JPH0461040B2 - - Google Patents
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- JPH0461040B2 JPH0461040B2 JP57092958A JP9295882A JPH0461040B2 JP H0461040 B2 JPH0461040 B2 JP H0461040B2 JP 57092958 A JP57092958 A JP 57092958A JP 9295882 A JP9295882 A JP 9295882A JP H0461040 B2 JPH0461040 B2 JP H0461040B2
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Description
本発明は、家庭用品の表面、工業用品の表面、
または人間の皮膚というような種々の表面を拭う
ためにその表面に活性物質を供給したりするのに
好適なあるいは表面に接触することなく泡立ち浴
剤組成物のような活性物質を徐々に放出するのに
好適な活性物質分配物品に関する。 本活性物質分配物品は通常シート状で構成さ
れ、洗剤組成物、消毒剤または皮膚処置剤のよう
な活性物質を担持するものである。 洗剤またはその他の清浄化剤組成物の被覆を有
する基体からなる種々の物品が文献に記載されて
いる。 例えばシツケダンツ(Schickedanz)によるド
イツ国公開特許明細書第2625176号には、洗剤活
性物質のパターンが片面に施されている不織布ま
たは湿潤強度の高いクレープ紙の基体で構成され
た浄化布が開示されている。 また、例えばジヨージリー(Georgely)によ
る米国特許明細書第4216104号に開示されている
ように、基体の異なる領域に異なる洗剤活性物質
の被覆を施したこの種の布も公知である。 このタイプの製品の欠点は、製品を水に漬けた
時に活性物質がきわめてすみやかに放出されてし
まい、製品の消耗が早いことである。 このような、いわゆるオープン サンドイツチ
構造を有する布と同様にクローズド サンドイツ
チ構造の布も提案されている。 この布は、例えばシツケダンツのドイツ国公開
特許明細書第2549065号に開示されるように、洗
剤活性物質の層が2層の基体の間に挟まれ、上部
の層が多孔質の物質で構成されることにより、布
を水中に漬けた際に洗剤活性物質が放出されるよ
うになつている。 スターンフエルド(Sternfeld)及びブロツク
(Block)の米国特許明細書第2665528号には使い
すての研摩用浄化テイツシユが開示されている。 このテイツシユでは、接着用含浸剤中に分布さ
せたシリカのような研摩材物質が、やはり接着用
含浸剤で保持された2層の不織布の間に挟まれて
いる。 不織布の両層には、研摩剤物質を露出させるた
めの比較的大きな孔があけられている。 スターリング ドラツグ社(Sterling Drug
Inc.)による米国特許明細書第4259383号には消
毒用の布が開示されている。 この布は、例えば接着剤またはヒートシールに
よりポケツトまたは空隙部の中間で一緒にシール
された二つの基体層の間にある多数のポケツトま
たは空隙部の中に、粉末形態の乾燥消毒剤が保持
されたものである。 この消毒用の布は、水で湿らせると水が水透過
性の基体層に進入するので、活性化される。 この二重層式の基体構造は、当然液体を含ませ
るのには適していない。 フランス国特許A−2360476号(Henkel)に
は、活性物質を含むプラスチツクシートバツグで
あつて、そのバツグの一つの表面には裂け目また
は孔があつて中味を徐々に放出するように構成さ
れているものが開示されている。 本発明は放出され得る有用処置物質である活性
物質を担持している活性物質分配物品を提供する
もので、この活性物質分配物品は、複数の区画室
が間に形成されるように互いに固着されかつ隣接
して位置する第1及び第2のシートを備えてお
り、前記区画室の少なくともいくつかに活性物質
が収容されている活性物質分配物品であつて、前
記第1及び第2のシートの夫々はプラスチツクフ
イルム層を具備した隣接する表面に積層された繊
維質多孔性材料の層を備えており、これらのシー
トは該プラスチツクフイルム層を共に溶着するこ
とによつて固着されており、活性物質を収容して
いる各区画室は、収容された活性物質を互いに異
なる速さで制御された分配ができるように構成さ
れた孔を前記プラスチツクフイルム層の少なくと
も一方に具備している。 本発明の活性物質分配物品における有用処置物
質とは前述のように活性物質とも言われ、本発明
の活性物質分配物品によつて放出されて有用性を
与える物質をさす。 このような物質の例としては、石けん及び洗剤
組成物、漂白剤、消毒剤、泡立ち浴剤組成物、空
気浄化剤、皮膚処置剤等がある。 活性物質は例えば固形ブロツク、粉末、ゲル、
液状またはこれらの組合せのような適当な形状に
することができる。 本発明の活性物質分配物品においては、異なる
区画室には異なる数の孔を設けたり、更に(また
は)規模、例えば径の異なる孔を設けたりして、
異なる区画室の中味が異なる割合、即ち速さで放
出されるように構成されている。 このようにして、本発明の活性物質分配物品に
よれば、比較的長期間にわたつてこの活性物質分
配物品から活性物質を制御して放出することがで
きる。 放出される割合は絶対的には拭つている間に物
品にかけられる剪断力により変化することは勿論
であるが、更に異なつて孔があけられた広範囲の
区画室があることにより、その範囲に応じて常に
放出される割合が相対的に広げられることになる
であろう。 この態様はまた、2つ以上の活性物質を収容し
た活性物質分配物品において、一方の活性物質を
比較的速かに他方の活性物質をもつと遅く放出し
たい場合に有用である。 例えば、入浴またはシヤワーで個人的に使用す
る活性物質分配物品において、急速放出の区画
室、すなわち比較的多数の孔があり(または)大
きい径の孔がある区画室中に泡立ち欲剤を容れ、
少数の孔があり(または)小さい径の孔がある緩
慢放出の区画室中に石けん又は洗剤組成物を収容
すればよい。 本発明の活性物質分配物品の1つの態様とし
て、活性物質が、例えば固形ブロツク、粉または
ゲルの形態であつて水、他の溶媒または分散媒に
よつて可動化された場合にだけ活性物質分配物品
から放出され得るものがある。 この場合には活性物質分配物品を活性化して使
用するためには、活性物質分配物品を液体、一般
に水、に漬けて、液体が孔を通つて侵入して活性
物質を溶解または分散させ、この溶液または分散
体を孔を通して離脱させるのである。 本発明の活性物質分配物品の別の態様として、
活性物質分配物品中の活性物質が液状のような比
較的動きやすい形状のものがある。 この場合、活性物質分配物品には活性物質が使
用に先立つて漏れるのを防ぐ手段が含まれるよう
に構成する。 活性物質が中ないし高粘度の液体の場合には、
孔を充分に小さくして圧力をかけなければ液体が
孔から漏出しないように構成することができる。 従つて、活性物質が使用に先立つて漏れるのを
防ぐ手段としては、単に充分に小さい孔とするこ
とでよいのである。 本発明の活性物質分配物品において、担体シー
トはプラスチツクフイルムの内層と多孔質繊維質
材料の外層とを持つ積層構造を有している。 この活性物質分配物品の外面の柔軟性によつて
多孔性材料は幾らかの吸収性と取扱いやすさとが
与えられる。 内層は溶着(ヒートシール又は超音波シール)
し得るプラスチツクフイルムからなり、外層は湿
潤強度紙又は不織布からなるのが好ましく、内層
に特に好適な材料はポリエチレンである。 孔は必要とすれば担体シートを貫いてもよい
が、孔がプラスチツクフイルム層を貫いていれば
これは必須ではない。 活性物質が上記のように可動性状(液状)であ
れば、区画質中でだぶだぶすることがある。 この場合には、区画室内部で液体を発泡体、ス
ポンジ材またはそのようなものに担持させれば活
性物質分配物品の感触は改善され得る。 液状活性物質をある種のカプセル化したものに
して使用時に圧力をかけた時にだけ放出されるよ
うに構成して、活性物質が事前に漏出することを
防ぐことも、本発明の範囲内である。 液状物は、例えば英国特許明細書1304375号
(L′Oreal)に記載のような圧力破裂マイクロカ
プセルのようなものに収容してもよい。 別の方法として、液状物を高多孔ポリマー中に
保持してもよい。 必要とあれば、活性物質分配物品全体を更に区
画室に容れたと同じまたは異なる活性物質で含浸
させてもよい。 本発明の活性物質分配物品の区画室はプラスチ
ツクフイルム層をその端で格子模様に溶着して形
成される。 単一または複数の活性物質の充填は、二つの担
体シートの接着前でも、接着後でも実施でき、任
意の充填法を用い得る。 一つの好ましい製造法によれば、まず活性物質
を第1の担体シートに被覆し、次に第2の担体シ
ートを第1層に接着して複数の区画室を形成す
る。 この方法は、例えばローラ被覆法を用いて活性
物質を施してから、ホツトローラを用いてヒート
シールにより二つの担体シートを接着させる連続
法として実施できる。 この方法は、1種類の活性物質をすべての区画
室に収容する活性物質分配物品に特に好適であ
り、活性物質を担体シート上に連続した被覆とし
て施し、この活性物質の層を通して爾後のヒート
シート処理が施されるのである。しかしながら、
異種の活性物質が異なる区画室に存在し、及び
(または)若干の区画室には活性物質が収容され
てるないような物品に対しては、例えばグラビア
ローラを使用するなどしてこの方法を用いること
も可能である。 ヒートシールに代るものとして、超音波シール
を用いることができる。 別法として、ヒートシールで最初に担体シート
を接合し、次に例えば注入または圧入によつて活
性物質を選択された区画室に導入することもでき
る。また、この注入法または圧入法によると孔が
同一操作であけられ得る。 孔あけは製造行程の任意の適当な段階で行うこ
とができる。 所望によつては、あらかじめ孔あけの終つた担
体シートを用いてもよい。 この場合、孔のパターンと担体シート間の接着
のパターンとをマツチさせる必要のあることはい
うまでもない。 あるいはまた、活性物質/担体シートの複合物
品ができ上つた後に区画室の孔あけを行なつても
よい。 バツチ方式による製造の場合には、注射針を用
いて孔あけを行なうことができる。 前述したような連続方式による製造法では、二
つの担体シートの接合が終了した後、適当な間隔
でピンが植付けられたローラの上に前述の複合物
品を通過させることにより、活性物質分配物品の
片面又は両面に孔をあけることができる。 孔は所望のままに小さくてもよいが、一般に孔
の直径は少なくとも0.01mmであり、好ましくは少
なくとも0.1mmである。0.2mm〜1.2mmの孔は、特に
0.5mm〜1.0mmが望ましい。 活性物質がさほど可動性でないか、またはさき
に説明したように保護されている場合にのみ、比
較的大規模、例えば大径の孔が適することはいう
までもない。 孔の分布状態は、区画室の寸法ならびに活性物
質の所望の放出速度によつてきまる。 区画室は好ましくは0.5cm2〜5cm2、より好まし
くは1cm2〜3cm2、そして特に1.5cm2〜2.5cm2、の範
囲内の面積を有する。 区画室は任意の好都合な形状であつてよい。製
造を容易にするためには、区画を仕切る接着ライ
ンは直線であるのが望ましく、正方形、長方形、
菱形(ダイヤ形)等のような平行四辺形であるの
が特に望ましい。 孔の平均分布は、5個/cm2以下であるのが有利
であり、0.5個/cm2〜3個/cm2であるのが望まし
い。 大抵の活性物質の実用的な放出速度は、この範
囲内の平均開孔水準の時に得られる。 区画室相互の間における孔の分布は、所望に従
つて規則的であつてもよいし、不規則であつても
よい。 高い表面の浄化に適する本発明の活性物質分配
物品の一つの態様にあつては、1つまたは両方の
担体シートの各外側表面に研摩材物質の層を設け
ることができる。 2つの担体シートのうちの一方のみに研摩剤物
質の層を設けるのが望ましい。 その場合には、活性物質分配物品は一つの研摩
面と、柔軟性又は吸収性の一つの面とを有するこ
とになる。 非研摩剤面は手ざわりがよく、そして所望によ
つては、研摩材面で浄化した後、すすぎ洗い、乾
燥または磨きあげに利用することができる。 研摩剤物質は微粒状であるのが有利であり、粒
径が10μm〜150μmであるのが望ましい。例えば
繊維のような、別の物理的形状を有する研摩材物
質を用いてもよい。 負荷量の重い浄化には、たとえば微細分割の方
解石、微細分割のシリカ、または鋼鉄旋盤屑のよ
うに比較的荒い研摩材物質が有利である。方解石
のような微粒研摩材物質の場合、引掻きを最低に
抑えるため、粒径を比較的小さく(好ましくは
50μm以下に)しなくてはならない。 中負荷及び軽負荷の浄化には、合成によるポリ
マー性の研摩材物質が特に有用である。 これらの研摩剤物質は微粒状または繊維状であ
つてよい。これらの研摩材物質を用いると、引掻
きを起こさずに有効に浄化できるので、焦げつき
防止処理した鍋類等の洗浄に特に有用である。 このタイプの研摩材物質は、例えばアメリカ
ン・シアナミド社(American Cyanamid
Company)の米国特許3382058号に開示されてい
る。 このタイプの研摩材物質の好ましい例は、ポリ
スチレン、ポリメチル、メタクリレート、そして
特にポリ塩化ビニルである。これらの研摩材物質
は引掻きを生じないので、比較的大きな粒径であ
つてよく、70μm〜150μmの範囲とするのが有利
である。 2種類の平均粒径−30μm及び75μm−のポリ
塩化ビニル粒子が、ブリテイツシユ・ドラツグ・
ハウゼス社(British Drug Houses Ltd.)及び
ブリテイツシユ・ペトロリウム社(British
Petroleum Co.Ltd.)から市販されており、両銘
柄とも本発明の活性物質分配物品による掃除に有
用である。粉砕及び篩別によつて所望の粒径が得
られる。 研摩材物質は接着剤によつて担体シート上に保
持されるのが望ましい。 好適な接着剤は、前記の米国特許3382058号を
はじめ、プロクター・アンド・ギヤンブル社
(Procter & Gamble)の米国特許3451758号
及びユニオン・カーバイド社(Union Carbide
Co.)の米国特許3175331号に列挙されている。 接着剤は弾力性があり、可撓性を有し、そして
熱湯及び濃厚洗剤組成物による劣化作用に耐える
ものであるのが望ましい。 また熱可塑性であつてヒートシール可能な接着
剤が好ましく、熱い湯の温度でわずかに軟化し、
本発明の活性物質分配物品の可撓性を高め、使用
時の感触を良好にするような接着剤が特に好まし
い。 従つて、ガラス転移温度が50℃以下、好ましく
は40℃以下、特に30℃以下の熱可塑性物質が望ま
しい。 特に好ましい接着剤は酢酸ビニルのポリマー及
びコポリマー、ならびに熱可塑性のアクリル系ポ
リマー及びコポリマーである。 ポリ酢酸ビニル、ポリブチルメタクリレート、
及びスチレン/ブチル メタクリレート コポリ
マーはすべて良好な結果を与える。 接着剤及び研摩材物質は任意の適当な方法で担
体シートに施される。 ローラ被覆及びスクリーンプリント法はいずれ
も良好な結果を与える。 プリント法で接着剤と研摩材物質とを施す際に
は、例えばポリビニル アルコール、カルボキシ
メチルセルロース、キサンタンゴムまたはアラビ
アゴムのような増粘剤を添加するのが有利であ
る。 別法として、研摩材粒子を分散させて含む接着
剤ポリマーの溶液または分散液を担体シートに吹
付けた後、熱硬化させてもよい。 所望によつては、溶融または溶解したポリマー
を吹付けることにより、担体シート上に研摩材粒
子をその場で形成してもよい。 複合物品を製造する前に接着剤及び研摩材物質
を担体シートに塗布するのが有利である。 次いで研摩材物質で被覆された担体シートと、
被覆を施していない担体シートとを用いて活性物
質分配物品を製造することができる。この操作は
連続的に行なうことができる。 別法として、仕上りずみの活性物質分配物品の
好ましくは片面のみに、接着剤及び研摩材物質に
よる加工処理を施してもよい。 孔が塞がる恐れをさけるため、区画室から活性
物質を放出させるための孔は、接着剤及び研摩材
物質の塗布が終つた後に作るのが有利である。 以下図面を参照してさらに詳しい説明を行うこ
とにする。 第1図及び第2図について述べると、活性物質
分配物品としての物品1は下部担体シート2及び
上部担体シート3で構成され、各担体シートは繊
維質多孔性材料としての、不織布または湿潤強度
紙の層4で構成され、各担体シートの片面にはプ
ラスチツクフイルム層としてのポリエチレンの薄
いフイルムからなる被覆層5が貼付けられてい
る。 担体シート2及び3はポリエチレンフイルムの
被覆層5が接触し合うように配置される。 2つの担体シート2及び3の各ポリエチレンフ
イルムの被覆層5は、縁端領域6及び碁盤模様7
(第1図において破線で示した部分)に沿つて一
緒にヒートシールされ、それによつてそれぞれ約
1.3cm×1.3cmの複数の区画室8を形成する。 各区画室8には粘液状の活性物質9、例えば濃
縮泡立浴剤組成物が含まれる。 上部担体シート3に孔10が設けられている。
各区画室8の孔10の数は一定でなく、従つて物
品1を水中に漬けた際、例えば区画室8aは区画
室8bよりも急速に内容物を放出させることにな
る。 説明を容易にするため、孔10の大きさ及び物
品1の厚さは物品1の表面積に比べてはるかに拡
大してあるが、実際には孔10の大きさは、物品
1を水中に漬け、及び(または)圧力を加えない
限り液体である活性物質9が漏出しない程度に小
さいのである。 使用に際しては、入浴またはシヤワー中に物品
1を濡らして体にあて、手でしぼり出すかまたは
体に押付けることにより活性物質9が放出され
る。 別法または付加的方法として、浴用に用いる場
合、例えば浴槽に湯を満たす時に物品1を湯の中
に漬け、その内容物を徐々に放出させる方法もあ
る。 第3図は、硬い表面を浄化するための別の態様
を示す。 この場合、粘稠な液体状の活性物質9には濃厚
洗剤組成物が適している。 上部担体シート3の外側表面上には、研摩材粒
子12がその中に埋封されている接着剤11の層
が設けられている。 孔10は上部担体シート3のみに作られる。 使用に際しては物品1を水に漬け、上部担体シ
ート3の研摩材面を用いて汚れのついている硬い
表面をきれいにする。 この操作の間に活性物質9がしぼり出される。
下部担体シート2の非研摩剤面は爾後のすすぎ洗
い、乾燥または磨きあげに用いられる。 第4図は、第1図及び第2図に関して述べた上
記の物品1の連続的製造方法を示すものである。 上部担体シート3を供給ロール13から巻きも
どし、種々の引張りローラ14のまわりを通し、
3本ロール式反転被覆装置15によつて活性物質
9を塗布する。 次にこの上部担体シート3はヒートシール装置
16に通される。ヒートシール装置16内で上部
担体シート3と、供給ロール17から巻きもどさ
れる下部担体シート2とは、縁端部及び碁盤模様
において互に接合される。 次にこれらの複合材料である物品1を冷却ロー
ラ18を経由して孔あけ装置19に通す。 この装置19内において、物品1は刷毛ローラ
20の上に引張られながら、ピンが植付けられて
いるローラ21によつて孔あけ処理を施される。 このようにして仕上げられた複合材料である物
品1は、寸法に合わせて切断すれば個々の物品に
形成される。 以下実施例によつてさらに本発明を詳しく説明
するが、これらの例によつて本発明はなんら限定
されるものではない。 例 1 ポリエチレンでラミネートしたクレープ紙[西
独ブルツクミユールのGessner社製のGessner(商
標)M3]の2枚の層をヒートシールし、ICI製の
Alkathene(商標)7で押出し被覆することによ
り、それぞれ2.5cm×2.5cmの独立した小袋を製造
した。 これらの小袋は、本発明による活性物質分配物
品の区画室に見立てたものであり、各小袋には、
正確に秤量した量(いずれの場合にも約0.8g)
の非イオン性洗浄活性剤(ノニルフエノール8EO
エトキシレート)を収納した。 直径0.8mmの注射針を用いて、小袋ごとに2個
〜20個の異なる数の孔をあけた。 次に各小袋を18℃の水1に浸漬し、数時間攪
拌した。 時々水の試料をとり、276nmにおけ紫外線の吸
光度を測定し、小袋から放出された非イオン性洗
浄活性剤の濃度を測定し、小袋からの洗浄活性剤
の損失百分率を調べた。 結果を後述の表に示す。 この表から、孔の数を10倍にすると活性物質の
放出速度が約15倍になるのがわかる。 30分後において、孔が2個の小袋からは3%の
活性物質が放出されたのに対し、孔が20個の小袋
からは45%を完全にこえる放出が認められた。
または人間の皮膚というような種々の表面を拭う
ためにその表面に活性物質を供給したりするのに
好適なあるいは表面に接触することなく泡立ち浴
剤組成物のような活性物質を徐々に放出するのに
好適な活性物質分配物品に関する。 本活性物質分配物品は通常シート状で構成さ
れ、洗剤組成物、消毒剤または皮膚処置剤のよう
な活性物質を担持するものである。 洗剤またはその他の清浄化剤組成物の被覆を有
する基体からなる種々の物品が文献に記載されて
いる。 例えばシツケダンツ(Schickedanz)によるド
イツ国公開特許明細書第2625176号には、洗剤活
性物質のパターンが片面に施されている不織布ま
たは湿潤強度の高いクレープ紙の基体で構成され
た浄化布が開示されている。 また、例えばジヨージリー(Georgely)によ
る米国特許明細書第4216104号に開示されている
ように、基体の異なる領域に異なる洗剤活性物質
の被覆を施したこの種の布も公知である。 このタイプの製品の欠点は、製品を水に漬けた
時に活性物質がきわめてすみやかに放出されてし
まい、製品の消耗が早いことである。 このような、いわゆるオープン サンドイツチ
構造を有する布と同様にクローズド サンドイツ
チ構造の布も提案されている。 この布は、例えばシツケダンツのドイツ国公開
特許明細書第2549065号に開示されるように、洗
剤活性物質の層が2層の基体の間に挟まれ、上部
の層が多孔質の物質で構成されることにより、布
を水中に漬けた際に洗剤活性物質が放出されるよ
うになつている。 スターンフエルド(Sternfeld)及びブロツク
(Block)の米国特許明細書第2665528号には使い
すての研摩用浄化テイツシユが開示されている。 このテイツシユでは、接着用含浸剤中に分布さ
せたシリカのような研摩材物質が、やはり接着用
含浸剤で保持された2層の不織布の間に挟まれて
いる。 不織布の両層には、研摩剤物質を露出させるた
めの比較的大きな孔があけられている。 スターリング ドラツグ社(Sterling Drug
Inc.)による米国特許明細書第4259383号には消
毒用の布が開示されている。 この布は、例えば接着剤またはヒートシールに
よりポケツトまたは空隙部の中間で一緒にシール
された二つの基体層の間にある多数のポケツトま
たは空隙部の中に、粉末形態の乾燥消毒剤が保持
されたものである。 この消毒用の布は、水で湿らせると水が水透過
性の基体層に進入するので、活性化される。 この二重層式の基体構造は、当然液体を含ませ
るのには適していない。 フランス国特許A−2360476号(Henkel)に
は、活性物質を含むプラスチツクシートバツグで
あつて、そのバツグの一つの表面には裂け目また
は孔があつて中味を徐々に放出するように構成さ
れているものが開示されている。 本発明は放出され得る有用処置物質である活性
物質を担持している活性物質分配物品を提供する
もので、この活性物質分配物品は、複数の区画室
が間に形成されるように互いに固着されかつ隣接
して位置する第1及び第2のシートを備えてお
り、前記区画室の少なくともいくつかに活性物質
が収容されている活性物質分配物品であつて、前
記第1及び第2のシートの夫々はプラスチツクフ
イルム層を具備した隣接する表面に積層された繊
維質多孔性材料の層を備えており、これらのシー
トは該プラスチツクフイルム層を共に溶着するこ
とによつて固着されており、活性物質を収容して
いる各区画室は、収容された活性物質を互いに異
なる速さで制御された分配ができるように構成さ
れた孔を前記プラスチツクフイルム層の少なくと
も一方に具備している。 本発明の活性物質分配物品における有用処置物
質とは前述のように活性物質とも言われ、本発明
の活性物質分配物品によつて放出されて有用性を
与える物質をさす。 このような物質の例としては、石けん及び洗剤
組成物、漂白剤、消毒剤、泡立ち浴剤組成物、空
気浄化剤、皮膚処置剤等がある。 活性物質は例えば固形ブロツク、粉末、ゲル、
液状またはこれらの組合せのような適当な形状に
することができる。 本発明の活性物質分配物品においては、異なる
区画室には異なる数の孔を設けたり、更に(また
は)規模、例えば径の異なる孔を設けたりして、
異なる区画室の中味が異なる割合、即ち速さで放
出されるように構成されている。 このようにして、本発明の活性物質分配物品に
よれば、比較的長期間にわたつてこの活性物質分
配物品から活性物質を制御して放出することがで
きる。 放出される割合は絶対的には拭つている間に物
品にかけられる剪断力により変化することは勿論
であるが、更に異なつて孔があけられた広範囲の
区画室があることにより、その範囲に応じて常に
放出される割合が相対的に広げられることになる
であろう。 この態様はまた、2つ以上の活性物質を収容し
た活性物質分配物品において、一方の活性物質を
比較的速かに他方の活性物質をもつと遅く放出し
たい場合に有用である。 例えば、入浴またはシヤワーで個人的に使用す
る活性物質分配物品において、急速放出の区画
室、すなわち比較的多数の孔があり(または)大
きい径の孔がある区画室中に泡立ち欲剤を容れ、
少数の孔があり(または)小さい径の孔がある緩
慢放出の区画室中に石けん又は洗剤組成物を収容
すればよい。 本発明の活性物質分配物品の1つの態様とし
て、活性物質が、例えば固形ブロツク、粉または
ゲルの形態であつて水、他の溶媒または分散媒に
よつて可動化された場合にだけ活性物質分配物品
から放出され得るものがある。 この場合には活性物質分配物品を活性化して使
用するためには、活性物質分配物品を液体、一般
に水、に漬けて、液体が孔を通つて侵入して活性
物質を溶解または分散させ、この溶液または分散
体を孔を通して離脱させるのである。 本発明の活性物質分配物品の別の態様として、
活性物質分配物品中の活性物質が液状のような比
較的動きやすい形状のものがある。 この場合、活性物質分配物品には活性物質が使
用に先立つて漏れるのを防ぐ手段が含まれるよう
に構成する。 活性物質が中ないし高粘度の液体の場合には、
孔を充分に小さくして圧力をかけなければ液体が
孔から漏出しないように構成することができる。 従つて、活性物質が使用に先立つて漏れるのを
防ぐ手段としては、単に充分に小さい孔とするこ
とでよいのである。 本発明の活性物質分配物品において、担体シー
トはプラスチツクフイルムの内層と多孔質繊維質
材料の外層とを持つ積層構造を有している。 この活性物質分配物品の外面の柔軟性によつて
多孔性材料は幾らかの吸収性と取扱いやすさとが
与えられる。 内層は溶着(ヒートシール又は超音波シール)
し得るプラスチツクフイルムからなり、外層は湿
潤強度紙又は不織布からなるのが好ましく、内層
に特に好適な材料はポリエチレンである。 孔は必要とすれば担体シートを貫いてもよい
が、孔がプラスチツクフイルム層を貫いていれば
これは必須ではない。 活性物質が上記のように可動性状(液状)であ
れば、区画質中でだぶだぶすることがある。 この場合には、区画室内部で液体を発泡体、ス
ポンジ材またはそのようなものに担持させれば活
性物質分配物品の感触は改善され得る。 液状活性物質をある種のカプセル化したものに
して使用時に圧力をかけた時にだけ放出されるよ
うに構成して、活性物質が事前に漏出することを
防ぐことも、本発明の範囲内である。 液状物は、例えば英国特許明細書1304375号
(L′Oreal)に記載のような圧力破裂マイクロカ
プセルのようなものに収容してもよい。 別の方法として、液状物を高多孔ポリマー中に
保持してもよい。 必要とあれば、活性物質分配物品全体を更に区
画室に容れたと同じまたは異なる活性物質で含浸
させてもよい。 本発明の活性物質分配物品の区画室はプラスチ
ツクフイルム層をその端で格子模様に溶着して形
成される。 単一または複数の活性物質の充填は、二つの担
体シートの接着前でも、接着後でも実施でき、任
意の充填法を用い得る。 一つの好ましい製造法によれば、まず活性物質
を第1の担体シートに被覆し、次に第2の担体シ
ートを第1層に接着して複数の区画室を形成す
る。 この方法は、例えばローラ被覆法を用いて活性
物質を施してから、ホツトローラを用いてヒート
シールにより二つの担体シートを接着させる連続
法として実施できる。 この方法は、1種類の活性物質をすべての区画
室に収容する活性物質分配物品に特に好適であ
り、活性物質を担体シート上に連続した被覆とし
て施し、この活性物質の層を通して爾後のヒート
シート処理が施されるのである。しかしながら、
異種の活性物質が異なる区画室に存在し、及び
(または)若干の区画室には活性物質が収容され
てるないような物品に対しては、例えばグラビア
ローラを使用するなどしてこの方法を用いること
も可能である。 ヒートシールに代るものとして、超音波シール
を用いることができる。 別法として、ヒートシールで最初に担体シート
を接合し、次に例えば注入または圧入によつて活
性物質を選択された区画室に導入することもでき
る。また、この注入法または圧入法によると孔が
同一操作であけられ得る。 孔あけは製造行程の任意の適当な段階で行うこ
とができる。 所望によつては、あらかじめ孔あけの終つた担
体シートを用いてもよい。 この場合、孔のパターンと担体シート間の接着
のパターンとをマツチさせる必要のあることはい
うまでもない。 あるいはまた、活性物質/担体シートの複合物
品ができ上つた後に区画室の孔あけを行なつても
よい。 バツチ方式による製造の場合には、注射針を用
いて孔あけを行なうことができる。 前述したような連続方式による製造法では、二
つの担体シートの接合が終了した後、適当な間隔
でピンが植付けられたローラの上に前述の複合物
品を通過させることにより、活性物質分配物品の
片面又は両面に孔をあけることができる。 孔は所望のままに小さくてもよいが、一般に孔
の直径は少なくとも0.01mmであり、好ましくは少
なくとも0.1mmである。0.2mm〜1.2mmの孔は、特に
0.5mm〜1.0mmが望ましい。 活性物質がさほど可動性でないか、またはさき
に説明したように保護されている場合にのみ、比
較的大規模、例えば大径の孔が適することはいう
までもない。 孔の分布状態は、区画室の寸法ならびに活性物
質の所望の放出速度によつてきまる。 区画室は好ましくは0.5cm2〜5cm2、より好まし
くは1cm2〜3cm2、そして特に1.5cm2〜2.5cm2、の範
囲内の面積を有する。 区画室は任意の好都合な形状であつてよい。製
造を容易にするためには、区画を仕切る接着ライ
ンは直線であるのが望ましく、正方形、長方形、
菱形(ダイヤ形)等のような平行四辺形であるの
が特に望ましい。 孔の平均分布は、5個/cm2以下であるのが有利
であり、0.5個/cm2〜3個/cm2であるのが望まし
い。 大抵の活性物質の実用的な放出速度は、この範
囲内の平均開孔水準の時に得られる。 区画室相互の間における孔の分布は、所望に従
つて規則的であつてもよいし、不規則であつても
よい。 高い表面の浄化に適する本発明の活性物質分配
物品の一つの態様にあつては、1つまたは両方の
担体シートの各外側表面に研摩材物質の層を設け
ることができる。 2つの担体シートのうちの一方のみに研摩剤物
質の層を設けるのが望ましい。 その場合には、活性物質分配物品は一つの研摩
面と、柔軟性又は吸収性の一つの面とを有するこ
とになる。 非研摩剤面は手ざわりがよく、そして所望によ
つては、研摩材面で浄化した後、すすぎ洗い、乾
燥または磨きあげに利用することができる。 研摩剤物質は微粒状であるのが有利であり、粒
径が10μm〜150μmであるのが望ましい。例えば
繊維のような、別の物理的形状を有する研摩材物
質を用いてもよい。 負荷量の重い浄化には、たとえば微細分割の方
解石、微細分割のシリカ、または鋼鉄旋盤屑のよ
うに比較的荒い研摩材物質が有利である。方解石
のような微粒研摩材物質の場合、引掻きを最低に
抑えるため、粒径を比較的小さく(好ましくは
50μm以下に)しなくてはならない。 中負荷及び軽負荷の浄化には、合成によるポリ
マー性の研摩材物質が特に有用である。 これらの研摩剤物質は微粒状または繊維状であ
つてよい。これらの研摩材物質を用いると、引掻
きを起こさずに有効に浄化できるので、焦げつき
防止処理した鍋類等の洗浄に特に有用である。 このタイプの研摩材物質は、例えばアメリカ
ン・シアナミド社(American Cyanamid
Company)の米国特許3382058号に開示されてい
る。 このタイプの研摩材物質の好ましい例は、ポリ
スチレン、ポリメチル、メタクリレート、そして
特にポリ塩化ビニルである。これらの研摩材物質
は引掻きを生じないので、比較的大きな粒径であ
つてよく、70μm〜150μmの範囲とするのが有利
である。 2種類の平均粒径−30μm及び75μm−のポリ
塩化ビニル粒子が、ブリテイツシユ・ドラツグ・
ハウゼス社(British Drug Houses Ltd.)及び
ブリテイツシユ・ペトロリウム社(British
Petroleum Co.Ltd.)から市販されており、両銘
柄とも本発明の活性物質分配物品による掃除に有
用である。粉砕及び篩別によつて所望の粒径が得
られる。 研摩材物質は接着剤によつて担体シート上に保
持されるのが望ましい。 好適な接着剤は、前記の米国特許3382058号を
はじめ、プロクター・アンド・ギヤンブル社
(Procter & Gamble)の米国特許3451758号
及びユニオン・カーバイド社(Union Carbide
Co.)の米国特許3175331号に列挙されている。 接着剤は弾力性があり、可撓性を有し、そして
熱湯及び濃厚洗剤組成物による劣化作用に耐える
ものであるのが望ましい。 また熱可塑性であつてヒートシール可能な接着
剤が好ましく、熱い湯の温度でわずかに軟化し、
本発明の活性物質分配物品の可撓性を高め、使用
時の感触を良好にするような接着剤が特に好まし
い。 従つて、ガラス転移温度が50℃以下、好ましく
は40℃以下、特に30℃以下の熱可塑性物質が望ま
しい。 特に好ましい接着剤は酢酸ビニルのポリマー及
びコポリマー、ならびに熱可塑性のアクリル系ポ
リマー及びコポリマーである。 ポリ酢酸ビニル、ポリブチルメタクリレート、
及びスチレン/ブチル メタクリレート コポリ
マーはすべて良好な結果を与える。 接着剤及び研摩材物質は任意の適当な方法で担
体シートに施される。 ローラ被覆及びスクリーンプリント法はいずれ
も良好な結果を与える。 プリント法で接着剤と研摩材物質とを施す際に
は、例えばポリビニル アルコール、カルボキシ
メチルセルロース、キサンタンゴムまたはアラビ
アゴムのような増粘剤を添加するのが有利であ
る。 別法として、研摩材粒子を分散させて含む接着
剤ポリマーの溶液または分散液を担体シートに吹
付けた後、熱硬化させてもよい。 所望によつては、溶融または溶解したポリマー
を吹付けることにより、担体シート上に研摩材粒
子をその場で形成してもよい。 複合物品を製造する前に接着剤及び研摩材物質
を担体シートに塗布するのが有利である。 次いで研摩材物質で被覆された担体シートと、
被覆を施していない担体シートとを用いて活性物
質分配物品を製造することができる。この操作は
連続的に行なうことができる。 別法として、仕上りずみの活性物質分配物品の
好ましくは片面のみに、接着剤及び研摩材物質に
よる加工処理を施してもよい。 孔が塞がる恐れをさけるため、区画室から活性
物質を放出させるための孔は、接着剤及び研摩材
物質の塗布が終つた後に作るのが有利である。 以下図面を参照してさらに詳しい説明を行うこ
とにする。 第1図及び第2図について述べると、活性物質
分配物品としての物品1は下部担体シート2及び
上部担体シート3で構成され、各担体シートは繊
維質多孔性材料としての、不織布または湿潤強度
紙の層4で構成され、各担体シートの片面にはプ
ラスチツクフイルム層としてのポリエチレンの薄
いフイルムからなる被覆層5が貼付けられてい
る。 担体シート2及び3はポリエチレンフイルムの
被覆層5が接触し合うように配置される。 2つの担体シート2及び3の各ポリエチレンフ
イルムの被覆層5は、縁端領域6及び碁盤模様7
(第1図において破線で示した部分)に沿つて一
緒にヒートシールされ、それによつてそれぞれ約
1.3cm×1.3cmの複数の区画室8を形成する。 各区画室8には粘液状の活性物質9、例えば濃
縮泡立浴剤組成物が含まれる。 上部担体シート3に孔10が設けられている。
各区画室8の孔10の数は一定でなく、従つて物
品1を水中に漬けた際、例えば区画室8aは区画
室8bよりも急速に内容物を放出させることにな
る。 説明を容易にするため、孔10の大きさ及び物
品1の厚さは物品1の表面積に比べてはるかに拡
大してあるが、実際には孔10の大きさは、物品
1を水中に漬け、及び(または)圧力を加えない
限り液体である活性物質9が漏出しない程度に小
さいのである。 使用に際しては、入浴またはシヤワー中に物品
1を濡らして体にあて、手でしぼり出すかまたは
体に押付けることにより活性物質9が放出され
る。 別法または付加的方法として、浴用に用いる場
合、例えば浴槽に湯を満たす時に物品1を湯の中
に漬け、その内容物を徐々に放出させる方法もあ
る。 第3図は、硬い表面を浄化するための別の態様
を示す。 この場合、粘稠な液体状の活性物質9には濃厚
洗剤組成物が適している。 上部担体シート3の外側表面上には、研摩材粒
子12がその中に埋封されている接着剤11の層
が設けられている。 孔10は上部担体シート3のみに作られる。 使用に際しては物品1を水に漬け、上部担体シ
ート3の研摩材面を用いて汚れのついている硬い
表面をきれいにする。 この操作の間に活性物質9がしぼり出される。
下部担体シート2の非研摩剤面は爾後のすすぎ洗
い、乾燥または磨きあげに用いられる。 第4図は、第1図及び第2図に関して述べた上
記の物品1の連続的製造方法を示すものである。 上部担体シート3を供給ロール13から巻きも
どし、種々の引張りローラ14のまわりを通し、
3本ロール式反転被覆装置15によつて活性物質
9を塗布する。 次にこの上部担体シート3はヒートシール装置
16に通される。ヒートシール装置16内で上部
担体シート3と、供給ロール17から巻きもどさ
れる下部担体シート2とは、縁端部及び碁盤模様
において互に接合される。 次にこれらの複合材料である物品1を冷却ロー
ラ18を経由して孔あけ装置19に通す。 この装置19内において、物品1は刷毛ローラ
20の上に引張られながら、ピンが植付けられて
いるローラ21によつて孔あけ処理を施される。 このようにして仕上げられた複合材料である物
品1は、寸法に合わせて切断すれば個々の物品に
形成される。 以下実施例によつてさらに本発明を詳しく説明
するが、これらの例によつて本発明はなんら限定
されるものではない。 例 1 ポリエチレンでラミネートしたクレープ紙[西
独ブルツクミユールのGessner社製のGessner(商
標)M3]の2枚の層をヒートシールし、ICI製の
Alkathene(商標)7で押出し被覆することによ
り、それぞれ2.5cm×2.5cmの独立した小袋を製造
した。 これらの小袋は、本発明による活性物質分配物
品の区画室に見立てたものであり、各小袋には、
正確に秤量した量(いずれの場合にも約0.8g)
の非イオン性洗浄活性剤(ノニルフエノール8EO
エトキシレート)を収納した。 直径0.8mmの注射針を用いて、小袋ごとに2個
〜20個の異なる数の孔をあけた。 次に各小袋を18℃の水1に浸漬し、数時間攪
拌した。 時々水の試料をとり、276nmにおけ紫外線の吸
光度を測定し、小袋から放出された非イオン性洗
浄活性剤の濃度を測定し、小袋からの洗浄活性剤
の損失百分率を調べた。 結果を後述の表に示す。 この表から、孔の数を10倍にすると活性物質の
放出速度が約15倍になるのがわかる。 30分後において、孔が2個の小袋からは3%の
活性物質が放出されたのに対し、孔が20個の小袋
からは45%を完全にこえる放出が認められた。
【表】
例 2
第1図及び第2図に関して前述した構造を有す
る物品を入浴及びシヤワー用製品として製造し
た。ポリエチレン[ICI製のAlkathene(商標)
7]の20μm〜30μmの層を押出し被覆した不織
布[Stora−Copparberg製のStoralene(商標)
610:60であり、リンター40%、ビスコース55%
及びポリアミド5%からなり、ベース重量60g/
m2のもの]で各担体シートを構成した。物品の寸
法は30cm×30cmであり、区画室はいずれも1.3cm
×1.3cmであつた。すべての区画室に活性物質を
存在させたが、この活性物質は重量比で20:1の
割合の椰子油アルコール3EOエーテル スルフエ
ート[Albright & Wilson 製 Empicol(商
標)ESB70]と、椰子油モノエタノール アミ
ド[Albright & Wilson 製 Empilan(商
標)CME]とで構成される泡立浴剤組成物とし、
両成分の合計濃度15〜25重量%で用いた。活性物
質の仕込量は6gで、担体シート1m2当り66gに
相当する。 区画室の50%には1cm2当り10個の孔があり、残
りの50%には1cm2当り2.4個の孔が含まれるよう
に製品にピンで孔をあけた。 最初に浴内で水道水を流しながら製品の試験を
行ない、市販されている液体泡立浴剤[Elida
Gibbs 製のNorsca(商標)]25mlを使用した場
合とほぼ等容量の泡が生じるのが認められた。 次に同じ製品を用いて試験パネルによる手/腕
洗いを行い、泡形成の容易性と、反復してすすぎ
洗いした際における持久性とを判定した。 この製品は20分〜30分間にわたつて活性物質の
大部分を制御された状態で放出することができ
た。 例 3〜6 中等度の負荷の家庭用浄化剤様として、第2図
で説明した構造を有する3種類の物品を製造し
た。 担体シートは例2で説明したものを用いた。 活性物質はすべて仕切部分に存在させたが、こ
の活性物質にはアルキルベンゼン スルホネート
とトリポリ燐酸ナトリウム(1:1)のペースト
(固形分含有量50%)12gを用いた。 各物品とも、その片面に熱可塑性接着剤中に含
ませた微粒研摩材を塗布した。 接着剤と研摩材とはスクリーンプリント法で一
緒に塗布した。 用いた3種類の組成は次のとおりであつた:
る物品を入浴及びシヤワー用製品として製造し
た。ポリエチレン[ICI製のAlkathene(商標)
7]の20μm〜30μmの層を押出し被覆した不織
布[Stora−Copparberg製のStoralene(商標)
610:60であり、リンター40%、ビスコース55%
及びポリアミド5%からなり、ベース重量60g/
m2のもの]で各担体シートを構成した。物品の寸
法は30cm×30cmであり、区画室はいずれも1.3cm
×1.3cmであつた。すべての区画室に活性物質を
存在させたが、この活性物質は重量比で20:1の
割合の椰子油アルコール3EOエーテル スルフエ
ート[Albright & Wilson 製 Empicol(商
標)ESB70]と、椰子油モノエタノール アミ
ド[Albright & Wilson 製 Empilan(商
標)CME]とで構成される泡立浴剤組成物とし、
両成分の合計濃度15〜25重量%で用いた。活性物
質の仕込量は6gで、担体シート1m2当り66gに
相当する。 区画室の50%には1cm2当り10個の孔があり、残
りの50%には1cm2当り2.4個の孔が含まれるよう
に製品にピンで孔をあけた。 最初に浴内で水道水を流しながら製品の試験を
行ない、市販されている液体泡立浴剤[Elida
Gibbs 製のNorsca(商標)]25mlを使用した場
合とほぼ等容量の泡が生じるのが認められた。 次に同じ製品を用いて試験パネルによる手/腕
洗いを行い、泡形成の容易性と、反復してすすぎ
洗いした際における持久性とを判定した。 この製品は20分〜30分間にわたつて活性物質の
大部分を制御された状態で放出することができ
た。 例 3〜6 中等度の負荷の家庭用浄化剤様として、第2図
で説明した構造を有する3種類の物品を製造し
た。 担体シートは例2で説明したものを用いた。 活性物質はすべて仕切部分に存在させたが、こ
の活性物質にはアルキルベンゼン スルホネート
とトリポリ燐酸ナトリウム(1:1)のペースト
(固形分含有量50%)12gを用いた。 各物品とも、その片面に熱可塑性接着剤中に含
ませた微粒研摩材を塗布した。 接着剤と研摩材とはスクリーンプリント法で一
緒に塗布した。 用いた3種類の組成は次のとおりであつた:
【表】
* 増粘剤として2%のキサンタンゴム
水性液1部使用。
例3及び例4の製品は、例えば調理台の上面の
ように汚れのひどい表面を浄化するのにきわめて
有効であつた。 ポリマー性の研摩材を用いた例5の製品は、焦
げつき防止処理した鍋類に用いても引掻き傷を生
じることがなかつた。 これらの製品は、いずれもざらざらした感触が
なく、温水道水(約50℃)で濡らした場合、適度
に可撓性となり、手で折りまげたり揉んだりでき
るので具合よく使用できる。 本発明の活性物質分配物品は、前述のような構
成を有するため、一つの区画室に具備された孔
が、他の一つの区画室に具備された孔とは異なる
速さで各区画室内部に収容された活性物質を分配
し得るため、当該異なる速さを種々に設定するこ
とにより、当該活性物質の分配を所望の状態、即
ち制御された状態で最適に行なうことができる。 従つて、例えば各区画室内部の夫々に異なる種
類の活性物質を収容する場合、当該異なる種類の
活性物質の夫々を所望に応じて必要な量だけ、換
言すると所定の相互比率を維持した状態で分配す
ることができる。 また、活性物質分配物品の使用において、当該
異なる種類の活性物質の夫々が当該使用の直前に
混合することが要求されるような場合にも、前述
の所望の分配割合条件を満たすべく制御された分
配を行ないながら、その使用において必要とされ
る分量だけ新鮮な状態で混合・排出することがで
き、活性物質の無駄を低減することが可能にな
る。
水性液1部使用。
例3及び例4の製品は、例えば調理台の上面の
ように汚れのひどい表面を浄化するのにきわめて
有効であつた。 ポリマー性の研摩材を用いた例5の製品は、焦
げつき防止処理した鍋類に用いても引掻き傷を生
じることがなかつた。 これらの製品は、いずれもざらざらした感触が
なく、温水道水(約50℃)で濡らした場合、適度
に可撓性となり、手で折りまげたり揉んだりでき
るので具合よく使用できる。 本発明の活性物質分配物品は、前述のような構
成を有するため、一つの区画室に具備された孔
が、他の一つの区画室に具備された孔とは異なる
速さで各区画室内部に収容された活性物質を分配
し得るため、当該異なる速さを種々に設定するこ
とにより、当該活性物質の分配を所望の状態、即
ち制御された状態で最適に行なうことができる。 従つて、例えば各区画室内部の夫々に異なる種
類の活性物質を収容する場合、当該異なる種類の
活性物質の夫々を所望に応じて必要な量だけ、換
言すると所定の相互比率を維持した状態で分配す
ることができる。 また、活性物質分配物品の使用において、当該
異なる種類の活性物質の夫々が当該使用の直前に
混合することが要求されるような場合にも、前述
の所望の分配割合条件を満たすべく制御された分
配を行ないながら、その使用において必要とされ
る分量だけ新鮮な状態で混合・排出することがで
き、活性物質の無駄を低減することが可能にな
る。
第1図は本発明による第1の物品の説明図、第
2図は、第1図の線−に沿つた一部断面図、
第3図は本発明の第2の物品についての第2図に
相当する断面図、及び第4図は第1図及び第2図
の物品の連続式製造方法を模式的に示す説明図で
ある。 1……物品、2……下部担体シート、3……上
部担体シート、8……区画室、9……活性物質、
10……孔、11……接着剤、12……研摩材粒
子、13……供給ロール、14……引張りロー
ラ、15……3本ロール式反転被覆装置、16…
…ヒートシール装置、17……供給ロール、18
……冷却ローラ、19……孔あけ装置。
2図は、第1図の線−に沿つた一部断面図、
第3図は本発明の第2の物品についての第2図に
相当する断面図、及び第4図は第1図及び第2図
の物品の連続式製造方法を模式的に示す説明図で
ある。 1……物品、2……下部担体シート、3……上
部担体シート、8……区画室、9……活性物質、
10……孔、11……接着剤、12……研摩材粒
子、13……供給ロール、14……引張りロー
ラ、15……3本ロール式反転被覆装置、16…
…ヒートシール装置、17……供給ロール、18
……冷却ローラ、19……孔あけ装置。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 複数の区画室が間に形成されるように互いに
固着されかつ隣接して位置する第1及び第2のシ
ートを備えており、前記区画室の少なくともいく
つかに活性物質が収容されている活性物質分配物
品であつて、前記第1及び第2のシートの夫々は
プラスチツクフイルム層を具備した隣接する表面
に積層された繊維質多孔性材料の層を備えてお
り、これらのシートは該プラスチツクフイルム層
を共に溶着することによつて固着されており、活
性物質を収容している各区画室は、収容された活
性物質を互いに異なる速さで制御された分配がで
きるように構成された孔を前記プラスチツクフイ
ルム層の少なくとも一方に具備していることを特
徴とする活性物質分配物品。 2 前記活性物質を収容している各区画室に互い
に異なる数の孔が夫々設けられている特許請求の
範囲第1項に記載の活性物質分配物品。 3 前記活性物質を収容している各区画室に互い
に異なる径の孔が夫々設けられている特許請求の
範囲第1項に記載の活性物質分配物品。 4 前記孔の直径が0.2mmから1.2mmの範囲である
特許請求の範囲第3項に記載の活性物質分配物
品。 5 前記各区画室が異なる活性物質を収容してい
る特許請求の範囲第1項から第4項のいずれか一
項に記載の活性物質分配物品。 6 前記2つの層の一方もしくは両方が外表面に
研磨材物質の層を備えている特許請求の範囲第1
項から第5項のいずれか一項に記載の活性物質分
配物品。
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| GB8116743 | 1981-06-01 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS57210848A JPS57210848A (en) | 1982-12-24 |
| JPH0461040B2 true JPH0461040B2 (ja) | 1992-09-29 |
Family
ID=10522192
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9295882A Granted JPS57210848A (en) | 1981-06-01 | 1982-05-31 | Article containing active substance |
Country Status (2)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS57210848A (ja) |
| ZA (1) | ZA823709B (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| GB8520100D0 (en) * | 1985-08-09 | 1985-09-18 | Unilever Plc | Article for wiping surfaces |
| JP6360681B2 (ja) * | 2014-02-10 | 2018-07-18 | 大王製紙株式会社 | ウェットシートの製造方法 |
Family Cites Families (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS4872043U (ja) * | 1971-12-15 | 1973-09-10 | ||
| JPS50126008A (ja) * | 1974-03-25 | 1975-10-03 | ||
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| JPS5430376U (ja) * | 1977-08-03 | 1979-02-28 | ||
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-
1982
- 1982-05-27 ZA ZA823709A patent/ZA823709B/xx unknown
- 1982-05-31 JP JP9295882A patent/JPS57210848A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| ZA823709B (en) | 1983-12-28 |
| JPS57210848A (en) | 1982-12-24 |
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