JPH0456626B2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0456626B2 JPH0456626B2 JP58176417A JP17641783A JPH0456626B2 JP H0456626 B2 JPH0456626 B2 JP H0456626B2 JP 58176417 A JP58176417 A JP 58176417A JP 17641783 A JP17641783 A JP 17641783A JP H0456626 B2 JPH0456626 B2 JP H0456626B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- container
- carbon dioxide
- internal pressure
- space
- aqueous solution
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Packages (AREA)
- Medical Preparation Storing Or Oral Administration Devices (AREA)
Description
本発明は容器内圧の増加防止方法に関する。
鼻腔洗浄剤、膣洗浄剤、口腔吸入剤等の医薬用
水溶液あるいは酪農専用清毒剤等の動物薬用水溶
液に炭酸水素ナトリウムが配合される機会は多
い。特に殺菌消毒を目的として陽イオン性界面活
性剤、すなわち逆性石ケンを配合した水溶液にお
いては炭酸水素ナトリウムが主として配される。
炭酸水素ナトリウムは水溶液のPHを生理的PHに緩
衝する上で特に便利なのである。緩衝剤としては
ポリリン酸ナトリウム、トリポリリン酸ナトリウ
ムなどのリン酸系化合物あるいは、硅酸塩類、ク
エン酸ナトリウム、グリコン酸ナトリウム等があ
るが、リン酸系化合物は水質汚染が起こりやす
く、硅酸塩類は溶解性が低く、グルコン酸ナトリ
ウム、クエン酸ナトリウムは経時的に変色するほ
か、希釈した場合における緩衝能が劣つている等
の理由により、使用されないかあるいは使用され
ても実用的ではない。炭酸水素ナトリウムはこう
した難点を持たないので、上記医薬用あるいは動
物薬用の水溶液に実用的に、かつ便利に使用され
る。 しかしながら、炭酸ナトリウム水溶液が加温に
より二酸化炭素ガスを発生することはよく知られ
るところであり、従つて、炭酸水素ナトリウムが
配合された水溶液を容器に充填密閉した場合にお
いて、容器が外部より加温されたときには、発生
した二酸化炭素ガスにより容器内圧が増加する危
険がある。例えば圧力により変形しやすいプラス
チツク容器においては内圧増加により膨張、変
形、破損の危険があり、またガラス容器、ブリキ
容器においては内圧増加により開封時に内容液が
飛沫する危険がある。 本発明者はこの危険を解消するために炭酸水素
ナトリウムが配合された水溶液を充填した容器の
容器内圧の増加を防止することを目的として検討
をおこない、その結果、容器空間の一部を二酸化
炭素ガスによつて置換することにより、該目的が
達成されることを知り本発明を完成した。 本発明を説明する。 炭酸水素ナトリウムおよび二酸化炭素ガス(炭
酸ガス)はそれぞれ市販のものを使用すればよ
い。二酸化炭素ガスが容器空間を占める置換率は
大きい程有効であり、特に限定はされないが、後
記実験例に示されるとおり、40%に達すると内圧
は無視できるほどに小さくなり、40%以上である
必要はなくなる。 炭酸水素ナトリウムの濃度は水溶液の用途およ
び必要な緩衝能に応じて自由に適宜定められ、本
発明を限定するものではない。 本発明に係る水溶液は医薬用、動物薬用であ
り、特に殺菌消毒の目的で陽イオン性界面活性剤
が配合される場合に有効であるが、これに限定さ
れない。また本発明に係る容器は医薬用、動物薬
用の水溶液が充填される容器一般であり、特にプ
ラスチツク容器の場合に有効であるが、これに限
定されない。 まず所定容器に本発明に係る水溶液を充填し、
次に二酸化炭素ガスを空間部分に注入し、直ちに
密閉すればよい。 次に本発明の効果を実験例をもつて説明する。 実験例 1 3%炭酸水素ナトリウム水溶液400mlを内容積
700mlバイアル瓶へ充填し、その空間を炭酸ガス
濃度5%、10%、15%、20%、25%、30%、35
%、40%になる様に炭酸ガス置換した後、ゴム栓
打栓、アルミキヤツプ捲締した。これを45℃恒温
室にて10日間保存した後、圧力ゲージでバイアル
空間の圧力を測定しその結果を第1表に示した。
水溶液あるいは酪農専用清毒剤等の動物薬用水溶
液に炭酸水素ナトリウムが配合される機会は多
い。特に殺菌消毒を目的として陽イオン性界面活
性剤、すなわち逆性石ケンを配合した水溶液にお
いては炭酸水素ナトリウムが主として配される。
炭酸水素ナトリウムは水溶液のPHを生理的PHに緩
衝する上で特に便利なのである。緩衝剤としては
ポリリン酸ナトリウム、トリポリリン酸ナトリウ
ムなどのリン酸系化合物あるいは、硅酸塩類、ク
エン酸ナトリウム、グリコン酸ナトリウム等があ
るが、リン酸系化合物は水質汚染が起こりやす
く、硅酸塩類は溶解性が低く、グルコン酸ナトリ
ウム、クエン酸ナトリウムは経時的に変色するほ
か、希釈した場合における緩衝能が劣つている等
の理由により、使用されないかあるいは使用され
ても実用的ではない。炭酸水素ナトリウムはこう
した難点を持たないので、上記医薬用あるいは動
物薬用の水溶液に実用的に、かつ便利に使用され
る。 しかしながら、炭酸ナトリウム水溶液が加温に
より二酸化炭素ガスを発生することはよく知られ
るところであり、従つて、炭酸水素ナトリウムが
配合された水溶液を容器に充填密閉した場合にお
いて、容器が外部より加温されたときには、発生
した二酸化炭素ガスにより容器内圧が増加する危
険がある。例えば圧力により変形しやすいプラス
チツク容器においては内圧増加により膨張、変
形、破損の危険があり、またガラス容器、ブリキ
容器においては内圧増加により開封時に内容液が
飛沫する危険がある。 本発明者はこの危険を解消するために炭酸水素
ナトリウムが配合された水溶液を充填した容器の
容器内圧の増加を防止することを目的として検討
をおこない、その結果、容器空間の一部を二酸化
炭素ガスによつて置換することにより、該目的が
達成されることを知り本発明を完成した。 本発明を説明する。 炭酸水素ナトリウムおよび二酸化炭素ガス(炭
酸ガス)はそれぞれ市販のものを使用すればよ
い。二酸化炭素ガスが容器空間を占める置換率は
大きい程有効であり、特に限定はされないが、後
記実験例に示されるとおり、40%に達すると内圧
は無視できるほどに小さくなり、40%以上である
必要はなくなる。 炭酸水素ナトリウムの濃度は水溶液の用途およ
び必要な緩衝能に応じて自由に適宜定められ、本
発明を限定するものではない。 本発明に係る水溶液は医薬用、動物薬用であ
り、特に殺菌消毒の目的で陽イオン性界面活性剤
が配合される場合に有効であるが、これに限定さ
れない。また本発明に係る容器は医薬用、動物薬
用の水溶液が充填される容器一般であり、特にプ
ラスチツク容器の場合に有効であるが、これに限
定されない。 まず所定容器に本発明に係る水溶液を充填し、
次に二酸化炭素ガスを空間部分に注入し、直ちに
密閉すればよい。 次に本発明の効果を実験例をもつて説明する。 実験例 1 3%炭酸水素ナトリウム水溶液400mlを内容積
700mlバイアル瓶へ充填し、その空間を炭酸ガス
濃度5%、10%、15%、20%、25%、30%、35
%、40%になる様に炭酸ガス置換した後、ゴム栓
打栓、アルミキヤツプ捲締した。これを45℃恒温
室にて10日間保存した後、圧力ゲージでバイアル
空間の圧力を測定しその結果を第1表に示した。
【表】
【表】
実験例 2
実験例1の炭酸水素ナトリウム含有水溶液を全
容量23の高密度ポリエチレン容器(最低肉厚
1.5mm以上、重量1.5Kg以上)に18充填し、その
空間を炭酸ガス濃度、15%、20%、25%、30%に
なる様に置換した。 これを45℃の恒温室にて10日間保存した後、容
器の縦および横の長さ、すなわち図1に示される
AおよびBの長さをパスで測定し、膨張増加した
長さを求めて第2表に示した。
容量23の高密度ポリエチレン容器(最低肉厚
1.5mm以上、重量1.5Kg以上)に18充填し、その
空間を炭酸ガス濃度、15%、20%、25%、30%に
なる様に置換した。 これを45℃の恒温室にて10日間保存した後、容
器の縦および横の長さ、すなわち図1に示される
AおよびBの長さをパスで測定し、膨張増加した
長さを求めて第2表に示した。
【表】
以下に記載する実施例をもつて本発明をさらに
具体的に説明する。 実施例 1 メチルドデシルベンチルトリメチルアンモニウム
クロライドとメチルドデシルキシリレンビストリ
メチルアンモニウムクロライドの混合物 20部 ポリオキシエチレンオクチルフエニールエーテル
10部 炭酸水素ナトリウム 25部 を精製水にて溶解し全量23のポリエチレン容器
に18充填し、その空間を炭酸ガスで30%置換す
る。 実施例 2 ジメチルベンジルアルキルアンモニウムクロライ
ド(アルキルは炭素数8〜18) 10部 炭酸水素ナトリウム 30部 精製水にて溶解し全量23のポリエチレン容器
に18充填し、その空間を炭酸ガスで20%置換す
る。
具体的に説明する。 実施例 1 メチルドデシルベンチルトリメチルアンモニウム
クロライドとメチルドデシルキシリレンビストリ
メチルアンモニウムクロライドの混合物 20部 ポリオキシエチレンオクチルフエニールエーテル
10部 炭酸水素ナトリウム 25部 を精製水にて溶解し全量23のポリエチレン容器
に18充填し、その空間を炭酸ガスで30%置換す
る。 実施例 2 ジメチルベンジルアルキルアンモニウムクロライ
ド(アルキルは炭素数8〜18) 10部 炭酸水素ナトリウム 30部 精製水にて溶解し全量23のポリエチレン容器
に18充填し、その空間を炭酸ガスで20%置換す
る。
図1は実験例2に記載の図1に相当し、高密度
ポリエチレン容器の上面図を表わす図面である。
ポリエチレン容器の上面図を表わす図面である。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 炭酸水素ナトリウムが配合された医薬用ある
いは動物薬用水溶液を容器に充填するにあたり、
当該容器の空間の一部を二酸化炭素によつて置換
することを特徴とする容器内圧の増加防止方法。 2 容器がプラスチツク容器である特許請求の範
囲第1項記載の容器内圧の増加防止方法。 3 空間の一部が5〜40%である特許請求の範囲
第1項または第2項記載の容器内圧の増加防止方
法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP58176417A JPS6068856A (ja) | 1983-09-26 | 1983-09-26 | 容器内圧の増加防止方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP58176417A JPS6068856A (ja) | 1983-09-26 | 1983-09-26 | 容器内圧の増加防止方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6068856A JPS6068856A (ja) | 1985-04-19 |
| JPH0456626B2 true JPH0456626B2 (ja) | 1992-09-09 |
Family
ID=16013324
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP58176417A Granted JPS6068856A (ja) | 1983-09-26 | 1983-09-26 | 容器内圧の増加防止方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS6068856A (ja) |
Families Citing this family (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0632649B2 (ja) * | 1986-02-20 | 1994-05-02 | ロ−ト製薬株式会社 | 液状医薬品包装体 |
| JP2505329B2 (ja) * | 1991-08-28 | 1996-06-05 | 扶桑薬品工業株式会社 | 重炭酸塩化合物含有薬液保存用の包装体 |
| AU669773B2 (en) * | 1993-01-22 | 1996-06-20 | Otsuka Pharmaceutical Factory, Inc. | Bicarbonate-containing powdered medicine storage container and method of stabilizing the same medicine |
| JP2527532B2 (ja) * | 1994-04-25 | 1996-08-28 | 扶桑薬品工業株式会社 | 炭酸ガス発生型脱酸素剤の新規な用途 |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS56166853A (en) * | 1980-05-26 | 1981-12-22 | Nikkiso Co Ltd | Method of preserving and using bicarbonate undiluted solution |
| JPS5810058A (ja) * | 1981-07-10 | 1983-01-20 | 日機装株式会社 | 透析液貯槽 |
-
1983
- 1983-09-26 JP JP58176417A patent/JPS6068856A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS6068856A (ja) | 1985-04-19 |
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