JPH0461901B2 - - Google Patents
Info
- Publication number
- JPH0461901B2 JPH0461901B2 JP58198484A JP19848483A JPH0461901B2 JP H0461901 B2 JPH0461901 B2 JP H0461901B2 JP 58198484 A JP58198484 A JP 58198484A JP 19848483 A JP19848483 A JP 19848483A JP H0461901 B2 JPH0461901 B2 JP H0461901B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- oxymethylene copolymer
- amine
- group
- formaldehyde
- composition according
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
Description
本発明は、安定化されたオキシメチレン共重合
体組成物に関する。 ホルムアルデヒドまたはその環状オリゴマーで
あるトリオキサンやテトラオキサンとこれらと共
重合可能なモノマーとを共重合させて得られるオ
キシメチレン共重合体は、その重合体の末端から
の解重合を防止するために種々の末端基処理が施
され、次いで、これに酸化防止剤、熱安定剤、光
安定剤、滑剤などの添加剤を配合したオキシメチ
レン共重合体組成物は種々知られている。なかで
も、末端基処理とともに熱酸化安定剤を配合する
ことは、オキシメチレン共重合体の品質の保持お
よび向上のために必要かつ不可欠であり、従来よ
り種々の安定剤およびそれらの組合わせが提案さ
れてきた。たとえば、特公昭40−21148号公報に
はアミジン化合物と立体障害性フエノールとの組
合わせ、具体的にはシアノグアニジン、ポリアミ
ノトリアゾールまたはN,N−ジシリールメラミ
ン等と2,2′−メチレン−ビス(4−メチル−6
−t−ブチルフエノール)との組合わせ等が提案
されている。 しかし、かかる二元系の組合わせでは、オキシ
メチレン共重合体組成物の性能のバランスを考慮
するとき、特に種々の熱安定性性能においてさら
に改良されるべき欠点が見出されるのである。す
なわち、従来のオキシメチレン共重合体組成物成
形材は、通常185〜220℃の範囲の温度で成形さ
れ、高くとも高々225℃までであつて極めて狭い
温度領域で成形せざるを得ず、しかも、歯車、軸
受などの機構部品といつた小物の成形が多いオキ
シメチレン共重合体組成物成形材では、上記成形
温度領域であつても、成形機の容量によつては成
形材のシリンダー内での滞留時間が往々にして材
料の分解開始時間限界を上廻り、したがつて、シ
リンダ内において材料の分解、発泡等の好ましか
らざる現象が起こり、結局、不良成形品の発生を
惹起するのが従来成形材における状況であつた。 かかる事情から、オキシメチレン共重合体組成
物本来の物性バランスを保ちながら、尚かつ、成
形時の熱安定性に極めて優れたオキシメチレン共
重合体組成物成形材の出現が、市場において切に
望まれていたのである。 因みに、従来市場に出廻つているオキシメチレ
ン共重合体系成形材について、材料温度250℃で
の滞留試験(成形材料を250℃の温度に60分間保
つたのち射出成形を行ない、成形品外観その他の
物性を評価する試験であつて、成形時の熱安定性
試験として評価できる。)を行なつたところ、殆
んどの材料において、材料温度250℃では材料の
シリンダ内での激しい分解のために発泡状態とな
り、ために材料が金型内を十分流動せず、射出成
形は事実上殆んど不可能になるという事態に至る
ことが判つた。さらに、上記成形材について、材
料温度225℃における連続射出成形試験を行つた
ところ、モールドデポジツト(金型付着物)の極
めて速い発生の為、満足な外観を有する成形品が
得られないことが判つた。 本発明者らは、上記の如く従来公知のオキシメ
チレン共重合体組成物成形材の欠点を改善するこ
とを意図して、既に特開昭56−18640において、
極めて高い熱安定性を有するオキシメチレン共重
合体組成物を提案した。 この特開昭56−18640に於いて提案する組成物
に於いては、前述の従来市場で入手された同種の
組成物成形材と比較して前述の熱安定性試験、す
なわち、材料温度250℃での滞留試験および材料
温度225℃における連続射出成形試験等において
飛躍的に優れた熱安定性を有するものが得られ
る。 しかしながら、この組成物も上述の如く、従来
組成物と比較しては飛躍的に優れた熱安定性を有
するものではあるものの尚、改善の余地はあるも
のであり、その後、更に優れた熱安定性を有する
組成物を得るべく鋭意、検討を重ねた結果、本発
明に至つたものである。 すなわち、本発明は、オキシメチレン共重合体
に (1) 一般式 で示されるアミン置換トリアジン類または該ア
ミン置換トリアジン類とホルムアルデヒドとの
初期重縮合物類の少くとも一種と、〔式中、
R1、R2およびR3は、水素原子、ハロゲン原子、
水酸基、アルキル基、アルコキシ基、アリール
基、水添アリール基、アミノ基または置換アミ
ノ基を意味し、その少くとも一つはアミノ基も
しくは置換アミノ基である。〕 (2) 一般式 で示される立体障害性フエノール類の少くとも
一種と、 〔式中、R4およびR5は、アルキル基を表わし、
R6は、−O(CH2)2O(CH2)2O(CH2)2−または
−O(CH2)2S(CH2)2O−を表わす。〕 (3) ナトリウム、カリウム、マグネシウム、カル
シウムまたはバリウムの水酸化物および無機酸
塩からなる群で示される金属含有化合物の少く
とも一種 とを配合してなる安定化されたオキシメチレン共
重合体組成物である。 このように三元系の安定剤を配合して得られる
本発明のオキシメチレン共重合体組成物では、前
述の従来市場で入手された同種の組成物成形材と
異なり、材料温度250℃で60分間保持した後でも
好適に成形が可能であるばかりでなく、得られる
成形品は、材料温度250℃でのサイクル時間1分
間という初期成形品と比べても色調、光沢等の外
観において実質的に遜色がないものとして得られ
るのである。この事実は、本発明のオキシメチレ
ン共重合体組成物が材料温度250℃もしくはそれ
以上の温度を成形上限温度領域として持ち得るこ
とを意味し、かかる温度領域は、前述のごとき従
来のオキシメチレン共重合体組成物成形材に常識
的に適用される220℃あるいは225℃といつた上限
温度を遥かに上廻るものであり、したがつて、本
発明は熱安定性に驚異的に優れたオキシメチレン
共重合体系成形材を実用に供し得るのである。 本発明のオキシメチレン共重合体組成物では、
さらに加えて、材料温度225℃での歯車の連続成
形において、前述したモールド・デポジツト(金
型付着物)発生迄のシヨツト数が、従来市場品と
比較しては、約10以上も遅く、また前記した本発
明者らが既に提案した方法に従つての組成物と比
較しても約1.5倍以上遅い。 歯車等の連続成形の場合、モールド・デポジツ
トが金型のキヤビテイ隅に付着すると、成形品表
面の外観の悪化ばかりか、歯先等が丸くなり実用
上、製品として供し得ない成形品を得ることとな
る。その為、こういつたモールド・デポジツトが
発生した場合は止むを得ず、その都度金型の分解
清掃を行なう為、著しく生産経済性を損なう結果
となり、モールド・デポジツトの発生の遅延化は
切に望まれていたが、本発明の組成物は、それら
の要望に更に充分に応え得る成形材を提供しう
る。 本発明のオキシメチレン共重合体組成物では、
上述した特徴にさらに加えて、従来組成物と比較
して熱及び光に対しての外観変色が極めて少ない
事が挙げられる。 オキシメチレン共重合体組成物が、成形加工品
として実用に供される際、熱風環境下の温度とし
ては高々120℃程度迄であるが、一方、成形加工
品は殆んどの場合、多かれ少なかれ、太陽光にさ
らされる。それらの場合、外装製品の場合は、外
観変色をきたした時点で、その製品の寿命とする
場合が多く、外観の変色も物性上極めて重要な項
目の1つであるが、本発明の組成物は従来組成物
に比べて、それらが著しく改良されたものであ
る。 さらに本発明の組成物の一般的な機械的物性、
通常は特に引張衝撃強度等が問題となるが、これ
も従来組成物と比較して同等かもしくは幾分優れ
ている程であり、全く問題はない。 以上の説明から明らかなごとく、本発明のオキ
シメチレン共重合体組成物は、従来の同種の組成
物に見られた欠陥を悉く解消した極めて高性能の
成形材を提供するのであり、かかる性能は、前述
の三元系の安定剤の相乗作用によつてはじめても
たらされたものである。 本発明の組成物に於いて用いる、前記した如き
一般式で示されるアミン置換トリアジン類または
該アミン置換トリアジン類とホルムアルデヒドと
の初期重縮合物類(以下「安定剤A」という)と
しては、例えばグアナミン、メラミン、N−ブチ
ルメラミン、N−フエニルメラミン、N,N−ジ
フエニルメラミン、N,N−ジアリルメラミン、
N,N′,N″−トリフエニルメラミン、N,N′,
N″−トリメチロールメラミン、ベンゾグアナミ
ン、2,4−ジアミノ−6−メチル−sym−トリ
アジン、2,4−ジアミノ−6−ブチル−sym−
トリアジン、2,4−ジアミノ−6−ベンジルオ
キシ−sym−トリアジン、2,4−ジアミノ−6
−ブトキシ−sym−トリアジン、2,4−ジアミ
ノ−6−シクロヘキシル−sym−トリアジン、
2,4−ジアミノ−6−クロロ−sym−トリアジ
ン、2,4−ジアミノ−6−メルカプト−sym−
トリアジン、アメリンまたはそれらとホルムアル
デヒドとの初期重縮合物類等が挙げられる。なか
でも、メラミン、メチロールメラミン、ベンゾグ
アナミン、水溶性メラミン−ホルムアルデヒド樹
脂は特に好適に用いることができる。 アミン置換トリアジン類とホルムアルデヒドと
の初期重縮合物類は、それ自体公知の方法により
製造される。即ちアミン置換トリアジン類1モル
に対し、ホルムアルデヒドを高々10モルの範囲内
で、弱アルカリ下の水溶液または水分散液中で加
熱、反応させて、水溶性の段階で容易に得られる
ものである。 本発明の組成物に於いて用いる、前記の如き一
般式で示される立体障害性フエノール類(以下
「安定剤B」という)としては、例えばトリエチ
レングリコール−ビス−3−(3,5−ジ−(t)−
ブチル−4−ヒドロキシフエニル)プロピオネー
ト、トリエチレングリコール−ビス−3−(3,
5−ジメチル−4−ヒドロキシフエニル)プロピ
オネート、トリエチレングリコール−ビス−3−
(3−(t)−ブチル−4−ヒドロキシ−5−メチル
フエニル)プロピオネートおよび2,2′−チオジ
エチル−ビス−〔3−(3,5−ジ−(t)−ブチル−
4−ヒドロキシフエニル)プロピオネート〕等を
挙げることができ、なかでもトリエチレングリコ
ール−ビス−3−(3−(t)−ブチル−4−ヒドロ
キシ−5−メチルフエニル)プロピオネートおよ
び2,2′−チオジエチル−ビス−〔3−(3,5−
ジ−(t)−ブチル−4−ヒドロキシフエニル)プロ
ピオネート〕は特に効果的で好ましい。 本発明の組成物で用いる金属含有化合物(以下
「安定剤C」という)は、前記した如き化合物で
あつて、無機酸塩としては、炭酸塩、りん酸塩、
けい酸塩、ほう酸塩などが例示され、特に水酸化
カルシウム、水酸化マグネシウム、水酸化カリウ
ムおよび炭酸マグネシウムが効果的で好ましい。 本発明の組成物で用いるオキシメチレン共重合
体は、ホルムアルデヒドまたはその環状オリゴマ
ー、例えばトリオキサン、テトラオキサン等と、
環状エーテルまたは環状アセタール、例えばエチ
レンオキサイド、プロピレンオキサイド、エピク
ロルヒドリン、1,3−ジオキソラン、1,3−
ジオキセパン、グリコールのホルマール、ジグリ
コールのホルマール等とを触媒の存在下に共重合
させて得られる重合体であつて、オキシメチレン
主鎖中に炭素数2以上のオキシアルキレン単位
を、好ましくは0.4〜40モル%、特に好ましくは
0.4〜10モル%含有する重合体であり、所望によ
り、粗共重合体を溶融状態にして不安定化部分を
分解する方法等により、末端の安定化処理が施さ
れた重合体である。 重合触媒としては、一般のカチオン重合触媒が
用いられるが、特にふつ化ほう素を含む化合物が
好適であり、水和物および配位錯体化合物が用い
られ、エーテル類との配位錯体である三ふつ化ほ
う素ジエチルエーテラートは特に好ましい触媒と
して挙げることができる。 重合反応によつて得られたオキシメチレン共重
合体は、公知の方法によつて触媒の除去処理を行
なつてもよいし、また特公昭55−42085に示され
た如き、三価の有機りん化合物を添加し、触媒の
失活処理を施しても良い。 後者の反応停止剤を用いる処理を施した場合、
重合触媒が失活し、重合反応が停止するだけでな
く、失活した触媒が共重合体中に残存しても、そ
れが共重合体の熱安定性に何ら悪影響を及ぼさ
ず、その後の洗浄操作に必要としないばかりでな
く、さらに加えて、本発明で用いる三元系の安定
剤は、この有機りん化合物による処理を施して得
られるオキシメチレン共重合体において特に効果
的作用するものであり、特に好ましい本発明の組
成物に於いて、前記「安定剤A」、「安定剤B」お
よび「安定剤C」は、それぞれ単独で用いても、
2種以上を混合して用いてもよく、所定の三元系
の安定剤としてオキシメチレン共重合体に配合さ
れればよい。それぞれの安定剤の配合量は、その
種類によつて異なり、通常、オキシメチレン共重
合体100重量部に対して、「安定剤A」は0.01〜7
重量部、好ましくは0.01〜5重量部の範囲で、
「安定剤B」は0.05〜5重量部、好ましくは0.05
〜3重量部の範囲で、そして「安定剤C」は
0.004〜5重量部、好ましくは0.005〜5重量部の
範囲で適宜選ばれる。これらの限定範囲をはずれ
た場合、射出成形機による成形時の熱安定性試験
における成形品の外観の悪化(たとえば、色調不
良、銀条の発生)および/または同じく射出成形
機による連続成形試験における成形品の外観悪化
を招き、好ましくない。それぞれの安定剤の添加
の順序は限定的でなく、また、添加時の形態は粉
体であつても、溶液であつても、さらには乳化液
または懸濁液であつてもよい。 以下に、実施例および比較例を示して本発明を
さらに具体的に説明する。なお以下の記載におい
て極限粘度は2重量%のα−ビネンを添加したp
−クロロフエノール中で60℃で測定した値を示
す。また、安定剤等の添加量の単位である
「phr」は、オキシメチレン共重合体100重量部当
りの重量部を意味する。 実施例 1 100重量部のトリオキサン2,5重量部のエチ
レンオキサイドとをふつ化ほう素ジエチルエーテ
ラートを触媒として用いて重合させ、粗オキシメ
チレン共重合体を得た。得られた共重合体は二分
し、一方については、これをトリ−n−ブチルア
ミンを含む水溶液中に懸濁させ、加熱して触媒を
除去し、洗浄および乾燥を行ない、極限粘度1.45
dl/gの精オキシメチレン共重合体を得た。 この精オキシメチレン共重合体にメラミン
0.2phr、トリエチレングリコール−ビス−3−
(3−(t)−ブチル−4−ヒドロキシ−5−メチル
フエニル)プロピオネート0.5phrおよび水酸化マ
グネシウム0.1phr宛添加し、ヘンシエルミキサー
によつて均質に混合し、混合物をL/D=27、直
径32mmのベント付二軸押出機を用いて約15分間の
滞留で加熱し、溶融し、安定化し、ダイヘツドか
ら白色の樹脂をストランドとして押出した。スト
ランドは直ちにペレツトとして製品化した。 得られた安定化されたオキシメチレン共重合体
組成物の試験結果を第3表に示す。 実施例 2 実施例1の粗オキシメチレン共重合体の他方
に、触媒量の2倍モルに相当するトリフエニルホ
スフインを添加し、触媒を失活させた。これに実
施例1と同じ組成の安定剤を同じ割合で添加し、
実施例1と同じ操作で処理し、製品ペレツトを得
た。 得られた組成物の試験結果は、第3表に示され
る。 実施例 3〜11 実施例2で得られたトリフエニルフオスフイン
の添加により触媒を失活せしめたオキシメチレン
共重合体に第1表に示した通りに「安定剤A」、
「安定剤B」および「安定剤C」を添加、混合し、
実施例1と同じ操作で製品ペレツトを得た。 得られた組成物の試験結果を第3表に示す。 実施例 12 実施例1において、2,5重量部のエチレンオ
キサイドに代えて3,5重量部の1,3−ジオキ
セパンを用いる以外は全く同じ操作で粗オキシメ
チレン共重合体を得、これに使用した触媒量の2
倍モルに相当するトリフエニルホスフインを添加
し、極限粘度1.43dl/gの精オキシメチレン共重
合体を得た。これに実施例1と同じ組成の安定剤
を同じ割合で添加し、実施例1と同様に処理して
製品ペレツトを得た。 試験結果は第3表に示す。 比較例 1 実施例1において、水酸化マグネシウムを使用
せず、総添加量は同じになるように、メラミン
0.25phrおよびトリエチレングリコール−ビス−
3−(3−(t)−ブチル−4−ヒドロキシ−5−メ
チルフエニル)プロピオネート0.55phrをオキシ
メチレン共重合体に配合した。 得られた組成物の試験結果を第4表に示す。 比較例 2〜4 実施例2において、三種の添加剤のうちいずれ
か一種を使用せず、総添加量は同じにして、第2
表に示すごとく安定剤を配合した。 得られた組成物の試験結果を第4表に示す。 比較例 5〜7 実施例11における三種の添加剤のうち、いずれ
か一種を使用せず、総添加量は同じにして第2表
に示すごとく安定剤を配合した。 得られた組成物の試験結果を第4表に示す。 比較例 8〜9 実施例2及び11において、安定剤(B)として、そ
れぞれトリエチレングリコール−ビス−3−(3
−(t)−ブチル−4−ヒドロキシ−5−メチルフエ
ニル)プロピオネート0.5phrを用いるかわりに、
それぞれ1,6−ヘキサンジオール−ビス−3
(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシフエ
ニル)プロピオネート0.5phrを用いる以外は実施
例2及び11とそれぞれ全く同様に処理して製品ペ
レツトを得た。 試験結果を第4表に示す。 比較例 10 実施例12において、水酸化マグネシウムを使用
せず、総添加量は同じになるように、メラミン
0.25phrおよびトリエチレングリコール−ビス−
3(3−(t)−ブチル−4−ヒドロキシ−5−メチ
ルフエニル)プロピオネート0.55phrをオキシメ
チレン共重合体に配合した。 得られた組成物の試験結果を第4表に示す。
体組成物に関する。 ホルムアルデヒドまたはその環状オリゴマーで
あるトリオキサンやテトラオキサンとこれらと共
重合可能なモノマーとを共重合させて得られるオ
キシメチレン共重合体は、その重合体の末端から
の解重合を防止するために種々の末端基処理が施
され、次いで、これに酸化防止剤、熱安定剤、光
安定剤、滑剤などの添加剤を配合したオキシメチ
レン共重合体組成物は種々知られている。なかで
も、末端基処理とともに熱酸化安定剤を配合する
ことは、オキシメチレン共重合体の品質の保持お
よび向上のために必要かつ不可欠であり、従来よ
り種々の安定剤およびそれらの組合わせが提案さ
れてきた。たとえば、特公昭40−21148号公報に
はアミジン化合物と立体障害性フエノールとの組
合わせ、具体的にはシアノグアニジン、ポリアミ
ノトリアゾールまたはN,N−ジシリールメラミ
ン等と2,2′−メチレン−ビス(4−メチル−6
−t−ブチルフエノール)との組合わせ等が提案
されている。 しかし、かかる二元系の組合わせでは、オキシ
メチレン共重合体組成物の性能のバランスを考慮
するとき、特に種々の熱安定性性能においてさら
に改良されるべき欠点が見出されるのである。す
なわち、従来のオキシメチレン共重合体組成物成
形材は、通常185〜220℃の範囲の温度で成形さ
れ、高くとも高々225℃までであつて極めて狭い
温度領域で成形せざるを得ず、しかも、歯車、軸
受などの機構部品といつた小物の成形が多いオキ
シメチレン共重合体組成物成形材では、上記成形
温度領域であつても、成形機の容量によつては成
形材のシリンダー内での滞留時間が往々にして材
料の分解開始時間限界を上廻り、したがつて、シ
リンダ内において材料の分解、発泡等の好ましか
らざる現象が起こり、結局、不良成形品の発生を
惹起するのが従来成形材における状況であつた。 かかる事情から、オキシメチレン共重合体組成
物本来の物性バランスを保ちながら、尚かつ、成
形時の熱安定性に極めて優れたオキシメチレン共
重合体組成物成形材の出現が、市場において切に
望まれていたのである。 因みに、従来市場に出廻つているオキシメチレ
ン共重合体系成形材について、材料温度250℃で
の滞留試験(成形材料を250℃の温度に60分間保
つたのち射出成形を行ない、成形品外観その他の
物性を評価する試験であつて、成形時の熱安定性
試験として評価できる。)を行なつたところ、殆
んどの材料において、材料温度250℃では材料の
シリンダ内での激しい分解のために発泡状態とな
り、ために材料が金型内を十分流動せず、射出成
形は事実上殆んど不可能になるという事態に至る
ことが判つた。さらに、上記成形材について、材
料温度225℃における連続射出成形試験を行つた
ところ、モールドデポジツト(金型付着物)の極
めて速い発生の為、満足な外観を有する成形品が
得られないことが判つた。 本発明者らは、上記の如く従来公知のオキシメ
チレン共重合体組成物成形材の欠点を改善するこ
とを意図して、既に特開昭56−18640において、
極めて高い熱安定性を有するオキシメチレン共重
合体組成物を提案した。 この特開昭56−18640に於いて提案する組成物
に於いては、前述の従来市場で入手された同種の
組成物成形材と比較して前述の熱安定性試験、す
なわち、材料温度250℃での滞留試験および材料
温度225℃における連続射出成形試験等において
飛躍的に優れた熱安定性を有するものが得られ
る。 しかしながら、この組成物も上述の如く、従来
組成物と比較しては飛躍的に優れた熱安定性を有
するものではあるものの尚、改善の余地はあるも
のであり、その後、更に優れた熱安定性を有する
組成物を得るべく鋭意、検討を重ねた結果、本発
明に至つたものである。 すなわち、本発明は、オキシメチレン共重合体
に (1) 一般式 で示されるアミン置換トリアジン類または該ア
ミン置換トリアジン類とホルムアルデヒドとの
初期重縮合物類の少くとも一種と、〔式中、
R1、R2およびR3は、水素原子、ハロゲン原子、
水酸基、アルキル基、アルコキシ基、アリール
基、水添アリール基、アミノ基または置換アミ
ノ基を意味し、その少くとも一つはアミノ基も
しくは置換アミノ基である。〕 (2) 一般式 で示される立体障害性フエノール類の少くとも
一種と、 〔式中、R4およびR5は、アルキル基を表わし、
R6は、−O(CH2)2O(CH2)2O(CH2)2−または
−O(CH2)2S(CH2)2O−を表わす。〕 (3) ナトリウム、カリウム、マグネシウム、カル
シウムまたはバリウムの水酸化物および無機酸
塩からなる群で示される金属含有化合物の少く
とも一種 とを配合してなる安定化されたオキシメチレン共
重合体組成物である。 このように三元系の安定剤を配合して得られる
本発明のオキシメチレン共重合体組成物では、前
述の従来市場で入手された同種の組成物成形材と
異なり、材料温度250℃で60分間保持した後でも
好適に成形が可能であるばかりでなく、得られる
成形品は、材料温度250℃でのサイクル時間1分
間という初期成形品と比べても色調、光沢等の外
観において実質的に遜色がないものとして得られ
るのである。この事実は、本発明のオキシメチレ
ン共重合体組成物が材料温度250℃もしくはそれ
以上の温度を成形上限温度領域として持ち得るこ
とを意味し、かかる温度領域は、前述のごとき従
来のオキシメチレン共重合体組成物成形材に常識
的に適用される220℃あるいは225℃といつた上限
温度を遥かに上廻るものであり、したがつて、本
発明は熱安定性に驚異的に優れたオキシメチレン
共重合体系成形材を実用に供し得るのである。 本発明のオキシメチレン共重合体組成物では、
さらに加えて、材料温度225℃での歯車の連続成
形において、前述したモールド・デポジツト(金
型付着物)発生迄のシヨツト数が、従来市場品と
比較しては、約10以上も遅く、また前記した本発
明者らが既に提案した方法に従つての組成物と比
較しても約1.5倍以上遅い。 歯車等の連続成形の場合、モールド・デポジツ
トが金型のキヤビテイ隅に付着すると、成形品表
面の外観の悪化ばかりか、歯先等が丸くなり実用
上、製品として供し得ない成形品を得ることとな
る。その為、こういつたモールド・デポジツトが
発生した場合は止むを得ず、その都度金型の分解
清掃を行なう為、著しく生産経済性を損なう結果
となり、モールド・デポジツトの発生の遅延化は
切に望まれていたが、本発明の組成物は、それら
の要望に更に充分に応え得る成形材を提供しう
る。 本発明のオキシメチレン共重合体組成物では、
上述した特徴にさらに加えて、従来組成物と比較
して熱及び光に対しての外観変色が極めて少ない
事が挙げられる。 オキシメチレン共重合体組成物が、成形加工品
として実用に供される際、熱風環境下の温度とし
ては高々120℃程度迄であるが、一方、成形加工
品は殆んどの場合、多かれ少なかれ、太陽光にさ
らされる。それらの場合、外装製品の場合は、外
観変色をきたした時点で、その製品の寿命とする
場合が多く、外観の変色も物性上極めて重要な項
目の1つであるが、本発明の組成物は従来組成物
に比べて、それらが著しく改良されたものであ
る。 さらに本発明の組成物の一般的な機械的物性、
通常は特に引張衝撃強度等が問題となるが、これ
も従来組成物と比較して同等かもしくは幾分優れ
ている程であり、全く問題はない。 以上の説明から明らかなごとく、本発明のオキ
シメチレン共重合体組成物は、従来の同種の組成
物に見られた欠陥を悉く解消した極めて高性能の
成形材を提供するのであり、かかる性能は、前述
の三元系の安定剤の相乗作用によつてはじめても
たらされたものである。 本発明の組成物に於いて用いる、前記した如き
一般式で示されるアミン置換トリアジン類または
該アミン置換トリアジン類とホルムアルデヒドと
の初期重縮合物類(以下「安定剤A」という)と
しては、例えばグアナミン、メラミン、N−ブチ
ルメラミン、N−フエニルメラミン、N,N−ジ
フエニルメラミン、N,N−ジアリルメラミン、
N,N′,N″−トリフエニルメラミン、N,N′,
N″−トリメチロールメラミン、ベンゾグアナミ
ン、2,4−ジアミノ−6−メチル−sym−トリ
アジン、2,4−ジアミノ−6−ブチル−sym−
トリアジン、2,4−ジアミノ−6−ベンジルオ
キシ−sym−トリアジン、2,4−ジアミノ−6
−ブトキシ−sym−トリアジン、2,4−ジアミ
ノ−6−シクロヘキシル−sym−トリアジン、
2,4−ジアミノ−6−クロロ−sym−トリアジ
ン、2,4−ジアミノ−6−メルカプト−sym−
トリアジン、アメリンまたはそれらとホルムアル
デヒドとの初期重縮合物類等が挙げられる。なか
でも、メラミン、メチロールメラミン、ベンゾグ
アナミン、水溶性メラミン−ホルムアルデヒド樹
脂は特に好適に用いることができる。 アミン置換トリアジン類とホルムアルデヒドと
の初期重縮合物類は、それ自体公知の方法により
製造される。即ちアミン置換トリアジン類1モル
に対し、ホルムアルデヒドを高々10モルの範囲内
で、弱アルカリ下の水溶液または水分散液中で加
熱、反応させて、水溶性の段階で容易に得られる
ものである。 本発明の組成物に於いて用いる、前記の如き一
般式で示される立体障害性フエノール類(以下
「安定剤B」という)としては、例えばトリエチ
レングリコール−ビス−3−(3,5−ジ−(t)−
ブチル−4−ヒドロキシフエニル)プロピオネー
ト、トリエチレングリコール−ビス−3−(3,
5−ジメチル−4−ヒドロキシフエニル)プロピ
オネート、トリエチレングリコール−ビス−3−
(3−(t)−ブチル−4−ヒドロキシ−5−メチル
フエニル)プロピオネートおよび2,2′−チオジ
エチル−ビス−〔3−(3,5−ジ−(t)−ブチル−
4−ヒドロキシフエニル)プロピオネート〕等を
挙げることができ、なかでもトリエチレングリコ
ール−ビス−3−(3−(t)−ブチル−4−ヒドロ
キシ−5−メチルフエニル)プロピオネートおよ
び2,2′−チオジエチル−ビス−〔3−(3,5−
ジ−(t)−ブチル−4−ヒドロキシフエニル)プロ
ピオネート〕は特に効果的で好ましい。 本発明の組成物で用いる金属含有化合物(以下
「安定剤C」という)は、前記した如き化合物で
あつて、無機酸塩としては、炭酸塩、りん酸塩、
けい酸塩、ほう酸塩などが例示され、特に水酸化
カルシウム、水酸化マグネシウム、水酸化カリウ
ムおよび炭酸マグネシウムが効果的で好ましい。 本発明の組成物で用いるオキシメチレン共重合
体は、ホルムアルデヒドまたはその環状オリゴマ
ー、例えばトリオキサン、テトラオキサン等と、
環状エーテルまたは環状アセタール、例えばエチ
レンオキサイド、プロピレンオキサイド、エピク
ロルヒドリン、1,3−ジオキソラン、1,3−
ジオキセパン、グリコールのホルマール、ジグリ
コールのホルマール等とを触媒の存在下に共重合
させて得られる重合体であつて、オキシメチレン
主鎖中に炭素数2以上のオキシアルキレン単位
を、好ましくは0.4〜40モル%、特に好ましくは
0.4〜10モル%含有する重合体であり、所望によ
り、粗共重合体を溶融状態にして不安定化部分を
分解する方法等により、末端の安定化処理が施さ
れた重合体である。 重合触媒としては、一般のカチオン重合触媒が
用いられるが、特にふつ化ほう素を含む化合物が
好適であり、水和物および配位錯体化合物が用い
られ、エーテル類との配位錯体である三ふつ化ほ
う素ジエチルエーテラートは特に好ましい触媒と
して挙げることができる。 重合反応によつて得られたオキシメチレン共重
合体は、公知の方法によつて触媒の除去処理を行
なつてもよいし、また特公昭55−42085に示され
た如き、三価の有機りん化合物を添加し、触媒の
失活処理を施しても良い。 後者の反応停止剤を用いる処理を施した場合、
重合触媒が失活し、重合反応が停止するだけでな
く、失活した触媒が共重合体中に残存しても、そ
れが共重合体の熱安定性に何ら悪影響を及ぼさ
ず、その後の洗浄操作に必要としないばかりでな
く、さらに加えて、本発明で用いる三元系の安定
剤は、この有機りん化合物による処理を施して得
られるオキシメチレン共重合体において特に効果
的作用するものであり、特に好ましい本発明の組
成物に於いて、前記「安定剤A」、「安定剤B」お
よび「安定剤C」は、それぞれ単独で用いても、
2種以上を混合して用いてもよく、所定の三元系
の安定剤としてオキシメチレン共重合体に配合さ
れればよい。それぞれの安定剤の配合量は、その
種類によつて異なり、通常、オキシメチレン共重
合体100重量部に対して、「安定剤A」は0.01〜7
重量部、好ましくは0.01〜5重量部の範囲で、
「安定剤B」は0.05〜5重量部、好ましくは0.05
〜3重量部の範囲で、そして「安定剤C」は
0.004〜5重量部、好ましくは0.005〜5重量部の
範囲で適宜選ばれる。これらの限定範囲をはずれ
た場合、射出成形機による成形時の熱安定性試験
における成形品の外観の悪化(たとえば、色調不
良、銀条の発生)および/または同じく射出成形
機による連続成形試験における成形品の外観悪化
を招き、好ましくない。それぞれの安定剤の添加
の順序は限定的でなく、また、添加時の形態は粉
体であつても、溶液であつても、さらには乳化液
または懸濁液であつてもよい。 以下に、実施例および比較例を示して本発明を
さらに具体的に説明する。なお以下の記載におい
て極限粘度は2重量%のα−ビネンを添加したp
−クロロフエノール中で60℃で測定した値を示
す。また、安定剤等の添加量の単位である
「phr」は、オキシメチレン共重合体100重量部当
りの重量部を意味する。 実施例 1 100重量部のトリオキサン2,5重量部のエチ
レンオキサイドとをふつ化ほう素ジエチルエーテ
ラートを触媒として用いて重合させ、粗オキシメ
チレン共重合体を得た。得られた共重合体は二分
し、一方については、これをトリ−n−ブチルア
ミンを含む水溶液中に懸濁させ、加熱して触媒を
除去し、洗浄および乾燥を行ない、極限粘度1.45
dl/gの精オキシメチレン共重合体を得た。 この精オキシメチレン共重合体にメラミン
0.2phr、トリエチレングリコール−ビス−3−
(3−(t)−ブチル−4−ヒドロキシ−5−メチル
フエニル)プロピオネート0.5phrおよび水酸化マ
グネシウム0.1phr宛添加し、ヘンシエルミキサー
によつて均質に混合し、混合物をL/D=27、直
径32mmのベント付二軸押出機を用いて約15分間の
滞留で加熱し、溶融し、安定化し、ダイヘツドか
ら白色の樹脂をストランドとして押出した。スト
ランドは直ちにペレツトとして製品化した。 得られた安定化されたオキシメチレン共重合体
組成物の試験結果を第3表に示す。 実施例 2 実施例1の粗オキシメチレン共重合体の他方
に、触媒量の2倍モルに相当するトリフエニルホ
スフインを添加し、触媒を失活させた。これに実
施例1と同じ組成の安定剤を同じ割合で添加し、
実施例1と同じ操作で処理し、製品ペレツトを得
た。 得られた組成物の試験結果は、第3表に示され
る。 実施例 3〜11 実施例2で得られたトリフエニルフオスフイン
の添加により触媒を失活せしめたオキシメチレン
共重合体に第1表に示した通りに「安定剤A」、
「安定剤B」および「安定剤C」を添加、混合し、
実施例1と同じ操作で製品ペレツトを得た。 得られた組成物の試験結果を第3表に示す。 実施例 12 実施例1において、2,5重量部のエチレンオ
キサイドに代えて3,5重量部の1,3−ジオキ
セパンを用いる以外は全く同じ操作で粗オキシメ
チレン共重合体を得、これに使用した触媒量の2
倍モルに相当するトリフエニルホスフインを添加
し、極限粘度1.43dl/gの精オキシメチレン共重
合体を得た。これに実施例1と同じ組成の安定剤
を同じ割合で添加し、実施例1と同様に処理して
製品ペレツトを得た。 試験結果は第3表に示す。 比較例 1 実施例1において、水酸化マグネシウムを使用
せず、総添加量は同じになるように、メラミン
0.25phrおよびトリエチレングリコール−ビス−
3−(3−(t)−ブチル−4−ヒドロキシ−5−メ
チルフエニル)プロピオネート0.55phrをオキシ
メチレン共重合体に配合した。 得られた組成物の試験結果を第4表に示す。 比較例 2〜4 実施例2において、三種の添加剤のうちいずれ
か一種を使用せず、総添加量は同じにして、第2
表に示すごとく安定剤を配合した。 得られた組成物の試験結果を第4表に示す。 比較例 5〜7 実施例11における三種の添加剤のうち、いずれ
か一種を使用せず、総添加量は同じにして第2表
に示すごとく安定剤を配合した。 得られた組成物の試験結果を第4表に示す。 比較例 8〜9 実施例2及び11において、安定剤(B)として、そ
れぞれトリエチレングリコール−ビス−3−(3
−(t)−ブチル−4−ヒドロキシ−5−メチルフエ
ニル)プロピオネート0.5phrを用いるかわりに、
それぞれ1,6−ヘキサンジオール−ビス−3
(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシフエ
ニル)プロピオネート0.5phrを用いる以外は実施
例2及び11とそれぞれ全く同様に処理して製品ペ
レツトを得た。 試験結果を第4表に示す。 比較例 10 実施例12において、水酸化マグネシウムを使用
せず、総添加量は同じになるように、メラミン
0.25phrおよびトリエチレングリコール−ビス−
3(3−(t)−ブチル−4−ヒドロキシ−5−メチ
ルフエニル)プロピオネート0.55phrをオキシメ
チレン共重合体に配合した。 得られた組成物の試験結果を第4表に示す。
【表】
【表】
【表】
【表】
【表】
【表】
第3表及び第4表中の注の説明
注 (1)
成形機内滞留試験
使用射出成形機:名機SJ−35A
試験方法:材料温度250℃において、通常成形
(サイクル時間50秒)を行ない(これを初期成形
品とする)、その後、シリンダー内滞留時間60分
間を経て射出成形を行ない(これを滞留後成形品
とする)、初期成形品と滞留後成形品について、
成形品色調の変化(△E)及び分子量低下量(実
測値は、メルト・インデツクスの増加量(△MI)
等で試験するもの。 色調変化 使用機器 ハンター色差計(日本電色工業製) △E=√(△)2+(△L)2+(△L)2 △E 判 定 肉眼による観察 0〜4.0 ◎ 微かに変化が認められる 4.1〜8.0 〇 幾分変化が認められる 8.1〜12.0 △ 明らかに変化が認められる 12.1< × 著しい茶褐色変 分子量低下 △MI=〔MI〕滞留後−〔MI〕滞留前 △MI 判 定 4.0〜7.0 ◎ 7.1〜10.0 〇 10.1〜13.0 △ 13.1< × 注 (2) 連続成形試験 使用射出成形機:東芝IS−90B 試験方法:材料温度 225℃、金型温度80℃、
成形サイクル約20秒にて連続射出成
形を行ない、金型にモールド・デポ
ジツトの発生する迄のシヨツト数を
計測する。 注 (3) 実使用時の色調変化 120℃熱風下の条件の場合 (120℃、熱風下、500hrs後) △E 0〜7.0 ◎ 7.1〜14.0 〇 14.1〜21.0 △ 21.1〜 × 室内散乱光下の条件の場合 (2か月経過後) △E 0〜2.0 ◎ 2.0〜4.0 〇 4.0〜6.0 △ 6.0〜 × 注 (4) 一般物性 引張衝撃強度:ASTM D−256 射出成形条件;材料温度 200℃ 金型温度 80℃ 射出圧力 600Kg/cm2
(サイクル時間50秒)を行ない(これを初期成形
品とする)、その後、シリンダー内滞留時間60分
間を経て射出成形を行ない(これを滞留後成形品
とする)、初期成形品と滞留後成形品について、
成形品色調の変化(△E)及び分子量低下量(実
測値は、メルト・インデツクスの増加量(△MI)
等で試験するもの。 色調変化 使用機器 ハンター色差計(日本電色工業製) △E=√(△)2+(△L)2+(△L)2 △E 判 定 肉眼による観察 0〜4.0 ◎ 微かに変化が認められる 4.1〜8.0 〇 幾分変化が認められる 8.1〜12.0 △ 明らかに変化が認められる 12.1< × 著しい茶褐色変 分子量低下 △MI=〔MI〕滞留後−〔MI〕滞留前 △MI 判 定 4.0〜7.0 ◎ 7.1〜10.0 〇 10.1〜13.0 △ 13.1< × 注 (2) 連続成形試験 使用射出成形機:東芝IS−90B 試験方法:材料温度 225℃、金型温度80℃、
成形サイクル約20秒にて連続射出成
形を行ない、金型にモールド・デポ
ジツトの発生する迄のシヨツト数を
計測する。 注 (3) 実使用時の色調変化 120℃熱風下の条件の場合 (120℃、熱風下、500hrs後) △E 0〜7.0 ◎ 7.1〜14.0 〇 14.1〜21.0 △ 21.1〜 × 室内散乱光下の条件の場合 (2か月経過後) △E 0〜2.0 ◎ 2.0〜4.0 〇 4.0〜6.0 △ 6.0〜 × 注 (4) 一般物性 引張衝撃強度:ASTM D−256 射出成形条件;材料温度 200℃ 金型温度 80℃ 射出圧力 600Kg/cm2
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 オキシメチレン共重合体に (1) 一般式 で示されるアミン置換トリアジン類または該ア
ミン置換トリアジン類とホルムアルデヒドとの
初期重縮合物類の少くとも一種と、〔式中、
R1、R2およびR3は、水素原子、ハロゲン原子、
水酸基、アルキル基、アルコキシ基、アリール
基、水添アリール基、アミノ基または置換アミ
ノ基を意味し、その少くとも一つはアミノ基も
しくは置換アミノ基である。〕 (2) 一般式 で示される立体障害性フエノール類の少くとも
一種と、 〔式中、R4およびR5はアルキル基を表わし、
R6は−O(CH2)2O(CH2)2O(CH2)2O−または
−O(CH2)2S(CH2)2O−を表わす。〕 (3) ナトリウム、カリウム、マグネシウム、カル
シウムまたはバリウムの水酸化物および無機酸
塩からなる群で示される金属含有化合物の少く
とも一種 とを配合してなる安定化されたオキシメチレン
共重合体組成物。 2 オキシメチレン共重合体100重量部に対して (1) アミン置換トリアジン類または該アミン置換
トリアジン類とホルムアルデヒドとの初期重縮
合物類を0.01〜7重量部と、 (2) 立体障害性フエノール類を0.05〜5重量部と (3) 金属含有化合物を0.004〜5重量部とを配合
する特許請求の範囲第1項記載の組成物。 3 アミン置換トリアジン類または該アミン置換
トリアジン類とホルムアルデヒドとの初期重縮合
物類がメラミン、メチロールメラミン、ベンゾグ
アナミンまたは水溶性メラミン−ホルムアルデヒ
ド樹脂である特許請求の範囲第1項記載の組成
物。 4 立体障害性フエノール類がトリエチレングリ
コール−ビス−3−(3−(t)−ブチル−4−ヒド
ロキシ−5−メチルフエニル)プロピオネートま
たは2,2′−チオジエチル−ビス−〔3−(3,5
−ジ−(t)−ブチル−4−ヒドロキシフエニル)プ
ロピオネート〕である特許請求の範囲第1項記載
の組成物。 5 金属含有化合物がカリウム、カルシウムもし
くはマグネシウムの水酸化または炭酸マグネシウ
ムである特許請求の範囲第1項記載の組成物。 6 オキシメチレン共重合体が重合触媒の存在下
にホルムアルデヒドおよび/またはその環状オリ
ゴマーと他の環状エーテルおよび/または環状ア
セタールとを共重合させて得られる重合物であ
り、所望によつて重合体末端の安定化処理が施さ
れた重合物である特許請求の範囲第1項記載の組
成物。 7 オキシメチレン共重合体が、反応停止剤とし
て、三価の有機リン化合物を添加して、重合反応
を停止したものである特許請求の範囲第6項記載
の組成物。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP19848483A JPS6090250A (ja) | 1983-10-24 | 1983-10-24 | オキシメチレン共重合体組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP19848483A JPS6090250A (ja) | 1983-10-24 | 1983-10-24 | オキシメチレン共重合体組成物 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6090250A JPS6090250A (ja) | 1985-05-21 |
| JPH0461901B2 true JPH0461901B2 (ja) | 1992-10-02 |
Family
ID=16391877
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP19848483A Granted JPS6090250A (ja) | 1983-10-24 | 1983-10-24 | オキシメチレン共重合体組成物 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS6090250A (ja) |
Families Citing this family (10)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN1009106B (zh) * | 1986-01-30 | 1990-08-08 | 塞拉尼斯公司 | 稳定的甲醛聚合物 |
| JPH0739530B2 (ja) * | 1987-04-30 | 1995-05-01 | 東レ株式会社 | ポリアセタ−ル樹脂組成物 |
| CA2116241A1 (en) * | 1992-06-30 | 1994-01-06 | Noriyuki Sugiyama | Polyoxymethylene composition |
| MY114026A (en) * | 1995-09-01 | 2002-07-31 | Asahi Chemical Ind | Polyacetal resin molded article and process for producing the same |
| JPH1143583A (ja) * | 1997-07-28 | 1999-02-16 | Polyplastics Co | ポリオキシメチレン組成物 |
| KR100446836B1 (ko) * | 1997-12-26 | 2005-01-17 | 주식회사 코오롱 | 폴리옥시메틸렌의 수지조성물 |
| JP5031188B2 (ja) * | 2004-12-14 | 2012-09-19 | ポリプラスチックス株式会社 | ポリオキシメチレン組成物 |
| ATE551389T1 (de) | 2009-08-07 | 2012-04-15 | Ticona Llc | Polyacetalzusammensetzung mit geringer formaldeyd-emission |
| US9296874B2 (en) | 2011-04-28 | 2016-03-29 | Ticona Llc | Polyacetal compositions and molded products made therefrom |
| WO2013049541A1 (en) | 2011-09-29 | 2013-04-04 | Ticona Llc | Polymer composition for producing articles having a metallic appearance |
Family Cites Families (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| DE2540207B1 (de) * | 1975-09-10 | 1976-11-18 | Degussa | Polyoxymethylen-Formmassen(I) |
| JPS5527120A (en) * | 1978-08-14 | 1980-02-27 | Kanebo Ltd | Oil-based powdery make-up material and its preparation |
| JPS5618640A (en) * | 1979-07-24 | 1981-02-21 | Mitsubishi Gas Chem Co Inc | Stabilized oxymethylene copolymer conposition |
| JPS57102943A (en) * | 1980-12-18 | 1982-06-26 | Mitsubishi Gas Chem Co Inc | Stabilized oxymethylene copolymer composition |
-
1983
- 1983-10-24 JP JP19848483A patent/JPS6090250A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS6090250A (ja) | 1985-05-21 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| JPS6258387B2 (ja) | ||
| EP0957128B1 (en) | Polyoxymethylene resin composition | |
| EP1275671B1 (en) | Polyoxymethylene copolymer and molded article thereof | |
| JPH0461901B2 (ja) | ||
| JPH0242858B2 (ja) | ||
| KR102499911B1 (ko) | 폴리아세탈 수지 조성물, 압출 성형품 및 사출 성형품 | |
| US4843115A (en) | Polyacetal stabilizer formulation with improved color stability | |
| US4130604A (en) | Production of an improved polyoxymethylene molding composition which forms reduced mold deposits upon molding | |
| JP2000007884A (ja) | ポリオキシメチレン樹脂組成物 | |
| EP4032944B1 (en) | Method for producing oxymethylene copolymer resin composition, and oxymethylene copolymer resin composition | |
| JP4110336B2 (ja) | ポリオキシメチレン樹脂組成物 | |
| JP2008195755A (ja) | オキシメチレン共重合体組成物 | |
| JP2808078B2 (ja) | モールドデポジットの改良されたポリアセタール樹脂組成物 | |
| JP3374870B2 (ja) | オキシメチレン共重合体樹脂組成物の製造方法 | |
| JP2008195777A (ja) | オキシメチレン共重合体組成物 | |
| JP7448571B2 (ja) | ポリアセタール重合体の製造方法 | |
| JPWO2014196385A1 (ja) | オキシメチレン共重合体の製造方法 | |
| JP4417688B2 (ja) | ポリアセタール樹脂組成物およびその成形品 | |
| JP2769287B2 (ja) | モ−ルドデポジットの改良されたポリアセタ−ル樹脂組成物の成形方法 | |
| NO141721B (no) | Stabiliserte formmasser av polyoksymetylener | |
| JP3745267B2 (ja) | 押出し成形用ポリアセタール樹脂組成物およびそれを用いた成形品 | |
| EP0270279A1 (en) | Polyacetal stabilizer formulation with improved color stability | |
| JPH0280416A (ja) | オキシメチレン重合体組成物 | |
| WO2025134880A1 (ja) | ポリアセタール樹脂組成物の製造方法ならびにポリアセタール樹脂組成物 | |
| KR20260053003A (ko) | 폴리아세탈 수지 조성물의 제조방법 그리고 폴리아세탈 수지 조성물 |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |