JPH0461723A - 含浸型陰極及びその製造方法 - Google Patents

含浸型陰極及びその製造方法

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JPH0461723A
JPH0461723A JP2166813A JP16681390A JPH0461723A JP H0461723 A JPH0461723 A JP H0461723A JP 2166813 A JP2166813 A JP 2166813A JP 16681390 A JP16681390 A JP 16681390A JP H0461723 A JPH0461723 A JP H0461723A
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恭一 佐藤
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は主として電子ビーム発生装置、陰極線管の電子
源として用いられる含浸型陰極に関する。
〔従来の技術〕
従来、含浸型陰極は以下のような方法で作られている。
まず4〜6μm程度の平均粒径のタングステン粉末をプ
レス成型し、約2000〜2300°Cで焼結を行い、
気孔率20〜25%の多孔質タングステンを作る。陰極
形状への機械加工が必要な場合は銅やプラスチックを含
浸し、加工後に熱処理でこれを除去するなどの工程が入
るが、多孔質体にはその後BaCO3を主成分とする化
合物を水素雰囲気中にて約1800°Cに加熱、溶融し
多孔質体内部に含浸する。陰極表面に残った余剰の含浸
剤を研摩紙等で除去した後、真空中で熱処理を行い、陰
極製作の基本工程を完了する。
このようにして作られた陰極の電子放射面には含浸剤を
詰められた5μmφ程度の大きさの開孔が無数に存在し
ている。
第1図は、そのような電子放射面の一部を拡大した模式
図であり、1は多孔質体、2はその間孔を示す。図示し
たように開孔間の間隔をd(平均値をd)とするとd’
=2〜10μm程度となっている。また電子放射面(全
面)に対する開孔部分の面積比は20〜50%程度とな
っている。
[発明が解決しようとする課題] 上記のようにして作られた含浸型陰極は、10−’〜1
0−BTorrのような非常に良好な真空中では安定し
て動作するが、真空度が10−5〜10−’Torrで
使用される装置や、工程中に水蒸気等にさらされること
が不可避のような場合には電子放出特性の劣化又は不安
定動作が引きおこされるという問題点があった。
本発明は上記問題点を解消し、真空度の低い状態にさら
されても特性の劣化が小さく安定動作が保たれる改善さ
れた含浸型陰極およびその製造方法を提供しようとする
ものである。
〔課題を解決するための手段〕 上記目的を達成するために、本発明はタングステン、モ
リブデン等の高融点金属の多孔質体にBaCO3を主成
分とする化合物を溶融、含浸してなる含浸型陰極におい
て、前記多項質体の電子放射面における開孔間の平均間
隔を25〜125μmとし、電子放射面に対する開孔部
分の面積比が0.02〜1.0%となるようにしたもの
である。
また、上記陰極を作る製造方法として、平均粒径1〜2
.5μmのタングステン、モリブデン等の高融点金属の
粉末を成型、焼結して多孔質体を作り、該多孔質体にB
、CO,を主成分とする化合物を溶融、含浸した後、前
記多孔質体の電子放射面の開口部分の一部を目詰まりさ
せることにより、前記平均間隔、前記面積比を有する陰
極を製造するようにしたものである。
〔作用〕
含浸型陰極の電子放射面を本発明のように構成すること
により開孔部分の面積が従来のものに較べ1/100〜
1150と格段に小さくなるので低真空下における含浸
部分への悪影響が著しく低減される。
一方、電子放射特性については開孔部分の面積が小さく
なるにも拘らず以下に述べる理由で放射電流の低下を招
くことはない。
バリウムを含む含浸型陰極においては、陰極温度を10
00〜1100°C6に加熱すると含浸した化合物と多
孔質体内部とが界面にて化学反応をおこして遊離バリウ
ムが生成し、これが陰極表面に拡散してバリウムの単原
子層を作り電子放射源となるが、このバリウム単原子層
の拡散距離は900°C11で約250 a m、 1
100”Cmで約100μmである。本発明においては
開孔間の平均間隔を125μm以下とするのでバリウム
単原子層を電子放射面に隈なく生成させるには充分短か
い間隔であり、その生成は充分に行なわれ電子放射特性
が損われることは全くない。
また従来の含浸型陰極においては開孔が近接して存在す
るため電子放射面に過剰なバリウム原子を生じ、特性が
逆に悪化することがあったが本発明では平均間隔を25
μm以上とすることにしたのでそのおそれを軽減するこ
とができる。
〔実施例〕
本発明の実施例について以下に説明する。まず、平均粒
径2μm、純度99.9%のタングステン粉末を0.5
〜1.0 t/cm”の圧力で所要の形状にプレス成型
し、その後2200〜2500°Cの還元性雰囲気中で
焼結を行い気孔率18〜25%の多孔質タングステンを
得る。多孔質タングステンに銅又はプラスチックを含浸
した後、機械加工により所要の陰極寸法に加工し、その
後熱処理により含浸した銅またはプラスチックを完全に
除去する。
次に、モリブデン等の高融点金属よりなるカソードスリ
ーブ(カソード支持筒)の端部に上記陰極をMo−Ru
粉末ロウ材により接合し、カソードスリーブの内側に陰
極加熱用ヒータをアルミナ粉末によるポツティングによ
り埋め込む。次に、含浸剤としてBaCO3、CaC0
1,^!20.を11:1に混合した化合物を陰極表面
に載せ、還元性雰囲気炉で多孔質体内部に溶融、含浸す
る。含浸されない余剰の含浸剤を除去した後#600〜
# 1000メツシユの粗さのアルミナ製研摩紙を用い
て電子放射面を研摩する。この研摩により多孔質タング
ステンの表面の薄層に微細な変形を生じるが、無数に存
在する開孔の中の一部はその変形により目詰まりされ塞
がれた状態となる。
第2図は本発明の陰極の電子放射面の一部を拡大した模
式図であり、3は多孔質体、4は開孔である。研摩前の
状態では開孔間隔は2〜5μm程度であり、電子放射面
に対する開孔部の面積比は10〜20%程度となってい
るが、上記研摩を行いその強度(圧力、速度、時間等)
を調節することにより図示したように開孔間隔をd=2
5〜125μmとすることができる。同時に開孔部分の
面積比は0.02〜1.0%となる。上記研摩工程のあ
と真空炉中で熱処理を行い含浸型陰極の製作を完了する
本実施例の陰極を真空度10−S〜10−6Torrの
電子ビーム発生装置に装着し動作させたという、顕著な
特性の改善が見られた。特性例を第3図に本発明による
陰極の特性を示す。本発明の場合、放射電流特性の改善
により図示したように従来技術のものに較べ約100°
CIl低い陰極温度で同一な陰極電流が得られることが
確められた。
上述の実施例は多孔質体に含浸剤を含浸した後に研摩工
程を設は所要の表面状態を得るようにし比が得られる加
工方法であればよく、上述の方法に限られるものではな
い。
たとえば多孔質体の本体となるべき粒度4〜6μmのタ
ングステン粉末の上層に適度な粒度(2μm以下)のタ
ングステン粉末の層(成型後の厚さ約100μm)を被
せて一体に成型し、これを焼結することにより、研摩工
程なしで上記と同等な表面状態の得ることが可能である
。なお従来の様な方法で表面から内部まで均一な多孔質
体で同様な表面状態を得ることも可能ではあるが、この
場合は同時に気孔率が小さくなり、含浸量が減る結果と
なるので寿命の点で好ましくない。
〔効果〕
以上説明したように本発明による含浸型陰極は従来技術
によるものに較べ電子放射面における開孔部分の面積が
極めて小さいので低真空雰囲気に強く、且つ充分な電子
放射が得られるので、比較的低真空度雰囲気で使用する
電子装置の陰極として利用する場合、特にその効果が発
揮される。
また前述のように製造方法としては本実施例の他に種々
考えられるが実施例のような方法によった場合は、多孔
質体内部の気孔率は18〜25%と大きくとれるので含
浸剤を充分に貯えることができ、且つ開孔部分の面積が
小さく作られるので含浸剤の蒸発を充分抑制でき、寿命
の点でも好結果が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来技術による含浸型陰極の電子放射面の拡大
模式図、第2図は本発明による同上陰極の拡大模式図、
第3図は陰極電流の対陰極温度特性を示す特性図であり
、本発明によるものと従来技術によるものとを対比して
示す。 1.3・・・多孔質体、2.4・・・開孔、5・・・従
来技術による含浸型陰極の特性、6・・・本発明による
含浸型陰極の特性。 第1図 第2図 1α℃ 120゜ 陰極1度 (’CB) 第3図

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、タングステン、モリブデン等の高融点金属の多孔質
    体にBaCO_3を主成分とする化合物を溶融、含浸し
    てなる含浸型陰極において、前記多孔質体の電子放射面
    における開孔間の平均間隔を25〜125μmとし、電
    子放射面に対する開孔部分の面積比を0.02〜1.0
    %としたことを特徴とする含浸型陰極。 2、平均粒径1〜2.5μmのタングステン、モリブデ
    ン等の高融点金属の粉末を成型、焼結して多孔質体を作
    り、該多孔質体にBaCO_3を主成分とする化合物を
    溶融、含浸した後、前記多孔質体の電子放射面に研摩加
    工を加えて該電子放射面の開孔部分の一部を目詰まりさ
    せ、請求項1項記載の含浸型陰極を製造する方法。
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