JPH0455615B2 - - Google Patents

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JPH0455615B2
JPH0455615B2 JP61153478A JP15347886A JPH0455615B2 JP H0455615 B2 JPH0455615 B2 JP H0455615B2 JP 61153478 A JP61153478 A JP 61153478A JP 15347886 A JP15347886 A JP 15347886A JP H0455615 B2 JPH0455615 B2 JP H0455615B2
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JP
Japan
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colloidal silica
coating composition
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organosilicon compound
coating
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Kunio Sasaki
Takatoshi Negishi
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Hoya Corp
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  • Coating Of Shaped Articles Made Of Macromolecular Substances (AREA)
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Description

【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野) 本発明は眼鏡プラスチツクレンズ用コーテイン
グ組成物に関する。 (従来の技術及びその問題点) 近年プラスチツクレンズは、その軽量性、耐衝
撃性等の理由より急速に普及しはじめている。特
に、ジエチレングリコールビスアリルカーボネー
ト重合体(以下CR−39と略す)は、サングラス
レンズのみならず、視力補正用レンズとして広く
普及している。しかしながらプラスチツクレンズ
は、ガラスレンズにくらべると傷がつきやすいと
いう欠点がある。 そこでこのようなプラスチツクレンズの欠点を
改良するため、プラスチツクレンズの表面に硬度
の高いケイ素化合物、例えばクラーク樹脂として
知られている、コロイダルシリカとCH3−Si(―
OH)3との混合物を塗布し、加熱硬化することが
行なわれており(米国特許第3986997号公報参
照)、この方法により得られたコーテイング膜は
プラスチツクレンズの表面硬度の向上という目的
を一応達成する。一般的にプラスチツクレンズ表
面に、ケイ素化合物を塗布する目的としては、前
述のようにプラスチツクレンズの光学的性能を損
わず、表面硬度を高める有機ハードコート膜とし
て使用する目的とさらに上記有機ハードコート膜
の上に反射防止膜を施した複合膜の下地層として
使用する目的とがあり、後者の反射防止膜を施し
た複合膜の硬度を高めるためには、コロイダルシ
リカの割合を多くすることが必要である。クラー
ク樹脂のようなコロイダルシリカとCH3−Si(―
OH)3の組成物において、コロイダルシリカの割
合を例えば50mol%以上に増やすと、コーテイン
グ組成物を塗布後、加熱硬化時にクラツクが入り
やすいこと、コーテイング組成物の溶液調製中ま
たは調製後ゲル化しやすくなりプラスチツクレン
ズに塗布できないかまたは塗布できたとしてもレ
ンズ表面上でゲル化を起し異物となりやすく光学
製品としての価値を損なうことなどの問題が生ず
る。また得られたコーテイング膜は柔軟性に乏し
く可撓性が劣り、また耐熱性も裂るものである。
このような諸欠点は前記2成分の量を基準にして
コロイダルシリカの量が60mol%以上(逆にCH3
−Si(―OH)3の量が40mol%未満)である場合に
特に顕著になる。 またコロイダルシリカと CH3−Si(―OH)3とからなるコーテイング組成
物の欠点である柔軟性不良、硬化時のクラツクの
発生等の欠点を改善するために式
【式】で表わされる有機ケイ素 化合物を前記の組成物に添加することも行なわれ
ているが(特開昭56−18626号公報)、この方法に
おいて用いられる
【式】はCH3 −Si(―OH)3よりも柔軟性付与効果にすぐれてい
るものの未だ十分ではなく、より一層の柔軟性の
向上及びクラツクの発生の防止を達成するために
は同様に前記有機ケイ素化合物
【式】の量を増加させる必要が あり、そうすると硬度付与成分であるコロイダル
シリカの割合が相対的に減少し硬度が低下すると
いう問題が生ずる。また逆に前記有機ケイ素化合
【式】の量を減らし、コロイ ダルシリカを増やすと、前記と同様に柔軟性の低
下などの問題が生ずる。 一般式
【式】で表わされる有機 ケイ素化合物において比較的にR1基の長いアル
コキシシランを用いた場合、たとえば特開昭53−
111336号公報などに示されるような、エポキシ基
含有のアルコキシシランとコロイダルシリカとを
組み合わせた場合コロイダルシリカの割合を比較
的多くすることができるが、この場合であつても
コロイダルシリカの割合を75mole%以上とする
ことが可能であるのは、2官能のアルコキシシラ
ンを用いた場合またはコロイダルシリカをシリカ
濃度の20重量%以下の低濃度の水分散コロイダル
シリカにした場合のみであり、これらの場合で
は、本発明の目的とするところのひとつである反
射防止膜との複合膜の膜硬度を高めるためには、
充分とは言えない。 すなわち、2官能のアルコキシシランと3官能
のアルコキシシランとでは、3官能のアルコキシ
シランの方が膜硬度を高めるためには有利であ
り、また、コロイダルシリカも、割合を多くする
と、オルガノゾルでは硬化後、硬化膜に亀裂を生
じるか、または硬化膜中にゲル状のブツを発生し
やすいなどの問題があり、水分散の方が好ましい
のであるが、水分散であつても、低濃度のコロイ
ダルシリカでは、その分、コート液中に含まれる
水の割合を多くすることになり、膜硬度を高める
ためには、不利であるばかりでなく、ゲル状ブツ
の発生、白化、面精度の低下などの問題が生じや
すくなる。 したがつて、3官能のアルコキシシランと、で
きる限り高濃度(例えばシリカ濃度40重量%以
上)の水分散コロイダルシリカを用いた場合にお
いて、コロイダルシリカの割合を多くする必要が
あるが、従来の方法でこの組み合わせでは、コー
ト液を調整中にゲル化するなどコート液とするこ
とができなかつた。 (問題点を解決するための手段) 本発明者らは上記した従来技術の問題点を解決
すべく検討を加えた結果、高濃度(すなわちシリ
カ濃度40重量%以上)の水分散コロイダルシリカ
とともに一般式 (式中、R1は炭素数1〜4のアルキル基であ
り、R2は炭素数1〜4のアルキレン基である) で表わされる3官能の有機ケイ素化合物を用いた
場合において、必要かつ充分な量の有機酸を添加
し、少なくとも一種が、一般式 R3−O−CH2CH2−OH …() (式中、R3は炭素数1〜4のアルキル基であ
る) で表わされるセロソルブである溶媒を用いた場合
には、上記の有機ケイ素化合物がコロイダルシリ
カと有機ケイ素化合物の全量を基準にして5〜
25mol%のように比較的少量でも眼鏡プラスチツ
クレンズ用コーテイング組成物が得られ、かつこ
れから得られたコーテイング膜に十分な可撓性、
耐熱性、耐候性を与え、しかもその結果として硬
度付与成分であるコロイダルシリカの割合を高く
保つことができ、耐摩耗性を有するハードコート
膜としてのみならず反射防止膜を施す複合膜の下
地層として複合膜の表面硬度も高く保つことがで
きることを見い出し本発明を完成させた。 従つて本発明は、高濃度水分散コロイダルシリ
カの存在下、 一般式 (式中、R1は炭素数1〜4のアルキル基であ
り、R2は炭素数1〜4のアルキレン基である) で表わされる、加水分解後硬化し得る3官能の有
機ケイ素化合物のみを硬化して得られる硬化膜を
形成するための眼鏡プラスチツクレンズ用コーテ
イング組成物であつて、該コーテイング組成物の
コロイダルシリカの量がコロイダルシリカと有機
ケイ素化合物の全量を基準にして70〜95mol%
(SiO2固形分換算値)であり、有機ケイ素化合物
の量が25〜5mol%であり、さらに該コーテイン
グ組成物は、助剤として、硬化剤の他に有機酸及
び溶媒を含み、該溶媒のうちの少くとも一種が一
般式 R3−O−CH2CH2−OH …() (式中、R3は炭素数1〜4のアルキル基であ
る) で表わされるセロソルブであり、 該高濃度水分散コロイダルシリカの濃度が40重量
%以上であることを特徴とする眼鏡プラスチツク
レンズ用コーテイング組成物である。 本発明において用いられる上記一般式を有する
3官能の有機ケイ素化合物としては、式中のR1
がメチル基、エチル基、プロピル基またはブチル
基であり、R2がメチレン基、エチレン基、プロ
ピレン基またはブチレン基であるものが好まし
い。 また本発明において用いられるコロイダルシリ
カとしては、有機ケイ素化合物の加水分解後にな
るべく余分な水を残さないようにするため、高濃
度の水分散コロイダルシリカ(すなわちSiO2
形分40%以上のもの)が用いられる。粒子径は5
mμ〜30mμぐらいのものがよい。コロイダルシ
リカの具体例としてスノーテツクス−40(日産化
学、SiO240%濃度、水分散シリカ)、カタロイド
−S1−40(触媒化成工業、SiO240%濃度、水分散
シリカ)、カタロイド−S1−50(触媒化成工業、
50%濃度、水分散シリカ)などがあげられる。 本発明で用いられる硬化剤としては、イミダゾ
ール誘導体などもあるが、アセチルアセトン金属
塩が特に効果的である。その添加量は、コロイダ
ルシリカと有機ケイ素化合物の加水分解物とを硬
化するに足る量、例えばコロイダルシリカ
(SiO2換算)と有機ケイ素化合物の加水分解物の
合計1モルに対して1〜10グラムである。 本発明で用いられる有機酸としては、酢酸、ギ
酸、プロピオン酸などがあげられるが、コート液
の安定性などから酢酸を用いるのが好ましい。 有機酸の添加量は、コロイダルシリカと有機ケ
イ素化合物の全量1モルに対して5〜30グラムで
あるのが好ましい。これより少ないと、コート液
のゲル化を生じやすくなり、またこれより多くす
ることもできるが、酢酸臭が強くなり、作業上好
ましくないからである。 本発明のコーテイング組成物に使用される溶媒
のうち必須溶媒である、一般式()で表わされ
るセロソルブとしては、メチルセロソルブ(一般
式()においてR3=CH3)、エチルセロソルブ
(R3=C2H5)、ブチルセロソルブ(R3=C4H9)な
どがあげられる。セロソルブと組み合わせて使用
する溶媒としては、低級アルコール、エステル、
エーテル、ケトンなどが挙げられるが、特にイソ
プロピルアルコール、ブタノールが好ましい。 セロソルブの割合は、全溶媒量の3重量%以上
であるのが好ましく、特に、好ましくは10重量%
以上である。 本発明のようにコロイダルシリカの割合が多い
場合に溶媒中のセロソルブの割合が全溶媒量の3
重量%に満たない場合には、コート液の調整中に
ゲル化を生じ、コート液とすることができない。 本発明の組成物には、塗膜の平滑性を向上させ
る目的で、シリコーン系界面活性剤を添加するこ
とも出来る。さらに耐候性の向上あるいは塗膜の
劣化防止の目的で、紫外線吸収剤、酸化防止剤な
どを添加することも可能である。 また基板(プラスチツクレンズ)との密着性、
物性の向上などの実用性を改善する目的で、各種
添加剤を加えることも出来る。 また1般にコーテイング液のPHの安定化のため
や触媒としても使われている酢酸ナトリウムの添
加は、本発明においては好ましくない。その理由
は、酢酸ナトリウムは、コーテイング組成物を塗
布、硬化後、膜表面に向つて析出しやすく、蒸着
物質の膜形成に悪影響を及ぼし、また蒸着前に手
拭きや洗浄などでレンズ面をきれいにしておいて
も、真空時又は加熱によつて析出し同様に悪影響
をおよぼすからである。 本発明のコーテイング組成物が塗布されるプラ
スチツクレンズとしては、CR−39、ポリメチル
メタクリレート(PMMA)、ポリカーボネート、
ポリスチレンなどのプラスチツクレンズがあげら
れる。 次に本発明の組成物を用いるプラスチツクレン
ズのコーテイング方法の1例を説明する。 先ずコロイダルシリカに塩酸などの無機酸およ
び酢酸などの有機酸を加えてコロイダルシリカを
酸性(例えばPH2〜6)にし、次いで液温を30〜
50℃にして上記一般式()で表わされる有機ケ
イ素化合物を滴下、撹拌して該有機ケイ素化合物
を加水分解する。 加水分解の終了した混合液に上記したような一
般式()のセロソルブを含む溶媒、例えばイソ
プロピルアルコール、ブタノール等と、メチルセ
ロソルブを加え、さらに硬化剤を所定量加える。 このようにして得られた組成物はコロイダルシ
リカの含有量が75〜95mol%であるにも拘らず、
ゲル化を起しにくく、粘度が上昇することがな
い。 上で得られた組成物を次いで一般に用いられる
浸漬引き上げ法(デイツピング法)、スピンコー
ト法、ロールコート法、スプレー法などによりプ
ラスチツクレンズ上に塗布する。 プラスチツクレンズ上に塗布された組成物の硬
化は、主として加熱処理することによつて行なわ
れ、加熱温度は広範囲とすることが可能である
が、好ましくは40℃〜150℃、特に好ましくは80
℃〜120℃である。加熱時間は、1〜4時間また
はそれ以上かけることが、良好な結果を与える。 加熱硬化処理によつて得られたコーテイング膜
は、耐摩耗性(硬度)にすぐれているとともに可
撓性(柔軟性)、耐熱性、耐薬品性にもすぐれて
いる。 本発明のコーテイング組成物を塗布する前に、
基板レンズとの密着性をあげるためにプラスチツ
クレンズをアルカリ処理、プラズマ処理または紫
外線照射処理などによつて前処理するのが好まし
い。 本発明の組成物を眼鏡プラスチツクレンズ上に
塗布、硬化することにより得られたコーテイング
膜は、眼鏡プラスチツクレンズの光学的性質を損
わずに表面硬度を高めるためのハードコートレン
ズ用のハードコート層として用いられるばかりで
はなく、眼鏡プラスチツクレンズに反射防止蒸着
膜を設けるための下地層としても用いられるが、
特に後者の用途(反射防止蒸着膜用下地層)に用
いるのが好ましい。 (実施例) 以下実施例を比較例と対比しつつ述べ本発明の
効果を具体的に明らかにするが、本発明はこれら
の実施例に限定されるものではない。なお例中の
「部」は重量部である。 実施例 1 SiO2濃度40%のコロイダルシリカ(スノーテ
ツクス−40、水分散シリカ、日産化学)240部に、
0.5N塩酸2.0部、酢酸20部を加えた液を、35℃に
して撹拌しながら、γ−グリシドキシプロピルト
リメトキシシラン(3官能有機ケイ素化合物)95
部を滴下し、室温にて8時間撹拌し室温にて16時
間放置した。この加水分解溶液に、メチルセロソ
ルブ80部、イソプロピルアルコール120部、ブチ
ルアルコール40部、アルミニウムアセチルアセト
ン16部、シリコーン界面活性剤0.2部、紫外線吸
収剤0.1部を加えて、8時間、撹拌後、室温にて
24時間熟成させコーテイング組成物を得た。 なおケイ素化合物の割合は、コロイダルシリカ
80mole%(SiO2固形分換算)及びγ−グリシド
キシプロピルトリメトキシシラン20mole%であ
つた。 実施例 2 γ−グリシドキシプロピルトリメトキシシラン
の量を47部とした以外は実施例1と同様にしてコ
ーテイング組成物を得た。 なおケイ素化合物の割合は、コロイダルシリカ
90mole%(SiO2固形分換算)及びγ−グリシド
キシプロピルトリメトキシシラン10mole%であ
つた。 比較例 1 コロイダルシリカ(スノーテツクス−40、日産
化学)90部に、0.5N塩酸2.0部、酢酸20部、水90
部を加えて撹拌しながら、メチルトリメトキシシ
ラン190部を滴下後、室温で8時間撹拌し、室温
にて、16時間放置し、以下実施例1と同様にして
コーテイング組成物を得た。 なおケイ素化合物の割合は、コロイダルシリカ
30mole%(SiO2固形分換算)及びメチルトリメ
トキシシラン70mole%であつた。 比較例 2 コロイダルシリカ(スノーテツクス−40、日産
化学)150部に、0.5N塩酸2.0部、酢酸20部、水54
部を加えて、撹拌しながら、メチルトリメトキシ
シラン136部を滴下後、室温で8時間撹拌し、室
温にて16時間放置し、以下実施例1と同様にし
て、コーテイング組成物を得た。 なおケイ素化合物の割合は、コロイダルシリカ
50mole%(SiO2固形分換算)及びメチルトリメ
トキシシラン50mole%であつた。 比較例 3 コロイダルシリカ(スノーテツクス−40、日産
化学)180部に0.5N塩酸2.0部、酢酸20部、水36部
に加えて撹拌しながら、メチルトリメトキシシラ
ン110部を滴下後、室温で8時間撹拌し、室温に
て16時間放置後、以下実施例1と同様にしてコー
テイング組成物を得た。 なおケイ素化合物の割合は、コロイダルシリカ
60mole%(SiO2固形分換算)及びメチルトリメ
トキシシラン40mole%であつた。 比較例 4 SiO2濃度20%のコロイダルシリカ(スノーテ
ツクス−0、日産化学)480部に0.5N塩酸2.0部、
酢酸20部を加えて攪拌しながら、γ−グリシドキ
シプロピルトリメトキシシラン94部を滴下し、以
下実施例1と同様の方法でコーテイング組成物を
得た。 なおケイ素化合物の割合は、コロイダルシリカ
80mole%(SiO2固形分換算)及びγ−グリシド
キシプロピルトリメトキシシラン20mole%であ
つた。 比較例 5 コロイダルシリカ(スノーテツクス−40、日産
化学)240部に0.5N塩酸2.0部、酢酸20部を加え
て、攪拌しながらγ−グリシドキシプロピルトリ
メトキシシラン(2官能有機ケイ素化合物)99部
を滴下し、以下実施例1と同様の方法でコーテイ
ング組成物を得た。 なおケイ素化合物の割合はコロイダルシリカ
80mole%(SiO2固形分換算)及びγ−グリシド
キシプロピルトリメトキシシラン20mole%であ
つた。 比較例 6 コロイダルシリカ(スノーテツクス−40、日産
化学)240部に0.5N塩酸2.0部、酢酸20部を加え
て、撹拌しながら、γ−グリシドキシプロピルト
リメトキシシラン94部を滴下し、室温にて8時間
撹拌後、16時間放置した。 この加水分解液にイソプロピルアルコール120
部、ブチルアルコール120部、アルミニウムアセ
チルアセトン16部を加えたが、この段階でゲル化
して、白沈を生じコート液とすることができなか
つた。 試験例 試験は、アルカリ処理後、洗浄を行なつたCR
−39レンズにコーテイング組成物を、引き上げ速
度15cm/minで浸漬法により塗布、室温にて15分
放置後、120℃で2時間加熱硬化してコーテイン
グ膜を形成したハードコートレンズと、該ハード
コートレンズの硬化コーテイング膜の上に、真空
蒸着により反射防止膜を施したものとで行つた。
反射防止膜は、一般に屈折率の高い物質たとえば
TiO2、ZrO2などのものと屈折率の低い物質との
かさね合せによつて行なわれるが、ここでは
ZrO2、SiO2の積層構造を採用した。 なお各種試験法の概略を以下に説明する。 (a) 耐摩耗性 #0000のスチールウールにより表面を付加荷重
1000gで500回(往復)こすつた後、次のように
判定した。 A:ほとんど傷がつかない。 B:少し傷がつく。 C:多く傷がつく。 D:膜のはがれが生じる。 なおこの試験はハードコート膜を有するプラス
チツクレンズ及びハードコート膜の反射防止膜と
を有するプラスチツクレンズの両方について行な
つた。 (b) 密着性 1mm平方のゴバン目を10×10個作り、セロハン
粘着テープによる剥離試験を3回行い残つたゴバ
ン目の数を調べた。 使用セロハンテープはニチバンJIS−Z−1522
のものであつた。 (c) 外観 肉眼目視により透明度、着色状態、表面状態な
どを調べた。 (d) 耐熱、耐熱水性 イ○ 150℃の恒温炉に本発明のコーテイング組成
物を塗布硬化したプラスチツクレンズを入れ、
そのコーテイング膜にクラツクが入らないかど
うかを調べた。 ロ○ 沸騰水中に、1時間浸漬し外観による変化の
有無を調べた。 (e) 耐候性 キセノンロングライフウエザーメーターWEL
−25AX(スガ試験機)にて500時間、促進暴露を
行ないコーテイング膜が、黄変してないか、また
劣化していないかを調べた。 (f) 耐薬品性 下記の溶液に、室温で1時間浸漬しコーテイン
グ膜の変化を調べた。 1 10%NaOH溶液 2 10%HCl溶液 3 アセトン溶液 4 メタノール溶液 実施例1〜2及び比較例1〜5のコーテイング
組成物についての試験結果を下表に示す。
【表】
【表】 上表より明らかなように実施例1〜2のコーテ
イング組成物は、外観、密着性、耐熱性、耐熱水
性、耐候性、耐薬品性、耐摩耗性のすべてにおい
てすぐれたコーテイング膜を与えるのに対し、比
較例1〜5のコーテイング組成物は上記特性の少
くとも1つにおいて劣るものであつた。また実施
例1〜2において耐摩耗性の向上はハードコート
膜(下地層)と反射防止蒸着膜とを有するプラス
チツクレンズにおいて特に顕著であつた。 比較例1〜3に示されたコロイダルシリカとメ
チルトリメトキシシランの成分系でも、コロイダ
ルシリカの割合(mole%)が増えるにしたがつ
て、反射防止膜の下地層として複合膜の硬度が、
上つてくることがわかるが、コロイダルシリカの
割合が60mole%を越えるとクラツクが発生する
ようになる。したがつて、これ以上は、コロイダ
ルシリカの割合を、増すことが出来ず、複合膜の
硬度を、ある程度以上に向上させることが出来な
い。 (発明の効果) 本発明のプラスチツクレンズ用コーテイング組
生物は、高濃度のコロイダルシリカ及び3官能の
有機ケイ素化合物を使用しているにもかかわらず
有機ケイ素化合物としてエポキシ基を含む長鎖の
有機基を有するものを使用し、該有機ケイ素化合
物が極めて少量であつてもコーテイング膜に十分
な可撓性、耐熱性、耐薬品性などの諸特性が付与
され、かつ有機酸の添加及び溶媒系の選択等の工
夫をすることにより結果としてコロイダルシリカ
の量を高く保つことができるので、コーテイング
膜の表面硬度(耐摩耗性)も高く保つことができ
る。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 高濃度水分散コロイダルシリカの存在下、一
    般式 (式中、R1は炭素数1〜4のアルキル基であ
    り、R2は炭素数1〜4のアルキレン基である) で表わされる、加水分解後硬化し得る3官能の有
    機ケイ素化合物のみを硬化して得られる硬化膜を
    形成するための眼鏡プラスチツクレンズ用コーテ
    イング組成物であつて、該コーテイング組成物の
    コロイダルシリカの量がコロイダルシリカと有機
    ケイ素化合物の全量を基準にして70〜95mol%
    (SiO2固形分換算値)で、有機ケイ素化合物の量
    が25〜5mol%であり、さらに該コーテイング組
    成物は、助剤として、硬化剤の他に、有機酸及び
    溶媒を含み、該溶媒のうちの少くとも一種が一般
    式 R3−O−CH2CH2−OH …() (式中、R3は炭素数1〜4のアルキル基であ
    る) で表わされるセロソルブであり、 該高濃度水分散コロイダルシリカの濃度が40重量
    %以上であることを特徴とする眼鏡プラスチツク
    レンズ用コーテイング組成物。 2 有機酸が酢酸であり、その添加量がコロイダ
    ルシリカと有機ケイ素化合物の全量1モルに対し
    て5〜30gである特許請求の範囲第1項記載の眼
    鏡プラスチツクレンズ用コーテイング組成物。
JP61153478A 1986-06-30 1986-06-30 眼鏡プラスチックレンズ用コーティング組成物 Granted JPS6310640A (ja)

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JPS6310640A JPS6310640A (ja) 1988-01-18
JPH0455615B2 true JPH0455615B2 (ja) 1992-09-03

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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