だ
けテープデツキの高さが大となる。また薄形化を
図るためには、これらの把持部材2a,2b、駆
動部材4の厚みを薄くしなければならないけれど
も、このようにすれば強度の上で問題となる。ま
たこれらは合成樹脂製部材であるため、長年の使
用によつて損傷をきたす。
本考案の目的は、上述の技術的課題を解決し、
係合部材の本体を金属製とし、係合部のみを合成
樹脂製にすることによつて所定の強度のもとでそ
の厚みを薄くすることができ、かつ強度を増大
し、かつ耐摩耗性の向上するようにした係合構造
を提供することである。
問題点を解決するための手段 本考案は、磁気テープカセツトの少なくとも一
表面に形成された突部を、一対の把持部材により
両側から挟んで保持した状態で、該把持部材を挿
入方向または排出方向に変位駆動することによつ
て、磁気テープカセツトの挿入・排出を行う磁気
テープカセツトの装填装置であつて、 前記把持部材は金属製であり、該把持部材の一
端部における前記磁気テープカセツトの挟持部分
には合成樹脂製の係合部が設けられることを特徴
とする磁気テープカセツトの装填装置である。
作 用 本考案に従えば、磁気テープカセツトの突部
を、把持部材により挟持して磁気テープカセツト
の挿入・排出を行う装填装置において、上述把持
部材を金属製とし、該把持部材の一端部における
挟持部分に合成樹脂製の係合部を設ける。したが
つて、把持部材全体を合成樹脂製にした場合に比
べて、把持部材本体の厚みを薄く形成することが
でき、かつ強度を増大し、かつ耐熱摩耗性を向上
することができるとともに、磁気テープカセツト
の挟持をより確実に行うことができる。
また、前記把持部材を一対で設け、磁気テープ
カセツトの突部を両側から挟んで保持するので、
該装填装置が車載用の磁気テープ再生装置に実施
された場合、車体振動に対しても磁気テープカセ
ツトをがたつきなく安定して保持することができ
る。
実施例 第1図は本考案の一実施例の磁気テープ記録/
再生装置10の平面図であり、第2図はその正面
図であり、第3図はその背面図であり、第4図は
その右側面図であり、第5図はその左側面図であ
り、第6図はその背面図である。これらの図面を
参照して、磁気テープ記録/再生装置(以下テー
プデツキという)10のシヤーシの左右側壁11
a,11bには、磁気テープカセツト13を昇降
自在に保持するホルダ14a,14bが設けられ
る。このホルダ14a,14bに磁気テープカセ
ツト13を横方向にして、かつ磁気テープを挿入
方向A1側に向けて挿入する。
シヤーシの底壁15の上方(第1図の紙面の手
前側)には、磁気テープカセツト13を把持する
把持手段16が備えられる。この把持手段16は
把持部材16a,16bを有する。この把持部材
16a,16bは駆動部材17によつて支持さ
れ、かつ磁気テープカセツト13の上面を含む平
面内で開閉可能に駆動される。この駆動部材17
はシヤーシの左右側壁11a,11bに形成され
るガイドレール18a,18bに沿つて挿入方向
A1および排出方向A2に沿つて移動自在であ
る。
ローデイング架台19には移動方向F(第1図
の左右方向)に沿つて移動可能な移動部材124
が配設され、この移動部材124には作動レバー
21が組合わされる。前記ローデイング架台19
には、磁気テープカセツト13の挿入方向A1に
沿つて延びる案内長孔22が形成される。後述す
るようにこの案内長孔22に沿つて駆動部材17
が変位し、そのため磁気テープカセツト13もま
た把持手段16を介してテープ挿入最端位置およ
び排出位置に亘つて移動することができる。
第6A図は、テープデツキ10の駆動系を簡略
化して示す図である。第1図〜第6図をも参照し
て、シヤーシの底壁15にはモータ23が設けら
れる。このモータ23の出力軸にはプーリ24が
固定される。プーリ24および右フライホイル2
5aには無端状ベルト26が巻掛けられる。さら
にこのベルト26にはフライホイル25bが接触
しており、これによつてモータ23の駆動によつ
てフライホイル25a,25bは第6A図の矢符
方向に回転駆動される。フライホイル25aに
は、記録/再生用歯車27が同軸に固着される。
この記録/再生用歯車27には歯車28,29が
噛合う。歯車28には歯車30が噛合い、この歯
車30には同軸に歯車31が固着される。歯車3
1には、歯車32が噛合い、この歯車32には駆
動歯車33が同軸に固着される。
前記歯車29と、前記フライホイル25bに同
軸に固着される早送り用歯車34間には、演奏/
早送り用切換え歯車35が介在し、この切換え歯
車35は、後述するように電磁石36(第6図参
照)の導通時に、後述する駆動機構によつて早送
り用歯車34に噛合い、電磁石36がOFF状態
のときには、切換え歯車35は歯車29と噛合
う。歯車35は歯車37に噛合い、この歯車37
は歯車38に噛合う。この歯車38にはシヤーシ
の底壁15よりも上方位置において同軸にアイド
ラ歯車39が固着される。この歯車38およびア
イドラ歯車39は後述するテープ走行切換え機構
によつて、左側巻取り用リール40の枢軸に同軸
に固着されている歯車40aまたは歯車41のい
ずれかに噛合う。歯車41は左側巻取り用リール
42の枢軸に同軸に固着されている歯車42aに
噛合う。アイドラ歯車39は歯車41に噛合つて
いるときには右側巻取り用リール42が矢符方向
に回転駆動され、アイドラ歯車39が歯車41と
の噛合い状態が解除され、歯車40aに噛合つて
いるときには、左側巻取り用リール40が回転駆
動される。
前記歯車29はまた歯車43に噛合い、この歯
車43には同軸に駆動歯車44が固着される。こ
の駆動歯車44は、ヘツド台の前進後退用切欠き
歯車45に噛合う。
第7図は、把持部材16a,16bおよびこれ
に関連した部品の分解斜視図であり、第8図は把
持部材16a,16b付近を簡略化した平面図で
ある。把持部材16a,16bは、薄板状の金属
製の本体50,50bと、本体50,50bの一
端部に装着される合成樹脂製の保持爪52,52
bとを含む。保持爪52,52bは、相互の近接
方向に延びて形成される。保持爪52の挿入方向
A1上流側端面は第7A図に示すように磁気テー
プカセツト13の突部13aを案内する案内面5
3を構成し、保持爪52の挿入方向A1下流側端
面は第7B図に示すように磁気テープカセツト1
3の突部13aに係合して保持する係合面54を
構成する。磁気テープカセツト13の前記突部1
3aの外周面は上方に向かうにつれて先細状にた
とえば30度傾斜して形成されており、両側面13
a1と前面13a2とを含む。前記係合面53は
突部13aの側面13a1の形状に対応してたと
えば30度傾斜して形成される。また案内面54も
また同様に突部13aの外周面形状に対応してた
とえば30度傾斜して形成される。もう1つの保持
爪52bもまた保持爪52と同様な構成を有して
おり、対応する部分には添字bを付して示す。前
記係合面54,54bは後述するように突部13
aの側面13a1に当接して磁気テープカセツト
13を保持する。
本体50の前記保持爪52とは反対側の端部に
は、下方に延びる案内軸58が形成される。本体
50bの前記保持爪52bとは反対側の端部に
は、前記案内軸58が嵌り込む案内孔51bが形
成される。また本体50,50bには下方に延び
る係止フツク56,56bが形成され、この係止
フツク56,56bには引張りばね57が連結さ
れる。また本体50,50bには軸孔55,55
bが形成される。
駆動部材17は、薄板状の金属製の基部60
と、この基部60の幅方向両端部に装着される合
成樹脂製の案内部61,61bとを含む。案内部
61,61bは、案内片62,62bと、磁気テ
ープカセツト13の端面が当接する下方に延びる
係止片67,67bとを含む。案内片62,62
bにはガイドレール18a,18bが嵌り込む案
内溝63,63bが形成される。基部60には、
また透孔64,65が形成される。この透孔6
4,65には前記係止フツク56,56bがそれ
ぞれ挿通し、基部60の下方位置でばね57が連
結される。また基部60には前記軸孔55,55
bを挿通する枢軸70,70bが立設される。枢
軸70,70bは、その頂部でEリング71,7
1bが装着される。したがつて把持部材16aは
枢軸70のまわりに角変位可能であり、また把持
部材16bは、枢軸70bのまわりに角変位可能
である。またばね57のばね力によつて把持部材
16a,16bは相互の近接方向にばね付勢され
ている。
また基部60には前記案内軸58が嵌り込む案
内孔77および挿入方向A1に沿つて延びる突片
60a,60bが形成される。突片60aの遊端
部下面には、下方に延びる案内軸80が形成され
る。この案内軸80はローデイング架台19の案
内長孔22に嵌り込む。また突片60bの遊端部
下面には案内軸79が形成される。
作動レバー21は、基部81と、この基部81
の下面に固定されるボス82とを含む。基部81
には案内片83が形成され、この案内片83には
案内孔84が形成される。この案内孔84に前記
案内軸79が嵌り込む。基部81にはまた案内孔
85が形成される。この案内孔85は、基部81
の長手方向に延びる直線部分85aと、挿入方向
A1側に向けて屈曲して延びる傾斜部分85b
と、ロツク部分85cとから構成される。基部8
1にはねじりばね88の一端が連結され、このね
じりばね88の他端はローデイング架台19に固
定される。基部81には押圧面89が形成され、
この押圧面89によつて後述するようにリミツト
スイツチSW1のアクチユエータ90を押圧する
ことができる。
次に把持部材16a,16b、駆動部材17お
よび作動レバー21の取付け状態について説明す
る。把持部材16aの案内軸58が、把持部材1
6bの案内孔51b、駆動部材17の案内孔77
を順次挿通する。また枢軸70,70bは把持部
材16a,16bの軸孔55,55bを挿通し、
Eリング71,71bが枢軸70,70bの上端
部に装着される。また係止フツク56,56bは
透孔64,65を挿通し、駆動部材17の下方位
置でばね57が係止フツク56,56bに連結さ
れる。こうして把持部材16a,16bは、ばね
57のばね力によつて枢軸70,70bのまわり
に相互に近接する方向にばね付勢される。これに
よつて磁気テープカセツト13が挿入されたとき
には突部13aを保持爪52,52bによつて確
実に保持することができる。しかも把持部材16
a,16bの開閉動作はその一方のみが開閉動作
を行なうことによつて他方の把持部材もまた連動
して開閉動作を行なうことができ、したがつて磁
気テープカセツト13の挿入がたとえば斜めにゆ
がんだ状態で挿入された場合でも確実に突部13
aを把持することができる。
また把持部材16a,16bの保持爪52,5
2bのみを合成樹脂材料から形成し、残余の本体
50,50bも金属製材料から形成するようにし
たので、すべて合成樹脂材料から成る把持部材1
6a,16bに比べ薄形化を実現することができ
る。たとえば同一の強度を得るためには、本体5
0,50bの厚みは数倍以上にしなければなら
ず、したがつて希望する強度のもとで金属製にす
ることによつて薄形化を実現することができる。
なお保持爪52,52bは合成樹脂から成るた
め、突部13aに当接して把持する際に磁気テー
プカセツト13の突部13aを傷付けることが防
がれる。また同様に駆動部材17、基部60を金
属製にしたので同一の強度をもとで薄形化を実現
することができる。なおガイドレール18a,1
8bは金属製であるため、このガイドレール18
a,18bに係合する案内片62,62は合成樹
脂材料から形成している。したがつて駆動部材1
7をすべて合成樹脂材料から形成した場合に比
べ、駆動部材17を薄形化でき、スペースの有効
利用を図ることができる。さらに金属製にするこ
とによつて耐久性および強度を大きくすることが
でき、従来合成樹脂で形成した場合に生ずるたわ
みを防止することができ、たわみに起因した把持
部材16a,16bが斜めにゆがみ、これによつ
て磁気テープカセツトの挿入排出動作の円滑さに
支障きたすという問題が解消される。また駆動部
材17は幅方向に比較的長くのびているため、合
成樹脂製の場合には熱膨脹による延びが大きく、
これによつてガイドレール18a,18bと案内
片62,62bとの係合状態が強固に成りすぎ、
案内片62,62bがガイドレール18a,18
bに沿つて円滑に移動することができなくなると
いう問題が生じるけれども、本実施例では駆動部
材17を金属製にすることによつてこのような問
題を解決することができる。
また把持部材16a,16bの本体50,50
bを金属製にすることによつて、把持部材16
a,16bの開閉動作に伴なう接触箇所すなわち
案内溝51bと案内軸58との接触、軸孔55,
55bと枢軸70,70bとの接触、このような
接触箇所における耐摩耗性が向上される。
第9図は第8図の切断面線−から見た断面
図であり、第10図は第8図の切断面線−か
ら見た断面図であり、第11図は第10図のばね
57付近の拡大断面図である。ホルダ14a,1
4bには、それぞれ外側方に突出した係合ピン9
1a,91bが形成される。この係合ピン91
a,91bは、シヤーシの側壁11a,11bに
形成される案内長孔11a3,11b3(第4図
および第5図を参照)に嵌り込む。磁気テープカ
セツト13は横方向にして、ホルダ14a,14
bの手前側から挿入方向A1に向けて挿入され
る。
第10図を参照して、ばね57は駆動部材17
の下方に配置され、したがつて第11図に示すよ
うにばね57のばね力によつて把持部材16bの
係止フツク56bに矢符S1方向に力が作用す
る。これによつて把持部材16bには枢軸70b
に関して矢符S2方向に回転モーメントが作用す
る。したがつて把持部材16bの保持爪52b
は、磁気テープカセツト13の突部13aの下方
側に係合する。したがつて保持爪52bの係り代
が大となる。このような効果はもう1つの保持爪
52もまた同じである。参考までに述べると、ば
ね57を把持部材16a,16bを含む平面内に
配置した場合には、磁気テープカセツト13の挿
入時に高さ方向のばらつきによつて磁気テープカ
セツト13が浮上つたり、あるいはまた挿入時に
突部13aの外周面が上方に向けて先細状に傾斜
しているため、保持爪52,52bが突部13a
を把持する際に保持爪52,52bに上向きの力
が作用して浮上る場合がある。このような場合に
は保持爪52,52bによる保持力が低減する。
しかしながら本実施例ではばね57を把持部材1
6a,16bを含む平面よりも下方に配置したの
で、前述したように保持爪52,52bが下方に
押下げられ、係り代が大となる。したがつて把持
部材16a,16bが浮上ることが減少し、より
確実に磁気テープカセツト13を保持して挿入/
排出動作を円滑に行なうことができる。
第12図は、磁気テープカセツト13の挿入/
排出時における把持部材16a,16bの動作を
説明するための図である。磁気テープカセツト1
3が横方向にしてホルダー14a,14bの手前
側から挿入される。このとき把持部材16a,1
6bはばね57のばね力によつて保持爪52,5
2bが相互に近接する第8図の状態である。磁気
テープカセツト13を手動によつて挿入方向A1
に沿つて押し込んでいく。これによつて磁気テー
プカセツト13の突部13aの頂部13a3が、
第12図(1)で示すように案内面53,53bに当
接する。このような状態で磁気テープカセツト1
3をさらに押し込んでいくと、把持部材16a,
16bは第12図(1)の矢符95で示す方向に、磁
気テープカセツト13の上面を含む平面内でばね
57のばね力に抗して押し拡げられ、突部13a
の挿入方向A1の下流側面端部が保持爪52,5
2bの頂部を通過した後、第12図(2)で示すよう
に係合面54,54bが突部13aの側面13a
1と当接して、ばね57のばね力によつて磁気テ
ープカセツト13が保持される。このとき係合面
54,54bは突部13aの側面13a1に当接
して把持するようにしているため、保持爪52,
52bで突部13aの挿入方向A1上流側端部を
把持する構造のものに比べ、枢軸70,70bか
ら保持爪52,52bまでの距離l10(第12
図(2)参照)を小さくすることができる。したがつ
て把持部材16a,16bが下方へ倒れるいわゆ
る前倒れ現象を防ぐことができ、したがつて前倒
れに起因した磁気テープカセツト13の挿入時に
おける磁気テープカセツト13と把持部材16
a,16bとが干渉して磁気テープカセツト13
の挿入に支障をきたすという問題が解消される。
またこのように突部13aの側面13a1を係合
面54,54bで把持するようにしたので特別な
前倒れ防止機構を設ける必要がなく構成の簡略化
を図ることができる。
さらに係合面54,54bは突部13aの側面
13a1に対応して傾斜して形成されているた
め、係合面54,54bは、第13図に示すよう
に側面13a1に面接触する。したがつて保持力
が向上し、確実に磁気テープカセツト13を保持
することができる。
このようにして把持部材16a,16bによつ
て磁気テープカセツト13aが保持された状態で
さらに磁気テープカセツト13を押し込んでい
く。これによつて係合面54,54bが側面13
a1に接触した状態でばね57のばね力によつて
閉じられてゆき、磁気テープカセツト13の挿入
方向A1下流側端面が駆動部材17の係合片6
7,67bに当接する。
次に第12図(2)で示される磁気テープカセツト
13の把持部材16a,16bによる保持状態の
まま、さらに操作者が磁気テープカセツト13を
わずかに押し込むことによつて第12図(2)で示さ
れる状態のまま、駆動部材17がねじりばね88
のばね力によつて作動レバー21の働きによつて
挿入方向A1に押し込まれていく。すなわち作動
レバー21の第12図(2)における時計方向の角変
位によつて案内軸79を介して駆動部材17が挿
入方向A1に向けて移動して挿入方向最端位置ま
で達する。磁気テープカセツト13が挿入方向最
端位置に達したとしきに作動レバー21の押圧面
89がリミツトスイツチSW1のアクチユエータ
90を押圧する。これによつてリミツトスイツチ
SW1が導通し、モータ23が電力付勢される。
モータ23の電力付勢によつて後述するようにホ
ルダ14a,14bが下降動作を開始する。な
お、磁気テープカセツト13が挿入方向最端位置
に達したときには、後述するように軸138は傾
斜部85bから直線部分85aに移動する。この
軸138の移動によつて軸138が把持部材16
bの端面50b1(第7図参照)を押圧する。こ
れによつて把持部材16bおよびこの把持部材1
6bの開動作に連動して把持部材16aもまた開
動作を行ない、第12図(3)で示すように拡げられ
る。これとともに後述するように昇降機構が下降
動作を行なう。これによつて磁気テープカセツト
13は落下動作を開始する。
なお軸138は磁気テープカセツトの落下期間
すなわち演奏状態中においては端面50b1を押
圧し続けるため把持部材16a,16bは開けら
れた状態のまま維持されている。
磁気テープカセツト13の排出時には図示しな
いエジエクト釦が操作され、これによつて電磁プ
ラジヤ102(第15図参照)が導通して電磁プ
ラジヤ102の駆動軸102a(第15図参照)
が縮退する。これによつて上切欠き歯車103
(第15図参照)の回転が許容される。そのため、
ホルダ14a,14bが昇降機構によつて磁気テ
ープカセツトの装填完了位置から上昇し、磁気テ
ープカセツト挿入最端位置に達する。この上切欠
き歯車103の回転によつて軸138(第7図お
よび第15図参照)が作動レバー21の案内孔8
5の直線部分85aから傾斜部分85bに変位す
る。これによつて軸138による端面50b1の
押圧力が解除される。すなわち把持部材16bは
磁気テープカセツト13の上昇開始に伴つて閉じ
る方向に角変位し始め、磁気テープカセツト13
の上昇が完了したときに磁気テープカセツト13
を把持する動作が完了する。一方、軸138の傾
斜部分85bへの変位によつて作動レバー21が
ボズ82のまわりに矢符C(第7図参照)方向に
角変位し始める。これによつて駆動部材17およ
び把持部材16a,16bが排出方向A2に向け
て移動し始める。これによつて第12図(3)から第
12図(2)の状態に把持部材16a,16bが変位
し、突部13aの側面13a1を保持爪52,5
2bの係合面54,54bによつて把持され、磁
気テープカセツト13が保持される。このような
状態で軸138が案内孔85のロツク部分85c
に移動したときに、駆動部材17および把持部材
16a,16bが排出方向完了位置に達する。す
なわち第12図(1)の状態に復帰する。なお排出完
了位置では、磁気テープカセツト13は把持部材
16a,16bによつて把持された状態であり、
したがつて排出動作によつて磁気テープカセツト
13が排出口から取出すことが防がれる。その
後、操作者は磁気テープカセツト13を手前側
(排出方向A2)に引抜く。これによつて突部1
3aを挟み込んでいる保持爪52,52bが第1
2図(1)の矢符95方向に角変位して磁気テープカ
セツト13が把持部材16a,16bからの保持
状態が解除される。
このようにして磁気テープカセツト13が落下
動作する前に保持部材16a,16bを開かせ、
磁気テープカセツト13が上昇完了後、排出開始
時に保持部材16a,16bが閉じられる。
ところで一般に、磁気テープカセツト13の突
部13aの距離l11(第7図参照)は成形時の
誤差および各メーカ毎の違いによつて一定でな
く、したがつてこのような場合に演奏状態から排
出位置へ上昇した際に突部13aの上面と把持部
材16a,16の下面とが干渉してしまい、把持
部材16a,16bが突部13aを挟み込むこと
ができなくなつてしまう。このような場合にも本
実施例のように磁気テープカセツト13の上昇時
には把持部材16a,16bを開かせておき、上
昇完了後に閉じるようにすることによつてこのよ
うな問題を解決することができる。したがつて市
場で出回つている種々のテープ(規格内での大小
品)で円滑に挿入/排出動作を行なうことができ
る。
駆動部材17は案内片61,61bおよび案内
軸80の3点で実施され、かつ駆動部材17はガ
イドレール18a,18bおよび案内長孔22に
沿つて往復変位するように構成されているため、
駆動部材17の挿入方向を含む平面内での角変位
が防止され、さらに挿入方向Aと同じくする場合
の角変位を防止することができ、極めて円滑な挿
入/排出動作を行なうことが可能となる。また駆
動部材17の磁気テープカセツト13の当接面と
して係止片67,67bを設けることによつて当
接面積を小さくすることができ、駆動部材17の
そりあるいは変形さらには磁気テープカセツト1
3の衝撃力による影響を低減することができる。
さらには1本のばね57のばね力によつて保持爪
52,52bが開閉動作を行なうようにしたの
で、部品点数の低減を図ることができる。
第14図は磁気テープカセツト13の昇降機構
の平面図であり、第15図および第16図は昇降
機構およびこれに関連した分解斜視図である。シ
ヤーシの底壁15には、軸110が立設される。
この軸110に、上切欠き歯車103と下切欠き
歯車104とが回転自在に支持される。この下切
欠き歯車104には、周方向に180°間隔をあけて
切欠き104a,104bが形成される。下切欠
き歯車104の周縁部には、上方に突出した突起
104c,104dが立設される。また下切欠き
歯車104の中央部分には軸110が挿通する挿
通孔を有する突部104eが立設される。この突
部104eは、円筒部104fと、この円筒部1
04fの外周面に180°間隔をあけて、半径方向外
方に突出した駆動部104g,104hとを含
む。突起104cまた突起104dのいずれか一
方に、ねじりばね111の一端が当接し、このね
じりばね111の他端は阻止部材123の端面1
23kに当接し、軸部111aはボス123bに
嵌り込み固定される。下切り欠き歯車104の下
面には第15A図に示すように半円弧状のカム1
04kが形成される。
上記切欠き歯車103には、切欠き103aが
形成される。この上切欠き歯車103の上面に
は、カム112が固定される。このカム112の
カム面112aは、直線状に延びる第1カム面1
13と、この第1カム面の113の上切欠き歯車
103の回転方向Y上流側端部に連なる円弧状の
第2カム面114と、第1カム面113と第2カ
ム面114との間に亘り、略S字状の第3カム面
115とを有する。第2カム面114は、第1カ
ム面113に連なる端部で軸孔116に関して最
小径R1であり、回転方向Yの逆方向に向かうに
つれて、径が漸増して、第3カム面115に連な
る端部で最大径R2となるような円弧状に曲成さ
れている。第2カム面114の最小径付近は切欠
き103aに臨んでいる。このカム面113,1
14,115には、ねじりばね117の一端が当
接する。このねじりばね117の軸部117aは
可動部材118の突起118aに嵌り込み、ねじ
りばね117の他端はシヤーシに固定される。し
たがつて上切欠き歯車103は、ねじりばね11
7によつて、回転方向Yにばね付勢されている。
可動部材118の下面には、前記突起118a
と同軸な挿通孔を有するボス118bが形成され
る。このボス118bに、シヤーシに立設されて
いる枢軸119が嵌り込む。これによつて可動部
材118は、枢軸119の軸線まわりに角変位可
能である。可動部材118には、前記突起118
aとは反対側の端部で、ヘツド台160(第21
図参照)に立設されている係止ピン120に係止
可能な係止凹所118cが形成される。また可動
部材118には、下切欠き歯車104の突起10
4c,104dに当接可能な係止面118dを有
する。さらにこの可動部材118には、上切欠き
歯車103の下面に形成される係止面500d
(第17図参照)に当接する係止突起118eが
形成される。この可動部材118にはねじりばね
121の一端が連結され、このねじりばね121
の軸部121aは前記ボス113bに嵌り込み、
ねじりばね121の他端はシヤーシに固定され
る。これによつて、可動部材118はねじりばね
121のばね力によつて矢符C方向にばね付勢さ
れる。
上切欠き歯車103の下面は、第17図に示す
ように軸孔116に同軸なカム500が形成され
る。このカム500は部分的に切欠かれており、
回転方向Y下流側に向かうにつれて径が漸増する
円弧状のカム面500aと、平面状で、かつ半径
方向外方に延びる係止面500b,500cとを
含む。この係止面500b,500cは周方向に
180°間隔をあけて形成され、上切欠き歯車103
の回転を阻止する阻止部材123の駆動片123
aの係止面123a1に当接する。演奏時には可
動部材118が上切欠き歯車103のカム500
の係止面500dに係合し、これによつて上切欠
き歯車103の回転が阻止される。なおこのよう
な状態では、下切欠き歯車104は駆動歯車33
と噛合つておらず、したがつて上切欠き歯車10
3は回転することはない。しかしながら誤つて電
磁プランジヤ102が励磁されたときには後述す
るように、阻止部材123が角変位して上切欠き
歯車103の回転阻止を解除する。したがつて、
可動部材118の係止突起118eによつて、上
切欠き歯車103の回転を阻止しておかなければ
誤つて上切欠き歯車103が回転してしまい、こ
れによつて磁気テープカセツト13の上昇動作が
開始され、磁気ヘツドなどが破損してしまう。こ
のような事態を防止している。
阻止部材123には、ボス123bが立設され
る。このボス123bには、ねじりばね111の
軸部111aが外装される。このボス123bの
挿通孔にはシヤーシに立設される軸(図示せず)
が挿入され、これによつて阻止部材123は前記
軸のまわりに角変位可能である。阻止部材123
には、駆動歯車33が挿通する挿通孔123cが
形成される。また阻止部材123には、案内突起
123h,123iが立設される。これによつて
磁気ヘツド162とプリント基板680とを電気
的に接続するフレキシブル基板681が阻止部材
123およびその他の変位または回転する部材と
接触することが防がれる。また、この阻止部材1
23には垂下部分123dが形成される。この垂
下部分123dには、係止溝123eが形成され
る。この係止溝123eに電磁プランジヤ102
の駆動軸102aの端部に形成される抜止め部1
02bが嵌り込む。電磁プランジヤ102が励磁
され、駆動軸102aが縮退したときには、阻止
部材123が矢符D(第15図参照)方向とは逆
方向に僅かに角変位し、ばね117のばね力によ
つて切欠き歯車103を駆動歯車33に噛合せ
る。この後電磁プランジヤ102が消磁され、ば
ね111のばね力によつて阻止部材123が所定
の位置に復帰する。
上切欠き歯車103、阻止部材123などの上
方にはローデイング架台19が配置される。この
ローデイング架台19には、磁気テープカセツト
13の挿入方向A1と直角方向Fに変位可能な移
動部材124が乗載される。
移動部材124には引張りばね125の一端が
連結され、この引張りばね125の他端はローデ
イング架台19の係止フツク126に連結され
る。これによつて、移動部材124は矢符F1方
向にばね付勢される。移動部材124には移動方
向F1に沿つて延びる案内長孔127,128,
129が形成される。案内長孔127にはローデ
イング架台19に立設される案内突起130が嵌
り込み、案内長孔128にはローデイング架台1
9に立設される案内突起131が嵌り込み、案内
長孔129にはローデイング架台19に立設され
る案内突起132が嵌り込む。移動部材124に
は、また、駆動部材133の駆動片133aに立
設される駆動突起133bが嵌り込む案内孔13
5が形成される。この案内孔135は磁気テープ
カセツトの挿入方向A1方向に延びる。また、移
動部材124には、大略的にL字状に形成され、
移動部材F1に沿つて延びる部分136aと、こ
の部分136aに直交して延びる部分136bと
を有する案内孔136が形成される。この案内孔
136には、駆動部材137の駆動突起137a
が嵌り込む。移動部材124の第15図における
右方端部には軸138が立設される。
この軸138は、作動レバー21の案内孔85
に嵌り込む。
ローデイング架台19には軸孔139が形成さ
れ、この軸孔139には前記駆動部材133の枢
軸133cが嵌り込む。この駆動部材133の前
記駆動突起133bとは反対側の面には、前記上
切欠き歯車103のカム面113,114,11
5に当接するように突出されたホロア133dが
固定される。このホロア133dはローデイング
架台19の湾曲状の案内孔142に緩やかに嵌り
込み、ローデイング架台19の下方に配置された
カム112のカム面113,114,115に当
接する。上切欠き歯車103のY方向の回転によ
つて、ホロア133dが第2カム面114の端部
P1から端部P2まで当接している間は排出動作
期間であり、ホロア133dが端部P2から第3
カム面115に当接している間は挿入動作期間で
あり、第1カム面113に当接しているときは落
下動作期間である。ローデイング架台19にはリ
ミツトスイツチSW1が取付けられており、この
リミツトスイツチSW1のアクチエータ90近傍
には阻止部材123の突起123fが挿通する挿
通孔143が形成される。また駆動部材137の
突起137aが嵌り込む案内溝600が形成され
ている。またローデイング架台19には軸900
が立設されており、この軸900は作動レバー2
1のボス82の挿通孔を挿通する。これによつて
作動レバー21は軸900のまわりに角変位可能
となる。なお、作動レバー21は前述したように
ねじりばね88によつて軸900のまわりに第1
5図の時計方向に付勢されている。
駆動歯車33によつて上切欠き歯車103が回
転駆動されると、カム112の第2カム面114
に案内されて、ホロア133dは枢軸133cの
軸線まわりに第15図の反時計方向に角変位す
る。これによつて移動部材124は移動方向F1
とは反対方向に変位する。またホロア133dが
第3カム面115から第1カム面113に達した
ときには、ばね125のばね力によつて移動部材
124は移動方向F1に沿つて変位する。
第16図を参照して、シヤーシの側壁11a,
11bの外側方には、長手部材144a,144
bが取付けられる。長手部材144aは扇形状の
連結片145を介して、移動部材146に連結さ
れる。また、もう一つの長手部材144bは扇形
状の連結片147を介して移動部材146と連結
される。連結片145は軸145aのまわりに角
変位可能であり、またもう一つの連結片147は
軸147aのまわりに角変位可能である。長手部
材144bには、昇降用レバー148の突起14
8aが挿通する案内孔149が形成される。この
案内孔149は長手部材144bの長手方向に垂
直な方向に延びて形成されている。また、この長
手部材144bには長手方向に延びる案内孔15
0が形成され、この案内孔150には側壁11b
に形成される突起11b1が緩やかに挿入する。
このような長手部材144bの構成は、もう一つ
の長手部材144aについてもまた同様である。
前記昇降用レバー148には軸孔148cが形
成されており、この軸孔148cには側壁11b
に形成されている軸11b2が嵌り込む。これに
よつて昇降用レバー148は軸11b2のまわり
に角変位可能である。側壁11bには昇降方向E
に沿つて延びる昇降用案内孔11b3,11b4
が形成される。ホルダ14bの係合ピン91b
は、側壁11bの案内孔11b3を挿通し、さら
に昇降用レバー148の案内孔148bを挿通す
る。またホルダ14bの係合ピン91b1は、側
壁11bの案内孔11b4を挿通する。これによ
つてレバー148の軸11b2まわりの角変位に
よつて、ホルダ14bは上昇方向E1または下降
方向E2に沿つて昇降動作を行なう。
側壁11bの突起11b1は、長手部材144
bの案内孔150に緩やかに挿通する。長手部材
144bの挿入方向A1またはA1方向の変位に
伴なつて、昇降用レバー148の突起148aが
変位し、昇降用レバー148は軸11b2のまわ
りに角変位する。
このような昇降用レバー148およびこれに関
連した構成は長手部材144a側にもまた同様な
構成が設けられている。
移動部材146の長手部材144b側の端部に
は、係合孔400,401が形成される。この係
合孔400に対応した位置に係合孔152を有す
る付勢部材153が、ピン154によつて移動部
材146に角変位可能に支持される。この付勢部
材153の一端には引張りばね155の一端が連
結され、この引張りばね155の他端は移動部材
146の係止フツク156に連結される。駆動部
材137の駆動突起137bは、前記付勢部材1
53の係合孔152および移動部材146の係合
孔400を挿通する。駆動部材137が角変位す
ることによつて移動部材146は移動方向F1ま
たはF2方向に沿つて変位し、これによつて長手
部材144a,144bが挿入方向A1またはA
2方向に変位する。この長手部材144a,14
4bの変位に伴なつてレバー148が角変位し、
これによつてホルダ14a,14bが昇降方向に
沿つて昇降動作を行なう。
第18図は、磁気テープカセツト13の昇降機
構を簡略化して示す図である。第18図は排出完
了状態を示したもので、この状態では上切欠き歯
車103は阻止部材123によつて回転が阻止さ
れている。またモータ23が消勢されている。ま
た、駆動突起138は作動レバー21の案内孔8
5のロツク部分85cに位置しているため、作動
レバー21はねじりばね88のばね力に抗して、
この第18図の状態で停止している。この状態は
また、第18A図(1)に示すように、ホロア133
dはカム112から離間している。このような状
態で磁気テープカセツト13が挿入され、把持部
材16a,16bによつて把持されて、駆動部材
17の係止片67,68に磁気テープカセツト1
3の端面が当接した後さらに僅かに押し込まれる
と、ねじりばね88のばね力によつて作動レバー
21は第18図の時計方向に角変位する。これに
よつて、磁気テープカセツト13は駆動部材17
とともに第19図に示すように、挿入方向A1の
終端位置に達する。この状態では、駆動部材13
7の突起137aが移動部材124の案内孔13
6の部分136aに位置しており、駆動部材13
7の角変位が阻止されている。
このような第19図に示す状態において、作動
レバー21の押圧面89(第7図参照)がリミツ
トスイツチSW1のアクチエータ90を押圧する
ため、モータ23が電力付勢される。これととも
に移動部材124は、移動方向F1に沿つてばね
125のばね力によつて僅かに移動する。これに
よつて第18A図(2)で示すように、ホロア133
dはカム112のカム面115に当接し、同時
に、駆動部材137の駆動突起137aが移動部
材124の案内孔136の部分136aからの係
合状態が脱せられ、駆動部材137の回転阻止状
態が解除される。このような状態で前述したよう
に、モータ23の電力付勢によつて駆動歯車33
が回転し、これによつて上切欠き歯車103が回
転して、そのためホロア133dが第3カム面1
15に当接していく。そのため、移動部材124
は移動方向F1に沿つて上切欠き歯車103の回
転に伴なつて緩やかに移動する。これに伴ない駆
動部材137は角変位し、駆動突起137bの働
きによつて、移動部材146が移動方向F2に変
位する。そのため長手部材144a,144bが
挿入方向A1に変位して、レバー148が矢符B
方向(第20B図参照)に角変位する。これによ
つて前述したように、ホルダ14a,14bがE
2方向に下降していく。移動部材124が移動方
向F1の最端位置に達した状態が磁気テープカセ
ツト13の落下完了状態であり、このような状態
が第20図に示されている。これによつて磁気テ
ープカセツト13の装填が完了する。なお、この
ような落下完了状態では第18B図(1)に示すよう
に阻止部材123の係止面123a1がカム50
0の係止面500bに当接しており、上切欠き歯
車103の回転がロツクされ7ている。
排出時には電磁プランジヤ102がONされ、
これによつて阻止部材123が角変位して上切欠
き歯車103のロツク状態が解除される。したが
つて上切欠き歯車103が回転駆動され、これに
よつてホロア133dが第2カム面114に沿つ
て案内され、これによつて移動部材124は、移
動方向F2に変位する。これに伴なつて駆動部材
137は、第20図の反時計方向に角変位する。
そのため、移動部材146が移動方向F1に沿つ
て移動し、この結果ホルダ14a,14bが上昇
する。上昇した状態では第19図に示すように、
駆動部材137の駆動突起137aが案内孔13
6の部分136aに嵌り込み、これによつて駆動
部材137の回転が阻止される。したがつて、上
昇動作がロツクされた状態となる。一方上切欠き
歯車103はさらに回転し、これによつて第19
図の挿入最端位置から、さらにホロア133dが
移動方向F2に移動される。そのため、作動レバ
ー21の案内孔85を挿通する突起138に案内
されて、作動レバー21がねじりばね88のばね
力に抗して角変位する。これによつて、駆動部材
17が排出方向A2方向に移動して第18図の排
出完了位置まで達する。このような第18図に示
される排出完了状態において、阻止部材123と
カム500とは第18B図(2)で示す位置関係にあ
るため、阻止部材123の駆動突起123fによ
つてリミツトスイツチSW1は、導通状態が維持
されている。したがつて上切欠き歯車103は、
さらに回転を続け、阻止部材123が第18B図
(3)で示すように上切欠き歯車103の係止面50
0cに当接することにより、阻止部材123が通
常位置まで角変位しリミツトスイツチSW1のア
クチエータ90の押圧力を解除する。これと同時
にモータ23が停止する。こうして排出動作が完
了する。
このようにして、モータ23の駆動によつて上
切欠き歯車103のカム112とホロア133d
との働きによつて昇降動作を行なうようにしたの
で、静かな動作音にて円滑な昇降動作を達成する
ことができる。また、従来昇降専用のプランジヤ
が用いられていたけれども、本実施例ではこのよ
うなプランジヤを用いることはなく部品の低減を
図ることができる。
また、磁気テープカセツト13の挿入動作、挿
入完了動作さらに落下動作の各タイミングを簡単
な機構で、しかも確実に行なうことが可能とな
る。
なお、磁気テープカセツト13の上昇完了状態
では第20A図に示すように駆動突起137b
は、係合孔152の移動方向F1上流側に臨む当
接面152aと係合孔400の移動方向F1下流
側に臨む当接面400aとに挟持されており、ば
ね155のばね力によつて駆動突起137bは移
動方向F3側に付勢されているため、第20B図
に示すように係合ピン91a,91bは案内孔1
1a3,11b3に当接した状態でさらに上昇方
向E1に付勢されている。したがつてホルダ14
a,14bの上昇位置での高さ方向の位置決めが
確実に行なわれる。またこの付勢力を与えるため
のばね155は、上昇時には何ら影響を及ぼさな
いため、上昇時の負荷の低減となる。
またこの実施例では、引張りばね125によつ
て磁気テープカセツト13の吸い込みおよび磁気
テープカセツト13の圧着機能を兼用するように
しているため、テープデツキ10が振動したとき
にも確実に安定した状態を維持することができ
る。このようなテープデツキ10の振動時に磁気
テープカセツト13を安定させるための従来技術
では、2つのばねが用いられ、かつ、このばねの
ばね力によつて排出完了時においてもその状態を
ロツクしておくロツク機構に対して磁気テープカ
セツト13を下降する方向E2に力が作用してお
り、したがつてロツク機構を解除するために大き
な負荷となる。このような先行技術の問題を1つ
のばね125と作動レバー21によるロツク機構
を設け、ロツク時にホルダ14a,14bにばね
力が作用しないようにすることによつて、解決す
ることができる。
第21図はヘツド台160およびテープ走行切
換え機構161付近の平面図であり、第22図は
ヘツド台160およびこれに関連した構成部品の
分解斜視図であり、第23図はテープ走行切換え
機構161の分解斜視図である。これらの図面を
参照して、ヘツド台160は磁気ヘツド162が
取付けられる取付部163と、この取付部163
の両端部から磁気テープ装填口側(第21図の下
方側)に延びる一対の脚部164,165とを含
む。取付部163の両端部付近には、ピンチロー
ラ166a,166bをそれぞれ保持する保持部
材167a,167bが配設される。この保持部
材167aは、シヤーシに立設されている軸16
8aのまわりに回転自在に支持される。またもう
1つの保持部材167bは、シヤーシに立設され
ている軸168bによつて回転自在に支持され
る。保持部材167aは、上下一対の保持片16
9a,170aと、これらの保持片169a,1
70a間を連結する連結部700aとを含む。保
持片169aと保持片170a間には、ねじりば
ね171aが介在され、このねじりばね171a
は軸168aに装着される。ねじりばね171a
の一端は連結部700aに当接し、ねじりばね1
71aの他端はヘツド台160の取付部163に
立設される係止片163aに当接する。またもう
1つの保持部材167bもまた、同様な構成を有
しており、対応する部分には添字bを付して示
す。このようにして、ピンチローラ166a,1
66bをキヤプスタン174,175に圧着する
圧着用ねじりばね171a,171bが保持部材
167a,167bに、その両端が連結された構
造であるため、後述するようにねじりばね171
a,171bの端部を押圧することによつて、キ
ヤプスタン174、175にピンチローラ166
a,166bを圧接することができるとともに、
ヘツド台160の後退時には、ばね171a,1
71bの負荷がない状態でヘツド台160を後退
動作させることができる。
ヘツド台160の脚部164,165には、案
内孔180,181が形成される。案内孔180
にはシヤーシに立設される軸182が挿通し、案
内孔181には軸168bが挿通する。脚部16
4にはまた、係合孔183が形成される。また脚
部165には透孔184が形成され、この透孔1
84には係止フツク185が設けられる。この係
止フツク185には、引張りばね186の一端が
連結される。また脚部165には案内孔950が
形成され、この案内孔950にはシヤーシに立設
される軸951が挿通する。また脚部165,1
64には、引張りばね187,188の一端が連
結され、この引張りばね187,188の他端は
シヤーシに固定される。これによつて、ヘツド台
160はばね187,188のばね力によつて前
進方向H1に向けてばね付勢される。
第23図を参照して、テープ走行切換え機構1
61は、テープ走行切換え片190と、下切欠き
歯車104の下面に形成されているカム104k
によつてヘツド台160の前進方向H1に対して
垂直な方向F1,F2に沿つて変位可能な移動片
191とを含む。
テープ走行切換え片190は、歯車37の軸3
7aのまわりに揺動可能である。また、このテー
プ走行切換え片190には、歯車38の軸38a
が固定される。また、テープ走行切換え片190
の前進方向H1の下流側端部の下面に、案内突起
190aが設けられる。この突起190aは、シ
ヤーシに形成される円弧状の案内孔192に嵌り
込む。そして、この突起190aのシヤーシの下
方に突出した部分に、ねじりばね193の一端が
連結され、このねじりばね193の他端がシヤー
シの下面に形成される係止フツク194に連結さ
れる。テープ走行切換え片190の前記ヘツド台
前進方向H1の上流側端部には、係合孔190c
が形成される。
移動片191には、下切欠き歯車104の半円
弧状カム104kに当接可能なホロアとしての機
構を果たす当接片191a,191bが立設され
る。下切欠き歯車104に当接する当接片191
a,191bは、カム104kが円滑に駆動でき
るように、第23A図に示すようにカム104K
の中心104Rよりも上方にまで延在している。
これによつて、カム104kが当接片191aま
たは当接片191bに当接する際にこじつて破損
することが防止される。この当接片191a,1
91b間には透孔191cが形成されており、シ
ヤーシに立設される軸110がこの透孔191c
を挿通し、下切欠き歯車104の挿通孔104i
を挿通する。下切欠き歯車104が回転すること
によつて、カム104kが、前記当接片191a
または、191bに当接して移動方向F1,F2
方向に移動片191を駆動変位する。この移動片
191の移動によつて、テープ走行切換え片19
0が軸37aのまわりに角変位し、アイドラ歯車
39が歯車40a(第6A図参照)に噛み合い左
側巻取り用リール40が駆動されるか、または歯
車41に噛合つて右側巻取り用リール42がを駆
動される。こうして下切欠き歯車104の回転に
伴なつて、テープ走行切換えが行なわれる。下切
欠き歯車104は、記録/再生時には切欠き10
4a、または切欠き104bが駆動歯車33に臨
んだ状態となつている。したがつて下切欠き歯車
104の駆動は停止している。このような状態
で、磁気テープの終端位置が図示しない検出手段
によつて検出されたときには、電磁プランジヤ1
02が励磁され、これによつて阻止部材123に
よる下切欠き歯車104のロツク状態が解除さ
れ、下切欠き歯車104が駆動歯車33に噛合
う。これによつて下切欠き歯車104が回転駆動
され、前述したようにカム104kの働きによつ
て移動片191が変位して、テープ走行切換えが
自動的に行なわれる。なお、テープ走行切換えに
よつて、たとえば移動片191が第23B図に示
すように矢符F1方向に移動したときは、切換え
片191の傾斜面650aによつて、保持部材1
67aが第23B図の矢符方向に角変位し、これ
によつてピンチローラ166aとキヤプスタン1
74との圧着状態がゆるむ。同様にして切換え片
191の方向F1とは反対方向に移動したときに
は、傾斜面650bの働きによつてピンチローラ
166bがキヤプスタン175から僅かに離間す
る。このような構成によつて円滑なテープの記
録/再生が達成される。
ヘツド台160の脚部165の下方には、ヘツ
ド台前進後退用駆動部材200が備えられる。
この駆動部材200付近の分解斜視図は第24
図に示される。この駆動部材200は、第1可動
片201と、第2可動片202と、可動片20
1,202間を連結する連結部203とを含む。
可動片201には駆動突起201aが立設され、
また係止フツク201bが形成される。係止フツ
ク201bには引張りばね186の他端が連結さ
れる。駆動突起201aは、ヘツド台の脚部16
5の係止片204に当接する。また可動片202
には案内長孔202aが形成される。駆動部材2
00は、連結部203内を挿通するシヤーシに立
設された軸653によつて角変位可能に構成され
る。
案内長孔202aには、切欠き歯車45の下面
に突設された突起45aが嵌り込む。またこの切
欠き歯車45の上面には、阻止片45bが切欠き
歯車45の軸と同軸に設けられる。この阻止片4
5bは、係止片204の係止面204aに係合さ
れる。この係止片204は、シヤーシに立設され
る軸205のまわりに揺動自在である。またこの
係止片204には、一端がシヤーシに固定されて
いる引張りばね206の他端が連結され、これに
よつて第24図の反時計方向にばね付勢されてい
る。この係止片204には、電磁プランジヤ20
7の駆動軸207aの端部に形成されている抜止
め部207bが嵌り込む係止溝204cが形成さ
れる。
次に、ヘツド台160の前進後退動作について
説明する。ヘツド台が後退方向H2の最端位置に
位置している場合においては、駆動部材200は
第25図に示すように、後退方向H2に沿う最端
位置に位置している。この状態で切欠き歯車45
は、その切欠部が駆動歯車44に臨んだ状態とな
つている。したがつて切欠き歯車45には、駆動
力は伝達されない。磁気テープカセツト13が装
填され、挿入最端位置から下降した状態で、電磁
プランジヤ207が励磁される。これによつて係
止片204が第25図の時計方向に変位しロツク
状態が解除される。これと同時にばね187,1
88のばね力によつて駆動部材200を介して、
切欠き歯車45が駆動歯車44と噛合い、回転力
が与えられる。なお電磁プランジヤ207はすぐ
に消磁され、したがつて係止片204は再びもと
の状態に復帰する。このような状態で切欠き歯車
45が第25図の反時計方向に回転駆動され、こ
れに伴なつて駆動部材200は軸653のまわり
に反時計方向に角変位する。これに伴なつてヘツ
ド台160は、ばね187,188によつて駆動
部材200の角変位に伴なつて、前進方向H1の
方向に沿つて変位する。こうして、再び阻止片4
5bに係止片204の係止面204aが係止した
第26図の状態で駆動部材200はロツク状態と
なり、これによつてヘツド台160の前進動作は
停止する。
このようなヘツド台160の前進動作の開始に
伴なつて、ねじりばね171a,171b(第2
2図参照)の端部が当接片163aによつて押圧
され、これによつて保持部材167a,167b
はキヤプスタン174,175に向けて変位す
る。そして、ヘツド台160が前進方向H1の最
端位置に達したときには、磁気テープはピンチロ
ーラ166a,166bによつて圧接された状態
となる。これによつて、磁気テープが磁気ヘツド
162に接触した状態でテープ走行が行なわれ、
磁気テープの記録/再生動作が行なわれる。記
録/再生動作を停止して、磁気テープカセツト1
3を排出するために図示しないイジエクト釦が操
作されたときには、プランジヤ207が再び励磁
され、これによつてばね186のばね力で駆動部
材200を介して切欠き歯車45が駆動歯車44
に再び噛合い回転力が与えられる。これによつて
駆動部材200は、第26図の時計方向に角変位
し、これによつて駆動突起201aがヘツド台1
60の係止面165aを押圧し、ばね187,1
88のばね力に抗して、後退方向H2に向けてヘ
ツド台160を移動せしめる。このようにして、
後退方向H2の終端位置に達したときには、再び
係止片204によつて切欠き歯車45がロツクさ
れ、かつ、切欠き歯車45の切欠き部分が駆動歯
車44に臨んだ状態となる。そして、切欠き歯車
45の回転駆動が停止される。
このようなヘツド台160の前進後退機構で
は、切欠き歯車45を駆動歯車44と確実に噛合
わすための引張りばね186のばね力は、駆動突
起201aが係止面165aに当接しているとき
(ヘツド台後退中あるいはヘツド台前進中などに
おいて)には、切欠き歯車45の回転に対して負
荷とはならず、従来、この切欠き歯車45と駆動
歯車44とを噛合わせるばねがヘツド台後退時に
負荷となる先行技術の問題が解決される。
第27図および第28図は、可動部材118の
動作を説明するための図である。第27図におい
ては、可動部材118の係止凹所118cによつ
て係止ピン120が係止され、これによつてヘツ
ド台160はロツク状態である。ヘツド台160
が前進方向H1に沿つて移動すると、可動部材1
18はねじりばね121のばね力に抗して枢軸1
19のまわりに第27図の時計方向に角変位し
て、前進方向H1の最端位置にヘツド台160が
達した状態では第28図に示すように、可動部材
118は係止ピン120とのロツク状態が解除さ
れる。ヘツド台160が後退動作を行なつたとき
には、可動部材118はねじりばね121のばね
力によつてもとの状態に復帰する。このような構
造によつて、ヘツド台後退時にヘツド台160を
駆動する駆動力には、ねじりばね121による負
荷が作用せず、したがつてヘツド台後退時の負荷
の低減を図ることができる。また、従来ヘツド台
後退時に可動部材118に係止ピン120が嵌り
込む案内溝を形成していたけれども、このような
案内溝を設ける必要がなく、そのため従来案内溝
を形成することに起因して、バリまたは形状変形
さらには寸法不良などによつて動作が不安定化し
ていたけれども、このような問題が本実施例では
解決される。
第29図は曲頭出し機構(以下APS機構とい
う)の簡略化した平面図であり、第30図は第2
9図の分解斜視図である。APS機構250は演
奏/早送り用切換え歯車35を駆動する駆動部材
251と、第1可動片252と、第2可動片25
3と、電磁石36とを含む。駆動部材251は歯
車37の軸37aによつて回転自在に支持され
る。この駆動部材251の一端部には、前記切換
え歯車35が回転自在に支持される。駆動部材2
51は、一端がシヤーシに連結される引張りばね
255によつて第29図の時計方向に付勢され
る。またこの駆動部材251には、駆動突起25
6が立設される。
第1可動片252には、前記駆動突起256が
嵌り込む係合孔257が形成される。またシヤー
シに固定されている駆動突起258aが嵌り込む
係合孔258が形成される。またこの第1可動片
252にはヘツド台160の脚部164に形成さ
れている係合孔183に嵌り込む駆動突起259
が立設される。ヘツド台160の脚部164の係
止フツク164aには、引張りばね260の一端
が連結され、この引張りばね260の他端は可動
片252の係止フツク261に連結される。また
この可動片252は軸262によつて可動片25
3と連結され、前記引張りばね260のばね力に
よつて第30図の反時計方向にばね付勢されてい
る。
可動片253には鉄片263が固定される。こ
の鉄片263に臨んで電磁石36が配置される。
磁気テープの再生動作中においては、電磁石3
6は消磁されており、そのため駆動部材251は
ばね255のばね力によつて切換え歯車35が歯
車29に噛合つた状態である。これによつて歯車
35にはフライホイール25aから歯車27、歯
車29を介して回転駆動力が伝達される。
このような動作中において、早送り用釦を押圧
操作すると、電磁プランジヤ207が励磁され、
これによつてヘツド台160は、H2方向に沿つ
て後退する。このヘツド台160の後退動作によ
つて後述するように、駆動部材251が軸37a
の回りに第29図における反時計方向に角変位す
る。これによつて歯車35は歯車29から離反
し、ヘツド台160が後退方向H2の最端位置に
達したときには、歯車35は歯車25bおよび歯
車29のいずれにも噛合わない中立位置の状態と
なる。したがつて巻取り用リール40,42は、
回転されていない。このようなヘツド台160が
後退方向H2の最端位置に達したときに、ヘツド
台160の突起1000(第21図および第22
図参照)がスイツチSW4(第15図参照)を押
圧し、これによつてスイツチSW4がON状態と
なる。これによつて電磁石36がON状態となつ
て、鉄片263が電磁石36に磁気吸着される。
次に電磁石36がON状態であることが検出手
段(図示せず)によつて検出され、これによつて
電磁プランジヤ207が再びON状態となる。こ
れによつてヘツド台160が前進方向H1に沿つ
て前進し、磁気ヘツド162が磁気テープに軽く
接触する早送り位置に達する。なお、ヘツド台1
60の前進に伴つて後述するように、駆動部材2
51は軸37aの回りに第29図の反時計方向に
さらに角変位し、磁気ヘツド162が早送り位置
に達したときには、歯車35は第31図に示すよ
うに歯車34に噛合う。これによつてフライホイ
ール25b側の回転駆動力が歯車35に伝達さ
れ、そのため歯車35が高速度で回転駆動され
る。これによつて右側巻取り用リール40または
左側巻取り用リール42が高速度で回転駆動さ
れ、そのため早送りが達成される。
このような早送り操作中において次の曲の頭を
検出したときには、電磁石36は、OFF状態と
なり、これによつて駆動部材251は後述するよ
うに軸37aの回りに第30図の時計方向に角変
位し、これによつて第29図に示す歯車35が歯
車29に噛合う演奏状態に復帰する。
次に第31A図を参照して駆動部材251の動
作についてさらに詳しく説明する。第31A図(1)
では、演奏状態が示されており、この第31A図
(1)においてばね255のばね力をD1とし、ばね
260のばね力をD2とし、ばね255と軸37
aとの距離をm1とし、駆動突起256と軸37
aとの距離をm2とし、駆動突起256と駆動突
起259との距離をm3とし、駆動突起259と
ばね260との距離をm4とする。この第31A
図(1)においては、駆動突起256が支点となつて
いるため、この駆動突起256における上方向き
の力D′と下方向きの力D2′とは第1式および第
2式に示される。
D1′=D1×m1/m2 ……(1) D2′=D2×m4/m3 ……(2) このような第1式および第2式において、力D
1′と力D2′とは第3式を充足している。
D1′>D2′ ……(3) したがつて駆動部材251は軸37aのまわり
に時計方向に付勢されていることになる。
このような状態で前述したように早送り用釦を
押圧操作すると、ヘツド台160が後退動作を行
なう。これによつて第1可動片252は、ばね2
60のばね力によつて駆動突起258aが係合孔
258の内周面に当接して停止する。これによつ
て駆動部材251が軸37aまわりに反時計方向
に角変位して歯車35が中立位置に位置するよう
になる。
このようなヘツド台後退位置における力の作用
は、第31A図(2)に示されている。この第31A
図(2)において、駆動突起256と駆動突起258
aとの距離をm6とし、駆動突起258aとばね
260との距離をm5とする。また駆動突起25
6の上方向きの力をD1′とし、駆動突起256
の下向きの力をD2″とする。なお、このとき駆
動突起256は係合孔257の内周面に当接して
おり、また駆動突起258aは係合孔258の内
周面に当接している。駆動突起259は、係合孔
183の内周面には当接してしない。このような
ヘツド台後退位置における駆動突起256の力関
係は第4式および第5式に示される。
D1′=D1×m1/m2 ……(4) D2″=D2×m5/m6 ……(5) また、力D2′と力D1′とは第6式を充足して
いる。
D2″>D1′ ……(6) 電磁プランジヤロツク状態からヘツド160が
前進すると、軸262を支点として第1可動片2
52が時計方向に回転してこれによつて係合孔1
83の内周面が駆動突起259に当接し、そのた
め係合孔257が駆動突起256を押圧する。し
たがつて駆動部材251が反時計方向に回転して
歯車35が歯車34と噛合う。こうしてフライホ
イール25b側の回転駆動力が歯車35に伝達さ
れ、早送りが実行される。
曲頭出し完了後、電磁石36の通電はOFF状
態になり、これによりヘツド台160はさらに前
進し、演奏状態位置へ移動する。それと同時に第
2可動片253の軸262のロツク状態が解除さ
れ、駆動部材251のロツクはすべてなくなり、
前述の第1式〜第3式により、演奏状態に復帰す
る。これでAPS動作が完了する。
効 果 以上のように本考案によれば、把持部材を金属
製とし、該把持部材の一端部における挟持部分に
合成樹脂製の係合部を設けるので、把持部材全体
を合成樹脂製にした場合に比べて、把持部材本体
の厚みを薄く形成することができ、かつ強度を増
大し、かつ耐摩耗性を向上することができるとと
もに、磁気テープカセツトの挟持をより確実に行
うことができる。
また、前記把持部材を一対で設け、磁気テープ
カセツトの突部を両側から挟んで保持するので、
該装填装置が車載用の磁気テープ再生装置に実施
された場合、車体振動に対しても磁気テープカセ
ツトをがたつきなく安定して保持することができ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例の磁気テープ記録/
再生装置10の平面図、第2図はその正面図、第
3図はその背面図、第4図はその右側面図、第5
図はその左側面図、第6図はその底面図、第6A
図はテープデツキ10の駆動系を簡略化して示す
図、第7図は把持部材16a,16bおよびこれ
に関連した部品の分解斜視図、第7A図は第7図
の切断面線Y−Yから見た断面図、第7B図
は第7図の切断面線Y−Yから見た断面図、
第8図は把持部材16a,16b付近の簡略化し
た平面図、第9図は第8図の切断面線−から
見た断面図、第10図は第8図の切断面線−
から見た断面図、第11図は第10図のばね57
付近の拡大断面図、第12図は磁気テープカセツ
ト13の挿入/排出時における把持部材16a,
16bの動作を説明するための図、第13図は把
持部材16a,16bが磁気テープカセツト13
を把持している状態を示す正面図、第14図は磁
気テープカセツトの昇降機構の平面図、第15図
および第16図は昇降機構およびこれに関連した
分解斜視図、第15図は下切欠き歯車104の下
方から見た斜視図、第17図は上切欠き歯車10
3の底部を示す斜視図、第18図は磁気テープカ
セツト13の昇降機構を簡略化して示す図、第1
8A図はカム112とホロア133dとの関係を
説明するための図、第18B図はカム500と阻
止部材123との関係を説明するための図、第1
9図および第20図は磁気テープカセツト13の
昇降動作を示す平面図、第20図A図は駆動部材
137と移動部材146の配置状態を示す平面
図、第20B図は昇降用レバー148付近の構成
を示す側面図、第21図はヘツド台160および
テープ走行切換え機構161付近の平面図、第2
2図はヘツド台160およびこれに関連した構成
部品の分解斜視図、第23図はテープ走行切換え
機構161付近の分解斜視図、第23A図は移動
片191と下切欠き歯車104との動作状態を示
す平面図、第23B図は移動片191付近の構成
を示す平面図、第24図は駆動部材200付近の
分解斜視図、第25図および第26図は駆動部材
200付近の構成の動作状態を示す簡略化した平
面図、第27図および第28図は可動部材118
の動作を説明するための図、第29図はAPS機
構の簡略化した平面図、第30図は第29図の分
解斜視図、第31図はAPS機構において鉄片2
63が電磁石254に吸着された状態の平面図、
第31A図はAPS機構の動作を説明するための
図、第32図は典型的な先行技術の平面図であ
る。 10……テープデツキ、13……磁気テープカ
セツト、13a……突部、13a1……突部13
aの側面、16a,16b……把持部材、17…
…駆動部材、21……作動レバー、51b……案
内溝、58……案内軸、52,52b……保持
爪、56,56b……係止フツク、54,54b
……係合面、57……引張りばね、62,62b
……案内片、63,63b……案内溝、70,7
0b……枢軸、88……ねじりばね、A1……挿
入方向、A2……排出方向。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 磁気テープカセツト13の少なくとも一表面に
    形成された突部13aを、一対の把持部材16
    a,16bにより両側から挟んで保持した状態
    で、該把持部材16a,16bを挿入方向A1ま
    たは排出方向A2に変位駆動することによつて、
    磁気テープカセツト13の挿入・排出を行う磁気
    テープカセツトの装填装置であつて、 前記把持部材16a,16bは金属製であり、
    該把持部材16a,16bの一端部における前記
    磁気テープカセツト13の挟持部分には合成樹脂
    製の係合部52,52bが設けられることを特徴
    とする磁気テープカセツトの装填装置。
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