JPH0455603B2 - - Google Patents
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- JPH0455603B2 JPH0455603B2 JP60242406A JP24240685A JPH0455603B2 JP H0455603 B2 JPH0455603 B2 JP H0455603B2 JP 60242406 A JP60242406 A JP 60242406A JP 24240685 A JP24240685 A JP 24240685A JP H0455603 B2 JPH0455603 B2 JP H0455603B2
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Description
<産業上の利用分野>
本発明は紙塗工用などに有用な新規な熱硬化性
樹脂の製造法に関するものである。 <従来の技術> 従来より顔料、接着剤、分散剤およびその他の
助剤からなる種々の紙用塗工組成物に対して耐水
性を付与する目的で、あるいはインキ受理性を向
上させる目的で、メラミン−ホルムアルデヒド樹
脂、尿素−ホルムアルデヒド樹脂もしくはポリア
ミド−尿素−ホルムアルデヒド樹脂などのホルム
アルデヒド系樹脂を使用することは公知である
(例えば、特公昭44−11667、特公昭59−32597)。 <発明が解決しようとしている問題点> しかしながら、前者のホルムアルデヒド系樹脂
にあつては塗工紙から有害なホルムアルデヒドが
発生するし、後者樹脂にあつては有害成分の発生
は、少ないものの、近年、塗工紙のインキ受理
性、耐水性等の品質に対する要求の高度化に伴
い、それらの要求に対処しきれなくなつている。
従つて本発明は従来にない優れた耐水性、インキ
受理性を発現する紙塗工用樹脂として有用な熱硬
化性樹脂の製造法を提供するものである。 <問題点を解決するための手段> 本発明者らは特に耐水効果ならびにインキ受理
性にすぐれ、しかも塗工紙よりホルムアルデヒド
などの悪臭の発生の少ない紙塗工用樹脂を得るべ
く鋭意検討した結果、本発明を完成させるに至つ
た。 すなわち本発明は、 (a) ポリアルキレンンポリアミン、 (b) (イ) 脂環式二塩基性カルボン酸および/また
は (ロ) 脂環式二塩基性カルボン酸とグリコール類
との反応で得られる遊離カルボキシル基を有
する反応生成物、 (c) 尿素類、および (d) ホルムアルデヒド を反応せしめることを特徴とする紙塗工用樹脂と
して有用な熱硬化性樹脂の製造方法を提供するも
のである。 本発明において使用される成分(a)のポリアルキ
レンポリアミンとは、分子中に2個の一級アミノ
基および少なくとも1個の二級アミノ基を有する
化合物であり、例えばジエチレントリアミン、ト
リエチレンテトラミン、テトラエチレンペンタミ
ン、イミノビスプロピルアミン、3−アザヘキサ
ン、1,6−ジアミン、4,7−ジアザデカン−
1,10−ジアミン等が挙げられる。これらポリア
ルキレンポリアミンは一種のみならず二種以上の
混合物としても用いることができる。また、エチ
レンジアミン、プロピレンジアミン等の脂肪族ジ
アミンを本発明の目的を阻害しない範囲で、上記
ポリアルキレンポリアミンと併用することを何ら
妨げるものではない。 本発明に使用される成分(b)(イ)の脂環式二塩基性
カルボン酸とは、分子中に2個のカルボキシル基
を有する化合物、あるいはそれらのエステル類、
さらにはそれらの酸無水物も包含して総称するも
のであつて、かかる脂環式二塩基性カルボン酸の
代表的なものには次の様なものがある。 テトラハイドロフタル酸、ヘキサハイドロフタ
ル酸、シクロヘキサン−1,4−ジカルボン酸、
4−メチルテトラハイドロフタル酸等のカルボン
酸、およびこれらのエステル類、テトラハイドロ
無水フタル酸、ヘキサハイドロ無水フタル酸、4
−メチルテトラハイドロ無水フタル酸、4−メチ
ルヘキサハイドロ無水フタル酸、4−テトラハイ
ドロ無水フタル酸、4−メチル−△4−テトラハ
イドロ無水フタル酸等の酸無水物である。 これらは一種類のみでも、二種類以上の併用で
もよい。 また本発明で使用されるグリコール類として
は、エチレングリコール、プロピレングリコー
ル、ブタンジオール等のアルキレングリコール
類、シクロペンタンジオール、シクロヘキサンジ
オール等のシクロアルキレングリコール類、ブテ
ンジオール、オクテンジオール等のアルケニレン
グリコール類、ジエチレングリコール、ジプロピ
レングリコール、トリエチレングリコール、ポリ
エチレングリコール、ポリテトラメチレングリコ
ール等のポリアルキレングリコール類、ビスフエ
ノールAのエチレンオキシド付加物、水素化ビス
フエノールAのエチレンオキシド付加物等を例示
することができる。 更に、成分(b)(ロ)の脂環式二塩基性カルボン酸と
グリコール類との反応で得られる遊離カルボキシ
リル基を有する反応生成物としては、前記脂環式
二塩基性カルボン酸と前記グリコール類とを、カ
ルボン酸過剰モル比で反応させて得られる分子末
端にカルボキシル基を有するポリエステルであ
る。この脂環式二塩基性カルボン酸とグリコール
類との反応は、通常触媒の存在下又は不存在下に
80〜200℃で30分〜2時間加熱することにより行
われる。 さらにこれらの脂環式二塩基性カルボン酸とと
もに、本発明の効果を阻害しない範囲で他の二塩
基性カルボン酸、例えばアジピン酸、グルタル酸
等の脂肪族ジカルボン酸あるいはテレフタル酸、
フタル酸等の芳香族ジカルボン酸を併用して使用
してもよい。 又、(c)尿素類とは、尿素、チオ尿素、グアニル
尿素、メチル尿素、ジメチル尿素等を挙げること
ができるが工業的見地から尿素が好ましい。 本発明の方法によつて得られる水溶性熱硬化性
樹脂は、水溶液の状態で得られ、通常50重量%樹
脂固形分濃度水溶液の25℃における粘度が、5な
いし1000センチポイズ(以下cpと略す)のもの
であり、該粘度の極めて低いものは、紙用塗工組
成物としての樹脂の添加効果が低い傾向にあり、
また粘度の高いものは、調整した紙用塗工組成物
の粘度が高くなり一般的に好ましくない欠点を伴
うこともあるので、実用的には10ないし500cp、
特に好ましくは20〜200cpの該粘度範囲のものが
好んで用いられる。 次に各成分(a)、(b)、(c)及び(d)の反応方法につい
て述べる。本発明の樹脂は例えば成分(a)、(b)及び
(c)の反応生成物に(d)を反応させることにより製造
することができる。この成分(a)、(b)及び(c)の反応
は、任意の順序で反応させることができる。 まず第一に、成分(a)と(b)を反応させ、次に成分
(c)を反応させることができる。成分(a)と(b)の反応
は、温度120〜250℃、好ましくは180〜200℃で、
生成する水を系外に除去しながら2〜12時間行な
う。成分(a)のポリアルキレンポリアミン1モルに
対し、成分(b)中のカルボキシル基が0.4〜4当量、
好ましくは0.8〜8当量の比率で反応を行なう。
このようにして得られた脱水縮合反応生成物と、
成分(c)の尿素類との反応は、温度100〜180℃、好
ましくは、110〜160℃で、発生するアンモニアを
系外に除去しながら1〜6時間行なう。成分(c)の
使用量は、成分(a)中のアミノ基すなわち一級及び
二級アミノ基1当量に対し、1当量以下、好まし
くは、0.1〜0.8当量である。 別の方法として、まず成分(a)と(c)を反応させ、
次いで成分(b)を反応させ、更に成分(c)を反応させ
ることができる。成分(a)1モルに対し、成分(c)を
0.2〜1モル、好ましくは、0.3〜0.8モル使用し、
温度100〜180℃、好ましくは、110〜160℃で、1
〜6時間脱アンモニア反応を行なう。このように
して得られた反応生成物と成分(b)との反応は、温
度120〜250℃、好ましくは、180〜200℃で、生成
する水を系外に除去しながら、2〜12時間行な
う。成分(b)は、成分(a)1モルに対し、0.2〜2当
量、好ましくは、0.3〜1.8当量の範囲で用いられ
る。このようにして得られた成分(a),(b),(c)の反
応生成物に、更に再度成分(c)を反応させる工程
は、温度100〜180℃、好ましくは、110〜160℃で
1〜6時間行なわれる。成分(c)の使用量は、成分
(a)中の二級アミノ基1当量に対し、2当量以下、
好ましくは、0.1〜1.5当量の範囲である。 更に別の方法として、成分(a),(b),(c)を同時に
反応させ、得られた反応生成物に更に成分(c)を反
応させることもできる。最初の成分(a),(b),(c)の
反応は、温度100〜200℃、好ましくは、110〜180
℃で、発生するアンモニア及び水を系外に除去し
つつ2〜12時間行なわれる。この工程での各成分
の使用比率は、成分(a)1モルに対し、成分(b)のカ
ルボキシル基0.2〜2当量、好ましくは、0.8〜1.8
当量、成分(c)0.2〜1モル、好ましくは、0.3〜0.8
モルが適当である。このようにして得られた反応
生成物に更に成分(c)を反応させる工程は、温度
100〜180℃、好ましくは、110〜160℃で1〜6時
間行なわせる。成分(c)の使用量は、成分(a)の二級
アミノ基1当量に対し、2当量以下、好ましく
は、0.1〜1.5当量が適当である。 以上のような種々の方法で得られた成分(a),
(b),(c)の反応生成物は、いずれも水に溶解させた
後、ホルムアルデヒドと反応せしめる。反応は、
濃度20〜80重量%、好ましくは、30〜70重量%の
水溶液中で、PH7以下、好ましくはPH3.5〜6.5と
なるように酸、例えば塩酸、硫酸、りん酸、ギ
酸、酢酸等により調整した後、反応温度40〜80℃
で1〜10時間行なわれる。この反応は、上記の如
く酸性下で行なうが、あらかじめ反応液のPHが8
〜12といつたアルカリ性下で反応を行ない、つい
でPHを7以下、好ましくはPH3.5〜6.5に調整して
更に反応を続けることによつても本発明の目的物
を得ることができる。この場合アルカリ性下の反
応は、温度40〜80℃で0.5〜3時間、酸性下での
反応は温度40〜80℃で1〜10時間行なわれる。ホ
ルムアルデヒドの量は成分(c)1モルに対し、0.1
〜1.0モル、好ましくは0.2〜0.7モルが適当であ
る。反応終了後、必要ならば、苛性ソーダ、苛性
カリ等によりPHを6〜9に調整することにより本
発明の目的物を得る。 以上に詳説されたように、本発明の方法は、 (a) ポリアルキレンポリアミン (b) (イ)脂環式二塩基性カルボン酸および/又は (ロ) 脂環式二塩基性カルボン酸とグリコール類
との反応で得られる遊離カルボキシル基を有
する反応生成物 (c) 尿素類 (d) ホルムアルデヒド を反応せしめることにより達成せられ、得られる
熱硬化性樹脂を紙塗工用組樹脂として用いた場合
はすぐれたインキ受理性、耐水性を有し極めて有
用なものである。本発明の特徴は、二塩基性カル
ボン酸として、特定の二塩基性カルボン酸すなわ
ち脂環式の二塩基性カルボン酸を使用するところ
にあり、従来使用されていた脂肪族あるいは芳香
族二塩基性カルボン酸から得られる紙塗工用樹脂
に比し、本発明により得られる樹脂は飛躍的な性
能の向上が認められる。 次に本発明を実施例及び比較例により具体的に
説明する。以下において部及び%は、特に断わり
のない限りすべて重量基準を示すものである。 実施例 1 温度計、還流冷却器および撹拌棒を備えた四ツ
口フラスコにトリエチレンテトラミン58.5部
(0.4モル)と尿素12.0部(0.2モル)を仕込み内温
120〜140℃にて3時間加熱し脱アンモニア反応を
行つた。その後ヘキサハイドロフタル酸34.4部
(0.2モル)を仕込み内温を150〜160℃にて5時
間、脱水アミド化反応を行つた。その後内温を
130℃に冷却し、尿素48.0部(0.8モル)を仕込み
温度120℃〜130℃で2時間脱アンモニア反応を行
つた。その後100℃まで冷却し水加えて50%水溶
液とした。次いで37%ホルマリン32.4部(0.4モ
ル)を加え、70%硫酸で系のPHを5.1に合わせた。 これを60℃に昇温し5時間反応させた後、冷却
し28%苛性ソーダ水溶液にて中和し製品PH=7.1、
濃度48.5%、粘度45cp(センチポイズを表わす。
以下略。)の樹脂液を得た。これを樹脂液Aと称
す。 実施例 2 実施例1と同様の容器にトリエチレンテトラミ
ン58.5部(0.4モル)と尿素2.0部(0.2モル)を仕
込み内温120〜140℃にて3時間加熱し、脱アンモ
ニア反応を行つた。その後テトラハイドロ無水フ
タル酸30.4部(0.2モル)を仕込み、内温150〜
160℃にて5時間脱水アミド化応を行つた。その
後内温を130℃に冷却し、尿素48部(0.8モル)を
仕込み、温度120〜1130℃で2時間、脱アンモニ
ア反応を行つた。その後100℃まで冷却し、水を
加えて50%水溶液とした。次いで37%ホルマリン
32.4部(0.4モル)を加え70%硫酸で系のPHを5.0
に合わせた。 これを60℃に昇温し4時間反応させた後、冷却
し28%苛性ソーダ水溶液にて中和し製品PH=
7.34、濃度49.0%、粘度52.1cpの樹脂液を得た。
これを樹脂液Bと称す。 実施例 3 実施例1と同様の容器にテトラエチレンペンタ
ミン75.7部(0.4モル)と尿素12.0部(0.2モル)
を仕込み内温120〜140℃にて3時間加熱し、脱ア
ンモニア反応を行つた。その後テトラハイドロ無
水フタル酸30.4部(0.2モル)を仕込み内温150〜
160℃にて5時間、脱水アミド化反応を行つた。
その後内温を130℃に冷却し尿素24.0部(0.4モ
ル)を仕込み、温度120〜30℃で2時間の脱アン
モニア反応を行つた。 その後100℃まで冷却し、水を加えて50%水溶
液とした。ついで37%ホルマリン16.2部(0.2モ
ル相当)を加え、70%硫酸にて系のPHを5.15に合
わせた。これを60℃に昇温し4時間反応させた。
その後冷却し、28%苛性ソーダ水溶液で中和し、
製品PH=7.23、粘度79.5cpの樹脂液を得た。これ
を樹脂液Cと称す。 実施例 4 実施例1と同様の容器にトリエチレンテトラミ
ン58.5部(0.4モル)と尿素12.0部(0.2モル)を
仕込み内温120〜140℃にて3時間加熱し、脱アン
モニア反応を行つた。その後HN−2200(日立化
成工業(株)社製、脂環式酸無水物、下式) 33.2部(0.2モル)を仕込み内温150〜160℃にて
5時間、脱水アミド化反応を行つた。その後内温
を130℃に冷却し尿素12.0部(0.2モル)を仕込
み、温度120〜130℃で2時間の脱アンモニア反応
を行つた。その後100℃まで冷却し、水を加えて
50%水溶液とした。ついで37%ホルマリン8.1部
(0.1モル相当)を加え、70%硫酸にて系のPHを
5.0に合わせ、これを60に昇温し、60℃で4時間
反応させた。その後冷却し、28%苛性ソーダ水溶
液で中和し製品とした。製品PH=7.06、粘度
52.0cp、濃度50.1%の樹脂液を得た。これを樹脂
液Dと称す。 実施例 5 実施例1と同様の容器にエチレングリコール
12.4部(0.2モル)とテトラハイドロ無水フタル
酸60.8部(0.4モル)を仕込み140℃で2時間加熱
し、遊離カルボキシル基を有する反応生成物を得
た。これに更に尿素12.0部(0.2モル)を仕込み
110〜120℃下で撹拌しつつトリエチレントラミン
58.5部(0.4モル)を加えた。 これを150℃で5時間脱アンモニア反応及び脱
水アミド化反応をさせた。これを130℃まで冷却
し更に尿素12.0部(0.2モル)を加え、温度120〜
130℃で2時間脱アンモニア反応させた。その後
100℃まで冷却し、水を加えて50%水溶液とした。
次いで37%ホルマリン8.1部(0.1モル)を加え、
70%硫酸にて系のPHを5.0に合わせ、これを60℃
に昇温し、4時間反応させた。その後、冷却し28
%苛性ソーダ水溶液で中和し製品とした。 製品PH=7.23、粘度43cpの樹脂液を得た。これ
を樹脂液Eと称す。 実施例 6 実施例1と同様の容器にトリエチレンテトラミ
ン29.2部(0.2モル)を仕込み、これにヘキサハ
イドロ無水フタル酸を30.8部(0.2モル)を加え
て昇温し、150〜155℃で脱水アミド化を行つた。
次いで130℃まで冷却し、尿素12部(0.2モル)を
仕込み、125〜130℃で2時間、脱アンモニア反応
を行つた。次いでこれを60℃まで冷却し、水を仕
込んで希釈し50%水溶液とした。次いで37%ホル
マリンを8.1部(0.1モル)加え、70%硫酸で系の
PHを5.0に合わせ、60〜65℃で4時間反応させた。 反応後28%苛性ソーダ水溶液で中和し製品PH=
7.2とした。製品は濃度47.9%、粘度36cpの樹脂
液を得た。これを樹脂液Fと称す。 実施例 7 実施例1に準じトリエチレンテトラミン58.5部
(0.4モル)およびテトラハイドロ無水フタル酸
30.4部(0.2モル)更に尿素12部(0.2モル)を同
時に仕込み昇温し150〜155℃で5時間脱水アミド
化、脱アンモニア反応を同時に行つた。次いで
130℃まで冷却し、更に尿素12部(0.2モル)を仕
込み、125〜130℃で2時間の脱アンモニア反応を
行つた。これに水を加えて希釈し濃度50%の水溶
液とした。次いで37%ホルマリン8.1部(0.1モ
ル)を加え、70%硫酸で系のPHを5.0に合わせ、
これを60〜65℃で4時間反応させた。 その後冷却し28%苛性ソーダ水溶液で中和し製
品とした。 製品PH=7.42、粘度32cpの樹脂液を得た。これ
を樹脂液Gと称す。 実施例 8 実施例5と同様にトリエチレンテトラミン58.5
部(0.4モル)と尿素12部(0.2モル)を仕込み、
145〜150℃で脱アンモニア反応を4時間行つた。
また別の容器でテトラハイドロ無水フタル酸60.8
部(0.4モル)とプロピレングリコール15.2部
(0.2モル)を混合し、140〜150℃で2時間加熱し
ポリエステルを得た。このポリエステルを全量前
述の脱アンモニア反応を終えた容器中に仕込み、
内温を150〜155℃で4時間加熱して脱水、脱アン
モニア反応を行つた。次いで130℃まで冷却し、
尿素12部(0.2モル)を加えて125〜130℃で2時
間脱アンモニア反応を行つた。その後水を加えて
50%水溶液とし37%ホルマリン8.1部(0.1モル)
を加えて70%硫酸にてPHを5.1に合わせ、60〜65
℃で4時間反応させ、これを冷却し28%苛性ソー
ダ水溶液にて中和して製品とした。 製品PH=7.51、粘度47cpの樹脂液を得た。これ
を樹脂液Hと称す。 比較例 1 実施例1に従い、実施例1のヘキサハイドロ無
水フタル酸の替わりに、無水フタル酸を29.6部
(0.2モル)使用した以外はすべて、同一の原料、
同一条件で合成し最終的に製品PH=7.2、粘度
44cpの樹脂液を得た。 これを樹脂液と称す。 比較例 2 実施例1に従い、実施例1のヘキサハイドロ無
水フタル酸の替わりに、アジピン酸を29.2部
(0.2モル)使用した以外はすべて同一原料、同一
条件で合成し、最終的に製品PH=7.01、粘度66cp
の樹脂液を得た。 これを樹脂液Jと称す。 比較例 3 実施例5に準じ、まずアジピン酸58.5部(0.4
モル)とエチレングリコール12.4部(0.2モル)
とから160〜180℃で3時間加熱し、脱水エステル
化させ末端にカルボキシル基を有するポリエステ
ルを得た。これに更に尿素12.0部(0.2モル)を
加え、110〜120℃で撹拌しつつトリエチレンテト
ラミン58.5部(0.4モル)を加えた。これを150℃
で5時間脱アンモニアおよび脱水アミド化反応を
行つた。これを130℃に冷却し尿素12.0部(0.2モ
ル)を加え、温度120〜130℃で2時間脱アンモニ
ア反応をさせた。その後水を加えて50%水溶液と
した。次いで37%ホルマリン8.1部(0.1モル)を
加え、70%硫酸にて系のPHを4.8に合わせ、これ
を60℃に昇温し、4時間反応させた。その後冷却
し28%苛性ソーダ水溶液で中和し、製品とした。
製品PH=7.25、粘度96cpの樹脂液を得た。これを
樹脂液Kと称す。 応用例 実施例1〜8、比較例1〜3で得た熱硬化性樹
脂水溶液およびスミレーズレジン613(住友化学工
業社、メラミン/ホルマリン樹脂)を用いて第一
表の配合による紙用塗工組成物を調整した。
樹脂の製造法に関するものである。 <従来の技術> 従来より顔料、接着剤、分散剤およびその他の
助剤からなる種々の紙用塗工組成物に対して耐水
性を付与する目的で、あるいはインキ受理性を向
上させる目的で、メラミン−ホルムアルデヒド樹
脂、尿素−ホルムアルデヒド樹脂もしくはポリア
ミド−尿素−ホルムアルデヒド樹脂などのホルム
アルデヒド系樹脂を使用することは公知である
(例えば、特公昭44−11667、特公昭59−32597)。 <発明が解決しようとしている問題点> しかしながら、前者のホルムアルデヒド系樹脂
にあつては塗工紙から有害なホルムアルデヒドが
発生するし、後者樹脂にあつては有害成分の発生
は、少ないものの、近年、塗工紙のインキ受理
性、耐水性等の品質に対する要求の高度化に伴
い、それらの要求に対処しきれなくなつている。
従つて本発明は従来にない優れた耐水性、インキ
受理性を発現する紙塗工用樹脂として有用な熱硬
化性樹脂の製造法を提供するものである。 <問題点を解決するための手段> 本発明者らは特に耐水効果ならびにインキ受理
性にすぐれ、しかも塗工紙よりホルムアルデヒド
などの悪臭の発生の少ない紙塗工用樹脂を得るべ
く鋭意検討した結果、本発明を完成させるに至つ
た。 すなわち本発明は、 (a) ポリアルキレンンポリアミン、 (b) (イ) 脂環式二塩基性カルボン酸および/また
は (ロ) 脂環式二塩基性カルボン酸とグリコール類
との反応で得られる遊離カルボキシル基を有
する反応生成物、 (c) 尿素類、および (d) ホルムアルデヒド を反応せしめることを特徴とする紙塗工用樹脂と
して有用な熱硬化性樹脂の製造方法を提供するも
のである。 本発明において使用される成分(a)のポリアルキ
レンポリアミンとは、分子中に2個の一級アミノ
基および少なくとも1個の二級アミノ基を有する
化合物であり、例えばジエチレントリアミン、ト
リエチレンテトラミン、テトラエチレンペンタミ
ン、イミノビスプロピルアミン、3−アザヘキサ
ン、1,6−ジアミン、4,7−ジアザデカン−
1,10−ジアミン等が挙げられる。これらポリア
ルキレンポリアミンは一種のみならず二種以上の
混合物としても用いることができる。また、エチ
レンジアミン、プロピレンジアミン等の脂肪族ジ
アミンを本発明の目的を阻害しない範囲で、上記
ポリアルキレンポリアミンと併用することを何ら
妨げるものではない。 本発明に使用される成分(b)(イ)の脂環式二塩基性
カルボン酸とは、分子中に2個のカルボキシル基
を有する化合物、あるいはそれらのエステル類、
さらにはそれらの酸無水物も包含して総称するも
のであつて、かかる脂環式二塩基性カルボン酸の
代表的なものには次の様なものがある。 テトラハイドロフタル酸、ヘキサハイドロフタ
ル酸、シクロヘキサン−1,4−ジカルボン酸、
4−メチルテトラハイドロフタル酸等のカルボン
酸、およびこれらのエステル類、テトラハイドロ
無水フタル酸、ヘキサハイドロ無水フタル酸、4
−メチルテトラハイドロ無水フタル酸、4−メチ
ルヘキサハイドロ無水フタル酸、4−テトラハイ
ドロ無水フタル酸、4−メチル−△4−テトラハ
イドロ無水フタル酸等の酸無水物である。 これらは一種類のみでも、二種類以上の併用で
もよい。 また本発明で使用されるグリコール類として
は、エチレングリコール、プロピレングリコー
ル、ブタンジオール等のアルキレングリコール
類、シクロペンタンジオール、シクロヘキサンジ
オール等のシクロアルキレングリコール類、ブテ
ンジオール、オクテンジオール等のアルケニレン
グリコール類、ジエチレングリコール、ジプロピ
レングリコール、トリエチレングリコール、ポリ
エチレングリコール、ポリテトラメチレングリコ
ール等のポリアルキレングリコール類、ビスフエ
ノールAのエチレンオキシド付加物、水素化ビス
フエノールAのエチレンオキシド付加物等を例示
することができる。 更に、成分(b)(ロ)の脂環式二塩基性カルボン酸と
グリコール類との反応で得られる遊離カルボキシ
リル基を有する反応生成物としては、前記脂環式
二塩基性カルボン酸と前記グリコール類とを、カ
ルボン酸過剰モル比で反応させて得られる分子末
端にカルボキシル基を有するポリエステルであ
る。この脂環式二塩基性カルボン酸とグリコール
類との反応は、通常触媒の存在下又は不存在下に
80〜200℃で30分〜2時間加熱することにより行
われる。 さらにこれらの脂環式二塩基性カルボン酸とと
もに、本発明の効果を阻害しない範囲で他の二塩
基性カルボン酸、例えばアジピン酸、グルタル酸
等の脂肪族ジカルボン酸あるいはテレフタル酸、
フタル酸等の芳香族ジカルボン酸を併用して使用
してもよい。 又、(c)尿素類とは、尿素、チオ尿素、グアニル
尿素、メチル尿素、ジメチル尿素等を挙げること
ができるが工業的見地から尿素が好ましい。 本発明の方法によつて得られる水溶性熱硬化性
樹脂は、水溶液の状態で得られ、通常50重量%樹
脂固形分濃度水溶液の25℃における粘度が、5な
いし1000センチポイズ(以下cpと略す)のもの
であり、該粘度の極めて低いものは、紙用塗工組
成物としての樹脂の添加効果が低い傾向にあり、
また粘度の高いものは、調整した紙用塗工組成物
の粘度が高くなり一般的に好ましくない欠点を伴
うこともあるので、実用的には10ないし500cp、
特に好ましくは20〜200cpの該粘度範囲のものが
好んで用いられる。 次に各成分(a)、(b)、(c)及び(d)の反応方法につい
て述べる。本発明の樹脂は例えば成分(a)、(b)及び
(c)の反応生成物に(d)を反応させることにより製造
することができる。この成分(a)、(b)及び(c)の反応
は、任意の順序で反応させることができる。 まず第一に、成分(a)と(b)を反応させ、次に成分
(c)を反応させることができる。成分(a)と(b)の反応
は、温度120〜250℃、好ましくは180〜200℃で、
生成する水を系外に除去しながら2〜12時間行な
う。成分(a)のポリアルキレンポリアミン1モルに
対し、成分(b)中のカルボキシル基が0.4〜4当量、
好ましくは0.8〜8当量の比率で反応を行なう。
このようにして得られた脱水縮合反応生成物と、
成分(c)の尿素類との反応は、温度100〜180℃、好
ましくは、110〜160℃で、発生するアンモニアを
系外に除去しながら1〜6時間行なう。成分(c)の
使用量は、成分(a)中のアミノ基すなわち一級及び
二級アミノ基1当量に対し、1当量以下、好まし
くは、0.1〜0.8当量である。 別の方法として、まず成分(a)と(c)を反応させ、
次いで成分(b)を反応させ、更に成分(c)を反応させ
ることができる。成分(a)1モルに対し、成分(c)を
0.2〜1モル、好ましくは、0.3〜0.8モル使用し、
温度100〜180℃、好ましくは、110〜160℃で、1
〜6時間脱アンモニア反応を行なう。このように
して得られた反応生成物と成分(b)との反応は、温
度120〜250℃、好ましくは、180〜200℃で、生成
する水を系外に除去しながら、2〜12時間行な
う。成分(b)は、成分(a)1モルに対し、0.2〜2当
量、好ましくは、0.3〜1.8当量の範囲で用いられ
る。このようにして得られた成分(a),(b),(c)の反
応生成物に、更に再度成分(c)を反応させる工程
は、温度100〜180℃、好ましくは、110〜160℃で
1〜6時間行なわれる。成分(c)の使用量は、成分
(a)中の二級アミノ基1当量に対し、2当量以下、
好ましくは、0.1〜1.5当量の範囲である。 更に別の方法として、成分(a),(b),(c)を同時に
反応させ、得られた反応生成物に更に成分(c)を反
応させることもできる。最初の成分(a),(b),(c)の
反応は、温度100〜200℃、好ましくは、110〜180
℃で、発生するアンモニア及び水を系外に除去し
つつ2〜12時間行なわれる。この工程での各成分
の使用比率は、成分(a)1モルに対し、成分(b)のカ
ルボキシル基0.2〜2当量、好ましくは、0.8〜1.8
当量、成分(c)0.2〜1モル、好ましくは、0.3〜0.8
モルが適当である。このようにして得られた反応
生成物に更に成分(c)を反応させる工程は、温度
100〜180℃、好ましくは、110〜160℃で1〜6時
間行なわせる。成分(c)の使用量は、成分(a)の二級
アミノ基1当量に対し、2当量以下、好ましく
は、0.1〜1.5当量が適当である。 以上のような種々の方法で得られた成分(a),
(b),(c)の反応生成物は、いずれも水に溶解させた
後、ホルムアルデヒドと反応せしめる。反応は、
濃度20〜80重量%、好ましくは、30〜70重量%の
水溶液中で、PH7以下、好ましくはPH3.5〜6.5と
なるように酸、例えば塩酸、硫酸、りん酸、ギ
酸、酢酸等により調整した後、反応温度40〜80℃
で1〜10時間行なわれる。この反応は、上記の如
く酸性下で行なうが、あらかじめ反応液のPHが8
〜12といつたアルカリ性下で反応を行ない、つい
でPHを7以下、好ましくはPH3.5〜6.5に調整して
更に反応を続けることによつても本発明の目的物
を得ることができる。この場合アルカリ性下の反
応は、温度40〜80℃で0.5〜3時間、酸性下での
反応は温度40〜80℃で1〜10時間行なわれる。ホ
ルムアルデヒドの量は成分(c)1モルに対し、0.1
〜1.0モル、好ましくは0.2〜0.7モルが適当であ
る。反応終了後、必要ならば、苛性ソーダ、苛性
カリ等によりPHを6〜9に調整することにより本
発明の目的物を得る。 以上に詳説されたように、本発明の方法は、 (a) ポリアルキレンポリアミン (b) (イ)脂環式二塩基性カルボン酸および/又は (ロ) 脂環式二塩基性カルボン酸とグリコール類
との反応で得られる遊離カルボキシル基を有
する反応生成物 (c) 尿素類 (d) ホルムアルデヒド を反応せしめることにより達成せられ、得られる
熱硬化性樹脂を紙塗工用組樹脂として用いた場合
はすぐれたインキ受理性、耐水性を有し極めて有
用なものである。本発明の特徴は、二塩基性カル
ボン酸として、特定の二塩基性カルボン酸すなわ
ち脂環式の二塩基性カルボン酸を使用するところ
にあり、従来使用されていた脂肪族あるいは芳香
族二塩基性カルボン酸から得られる紙塗工用樹脂
に比し、本発明により得られる樹脂は飛躍的な性
能の向上が認められる。 次に本発明を実施例及び比較例により具体的に
説明する。以下において部及び%は、特に断わり
のない限りすべて重量基準を示すものである。 実施例 1 温度計、還流冷却器および撹拌棒を備えた四ツ
口フラスコにトリエチレンテトラミン58.5部
(0.4モル)と尿素12.0部(0.2モル)を仕込み内温
120〜140℃にて3時間加熱し脱アンモニア反応を
行つた。その後ヘキサハイドロフタル酸34.4部
(0.2モル)を仕込み内温を150〜160℃にて5時
間、脱水アミド化反応を行つた。その後内温を
130℃に冷却し、尿素48.0部(0.8モル)を仕込み
温度120℃〜130℃で2時間脱アンモニア反応を行
つた。その後100℃まで冷却し水加えて50%水溶
液とした。次いで37%ホルマリン32.4部(0.4モ
ル)を加え、70%硫酸で系のPHを5.1に合わせた。 これを60℃に昇温し5時間反応させた後、冷却
し28%苛性ソーダ水溶液にて中和し製品PH=7.1、
濃度48.5%、粘度45cp(センチポイズを表わす。
以下略。)の樹脂液を得た。これを樹脂液Aと称
す。 実施例 2 実施例1と同様の容器にトリエチレンテトラミ
ン58.5部(0.4モル)と尿素2.0部(0.2モル)を仕
込み内温120〜140℃にて3時間加熱し、脱アンモ
ニア反応を行つた。その後テトラハイドロ無水フ
タル酸30.4部(0.2モル)を仕込み、内温150〜
160℃にて5時間脱水アミド化応を行つた。その
後内温を130℃に冷却し、尿素48部(0.8モル)を
仕込み、温度120〜1130℃で2時間、脱アンモニ
ア反応を行つた。その後100℃まで冷却し、水を
加えて50%水溶液とした。次いで37%ホルマリン
32.4部(0.4モル)を加え70%硫酸で系のPHを5.0
に合わせた。 これを60℃に昇温し4時間反応させた後、冷却
し28%苛性ソーダ水溶液にて中和し製品PH=
7.34、濃度49.0%、粘度52.1cpの樹脂液を得た。
これを樹脂液Bと称す。 実施例 3 実施例1と同様の容器にテトラエチレンペンタ
ミン75.7部(0.4モル)と尿素12.0部(0.2モル)
を仕込み内温120〜140℃にて3時間加熱し、脱ア
ンモニア反応を行つた。その後テトラハイドロ無
水フタル酸30.4部(0.2モル)を仕込み内温150〜
160℃にて5時間、脱水アミド化反応を行つた。
その後内温を130℃に冷却し尿素24.0部(0.4モ
ル)を仕込み、温度120〜30℃で2時間の脱アン
モニア反応を行つた。 その後100℃まで冷却し、水を加えて50%水溶
液とした。ついで37%ホルマリン16.2部(0.2モ
ル相当)を加え、70%硫酸にて系のPHを5.15に合
わせた。これを60℃に昇温し4時間反応させた。
その後冷却し、28%苛性ソーダ水溶液で中和し、
製品PH=7.23、粘度79.5cpの樹脂液を得た。これ
を樹脂液Cと称す。 実施例 4 実施例1と同様の容器にトリエチレンテトラミ
ン58.5部(0.4モル)と尿素12.0部(0.2モル)を
仕込み内温120〜140℃にて3時間加熱し、脱アン
モニア反応を行つた。その後HN−2200(日立化
成工業(株)社製、脂環式酸無水物、下式) 33.2部(0.2モル)を仕込み内温150〜160℃にて
5時間、脱水アミド化反応を行つた。その後内温
を130℃に冷却し尿素12.0部(0.2モル)を仕込
み、温度120〜130℃で2時間の脱アンモニア反応
を行つた。その後100℃まで冷却し、水を加えて
50%水溶液とした。ついで37%ホルマリン8.1部
(0.1モル相当)を加え、70%硫酸にて系のPHを
5.0に合わせ、これを60に昇温し、60℃で4時間
反応させた。その後冷却し、28%苛性ソーダ水溶
液で中和し製品とした。製品PH=7.06、粘度
52.0cp、濃度50.1%の樹脂液を得た。これを樹脂
液Dと称す。 実施例 5 実施例1と同様の容器にエチレングリコール
12.4部(0.2モル)とテトラハイドロ無水フタル
酸60.8部(0.4モル)を仕込み140℃で2時間加熱
し、遊離カルボキシル基を有する反応生成物を得
た。これに更に尿素12.0部(0.2モル)を仕込み
110〜120℃下で撹拌しつつトリエチレントラミン
58.5部(0.4モル)を加えた。 これを150℃で5時間脱アンモニア反応及び脱
水アミド化反応をさせた。これを130℃まで冷却
し更に尿素12.0部(0.2モル)を加え、温度120〜
130℃で2時間脱アンモニア反応させた。その後
100℃まで冷却し、水を加えて50%水溶液とした。
次いで37%ホルマリン8.1部(0.1モル)を加え、
70%硫酸にて系のPHを5.0に合わせ、これを60℃
に昇温し、4時間反応させた。その後、冷却し28
%苛性ソーダ水溶液で中和し製品とした。 製品PH=7.23、粘度43cpの樹脂液を得た。これ
を樹脂液Eと称す。 実施例 6 実施例1と同様の容器にトリエチレンテトラミ
ン29.2部(0.2モル)を仕込み、これにヘキサハ
イドロ無水フタル酸を30.8部(0.2モル)を加え
て昇温し、150〜155℃で脱水アミド化を行つた。
次いで130℃まで冷却し、尿素12部(0.2モル)を
仕込み、125〜130℃で2時間、脱アンモニア反応
を行つた。次いでこれを60℃まで冷却し、水を仕
込んで希釈し50%水溶液とした。次いで37%ホル
マリンを8.1部(0.1モル)加え、70%硫酸で系の
PHを5.0に合わせ、60〜65℃で4時間反応させた。 反応後28%苛性ソーダ水溶液で中和し製品PH=
7.2とした。製品は濃度47.9%、粘度36cpの樹脂
液を得た。これを樹脂液Fと称す。 実施例 7 実施例1に準じトリエチレンテトラミン58.5部
(0.4モル)およびテトラハイドロ無水フタル酸
30.4部(0.2モル)更に尿素12部(0.2モル)を同
時に仕込み昇温し150〜155℃で5時間脱水アミド
化、脱アンモニア反応を同時に行つた。次いで
130℃まで冷却し、更に尿素12部(0.2モル)を仕
込み、125〜130℃で2時間の脱アンモニア反応を
行つた。これに水を加えて希釈し濃度50%の水溶
液とした。次いで37%ホルマリン8.1部(0.1モ
ル)を加え、70%硫酸で系のPHを5.0に合わせ、
これを60〜65℃で4時間反応させた。 その後冷却し28%苛性ソーダ水溶液で中和し製
品とした。 製品PH=7.42、粘度32cpの樹脂液を得た。これ
を樹脂液Gと称す。 実施例 8 実施例5と同様にトリエチレンテトラミン58.5
部(0.4モル)と尿素12部(0.2モル)を仕込み、
145〜150℃で脱アンモニア反応を4時間行つた。
また別の容器でテトラハイドロ無水フタル酸60.8
部(0.4モル)とプロピレングリコール15.2部
(0.2モル)を混合し、140〜150℃で2時間加熱し
ポリエステルを得た。このポリエステルを全量前
述の脱アンモニア反応を終えた容器中に仕込み、
内温を150〜155℃で4時間加熱して脱水、脱アン
モニア反応を行つた。次いで130℃まで冷却し、
尿素12部(0.2モル)を加えて125〜130℃で2時
間脱アンモニア反応を行つた。その後水を加えて
50%水溶液とし37%ホルマリン8.1部(0.1モル)
を加えて70%硫酸にてPHを5.1に合わせ、60〜65
℃で4時間反応させ、これを冷却し28%苛性ソー
ダ水溶液にて中和して製品とした。 製品PH=7.51、粘度47cpの樹脂液を得た。これ
を樹脂液Hと称す。 比較例 1 実施例1に従い、実施例1のヘキサハイドロ無
水フタル酸の替わりに、無水フタル酸を29.6部
(0.2モル)使用した以外はすべて、同一の原料、
同一条件で合成し最終的に製品PH=7.2、粘度
44cpの樹脂液を得た。 これを樹脂液と称す。 比較例 2 実施例1に従い、実施例1のヘキサハイドロ無
水フタル酸の替わりに、アジピン酸を29.2部
(0.2モル)使用した以外はすべて同一原料、同一
条件で合成し、最終的に製品PH=7.01、粘度66cp
の樹脂液を得た。 これを樹脂液Jと称す。 比較例 3 実施例5に準じ、まずアジピン酸58.5部(0.4
モル)とエチレングリコール12.4部(0.2モル)
とから160〜180℃で3時間加熱し、脱水エステル
化させ末端にカルボキシル基を有するポリエステ
ルを得た。これに更に尿素12.0部(0.2モル)を
加え、110〜120℃で撹拌しつつトリエチレンテト
ラミン58.5部(0.4モル)を加えた。これを150℃
で5時間脱アンモニアおよび脱水アミド化反応を
行つた。これを130℃に冷却し尿素12.0部(0.2モ
ル)を加え、温度120〜130℃で2時間脱アンモニ
ア反応をさせた。その後水を加えて50%水溶液と
した。次いで37%ホルマリン8.1部(0.1モル)を
加え、70%硫酸にて系のPHを4.8に合わせ、これ
を60℃に昇温し、4時間反応させた。その後冷却
し28%苛性ソーダ水溶液で中和し、製品とした。
製品PH=7.25、粘度96cpの樹脂液を得た。これを
樹脂液Kと称す。 応用例 実施例1〜8、比較例1〜3で得た熱硬化性樹
脂水溶液およびスミレーズレジン613(住友化学工
業社、メラミン/ホルマリン樹脂)を用いて第一
表の配合による紙用塗工組成物を調整した。
【表】
調整した紙用塗工組成物は、総固形分が60%、
PHが約8.5となるように各々水と10%苛性ソーダ
水溶液にて調整した後、ワイヤーロツドを用いて
米坪量80g/m2の上質紙上に、塗工量が14g/m2
となるように片面塗布した。塗布後直ちに120℃
にて30秒間熱風乾燥せしめ、次いで20℃、65%
RHにて16時間調湿した後、温度60℃、線圧60
Kg/cmの条件にて2回スーパーカレンダー処理し
て、塗工紙を得た。こうして得た塗工紙を、耐水
性、インキ受理性、ホルムアルデヒド定量の試験
に供した。試験結果を実施例1〜8として第二表
に示した。 なお試験方法は下記のとおりである。 〇 耐水性 (イ) ウエツトラブ法 コート面上にイオン交換水を約0.1ml滴下し、
指先で7回摩擦し、溶出分を黒紙に移行させて溶
出量を肉眼で判定した。 判定基準は次のように行つた。 耐水性(劣)1〜5(優) (ロ) ウエツトピツク法 RI試験機を使用し、コート面を給水ロールで
湿潤させた後印刷し、紙むけ状態を肉眼で観察し
て耐水性(劣)1〜5(優)の判定を行つた。 〇 インキ受理性 (イ) A法 RI試験機(明製作所)を使用して塗工面を給
水ロールにて湿潤させた後に印刷し、インキの受
理性を観察した。 インキ受理性(劣)1〜5(優)とする。 (ロ) B法 RI試験機を使用して、インキに水を練り込み
ながら印刷し、インキ受理性を観察した。 インキ受理性(劣)1〜5(優)とする。 〇 ホルムアルデヒドの定量 JIS−L1041−1976液相抽出法(2)アセチルアセ
トン法(A法)に準じコート紙試料2.5gを採取
し、定量した。
PHが約8.5となるように各々水と10%苛性ソーダ
水溶液にて調整した後、ワイヤーロツドを用いて
米坪量80g/m2の上質紙上に、塗工量が14g/m2
となるように片面塗布した。塗布後直ちに120℃
にて30秒間熱風乾燥せしめ、次いで20℃、65%
RHにて16時間調湿した後、温度60℃、線圧60
Kg/cmの条件にて2回スーパーカレンダー処理し
て、塗工紙を得た。こうして得た塗工紙を、耐水
性、インキ受理性、ホルムアルデヒド定量の試験
に供した。試験結果を実施例1〜8として第二表
に示した。 なお試験方法は下記のとおりである。 〇 耐水性 (イ) ウエツトラブ法 コート面上にイオン交換水を約0.1ml滴下し、
指先で7回摩擦し、溶出分を黒紙に移行させて溶
出量を肉眼で判定した。 判定基準は次のように行つた。 耐水性(劣)1〜5(優) (ロ) ウエツトピツク法 RI試験機を使用し、コート面を給水ロールで
湿潤させた後印刷し、紙むけ状態を肉眼で観察し
て耐水性(劣)1〜5(優)の判定を行つた。 〇 インキ受理性 (イ) A法 RI試験機(明製作所)を使用して塗工面を給
水ロールにて湿潤させた後に印刷し、インキの受
理性を観察した。 インキ受理性(劣)1〜5(優)とする。 (ロ) B法 RI試験機を使用して、インキに水を練り込み
ながら印刷し、インキ受理性を観察した。 インキ受理性(劣)1〜5(優)とする。 〇 ホルムアルデヒドの定量 JIS−L1041−1976液相抽出法(2)アセチルアセ
トン法(A法)に準じコート紙試料2.5gを採取
し、定量した。
【表】
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 (a) ポリアルキレンポリアミン、 (b) (イ) 脂環式二塩基性カルボン酸および/また
は (ロ) 脂環式二塩基性カルボン酸とグリコール類
との反応で得られる遊離カルボキシル基を有
する反応生成物、 (c) 尿素類、および (d) ホルムアルデヒド を反応せしめることを特徴とする熱硬化性樹脂の
製造方法。
Priority Applications (9)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP24240685A JPS62101621A (ja) | 1985-10-29 | 1985-10-29 | 熱硬化性樹脂の製造方法 |
| DE8686308345T DE3686547T2 (de) | 1985-10-28 | 1986-10-27 | Herstellung von harnstoff-polyaminharzen fuer papierbekleidungszusammensetzungen. |
| EP86308345A EP0220960B1 (en) | 1985-10-28 | 1986-10-27 | Production of urea-polyamine resins for paper coating compositions |
| FI864343A FI92596C (fi) | 1985-10-28 | 1986-10-27 | Menetelmä hartsin valmistamiseksi paperin päällystämistä varten |
| CA000521520A CA1278898C (en) | 1985-10-28 | 1986-10-27 | Process for producing resin for paper coating |
| AU64470/86A AU591526B2 (en) | 1985-10-28 | 1986-10-28 | Process for producing resin for paper coating |
| US07/586,339 US5034501A (en) | 1985-10-28 | 1990-09-18 | Process for producing resin for paper coating |
| US07/700,944 US5114758A (en) | 1985-10-28 | 1991-03-13 | Process for producing resin for paper coating |
| US07/748,723 US5158611A (en) | 1985-10-28 | 1991-08-22 | Paper coating composition |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP24240685A JPS62101621A (ja) | 1985-10-29 | 1985-10-29 | 熱硬化性樹脂の製造方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS62101621A JPS62101621A (ja) | 1987-05-12 |
| JPH0455603B2 true JPH0455603B2 (ja) | 1992-09-03 |
Family
ID=17088662
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP24240685A Granted JPS62101621A (ja) | 1985-10-28 | 1985-10-29 | 熱硬化性樹脂の製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS62101621A (ja) |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5628929A (en) * | 1979-08-17 | 1981-03-23 | Koichi Honma | Anchor of underwater-driven type |
| JPS5932597A (ja) * | 1982-08-18 | 1984-02-22 | 株式会社日立製作所 | 航空機の機種・機体定位置判定装置 |
-
1985
- 1985-10-29 JP JP24240685A patent/JPS62101621A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS62101621A (ja) | 1987-05-12 |
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