JPH0463143B2 - - Google Patents
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- JPH0463143B2 JPH0463143B2 JP15841788A JP15841788A JPH0463143B2 JP H0463143 B2 JPH0463143 B2 JP H0463143B2 JP 15841788 A JP15841788 A JP 15841788A JP 15841788 A JP15841788 A JP 15841788A JP H0463143 B2 JPH0463143 B2 JP H0463143B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- potential
- cast iron
- sample
- less
- corrosion
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- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
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- Refinement Of Pig-Iron, Manufacture Of Cast Iron, And Steel Manufacture Other Than In Revolving Furnaces (AREA)
- Prevention Of Electric Corrosion (AREA)
Description
イ 発明の目的
〔産業上の利用分野〕
この発明は、優れた耐食性を有する球状黒鉛鋳
鉄いわゆるダクタイル鋳鉄、並びにこの球状黒鉛
鋳鉄により作られたボルト等の接続部品に関する
ものである。 〔従来の技術〕 一般に、地下埋設構造物である上水、下水、ガ
ス、油等の流体輸送用管路においては各種の接続
部品が使用されているが、この接続部品中、鋳鉄
製のボルトは最も多く使用され、かつ重要な役割
を担つている。そして、鋳鉄製ボルトは比較的水
に対する耐食性が高いものであるが、ボルトは高
応力に基づく応力腐食、ボルトのねじ切り部に生
じる残留応力に基づく腐食、更には構造物とボル
トとの電位差に基づく電食等の種々の要因によ
り、選択的に腐食し、問題を有するものである。 そこで、この鋳鉄製ボルトの耐食性を更に高め
るために、これまで種々の方法が提案されてい
る。その方法として、球状黒鉛鋳鉄ボルトを加
熱酸化することにより、ねじ部の残留応力を除去
するとともに、ボルト表面に0.03mm以上の厚さの
Fe2SiO4鉄橄欖石を含む酸化被膜を生成させる方
法(特公昭46−19843号)、及びNi及びCuを添
加した球状黒鉛鋳鉄ボルトを熱処理により基地組
織をフエライト基地とすることにより、電気化学
的に構造物本体より電位を高くし耐食性を増大さ
せる方法(特公昭60−26824号)、等がある。 これらの方法のうち、は優れた作用効果を顕
すものであるが、高価なNiを1.0〜3.0%含有して
いるため経済的に問題がある。 〔発明が解決しようとする問題点〕 本発明は上記実情に鑑みなされたものであり、
球状黒鉛鋳鉄の電気化学的電位を高め、耐食性の
増大を図ることを基本的技術思想としつつ、より
経済的に安価でかつ防食効果の大きい、電位の高
い材料を提供することを目的とするものである。 ロ 発明の構成 〔問題点を解決するための手段〕 本発明の球状黒鉛鋳鉄は、C2.5〜4.0%,Si2.0
〜3.3%,Mn0.5%以下、S0.02%以下、P0.08%以
下の基本組成に対し、電位を高める元素として
Niより安価なCuを1.0〜2.5%、また、従来より球
状化阻害元素として最も忌避されているTiを0.05
〜0.3%の極く微量添加することにより更に電位
を高めたものであり、更に加えて、電位を高めか
つ球状化に対して無害なNi及びCoの第三元素を
0.1〜0.5%の極く少量の範囲で一種又は二種同時
に共存させることにより、電位の安定化を図り、
優れた耐食性を有する材料となしたものである。 次に本発明の球状黒鉛鋳鉄の成分限定について
説明する。 C量2.5〜4.0%:Cが2.5%以下では白銑化しや
すく、Cが4.0%を越えるとCドロスを生じ流動
性が低下し鋳造欠陥を生じやすいので一般的な成
分範囲の2.5〜4.0%としたが、黒鉛化を図る点か
らするとこの範囲でもやや高目の方が望ましい。 Si量2.0〜3.3%:Siは黒鉛化促進と耐食性向上
とに効果があり、高い方が望ましい。しかし余り
多くなると低温における衝撃値の低下が著しいの
でこの範囲が望ましい。 Mn量0.5%以下:Mnはパーライト安定化元素
で材料を硬くするのでこの範囲でも少ない方が望
ましい。 S量0.02%以下:Sが多くなると球状化剤を消
費し、球状化を阻害するのでJISG5502に定めた
0.02%以下が望ましい。 P量0.08%以下:P量が多くなると、粒界にス
テダイト相を晶出し、材料を脆化さるので0.08%
以下が望ましい。 Cu量1.0〜2.5%:Cuは自然電位を上げ耐食性を
向上させる効果がある。1.0%以下では電位を上
げる効果が不充分である。一方、2.5%を越える
と球状化を阻害し、偏析を生じかつ電位もそれ程
高くならないので、1.0%から2.5%の範囲が望ま
しい。 Ti量0.05〜0.3%:Tiは球状化阻害元素として
最も忌避される元素で、球状黒鉛鋳鉄での許容限
度は0.07〜0.1%といわれ(例えば、日本鋳物協
会編、丸善株式会社発行、「鋳物便覧」改訂4版
559頁、昭和61年1月20日参照)、0.05%以下にな
るよう管理するのが一般的である。 本発明ではこのTiをあえて増量添加すること
で、球状黒鉛鋳鉄の電気化学的な電位を高めるこ
とを見い出し、耐食性の優れた球状黒鉛鋳鉄を提
供するものであり、添加量について種々試験検討
したところ、電位を上げる効果は0.05%〜0.3%
の添加で充分であることが判明した。Tiが0.3%
を越えると、明らかに球状化阻害の現象がみられ
るので、Tiは0.05%〜0.3%の範囲とする。 Ni量0.1〜0.5%:Niは球状黒鉛鋳鉄の自然電位
を上げ、耐食性を向上させる元素であり、Cu1.0
%〜2.5%と共存させると電位を更に上げかつ安
定化させる効果がある。しかし、Cu及びTiと共
存のもとでは、0.5%を越えてNiを加えても、添
加量に比例した電位の向上は認められず、逆に価
格のみ上昇する。以上の点から0.1%〜0.5%の範
囲内が適当である。 Co量0.1〜0.5%:CoもNiと同様に電位を上げ
安定化させる。しかしCoもNi以上に高価な金属
であり、Niと同様0.5%以上越えて添加しても価
格のみが上昇し、それに比例した効果は認められ
ず、0.1〜0.5%の範囲内が適当である。 〔実施例〕 以下、本発明の実施例を説明するとともに、従
来の球状黒鉛鋳鉄との機械的・化学的特性に係る
比較を示す。 酸性ライニングを施した低周波炉(3ton)を用
いて、銑鉄、社内戻り材及び鋼スクラツプを溶解
し、これにFe−Si、炭素電極粉及び銅線屑を加
えて1500℃に加熱した。しかる後、この溶湯を、
Fe−Si−Mg合金の球状化剤、必要量のFe−Ti合
金細粒、Ni屑及びFe−Co合金細粒の入つた取鍋
に注ぎ、球状化処理と合金添加を行い、次いで
Fe−Si合金で接種処理を施し、約1360℃JIS−
G5502−B号Yブロツク及びM20×90のT頭ボル
トの鋳型に鋳込んだ。 作製した試料は第1表のとおりであり、試料1
は比較用試料であり、JIS−G5502−1種FCD40
相当品である。
鉄いわゆるダクタイル鋳鉄、並びにこの球状黒鉛
鋳鉄により作られたボルト等の接続部品に関する
ものである。 〔従来の技術〕 一般に、地下埋設構造物である上水、下水、ガ
ス、油等の流体輸送用管路においては各種の接続
部品が使用されているが、この接続部品中、鋳鉄
製のボルトは最も多く使用され、かつ重要な役割
を担つている。そして、鋳鉄製ボルトは比較的水
に対する耐食性が高いものであるが、ボルトは高
応力に基づく応力腐食、ボルトのねじ切り部に生
じる残留応力に基づく腐食、更には構造物とボル
トとの電位差に基づく電食等の種々の要因によ
り、選択的に腐食し、問題を有するものである。 そこで、この鋳鉄製ボルトの耐食性を更に高め
るために、これまで種々の方法が提案されてい
る。その方法として、球状黒鉛鋳鉄ボルトを加
熱酸化することにより、ねじ部の残留応力を除去
するとともに、ボルト表面に0.03mm以上の厚さの
Fe2SiO4鉄橄欖石を含む酸化被膜を生成させる方
法(特公昭46−19843号)、及びNi及びCuを添
加した球状黒鉛鋳鉄ボルトを熱処理により基地組
織をフエライト基地とすることにより、電気化学
的に構造物本体より電位を高くし耐食性を増大さ
せる方法(特公昭60−26824号)、等がある。 これらの方法のうち、は優れた作用効果を顕
すものであるが、高価なNiを1.0〜3.0%含有して
いるため経済的に問題がある。 〔発明が解決しようとする問題点〕 本発明は上記実情に鑑みなされたものであり、
球状黒鉛鋳鉄の電気化学的電位を高め、耐食性の
増大を図ることを基本的技術思想としつつ、より
経済的に安価でかつ防食効果の大きい、電位の高
い材料を提供することを目的とするものである。 ロ 発明の構成 〔問題点を解決するための手段〕 本発明の球状黒鉛鋳鉄は、C2.5〜4.0%,Si2.0
〜3.3%,Mn0.5%以下、S0.02%以下、P0.08%以
下の基本組成に対し、電位を高める元素として
Niより安価なCuを1.0〜2.5%、また、従来より球
状化阻害元素として最も忌避されているTiを0.05
〜0.3%の極く微量添加することにより更に電位
を高めたものであり、更に加えて、電位を高めか
つ球状化に対して無害なNi及びCoの第三元素を
0.1〜0.5%の極く少量の範囲で一種又は二種同時
に共存させることにより、電位の安定化を図り、
優れた耐食性を有する材料となしたものである。 次に本発明の球状黒鉛鋳鉄の成分限定について
説明する。 C量2.5〜4.0%:Cが2.5%以下では白銑化しや
すく、Cが4.0%を越えるとCドロスを生じ流動
性が低下し鋳造欠陥を生じやすいので一般的な成
分範囲の2.5〜4.0%としたが、黒鉛化を図る点か
らするとこの範囲でもやや高目の方が望ましい。 Si量2.0〜3.3%:Siは黒鉛化促進と耐食性向上
とに効果があり、高い方が望ましい。しかし余り
多くなると低温における衝撃値の低下が著しいの
でこの範囲が望ましい。 Mn量0.5%以下:Mnはパーライト安定化元素
で材料を硬くするのでこの範囲でも少ない方が望
ましい。 S量0.02%以下:Sが多くなると球状化剤を消
費し、球状化を阻害するのでJISG5502に定めた
0.02%以下が望ましい。 P量0.08%以下:P量が多くなると、粒界にス
テダイト相を晶出し、材料を脆化さるので0.08%
以下が望ましい。 Cu量1.0〜2.5%:Cuは自然電位を上げ耐食性を
向上させる効果がある。1.0%以下では電位を上
げる効果が不充分である。一方、2.5%を越える
と球状化を阻害し、偏析を生じかつ電位もそれ程
高くならないので、1.0%から2.5%の範囲が望ま
しい。 Ti量0.05〜0.3%:Tiは球状化阻害元素として
最も忌避される元素で、球状黒鉛鋳鉄での許容限
度は0.07〜0.1%といわれ(例えば、日本鋳物協
会編、丸善株式会社発行、「鋳物便覧」改訂4版
559頁、昭和61年1月20日参照)、0.05%以下にな
るよう管理するのが一般的である。 本発明ではこのTiをあえて増量添加すること
で、球状黒鉛鋳鉄の電気化学的な電位を高めるこ
とを見い出し、耐食性の優れた球状黒鉛鋳鉄を提
供するものであり、添加量について種々試験検討
したところ、電位を上げる効果は0.05%〜0.3%
の添加で充分であることが判明した。Tiが0.3%
を越えると、明らかに球状化阻害の現象がみられ
るので、Tiは0.05%〜0.3%の範囲とする。 Ni量0.1〜0.5%:Niは球状黒鉛鋳鉄の自然電位
を上げ、耐食性を向上させる元素であり、Cu1.0
%〜2.5%と共存させると電位を更に上げかつ安
定化させる効果がある。しかし、Cu及びTiと共
存のもとでは、0.5%を越えてNiを加えても、添
加量に比例した電位の向上は認められず、逆に価
格のみ上昇する。以上の点から0.1%〜0.5%の範
囲内が適当である。 Co量0.1〜0.5%:CoもNiと同様に電位を上げ
安定化させる。しかしCoもNi以上に高価な金属
であり、Niと同様0.5%以上越えて添加しても価
格のみが上昇し、それに比例した効果は認められ
ず、0.1〜0.5%の範囲内が適当である。 〔実施例〕 以下、本発明の実施例を説明するとともに、従
来の球状黒鉛鋳鉄との機械的・化学的特性に係る
比較を示す。 酸性ライニングを施した低周波炉(3ton)を用
いて、銑鉄、社内戻り材及び鋼スクラツプを溶解
し、これにFe−Si、炭素電極粉及び銅線屑を加
えて1500℃に加熱した。しかる後、この溶湯を、
Fe−Si−Mg合金の球状化剤、必要量のFe−Ti合
金細粒、Ni屑及びFe−Co合金細粒の入つた取鍋
に注ぎ、球状化処理と合金添加を行い、次いで
Fe−Si合金で接種処理を施し、約1360℃JIS−
G5502−B号Yブロツク及びM20×90のT頭ボル
トの鋳型に鋳込んだ。 作製した試料は第1表のとおりであり、試料1
は比較用試料であり、JIS−G5502−1種FCD40
相当品である。
【表】
鋳造した第1表の成分組成を有するYブロツク
及びボルトについて、台車式重油加熱炉を用いて
850℃まで昇温し、60分保持後250℃まで炉冷し、
その後炉から取り出し空冷した。 その結果、試料1を除く他のYブロツク試料で
は3〜10%程度のパーライトの残留が認められた
が、ボルト試料でのパーライト残留は0〜3%内
であつた。 ボルト試料は、下削り加工後、ねじ転造盤です
べて容易に所定の寸法にねじ加工をすることがで
きた。 Yブロツク試料からは、JISZ2201の4号試験
片を削り出し、引張り試験を実施したところ、第
2表に示す結果を得た。 第2表で試料7以外は、ほぼ50Kgf/mm2の引張
り強度が得られ、伸びも16%以上を示した。試料
7は、引張り強さ45.9Kgf/mm2、伸び9.5%と低
い。これは、Cu1.42%,Ti0.40%を含む合金試料
で、Tiが0.3%以上のため、球状化率60〜70%と
低く球状黒鉛鋳鉄として適さないといえる。
及びボルトについて、台車式重油加熱炉を用いて
850℃まで昇温し、60分保持後250℃まで炉冷し、
その後炉から取り出し空冷した。 その結果、試料1を除く他のYブロツク試料で
は3〜10%程度のパーライトの残留が認められた
が、ボルト試料でのパーライト残留は0〜3%内
であつた。 ボルト試料は、下削り加工後、ねじ転造盤です
べて容易に所定の寸法にねじ加工をすることがで
きた。 Yブロツク試料からは、JISZ2201の4号試験
片を削り出し、引張り試験を実施したところ、第
2表に示す結果を得た。 第2表で試料7以外は、ほぼ50Kgf/mm2の引張
り強度が得られ、伸びも16%以上を示した。試料
7は、引張り強さ45.9Kgf/mm2、伸び9.5%と低
い。これは、Cu1.42%,Ti0.40%を含む合金試料
で、Tiが0.3%以上のため、球状化率60〜70%と
低く球状黒鉛鋳鉄として適さないといえる。
【表】
次に、第1表のYブロツク試料より、2mm厚さ
×30mm×30mmの板状試料を切り出し、表面を0番
のエメリー紙で研磨した後アルコール洗浄をした
試料について、塩酸水溶液及び食塩水中での腐食
試験(第3表−1)を行い、また飽和カロメル電
極を基準電極として腐食電位を測定(第3表−
2)して、第3表の結果を得た。 第3表−1の結果から、試料3と本発明の試料
4,5及び6の腐食減量は比較試料1と比べて、
6N−HCL溶液浸漬では1/13,3%食塩水浸漬で
は1/2以下であり良好な耐食性を示す。 また、第3表−2の電位についても、試料3と
本発明の試料4,5及び6は比較試料1と比べて
20〜40mv高い値を示している。 試料7,8及び試料9はTi,Ni及びCoが各々
0.4%,0.61%及び0.60%と本発明成分範囲より多
くの各々の成分を含んでいるが、腐食減量及び電
位の点から添加量の増加の効果は認められない。
また、Tiを含まないCuのみ含有の試料2は、Ti
を含む試料3と本発明の試料4,5及び
×30mm×30mmの板状試料を切り出し、表面を0番
のエメリー紙で研磨した後アルコール洗浄をした
試料について、塩酸水溶液及び食塩水中での腐食
試験(第3表−1)を行い、また飽和カロメル電
極を基準電極として腐食電位を測定(第3表−
2)して、第3表の結果を得た。 第3表−1の結果から、試料3と本発明の試料
4,5及び6の腐食減量は比較試料1と比べて、
6N−HCL溶液浸漬では1/13,3%食塩水浸漬で
は1/2以下であり良好な耐食性を示す。 また、第3表−2の電位についても、試料3と
本発明の試料4,5及び6は比較試料1と比べて
20〜40mv高い値を示している。 試料7,8及び試料9はTi,Ni及びCoが各々
0.4%,0.61%及び0.60%と本発明成分範囲より多
くの各々の成分を含んでいるが、腐食減量及び電
位の点から添加量の増加の効果は認められない。
また、Tiを含まないCuのみ含有の試料2は、Ti
を含む試料3と本発明の試料4,5及び
【表】
表中イは6N−HCL水溶液中(20℃)3時間浸漬
後の腐食減量 ロは3%NaCl水溶液(20℃)72時間浸漬後の
腐食減量 ハは0.2N−HCl水溶液(20℃)浸漬15分後の
腐食電位 ニは3%NaCl水溶液(20℃)浸漬25分後の腐
食電位 6に比較し腐食減量は大きく、電位の点からも劣
ることは明らかである。 更に、転造ねじ加工した前記M20×90ボルト試
料を、鋳鉄継手に組み付け、海岸砂浜に約9か月
間埋没したものについて腐食減量を測定したとこ
ろ第4表に示す結果を得た。 第4表の結果から、試料3と本発明の試料4,
5及び6の腐食減量は比較試料1の半分以下であ
り、耐食性に優れていることが確かめられた。 なお、Ni,Coを含まない試料3は本発明の試
料4,5及び6に比べ、有意の差をもつてわずか
ながら耐食性が劣るものである。
後の腐食減量 ロは3%NaCl水溶液(20℃)72時間浸漬後の
腐食減量 ハは0.2N−HCl水溶液(20℃)浸漬15分後の
腐食電位 ニは3%NaCl水溶液(20℃)浸漬25分後の腐
食電位 6に比較し腐食減量は大きく、電位の点からも劣
ることは明らかである。 更に、転造ねじ加工した前記M20×90ボルト試
料を、鋳鉄継手に組み付け、海岸砂浜に約9か月
間埋没したものについて腐食減量を測定したとこ
ろ第4表に示す結果を得た。 第4表の結果から、試料3と本発明の試料4,
5及び6の腐食減量は比較試料1の半分以下であ
り、耐食性に優れていることが確かめられた。 なお、Ni,Coを含まない試料3は本発明の試
料4,5及び6に比べ、有意の差をもつてわずか
ながら耐食性が劣るものである。
【表】
ハ 発明の効果
以上の説明のように、本発明の球状黒鉛鋳鉄
は、従来の球状黒鉛鋳鉄に比較して、高い電位を
有し、優れた耐食性を有する実用上極めて有用な
埋設構造物の接続部品とすることができる。
は、従来の球状黒鉛鋳鉄に比較して、高い電位を
有し、優れた耐食性を有する実用上極めて有用な
埋設構造物の接続部品とすることができる。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 C2.5〜4.0%,Si2.0〜3.3%,Mn0.5%以下、
S0.02%以下、P0.08%以下、Cu1.0〜2.5%,
Ti0.05〜0.3%を含有し、更にNi及びCoのうちの
いずれか一種又は二種を同時に総計で0.1〜0.5%
を含有して、残部がFe並びに球状化剤、接種剤
より残留するMg,Ca,Ce,Y,Ba,Alの一種
又は二種以上の成分からなることを特徴とする耐
食性球状黒鉛鋳鉄。 2 C2.5〜4.0%,Si2.0〜3.3%,Mn0.5%以下、
S0.02%以下、P0.08%以下、Cu1.0〜2.5%,
Ti0.05〜0.3%を含有し、更にNi及びCoのうちの
いずれか一種又は二種を同時に総計で0.1〜0.5%
を含有して、残部がFe並びに球状化剤、接種剤
より残留するMg,Ca,Ce,Y,Ba,Alの一種
又は二種以上の成分からなることを特徴とする耐
食性球状黒鉛鋳鉄で作られた接続部品。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP15841788A JPH028344A (ja) | 1988-06-27 | 1988-06-27 | 球状黒鉛鋳鉄及び球状黒鉛鋳鉄製接合部品 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP15841788A JPH028344A (ja) | 1988-06-27 | 1988-06-27 | 球状黒鉛鋳鉄及び球状黒鉛鋳鉄製接合部品 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH028344A JPH028344A (ja) | 1990-01-11 |
| JPH0463143B2 true JPH0463143B2 (ja) | 1992-10-08 |
Family
ID=15671299
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP15841788A Granted JPH028344A (ja) | 1988-06-27 | 1988-06-27 | 球状黒鉛鋳鉄及び球状黒鉛鋳鉄製接合部品 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH028344A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| RU2609157C1 (ru) * | 2015-12-07 | 2017-01-30 | Юлия Алексеевна Щепочкина | Чугун |
Families Citing this family (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2009273427A (ja) | 2008-05-16 | 2009-11-26 | Jcr Pharmaceuticals Co Ltd | 組換え体ヒトfshの製造方法 |
| RU2475566C1 (ru) * | 2012-02-22 | 2013-02-20 | Юлия Алексеевна Щепочкина | Чугун |
| CN102634724A (zh) * | 2012-05-15 | 2012-08-15 | 浙江金火机床有限公司 | 机床导轨铸铁及其制备方法 |
| CN105385933A (zh) * | 2015-10-26 | 2016-03-09 | 无锡市永亿精密铸造有限公司 | 精密铸造的机械手夹爪 |
| CN110684923A (zh) * | 2019-09-30 | 2020-01-14 | 湖南新曙光铸造有限公司 | 一种球墨铸铁井盖的加工方法 |
| CN113416886B (zh) * | 2021-05-14 | 2022-05-03 | 西安理工大学 | 一种抗热震疲劳的玻璃模具铁型材及其制备方法 |
-
1988
- 1988-06-27 JP JP15841788A patent/JPH028344A/ja active Granted
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| RU2609157C1 (ru) * | 2015-12-07 | 2017-01-30 | Юлия Алексеевна Щепочкина | Чугун |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH028344A (ja) | 1990-01-11 |
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