JPH0455014B2 - - Google Patents

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JPH0455014B2
JPH0455014B2 JP59500777A JP50077784A JPH0455014B2 JP H0455014 B2 JPH0455014 B2 JP H0455014B2 JP 59500777 A JP59500777 A JP 59500777A JP 50077784 A JP50077784 A JP 50077784A JP H0455014 B2 JPH0455014 B2 JP H0455014B2
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modem
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signal
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channel
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JP59500777A
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Hooru Baran
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TEREBITSUTO CORP
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TEREBITSUTO CORP
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Publication date
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Publication of JPH0455014B2 publication Critical patent/JPH0455014B2/ja
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    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L1/00Arrangements for detecting or preventing errors in the information received
    • H04L1/24Testing correct operation
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L27/00Modulated-carrier systems
    • H04L27/26Systems using multi-frequency codes
    • H04L27/2601Multicarrier modulation systems
    • H04L27/2626Arrangements specific to the transmitter only
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L27/00Modulated-carrier systems
    • H04L27/26Systems using multi-frequency codes
    • H04L27/2601Multicarrier modulation systems
    • H04L27/2647Arrangements specific to the receiver only

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Digital Transmission Methods That Use Modulated Carrier Waves (AREA)
  • Telephonic Communication Services (AREA)
  • Synchronisation In Digital Transmission Systems (AREA)
  • Communication Control (AREA)

Description

請求の範囲 1 通信媒体の通過帯域内に存在する複数の搬送
波で構成されたアンサンブルを利用して該通信媒
体を介してパケツト形態で発信源情報を送信し且
つ宛先情報を受信するモデムであつて、 前記発信源情報を含む信号を前記通信媒体に印
加する送信変調器手段と、前記通信媒体に印加さ
れる信号から前記宛先情報を抽出する受信復調器
手段とを備え、 前記送信変調器手段は、 (a) 前記通過帯域内の周波数を有する搬送波のア
ンサンブルを直接表わす複数の第1のデジタル
値を発生する手段と、 (b) 前記搬送波の第1の符号化されない直交信号
による変調を直接表わす第2のデジタル値を前
記第1のデジタル値から発生し、前記搬送波を
前記情報とともに別個の振幅および位相偏差の
形態で符号化する手段であつて、前記偏差は前
記搬送波の前記選択されたものについてパケツ
ト内のデジタルデータを規定する手段と、 (c) 別個のエポツク期間について前記搬送波の前
記変調の持続時間を正確に制御する手段と、 (d) 前記第2のデジタル値を、前記搬送波のアン
サンブルの前記周波数をもつ変調搬送波として
前記通信媒体に印加されるべきアナログ信号に
変換する手段と から構成され、 前記受信復調器手段は、 (a) 前記通信媒体を介して受信されるアナログ信
号を直接表わす複数の第3のデジタル値を発生
する手段であつて、前記第3のデジタル値は、
前記通信媒体に印加される前記変調搬送波を表
わす信号を既知の振幅および位相をもつ第2の
直交信号を表表わす複数の信号と乗算すること
により発生される手段と、 (b) 前記第1の直交信号とほぼ同一である符号化
されない直交信号の周波数および位相を決定す
るために時間に対して正確に前記第3のデジタ
ル値を積分し、それから前記第2の直交信号を
発生する手段と、 (c) 前記第3のデジタル信号を第4のデジタル信
号と比較する手段であつて、前記第4のデジタ
ル信号は、前記宛先情報を復合するために前記
搬送波の中の前記選択されたものにより搬送さ
れる可能な符号化データのパターンを表わす手
段と、 (d) 送信時にそこなわれた前記データのパケツト
を検出する手段と から構成され、 前記搬送波のそれぞれについて前記通信媒体の
送信特性を測定する手段は、 (a) 前記搬送波の選択されたものを所定の期間に
わたり送信する手段と、 (b) 受信されるデータパターンを既知の良いデー
タパターンと比較することにより、前記宛先情
報を搬送する受信搬送波に対する通信媒体障害
に起因する信号損失を分析する分析手段と、 (c) 前記搬送波の中の前記選択されたものがデー
タの送信に影響する前記通信媒体への障害を受
けていることを前記分析手段が指示する場合
に、データ送信のために前記搬送波の中の選択
された少なくとも1つの使用を回避する手段と から構成されることを特徴するパケツト化アンサ
ンブルモデム。
2 前記通信媒体は振幅および位相のひずみを受
ける帯域制限電話回線である請求の範囲第1項に
記載のパケツト化アンサンブルモデム。
3 前記第1の符号化されない直交信号は、互い
に90度位相がずれている一対の正弦波である請求
の範囲第1項に記載のパケツト化アンサンブルモ
デム。
4 受信搬送波のそれぞれについて振幅および位
相のひずみを基準搬送波に関して補正する手段を
さらに具備し、前記基準搬送波は複数の別個の送
信搬送波の1つである請求の範囲第1項に記載の
パケツト化アンサンブルモデム。
5 前記搬送波は高速チヤンネルを形成する第1
の搬送波群と、低速逆方向チヤンネルを形成する
第2の搬送波群とに分割される請求の範囲第1項
に記載のパケツト化アンサンブルモデム。
6 複数のデータ入力源からの複数の入力データ
信号は、発信源情報の個々の誤り保護単位を形成
するために複数のエポツク周期にわたりマルチプ
レクスされる請求の範囲第1項に記載のパケツト
化アンサンブルモデム。
7 高速チヤンネルを形成する前記第1の搬送波
群は64の搬送波を含み、低速逆方向チヤンネルを
形成する第2の搬送波群は9つの搬送波を含み、
前記誤り保護データパケツトは、それぞれ、各搬
送波についてエポツク期間ごとに5ビツトの符号
かデータから構成される請求の範囲第1項に記載
のパケツト化アンサンブルモデム。
8 前記受信復調器により受信されるときに第1
の通信媒体によりそこなわれる送信搬送波の位
相、振幅および雑音特性を測定する手段と、 複数のエポツク期間にわたり前記送信搬送波の
それぞれについて前記測定された位相、振幅およ
び雑音特性を統計的に平均化する手段と、 前記送信搬送波のそれぞれについて前記統計的
に平均化された位相、振幅および雑音特性を構成
する情報をパケツト化し、診断のために前記パケ
ツト化された情報を第2の通信媒体を介して離れ
た場所へ送信する手段と をさらに具備する請求の範囲第1項に記載のパケ
ツト化アンサンブルモデム。
9 前記第1の通信媒体は誤り保護データパケツ
トの送信のために利用され、 前記第2の通信媒体は前記統計的に平均化され
た診断情報の送信および音声通信のために利用さ
れる、請求の範囲第1項に記載のパケツト化アン
サンブルモデム。
10 通信媒体の通過帯域内に含まれる複数の搬
送波を利用して、通信媒体を介して発信源デジタ
ル情報を送信し且つ宛先デジタル情報を受信する
ために利用されるパケツト化アンサンブルモデム
において、 前記通信媒体の送信特性を測定する手段は、 (a) 前記搬送波の中の選択されたものにのせて前
記発信源デジタル情報を所定の振幅レベルで所
定の期間にわたり送信する手段と、 (b) 受信されるデータパターンを既知の良いデー
タパターンと比較することにより前記宛先デジ
タル情報を搬送する受信搬送波に対する通信媒
体障害に起因する信号損失を分析する手段と、 (c) 前記搬送波の中の選択された1つがデータの
送信に影響する前記通信媒体への障害を受けて
いることを前記分析手段が指示する場合に、前
記発信源デジタル情報の送信のために前記搬送
波の選択された少なくとも1つの使用を回避す
る手段と から構成されるものから成ることを特徴とするパ
ケツト化アンサンブルモデム。
発明の背景 発明の分野 本発明はデータ通信の分野に関し、特に高速全
二重モデムとして適用される。
先行技術の説明 従来、電話回線は音声通信を搬送するのみであ
つたが、長年を経て現在はデジタルデータを電話
網を介して搬送することは一般的になつている。
しかしながら、この開発は大きな技術的制限及び
障害を伴なつていた。たとえば、通常の「ダイア
ルアツプ」電話回線の帯域幅はわずか約3キロヘ
ルツ(kHz)であり、これは回線のデータ転送速
度の上限となる。さらに、ダイアル呼出しネツト
ワークの障害又は性能限界は、ネツトワークの高
速でデジタルデータを確実に転送する能力を著し
く制限した。たとえば: ・ 電話回線は周波数ひずみ、すなわち、利用可
能な3kHz帯域幅の両側の高周波数及び低周波
数の減衰に影響される。
・ 利用可能な3kHz帯域幅の両側の各周波数成
分について位相ひずみ、すなわち時間遅延の差
が存在するのが普通である。
・ 受信される成分周波数を送信される成分周波
数に関してシフトするヘテロダインオフセツト
が発生されることが多い;これは電話会社のヘ
テロダイン発振器間の周波数偏差に起因する。
・ 振幅ひずみは一般的であり、電話会社のA/
D変換器の非直線増幅により発生されることが
多い。
・ パルス雑音は一般的であり、回線「ヒツト」
(すなわち電撃)又は他の電話回路からのダイ
アル「クリツク」に起因することが多い。
・ 漏話はまれな現象ではない;漏話は1本の回
線から別の回線への音声の「リーキング」であ
る。
・ 搬送波の位相飛越し(すなわち、時間遅延又
は位相の瞬間的変化)は一般的である。
・ 振幅飛越し(すなわち、一般にマイクロ波リ
ンクの交互切替えの結果としての振幅の瞬間的
変化)は一般的である。
・ ガウス雑音は常に存在し、全ての電気系統を
防げる障害である。
・ 非常に長い距離の音声通信を可能にするため
に電話会社によりエコー抑制器が設置される
が、長距離データ二方向通信に際してはエコー
抑制器をデイスエーブルしなければならない。
・ 通常、高速モデムは幾分のハイブリツド損
失、すなわち送信信号の一部の局部受信機チヤ
ンネルへの望ましくない復帰を受ける。
・ 電話回線におけるエコーは、通常は長距離通
信において起こる送信信号の受信側チヤンネル
への復帰という現象である。
・ 衛星遅延は、電話信号が静止衛星に向けて発
生されたときに進む距離によつて発生する遅延
に起因するもう1つの回線障害である。
以上のものに加え、たとえば毎秒9600ビツト
(9600bps)でのデジタルデータ遠隔通信を考え
るときには他のいくつかの要因を考慮に入れなけ
ればならない、まず、ダイアル呼出し回線につい
て確実に9600bpsを達成することは実際に前例を
みない。電話回線について確実に9600bpsを得る
ためには、調整が必要である場合が多い、調整回
線は、ユーザーがプレミアムを支払い、電話会社
により回線の雑音特性が低く(又は注文通りに)
なるように保証される回線である。
調整は高速モデムメーカーの仕様に合わせて行
なわれ、ダイアル呼出し回線について調整を得る
こと(すなわち、全ての回線を調整すること)は
不可能である。第2に、9600bpsの全二重動作
は、先行技術のモデムの場合、2本の回線(すな
わち4線)を利用しなければ得られず、1本のチ
ヤンネルや、ダイアル呼出し回線については全く
得ることができない。第3に、調整回線について
9600bpsを達成するよう動作する先行技術のモデ
ムでは、損傷が存在するときは性能は穏やかに劣
化しない。すなわち、調整回線は障害ゼロを保証
せず、統計的に見て障害の確率を低下させるにす
ぎない。しかも、先行技術の9600bpsモデムに不
可避の現象である雑音が発生すると、モデムは、
確実な通信が再び成立されるまで、送信デー速度
を7200bps、4800bps、2400bps、1200bpsと次々
に落としていくのが普通である。しかし、電話回
線の障害は特定の周波数帯域幅に限定されること
が多く、従つて、正味データ速度を通常二分の一
又は四分の一まで減少することは不要であり、利
用可能な電話通過帯域の無駄使いとなる。
先行技術の高速デジタルモデムの1つは、
Gandalf Data・Inc.製造のSM9600Super
Modemである。SM9600は公称では、ダイアル
呼出し回線を介して動作することができる全二重
9600bpsモデムである。しかしながら、SM9600
のデータシートは回線の調整を勧告している。障
害が存在するとき、SM9600はその送信データ速
度を4800bps又は2400bpsまで「ギアシフト」、す
なわち低下させる。さらに、SM9600は1本のチ
ヤンネルを介して9600bpsで全二重動作すること
はできず、1本のチヤンネルしか利用できない場
合には逆方向チヤンネルとして利用可能なスペク
トルの一部を割当てななければならず、あるい
は、第2の回線(すなわち合わせて4線)を全二
重動作のために利用しなければならない。さら
に、SM9600は通過帯域内の単一の又は複数の余
剰トーンを処理することができない。
先行技術の最も一般的な等級の9600bpsデジタ
ルデータモデムはAT&Tから市販されている
(モデル2096A)。この等級のモデムはパルス雑音
(すなわち、ダイアルクリツク及び電撃)に対し
てきわめて敏感である。しかし、5Hzの周波数ヘ
テロダインオフセツトを許容し、9600bpsを得る
ために調整回線の使用を必要とする。さらに、こ
の等級のモデムは漏話に対してきわめて感度が高
く、装置は誤り抑制の能力を全く有していない。
Robinson他の米国特許第3706929号には、モデ
ム/ボコーダ組合せ、パイプラインプロセツサが
記載されている。Robinsobにおいては、モデム
機能は16本の周波数分割マルチプレクスチヤンネ
ルを使用して実行され、データは各チヤンネルに
沿つて各搬送波の位相シフトキーイング変調によ
つて搬送される。しかしながら、Robinsonは全
二重動作を達成するために逆方向チヤンネルとし
て4線式回路又は全く別の回線を必要とし、回線
の調整は高いデータ転送速度を得るために不可欠
である。
Keasler他の米国特許第4206320号には、交換
網と組合せて動作するのに適する高速モデムが記
載されている。しかしながら、Keaslerは全二重
動作を得るために、全く別の逆方向チヤンネルを
必要とする。さらに、情報を周波数分割マルチプ
レクス方式で搬送するために32の搬送波を利用す
る一方で、Keaslerは、符号間ひずみの効果を最
小限に抑えるために各変調副期間の開始時と終了
時に「ホール」すなわち遅延を形成する効率の悪
いメカニズムを採用する。変調期間の短縮によ
り、隣接するチヤンネルの間に望ましくない漏話
が発生する。
その他のいくつかの面は、上述のものを含めて
先行技術の全ての高速デジタルデータモデムを役
に立たなくしている。先行技術のモデムは、いず
れも、同期システムと非同期システムの双方で機
能することができない。同期送信は電話回線を介
するデータ通信の旧式の標準形態である。しかし
ながら、パケツト化形態の非同期通信はモデムの
誤り性能を著しく改善する。パケツト送信におい
ては、データは複数のブロツク(たとえば、それ
ぞれ0から256個の文字)に形成され、それらの
ブロツクは自蔵パケツトとして送信される。各パ
ケツトはフレーミング、経路指示、誤り検出など
のためのハウスキーピング情報を含む。このハウ
スキーピング情報はパケツトの見出しフイールド
を後書きフイールドに配置される。この数年間
に、パケツト切替え通信の国際規格−国際規格機
構X.25が前例になく迅速に採用された。X.25は
マルチレベルプロトコルであり、その低レベルの
みが現在明確に定義されているデータ自体の送信
を取扱つている。明白なインターネツト通信に関
してX.25のプロトコルと矛盾しない能力をもつ
高速モデムを有することは大きな利点である。さ
らに、X.25以外のプロトコル(各コンピユータ
会社はX.25に先立つて独自のプロトコルを定め
ている)を利用してインターネツトを介して通信
することができるモデムを有することも大きな利
点である。パケツト交換網と両立し(言うまでも
なく、複数パケツト交換インターネツトプロトコ
ルに適合し)、同期モードと非同期モードの双方
で信号マルチプレキシングを介して同時に動作す
るような先行技術の高速デジタルデータモデムは
存在しない。
以上に加え、先行技術のモデムは、モデム又は
通信媒体に対して誤り性能を低下させる原因を分
離又はその他の方法により正確に指摘することが
できないという欠点を有する。先行技術の高速モ
デムは、一般に、モデム自体で発生する原因と、
電話回路から発生する原因とを合わせた複合デー
タ誤り率を計算する。データ通信管理者は最も煩
わしい問題の責任の所在を常に通信性能の低さに
負わせることでその問題の原因を決定するが、何
らかの遷移故障が機器に起因することを直ちに否
定するのは電話会社の常である。遷移故障は、そ
の性質上、時間とともに消滅する傾向があり、後
になつて大まかに測定しても実際には電話回路に
何ら悪いところが見つからないことは多い。さら
に、回路障害が残つていたとしても、電話会社に
より実施される測定は、多くの場合、起こりうる
障害の範囲に比べて完全ではない。モデムの性能
誤りを電話回路の損傷から分離することができる
先行技術のモデムはない。さらに、モデムの性能
誤りを電話回路の障害から分離することができる
先行技術のモデムはない。さらに、モデムのユー
ザーが電話会社による電話回路の修理を適切に指
示できるようにユーザーによる電話回路の完全な
特性づけを可能にする先行技術のモデムは全くな
い。
発明の概要 従つて、本発明の目的は、ダイアル呼出し電話
回線に沿つて9600bpsを越えるデータ転送速度で
全二重モードで動作することができるデジタル高
速データモデムを提供することである。
本発明の別の目的は、同期モード、非同期モー
ド及びパケツトモードで動作することができるデ
ジタル高速データモデムを提供することである。
本発明の別の目的は、先行技術のモデムにより
許容されていたのより高い位相誤差及び周波数減
衰ロールオフを示す電話回線について動作するこ
とができるデジタル高速データモデムを提供する
ことである。
本発明の別の目的は、ダイアル呼出し回線に沿
つて9600bpsを越える速度で全二重モードで動作
することができ且つ先行技術のモデムと比較して
低いコスト対性能比で製造することができるデジ
タル高速データモデムを提供することである。
本発明のさらに別の目的は、一般にパツケツト
交換網とともに使用されているような複数の高水
準プロトコルに従つて動作することができるデジ
タル高速データモデムを提供することができる。
本発明の別の目的は、電話回線の障害に応答し
て送信データ転送速度を小さな増分ずつ低下する
デジタル高速データモデムを提供することであ
る。
本発明のさらに別の目的は、9600bpsで動作は
するが、先行技術のモデムより著しく低い誤り率
を示すデジタル高速データモデムを提供すること
である。
本発明のさらに別の目的は、データ入力フオー
マツトの多様性、並びに非同期フオーマツト、同
期フオーマツト及びパケツトフオーマツトの複数
のデータ源のほぼ誤りのない混合を可能にするこ
とである。
本発明のさらに別の目的は、モデムのデータ特
性のアーテイフアクトとしてではなく、送信媒体
による損失に関してのみチヤンネルの雑音、周波
数減衰、位相ずれ及び周波数オフセツトを特性づ
けることにより誤りを正しく指摘するために局部
診断又は遠隔診断を明確な方法で実行することを
可能にすることである。
本発明のさらに別の目的は、誤りが発生したと
きに電話回線又はモデムのいずれが故障している
かを決定するとともに、問題の特性点を測定され
た量に関してデータとトーンの双方まバツクアツ
プを伴なつて遠隔場所に明確に通知することであ
る。
本発明の好ましい実施例においては、64の直交
変調搬送波のアンサンブルがデジタル方式で発生
される。そのようなそれぞれの搬送波又はトーン
は5ビツトを含むように個々に変調される。64の
アンサンブルの中の1つの搬送波は、本発明のモ
デムの送信機部分と受信機部分とを正確に協調さ
せるためのパイロツトトーンとして使用される。
このトーンは電話網の搬送波ヘテロダイン誤差又
は送信経路の長さの変化とは無関係にタイミング
及び周波数の校正又は「アラインメント」を維持
する。本発明のモデムの送信機部分及び受信機部
分は、使用されている電話チヤンネルの性能に関
する情報を取出すために互いに協調方式で関連し
て動作する。全ての重要な信号パラメータが測定
され、補正信号は同時逆方向チヤンネルに沿つて
発信元モデムへ戻される。一般に使用可能なスペ
クトの終端に位置し(ただし、常にそうであると
は限らない)、任意の数の原因によつてそこなわ
れた搬送周波数はアンサンブルから除去される。
本発明のモデムにおいては、1本の2線式ダイア
ル呼出し電話回線に沿つて一方向への9600bps以
上の送信(好ましい実施例では12000bpsもの高
速)と、逆方向への300bpsの送信とを同時に可
能にするように、スペクトル間隔はできる限り狭
くされる。
本発明のモデムの受信機部分と送信機部分との
間では、最大限の誤りのないデータ転送を可能に
するために、いくつかのレベルの緊密な相互作用
及び協調が重要である。データパケツトは送信部
分と受信部分との間で交換され、インターリーブ
周期冗長検査(CRCs)を使用する。誤り検出時
には、中継送信が採用される。これにより、デー
タ、ハウスキーピング情報(たとえばパケツトの
順序づけ)及び診断信号を誤りなく搬送すること
ができる。この構成においては、チヤンネルにつ
いてできる限り有効な誤り発生なし速度でデータ
送信を達成するために搬送波の変調を適合させる
ことができる。障害の場合、実際のデータスルー
プツト容量は、誤り発生なし転送の新たな平衡点
に達するまで欠陥のある個々の搬送波を欠落させ
ることにより、徐々に減少する。従つて、電話回
線の障害が存在するときに、送信データ転送速度
を二分の一又は四分の一に「ギアシフト」してし
まう先行技術のモデムとは異なり、本発明のモデ
ムはスループツトデータ転送速度をステツプごと
にその容量の約1/64しか減少しないことがわか
る。通常、データスループツトの1ステツプの減
少で、大半の障害を克服するには十分である。
本発明は、電話回線の振幅変動、振幅ヒツト、
周波数オフセツト、位相ドリフト及び位相ヒツト
の補正を実行するためのパルスパイロツトトーン
の使用をさらに含む。周波数ひずみは、本発明の
モデムにおいては、アンサンブルの中の64個のト
ーンのそれぞれについて局部発振器等価回路の振
幅の変調によりほぼ除去される。位相ひずみ及び
チヤンネル漏話は、既知のテストパターンの初期
送信に基づく計算を処理することにより除去され
る。
本発明のモデムの、先行技術に対する重要な進
歩は全てのデータとハウスキーピング情報をパケ
ツト化したことである。本発明のモデムは全ての
データをパケツトベースで処理し、複数のデー
タ・ストリームの混合が可能である。各データ・
ストリームはパケツト化によつてほぼどのような
速度又はプロトコル組合せでも動作できるので、
これまで達成されなかつたようなフレキシビリテ
イが得られる。好ましい実施例においては、各周
波数アンサンブルの持続時間は1秒の2/75であ
る。この期間中に、データと誤り検出手段の双方
を含む1つのアンサンブルパケツトとして最高
320個ののビツトが送信される。これにより、送
信側モデムと受信側モデムとの間に新しい誤り発
生なし知能に基づく閉ループフイードバツクが得
られる。
本発明のモデムにおけるパケツト化及び広範囲
の試験信号構成により、試験データのみを含むパ
ケツトを容易に使用することもできる。そのよう
なパケツトは遠隔診断を実行するため及び送信故
障を指摘するために有用である。本発明のモデム
は大きなアンサンブルの周波数のそれぞれについ
て振幅、雑音、位相遅延及び周波数オフセツトを
測定する。これらの測定パラメータは通信回路の
みの特性であり、モデムの特性ではない。そのよ
うな測定値は、遠隔モデム又は診断センターに送
信回線の問題を明確に限定する形態で動作統計値
を提供するために一連の期間にわたつて記憶され
る。高速回線故障診断のプロセスを補助するため
に、自動的に遠隔データセンターに接続する別の
電話回線を利用することができる。この別個の回
路は統計値を読出すための送信経路を形成すると
ともに、モデム側の操作員が接続されるモデム又
は遠隔診断センターと通信できるようにする音声
相互通信機構を形成する。
本発明の好ましい実施例においては、64の異な
る周波数のそれぞれについての正弦ベクトル及び
余弦ベクトルが搬送波ごとに発生される。それぞ
れはデジタル方式で取出される。記号送信期間は
1秒の2/75であり、各記号は位相及び振幅変調の
32の組合せを使用して5つのビツトを搬送する。
位相と振幅の組合せの定義は「コンステレーシヨ
ン」と呼ばれ、本発明においては、電話回線に発
生するリアルタイム障害の特性の関数として選択
される。
好ましい実施例は正弦波搬送周波数に関して説
明される。しかしながら、本発明は理論の上では
それに限定されない。従来の正弦波の代わりに他
の直交波形を利用することができるであろう。詳
細には、偽似ランダムで、しかも直交する雑音流
れを代わりに使用することができるであろう。各
偽似ランダム波形は読出し専用記憶装置
(ROM)に記憶されると考えられる。波形は1
エポツクの長さであり、振幅変調することができ
ると考えられる。波形の分離は、受信機において
拡散スペクトル送信概念としての雑音の使用によ
り同じ一組の波形と乗算することによつて行なわ
れる。各チヤンネルが相対的に長いエポツク期間
にわたつて特定の波形を予想している、本発明の
このモデムにおける検出プロセスの性質は、その
結果として、偽似雑音チヤンネルの同時アンサン
ブルの送信という形となる。この機構はプライバ
シーを確保するのに特に適している。
従つて、本発明の利点は、周波数間の漏話なし
に隣接する搬送波の間隔をできる限り狭くして、
電話通過帯域内のデータチヤンネルの数を多くす
ることにより、ダイアル呼出し電話回線を介して
9600bpsを越えるデータ転送速度で全二重モード
で確実に動作することができるデジタルデータモ
デムを提供することである。
本発明の別の利点は、電話回線の障害が存在す
るときのデータスループツトの劣化が漸進的であ
り、回線障害の特定の形態に適合されることであ
る。
本発明の別の利点は、以前可能であつたより著
しく高い位相誤差及び周波数減衰ロールオフを有
するダイアル呼出し電話回線を利用できることで
ある。
本発明のさらに別の利点は、データ及びハウス
キーピング機能のパケツト化の形で非同期データ
の送信及び受信を利用することである。
本発明のさらに別の利点は、複数の信号のマル
チプレクスが非同期と同期の双方で同時に可能な
ことである。
本発明のさらに別の利点は、広範囲のデータ通
信プロトコルを使用する動作が可能なことであ
る。
本発明のこれらの目的並びにその他の目的と利
点は好ましい実施例の説明と関連して図面を参照
することにより明らかになるであろう。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の高速モデムの高レベルブロツ
ク線図、第2図は本発明の送信及び受信アンサン
ブルを表わす図、第3図は本発明の高速モデムの
信号発生器/ハイブリツドの機能ブロツク線図、
第4図は本発明の高速モデムの信号抽出器の機能
ブロツク線図、第5図は本発明の高速モデムのベ
クトル限定器の機能ブロツク線図、第6図は本発
明の高速モデムの漏話低減回路の機能ブロツク線
図、第7図は本発明の高速モデムの基準補正器/
発生器の機能ブロツク線図、第8図は本発明の高
速モデムのコンステレータの機能ブロツク線図、
第9図は本発明のローデイングドツク及びシツピ
ング部の機能ブロツク線図、第10A図は本発明
の2つの時間エポツクの間に64の搬送波のそれぞ
れについて送信されるビツトを表わす図、第10
B図は本発明の2つの時間エポツクの間に9つの
周波数のそれぞれについて逆方向チヤンネルを送
信されるビツトを表わす図、第11A図は本発明
の好ましい実施例に従つて640ビツトパケツトを
送信するための2つのエポツクにわたる2進信号
と時間との関係を示す図、第11B図は本発明の
好ましい実施例に従つた仮定上の1つのパケツト
に対するハウスキーピング及びデータの割当てを
示す図、及び第11C図は本発明の好ましい実施
例に従つて例として1つのパケツトから構成され
る各フイールドにおけるビツトの数を示す図であ
る。
好ましい実施例の説明 第1図において、本発明の好ましい実施例によ
る高速モデムは図中符号10により示されてい
る。高速モデム10は、電話回線12を介して、
この電話回線12の反対側の端部の遠隔位置に配
置される同様の高速モデム10′(図示せず)と
関連して送信機能と受信機能の双方を実行する。
通常は300〜3100Hzのダイアル呼出し電話チヤン
ネルである電話回線12は、送信路を受信路から
分離するための信号発生器/ハイブリツド14に
接続する。信号発生器/ハイブリツド14の中に
は、第3図に関して以下に詳細な説明される送信
信号発生回路も含まれる。
信号発生器/ハイブリツド14により受信され
る信号は信号抽出器16に供給される。信号抽出
器16の内部において、望ましくない送信信号の
それぞれの成分は複合受信波形から除去される。
信号抽出器16の出力はベクトル限定器18に供
給される。ベクトル限定器18は受信正弦波信号
の2つの値を演算する。これら2つの値を以後、
xベクトル成分及びyベクトル成分、あるいは正
弦チヤンネル及び余弦チヤンネルと呼ぶ。ベクト
ル限定器18の出力は2本の経路に分岐する。一
方の経路は、受信するxベクトル及びyベクトル
を密接に適合し、おそらく予期される信号の組合
わせに整合するコンステレータ20に至る。ベク
トル限定器18から他方の経路は、基準信号の周
波数、時間及び振幅特性が抽出され、その期待値
と比較され、相応して補正が実行される基準補正
器22に至る。
コンステレータ20の出力は、送信及び受信モ
デムの調整と、診断の目的のために必要な性能情
報を抽出する診断分岐器24に送られる。診断分
岐器24は、いずれかの周波数チヤンネルが過剰
雑音レベルを示しているか否かを決定するなどの
機能を実行する。診断分岐器24は、個々のチヤ
ンネルの位相遅延、振幅ひずみ、雑音などの統計
的推定量をさらに発生する。診断分析器24から
の情報はパケツトとして形成され、シツピング部
26に送られる。シツピング部26は送信のため
に情報をパケツトに編成するとともに、情報受信
の場合にパケツトを分解する機能を有する。パケ
ツト交換及び情報のパケツト化自体は、従来のデ
ータ通信技術で良く知られている。ここではパケ
ツト交換方式について説明しないが、本発明の高
速モデム10の内部の情報は、送信側高速モデム
10と遠隔位置にある受信側高速モデム10′と
の間の情報転送を容易にするハウスキーピングデ
ータとともに見出しをそれぞれ含む標準サイズの
情報パケツトの形態で転送されることに注目すべ
きである。内部インターレース誤り補正記号によ
り、誤りを高い確実度で検出することができる。
一般に、誤りは欠陥をもつて受信されたパケツト
の反復送信により補正される。シツピング部26
と、外界(すなわち、高速モデム10が接続され
るコンピユータシステム)との間のパケツトは1
つ又は複数のローデイングドツク28により送受
信される。各ローデイングドツク28は、データ
ユーザーの機能の正確なインタフエース条件に適
合するように、通常はソフトウエア指令により仮
編成される。たとえば、多数のデータ端子は標準
のRS−232−Cコネクタ及び電圧レベルを利用す
る。ローデイングドツク28の1つはこのような
RS−232−Cインターフエースに接続するために
使用されると考えられる。ローデイングドツク2
8は、出力直列データ・ストリームが送信機への
入力として、パケツト交換方式自体により要求さ
れる付加情報の可視度をもつてユーザーに対して
現われるように、ハウスキーピングデータをパケ
ツトから除去し、また、パケツトに追加する。
アンサンブル説明 第2図に関して説明する。本発明の高速モデム
10のための送信アンサンブル及び受信アンサン
ブルを形成する送信チヤンネル及び受信チヤンネ
ルが概略的に示されている。高速モデム10は周
波数のアンサンブル30を送信すると同時に、周
波数のアンサンブル32を受信する。好ましい実
施例においては、高速モデム10は4線式電話回
路(すなわち回線2本)又は2線式電話回路(す
なわち回線1本)とともに、動作するように設計
される。4線式回路接続(図示せず)の場合、
300Hzから3KHzまでの全スペクトルを両方向に同
時に利用することができる。2線式の場合(第2
図に示される)には、送信アンサンブル30と受
信アンサンブル32との分離は不完全である。従
つて、2つの方向を分離するために周波数分割が
使用される。第2図は、約600Hzから3kHzの帯域
を占める64の異なる周波数から組成される送信ア
ンサンブル30を示す。第2図に示される受信ア
ンサンブル32は、約300Hzから500Hzの帯域のみ
を占める比例して狭い帯域幅のものである。この
特定の周波数割当ての設定は、重いデータ流れは
一般に1つの方向に起こり、逆方向の流れは少な
いという統計的事実を利用している。受信チヤン
ネル又は受信アンサンブル32は、ユーザーデー
タを搬送するとともに、送信パケツトが実際に正
しく受信されたという肯定応答を搬送するために
利用される。肯定応答が受信されなければ、先に
送信されたパケツトアンサンブルが再び送信され
る。
第2図において、複数本の垂直線34は各アン
サンブルを1秒の1/37.5ずつの、以後は「エポ
ツク」と呼ばれる複数の時間増分に分離する。各
エポツク又はエポツク期間は異なるコードの周波
数アンサンブルを送信するために使用され、その
際、各トーン又は各周波数は複数個のビツトを搬
送するために位相及び振幅に関して符号化され
る。好ましい実施例においては、各トーンは5つ
の情報ビツトにより符号化され、これにより、位
相と振幅の32の異なる組合せ(すなわち、良く知
られている「コンステレーシユヨン」)が形成さ
れる。送信アンサンブル30を含む複合64チヤン
ネル容量は1つのエポツク、すなわち1秒の1/
37・5の間に最高320ビツトを搬送することがで
きる。これは12000bpsと同等である。しかしな
がら、好ましい実施例においては、送信アンサン
ブル30のチヤンネル#32は基準の目的のために
のみ利用される。すなわち、チヤンネル#32は1
つのエポツクについて最高の強さで送信し、2つ
のエポツクについてオフし、1つのエポツクにつ
いてオンし、2つのエポツクについてオフすると
いう周期的送信を行なう。チヤンネル#32の振幅
は振幅基準を設定する。チヤンネル#32の送信の
開始と終了は1エポツクの時間境界を正確に設定
する。さらに、遠隔位置にある高速モデム10′
により受信されるチヤンネル#32の周波数は、電
話会社の搬送システムを通過するときにしばしば
起こるヘテロダイン周波数オフセツトを修正する
ために利用される基準情報を提供する。
第2の基準信号35は戻り受信アンサンブル3
2において全く同様に使用される。4線式回路接
続を有する高速モデム10を使用する場合、戻り
チヤンネルは、そうでなければ使用されないと考
えられる500Hzから3kHzまでの全帯域幅を占め
る。従つて、4線式接続においては公称で
1200bpsが両方向に同時に可能であり、基準チヤ
ンネル及び内部ハウスキーピング機能のために使
用される容量は小さくなる。高品質ダイアル呼出
し電話回線の場合、本発明の高速モデム10は
11000bps程度を達成するべきである。しかしな
がら、回線の品質によつてそれが不可能である
(すなわち、障害の存在)ならば、障害を受けた
チヤンネルの一部は切断されてしまうので、チヤ
ンネルごとに1/64の1ずつ正味データスループツ
トは低下される。本発明の高速モデム10に関す
る正味データスループツトのこの「グレースフ
ル」な劣化は、わずかな障害が正味データスルー
プツトを50%以上低下させる先行技術のモデムに
利用される急激な「ギヤシフテイング」構成と良
い対照を成す。
信号発生器/ハイブリツド 第3図を参照して、信号発生器/ハイブリツド
を詳細に説明する。先に第1図に関連して簡単に
説明したように、信号発生器/ハイブリツド14
は連続するデジタル値から構成される送信アンサ
ンブル30を発生し、その各デジタル値は一群の
等価アナログ発振器回路の信号値成分と同一のア
ナログ信号値を表示する。送信アンサンブル30
を構成する全てのトーンは信号発生器/ハイブリ
ツド14の内部において共通の水晶発振器36か
ら取出される。高速モデム10は実際には受信モ
デムと送信モデムの2台のモデムであるが、水晶
発振器36は双方の機能に対して主タイミング情
報を提供する。従つて、2台のモデムは完全なタ
イミング関係を維持する。わずかな例外を除い
て、送信モデムと受信モデムとの絶対タイミング
差は、それぞれの電話呼出しの持続時間について
一定のままである長距離電話網の伝播遅延を表示
する尺度である。
水晶発振器36は、カウンタ39と関連して高
速モデム10を通して使用される複数のタイミン
グ信号を提供するタイミング信号発生器38に接
続されている。以下に説明されるトーンのデジタ
ル値を発生する方法は、先行技術の電子楽器にお
いてトーンのアンサンブルを発生するために採用
される方法と同様である。図示されるような周波
数1から64は時分割読出し専用記憶装置
(ROM)42と、加算器44と、正弦/余弦テ
ーブルROM46との使用によりインターリーブ
方式で発生される。ROM42の出力は一連のデ
ジタル値である。それぞれの値は周波数のアンサ
ンブルのパルス符号変調(PCM)値を発生する
ために使用される角度増分に対応していればよ
い。標準のPCM方式の場合と同様に、サンプリ
ングされるべき周波数の少なくとも2倍の速度、
すなわち(ナイキスト速度)であるサンプリング
間隔が使用される。ROM42の内部の64の異な
る場所に、タイミング信号40から取出されるべ
き64の周波数に対応する複数の増分値43が記憶
される。各増分値43は、積分器として動作する
加算器44において、それまでの和に加算され
る。加算器44からの下位ビツトは正弦/余弦テ
ーブルROM46に対する入力アドレス45を形
成する。タイミング信号40を構成するパルスは
アドレスカウンタ39においてカウントされる。
アドレスカウンタ39の内部の値が順次増分され
るにつれて、ROM42の異なる場所が順次アド
レスされて、64個の音声又は搬送波のそれぞれを
発生する。
正弦/余弦ROM46は正弦及び次に連続する
アドレス、余弦に対応する値を含む。高速モデム
10の内部の信号は2つのベクトル成分を発生す
ることにより送信される。第1のベクトル成分は
正弦値48であり、第2のベクトル成分は余弦値
50である。送信されるべきデータは点52に入
力され、それぞれ5ビツトを含む複数のグループ
に編成される。各5ビツトグループはベクトル座
標の特定の1つの組合せを表示する。5ビツトの
とき、送信には32の別個の値又は複合ベクトルが
要求される。これらのベクトルのそれぞれに関し
て角度及び大きさの選択が理想的であるか否かは
使用される通信回線の性質により幾分左右される
ので、選択肢をパラメータ化し、必要に応じて読
出し専用記憶装置から選択してもよい。このこと
は第3図にスイツチ54として概略的に示されて
いる。スイツチ54は、複数個の5ビツト入力
x、yベクトル振幅ROM56の中の1つを選択
する。各ベクトル振幅又はコンステレーシヨン
ROM56の出力は乗算器62により受信され
る。乗算器62の内部において、x値58は正
弦/余弦ROM46からの正弦値48と乗算され
る。その後間もなく、ベクトルROM56からの
y値60は乗算器62の内部において正弦/余弦
ROM46からの余弦値50と乗算される(第3
図にはX値のみを示す)。このプロセスは、送信
されるべき次の5ビツトにより変調される次の周
波数について繰返される。これは、64の周波数の
全てを使用して320個のビツトが全て送信される
まで継続される。本発明の好ましい実施例におい
ては、サンプル点ごとの時間は非常に短い。1つ
のエポツク期間中に、各周波数は512回サンプリ
ングされる。これは毎秒、周波数ごとに19200個
のサンプル獲得に対応する。
乗算器62のデジタル出力64はデジタル/ア
ナログ(DIA)変換器66により受信される。
D/A変換器66はデジタル信号64をアナログ
値68に変換する。低域フイルタ70は望ましく
ない高周波数積を除去し、フイルタを通過したア
ナログ信号72は次にハイブリツド74に送られ
る。ハイブリツド74はアナログ信号を電話回線
12を介して送信する機能を有する。送信機能に
加えて、ハイブリツド74は、さらに、2線式回
路の場合に受信信号76を電話回線12から分離
する。ハイブリツド74は、異なる電話回線イン
ピーダンスが発生されるごとにハイブリツド74
の調節に差を生じるようなブリツジ平衡デバイス
である。ハイブリツド74に対する大まかな一次
修正はD/A変換器80を介してデジタル信号7
8により提供される。D/A変換器80のアナロ
グ出力82は、送信信号が受信チヤンネルとの間
に最小限の漏話を有するようにハイブリツド74
の利得を調節する。一次チヤンネル分離メカニズ
ムは、2つの周波数帯域が重なり合わないため
に、送信チヤンネルと受信チヤンネルとの間の周
波数分割であることに注目すべきである。ハイブ
リツド74の調節は、スプリアスエネルギーの受
信をさらに減少するための二次修正にのみ使用さ
れる。
信号抽出器 第4図に関して説明する。第4図には、信号抽
出器16の詳細な機能図が示されている。受信信
号76は信号抽出器16に入力され、まず、使用
可能なスペクトル通過帯域の外側の余剰周波数を
除去するように構成される帯域フイルタ84によ
りフイルタ処理される。帯域フイルタ84の出力
信号86は乗算器88においてD/A変換器92
からの乗数信号90と乗算される。D/A変換器
92は受信チヤンネル信号86全体の振幅を大ま
かに調節するためのアナログ乗算器として動作す
る。乗算器88における利得調節の後、受信信号
94は局部発振器乗算器96に供給される。乗算
器信号90の振幅値は、D/A変換器92への入
力信号が乗算器88の直線最高限度を越えないよ
うに保証するピーク検出器93によりD/A変換
器92によつて抑制される。
局部発振器乗算器96には、送信される周波数
と同様であるが一定振幅の一連の周波数から構成
される複数のトーン98が供給される。一定振幅
は、電話回線12の損失によりそこなわれる受信
信号86の積に対して、各局部発振器のトーン9
9をチヤンネル利得制御増幅器100において
個々に調節することにより得られる。本発明に独
自の特徴として、64の搬送波のそれぞれに対する
個々のチヤンネル利得特性に関連する情報はチヤ
ンネル利得ランダムアクセス記憶装置(RAM)
102に記憶される。RAM102の内部に蓄積
され、複数の異なるアドレス104に記憶される
情報は、ダイアル呼出し接続開始中に既知の振幅
を送信する搬送波のそれぞれについて個々の利得
測定値から取出される。開始後、受信された値は
いくつかの既知の振幅値の中の1つに量子化され
るので、利得は確実に正確に維持される。各チヤ
ンネル利得調節定数はRAM102から同期的に
呼出され、局部発振器信号を処理する利得制御増
幅器100の利得を瞬間的に調節するために使用
される。これは受信信号94の強度を変調するこ
とと同等である。
送信信号と受信信号との間に電話搬送システム
に起因する周波数オフセツトが存在することは電
話回線に共通する損失である。信号抽出器16
は、オフセツト制御信号106を増分加算器44
に導入することにより、電話システムのこのヘテ
ロダインオフセツト誤差を考慮する。先に信号発
生器/ハイブリツド14に関連して説明したよう
に、ROM42は局部発振器の周波数1から64に
ついて選択されるべき値を含む。それらの値は割
当てられる送信周波数の間でインターリーブされ
る周波数を発生するために選択される。ROM4
2から選択された周波数は増分加算器44に供給
される。第2の共通デジタル値、すなわちオフセ
ツト制御信号は、周波数オフセツト制御信号を形
成するために各加算器回路44に加算される。オ
フセツト制御信号は基準補正器/発生器22から
取出される。オフセツト制御信号の値は、正弦/
余弦ROM46の出力(すなわち、正弦値48及
び余弦値50)が送信アンサンブル30のそれら
の値に厳密に整合するように正確に決定される。
これは、実際には、基準周波数(すなわち周波数
#32)がその正確な予想値に達するまで基準周波
数を変化させることにより達成される。好ましい
実施例においては、この方式により、電話システ
ムにおいて可能であると考えられるより大きいプ
ラス18Hz又はマイナス18Hz程度の大きなヘテロダ
インオフセツトの補正が可能である。この広いヘ
テロダイン補正範囲は、より大きな周波数オフセ
ツトが発生しうる単側波帯無線チヤンネルにおい
て有用である。また、移動局がドツプラーシフト
を発生させるような無線チヤンネルを採用する状
況においても有用である。
ベクトル限定器 第5図に関して説明する。第5図には、ベクト
ル限定器18の詳細な機能図が示されている。ベ
クトル限定器18は整合フレームコヒーレント検
出を実行するために使用される。ベクトル限定器
18に対する入力信号108は信号抽出器16か
ら受信される。各サンプルは既に局部発振器/乗
算器96により乗算されており、従つて、積分さ
れるべきそれぞれ異なる周波数を表示する。各信
号108は推定値のデジタル値であるので、積分
は容易に実行される。入力信号108は複数個の
サンプル積分器110に印加される。サンプル積
分器110は、実際には、それぞれ別個の搬送波
又は周波数に対する個々の正弦積分器112及び
余弦積分器114(すなわち好ましい実施例の場
合には64個)から構成される。当然のことなが
ら、信号108は無関係のチヤンネル並びに所望
の特定のチヤンネルからのエルネギーを含むの
で、各サンプル積分器110に印加される信号の
中には多くのバツクグラウンドノイズが存在す
る。この形態の検出プロセスの基本となるのは、
所望の信号エネルギーは正弦積分器112及び余
弦積分器114の内部においてそれぞれ別個の積
分加算値と加算され、一方、望ましくない信号
(少なくとも特定の積分器に関して)は直交して
発生するという前提である。すなわち、望ましく
ない信号は、正弦積分器112及び余弦積分器1
14における値に時に加算され、統計学に基づけ
ばそれと全く同じ頻度でそれらの値から減算され
る。これは、所望の信号を雑音から抽出すること
を可能にする多数のサンプルを使用することであ
る。積分プロセスの後、積分器112及び114
からの出力信号は複数個のバツフア116を通過
する。
先に簡単に説明したように、基準周波数(すな
わち、好ましい実施例においては周波数#32)は
1エポツクについて全振幅でパルス発生され、2
エポツクについてゼム振幅でパルス発生される。
基準チヤンネルのこのパルス発生の端部は、サン
プル積分器110により必要とされる基本タイミ
ング情報、すなわち、いつスタートし、いつダン
プすべきかを提供する。しかしながら、タイミン
グ、より適正にいえば位相ひずみに関連して解決
されなければならない二次的な問題がある。本発
明の高速モデム10においては、各エポツクの持
続時間は約26.7ミリ秒である。電話回線の位相遅
延は一般に2ミリ秒以上である。さらに、この位
相遅延は3kHz通過帯域の端部の付近では著しく
悪化する。従つて、各積分器110(すなわち、
正弦積分器112及び余弦積分器114)が同時
に始動した場合、通過帯域の端部に位置するチヤ
ンネルは、通常、最大移相誤差を示すであろう。
積分器110によつては値の誤差が10%にもなつ
てしまう(すなわち、そのような積分器110は
その値の10%もの部分を先のエポツク期間からの
エネルギーからのものとして含む)ことは明らか
である。そのような位相ひずみは、ここに記載さ
れるような高性能モデムにおいては許容されな
い。
3kHz通過帯域にわたつて変化するこの位相ひ
ずみを補正するために利用される方法は、64の搬
送周波数のそれぞれの基準チヤンネルに関するれ
位相遅延の測定値を位相補正係数として使用する
ものである。これにより、各サンプル積分器11
0が各エポツクの時間境界で正確に始動され、停
止されたかのように、64の搬送波のそれぞれにつ
いて別個に補正係数を発生することができる。従
つて、ベクトル限定器18の一部は第5図に示さ
れるように位相ひずみ補正器として機能する。位
相ひずみ補正プロセスは、積分器112及び11
4からの先行値を維持するために各バツフア11
6の出力を遅延線118を介して送ることによつ
て始まる。積分器112及び114からの実際値
は複数個の乗算器120において複数の個々補正
数122と個々に乗算される。各補正定数122
の値(すなわち、第5図のK1からK64)は、電
話接続が最初に成立する時点又は「ホツト」再始
動(たとえば、誤差率が許容限度を越えた後の再
始動)の時点で自動的に決定される。本発明の高
速モデム10の好ましい実施例においては、通過
帯域位相ひずみを測定するために使用される方法
は、1エポツクについて2つおきに搬送波をター
ンオンし、次に後続するエポツクに含まれるエネ
ルギーを測定するものである。後続するエポツク
の間に「ハンギングオーバー」エネルギーはエポ
ツクタイミング決定の使用される基準チヤンネル
に対する位相遅延を表わす尺度である(すなわ
ち、位相遅延に直接比例する。) 従つて、乗算器120の出力は複数個の減算器
124においてバツフア116から受信される値
から遅延線118により先のエポツクから適切に
遅延される。本発明の好ましい実施例において
は、遅延線118は実際にはランダムアクセス記
憶装置として構成される。すなわち、値は実際に
はランダムアクセス記憶装置に記憶され、適正な
時点で呼出されて、従来の遅延線の機能を有効に
実行する。位相ひずみ補正プロセスは図示される
ようにエポツクごとに起こる。許容しうる精度を
得るには、毎秒約4800回の補正で十分である。
位相補正x値126及び位相補正y値128
は、それ以降の処理のための極座標値を発生する
ことが求められる。半径ベクトルの大きさは二乗
演算130と、二乗値の和132と、x成分及び
y成分の二乗値の和について実行される平方根演
算134とにより計算差される。実際には、それ
らの動作は計算又はルツクアツプROMに記憶さ
れるテーブルの使用により実行されればよい。同
様に、半径ベクトルの角度はx値をy値で除算し
たもののアークタンジエントを計算することによ
り決定される。x成分のy成分による除算は動作
136において実行され、アークタンジエントは
動作138において決定される。除算動作とアー
クタンジエント決定の双方は期待値をルツクアツ
プテーブルROMに記憶することにより又は演算
により実行されればよい。
漏〓低減回路 第6図に関して説明する。第6図には、オプシ
ヨンの漏話低減回路の全体が図中符号140によ
り示されている。漏話低減回路140は、1つの
周波数搬送波から隣接する周波数搬送波の中へ
「リーク」信号に対して第2レベルの補正を提供
する(隣接するチヤンネルを越えて漏話が発生す
ることはありえるが、隣接チヤンネル間の漏話は
主要な成分である)。当然のことながら、チヤン
ネル間漏話を最少限に抑えるために、個々の搬送
波帯域の中心は約37.5Hzずつ離間している。第6
図には、64の周波数搬送波のグループ全体を代表
するものとして、2つのベクトル(すなわちx1
1,y11,x12,y12,x13,y13)
をそれぞれ有する3つの代表周波数が示されてい
る。各ベクトルはRAMバツフア142に記憶さ
れる。この値はRAMバツフア144に記憶され
る補正係数Kと乗算される。実際の補正は複数個
の加算器146において行なわれる。従つて、回
路140は、概念の上ではベクトル限定器18に
利用される位相補正回路と同様の方法で達成され
る程度の漏話低減を提供する。すなわち、最初の
電話接続の時点で、1エポツクについて2つおき
に周波数チヤンネルが全振幅でターンオンされ
る。その他の休止する隣接するチヤンネルにおい
て検出されるエネルギーの大きさは隣接チヤンネ
ル漏話に比例し、基準として使用される。次に、
この情報はRAMバツフア144に記憶され、補
正係数Kを形成するために使用され、補正係数K
はベクトル限定器18の位相ひずみ補正回路の出
力と乗算され、次にそれから減算(負加算によ
り)される。このプロセスは、RAMが特定の電
話接続についていずれか1つのチヤンネルから隣
接チヤンネルへの隣接チヤンネル漏話の大きさを
記憶するまで、64本のチヤンネルのそれぞれにつ
いて繰返される。
漏話低減回路140は、補正済みx値126及
び補正済みy値128について動作する位相ひず
み補正回路の後、ベクトル限定器18の矩形/極
変換回路の前に配置される。
2つのベクトル(x1,y1,x2,y2,…
……,X64,y64)として搬送される64の搬
送波のそれぞれは、対応する出力ベクトルx1′,
y1′,x2′,y2′,………,x64′,y6
4′を発生するために漏話低減回路への入力を形
成する。
基準補正器/発生器 第7図に関して説明する。第7図には、本発明
の高速モデム10のための基準補正器/発生器2
2の全体が図中符号22により示されている。基
準補正器/発生器22は、ベクトル限定器18の
サンプル積分器110がエポツクの境界で正確に
積分を開始し、リセツトするように、入力タイミ
ング情報を使用する。基準補正器/発生器22に
対する基本入力は基準信号202(すなわち、好
ましい実施例においては搬送周波数32)である。
ランダムスタート位置から、基準信号202のエ
ネルギーは3つの連続するエポツクに関して測定
される。適正にタイミングが決定されている場
合、中心のエポツクはエネルギーの全てを含むは
ずであり、第1の(すなわち早い)エポツクはゼ
ロエネルギーを含むはずであり、最後の(すなわ
ち遅い)エポツクはゼロエネルギーを含むはずで
ある。モジユーロー−3カウンタ204はAND
ゲート206、ANDゲート208及びANDゲー
ト210を順次開成する。モジユーロー−3カウ
ンタ204の決定に従つてANDゲート206,
208及び210が「オン」であるとき、エネル
ギーは早期ゲート212,後期ゲート214及び
正規ゲート216にそれぞれ蓄積される。入力信
号202がモジユーロー−3カウンタ204に関
して適正にタイミング決定されているならば、全
てのエネルギ−は正規ゲート216の内部にあ
る。正規ゲートインターバルからの出力は、エポ
ツク積分期間の開始と終了をマークするためにベ
クトル限定器18のにより使用されるタイミング
信号217を形成する。
閾値検出器218及び閾値検出器220は、早
期ゲート212及び後期ゲート214に受信され
たエネルギーを蓄積する。いずれか一方の値が所
定の閾値を越えると、共通計数チエーン222に
より非常に大まかな調節が実行される。しかしな
がら、高速モデム10が最近同期状態にあつた場
合又は早期ゲート212及び後期ゲート214の
エネルギーが十分に少ない場合には、漸進的な位
相ずれ補正のみが要求される。これは、第8図に
示されるように、電圧制御発振器224による計
数チエーン222への補正入力によつて実行され
る。ただし、処理の全てがデジタル領域の内部で
行なわれるわけではなく、D/A変換器226
は、わずかな短期間摂動に影響されない長期間定
数補正を発生するような、電圧制御発振器224
の発振周波数に対する帰還補正のために、減算器
228からデジタル入力を受信する。
コンステレータ 第6図に関して説明する。第6図には、コンス
テレータ回路20の詳細な機能図が示されてい
る。コンステレータ20の機能は、ベクトル限定
器18から得られる位相値及び振幅値を分析し、
それらの位相値及び振幅値(すなわち限定された
ベクトル)を特定のデータパターンに対応する。
ROMに記憶された最も近い値(すなわちコンス
テレーシヨンベクトル)と整合させることであ
る。これは最近接適合テーブル索引プロセスであ
る。さらに詳細にいえば、本発明の好ましい実施
例においては、位相情報は1つのエポツクtと次
のエポツクとの位相の差を測定することにより復
号される。差動位相ずれ変調の方法を利用するこ
とにより、64本のチヤンネルのそれぞれについて
非常に長い期間にわたり正確且つ絶対的な位相関
係を維持する必要はなくなる。
第8図において、特定の1つのエポツクに対す
る位相信号252はベクトル限定器18から得ら
れる。先行エポツクからの位相信号値は時間遅延
RAM254に記憶される。現在のエポツクと先
行エポツクとの位相差は減算器256において計
算される。次に、差信号248は位相ドリフト補
正器260に供給される。位相ドリフト補正器2
60は、先に除去されなかつた二次ドリフトの全
てを考慮するために基準補正器/発生器22から
得られる位相補正信号(図示せず)に関して差信
号258を少量だけ補正する減算器である。
その後、補正された位相値264は、ベクトル
限定器18から取出される振幅値266とともに
コンステレータROM268に供給される。
ROM268の内部における対の値の比較は、そ
の後取出された振幅値266及び補正された位相
値264との間で実行される。ROM268内部
に記憶される最近接位相角270及び最近接振幅
値272は、特定のデータパターンに対応する特
定のベクトルを形成する。高速モデム10の好ま
しい実施例においては、各データチヤンネルの各
エポツクで5ビツドが符号化される。従つて、32
対の振幅値及び位相値、すなわち32個のベクトル
がROM268の内部に記憶されている。簡単な
アルゴリズムが整合を実行し、1つのデータパタ
ーンを出力する。記憶されるベクトル対のいずれ
もが受信され、限定されたベクトルと整合しない
場合又は受信されたベクトル値が記憶値から余り
に離れている場合に、結果として誤りが生じるこ
とは明らかであろう。1つの誤りを別として、本
発明の高速モデム10は記憶された角度と受信さ
れた角度との角度差又は位相差の誤りを監視する
機能を有する。記憶された振幅と受信された振幅
との差についても同じことがいえる。この情報は
高速モデム10の性能の診断分析及び電話接続の
特性の分析には重要である。第8図によれば、最
近接位相角270と測定(すなわち受信)位相角
264は位相減算器274により受信される。そ
の後、位相誤り信号276は誤り監視のために利
用される。高レベルの位相誤りは、1本又は複数
本のチヤンネルが高い確率で誤りを有するため
に、それを無視すべきであるという情報を提供す
る。この論理は、個々のチヤンネル性能特性を含
むパケツトを接続されるモデム10′に送信する
マイクロプロセツサ(図示せず)において提供さ
れる。同様に、最近接振幅値272と取出された
振幅値266は振幅減算器278に供給される。
振幅差が計算され、その後、振幅誤り信号280
は個々のチヤンネル利得値104を修正するため
に利用される。
パケツト送信 第9図に関して説明する。第9図には、パケツ
ト300及びパケツト300′の形態で送信側モ
デム10とそれと対をなす受信側モデム10′が
示されている(図解を容易にするため、モデム1
0′の中でモデム10の同等の構造に対応する構
造は図中符号の後に′を付して示される。)ハウス
キーピング情報とユーザーデータの双方が送信さ
れる。ハウスキーピングは、使用不可能なチヤン
ネル周波数の限定及び誤り検出検査合計の故障な
どの情報を含む。誤り検出検査合計(たとえば周
期冗長検査)は、データ送信全体をほぼ誤りなく
確保するために使用される。図中符号28により
示される複数の別個のローデイングドツクに接続
される複数のデータ源からの信号をマルチプレク
スするときに、付加ハウスキーピング情報が必要
とされる。各ローデイングドツク28は独自のア
ドレス値を有し、本発明の好ましい実施例におい
ては、ローデイングドツクは0から15まで番号づ
けされる(後述する4ビツトアドレスにより設定
される)。第9図において、特定のローデイング
ドツク0(LD0)は図中符号302により示され
ている。同様に、特定のローデイングドツク1及
び2(LD1及びLD2)は図中符号304及び30
6にそれぞれ示されている。モデム10の内部の
各ローデイングドツク28は、モデム10′の内
部の対応するローデイングドツク28′と物理的
に接続されるような錯覚(すなわち「仮想」接
続)を与える。すなわち、ローデイングドツク3
02はローデイングドツク302′に接続される
かのように動作する。同様に、ローデイングドツ
ク302及び306はローデイングドツク30
4′及び306′とそれぞれ物理的に接続されるか
のように動作する。モデム10の内部の内部アド
レスされるパケツトは仮想ローデイングドツク3
02から仮想ローデイングドツク302′へ送ら
れる。データのパケツト化により複数のデータ源
を効率良く送信することができ、各データ源は時
に応じて異なるデータ転送速度を有することがで
きる。さらにデータをパケツト化することによ
り、補正不可能な経時変化摂動を受ける通信チヤ
ンネルであつても、有効にデータを送信すること
ができる。
第10A図には、送信チヤンネル30の2つの
別個のエポツク期間の瞬間的状態が示されてい
る。モデム10からモデム10′に至る情報は64
の周波数のアンサンブルの形態で搬送される。先
に簡単に説明したように、各周波数搬送は5ビツ
トを含むために32の状態に(位相及び振幅)変
調される。従つて、各エポツクはそれぞれ5ビツ
トから成る64の搬送波を送信し、総ビツト数は3
20である。
第10A図において、本発明の好ましい実施例
においてデータには使用されないが、同期化のた
めに使用されることを示すために、周波数32は
黒く塗りつぶして示されている。図解のために、
隣接する電話ワイヤケーブルからの漏話によつて
データチヤンネルとしては欠落した周波数37も
黒く塗りつぶして示されている。さらに、周波数
63及び64も、過剰雑音(通過帯域の端部に発
生される)のために同様にデータを搬送するアン
サンブルから欠落しているので、黒く塗りつぶし
て示されている。
第10B図には、逆方向アンサンブル32が示
されている。本発明の好ましい実施例において
は、通常300Hzから500Hzの帯域に配置される9つ
の搬送波は逆方向チヤンネルを構成する。逆方向
チヤンネル32においては、送信チヤンネル30
と同様に、各搬送周波数は5ビツトを搬送する。
第10B図に示される逆方向チヤンネル32の場
合、周波数73は基準の目的のために利用される
ので黒く示され、すなわちデータ送信に利用する
ことはできない。
第11A図は第10A図のアンサンブルからの
出力データ・ストリームの連続図である。アンサ
ンブル330及びアンサンブル331はエポツク
iとエポツクi+1の中でそれぞれ送信される。
アンサンブル330及び331の連結は、好まし
い実施例においては合わせて640のビツトを含む
単一のパケツト334を構成する。パケツトの長
さが増すにつれて、各パケツトと関連するオーバ
ーヘツド機能に起因する正味データ転送速度の損
失は減少される。
第11B図には第11A図の640ビツトパケツ
トの内部構造が示されている。第1のデータグル
ープは、好ましい実施例においては能動通話側の
ローデイングドツクに独自に割当てられる4ビツ
トアドレス346である。第11B図において、
ローデイングドツク302のアドレス(すなわち
0000)は第1のアドレスフイールド346の中に
あると考えられる。パケツト334の内部では、
ローデイングドツクアドレス346の後に、ロー
デイングドツク302により受信されるべきパケ
ツトのデータ部分の中に含まれる4ビツトグルー
プ、すなわち「ニブル」の数に対応するフイール
ド348がある。能動通話側の全てのローデイン
グドツクの独自のアドレス346に続いて、実際
のデータフイールド(後述する)の中に見出され
る4ビツトニブルの数を指示するフイールド34
8がある。本発明のモデム10の好ましい実施例
においては全てのフイールド348は8ビツトを
含む(8ビツドとすることにより、256の4ビツ
ドニブル、すなわち1024ビツドのデータをドツク
ごとに送ることができる。1パケツトは合わせて
わずか640ビツドであるので、8ビツトフイール
ドで十分なことは明らかである)。終端350は
連続して交番するローデイングドツク346及び
ニブルフイールド348の終了を指示する。終端
350は、存在しないローデイングドツクのアド
レスを構成する4ビツトを含み、それにより、送
るべき情報を有するローデイングドツク28のス
トリームケの終了を受信側モデム10′に通知す
る。
終端350に続いて、2ビツトモジユーロ−4
シーケンス番号352(すなわち0,1,2又は
3)がある。これに続いて、正しく受信された最
新のパケツトのシーケンス番号のために予約され
る別の2ビツトフイールド354がある。動作
中、各パケツトには独自のシーケンス番号又は通
し番号352が割当てられる。シーケンス番号3
52はモジユーロ−4パターンで送られる各パケ
ツトについて1つずつ増分し続ける。フイールド
354は正しく受信された最新のパケツトの2ビ
ツトシーケンス番号を含むので、フイールド35
4の内容は肯定応答として使用される。フイール
ド354が送信された最後のパケツトのシーケン
ス番号以外の値を含む場合、送信側モデム10は
最後のパケツトを再び送信しなければならない。
フイールド354に続いて、複数のデータフイ
ールド356がある。各データフイールド356
は特定の1つのローデイングドツク346に対応
し、フイールド348の内部のデータのニブル数
を正しく含む。本発明の先行技術のモデムに比べ
て重要な面は、データフイールド356を分離す
るために別個の見出しを必要としないことであ
る。これは、モデム10及び10′がパケツトを
厳密にエポツクの境界で送信するために完全に周
期されるからであり、パケツトの見出し情報(す
なわちフイールド346及び348)は期待され
るデータビツトの数を正しく受信側モデム10′
に通知するので、各データフイールド356は隣
接するフイールドから識別される。本発明のモデ
ムの先行技術を比べて重要なもう1つの面は、一
連のデータ入力(すなわち異なるローデイングド
ツク28からの入力)をマルチプレクスされる各
チヤンネルについて目に見える遅延時間をできる
限り短くしてマルチプレクスする能力である。こ
の結果は、本発明のモデムにおいては各データ源
について別個のパケツトを必要とせず、情報はバ
ツフアを充填するために待機するのではなく、各
ローデイングドツクから利用可能となつたときに
送られるために達成される。
本発明の高速モデム10の標準パケツトの中に
はさらに2つのフイールドがあるる。データフイ
ールド356に続いて周期冗長検査358
(CRC)がある。モデム10の適切な誤りのない
性能を確保するには16ビツト又は24ビツトの
CRCで十分である。最後に、パケツト334が
合わせて340ビツトを有するように、CRCに充填
フイールド360が付加される。
第11C図には、本発明の好ましい実施例によ
る仮定上のパケツトの略図が示されている。第1
のフイールドは4ビツトから成るローデイングド
ツクアドレスフイールド346である。次のフイ
ールドは、先に指示されたローデイングドツクに
より送られるデータのニブル数を限定する8ビツ
トフイールド348である。第11C図において
はフイールド346及び348が繰返されてい
る。この例では、2つのローデイングドツク28
のみが送るべき能動データを有する。フイールド
348に続いて、最後のフイールド348の終了
を限定する4ビツトフイールド350がある。フ
イールド350の後にシーケンスフイールド35
2及び肯定応答フイールド354(それぞれ2ビ
ツト)がそれぞれ続いている。パケツト334の
中の次の順番は2つのデータフイールド356で
あり、第1のフイールドはそれぞれ4ビツトから
成るデータの5つのニブル(すなわち、第1のロ
ーデイングドツク送信データからの合わせて20ビ
ツト)であり、第2のフイールドはそれぞれ4ビ
ツトから成るデータの6つのニブル(すなわち第
2のローデイングドツク送信データからの合わせ
て24ビツト)である。24ビツトのCRC358が
データフイールド356に続き、最後に、540ビ
ツトフイールドが640パケツトを充填する。
第11A図、第11B図及び第11C図に示さ
れるパケツト334の配置においては、パケツト
は1エポツクおきに1つずつ送られ、部分的に充
填された複数のパケツトが送られることに注意す
べきである。これにより、パイプ充填遅延時間は
確実に最少限に抑えられ、パケツトの使用可能な
データ部分の終端で発生したならば再送信を要求
するようなあらゆる誤りの効果は除去される。こ
の構成は、電話回路12がいくつかの欠陥周波数
チヤンネルを含む場合の高速モデム10の使用を
簡単にする。雑音又はその他の理由により1本の
周波数チヤンネルが使用不能になると、単一の周
波数搬送波が欠落し、従つて、正味データ転送速
度は1エポツクにつき5ビツト、すなわち1パケ
ツトにつき10ビツトとなる。
遠隔診断 本発明の高速モデム10の大きな利点の1つ
は、電話チヤンネルを従来は実際に不可能であつ
た程度まで完全に特性づけること及びそのように
測定された複数個の障害のそれぞれを有効に補正
することができる点である。この情報はコンステ
レータ20の内部で、特に位相減算器信号274
及び振幅減算器信号278により発生される。こ
の情報は上述の仮想ローデイングドツク28の概
念によつて容易にアクセスされる。仮想ローデイ
ングドツク302(LD0)は、一方のモデム10
の性能データを別のモデム10′に対して交換す
るために、遠く離れた対応するローデイングドツ
ク302(LD0)にパケツトを送る能力を有す
る。
従つて、本発明の各モデム10(又は10′)
は完全な一組の測定値を別の同様のモデムと交換
することができる。搬送波として使用される周波
数のそれぞれに対して、振幅、位相遅延、雑音及
び周波数オフセツトを限定する個々の測定値が存
在する。この構成は送信側モデムと受信側モデム
との間で性能情報を交換するとともに、第3の遠
隔モデムとの間で交換するのに有効である。この
目的のために、独立する診断チヤンネル(図示せ
ず)を使用することができる。この独立する診断
チヤンネルは別個の電話回路から構成され、AT
&T103Aのような先行技術の従来の300bps
周波数シフトモデムを使用してもよい。AT&T
級のモデムは自動応答及び自動ダイアルを採用
し、遠隔診断センターからの入力呼出しは仮想ロ
ーデイングドツク送信診断データからパケツトを
読出すように接続することができる。診断情報が
交換されている期間中にダイアル呼出し接続が存
在するので、同じ余分の電話回路を共用し、本発
明の電話回線又はモデム10の整備を補助するた
めの音声通信回路として使用してもよい。ただ
し、2線式ダイアル呼出し電話回路にわたつて
9600bpsを越えるデータ転送速度での完全な二重
動作という基本的な目的を達成するためには、そ
のようなオプシヨンの診断電話回路の使用は全く
不要である。しかしながら、これは本発明の高速
モデム10の興味ある利点である。
説明を明瞭且つ容易にするために、以上、本発
明の特定の実施例を説明したが、本発明の範囲は
以下に記載される請求の範囲により判断されるべ
きものである。本発明が適用される技術分野の当
業者は、ここで説明される論理プロセスを実行す
るための1台又は複数の台のマイクロプロセツサ
の使用を含めて、好ましい実施例の構造変形を伴
なつて本発明を実施することができることは明白
である。以下の請求の範囲内のそのような同等の
変形は全て本発明の一部を成すと考えられるべき
ものである。
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