JPH0457366B2 - - Google Patents
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- JPH0457366B2 JPH0457366B2 JP60036589A JP3658985A JPH0457366B2 JP H0457366 B2 JPH0457366 B2 JP H0457366B2 JP 60036589 A JP60036589 A JP 60036589A JP 3658985 A JP3658985 A JP 3658985A JP H0457366 B2 JPH0457366 B2 JP H0457366B2
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Landscapes
- Filtration Of Liquid (AREA)
- Lubrication Details And Ventilation Of Internal Combustion Engines (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
産業上の利用分野
この発明は、オイルフイルタ、特に形状記憶効
果(SME)を生ずるスプリングが装着されたリ
リーフバルブ装置を有するカートリツジ式オイル
フイルタに関連する。
果(SME)を生ずるスプリングが装着されたリ
リーフバルブ装置を有するカートリツジ式オイル
フイルタに関連する。
従来の技術
従来のカートリツジ式オイルフイルタを図面に
ついて説明すると、第6図に示される通り、この
オイルフイルタは、ケーシング1を有し、ケーシ
ング1内には、内部部品のガタツキを防止するた
め、上部端板21とケーシング頂壁との間にスプ
リング7が配置される。上部端板21と下部端板
11との間には、円筒状フイルタエレメント2及
びこのエレメント2と同軸上に補強筒20が配置
される。補強筒20には、多数の孔が穿設されて
いる。フイルタエレメント2とケーシング1との
間には外側室12が形成されかつ補強筒20の内
部には、内側室13が形成される。
ついて説明すると、第6図に示される通り、この
オイルフイルタは、ケーシング1を有し、ケーシ
ング1内には、内部部品のガタツキを防止するた
め、上部端板21とケーシング頂壁との間にスプ
リング7が配置される。上部端板21と下部端板
11との間には、円筒状フイルタエレメント2及
びこのエレメント2と同軸上に補強筒20が配置
される。補強筒20には、多数の孔が穿設されて
いる。フイルタエレメント2とケーシング1との
間には外側室12が形成されかつ補強筒20の内
部には、内側室13が形成される。
下部端板11は、ケーシング1の内側下部に固
定された底板3で支持される。底板3には、オイ
ルポート8が形成され、このオイルポート8を閉
鎖するようにダイヤフラム5が底板3上に配置さ
れ、ダイヤフラム5と下部端板11との間にスプ
リング6が設けられる。ダイヤフラム5とスプリ
ング6は、逆止弁を形成する。底板3の中心部に
は内ねじが設けられ、この内ねじは、取付用ブラ
ケツト10のオイル出口9にねじ連結される。こ
のとき、底板3とブラケツト10との間に配置さ
れたシールリング4によつて、オイルポート8と
ブラケツト10のオイル入口18とは、外部に対
し液密に連絡される。
定された底板3で支持される。底板3には、オイ
ルポート8が形成され、このオイルポート8を閉
鎖するようにダイヤフラム5が底板3上に配置さ
れ、ダイヤフラム5と下部端板11との間にスプ
リング6が設けられる。ダイヤフラム5とスプリ
ング6は、逆止弁を形成する。底板3の中心部に
は内ねじが設けられ、この内ねじは、取付用ブラ
ケツト10のオイル出口9にねじ連結される。こ
のとき、底板3とブラケツト10との間に配置さ
れたシールリング4によつて、オイルポート8と
ブラケツト10のオイル入口18とは、外部に対
し液密に連絡される。
又、上部端板21には、リリーフバルブ装置1
4が設けられる。リリーフバルブ装置14は、上
部端板21に対し加締で固定される円筒状バルブ
ケース15と、バルブケース内に配置されかつそ
こに設けられたバネ座16で支持されるスプリン
グ17と、上部端板21の中心孔22の周囲に形
成された折曲部23に対しスプリング17で押圧
されるシール板24とを有する。
4が設けられる。リリーフバルブ装置14は、上
部端板21に対し加締で固定される円筒状バルブ
ケース15と、バルブケース内に配置されかつそ
こに設けられたバネ座16で支持されるスプリン
グ17と、上部端板21の中心孔22の周囲に形
成された折曲部23に対しスプリング17で押圧
されるシール板24とを有する。
上記オイルフイルタの作動時には、オイルポン
プ(図示せず)で発生した圧力がオイル入口18
及びオイルポート8を通じてダイヤフラム5に加
えられ、この圧力が所定レベルを越えるとスプリ
ング6に抗してダイヤフラム5が開放され、オイ
ルポート8から外側室12にオイルが流入する。
定常作動状態では、外側室12内のオイルは、フ
イルタエレメント2及び補強筒20の孔を通り、
内側室13へ流入し、このとき、オイル中の異物
が過される。内側室13のオイルは、オイル出
口9からエンジン(図示せず)に送られ、その
後、オイルポンプで再びオイル入口18に送られ
る。低温時、オイル粘度が高いとき、オイルはフ
イルタエレメントを通過しずらくなり、外側壁1
2は高圧となる。この高圧は開放するため、シー
ル板24は、スプリング17の力に抗して下方へ
移動し、バイパス通路を形成して外側室12内の
オイルを中心孔22及びバルブケース15に形成
された孔15aから内側壁13内に流入させる。
プ(図示せず)で発生した圧力がオイル入口18
及びオイルポート8を通じてダイヤフラム5に加
えられ、この圧力が所定レベルを越えるとスプリ
ング6に抗してダイヤフラム5が開放され、オイ
ルポート8から外側室12にオイルが流入する。
定常作動状態では、外側室12内のオイルは、フ
イルタエレメント2及び補強筒20の孔を通り、
内側室13へ流入し、このとき、オイル中の異物
が過される。内側室13のオイルは、オイル出
口9からエンジン(図示せず)に送られ、その
後、オイルポンプで再びオイル入口18に送られ
る。低温時、オイル粘度が高いとき、オイルはフ
イルタエレメントを通過しずらくなり、外側壁1
2は高圧となる。この高圧は開放するため、シー
ル板24は、スプリング17の力に抗して下方へ
移動し、バイパス通路を形成して外側室12内の
オイルを中心孔22及びバルブケース15に形成
された孔15aから内側壁13内に流入させる。
発明が解決しようとする問題点
ところで、従来のオイルフイルタでは、エンジ
ンの低温始動時には、エンジンオイルの粘度が高
く粘性による圧力損失が大きいため、リリーフバ
ルブ装置のシール板が、作動遅れが生ずるため開
放せずオイルフイルタ内に高い圧力が発生した。
この高圧により、フイルタエレメント及びケーシ
ングが損傷を受けた。そこで従来ではオイルフイ
ルタに個別のサーモバルブ装置を取り付け、エン
ジンオイルの温度が一定レベル以下となつたとき
自動的にオイル圧力を開放する方法が採用され
た。しかしこの方法では、リリーフバルフ装置と
サーモバルブ装置とを個別に設置しなければなら
ず、オイルフイルタの大型化、部分点数の増加及
び製造工程の複雑化等の問題を解決することがで
きなかつた。更に、バイメタルを使用して、リリ
ーフバルブとサーモバルブとを兼用させる方法
も、例えば実公昭56−27939号公報に開示されて
いるが、バイメタルは、温度変化に対しシール板
の変位量が小さいため、低温時にはシール板に対
するバネ弾力を低下させる機能しか生ずることが
できず、バイパス通路が完全に形成されないため
高粘性オイルは殆んど流れなかつた。
ンの低温始動時には、エンジンオイルの粘度が高
く粘性による圧力損失が大きいため、リリーフバ
ルブ装置のシール板が、作動遅れが生ずるため開
放せずオイルフイルタ内に高い圧力が発生した。
この高圧により、フイルタエレメント及びケーシ
ングが損傷を受けた。そこで従来ではオイルフイ
ルタに個別のサーモバルブ装置を取り付け、エン
ジンオイルの温度が一定レベル以下となつたとき
自動的にオイル圧力を開放する方法が採用され
た。しかしこの方法では、リリーフバルフ装置と
サーモバルブ装置とを個別に設置しなければなら
ず、オイルフイルタの大型化、部分点数の増加及
び製造工程の複雑化等の問題を解決することがで
きなかつた。更に、バイメタルを使用して、リリ
ーフバルブとサーモバルブとを兼用させる方法
も、例えば実公昭56−27939号公報に開示されて
いるが、バイメタルは、温度変化に対しシール板
の変位量が小さいため、低温時にはシール板に対
するバネ弾力を低下させる機能しか生ずることが
できず、バイパス通路が完全に形成されないため
高粘性オイルは殆んど流れなかつた。
一方、マルテンサイト変態によつて形状が変化
する形状記憶効果(SME)材料は、公知であり、
現在この材料を応用した数種の温度感知作動装置
が提案されている。例えば特開昭55−19793号公
報は、SME材料への通電時に形状変化を行わせ
てスイツチを切換えるブレーカーを示す。又、自
動車用エンジンの冷却水の制御弁をSMEスプリ
ングで作動する温度感知制御装置も提案されてい
る。
する形状記憶効果(SME)材料は、公知であり、
現在この材料を応用した数種の温度感知作動装置
が提案されている。例えば特開昭55−19793号公
報は、SME材料への通電時に形状変化を行わせ
てスイツチを切換えるブレーカーを示す。又、自
動車用エンジンの冷却水の制御弁をSMEスプリ
ングで作動する温度感知制御装置も提案されてい
る。
しかし圧力開放弁の機能をもつオイルフイルタ
のリリーフバルブ装置を小型化しかつ部品点数を
減少すると共に低温時に確実に開弁する装置は現
在まで提案されなかつた。
のリリーフバルブ装置を小型化しかつ部品点数を
減少すると共に低温時に確実に開弁する装置は現
在まで提案されなかつた。
発明の目的
この発明はリリーフバルブ装置にSMEスプリ
ングを装着することにより、上記欠点のないオイ
ルフイルタを提供することを目的とする。
ングを装着することにより、上記欠点のないオイ
ルフイルタを提供することを目的とする。
実施例
以下この発明の実施例を図面について説明す
る。
る。
第1図ないし第5図に示される各実施例は第6
図に示される公知のオイルフイルタの変形として
示され、同一部分は同一符号で示される。
図に示される公知のオイルフイルタの変形として
示され、同一部分は同一符号で示される。
第1図は上部端板21の中心孔22を閉鎖する
シール板24とバルブケース15との間に形状記
憶効果(SME)を生ずるSMEスプリング30a
が固定された例を示す。固定部分としてバルブケ
ース15は、上部端板21に固定される。バルブ
ケース15の代りに、SMEスプリング30aの
一端部をケーシングに直接固定してもよい。
シール板24とバルブケース15との間に形状記
憶効果(SME)を生ずるSMEスプリング30a
が固定された例を示す。固定部分としてバルブケ
ース15は、上部端板21に固定される。バルブ
ケース15の代りに、SMEスプリング30aの
一端部をケーシングに直接固定してもよい。
SEMスプリング30aは、可逆形状記憶効果
を有する。即ち10゜ないし50℃の温度範囲内にマ
ルテンサイト変態点が設定され、SMEスプリン
グ30aはこの変態点以下の温度ではマルテンサ
イト組織となり、それより高い温度では、母相を
形成し、各相で異なる形状となる。従つてSME
スプリング30aは変態点以下では、第2図に示
される伸縮状態となりシール板24を開弁し、大
きい通路面積のバイパス通路を形成する。従つて
低温時では、オイルは確実にバイパス通路を通過
できるので、ケーシング内に高圧は生じない。定
常作業状態では、オイル温度が上記変態点より高
いため、SMEスプリング30aは母相を形成し、
第1図に示される取縮状態に戻る。この閉弁状態
で、シール板24は内側室13と外側室12の両
オイル圧力を受け、外側室12内のオイル圧力が
内側室13より一定レベル以上高いとき、SME
スプリング30aは、開弁方向に伸張され、高い
圧力を内側室13へ開放する。外側室13の圧力
が上記レベルより低下すると、シール板24は、
SMEスプリング30aの弾力で第1図の閉弁状
態に戻される。このようにSMEスプリング30
aは、変態点の上下温度で異なる形状となる二方
向形状記憶効果を有する。
を有する。即ち10゜ないし50℃の温度範囲内にマ
ルテンサイト変態点が設定され、SMEスプリン
グ30aはこの変態点以下の温度ではマルテンサ
イト組織となり、それより高い温度では、母相を
形成し、各相で異なる形状となる。従つてSME
スプリング30aは変態点以下では、第2図に示
される伸縮状態となりシール板24を開弁し、大
きい通路面積のバイパス通路を形成する。従つて
低温時では、オイルは確実にバイパス通路を通過
できるので、ケーシング内に高圧は生じない。定
常作業状態では、オイル温度が上記変態点より高
いため、SMEスプリング30aは母相を形成し、
第1図に示される取縮状態に戻る。この閉弁状態
で、シール板24は内側室13と外側室12の両
オイル圧力を受け、外側室12内のオイル圧力が
内側室13より一定レベル以上高いとき、SME
スプリング30aは、開弁方向に伸張され、高い
圧力を内側室13へ開放する。外側室13の圧力
が上記レベルより低下すると、シール板24は、
SMEスプリング30aの弾力で第1図の閉弁状
態に戻される。このようにSMEスプリング30
aは、変態点の上下温度で異なる形状となる二方
向形状記憶効果を有する。
第3図ないし第4図に示される実施例では、
SMEスプリングと形状記憶効果のない通常のス
プリングとが組合わせて使用させ、通常のスプリ
ングは、シール板24と固定部分例えばバルブケ
ース15との間に配置される。通常のスプリング
31は、SMEスプリング30bが変態点以下の
温度で伸張状態に変形するとき、この変形を助長
するため引張状態で装着される。この実施例で
は、変態点より高い高温時には、SMEスプリン
グ30bは母相に戻り、シール板24を閉弁す
る。このとき通常のスプリング31は、シール板
24を閉弁位置に引張する。しかし低温時には、
SMEスプリング30bは大きな力でマルテンサ
イト相に変化し、スプリング31の弾力に抗して
シール板24を開弁位置に移動する。
SMEスプリングと形状記憶効果のない通常のス
プリングとが組合わせて使用させ、通常のスプリ
ングは、シール板24と固定部分例えばバルブケ
ース15との間に配置される。通常のスプリング
31は、SMEスプリング30bが変態点以下の
温度で伸張状態に変形するとき、この変形を助長
するため引張状態で装着される。この実施例で
は、変態点より高い高温時には、SMEスプリン
グ30bは母相に戻り、シール板24を閉弁す
る。このとき通常のスプリング31は、シール板
24を閉弁位置に引張する。しかし低温時には、
SMEスプリング30bは大きな力でマルテンサ
イト相に変化し、スプリング31の弾力に抗して
シール板24を開弁位置に移動する。
第4図は、通常のスプリング31を圧縮バネと
して使用した例を示す。
して使用した例を示す。
第5図は、SMEスプリング30cの周囲に通
常スプリング31が捲回された例を示す。シール
板24は、SMEスプリング30cが収容された
円筒部24aと円筒部24aの上部に形成されか
つ上部端板21と接触して中心孔22を閉鎖する
フランジ24bとを有する。フランジ24bとバ
ルブケース15との間には、通常の圧縮スプリン
グ31が配置される。
常スプリング31が捲回された例を示す。シール
板24は、SMEスプリング30cが収容された
円筒部24aと円筒部24aの上部に形成されか
つ上部端板21と接触して中心孔22を閉鎖する
フランジ24bとを有する。フランジ24bとバ
ルブケース15との間には、通常の圧縮スプリン
グ31が配置される。
低温時では、SMEスプリング30cがスプリ
ング31に抗してマルテンサイト相として大きな
力で上部端板21と円筒部24aとの間で伸張状
態となり、シール板24を下方へ移動させる。こ
のためフランジ24bは、中心孔22から分離し
開弁状態となる。逆に低温時では、SMEスプリ
ング30cは、母相として収縮状態となり、シー
ル板24はスプリング31の弾力に補助されて閉
弁位置に戻される。閉弁位置では、シール板24
をSMEスプリング30cとスプリング31の両
方又は専らスプリング31の弾力によつてのみ上
部端板21に対し押圧してもよい。この場合、フ
ランジ24bが中心孔22を通じて高いオイル圧
力を受けたとき、スプリング31又は必要に応じ
てSMEスプリング30cの弾力に抗してシール
板24が開弁し、オイル圧力が低下すると、この
弾力で自動的に閉弁位置に戻される。場合によつ
ては、SMEスプリング30cをスプリング31
と交換し、外側のフランジ24bとバルブケース
15との間にSMEスプリングを配置し、円筒部
24a内に通常のスプリング31を配置してもよ
い。この場合、低温時にはSMEスプリングは収
縮状態となり、高温時には伸張状態となる。
ング31に抗してマルテンサイト相として大きな
力で上部端板21と円筒部24aとの間で伸張状
態となり、シール板24を下方へ移動させる。こ
のためフランジ24bは、中心孔22から分離し
開弁状態となる。逆に低温時では、SMEスプリ
ング30cは、母相として収縮状態となり、シー
ル板24はスプリング31の弾力に補助されて閉
弁位置に戻される。閉弁位置では、シール板24
をSMEスプリング30cとスプリング31の両
方又は専らスプリング31の弾力によつてのみ上
部端板21に対し押圧してもよい。この場合、フ
ランジ24bが中心孔22を通じて高いオイル圧
力を受けたとき、スプリング31又は必要に応じ
てSMEスプリング30cの弾力に抗してシール
板24が開弁し、オイル圧力が低下すると、この
弾力で自動的に閉弁位置に戻される。場合によつ
ては、SMEスプリング30cをスプリング31
と交換し、外側のフランジ24bとバルブケース
15との間にSMEスプリングを配置し、円筒部
24a内に通常のスプリング31を配置してもよ
い。この場合、低温時にはSMEスプリングは収
縮状態となり、高温時には伸張状態となる。
上記SMEスプリング30a,30bは、TiNi
合金、CuZnX合金(XはSi、Sn、Al又はGa)又
はGuAlNi合金からなる群から選択された合金材
料で形成される。この合金組成は、マルテンサイ
ト変態点が10゜ないし50℃の温度範囲となるよう
に選定される。上記合金材料は、コイル状に成形
され、10-5torrで石英管中に真空封入し、800℃
で2時間焼鈍される。この焼鈍でひずみが除去さ
れたのち、冷水中で急冷されマルテンサイト相が
形成される。このコイルは、例えば伸張状態の長
さに拘束し、大気雰囲気中で400℃100時間の拘束
時間が行われたのち水焼入れされる。このよう
に、可逆形状記憶効果は、マルテンサイト相で変
形し、これを拘束下で加熱し逆変態させることに
よつて得られる。他の方法として、可逆形状記憶
効果は、母相に微細な析出物を生じさせたのち変
形させたり又はマルテンサイト相に限界以上の変
形を与えることによつても得られるがいずれにし
ても、80%以上可逆形状に変形できれば、この発
明を実施することができる。
合金、CuZnX合金(XはSi、Sn、Al又はGa)又
はGuAlNi合金からなる群から選択された合金材
料で形成される。この合金組成は、マルテンサイ
ト変態点が10゜ないし50℃の温度範囲となるよう
に選定される。上記合金材料は、コイル状に成形
され、10-5torrで石英管中に真空封入し、800℃
で2時間焼鈍される。この焼鈍でひずみが除去さ
れたのち、冷水中で急冷されマルテンサイト相が
形成される。このコイルは、例えば伸張状態の長
さに拘束し、大気雰囲気中で400℃100時間の拘束
時間が行われたのち水焼入れされる。このよう
に、可逆形状記憶効果は、マルテンサイト相で変
形し、これを拘束下で加熱し逆変態させることに
よつて得られる。他の方法として、可逆形状記憶
効果は、母相に微細な析出物を生じさせたのち変
形させたり又はマルテンサイト相に限界以上の変
形を与えることによつても得られるがいずれにし
ても、80%以上可逆形状に変形できれば、この発
明を実施することができる。
SMEスプリングは、オイル中に含まれる腐食
性成分によつて化学的変化が発生しないように耐
油性物質で被覆される。このような耐油性物質
は、ブタジエンアクリロニトリルゴム、ポリクロ
ロプレン等の合成ゴムの融着、亜鉛、クロム又は
カドミウム合金等の鍍金によりSMEスプリング
表面にコーテイングされる。
性成分によつて化学的変化が発生しないように耐
油性物質で被覆される。このような耐油性物質
は、ブタジエンアクリロニトリルゴム、ポリクロ
ロプレン等の合成ゴムの融着、亜鉛、クロム又は
カドミウム合金等の鍍金によりSMEスプリング
表面にコーテイングされる。
発明の効果
上述の通り、この発明では、オイルフイルタの
リリーフバルブ装置にSMEスプリングを使用し
たので、リリーフバルブ装置を小型化しかつその
部品点数を減少すると共に、低温時にリリーフバ
ルブを確実に開弁することができる。更に、この
発明では、SMEスプリングを使用して、低温時
の開弁、高温時の閉弁及び高温時高圧下での開弁
によりバイパス通路の形成の3操作を繰返し行う
ことができる。
リリーフバルブ装置にSMEスプリングを使用し
たので、リリーフバルブ装置を小型化しかつその
部品点数を減少すると共に、低温時にリリーフバ
ルブを確実に開弁することができる。更に、この
発明では、SMEスプリングを使用して、低温時
の開弁、高温時の閉弁及び高温時高圧下での開弁
によりバイパス通路の形成の3操作を繰返し行う
ことができる。
第1図は、この発明のオイルフイルタに使用す
るリリーフバルブ装置の断面図;第2図は、開弁
状態のシール板を示す断面図;第3図は、通常の
スプリングを併用した第2実施例の断面図;第4
図は、この第3実施例の断面図;第5図は、この
第4実施例の断面図で;第6図は、従来のオイル
フイルタの断面図を示す。 1……ケーシング、2……フイルタエレメン
ト、10……ブラケツト、12……外側室、13
……内側室、14……リリーフバルブ装置、15
……バルブケース、17……スプリング、21…
…上部端板、22……中心孔、24……シール
板、30a,30b……SMEスプリング、31
……通常のスプリング。
るリリーフバルブ装置の断面図;第2図は、開弁
状態のシール板を示す断面図;第3図は、通常の
スプリングを併用した第2実施例の断面図;第4
図は、この第3実施例の断面図;第5図は、この
第4実施例の断面図で;第6図は、従来のオイル
フイルタの断面図を示す。 1……ケーシング、2……フイルタエレメン
ト、10……ブラケツト、12……外側室、13
……内側室、14……リリーフバルブ装置、15
……バルブケース、17……スプリング、21…
…上部端板、22……中心孔、24……シール
板、30a,30b……SMEスプリング、31
……通常のスプリング。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 ケーシング内に配置されかつその中に流入す
るオイルを過するフイルタエレメント、及び該
ケーシング内が高圧になつたとき、該フイルタエ
レメントを迂回してオイルを流出させるバイパス
通路を形成するリリーフバルブ装置を有するオイ
ルフイルタにおいて、該リリーフバルブ装置は、
上記バイパス通路を開閉するシール板と、ケーシ
ング内の固定部分と該シール板との間に配置され
かつ形状記憶効果材料で形成されたSMEスプリ
ングと、を有し、該SMEスプリングは、10゜ない
し50℃の温度範囲内に設定された変態点を有し、
該変態点以下の温度では、シール板を開弁する形
状となり、また該変態点より高い温度では、シー
ル板を閉弁できる形状となり、更に閉弁時にケー
シング内の圧力が一定レベル以上高いとき、シー
ル板はオイル圧力によりバネ弾力に抗して開弁さ
れることを特徴とするオイルフイルタ。 2 上記フイルタエレメントの上部は、上部端板
で閉鎖されると共に、その下部は、オイルポート
を有する底板で支持された下部端板で閉鎖され、
ケーシングとフイルタエレメントとの間に外側室
が形成されると共に、フイルタエレメント内には
内側室が形成され、上記リリーフバルブ装置は上
部端板に形成された中心孔と、上部端板と接触
し、通常上記中心孔を閉鎖しかつ内側室と外側室
とのオイル圧力を受けるシール板と、上部端板に
固着されかつ貫通孔を有するバルブケースと、上
記シール板とバルブケースとの間に配置された
SMEスプリングとを有する特許請求の範囲第1
項記載のオイルフイルタ。 3 上記SMEスプリングは、可逆形状記憶効果
を有し上記変態点の上下温度で異なる形状となる
二方向形状記憶効果を有する特許請求の範囲第1
項記載のオイルフイルタ。 4 上記シール板と固定部分との間には、上記
SMEスプリングが上記変態点以下又は以上の温
度で変形する時、この変形を助長する通常のスプ
リングが配置された特許請求の範囲第1項記載の
オイルフイルタ。 5 上記SMEスプリングは耐油性物質で被覆さ
れた特許請求の範囲第1項記載のオイルフイル
タ。 6 上記SMEスプリングは、上記シール板が上
部端板と接触する閉弁状態で外側室と内側室の一
方のオイル圧力が他方より一定レベル以上高い
時、オイル圧力により弾性変形しシール板が開弁
位置に移動する特許請求の範囲第2項記載のオイ
ルフイルタ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP60036589A JPS61197014A (ja) | 1985-02-27 | 1985-02-27 | オイルフイルタ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP60036589A JPS61197014A (ja) | 1985-02-27 | 1985-02-27 | オイルフイルタ |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS61197014A JPS61197014A (ja) | 1986-09-01 |
| JPH0457366B2 true JPH0457366B2 (ja) | 1992-09-11 |
Family
ID=12473961
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP60036589A Granted JPS61197014A (ja) | 1985-02-27 | 1985-02-27 | オイルフイルタ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS61197014A (ja) |
Families Citing this family (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| FR2659141B1 (fr) * | 1990-03-01 | 1994-03-25 | Lebozec Gautier | Indicateur de colmatage. |
| US20060254974A1 (en) * | 2005-02-02 | 2006-11-16 | Ibrahim Khalil | Filtration system with bypass valve flow control apparatus and method |
| JP2007205251A (ja) * | 2006-02-01 | 2007-08-16 | Tokyo Roki Co Ltd | オイルフィルタ用リリーフバルブの弁構造 |
| US8658032B2 (en) * | 2011-02-04 | 2014-02-25 | Ufi Filters S.P.A. | Filter cartridge |
| JP6767246B2 (ja) * | 2016-04-01 | 2020-10-14 | 株式会社山田製作所 | 感温式弁機構 |
-
1985
- 1985-02-27 JP JP60036589A patent/JPS61197014A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS61197014A (ja) | 1986-09-01 |
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