JPH0454877A - 移動テーブル及びその駆動方法 - Google Patents
移動テーブル及びその駆動方法Info
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- JPH0454877A JPH0454877A JP2162581A JP16258190A JPH0454877A JP H0454877 A JPH0454877 A JP H0454877A JP 2162581 A JP2162581 A JP 2162581A JP 16258190 A JP16258190 A JP 16258190A JP H0454877 A JPH0454877 A JP H0454877A
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- piezoelectric elements
- electrode
- stage
- voltage
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔発明の目的〕
(産業上の利用分野)
この発明は顕微鏡等の載物台のように、微小な水平方向
の移動が必要な移動テーブルに関するものである。
の移動が必要な移動テーブルに関するものである。
(従来の技術)
S TM (Scanning Tunneling
Microscope:走査型トンネル顕微鏡)は、細
い針(探針)を物体表面のごく近くまで近づけ、探針と
物体の間に電圧を印加することにより、針先と物体表面
の間に隙間があってもトンネル効果現象を発生させて微
小な電流を流し、この電流を利用して探針の上下動を制
御して物体表面の凹凸を割り出す仕組みのものである。
Microscope:走査型トンネル顕微鏡)は、細
い針(探針)を物体表面のごく近くまで近づけ、探針と
物体の間に電圧を印加することにより、針先と物体表面
の間に隙間があってもトンネル効果現象を発生させて微
小な電流を流し、この電流を利用して探針の上下動を制
御して物体表面の凹凸を割り出す仕組みのものである。
即ち、このSTMは固体表面の原子を一つ一つ見分ける
ことができる新原理の高分解能顕微鏡であり、近年では
超微細加工の半導体素子や光ディスクなどの表面観察、
遺伝子や蛋白など微細な生体物質の観測等に威力を発揮
している。
ことができる新原理の高分解能顕微鏡であり、近年では
超微細加工の半導体素子や光ディスクなどの表面観察、
遺伝子や蛋白など微細な生体物質の観測等に威力を発揮
している。
ところが、従来のSTMにおいては探針の移動可能範囲
は大きくとも10μm程度であって、それ以上の範囲の
試料上の観測域をカバーしようとすると、他の微小な移
動を可能とする機構、例えば圧電素子からなるいわゆる
「しゃくとりむし」機構等が必要となるという問題があ
る。
は大きくとも10μm程度であって、それ以上の範囲の
試料上の観測域をカバーしようとすると、他の微小な移
動を可能とする機構、例えば圧電素子からなるいわゆる
「しゃくとりむし」機構等が必要となるという問題があ
る。
第8図はこの従来の機構を示すものである。図において
、23.24は固定用の積層型圧電素子、25は進行用
の積層型圧電素子であり、これらの積層型圧電素子23
〜25は基盤22の溝26の中に、圧電素子23.24
が平行に配置され、圧電素子25がこれらの平行に配置
された圧電素子23.24に直交する方向に両者の間に
配置されている。まず、固定用の圧電素子23に電圧を
印加してこれを伸ばして溝26の壁に突っ張って止め、
圧電素子24には電圧を印加せずに縮めておく。次に進
行用の圧電素子25に電圧を印加してこれを伸ばし、圧
電素子25が伸びた状態で圧電素子24に電圧を印加し
て伸ばして溝26の壁に突っ張った状態で止める。そし
て、固定状態の圧電素子23の電圧印加を除いて元の長
さに戻し、壁への拘束を解く。この後、進行用の圧電素
子25の電圧印加を除いて縮めて圧電素子23を圧電素
子24側に移動させる。以上の動作を繰り返せば、圧電
素子25が圧電素子24側に進んで行く。
、23.24は固定用の積層型圧電素子、25は進行用
の積層型圧電素子であり、これらの積層型圧電素子23
〜25は基盤22の溝26の中に、圧電素子23.24
が平行に配置され、圧電素子25がこれらの平行に配置
された圧電素子23.24に直交する方向に両者の間に
配置されている。まず、固定用の圧電素子23に電圧を
印加してこれを伸ばして溝26の壁に突っ張って止め、
圧電素子24には電圧を印加せずに縮めておく。次に進
行用の圧電素子25に電圧を印加してこれを伸ばし、圧
電素子25が伸びた状態で圧電素子24に電圧を印加し
て伸ばして溝26の壁に突っ張った状態で止める。そし
て、固定状態の圧電素子23の電圧印加を除いて元の長
さに戻し、壁への拘束を解く。この後、進行用の圧電素
子25の電圧印加を除いて縮めて圧電素子23を圧電素
子24側に移動させる。以上の動作を繰り返せば、圧電
素子25が圧電素子24側に進んで行く。
ところが、この機構は圧電素子を複数個その運動方向を
違えて組み合わせたものであるので、そのうちのいくつ
かは基盤に吸着力を及ぼして固着するため、これらを離
す機能を必要とし、そのため製作が面倒なものとなる。
違えて組み合わせたものであるので、そのうちのいくつ
かは基盤に吸着力を及ぼして固着するため、これらを離
す機能を必要とし、そのため製作が面倒なものとなる。
そこで、本出願人は簡便にして駆動方法が単純である上
に、被観測試料の移動距離の制限を無くした最小移動の
ための移動テーブルを既に提案した(特願平2−255
4号参照)。
に、被観測試料の移動距離の制限を無くした最小移動の
ための移動テーブルを既に提案した(特願平2−255
4号参照)。
(発明が解決しようとする課題)
ところが、本出願人が既に捉案した移動テーブルは、被
観測試料の移動距離の制限が無く、かつ最小移動させる
ことができるので、非常に優れているが、被観測試料の
移動方向が平行移動に限られ、被観測試料の回転移動が
行えないという問題がある。
観測試料の移動距離の制限が無く、かつ最小移動させる
ことができるので、非常に優れているが、被観測試料の
移動方向が平行移動に限られ、被観測試料の回転移動が
行えないという問題がある。
本発明は上記の欠点を解消することを課題とし、その目
的とするところは1.載物台に乗せた物体の移動距離の
制限が無く、かつ微小移動させることが可能な移動テー
ブルにおいて、物体を平行移動のみならず、回転移動さ
せることができる移動テーブル及びその駆動方法を提供
することにある。
的とするところは1.載物台に乗せた物体の移動距離の
制限が無く、かつ微小移動させることが可能な移動テー
ブルにおいて、物体を平行移動のみならず、回転移動さ
せることができる移動テーブル及びその駆動方法を提供
することにある。
(課題を解決するための手段)
上記目的を達成する本発明の移動テーブルは、載物台上
の物体を移動させる移動テーブルであって、自由端側に
載物台が掛け渡されるように取り付けられた円筒状の2
つの圧電素子を、電圧が印加されない状態で載物台の上
面が面一になるように並ばせてその他端を基盤上に固定
し、前記2つの圧電素子には内周または外周のいずれか
の周面全体に一方の電極を形成し、対向する周面には他
方の電極を周方向に複数に分割して形成すると共に、こ
れら2つの圧電素子において電圧を印加する電極をそれ
ぞれ選択する電極選択手段を設けたことを特徴としてい
る。
の物体を移動させる移動テーブルであって、自由端側に
載物台が掛け渡されるように取り付けられた円筒状の2
つの圧電素子を、電圧が印加されない状態で載物台の上
面が面一になるように並ばせてその他端を基盤上に固定
し、前記2つの圧電素子には内周または外周のいずれか
の周面全体に一方の電極を形成し、対向する周面には他
方の電極を周方向に複数に分割して形成すると共に、こ
れら2つの圧電素子において電圧を印加する電極をそれ
ぞれ選択する電極選択手段を設けたことを特徴としてい
る。
また、上記目的を達成する本発明の移動テーブルの駆動
方法は、上述のように構成された移動テーブルにおいて
、前記物体の移動方向に応じて各圧電素子において電圧
を印加する電極を前記電極選択手段により選択し、選択
された電極にそれぞれ1周期の単一余弦波の電圧、或い
は前記単一余弦波の間欠的な連なりの電圧を印加して2
つの圧電素子をそれぞれ衝撃的に独立に変形させ、前記
2つの載物台上に載置された物体を2つの圧電素子の変
形方向に応じて衝撃的に載物台上を滑らせて、載物台上
で任意方向に微小移動、或いは微小回転させることを特
徴とするものである。
方法は、上述のように構成された移動テーブルにおいて
、前記物体の移動方向に応じて各圧電素子において電圧
を印加する電極を前記電極選択手段により選択し、選択
された電極にそれぞれ1周期の単一余弦波の電圧、或い
は前記単一余弦波の間欠的な連なりの電圧を印加して2
つの圧電素子をそれぞれ衝撃的に独立に変形させ、前記
2つの載物台上に載置された物体を2つの圧電素子の変
形方向に応じて衝撃的に載物台上を滑らせて、載物台上
で任意方向に微小移動、或いは微小回転させることを特
徴とするものである。
(作用)
本発明の移動テーブルによれば、同一形状の円筒状の圧
電素子が2つ並べて基盤上に突設されており、その自由
端にはお互いに載物台が面一になるように取り付けられ
ており、更に、2つの円筒状圧電素子は外周側面に分割
して設けられた複数の電極により独立に変形可能に構成
されているので、電圧を印加する電極を2つの圧電素子
において選択し、それに単一波形の電圧を印加すれば、
圧電素子は衝撃的に任意の方向に変形するので、載物台
上の物体が微小距離滑って移動する。そして、駆動電圧
を間欠的に数多く印加することにより試料の移動距離の
制限を無くすることができ、また、2つの圧電素子にお
いて駆動電圧を印加する電極の組の組合せによって、2
つの圧電素子を逆方向に変形させて物体を回転させるこ
ともできる。
電素子が2つ並べて基盤上に突設されており、その自由
端にはお互いに載物台が面一になるように取り付けられ
ており、更に、2つの円筒状圧電素子は外周側面に分割
して設けられた複数の電極により独立に変形可能に構成
されているので、電圧を印加する電極を2つの圧電素子
において選択し、それに単一波形の電圧を印加すれば、
圧電素子は衝撃的に任意の方向に変形するので、載物台
上の物体が微小距離滑って移動する。そして、駆動電圧
を間欠的に数多く印加することにより試料の移動距離の
制限を無くすることができ、また、2つの圧電素子にお
いて駆動電圧を印加する電極の組の組合せによって、2
つの圧電素子を逆方向に変形させて物体を回転させるこ
ともできる。
(実施例)
以下、この発明を実施例により図面を参照しつつ詳細に
説明する。
説明する。
第1図はSTM(走査形トンネル顕微鏡)における本発
明の試料の移動テーブル1の一実施例の構成を示すもの
であり、基盤2の上面には、円筒状の圧電素子4.5.
6が突設されている。圧電素子4は移動機構3を介して
基盤2の上に設けらており、その自由端側には載物板1
2を介して先端部にSTMの探針10を備えたアーム1
1が設置されている。この移動機構3は圧電素子4を軸
方向に移動させることができるものであり、探針10を
圧電素子4の駆動可能領域であるμmのオーダーまで試
料8に粗く近づける機能を有する。
明の試料の移動テーブル1の一実施例の構成を示すもの
であり、基盤2の上面には、円筒状の圧電素子4.5.
6が突設されている。圧電素子4は移動機構3を介して
基盤2の上に設けらており、その自由端側には載物板1
2を介して先端部にSTMの探針10を備えたアーム1
1が設置されている。この移動機構3は圧電素子4を軸
方向に移動させることができるものであり、探針10を
圧電素子4の駆動可能領域であるμmのオーダーまで試
料8に粗く近づける機能を有する。
一方、2つの圧電素子5.6は全く同じ形状をしており
、自由端側には電圧が印加されない状態で上面が同一平
面となるように載物台(図示しない)が取り付けられて
いる。そして、この載物台上には試料8が固着された試
料台9が両者に跨がって載置されている。7は圧電素子
4.5.6の外周面に設けられた電極である。
、自由端側には電圧が印加されない状態で上面が同一平
面となるように載物台(図示しない)が取り付けられて
いる。そして、この載物台上には試料8が固着された試
料台9が両者に跨がって載置されている。7は圧電素子
4.5.6の外周面に設けられた電極である。
第2図はこの円筒形圧電素子4.5.6の単体形状を示
すものである。円筒形の圧電素子4,5゜6の内周面全
体に内面電極13が形成され、その外周側面部に外部電
極7が形成されている。外周側面部に形成される外部電
極7はこの実施例では4分割されており、この4分割さ
れた外部電極7はそれぞれ切換回路18を介して電源1
7に接続されている。また、電源17および切換回路1
8は圧電素子4.5.6それぞれに独立に設けられてい
る。
すものである。円筒形の圧電素子4,5゜6の内周面全
体に内面電極13が形成され、その外周側面部に外部電
極7が形成されている。外周側面部に形成される外部電
極7はこの実施例では4分割されており、この4分割さ
れた外部電極7はそれぞれ切換回路18を介して電源1
7に接続されている。また、電源17および切換回路1
8は圧電素子4.5.6それぞれに独立に設けられてい
る。
この場合、圧電素子5.6は試料台9をその平面内にの
み移動させる機能を、圧電素子4は試料8に対して垂直
方向に移動させる機能と水平方向に移動させる機能を司
る。そのため、圧電素子5゜6の内面電極13はそれぞ
れ固有の電源17のグランド側に接続される。更に、圧
電素子4の内面電極13はそれ固有の電源に接続され、
その電源のグランド端子は外部電極7用の電源のグラン
ド端子と共通に接続される。外部電極7は前述のように
この実施例では対向するように4分割されており、各対
向する電極に絶対値が等しく、極性が逆の電圧を印加す
ることにより、圧電素子4,5゜6を水平方向に撓み変
形させることができる。
み移動させる機能を、圧電素子4は試料8に対して垂直
方向に移動させる機能と水平方向に移動させる機能を司
る。そのため、圧電素子5゜6の内面電極13はそれぞ
れ固有の電源17のグランド側に接続される。更に、圧
電素子4の内面電極13はそれ固有の電源に接続され、
その電源のグランド端子は外部電極7用の電源のグラン
ド端子と共通に接続される。外部電極7は前述のように
この実施例では対向するように4分割されており、各対
向する電極に絶対値が等しく、極性が逆の電圧を印加す
ることにより、圧電素子4,5゜6を水平方向に撓み変
形させることができる。
ここで、圧電素子4,5.6の内周側面に分割された電
極を配置し、対向面全体に連続する電極を形成しても同
様の機能を発揮することは言うまでもない。各分割され
た電極の数は前述の実施例では4個であるが、この数は
4個に報定されるものではなく、また、偶数個に限定さ
れるものでもない。分割する電極数を奇数個にした場合
は、電圧の印加方法を適宜選択することによって前記同
様の動作をさせることが可能である。
極を配置し、対向面全体に連続する電極を形成しても同
様の機能を発揮することは言うまでもない。各分割され
た電極の数は前述の実施例では4個であるが、この数は
4個に報定されるものではなく、また、偶数個に限定さ
れるものでもない。分割する電極数を奇数個にした場合
は、電圧の印加方法を適宜選択することによって前記同
様の動作をさせることが可能である。
このように構成された円筒状の圧電素子の自由端には、
第3図に示すような載物台14が取り付けられ、この載
置台14の上に第1図に示したように試料台9が掛け渡
されて載置される。
第3図に示すような載物台14が取り付けられ、この載
置台14の上に第1図に示したように試料台9が掛け渡
されて載置される。
第4図は2つの圧電素子5.6を基盤2への固定端を基
準に撓ませた時の上から見た試料台9の動きを示すもの
である。試料台9は前述したように2つの圧電素子5,
6の載物台14の両方に跨がって載っており、圧電素子
5,6を同じ方向に撓ませることにより、載物台14、
従ってその上の試料台9をその平面上において、任意の
水平2方向に移動させることができる。第4図(a)に
おける二点鎖線は、圧電素子5.6を例えば第1図のY
2方向およびX2方向に撓ませた状態における試料台9
の移動状態を示している。一方、圧電素子5を第1図の
X+力方向圧電素子6をX2方向と互いに逆向きに撓ま
せることにより、試料台9をその平面上において、回転
させることが可能になる。第4図(ロ)における二点鎖
線は、圧電素子5゜6を逆向に撓ませた状態における試
料台9の移動状態を示している。
準に撓ませた時の上から見た試料台9の動きを示すもの
である。試料台9は前述したように2つの圧電素子5,
6の載物台14の両方に跨がって載っており、圧電素子
5,6を同じ方向に撓ませることにより、載物台14、
従ってその上の試料台9をその平面上において、任意の
水平2方向に移動させることができる。第4図(a)に
おける二点鎖線は、圧電素子5.6を例えば第1図のY
2方向およびX2方向に撓ませた状態における試料台9
の移動状態を示している。一方、圧電素子5を第1図の
X+力方向圧電素子6をX2方向と互いに逆向きに撓ま
せることにより、試料台9をその平面上において、回転
させることが可能になる。第4図(ロ)における二点鎖
線は、圧電素子5゜6を逆向に撓ませた状態における試
料台9の移動状態を示している。
STMでは、載物台14番二載せられた試料台9に固着
された試料8の表面の垂直方向に探針10が駆動される
。すなわち、STMでは第2図に示すように圧電素子4
の内面電極13に電圧を印加することにより圧電素子4
が軸方向に駆動され、試料8に対してその先端が原子オ
ーダーまで鋭く形成された探針10がnmオーダーで近
づき、両者に電位差を与えた時に流れるトンネル電流に
よって圧電素子4に制御電圧を印加し、試料8の表面形
状をnmオーダーの分解能で測定する。この探針lOの
駆動機構及び駆動方法は公知の技術である。
された試料8の表面の垂直方向に探針10が駆動される
。すなわち、STMでは第2図に示すように圧電素子4
の内面電極13に電圧を印加することにより圧電素子4
が軸方向に駆動され、試料8に対してその先端が原子オ
ーダーまで鋭く形成された探針10がnmオーダーで近
づき、両者に電位差を与えた時に流れるトンネル電流に
よって圧電素子4に制御電圧を印加し、試料8の表面形
状をnmオーダーの分解能で測定する。この探針lOの
駆動機構及び駆動方法は公知の技術である。
nmオーダーの測定を行う場合には、機構各部の熱膨張
の差による不安定現象や精度の低下が大きな問題となる
が、第1図のように同質同一形状の圧電素子4,5.6
を用いることによってこの部分の悪影響を除くことがで
きる。
の差による不安定現象や精度の低下が大きな問題となる
が、第1図のように同質同一形状の圧電素子4,5.6
を用いることによってこの部分の悪影響を除くことがで
きる。
次に、第1図の移動テーブルにおける試料台9の移動方
法について説明する。一般に圧電素子5゜6の変形可能
量は大きくとも10μmであるが、第1図の移動テーブ
ルでは、試料8を載せた試料台9を圧電素子5.6の変
形によって衝撃的に微小移動させることができる。即ち
、試料8を載せた試料台9に作用する動き始めの慣性力
(試料台9の加速度と質量の積)が、試料台9と載物台
14間の摩擦力以上になるような加速度で試料台9を衝
撃的に駆動することにより、試料台9と載物台14とに
相対滑りを生じさせ、試料8を固着した試料台9を載物
台14上で移動させているのである。
法について説明する。一般に圧電素子5゜6の変形可能
量は大きくとも10μmであるが、第1図の移動テーブ
ルでは、試料8を載せた試料台9を圧電素子5.6の変
形によって衝撃的に微小移動させることができる。即ち
、試料8を載せた試料台9に作用する動き始めの慣性力
(試料台9の加速度と質量の積)が、試料台9と載物台
14間の摩擦力以上になるような加速度で試料台9を衝
撃的に駆動することにより、試料台9と載物台14とに
相対滑りを生じさせ、試料8を固着した試料台9を載物
台14上で移動させているのである。
第5図は試料台9の移動の様子を、圧電素子5−個につ
いて示した図である。第5図(a)は電圧が印加されて
いない自然状態の圧電素子5.載物台14、及び試料台
9の様子を示したものである。
いて示した図である。第5図(a)は電圧が印加されて
いない自然状態の圧電素子5.載物台14、及び試料台
9の様子を示したものである。
この状態から圧電素子5を2、に撓ませると、行きの過
程では載物台14の上の試料台9は滑りつつ載物台14
より遅れて撓みの方向に移動する。この状態を第5図(
b)に示す。この後の圧電素子5の撓みが元に戻る過程
(第5図(C))においては、試料台9は載物台14の
上を滑るので、圧電素子5が運動を停止した後には、第
5図(d)に示すように載物台14に対して試料台9は
距離dだけずれた位置に停止することになる。
程では載物台14の上の試料台9は滑りつつ載物台14
より遅れて撓みの方向に移動する。この状態を第5図(
b)に示す。この後の圧電素子5の撓みが元に戻る過程
(第5図(C))においては、試料台9は載物台14の
上を滑るので、圧電素子5が運動を停止した後には、第
5図(d)に示すように載物台14に対して試料台9は
距離dだけずれた位置に停止することになる。
いま、第6図および式(1)で表される単一の余弦波の
変位Xを載物台14に与えるとすると、試料台9と載物
台14とが相対滑りを起こす条件は式(2)であって、
かつ−回の衝撃で起こる相対変位dが最大となるのは式
(3)の時で、移動量は式(4)であることが解析的に
分かり、実験でも確かめられた。
変位Xを載物台14に与えるとすると、試料台9と載物
台14とが相対滑りを起こす条件は式(2)であって、
かつ−回の衝撃で起こる相対変位dが最大となるのは式
(3)の時で、移動量は式(4)であることが解析的に
分かり、実験でも確かめられた。
x=−acos(ωt)+a =(1)μ g
γ=3.76 ・・・ (3)
d/2 a=0. 625 − (4)ここ
でaは波形の片振幅、ωは角周波数、μは摩擦係数、g
は重力加速度である。式(3)を満たす一例としては、
a=1μm、μ=0.15の場合、周波数は374七で
ある。高さ40m、直径10閤の円筒形圧電素子の場合
、撓み運動の共振周波数は10数KHzであり、上記周
波数、振幅の単一波の駆動は容易である。
d/2 a=0. 625 − (4)ここ
でaは波形の片振幅、ωは角周波数、μは摩擦係数、g
は重力加速度である。式(3)を満たす一例としては、
a=1μm、μ=0.15の場合、周波数は374七で
ある。高さ40m、直径10閤の円筒形圧電素子の場合
、撓み運動の共振周波数は10数KHzであり、上記周
波数、振幅の単一波の駆動は容易である。
さらに第6図の波形を孤立的に繰り返して駆動すれば、
距離の制限無く試料8を移動させることができる。
距離の制限無く試料8を移動させることができる。
本発明の移動テーブルは、これまでに説明した衝撃駆動
の方法で、試料台9を距離の制限がなく移動させること
が可能であると共に、圧電素子上に載置されているので
、試料台9と載物台14とを滑らせることなくオングス
トロームのオーダの移動も可能である。そして、これら
の2つの試料台9の移動方法とも第4図(a)、 (b
)に示した両方の運動が可能であり、高性能な移動テー
ブルを実現できる。
の方法で、試料台9を距離の制限がなく移動させること
が可能であると共に、圧電素子上に載置されているので
、試料台9と載物台14とを滑らせることなくオングス
トロームのオーダの移動も可能である。そして、これら
の2つの試料台9の移動方法とも第4図(a)、 (b
)に示した両方の運動が可能であり、高性能な移動テー
ブルを実現できる。
第7図は第3図のように構成された円筒形圧電素子5.
6の自由端側に取り付けられた載物台14の上に載置さ
れる試料台9を、載置台14上に固定する構成が付加さ
れた移動テーブルの、要部・の断面を示すものである。
6の自由端側に取り付けられた載物台14の上に載置さ
れる試料台9を、載置台14上に固定する構成が付加さ
れた移動テーブルの、要部・の断面を示すものである。
載物台14は電磁石であって、残留磁化の大きい材料か
らなるヨーク19と、このヨーク19に巻かれたコイル
20とから構成されている。また、二〇載物台14の上
に載置される試料8を固着した試料台9は磁性材料から
作られている。
らなるヨーク19と、このヨーク19に巻かれたコイル
20とから構成されている。また、二〇載物台14の上
に載置される試料8を固着した試料台9は磁性材料から
作られている。
以上のような試料台9を載物台14上に固定する機能を
有する移動テーブルにおいて、本発明では載物台14の
コイル20に瞬間的な通電を行い、その後電流を0にす
る。前述のように載物台14のヨーク19は残留磁化の
大きい材料から構成されているので、コイル13に通電
した後に電流を0にしても、電磁石である載物台14は
残留磁力によって試料台9を吸引し、そのヨーク19上
に試料台9を固定する。このように、コイル20への通
電は瞬間的であるので、コイル20には熱は殆ど発生し
ない。
有する移動テーブルにおいて、本発明では載物台14の
コイル20に瞬間的な通電を行い、その後電流を0にす
る。前述のように載物台14のヨーク19は残留磁化の
大きい材料から構成されているので、コイル13に通電
した後に電流を0にしても、電磁石である載物台14は
残留磁力によって試料台9を吸引し、そのヨーク19上
に試料台9を固定する。このように、コイル20への通
電は瞬間的であるので、コイル20には熱は殆ど発生し
ない。
なお、この載物台14の試料台9の吸引力を除くには、
時間的に振幅が減少する交流磁界をコイル20に通電す
れば良く、この交流磁界によってヨーク19の残留磁力
が消失する。
時間的に振幅が減少する交流磁界をコイル20に通電す
れば良く、この交流磁界によってヨーク19の残留磁力
が消失する。
よって、第7図に示した構成の移動テーブルに本発明の
方法を適用すれば、信鯨性良く試料8を載物台14上に
固定することができる。
方法を適用すれば、信鯨性良く試料8を載物台14上に
固定することができる。
以上説明したように本発明によれば、載物台に乗せた物
体の移動距離の制限が無く、かつ微小移動させることが
可能な移動テーブルにおいて、物体を平行移動のみなら
ず、回転移動させることができる。この結果、本発明の
移動テーブルの試料固定方法は、STM等の試料の微小
な移動後の固定に最適である。
体の移動距離の制限が無く、かつ微小移動させることが
可能な移動テーブルにおいて、物体を平行移動のみなら
ず、回転移動させることができる。この結果、本発明の
移動テーブルの試料固定方法は、STM等の試料の微小
な移動後の固定に最適である。
第1図は本発明を適用する移動テーブルの全体構成を示
す斜視図、 第2図は第1図の円筒形圧電素子単体の斜視図、第3図
は第2図の円筒形圧電素子単体の自由端に載物台を取り
付けた状態の斜視図、 第4図は試料台の動きを示す試料台の平面図、第5図は
本発明の圧電素子の動きを示す説明図、第6図は圧電素
子の駆動波形の一例を示す図、第7図は載物台の構造を
示す要部断面図、第8図は積層形の圧電素子を3個用い
た従来の移動テーブルの構成を示す斜視図である。 1・・・移動テーブル、 2・・・基盤、 3・・・移動機構、 4.5.6・・・円筒形圧電素子、 7・・・外部電極、 8・・・試料、 9・・・試料台、 10・・・探針、 13・・・内面電極、 14・・・載物台、 19・・・ヨーク、 20・・・コイル、
す斜視図、 第2図は第1図の円筒形圧電素子単体の斜視図、第3図
は第2図の円筒形圧電素子単体の自由端に載物台を取り
付けた状態の斜視図、 第4図は試料台の動きを示す試料台の平面図、第5図は
本発明の圧電素子の動きを示す説明図、第6図は圧電素
子の駆動波形の一例を示す図、第7図は載物台の構造を
示す要部断面図、第8図は積層形の圧電素子を3個用い
た従来の移動テーブルの構成を示す斜視図である。 1・・・移動テーブル、 2・・・基盤、 3・・・移動機構、 4.5.6・・・円筒形圧電素子、 7・・・外部電極、 8・・・試料、 9・・・試料台、 10・・・探針、 13・・・内面電極、 14・・・載物台、 19・・・ヨーク、 20・・・コイル、
Claims (4)
- 1.載物台上の物体を移動させる移動テーブルであって
、自由端側に載物台が掛け渡されるように取り付けられ
た円筒状の2つの圧電素子を、電圧が印加されない状態
で載物台の上面が面一になるように並ばせてその他端を
基盤上に固定し、前記2つの圧電素子には内周または外
周のいずれかの周面全体に一方の電極を形成し、対向す
る周面には他方の電極を周方向に複数に分割して形成す
ると共に、これら2つの圧電素子において電圧を印加す
る電極をそれぞれ選択する電極選択手段を設けたことを
特徴とする移動テーブル。 - 2.前記載物台がヨークとコイルとからなる電磁石から
構成されることを特徴とする請求項1に記載の移動テー
ブル。 - 3.自由端側に載物台が掛け渡されるように取り付けら
れた円筒状の2つの圧電素子を、電圧が印加されない状
態で載物台の上面が面一になるように並ばせてその他端
を基盤上に固定し、前記2つの圧電素子には内周または
外周のいずれかの周面全体に一方の電極を形成し、対向
する周面には他方の電極を周方向に複数に分割して形成
すると共に、これら2つの圧電素子において電圧を印加
する電極をそれぞれ選択する電極選択手段を設け、前記
2つの載物台上に載置された物体を移動させる移動テー
ブルの駆動方法であって、 前記物体の移動方向に応じて各圧電素子において電圧を
印加する電極を前記電極選択手段により選択し、選択さ
れた電極にそれぞれ1周期の単一余弦波の電圧、或いは
前記単一余弦波の間欠的な連なりの電圧を印加して2つ
の圧電素子をそれぞれ衝撃的に独立に変形させ、前記2
つの載物台上に載置された物体を2つの圧電素子の変形
方向に応じて衝撃的に載物台上を滑らせて、載物台上で
任意方向に微小移動、或いは微小回転させることを特徴
とする移動テーブルの駆動方法。 - 4.自由端側に残留磁化が大きい材料製のヨークとコイ
ルとを備えた電磁石から構成される載物台が掛け渡され
るように取り付けられた円筒状の2つの圧電素子を、電
圧が印加されない状態で載物台の上面が面一になるよう
に並ばせてその他端を基盤上に固定し、前記2つの圧電
素子には内周または外周のいずれかの周面全体に一方の
電極を形成し、対向する周面には他方の電極を周方向に
複数に分割して形成すると共に、これら2つの圧電素子
において電圧を印加する電極をそれぞれ選択する電極選
択手段を設け、前記2つの載物台上に載置された物体を
移動させる移動テーブルの駆動方法であって、 前記コイルに時間的に振幅が減少する交流電流を印加し
て前記残留磁力を消滅させ、前記載物台上で前記物体の
移動を可能にした後、前記物体の移動方向に応じて各圧
電素子において電圧を印加する電極を前記電極選択手段
により選択し、選択された電極にそれぞれ1周期の単一
余弦波の電圧、或いは前記単一余弦波の間欠的な連なり
の電圧を印加して2つの圧電素子をそれぞれ衝撃的に独
立に変形させ、前記2つの載物台上に載置された物体を
2つの圧電素子の変形方向に応じて衝撃的に載物台上を
滑らせて、載物台上で任意方向に微小移動、或いは微小
回転させ、この後前記コイルに瞬時の通電を行うことに
よって前記ヨークに発生する残留磁力により前記物体を
前記載物台上に固定することを特徴とする移動テーブル
の駆動方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2162581A JPH0757108B2 (ja) | 1990-06-22 | 1990-06-22 | 移動テーブル及びその駆動方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2162581A JPH0757108B2 (ja) | 1990-06-22 | 1990-06-22 | 移動テーブル及びその駆動方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0454877A true JPH0454877A (ja) | 1992-02-21 |
| JPH0757108B2 JPH0757108B2 (ja) | 1995-06-14 |
Family
ID=15757313
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2162581A Expired - Fee Related JPH0757108B2 (ja) | 1990-06-22 | 1990-06-22 | 移動テーブル及びその駆動方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0757108B2 (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US5828158A (en) * | 1996-02-29 | 1998-10-27 | Figest Bv | Traveling wave piezoelectric motor |
| US7795782B2 (en) * | 2004-08-13 | 2010-09-14 | Physik Instrumente (Pi) Gmbh & Co. Kg | Miniaturizable motor |
Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS62264543A (ja) * | 1986-03-27 | 1987-11-17 | フォルシュングスツエントルム・ユーリッヒ・ゲゼルシャフト・ミト・ベシュレンクテル・ハフツング | 対象物の微小移動のための装置 |
-
1990
- 1990-06-22 JP JP2162581A patent/JPH0757108B2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS62264543A (ja) * | 1986-03-27 | 1987-11-17 | フォルシュングスツエントルム・ユーリッヒ・ゲゼルシャフト・ミト・ベシュレンクテル・ハフツング | 対象物の微小移動のための装置 |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US5828158A (en) * | 1996-02-29 | 1998-10-27 | Figest Bv | Traveling wave piezoelectric motor |
| US7795782B2 (en) * | 2004-08-13 | 2010-09-14 | Physik Instrumente (Pi) Gmbh & Co. Kg | Miniaturizable motor |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0757108B2 (ja) | 1995-06-14 |
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Legal Events
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|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |