JPH0462565B2 - - Google Patents
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- JPH0462565B2 JPH0462565B2 JP60018933A JP1893385A JPH0462565B2 JP H0462565 B2 JPH0462565 B2 JP H0462565B2 JP 60018933 A JP60018933 A JP 60018933A JP 1893385 A JP1893385 A JP 1893385A JP H0462565 B2 JPH0462565 B2 JP H0462565B2
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- lens
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Landscapes
- Lenses (AREA)
- Optical Head (AREA)
Description
〔産業上の利用分野〕
この発明は、特に光源光を直接光デイスク等の
光情報記録媒体の情報記録面に集光するのに適し
た2枚のレンズ構成から成る大口径の記録再生用
対物レンズに関する。 〔従来の技術〕 光デイスク等の情報記録媒体への記録再生装置
に用いられる光学系で、近年最も一般的なもの
は、第9図に示すように、光源4を出た光をコリ
メータレンズ3で平行光にし、対物レンズ2によ
つて情報記録面1に集光させるものである。この
光学系では、光デイスク等の面振れに対しては対
物レンズ2を光軸方向に動かすことによつてフオ
ーカシングを行つている。 この方式は、対物レンズ2を動かしても光学系
の性能が不変であるという長所を持つている反
面、対物レンズ2とコリメータレンズ3と2つの
レンズを必要とするための光学系が高価になると
いう問題がある。 このことから光学系のコストダウンのため、第
10図、第11図に示すようにコリメータレンズ
を用いず、光源4からの光を対物レンズ2で直接
に情報記録面1に集光する方式が精力的に研究さ
れつつある。 第10図に示すものは、フオーカシングは対物
レンズ2のみの移動で行うが、移動によつて対物
レンズ2の開口後、性能が変化するため、あまり
結像倍率を大きくすることが出来ず、基準結像倍
率は−1/40〜−1/8程度であつた。 近年コンパクト・デイスク再生用光学系につい
ては、 (1) 光学系のコンパクト化が要求されること。 (2) コンパクト・デイスクの品質向上によつて、
フオーカシングの可能範囲が狭くても実用上問
題がなくなつてきた。 などの理由によつて光学系を見直した結果、第1
0図に示す光学系を基準結像倍率−1/4程度で
使用することが可能であることが明らかになつて
きた。 一方、第11図に示すものは、光源4と対物レ
ンズ2を含む光学系全体のユニツト5を動かして
フオーカシングを行うものであり、フオーカシン
グのための開口数の変化や性能劣化がないが、ユ
ニツト5をできるだけ軽量にするために、必要な
作動距離を確保しつつ光源4と情報記録面1との
距離を小さくすることが重要となる。このため結
像倍率は−1/6〜−1/2と、第10図に示す
光学系と比較して大きくとる必要がある。 第9図に示した光学系の対物レンズとして使用
されている対物レンズの代表的なものとしては、
特開昭55−4048号公報、特開昭58−87521号公報、
特開昭59−174810号公報に記載されている2群3
枚構成のものがある。 また、これらの目的で考案し提案された対物レ
ンズは非常に多種類にわたる。 一方、第10図ないし第11図の光学系の対物
レンズとして使用するために考案された対物レン
ズとしては、特開昭59−86018号公報に記載のも
のがある。これは、結像倍率−1/4でNA0.45
の仕様で3群4枚構成となつてるが、3群構成で
あり、鏡枠構造が複雑となり、非常に作りづらい
レンズであるといえる。またNAが0.45であるた
めコンパクトデイスクの再生用対物レンズには使
用可能であるが、ビデオデイスクの再生用対物レ
ンズのように開口数が0.5〜0.53程度必要なもの
には性能が不十分である。 さらにDRAW用対物レンズや光デイスクの記
録用対物レンズは光源光のエネルギーを有効に活
用するため、第9図の光学系においては開口数
0.25ないし0.3のコリメーターを使用し、コリメ
ータレンズと対物レンズをあわせた光学系の結像
倍率を−1/2程度にする必要がある。すなわ
ち、DRAWや光デイスクの記録用光学系でコリ
メータレンズを省略するためには、結像倍率−
1/2でNA0.5と非常に大口径な対物レンズを必
要とすることになり、レンズの構成枚数もさらに
多くしなければならない。また結像倍率が−1倍
(等倍)のときはよく知られているとおり物像間
距離が最小となることから、第11図に示す光学
系を結像倍率−1倍で実現できることが望まれ
る。 近年レンズの屈折面を非球面化することで、球
面レンズに固有の球面収差を補正することで、レ
ンズの構成枚数を減らしコストダウンを達成しよ
うとする試みがなされている。これらのうち2枚
構成のものは、特開昭55−45084号公報、特開昭
58−219511号公報、特開昭59−7917号公報、特開
昭59−9619号公報、特開昭59−48724号公報、特
開昭59−49512号公報、特開昭59−49513号公報に
記載のものがある。 これらのレンズは第9図の光学系の対物レンズ
として使用するために考案されたレンズであり、
光源と情報記録面との距離が小さい場合に用いる
ことはできない。 先に、球面レンズについて述べた事実から、こ
れらの対物レンズの光源側に正の屈折力を有する
レンズを追加すれば結像倍率が−1/4で
NA0.45程度のレンズを構成することは容易であ
ることは明らかである。 しかし、レンズが3群構成となり前述のような
問題点があり、2群構成のままで光源と情報記録
面との距離が小さい場合に最適に使用できる明る
い光デイスク用対物レンズが望まれていた。 〔発明が解決しようとする問題点〕 この発明は、前述の状況からなされたもので、
光源と情報記録面との距離が短い場合に最適に用
いられる2枚構成の光デイスク用対物レンズを提
供することを目的とする。 〔問題点を解決するための手段〕 この発明は、対物レンズの構成を光源側から順
に正の屈折力を有し、少なくとも一方の面が非球
面である第1レンズと、正の屈折力を有し、少な
くとも一方の面が非球面である第2レンズより構
成され、下記条件 O<f/f1<0.9 (1) 1.1<r3/{(n2−1)f2}<3.0 (2) 但し、f:全系の合成焦点距離 f1:第1レンズの焦点距離 f2:第2レンズの焦点距離 r3:第2レンズの光源側の面の頂点曲率
半径 n2:第2レンズの屈折率 を満足することを特徴とする大口径の光情報記録
媒体の記録再生用対物レンズを提供するものであ
る。 〔作用〕 像側の開口数および焦点距離が一定の場合に
は、光源と情報記録面との距離が短くなるほどレ
ンズの有効径が大きくなり、収差補正が困難にな
る。光デイスク用対物レンズでは、球面収差およ
び正弦条件を良好に補正する必要があるが、上述
のような大口径の対物レンズの場合には、1面の
非球面だけでは収差補正が不十分となる。そこ
で、2枚構成レンズの屈折面4面のうち2面以上
を非球面化する必要が生じる。この発明では第1
レンズ、第2レンズをそれぞれ非球面レンズとす
ることで球面収差および正弦条件の補正を行つて
いる。 条件(1)はこの第1レンズの屈折力配分を決める
条件でレンズの非球面化によつて効果的に収差を
補正できる範囲を示す。 上限を超えて第1レンズの焦点距離を短くする
と、第1レンズがその焦点距離に比して著しく大
口径となるため、球面収差、コマ収差が大きく発
生する。これを補正するのに非球面の面数を増や
したりしても、球面収差、正弦条件の凹凸が増え
るだけで、球面収差の最大値は小さく押さえるこ
とができても、波面収差を小さくすることは原理
的には可能であるが実際には設計上困難が増す。 下限を超えて第1レンズの焦点距離が長くなる
と、逆に第2レンズがその焦点距離に比して著し
く大口径となるため、同様の困難が生じる。具体
的な結像倍率mを与えてこの発明を実施する際に
は次の条件を満足すると、第1レンズ、第2レン
ズで発生する球面収差、コマ収差を小さく押さえ
ることができる。 0.05<f/(1−|m|)<0.7 (1)′ 条件(1)′は|m|が大きくなるほど第1レンズ
の屈折力が大きくなることを示している。 さらに条件(1)′が示すとおり|m|<1のとき
は第2レンズのほうが通常焦点距離が短く、その
焦点距離に比べて大口径であるため、特に補正の
困難なコマ収差の発生が少ない形状とすることが
望ましい。 r3を第2レンズの光源側の面の頂点曲率半径、
n2を第2レンズの屈折率、f2を第2レンズの焦点
距離としたとき、下記に示す条件はこのためのも
のである。 1.1f2<r3/(n2−1)<3.0f2 (2) 上限を超えて大となると第2レンズでオーバー
のコマ収差が大となる。また下限をこえて小とな
ると第2レンズでアンダーのコマ収差が大とな
る。もちろん複数の面の非球面化により球面収
差、コマ収差とも原理上補正が可能であるが、条
件(2)の範囲をこえて発生する収差には、高次の収
差が多く含まれているため、これを非球面で良好
に補正するのは容易ではない。また非球面量も大
きくなり加工上も好ましくない。 この発明のレンズは正屈折力を有するレンズ2
枚より構成されている。したがつて球面レンズの
場合はいずれも球面収差が補正不足となり、非球
面化された面の少なくとも1面は球面収差をオー
バーにする作用を有する必要がある。これはΔi
を第i番目の屈折力の有効径最周辺における非球
面と頂点曲率半径riを有する基準球面との光軸方
向の差で、光軸から遠ざかるほど該非球面が光源
側へ変位している場合を正としたとき、条件(3)−
1ないし(3)−4のいずれかを満足する必要があ
る。 Δ1>0 (3)−1 Δ2<0 (3)−2 Δ3>0 (3)−3 Δ4>0 (3)−4 さらに各屈折面の非球面化量を小さくおさえる
には、非球面はすべて球面収差を補正する作用を
有することが望ましい。条件(4)はこのためのもの
である。 Δ1≧0 Δ2≦0 Δ3≧0 Δ4≦0 (4) 条件(4)を満足しなくとも条件(3)を満足すれば球
面収差補正の必要条件は満足されるが、この場
合、いたずらに設計を困難にし、また非球面化量
の総計は大きいものとなり、好ましいことではな
いといえる。 また、非点収差を良好に補正するにはd1を第1
レンズの軸上厚、d3を第2レンズの軸上厚として
条件(5)を満足することが望ましい。 d1+d3/f>0.4 (5) さらに具体的な結像倍率mを与えて本発明を実
施する際には (d1+d3)/(1+|m|)f>0.9 (5)′ とすることが望ましい。 (5)、(5)′の下限を超えて小となると非点収差が
アンダーとなり、またレンズの端厚が小さくな
り、非球面レンズをプラスチツクの射出成形等で
製造するとき大きな困難をともなう。 〔実施例〕 以下この発明の対物レンズの実施例を示す。 表中の記号は、 ri:光源側から第i番目のレンズ面の頂点曲率
半径 di:光源側から第i番目のレンズ面間隔 ni:光源側から第i番目のレンズ材料の屈折率 νi:光源側から第i番目のレンズ材料のd線に
対するアツベ数 また、非球面形状は面の頂点を原点とし、光軸
方向をX軸とした直交座標系において、頂点曲率
をC、円錐定数をK、非球面係数をAi、Piを非
球面のべき数(Pi>2.0)とするとき φ=√2+2、(C=1/r) で表わされる。 なお、表中にはカバーガラスGの値も示してあ
る。 Hjは第j番目の屈折面の有効半径で軸上物点
に対する周縁光線の高さを表わす。非球面量Δj
は非球面形状を上記のように表わした場合には、 Δj=Xsp・j−XAS・j(j=1,2,3,
4) 但し Cj=1/rj Kj:第j面の円錐定数 Ai(j):第j面の非球面係数 Pi(j):第j面の非球面べき数 である。 屈折面が球面のときはΔj=0である。
光情報記録媒体の情報記録面に集光するのに適し
た2枚のレンズ構成から成る大口径の記録再生用
対物レンズに関する。 〔従来の技術〕 光デイスク等の情報記録媒体への記録再生装置
に用いられる光学系で、近年最も一般的なもの
は、第9図に示すように、光源4を出た光をコリ
メータレンズ3で平行光にし、対物レンズ2によ
つて情報記録面1に集光させるものである。この
光学系では、光デイスク等の面振れに対しては対
物レンズ2を光軸方向に動かすことによつてフオ
ーカシングを行つている。 この方式は、対物レンズ2を動かしても光学系
の性能が不変であるという長所を持つている反
面、対物レンズ2とコリメータレンズ3と2つの
レンズを必要とするための光学系が高価になると
いう問題がある。 このことから光学系のコストダウンのため、第
10図、第11図に示すようにコリメータレンズ
を用いず、光源4からの光を対物レンズ2で直接
に情報記録面1に集光する方式が精力的に研究さ
れつつある。 第10図に示すものは、フオーカシングは対物
レンズ2のみの移動で行うが、移動によつて対物
レンズ2の開口後、性能が変化するため、あまり
結像倍率を大きくすることが出来ず、基準結像倍
率は−1/40〜−1/8程度であつた。 近年コンパクト・デイスク再生用光学系につい
ては、 (1) 光学系のコンパクト化が要求されること。 (2) コンパクト・デイスクの品質向上によつて、
フオーカシングの可能範囲が狭くても実用上問
題がなくなつてきた。 などの理由によつて光学系を見直した結果、第1
0図に示す光学系を基準結像倍率−1/4程度で
使用することが可能であることが明らかになつて
きた。 一方、第11図に示すものは、光源4と対物レ
ンズ2を含む光学系全体のユニツト5を動かして
フオーカシングを行うものであり、フオーカシン
グのための開口数の変化や性能劣化がないが、ユ
ニツト5をできるだけ軽量にするために、必要な
作動距離を確保しつつ光源4と情報記録面1との
距離を小さくすることが重要となる。このため結
像倍率は−1/6〜−1/2と、第10図に示す
光学系と比較して大きくとる必要がある。 第9図に示した光学系の対物レンズとして使用
されている対物レンズの代表的なものとしては、
特開昭55−4048号公報、特開昭58−87521号公報、
特開昭59−174810号公報に記載されている2群3
枚構成のものがある。 また、これらの目的で考案し提案された対物レ
ンズは非常に多種類にわたる。 一方、第10図ないし第11図の光学系の対物
レンズとして使用するために考案された対物レン
ズとしては、特開昭59−86018号公報に記載のも
のがある。これは、結像倍率−1/4でNA0.45
の仕様で3群4枚構成となつてるが、3群構成で
あり、鏡枠構造が複雑となり、非常に作りづらい
レンズであるといえる。またNAが0.45であるた
めコンパクトデイスクの再生用対物レンズには使
用可能であるが、ビデオデイスクの再生用対物レ
ンズのように開口数が0.5〜0.53程度必要なもの
には性能が不十分である。 さらにDRAW用対物レンズや光デイスクの記
録用対物レンズは光源光のエネルギーを有効に活
用するため、第9図の光学系においては開口数
0.25ないし0.3のコリメーターを使用し、コリメ
ータレンズと対物レンズをあわせた光学系の結像
倍率を−1/2程度にする必要がある。すなわ
ち、DRAWや光デイスクの記録用光学系でコリ
メータレンズを省略するためには、結像倍率−
1/2でNA0.5と非常に大口径な対物レンズを必
要とすることになり、レンズの構成枚数もさらに
多くしなければならない。また結像倍率が−1倍
(等倍)のときはよく知られているとおり物像間
距離が最小となることから、第11図に示す光学
系を結像倍率−1倍で実現できることが望まれ
る。 近年レンズの屈折面を非球面化することで、球
面レンズに固有の球面収差を補正することで、レ
ンズの構成枚数を減らしコストダウンを達成しよ
うとする試みがなされている。これらのうち2枚
構成のものは、特開昭55−45084号公報、特開昭
58−219511号公報、特開昭59−7917号公報、特開
昭59−9619号公報、特開昭59−48724号公報、特
開昭59−49512号公報、特開昭59−49513号公報に
記載のものがある。 これらのレンズは第9図の光学系の対物レンズ
として使用するために考案されたレンズであり、
光源と情報記録面との距離が小さい場合に用いる
ことはできない。 先に、球面レンズについて述べた事実から、こ
れらの対物レンズの光源側に正の屈折力を有する
レンズを追加すれば結像倍率が−1/4で
NA0.45程度のレンズを構成することは容易であ
ることは明らかである。 しかし、レンズが3群構成となり前述のような
問題点があり、2群構成のままで光源と情報記録
面との距離が小さい場合に最適に使用できる明る
い光デイスク用対物レンズが望まれていた。 〔発明が解決しようとする問題点〕 この発明は、前述の状況からなされたもので、
光源と情報記録面との距離が短い場合に最適に用
いられる2枚構成の光デイスク用対物レンズを提
供することを目的とする。 〔問題点を解決するための手段〕 この発明は、対物レンズの構成を光源側から順
に正の屈折力を有し、少なくとも一方の面が非球
面である第1レンズと、正の屈折力を有し、少な
くとも一方の面が非球面である第2レンズより構
成され、下記条件 O<f/f1<0.9 (1) 1.1<r3/{(n2−1)f2}<3.0 (2) 但し、f:全系の合成焦点距離 f1:第1レンズの焦点距離 f2:第2レンズの焦点距離 r3:第2レンズの光源側の面の頂点曲率
半径 n2:第2レンズの屈折率 を満足することを特徴とする大口径の光情報記録
媒体の記録再生用対物レンズを提供するものであ
る。 〔作用〕 像側の開口数および焦点距離が一定の場合に
は、光源と情報記録面との距離が短くなるほどレ
ンズの有効径が大きくなり、収差補正が困難にな
る。光デイスク用対物レンズでは、球面収差およ
び正弦条件を良好に補正する必要があるが、上述
のような大口径の対物レンズの場合には、1面の
非球面だけでは収差補正が不十分となる。そこ
で、2枚構成レンズの屈折面4面のうち2面以上
を非球面化する必要が生じる。この発明では第1
レンズ、第2レンズをそれぞれ非球面レンズとす
ることで球面収差および正弦条件の補正を行つて
いる。 条件(1)はこの第1レンズの屈折力配分を決める
条件でレンズの非球面化によつて効果的に収差を
補正できる範囲を示す。 上限を超えて第1レンズの焦点距離を短くする
と、第1レンズがその焦点距離に比して著しく大
口径となるため、球面収差、コマ収差が大きく発
生する。これを補正するのに非球面の面数を増や
したりしても、球面収差、正弦条件の凹凸が増え
るだけで、球面収差の最大値は小さく押さえるこ
とができても、波面収差を小さくすることは原理
的には可能であるが実際には設計上困難が増す。 下限を超えて第1レンズの焦点距離が長くなる
と、逆に第2レンズがその焦点距離に比して著し
く大口径となるため、同様の困難が生じる。具体
的な結像倍率mを与えてこの発明を実施する際に
は次の条件を満足すると、第1レンズ、第2レン
ズで発生する球面収差、コマ収差を小さく押さえ
ることができる。 0.05<f/(1−|m|)<0.7 (1)′ 条件(1)′は|m|が大きくなるほど第1レンズ
の屈折力が大きくなることを示している。 さらに条件(1)′が示すとおり|m|<1のとき
は第2レンズのほうが通常焦点距離が短く、その
焦点距離に比べて大口径であるため、特に補正の
困難なコマ収差の発生が少ない形状とすることが
望ましい。 r3を第2レンズの光源側の面の頂点曲率半径、
n2を第2レンズの屈折率、f2を第2レンズの焦点
距離としたとき、下記に示す条件はこのためのも
のである。 1.1f2<r3/(n2−1)<3.0f2 (2) 上限を超えて大となると第2レンズでオーバー
のコマ収差が大となる。また下限をこえて小とな
ると第2レンズでアンダーのコマ収差が大とな
る。もちろん複数の面の非球面化により球面収
差、コマ収差とも原理上補正が可能であるが、条
件(2)の範囲をこえて発生する収差には、高次の収
差が多く含まれているため、これを非球面で良好
に補正するのは容易ではない。また非球面量も大
きくなり加工上も好ましくない。 この発明のレンズは正屈折力を有するレンズ2
枚より構成されている。したがつて球面レンズの
場合はいずれも球面収差が補正不足となり、非球
面化された面の少なくとも1面は球面収差をオー
バーにする作用を有する必要がある。これはΔi
を第i番目の屈折力の有効径最周辺における非球
面と頂点曲率半径riを有する基準球面との光軸方
向の差で、光軸から遠ざかるほど該非球面が光源
側へ変位している場合を正としたとき、条件(3)−
1ないし(3)−4のいずれかを満足する必要があ
る。 Δ1>0 (3)−1 Δ2<0 (3)−2 Δ3>0 (3)−3 Δ4>0 (3)−4 さらに各屈折面の非球面化量を小さくおさえる
には、非球面はすべて球面収差を補正する作用を
有することが望ましい。条件(4)はこのためのもの
である。 Δ1≧0 Δ2≦0 Δ3≧0 Δ4≦0 (4) 条件(4)を満足しなくとも条件(3)を満足すれば球
面収差補正の必要条件は満足されるが、この場
合、いたずらに設計を困難にし、また非球面化量
の総計は大きいものとなり、好ましいことではな
いといえる。 また、非点収差を良好に補正するにはd1を第1
レンズの軸上厚、d3を第2レンズの軸上厚として
条件(5)を満足することが望ましい。 d1+d3/f>0.4 (5) さらに具体的な結像倍率mを与えて本発明を実
施する際には (d1+d3)/(1+|m|)f>0.9 (5)′ とすることが望ましい。 (5)、(5)′の下限を超えて小となると非点収差が
アンダーとなり、またレンズの端厚が小さくな
り、非球面レンズをプラスチツクの射出成形等で
製造するとき大きな困難をともなう。 〔実施例〕 以下この発明の対物レンズの実施例を示す。 表中の記号は、 ri:光源側から第i番目のレンズ面の頂点曲率
半径 di:光源側から第i番目のレンズ面間隔 ni:光源側から第i番目のレンズ材料の屈折率 νi:光源側から第i番目のレンズ材料のd線に
対するアツベ数 また、非球面形状は面の頂点を原点とし、光軸
方向をX軸とした直交座標系において、頂点曲率
をC、円錐定数をK、非球面係数をAi、Piを非
球面のべき数(Pi>2.0)とするとき φ=√2+2、(C=1/r) で表わされる。 なお、表中にはカバーガラスGの値も示してあ
る。 Hjは第j番目の屈折面の有効半径で軸上物点
に対する周縁光線の高さを表わす。非球面量Δj
は非球面形状を上記のように表わした場合には、 Δj=Xsp・j−XAS・j(j=1,2,3,
4) 但し Cj=1/rj Kj:第j面の円錐定数 Ai(j):第j面の非球面係数 Pi(j):第j面の非球面べき数 である。 屈折面が球面のときはΔj=0である。
【表】
【表】
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【表】
【表】
【表】
【表】
【表】
【表】
【表】
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【表】
【表】
第2図ないし第8図は実施例1ないし7の諸収
差図である。これらの図をみれば明らかなとお
り、光デイスク用対物レンズとしては、十分な収
差補正がなされている。実施例1ないし5は結像
倍率を−1/2倍、像側のNAが0.49〜0.5、光源
側のNAが0.25と、DRAWや光デイスクの記録用
として第11図の光学系に最適に用いられる対物
レンズとなつている。実施例6は結像倍率−1/
4倍として設計されたもので、NAが0.54と公知
の対物レンズと比較して明るく、ビデオデイスク
再生用光学系に適用が可能である。実施例7は結
像倍率−1倍と物像用距離が最も短い設計となつ
ている。 このようにこの発明の対物レンズを使用する
と、光学系をコンパクトにすることが可能である
ため、今後要求されるであろう仕様にも十分対応
できる。さらにレンズの構成材料には収差補正上
の制限がないため、プラスチツクの射出成形技術
等により更にコストダウンが可能になる。 光デイスク用光学系においては、対物レンズの
光源側に偏光ビームスプリツタ等の光学素子を配
置することが多いが、上記実施例の若干の設計変
更によつて対応が可能である。 またm=0のときも(1)′の条件に従えばこの発
明は有効で、第9図に示す光学系の対物レンズと
して使用することができる明るいレンズを設計す
ることが可能である。
差図である。これらの図をみれば明らかなとお
り、光デイスク用対物レンズとしては、十分な収
差補正がなされている。実施例1ないし5は結像
倍率を−1/2倍、像側のNAが0.49〜0.5、光源
側のNAが0.25と、DRAWや光デイスクの記録用
として第11図の光学系に最適に用いられる対物
レンズとなつている。実施例6は結像倍率−1/
4倍として設計されたもので、NAが0.54と公知
の対物レンズと比較して明るく、ビデオデイスク
再生用光学系に適用が可能である。実施例7は結
像倍率−1倍と物像用距離が最も短い設計となつ
ている。 このようにこの発明の対物レンズを使用する
と、光学系をコンパクトにすることが可能である
ため、今後要求されるであろう仕様にも十分対応
できる。さらにレンズの構成材料には収差補正上
の制限がないため、プラスチツクの射出成形技術
等により更にコストダウンが可能になる。 光デイスク用光学系においては、対物レンズの
光源側に偏光ビームスプリツタ等の光学素子を配
置することが多いが、上記実施例の若干の設計変
更によつて対応が可能である。 またm=0のときも(1)′の条件に従えばこの発
明は有効で、第9図に示す光学系の対物レンズと
して使用することができる明るいレンズを設計す
ることが可能である。
第1図はこの発明の一実施例の対物レンズとカ
バーガラスの断面図。第2図、第3図、第4図、
第5図、第6図、第7図、第8図はそれぞれ実施
例1ないし6に対する諸収差図。第9図は従来の
光デイスク光学系の配置図。第10図、第11図
はこの発明の対物レンズを用いる光学系の光学配
置図。 1:光デイスク(光情報記録媒体)、2:対物
レンズ、3:コリメータレンズ、4:光源、5:
光源ユニツト。
バーガラスの断面図。第2図、第3図、第4図、
第5図、第6図、第7図、第8図はそれぞれ実施
例1ないし6に対する諸収差図。第9図は従来の
光デイスク光学系の配置図。第10図、第11図
はこの発明の対物レンズを用いる光学系の光学配
置図。 1:光デイスク(光情報記録媒体)、2:対物
レンズ、3:コリメータレンズ、4:光源、5:
光源ユニツト。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 光源側から順に、正の屈折力を有し、少なく
とも一方の面が非球面である第1レンズと、正の
屈折力を有し、少なくとも一方の面が非球面であ
る第2レンズより構成され、下記条件 O<f/f1<0.9 (1) 1.1<r3/{(n2−1)f2}<3.0 (2) 但し、f:全系の合成焦点距離 f1:第1レンズの焦点距離 f2:第2レンズの焦点距離 r3:第2レンズの光源側の面の頂点曲率
半径 n2:第2レンズの屈折率 を満足することを特徴とする大口径の光情報記録
媒体の記録再生用対物レンズ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP60018933A JPS61177410A (ja) | 1985-02-01 | 1985-02-01 | 光情報記録媒体の記録再生用対物レンズ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP60018933A JPS61177410A (ja) | 1985-02-01 | 1985-02-01 | 光情報記録媒体の記録再生用対物レンズ |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS61177410A JPS61177410A (ja) | 1986-08-09 |
| JPH0462565B2 true JPH0462565B2 (ja) | 1992-10-06 |
Family
ID=11985436
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP60018933A Granted JPS61177410A (ja) | 1985-02-01 | 1985-02-01 | 光情報記録媒体の記録再生用対物レンズ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS61177410A (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH07122691B2 (ja) * | 1986-06-30 | 1995-12-25 | 株式会社三協精機製作所 | 光デイスク用レンズ |
| JP2013130466A (ja) * | 2011-12-21 | 2013-07-04 | Hitachi Ltd | 電磁波可視化装置 |
-
1985
- 1985-02-01 JP JP60018933A patent/JPS61177410A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS61177410A (ja) | 1986-08-09 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| EXPY | Cancellation because of completion of term |