JPH0457402B2 - - Google Patents
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- JPH0457402B2 JPH0457402B2 JP59044476A JP4447684A JPH0457402B2 JP H0457402 B2 JPH0457402 B2 JP H0457402B2 JP 59044476 A JP59044476 A JP 59044476A JP 4447684 A JP4447684 A JP 4447684A JP H0457402 B2 JPH0457402 B2 JP H0457402B2
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- JP
- Japan
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- rolling
- rolled
- oxide scale
- stainless steel
- during
- Prior art date
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- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B21—MECHANICAL METAL-WORKING WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL; PUNCHING METAL
- B21B—ROLLING OF METAL
- B21B45/00—Devices for surface or other treatment of work, specially combined with or arranged in, or specially adapted for use in connection with, metal-rolling mills
- B21B45/04—Devices for surface or other treatment of work, specially combined with or arranged in, or specially adapted for use in connection with, metal-rolling mills for de-scaling, e.g. by brushing
- B21B45/08—Devices for surface or other treatment of work, specially combined with or arranged in, or specially adapted for use in connection with, metal-rolling mills for de-scaling, e.g. by brushing hydraulically
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B21—MECHANICAL METAL-WORKING WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL; PUNCHING METAL
- B21B—ROLLING OF METAL
- B21B1/00—Metal-rolling methods or mills for making semi-finished products of solid or profiled cross-section; Sequence of operations in milling trains; Layout of rolling-mill plant, e.g. grouping of stands; Succession of passes or of sectional pass alternations
- B21B1/22—Metal-rolling methods or mills for making semi-finished products of solid or profiled cross-section; Sequence of operations in milling trains; Layout of rolling-mill plant, e.g. grouping of stands; Succession of passes or of sectional pass alternations for rolling plates, strips, bands or sheets of indefinite length
- B21B1/24—Metal-rolling methods or mills for making semi-finished products of solid or profiled cross-section; Sequence of operations in milling trains; Layout of rolling-mill plant, e.g. grouping of stands; Succession of passes or of sectional pass alternations for rolling plates, strips, bands or sheets of indefinite length in a continuous or semi-continuous process
- B21B1/26—Metal-rolling methods or mills for making semi-finished products of solid or profiled cross-section; Sequence of operations in milling trains; Layout of rolling-mill plant, e.g. grouping of stands; Succession of passes or of sectional pass alternations for rolling plates, strips, bands or sheets of indefinite length in a continuous or semi-continuous process by hot-rolling, e.g. Steckel hot mill
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B21—MECHANICAL METAL-WORKING WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL; PUNCHING METAL
- B21B—ROLLING OF METAL
- B21B3/00—Rolling materials of special alloys so far as the composition of the alloy requires or permits special rolling methods or sequences ; Rolling of aluminium, copper, zinc or other non-ferrous metals
- B21B3/02—Rolling special iron alloys, e.g. stainless steel
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Metal Rolling (AREA)
Description
本発明は熱間圧延過程で被圧延材に発生する表
面疵発生防止をはかつたフエライト系ステンレス
鋼の熱間圧延方法に関する。 ステンレス鋼製品は外観上美麗な表面肌を要求
されるうえ微小な疵も目立ちやすい。しかしステ
ンレス鋼は変形抵抗が大きいので、熱間圧延過程
で疵が発生するとその後冷間圧延しても疵は容易
に消えず、微小な疵が存続してしまう。このため
従来ステンレス鋼の熱間圧延においては疵が発生
しないように厳しく管理する必要があつた。 しかしながら従来ステンレス鋼がCr含有量16
%以上のものを熱間圧延した場合圧延ロール焼付
きによる疵や割れ疵など表面疵が発生する場合が
多かつた。一般にこのような表面疵が発生した場
合、その発生程度により著しいものはスクラツプ
にするか、軽度のものは研摩工程にまわして手入
れすることにより救済するしか方法がないため、
表面疵が発生すると歩留や生産能率が大幅に低下
していた。また圧延ロールに焼付きが発生すると
ロールは使用できず、圧延を休止して取替えなけ
ればならないため、ロール原単位や圧延コストが
上昇していた。 従来このような表面疵防止対策としては被圧延
材の圧延温度を上昇させて圧延時の変形抵抗を小
さくすることにより圧延荷重を下げるとか、圧延
パス数を増加させて、1パス当りの圧延率を下げ
るとかの方法が採られていたが、表面疵は完全に
防止できず、しかも生産能率の低下や生産コスト
の上昇を招くという欠点があつた。 本発明は近年生産能率の上昇や生産コストの低
減および歩留の向上等の目的で、スラブ単量を増
加させ、圧延も過酷な条件で実施せざるを得ない
点に鑑み、従来表面疵が発生してしまうような圧
延条件で圧延しても表面疵が発生しない圧延方法
を提供するものである。 本発明者らはステンレス鋼の熱間圧延過程で発
生する圧延ロール焼付きによる疵や割れ疵などの
表面疵発生原因について以下に示す如く圧延条件
を変えることにより調査した結果、圧延過程で被
圧延材表面の酸化スケールが完全に剥離し、被圧
延材の金属面が露出してしまうことが原因である
ことが判明した。 第1表は表面疵原因調査のため厚さ30mm、幅
100mm、長さ200mmの被圧延材を大気雰囲気の加熱
炉中で1150℃×1時間加熱した後熱間圧延する際
の条件を示したものである。
面疵発生防止をはかつたフエライト系ステンレス
鋼の熱間圧延方法に関する。 ステンレス鋼製品は外観上美麗な表面肌を要求
されるうえ微小な疵も目立ちやすい。しかしステ
ンレス鋼は変形抵抗が大きいので、熱間圧延過程
で疵が発生するとその後冷間圧延しても疵は容易
に消えず、微小な疵が存続してしまう。このため
従来ステンレス鋼の熱間圧延においては疵が発生
しないように厳しく管理する必要があつた。 しかしながら従来ステンレス鋼がCr含有量16
%以上のものを熱間圧延した場合圧延ロール焼付
きによる疵や割れ疵など表面疵が発生する場合が
多かつた。一般にこのような表面疵が発生した場
合、その発生程度により著しいものはスクラツプ
にするか、軽度のものは研摩工程にまわして手入
れすることにより救済するしか方法がないため、
表面疵が発生すると歩留や生産能率が大幅に低下
していた。また圧延ロールに焼付きが発生すると
ロールは使用できず、圧延を休止して取替えなけ
ればならないため、ロール原単位や圧延コストが
上昇していた。 従来このような表面疵防止対策としては被圧延
材の圧延温度を上昇させて圧延時の変形抵抗を小
さくすることにより圧延荷重を下げるとか、圧延
パス数を増加させて、1パス当りの圧延率を下げ
るとかの方法が採られていたが、表面疵は完全に
防止できず、しかも生産能率の低下や生産コスト
の上昇を招くという欠点があつた。 本発明は近年生産能率の上昇や生産コストの低
減および歩留の向上等の目的で、スラブ単量を増
加させ、圧延も過酷な条件で実施せざるを得ない
点に鑑み、従来表面疵が発生してしまうような圧
延条件で圧延しても表面疵が発生しない圧延方法
を提供するものである。 本発明者らはステンレス鋼の熱間圧延過程で発
生する圧延ロール焼付きによる疵や割れ疵などの
表面疵発生原因について以下に示す如く圧延条件
を変えることにより調査した結果、圧延過程で被
圧延材表面の酸化スケールが完全に剥離し、被圧
延材の金属面が露出してしまうことが原因である
ことが判明した。 第1表は表面疵原因調査のため厚さ30mm、幅
100mm、長さ200mmの被圧延材を大気雰囲気の加熱
炉中で1150℃×1時間加熱した後熱間圧延する際
の条件を示したものである。
【表】
この第1表において圧延条件A,BおよびCは
いずれも幅方向の圧延を先に行い、厚さ方向の圧
延を後で行うよう設定してあるが、幅方向圧延の
圧延量および幅方向−厚さ方向の圧延パス間の条
件を変え、酸化スケールの付着状況が異なるよう
にしてある。すなわち圧延条件Aは幅方向の圧延
量を2mmと少なくして、加熱中に生成した表面の
酸化スケールのうち、表層側のもののみ剥離し
て、母材側の薄いものが残存するようにしてあ
る。この残存する薄い酸化スケールはその後の短
時間空冷では変らないので、厚さ方向の圧延の際
には薄い酸化スケールで包まれた状態で圧延され
る。これに対して圧延条件BおよびCはいずれも
幅方向の圧延量を10mmと多くし、加熱中に生成し
た酸化スケールが母材より大部分剥離して金属面
の露出した部分が生じるようにしたものである。
そしてその露出した部分が圧延条件Bの場合厚さ
方向圧延においても維持されるようにし、圧延条
件Cの場合は1100℃に加熱することにより酸化さ
れて、薄い酸化スケールが再生成するようにして
ある。従つて圧延条件AおよびCの場合は厚さ方
向の圧延の際被圧延材が薄い酸化スケールで包ま
れた状態で圧延されるが、圧延条件Bの場合は金
属面が露出した部分がある状態で圧延されること
になる。 第2表は以上のように設定した圧延条件でクロ
ム含有量の異なるステンレス鋼を熱間圧延して、
圧延後の被圧延材と圧延ロールの表面状況を調査
したものである。
いずれも幅方向の圧延を先に行い、厚さ方向の圧
延を後で行うよう設定してあるが、幅方向圧延の
圧延量および幅方向−厚さ方向の圧延パス間の条
件を変え、酸化スケールの付着状況が異なるよう
にしてある。すなわち圧延条件Aは幅方向の圧延
量を2mmと少なくして、加熱中に生成した表面の
酸化スケールのうち、表層側のもののみ剥離し
て、母材側の薄いものが残存するようにしてあ
る。この残存する薄い酸化スケールはその後の短
時間空冷では変らないので、厚さ方向の圧延の際
には薄い酸化スケールで包まれた状態で圧延され
る。これに対して圧延条件BおよびCはいずれも
幅方向の圧延量を10mmと多くし、加熱中に生成し
た酸化スケールが母材より大部分剥離して金属面
の露出した部分が生じるようにしたものである。
そしてその露出した部分が圧延条件Bの場合厚さ
方向圧延においても維持されるようにし、圧延条
件Cの場合は1100℃に加熱することにより酸化さ
れて、薄い酸化スケールが再生成するようにして
ある。従つて圧延条件AおよびCの場合は厚さ方
向の圧延の際被圧延材が薄い酸化スケールで包ま
れた状態で圧延されるが、圧延条件Bの場合は金
属面が露出した部分がある状態で圧延されること
になる。 第2表は以上のように設定した圧延条件でクロ
ム含有量の異なるステンレス鋼を熱間圧延して、
圧延後の被圧延材と圧延ロールの表面状況を調査
したものである。
【表】
(注) ○印は異状なし
第2表に示す如く、被圧延材の金属面が露出し
た状態で厚さ方向の圧延を行う圧延条件Bの場合
には被圧延材のCr含有量が16%以上であると圧
延ロールの焼付きや割れ疵が発生する。 しかしながら第2表を検討してみると、(1)被圧
延材が薄い酸化スケールに包まれた状態で厚さ方
向の圧延が行われる圧延条件AとCの場合、およ
び(2)圧延条件Bで圧延しても被圧延材が低Cr鋼
である場合にはいずれも圧延ロールの焼付きや割
れ疵が発生していない。そこでこれらの場合に圧
延ロールの焼付きや割れ疵が発生しない理由を考
察してみると(1)の場合薄い酸化スケールが潤滑の
役目を果しているものと考えられ、(2)の場合低
Cr鋼は耐高温酸化性に劣り、短時間に酸化スケ
ールを再生成する性質があり、この酸化スケール
が同様の役目を果しているものと考えられる。こ
のため圧延ロールの焼付きや割れ疵を防止するに
は被圧延材の露出金属面に薄い酸化スケールを再
生成させればよいことがわかる。また被圧延材が
Cr含有量16%以上のCr鋼であると圧延ロールの
焼付きや割れ疵が発生するのは耐高温酸化性に優
れているため、露出金属面に酸化スケールが再生
成せず、摩擦抵抗が大きいためであることがわか
る。 従来酸化スケールに関しては被圧延材に付着し
たままで圧延すると圧延により被圧延材の表面に
押込まれ押込み疵が発生することから加熱炉から
抽出後圧延前には高圧水の噴射などにより極力完
全にデスケールし、また圧延中に生成したものは
圧延過程で完全にデスケールされるのが好ましい
とされていた。しかし上記調査より明らかな如
く、完全にデスケールされて母材金属面が露出し
てしまつていると熱間圧延の際表面疵が発生する
ので、酸化スケールは単に除去すればよいのでは
なく、適度にその量を制御する必要があり、母材
金属面が露出してしまつた場合には再生成させる
必要がある。 そこで本発明は表面疵防止のため熱間圧延過程
において被圧延材の露出金属面に薄い酸化スケー
ルを再生成させて圧延する圧延方法を提供するも
のである。 Cr含有量16%以上のステンレス鋼は前述の如
く大気雰囲気下では酸化スケールが短時間で再生
成しがたい。このため本発明においては有機酸を
供給して、有機酸により酸化を促進し、酸化スケ
ールが短時間に再生成するようにするものであ
る。しかして本発明においてはステンレス鋼や設
備の耐食上スルフオン酸の如く無機酸根を残すも
のは好ましくないので、カルボン酸を用い、これ
を水や圧延潤滑油などに含ませて供給するもので
ある。すなわち本発明はCr含有量が16%以上の
フエライト系ステンレス鋼の熱間圧延において、
粗圧延のパス間または粗圧延と仕上圧延のパス間
で被圧延材にカルボン酸を含む水溶液またはカル
ボン酸を含む圧延潤滑油あるいはこれらの両方を
供給することにより圧延時の被圧延材表面に付着
した酸化スケールが剥離して金属面が露出した部
分に薄い酸化スケールを再生成させ、しかる後に
次パスの圧延を行うことを特徴とするステンレス
鋼の熱間圧延方法を提供するものである。 本発明において水溶性や圧延潤滑油に含ませる
カルボン酸は被圧延材の露出金属面の酸化を促進
させるものであれば種類を問わず、脂肪族のも
の、芳香族のものであつてもよい。しかし塩基的
にはトリカルボン酸以上の多塩基酸は高価である
のでモノおよびジカルボン酸が好ましい。もちろ
ん本発明の場合水溶液や圧延潤滑油に含ませるカ
ルボン酸は1種類だけでなく、分子量、構造の異
なるものを2種類以上含ませても差しつかえない
ものである。 本発明にてカルボン酸により酸化を促進させて
再生成させる酸化スケールは潤滑効果を得るため
のものであり、熱間圧延前の加熱過程で生成する
酸化スケールのように厚くしたのでは押込み疵の
原因となるので、薄いものにする。 なお本発明の熱間圧延にても熱間圧延前の加熱
過程で被圧延材に生成する酸化スケールは極めて
厚いもので、付着したままで圧延すると押込み疵
が発生するので、従来の如く圧延前に高圧水の噴
射などによりデスケールする。しかしデスケール
に際しては金属面が露出して焼付きや割れ疵の表
面疵が発生しないよう制御する必要がある。 以下、実施例により本発明を説明する。 第3表はCr含有量17.1%のSUS430鋼のスラブ
(厚さ200mm、幅1050mm、重さ15トン)を加熱炉で
1100℃に均熱した後、粗圧延で25mm、幅1060mmに
し、その後仕上圧延で厚さ3.6mm、幅1060mmの熱
延コイルにする際の圧延ロールの焼付きや割れ疵
の発生状況が被圧延材へのカルボン酸含有水溶液
や圧延潤滑油の供給有無および供給条件によりど
のように変るかを調査したものである。 カルボン酸含有水溶液や圧延潤滑油(以下有機
酸溶液という)の被圧延材への供給は、噴射ノズ
ルを介して行ない、被圧延材全幅およびエツジ近
傍に有機酸溶液を噴射した。エツジ近傍のみに噴
射することをも対象にしたのは、一般に圧延時に
被圧延材に付着した酸化スケールが剥離するの
は、垂直圧延(幅方向圧延)時の歪によるもの
で、垂直方向の圧延量が小さい場合、酸化スケー
ルの剥離は、エツジ近傍に集中して起こるためで
ある。 なお、粗圧延は次のようなパススケジユールに
より行ない、有機酸溶液の供給は、実施例1,2
の場合、粗圧延パス間で、実施例3〜5の場合は
粗圧延と仕上圧延のパス間で行なつた。 (加熱)→垂直圧延1→水平圧延1→水平圧延2 →垂直圧延2→水平圧延3* ―→ 水平圧延
4 →垂直圧延3→水平圧延5→垂直圧延4 →水平圧延6** ――→ (仕上圧延) *実施例1,2の有機酸溶液供給 **実施例3〜5の有機酸溶液供給
第2表に示す如く、被圧延材の金属面が露出し
た状態で厚さ方向の圧延を行う圧延条件Bの場合
には被圧延材のCr含有量が16%以上であると圧
延ロールの焼付きや割れ疵が発生する。 しかしながら第2表を検討してみると、(1)被圧
延材が薄い酸化スケールに包まれた状態で厚さ方
向の圧延が行われる圧延条件AとCの場合、およ
び(2)圧延条件Bで圧延しても被圧延材が低Cr鋼
である場合にはいずれも圧延ロールの焼付きや割
れ疵が発生していない。そこでこれらの場合に圧
延ロールの焼付きや割れ疵が発生しない理由を考
察してみると(1)の場合薄い酸化スケールが潤滑の
役目を果しているものと考えられ、(2)の場合低
Cr鋼は耐高温酸化性に劣り、短時間に酸化スケ
ールを再生成する性質があり、この酸化スケール
が同様の役目を果しているものと考えられる。こ
のため圧延ロールの焼付きや割れ疵を防止するに
は被圧延材の露出金属面に薄い酸化スケールを再
生成させればよいことがわかる。また被圧延材が
Cr含有量16%以上のCr鋼であると圧延ロールの
焼付きや割れ疵が発生するのは耐高温酸化性に優
れているため、露出金属面に酸化スケールが再生
成せず、摩擦抵抗が大きいためであることがわか
る。 従来酸化スケールに関しては被圧延材に付着し
たままで圧延すると圧延により被圧延材の表面に
押込まれ押込み疵が発生することから加熱炉から
抽出後圧延前には高圧水の噴射などにより極力完
全にデスケールし、また圧延中に生成したものは
圧延過程で完全にデスケールされるのが好ましい
とされていた。しかし上記調査より明らかな如
く、完全にデスケールされて母材金属面が露出し
てしまつていると熱間圧延の際表面疵が発生する
ので、酸化スケールは単に除去すればよいのでは
なく、適度にその量を制御する必要があり、母材
金属面が露出してしまつた場合には再生成させる
必要がある。 そこで本発明は表面疵防止のため熱間圧延過程
において被圧延材の露出金属面に薄い酸化スケー
ルを再生成させて圧延する圧延方法を提供するも
のである。 Cr含有量16%以上のステンレス鋼は前述の如
く大気雰囲気下では酸化スケールが短時間で再生
成しがたい。このため本発明においては有機酸を
供給して、有機酸により酸化を促進し、酸化スケ
ールが短時間に再生成するようにするものであ
る。しかして本発明においてはステンレス鋼や設
備の耐食上スルフオン酸の如く無機酸根を残すも
のは好ましくないので、カルボン酸を用い、これ
を水や圧延潤滑油などに含ませて供給するもので
ある。すなわち本発明はCr含有量が16%以上の
フエライト系ステンレス鋼の熱間圧延において、
粗圧延のパス間または粗圧延と仕上圧延のパス間
で被圧延材にカルボン酸を含む水溶液またはカル
ボン酸を含む圧延潤滑油あるいはこれらの両方を
供給することにより圧延時の被圧延材表面に付着
した酸化スケールが剥離して金属面が露出した部
分に薄い酸化スケールを再生成させ、しかる後に
次パスの圧延を行うことを特徴とするステンレス
鋼の熱間圧延方法を提供するものである。 本発明において水溶性や圧延潤滑油に含ませる
カルボン酸は被圧延材の露出金属面の酸化を促進
させるものであれば種類を問わず、脂肪族のも
の、芳香族のものであつてもよい。しかし塩基的
にはトリカルボン酸以上の多塩基酸は高価である
のでモノおよびジカルボン酸が好ましい。もちろ
ん本発明の場合水溶液や圧延潤滑油に含ませるカ
ルボン酸は1種類だけでなく、分子量、構造の異
なるものを2種類以上含ませても差しつかえない
ものである。 本発明にてカルボン酸により酸化を促進させて
再生成させる酸化スケールは潤滑効果を得るため
のものであり、熱間圧延前の加熱過程で生成する
酸化スケールのように厚くしたのでは押込み疵の
原因となるので、薄いものにする。 なお本発明の熱間圧延にても熱間圧延前の加熱
過程で被圧延材に生成する酸化スケールは極めて
厚いもので、付着したままで圧延すると押込み疵
が発生するので、従来の如く圧延前に高圧水の噴
射などによりデスケールする。しかしデスケール
に際しては金属面が露出して焼付きや割れ疵の表
面疵が発生しないよう制御する必要がある。 以下、実施例により本発明を説明する。 第3表はCr含有量17.1%のSUS430鋼のスラブ
(厚さ200mm、幅1050mm、重さ15トン)を加熱炉で
1100℃に均熱した後、粗圧延で25mm、幅1060mmに
し、その後仕上圧延で厚さ3.6mm、幅1060mmの熱
延コイルにする際の圧延ロールの焼付きや割れ疵
の発生状況が被圧延材へのカルボン酸含有水溶液
や圧延潤滑油の供給有無および供給条件によりど
のように変るかを調査したものである。 カルボン酸含有水溶液や圧延潤滑油(以下有機
酸溶液という)の被圧延材への供給は、噴射ノズ
ルを介して行ない、被圧延材全幅およびエツジ近
傍に有機酸溶液を噴射した。エツジ近傍のみに噴
射することをも対象にしたのは、一般に圧延時に
被圧延材に付着した酸化スケールが剥離するの
は、垂直圧延(幅方向圧延)時の歪によるもの
で、垂直方向の圧延量が小さい場合、酸化スケー
ルの剥離は、エツジ近傍に集中して起こるためで
ある。 なお、粗圧延は次のようなパススケジユールに
より行ない、有機酸溶液の供給は、実施例1,2
の場合、粗圧延パス間で、実施例3〜5の場合は
粗圧延と仕上圧延のパス間で行なつた。 (加熱)→垂直圧延1→水平圧延1→水平圧延2 →垂直圧延2→水平圧延3* ―→ 水平圧延
4 →垂直圧延3→水平圧延5→垂直圧延4 →水平圧延6** ――→ (仕上圧延) *実施例1,2の有機酸溶液供給 **実施例3〜5の有機酸溶液供給
【表】
第3表より被圧延材に有機酸溶液の供給がない
従来法の場合、圧延時に酸化スケールが剥離して
金属面が露出した部分に酸化スケールが生成して
いないため、焼付き疵や割れ疵が発生する。しか
し有機酸溶液を供給すると疵が解消している。な
お実施例2,4,5ではエツジ近傍のみに有機酸
溶液を供給しているが、表面疵の発生が防止され
ている。被圧延材が広幅材で、幅方向の圧延量の
少ない場合には、エツジ近傍に有機酸溶液を供給
するだけで表面疵の発生が防止されるので、垂直
方向の圧延量が少ない場合安価に防止できる。 上記実施例においては有機酸溶液が1種類のカ
ルボン酸を含む場合を示したが2種類以上のカル
ボン酸を含む溶液を供給しても同様な効果が得ら
れることは明らかである。 また上記実施例では、鋼板の熱間圧延の場合を
示したが、本発明はステンレス鋼の形鋼、線材等
他の鋼材の熱間圧延に適用できることも明らかで
ある。 以上の如く本発明によれば、従来の表面疵が発
生するような圧延条件で熱間圧延をしても表面疵
が発生しないので、スラブ単重の増加に対応する
過酷な圧延条件でも熱間圧延でき、歩留、生産性
は向上して生産コストが低減する。 なお本発明においては、圧延時に被圧延材に有
機酸溶液を供給することにより表面疵を防止する
ものであるから、供給に伴う生産コストは若干上
昇する。しかしこの生産コスト上昇は歩留や生産
性向上に伴う生産コスト低減に比べればわずかで
あるので、全体の生産コストは低減する。
従来法の場合、圧延時に酸化スケールが剥離して
金属面が露出した部分に酸化スケールが生成して
いないため、焼付き疵や割れ疵が発生する。しか
し有機酸溶液を供給すると疵が解消している。な
お実施例2,4,5ではエツジ近傍のみに有機酸
溶液を供給しているが、表面疵の発生が防止され
ている。被圧延材が広幅材で、幅方向の圧延量の
少ない場合には、エツジ近傍に有機酸溶液を供給
するだけで表面疵の発生が防止されるので、垂直
方向の圧延量が少ない場合安価に防止できる。 上記実施例においては有機酸溶液が1種類のカ
ルボン酸を含む場合を示したが2種類以上のカル
ボン酸を含む溶液を供給しても同様な効果が得ら
れることは明らかである。 また上記実施例では、鋼板の熱間圧延の場合を
示したが、本発明はステンレス鋼の形鋼、線材等
他の鋼材の熱間圧延に適用できることも明らかで
ある。 以上の如く本発明によれば、従来の表面疵が発
生するような圧延条件で熱間圧延をしても表面疵
が発生しないので、スラブ単重の増加に対応する
過酷な圧延条件でも熱間圧延でき、歩留、生産性
は向上して生産コストが低減する。 なお本発明においては、圧延時に被圧延材に有
機酸溶液を供給することにより表面疵を防止する
ものであるから、供給に伴う生産コストは若干上
昇する。しかしこの生産コスト上昇は歩留や生産
性向上に伴う生産コスト低減に比べればわずかで
あるので、全体の生産コストは低減する。
Claims (1)
- 1 Cr含有量が16%以上のフエライト系ステン
レス鋼の熱間圧延において、粗圧延のパス間また
は粗圧延と仕上圧延のパス間で被圧延材にカルボ
ン酸を含む水溶液またはカルボン酸を含む圧延潤
滑油あるいはこれらの両方を供給することによ
り、圧延時の被圧延材表面に付着した酸化スケー
ルが剥離して金属面が露出した部分に薄い酸化ス
ケールを再生成させ、しかる後に次パスの圧延を
行うことを特徴とするステンレス鋼の熱間圧延方
法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4447684A JPS60187404A (ja) | 1984-03-08 | 1984-03-08 | ステンレス鋼の熱間圧延方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4447684A JPS60187404A (ja) | 1984-03-08 | 1984-03-08 | ステンレス鋼の熱間圧延方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS60187404A JPS60187404A (ja) | 1985-09-24 |
| JPH0457402B2 true JPH0457402B2 (ja) | 1992-09-11 |
Family
ID=12692577
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4447684A Granted JPS60187404A (ja) | 1984-03-08 | 1984-03-08 | ステンレス鋼の熱間圧延方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS60187404A (ja) |
Family Cites Families (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS59289B2 (ja) * | 1979-11-30 | 1984-01-06 | 新日本製鐵株式会社 | 黒皮鋼板の冷間圧延方法 |
| JPS5681397A (en) * | 1979-12-06 | 1981-07-03 | Nippon Kokan Kk <Nkk> | Temper rolling lubricant |
| JPS6050522B2 (ja) * | 1981-12-29 | 1985-11-08 | 川崎製鉄株式会社 | マルテンサイト系ステンレス鋼の熱間圧延方法 |
-
1984
- 1984-03-08 JP JP4447684A patent/JPS60187404A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS60187404A (ja) | 1985-09-24 |
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