JPH0463251A - 焼結高速度鋼 - Google Patents

焼結高速度鋼

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JPH0463251A
JPH0463251A JP17276890A JP17276890A JPH0463251A JP H0463251 A JPH0463251 A JP H0463251A JP 17276890 A JP17276890 A JP 17276890A JP 17276890 A JP17276890 A JP 17276890A JP H0463251 A JPH0463251 A JP H0463251A
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ticn
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cutting
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Osamu Terada
修 寺田
Minoru Saito
実 斎藤
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Fuji Die Co Ltd
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Fuji Die Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は、通常の焼入れ焼戻しにより、HRC72以上
の硬度が得られるエンドミル用などに用いる高強度の焼
結高速度鋼に関する。
〈従来の技術〉 高速度鋼を粉末冶金法によって作ると、溶製材に比べて
、炭化物粒子が微細且つ均一となって、靭性、鍛造性、
被研削性に優れるなど、多くの利点のあることが古くか
ら知られている。そして、ガスアトマイズ粉末より、成
形性、高合金化に有利な還元粉末、炭化物と金属粉末お
よび窒化物などを原料とした焼結高速度鋼が、本発明者
の改良研究[粉体および粉冶金、35 (1988)、
505、同36 (1989)、324および同37(
1990)、456にて論文発表済み]によって各種工
具へ応用され、高い評価を得るようになった。
そして、エンドミル用としては焼結高速度鋼のなかでも
HRC70以上の比較的高い硬さが得られるVC,Ti
N富化の高合金鋼(例えばKF2合金のKF261)が
用いられ、従来のエンドミルより高能率な切削が行える
ようになっている。
ところが最近、より高能率を求めるユーザーの要望があ
り、硬度がHRC72以上の材料も要求されつつある。
例えば特開昭62−124259号および特開昭62−
124260号などである。
〈発明が解決しようとする課題〉 しかし、これらのHRC72以上の焼結高速鋼は[W 
(wt%) + 2 ×Mo (wt%))が18〜4
0 (wt%)V量が1〜24(wt%)、TiCN量
が2〜12(wt%)でこれらの合計量は21〜76 
(wt%)と幅が大きすぎる。そして、元素数も8種類
以上に及ぶため、従来の高速度鋼や焼結高速度鋼の経験
あるいは状態図からこれら成分と工具性能との関係の把
握は不十分であり、ただHRC72以上の材料を得やす
いことを開示するのみで強度および被加工性などの詳細
な性質は示されず、工具として実用不可能な場合を多く
含んでいる。例えばW、Moの量が多量となる場合には
、M、Cの形状、粒度および分布状態の制御が難しくな
り強度が不安定となる。事実市販のW、M。
富化の焼結高速度鋼製エンドミルでこの種の事故が認め
られる(その解決法を知らないためである)。
また、[W (wt%) + 2 ×Mo (wt%)
)+V(wt%) +T i CN (wt%)合計量
が44(wt%)より多くなると、焼きなまし硬さがH
RC52以上となって、被加工性が劣化し工具としての
応用が制限される。
以上の様に現在の高硬度の焼結高速度鋼は、強度および
被加工性が劣化し易くエンドミルの様な被加工性が良く
、しかも高硬度と靭性が必要とされる工具については検
討不十分である。当然、各元素と切削性能の関係は詳細
には把握されていない。従って、従来のHRC72以上
の焼結高速度鋼は、エンドミル用としては十分な性能に
なっていない。
この発明はこのような従来の未熟な技術の改良を目的と
してなされたものであり、複合添加されて硬質化された
焼結高速度鋼の各組成について詳細な検討を加え、特に
エンドミル用素材として従来の高硬度焼結高速度鋼より
優れた焼結高速度鋼材を提供せんとするものである。
〈問題を解決するための手段〉 この発明に係る、焼結高速度鋼は硬質相の粒度、種類、
量と切削性能との関係について詳細な検討を加え次の組
成となっている。
硬質相の粒度は主たる硬質相が5μm以下であり、且つ
平均が1〜3μmである。従たる硬質相の粒度は5μm
以下であり、且つ平均粒度が3μm以下である。種類は
主たる硬質相はMC,従たる硬質相がM、CおよびTi
CNである。硬質相の量は硬質相の主成分であるW、M
o、V、TiCNの関係が、W+2XM○+V+TiC
Nで38〜44(wt%)である。そしてこの範囲内で
W、Mo、V、T i CNの多量は次の範囲である。
■は6〜IC)(wt%)である。
WおよびMoは、W+2×Moで18〜30(wt%)
で、この範囲内のMo/ (W+2×Mo)において、
MOが最大46(wt%)である。
TiCNは6〜IO(wt%)で、TiCNのCとNに
ついてはCが2〜90(wt%)である。
硬質相以外の成分はCrが3〜5 (wt%)でC。
が5〜15(svt%)である。炭素量は[W (wt
%)+2×Mo(wt%) ] X0.017+V (
wt%)×0、 22 + 0. 19 +Ti C=
 Ny  (wt%)×(XX0.2+0.05)(但
しx+y=1)の与える値に対して±0.25(wt%
)の範囲である。
〈作 用〉 焼結高速度鋼を硬質化するのに、炭化物や窒化物を添加
することが有利なことは、発明者らが既に報告している
(前記論文3件)。複合添加することにより現在の焼結
高速度鋼は8種類以上の元素を含むが、合金の構成は硬
質相としてM、C1MCなどの炭化物およびTiCNな
どの炭・窒化物、軟質相としてFeマトリックスに単純
化できる。M、Cは主としてWとMoが形成元素で、そ
れにFeなどから成る。MCはVが主たる形成元素でW
、Moなどから成る。TiNおよびTiCNはその粒子
周辺極僅かにW、Mo、Vを固溶する。(前記3件目の
論文にて発見報告済み)。ところでM2Oは、焼結温度
下では共晶融液として存在し、降温過程で晶出するがそ
の粒度、形状はWとMoの量が多くなる(W (wt%
)+2XM。
(wt%))として約20(wt%)以上では、約1μ
m以下の微粒から、数十μm以上の粗粒および数十μm
以上の樹木状斑状などの異常粒子となることがしばしば
ある。これは融液量が局所的に過大となるからであり、
W、Moが増加すれば必然的に生じ易くなる。ここで切
削性能との関係でMCの量を適当に定めれば、M2Oの
量、粒度などの制御はTiCNの周辺組織中へ固溶する
WSM。
などの固溶量を制御することにより可能となる。
尚、先にMCの量を定めるのは、MCは内部までW、M
oを固溶するため、微妙な制御には不利な(検討し難い
)ためであるが、先にMC以外の硬質粒子に着目しても
結局は同じ結果となる。この発想にもとずき研究を始め
た。まず、硬さを得る方法として硬質相の合計量、種類
および粒度などを種々変化させエンドミルとしての総合
性能との関係を研究し、次に、MC炭化物と切削性能と
の関係を研究し、そしてMC+M6Cと切削性能の関係
を研究し最後に、M、C制御としてのTiCN量および
、TiCNと切削性能の関係を研究して本発明を完成し
た。
尚、以上より便宜上、文中、MCを主たる硬質相と記載
、M2OおよびTiCNを従たる硬質相と記載している
主たる硬質相のMCの粒度は5μm以下でなければなら
ない、5μmより粗粒な場合、破壊の起源として作用す
る確率が高くなり強度が実用的でなくなる。主たる硬質
相のMCの平均粒度は1〜3μmでなければならない。
1μmより微粒の場合、耐摩耗性がよくなくなるので、
実用的でなくなる。3μmより粗粒の場合、破壊の起源
となる炭化物の偏析した領域を生じやすくなり、強度が
実用的でなくなると共に被加工性も劣化して実用的でな
くなる。
従たる硬質相のMaCおよびTiCNの粒度は5μm以
下である。5μmより粗粒な場合、破壊の起源となる確
率が高くなって強度が実用的でなくなる。従たる硬質相
のM、CおよびTiCNの平均粒度は平均3μm以下で
ある。3μmより大きいと破壊の起源となる確率が高く
なって実用的でなくなる。
硬質相の量は硬質相の主成分であるW、Mo、VXTi
CNの全体でW+ 2 ×Mo +V+T i CNで
38〜44(wt%)である。38(wt%)より少な
いと、耐摩耗性が実用的でなくなり、44(wt%)よ
り多いと焼きなまし硬さがHRC52よりも高くなって
加工し難くなり、被加工性において実用的でなくなる。
各硬質相は以下の組成を調整することで制御される。ま
ず、VはMCの形成と強く関係するが、これを詳しく検
討した結果、6〜10(wt%)がよいことを見いだし
た。6(wt%)より少ないとMCの量が少なすぎて、
表面積も減少し耐摩耗性が減少する。10 (wt%)
より多いと破壊の起源となる炭化物の偏析を生じやすく
なって強度が低くなる確率が高くなり、実用的でなくな
る。このMC量との関係でM、Cの必要量が定まる。W
およびMoはW+2XMOで18〜30(wt%)とす
る。18(wt%)より少ないと、MCに固溶するW、
Mo量が多いためM2Oの生成量が少なすぎて、硬さが
高くなり難くなり30(wt%)より高いとM2Oの異
常粒成長を生じやすくなりすぎ、次のTiCNの最大量
でも制御できず、低強度となる確率が高くなる。なお、
WとMo構成比率はMoが最大46(wt%)とする。
46(wt%)より、Moが多いと、高温硬さが劣化し
、実用的でなくなる。
TiCNは6〜10(wt%)がよい。6  (wt%
)より少ないと、M、Cの制御が不足して強度が実用的
でなくなる。また、切削性能も劣化し、実用的でなくな
る。10 (wt%)より多いと、M、 Cの制御には
有利であるが、焼きなまし後および熱処理後の被加工性
が劣化するなどして実用的でなくなる。TiCN中のC
とNの量比については、WとMOの量で変化させるが、
W、Mo量が多い場合90(wt%)までCを多くLM
、Cを制御するが、窒化物の利点(周辺組織の形成)が
なくなるので、90(wt%)までとする。W、Mo量
が少ない場合、Cの量を2 (wt%)まで少なくでき
る。2 (wt%)より少ないと、周辺組織中に固溶す
るW、Moの量が少なくなりすぎてM、Cの制御ができ
なくなるので、2 (wt%)が限度となる。
軟質相などについては、硬質相の性能を引き出せるよう
Cr、、Co、FeおよびCに着目する。
Crはマトリックス中に固溶するのが大部分であり通常
の高速度鋼と同様な3〜5 (wt%)でよい。
3 (wt%)より少ないと焼入れ性の低下や耐食性の
低下を生じる。5 (wt%)より多いとCr炭化物の
析出などを生じマトリックスの強度を低下させたり、M
2Cなどの異常相を生じる。Coは5〜15 (wt%
)がよい。5 (wt%)未満では焼入れ性が低下し、
硬さが実用的でなくなる。15(wt%)以上では強度
が低下して実用的でなくなる。炭素量は(W (wt%
)+2×Mo (wt%))Xo、 017 +V (
wt%) ×0.22+0.19+T icx N、 
 (wt%)x (XxO,2+0.05)  (但し
x+y=1)の与える値に対して±0.25(wt%)
の範囲である。この式は炭化物とマトリックスの必要と
する炭素量にTiCNの必要とする炭素量を加えた式で
ある。式の与える量に対し0.25(wt%)より少な
いと、実用的な焼入れ上限温度1280℃付近でも硬さ
がHRC72以上とならなくなる(1280℃以上の温
度では、一般に使用される塩浴式の熱処理炉の劣化が激
しくなり、合金のマトリックス強度も低下する)。式の
与える量に対し0.25(wt%)より多いと、焼入れ
で生じる残留オーステナイトが大量に生じすぎて焼戻し
温度を高くしないとマルテンサイト化できなくなり、必
要な強度や硬さが得られなくなる。
〈実施例〉 本発明合金は共還元粉末、水アトマイズ粉末のいずれを
出発原料粉末としても、はぼ同等に優れる性質の得られ
ることが分かったので、この実施例では、5KH57の
還元粉末に対しWC,MO□C1Cr5 C! 、VC
,Co、およびTiCNを所定量添加し種々の焼結高速
度鋼を作り、その機械的性質を調べるとともに、エンド
ミルを作り、被加工性と切削性能を調べた。
寒−覧−上 表! 試料の組成(讐LX) Cr3C2、VC,Co、およびTiCNを適当量添加
して、ボールミルによる湿式粉砕を72hr行い、乾燥
、成形、真空焼結(0,5Torr) L、次いで11
50°CでlhrのHIP処理(1500気圧、Ar雰
囲気)して作った。必要に応じて、1240°Cで5m
1n保持後、油焼入れし、500°C〜620°Cの焼
戻しを行って、24X8X4mm3のJIS試験片とし
た。ここでTiCNはTiCo、 0IN0.99であ
る。尚、この場合、TiNを用い、焼結途中で真空保持
などじ脱Nを十分行ってTiCNとすることでも同じ特
性の合金が得られる。
表2 はじめに、表1に示す、5種類の焼結高速度鋼を5KH
57組成の還元粉末にWC,Mo□C1(b)〜(e)
が124υ℃銃入れ巽υυ現仄しである。
試料(a)〜(e)のW(wt%) + 2 ×Mo 
(wt%)およびW(wt%) + 2 ×Mo (w
t%) +V (wt%)+TiCN(wt%)を抗折
力試験(JISB4104)結果などの機械的性質と共
に表2に示した。
表から分かる様に、本試料は硬さをHRC72一定とし
抗折力も180kgf /m m2以上として基本的機
械的性質をほぼ同一としである。そして硬質相の量、種
類および粒度については特徴を持たせ、被加工性および
切削特性と組成(硬質相)の関係が分かる様にしである
。ここで試料(a)〜(e)の硬質相は第1図の様にな
っている。各試料の特徴を述べる。試料(a)は比較の
ため、TiCNを含ませないで高硬度としである。試料
(a)に対して、試料(b)および(c)はMCおよび
TicNを富化して高硬度としである。試料(d)はT
iCNを富化するが、炭化物は微粒とするだけで富化せ
ず、微粒としたことで生じる二次硬化量の増加によって
高硬度としである。他の試料と比較することにより炭化
物富化(W+2×MoやV量)の必要量や、TiCNの
上限量および二次硬化の効果等が判断できる。試料(e
)は試料(b)の組成に対して、Ma C(W+2×M
o)を富化しである。試料(b)および(C)と比較す
ることによりM2Oの効果やW、Moの必要量が分かろ
う。
次に、以上の(a)〜(e)試料を用いて、実際にエン
ドミルを作り、被加工性および切削特性を調べた。この
ときのエンドミルの大きさは径が10mmで2枚刃であ
り、刃先形状は従来の高級粉末ハイスを使用しているエ
ンドミルと同じとしている。
試料(a)〜(e)の被加工性を表3にまとめて示す。
試料(a)が最も被加工性が劣る。このことより、Ti
CNの有無にかかわらず、被加工性が決まることが分か
る。試料(a)の場合、硬質相の量が多すぎたため、被
加工性の劣化を招くことが加工面などを調査した結果分
かった。試料(c)は試料(e)より被加工性が劣る。
これはMCとTiCNが多すぎるためである。試料(d
)はMCも硬質相の量も少ないが、TiCNが多くこの
ため被加工性が劣った。よって被加工性は試料(b)お
よび試料(e)が優れ、被加工性に対する硬質相の適当
な状態が分かった。
実験2 次に切削試験の結果を示す。被削材は550C1SKD
61および5KDIIの3種類とした。切削条件を表4
に示す。普通の高速度鋼より高能率な条件となっている
。表5に切削試験の結果を示す。850Cの切削性能は
、試料(d)が最も優れ、次いで試料(c) 、(e)
の順となった。これは、比較的切削抵抗が少ない場合で
切削速度が早い場合は、炭化物が微粒で、TiCNが多
い材料がよいことを示す。硬質相の量は少なくてもよい
ことも分かる。5KD61の切削では、試料(c)が最
も優れ次に試料(e)である。この事より、5KD61
の切削はTiCNを含み、硬質相の量が約4゜(wt%
)がよいことを示す。その他の要因とは関係が少ない様
である。5KDIIの切削では、硬質相の多い場合で、
TiCNを含む場合がよい。
刃先の観察結果では、微粒より粗粒(3μm程度)の方
がより耐摩耗性があると思われた。
表4 切削条件 rUH75」とは、硫塩化系の油性切削油である(ユシ
ロ化学工業社製) 表5 切削試験結果(切削長;m) 寿命は、外周2番摩耗の幅が0.2mmとなった時点と
した。
寿命は、外周2番磨耗の幅が0.2mmとなった時点と
した。
以上より、切削性能は試料(c)と(e)において優れ
ることが分かった。
寒−菫一ユ 次に、被削材を5KD61 (HRC41)のみとして
より高能率な条件(切削速度1600rpm、送り速度
192 mm/min 、 5 mmX 10 mmの
溝切削、乾式)として試料(c)と(e)を比較した。
その結果、試料(c)が切削長3.3mで、試料(e)
が切削長6.5mで試料(e)が優れた(寿命は、外周
二番摩耗が0.4mmとなった時点)。刃先の損耗状態
を観察したところ、試料(C)は微細な欠けが試料(e
)より多く生じ、このためより短寿命となったことが分
かった。これは強度が高い材料の方がより苛酷な切削条
件では有利となることを示す。以上より、試料(e)が
被加工性、切削性能共に最も優れたが、試料(e)の場
合M、Cが、合金炭素量によって変化し易く、強度面で
不安定と思われた。また、850CよりもSKD材につ
いてより切削性能が優れる方が望まれるので、さらに炭
化物量や窒化物量を微調整することとした。
実験4 試料(e)について、特にM、Cの組織制御を目的とし
て、MCおよびTiCNの微調整を行なった組成を表6
に示す。表7には特性を示した。
硬質相の量、粒度については同じとしたが、種類別の量
はM6Cの粒度制御との関係で異なっている。試料(f
) 〜(i)のTiCNはTtCo、sNO,Sを使用
し、よりMaCが安定となるようにしである。すなわち
、試料(i)は(e)とTiCN中のCとNの量が異な
るだけである。
試料(f)はTiCNを試料(e)より増加しTiCN
の周辺組織中に固溶するW、Mo量を調整することによ
りM、Cの形状を安定させようとしている。試料(g)
はMC量を試料(e)より増加することでMaCの形状
を安定させようとしている。
試料(h)は、MCおよびTiCNを試料(e)より減
少させ、M、Cを増加させ、析出量を適当とし、安定と
なるようにしである。結果として、M、 Cの安定度は
、試料(h) =(i)≧(f)≧(g) >(e)の
順であった。試料(h)は硬さおよび抗折力が、試料(
e)などより低く被加工性で有利である。
また、高温硬さを試料(f)〜(e)について比較した
ところ、試料(h)が最も優れたので、試料(h)と(
e)についてエンドミルを作り比較することとした。
実−μ−二 試料(h)の被加工性は試料(e)より若干優れた。
切削試験結果は表8の通り試料(h)の方が優れた。
すなわち、M、Cに着目し、各硬質相を調節することで
優れた焼結高速度鋼が得られることが示された。
炭化物およびTiCNの粒度に着目して上記エンドミル
の刃先等を検討した結果、5μmより大きい粗粒を含む
場合や平均粒度が3μmより大きくなると被加工性およ
び切削特性を劣化させることが分かった。
く効 果〉 この発明に係る焼結高速度鋼は、以上説明したごとき内
容なので、高硬度を要求される工具、特にエンドミル用
として用いるのに最適である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施例に係る試料(a)〜(e)の硬
質相における各成分量を示す図である。 第 図 試料 手続補正書(自発) 平成 2年 8月

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 主たる硬質相のMCの粒度は5μm以下で且つその平均
    粒度は1〜3μmであり、従たる硬質相のM、Cおよび
    TiCNの粒度は5μm以下で且つその平均粒度は3μ
    m以下であり、 前記主・従の硬質相の量は、W+2×Mo+V+TiC
    Nで38〜44wt%であって、この範囲内において、
    W、Mo、V、TiCNの各量は以下の通りであり、 W+2Mo:18〜30wt% 〔但し、Mo/(W+2×Mo)が 最大46wt%まで〕 V:6〜10wt% TiCN:6〜10wt% 〔但し、TiCN中のCとNについ てはCが2〜90wt%〕 また、硬質相以外の成分の量としては以下の通りであり
    、 Cr:3〜5wt% Co:5〜15wt% 更に、炭素量は、 (W+2×Mo)×0.017+V×0.22+0.1
    9+TiC_xN_y×(X×0.2+0.05);(
    但し、x+y=1)の与える値に対して±0.25wt
    %の範囲であり、 残部はFeより成るが2wt%以下のMn、Si、Ni
    および不可避不純物を含む焼結高速度鋼。
JP17276890A 1990-07-02 1990-07-02 焼結高速度鋼 Pending JPH0463251A (ja)

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