JPH0463836B2 - - Google Patents

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JPH0463836B2
JPH0463836B2 JP4204787A JP4204787A JPH0463836B2 JP H0463836 B2 JPH0463836 B2 JP H0463836B2 JP 4204787 A JP4204787 A JP 4204787A JP 4204787 A JP4204787 A JP 4204787A JP H0463836 B2 JPH0463836 B2 JP H0463836B2
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JP
Japan
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weight
cement
resin
parts
film
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JP4204787A
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JPS63210084A (ja
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Toshio Shinohara
Kenichi Ootsuka
Yoshitsugu Nakamoto
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Dai Nippon Toryo Co Ltd
Original Assignee
Dai Nippon Toryo Co Ltd
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Publication date
Application filed by Dai Nippon Toryo Co Ltd filed Critical Dai Nippon Toryo Co Ltd
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  • Aftertreatments Of Artificial And Natural Stones (AREA)
  • Curing Cements, Concrete, And Artificial Stone (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
<産業上の利用分野> 本発明は、凹凸表面を有する未硬化セメント製
品の表面に、タレ、ワレのない優れた塗膜性能を
有する塗料を塗装することが可能で、かつ施工期
間を短縮した、長期耐久性に優れたセメント製品
の製造方法に関するものである。 <従来技術及び問題点> モルタル、コンクリート、スレート等のセメン
ト製品を使用した建材が、外装材、ブロツク塀等
に多く利用されている。 このようなセメント製品は、通常美観をもたせ
るため塗料が塗装されており、建築物の寿命が延
びるに従い、耐久性の高い仕上げが要求されてき
ており、さらに建材の量産化に伴ない塗装仕上げ
のスピード化が要求されてきている。しかしなが
ら、従来このような要求を満す被覆組成物はいま
だ開発されてなかつた。すなわち、従来未養生セ
メント製品への塗装は1〜2習慣放置後、セメン
ト製品表面のPH及び含水率を調整し、その後塗料
を塗装しないと剥離、変色等の塗膜欠陥が生じた
りする欠点があつた。さらにエフロレツセンスを
防止し、耐久性を付与するために溶剤型塗料、水
系塗料等の上塗塗料を塗装する場合があるが、上
塗塗装を施す迄の時間を適正に選ばないとエフロ
レツセンス防止が困難であり、さらに下塗塗膜に
耐溶剤性がないため、光沢が低下したり、塗膜に
シワが生じたりする欠点があつた。 また、最近ではセメント製品にフアツシヨン性
をもたせるため、該製品表面に波形状あるいはラ
ンダムな凹凸模様を形成させたものが広く採用さ
れるようになつてきた。 このような凹凸表面を有するセメント製品に塗
料を厚膜塗装すると、塗料がタレを生じ、凹部に
塗料がたまり、必要以上の厚膜となり、逆に凸部
が薄膜となり、均一縫膜の形成が困難であり、そ
れ故セメント製品の表面の凹凸の形状が損なわ
れ、形状保持性が悪く、さらに塗膜にワレが生じ
る等の欠点があつた。本発明は上記の如き従来技
術に鑑み、上記欠点のない優れた塗膜性能を有す
る塗料を塗装することが可能で、かつ施工期間を
短縮するとともに、長期耐久性に優れたセメント
製品の製造方法を提供することを目的とするもの
である。 <問題点を解決するための手段> このような目的は、 凹凸表面を有する未硬化セメント製品の表面
に、下記の成分: (a) () アクリル酸又はメタクリル酸アルキル
エステルの共重合エマルジヨン樹脂(アルキ
ル基は炭素数1〜8を有する)固形分
…2〜15重量% () ビスフエノール型エポキシエマルジヨン
樹脂固形分 …1〜5重量% () 平均粒径30〜300μの中空状無機物粉末
…10〜40重量% () セメント …20〜60重量% () 前記ビスフエノール型エポキシエマルジ
ヨン樹脂の0.8〜1.2当量のポリアミド樹脂又
は脂肪族多価アミン硬化剤、及びさらに必要
に応じ充填剤、添加剤からなり、かつ〔()
+()〕/()の重量比が0.15〜0.28の範
囲である混合物100重量部 ならびに (b) 水15〜70重量部、 からなる粘度50〜500ポイズの水性被覆組成物
を塗布し、前記セメント製品及び塗膜を同時に
養生硬化せしめ、 ついで水酸基を有する含フツ素共重合体とポリ
イソシアネート化合物を主成分とする料を上塗
塗装することを特徴とする、凹凸表面を有する
セメント製品の製造方法により達成される。 本発明の方法により凹凸表面を有する未硬化セ
メント製品にも直ちに塗装出来るため工場ライン
塗装も可能であり、施工時間が短縮出来、また常
温もしくは強制乾燥で、タレ、ワレ等を生ずるこ
となく厚膜塗装が可能であり、かつ凹凸表面の形
状保持性がよく、さらに長期耐久性、密着性、耐
アルカリ性の優れた塗膜を得ることが可能であ
る。 以下、本発明について詳述する まず、本発明において用いられる水性被覆組成
物について説明する。 アルカリ酸又はメタクリル酸アルキルエステル
の共重合エマルジヨン樹脂()を構成する成分
であるアクリル酸の炭素数1〜8のアルキルエス
テルモノマー、メタクリル酸の炭素数1〜8のア
ルキルエステルモノマーのアルキル基としてはメ
チル、エチル、n−ブチル、イソブチル、ターシ
ヤリーブチル、2−エチルヘキシル、ベンジル、
プロピル、イソプロピル、sec−ブチル等が代表
的なものとして用いられる。炭素数9以上のアル
キル基は乳化重合時にゲル物が発生したり、エマ
ルジヨン粒子の疎水性が高くなり、セメント混和
用エマルジヨン樹脂の合成には不適である。又、
これらのアクリル酸(又はメタクリル酸)アルキ
ルエステルにはスチレンを30重量%まで含めた共
重合体エマルジヨン樹脂を用いてもよい。ただ
し、スチレンを30重量%以上用いると、出来たエ
マルジヨン塗膜の耐候性が著しく低下するため耐
久性の必要な屋外用エマルジヨン樹脂としては好
ましくない。 特に好ましいアクリル酸又はメタクリル酸アク
リルエステルとしてはメタクリル酸メチル、アク
リル酸エチル、アクリル酸ブチル、アクリル酸2
−エチルヘキシルであり、また必要ならばアクリ
ル酸、メタクリル酸、メタクリル酸2−ヒドロキ
シエチル等の官能基モノマーを数重量%共重合す
ることも可能である。本発明に用いられるアクリ
ル酸(又はメタクリル酸)アルキルエステルの共
重合エマルジヨン樹脂はセメントと混和されるた
め、耐アルカリ性を有し、セメント混和安定性に
優れているものがよく、そのためには乳化重合時
の乳化剤としてノニオン界面活性剤が好適であ
る。これらアクリルエマルジヨン樹脂の分子量は
5万〜30万、好ましくは10万〜20万であるのが有
利である。また最低造膜温度は5℃以下が好まし
く、それ以上になると成膜時にワレが生じやすく
なる。またアクリルエマルジヨン樹脂は固形分40
重量%の時の粘度が100cps以下が好ましい。それ
以上になると水の量を多くし粘度を下げる必要が
あり、そのため固形分が低下し塗膜乾燥時のヤセ
によりワレが生じやすくなる。 これらの樹脂は上記混合物(a)中において固形分
2〜15重量%の割合で配合される。樹脂が2重量
%未満であると塗膜の初期硬度、耐候性が低下
し、エフロレツセンスが生じ易くなる。一方樹脂
が15重量%を越えると厚膜塗装(約0.5〜10mm)
が出来ず、ワレが生じ易くなる。 ビスフエノール型エポキシエマルジヨン樹脂
()としては、ビスフエノールAとエピクロル
ヒドリンから得られる芳香族ジグリシジルエーテ
ル類で平均分子量350〜1000の樹脂を乳化剤を用
いて、水分散型にしたものであり、樹脂固形分と
して、上記混合物(a)中に1〜5重量%が用いられ
る。樹脂1重量%未満であると、素地との密着性
が低下し、5重量%を越えると、形成された塗膜
の耐候性が著しく低下する。 中空状無機物粉末()は、内部が完全に中空
でその中空部が殻で完全に閉ざされている粉末、
あるいぱ軽石の如く内部に隔壁のある独立もしく
は連続気泡状の粉末であり、その平均粒径は30〜
300μ程度のものが適当である。平均粒径が30μ以
下であるとワレが生じやすく、また塗膜強度が低
下し、300μを越えるとタレやすく、また塗膜の
平滑性を欠き、美観が低下する。 中空状無機物粉末としては、ガラスバルーン、
シラスバルーン、アルミノシリケートバルーン、
シリカバルーン、アルミナバルーン、ジルコニア
バルーン、カーボンバルーン等が代表的なものと
して例示出来る。特に塗膜強度の点から、50%破
壊静水圧が10Kg/cm2以上のものが望ましく、具体
例としてガラスバルーン、アルミノシリケートバ
ルーン、アルミナバルーン、ジルコニアバルーン
が挙げられる。この中空状無機物粉末は、厚膜塗
膜においてもタレ、ワレのない塗膜を得、またも
ろさの改良、増量のため配合されるものであり、
さらに被覆組成物の比重を小さくし、塗装作業性
をよくする効果をも有する。なお、通常の顔料、
骨材等の充填剤のみでは凹凸表面を有するセメン
ト製品に厚膜塗装した場合、タレ、ワレが防止出
来ない。中空状無機物粉末は、上記混合物(a)中に
おいて10〜40重量%の割合で配合され、この範囲
において前記効果が得られる。 セメント()としてはポルトランドセメン
ト、高炉セメント、シリカセメント、アルミナセ
メント等が例示できるが、その種類は特に制限は
ない。セメントは本発明においては上記の混合物
(a)中において20〜60重量%の割合で配合される。
セメントが20重量%未満だと圧膜時ワレが生じや
すくなり、また密着性が低下する。一方、60重量
%を越えると塗膜がもろくなり、またエフロレツ
センスが生じやすくなる。 エポキシ樹脂用硬化剤()としては、ジアミ
ン又はジアミン誘導体等と二塩基酸又は二塩基酸
誘導体等の重縮合によつて得られるポリアミド樹
脂あるいはエチレンジアミン、ジエチレントリア
ミン、トリエチレンテトラミン等の樹脂族多価ア
ミンあるいはフエノール樹脂、エポキシ樹脂等で
変性した脂肪族多価アミンが適当である。硬化剤
の使用量はエポキシ樹脂のエポキシ基の0.8〜1.2
当量になる様に使用する必要がある。0.8当量未
満及び1.2当量を越えると本来のエポキシ樹脂の
特性例えば密着性、可撓性が著しく低下しその他
耐久性等の性能も低下するのが好ましくない。 本発明において用いられる水性被覆組成物の添
加剤としては、たとえば顔料分散性、塗装作業性
及び保存性等を良好なものとするための分散剤、
消泡剤、増粘剤、防腐剤、防カビ剤または塗膜の
成膜性をよくするための成膜助剤等が例示でき
る。 また着色のため各種着色顔料、塗膜のもろさの
改良、増量のため炭酸カルシウム、硫酸バリウ
ム、タルク、クレー等の体質顔料、珪砂等の粒径
300μ以下の骨材などの充填剤を上記の混合物(a)
中に40重量%以下の範囲にて配合することも可能
である。 上記混合物(a)中の()アクリル酸(又はメタ
クリル酸)アルキルエステルの共重合エマルジヨ
ン樹脂固形分及び、()エポキシエマルジヨン
樹脂の固形分の和と、()セメントとの重量比
は〔()+()〕/()=0.15〜0.28である。
この比率が0.15より小さい場合には、塗膜の初期
硬度が出ずエフロレツセンスが発生し、塗膜性能
の良い状態での圧膜を形成することが出来ず、一
方この比率が0.28より大きい場合には厚膜時、ワ
レが生じやすくなる。 前記〔()+()〕/〔()+()+()
〕の
重量比は密着性、耐候性の点から特に0.2〜0.45
が好ましい。 本発明の水性被覆組成物は、上記混合物(a)100
重量部に対して水15〜70重量部を配合し水性被覆
組成物粘度50〜500ポイズにしたものである。こ
の範囲内であればセメントの硬化性及び塗装作業
性が良好であるからである。 本発明の被覆組成物には水(b)を15〜70重量部添
加する。水の量が15重量部未満だとセメント混和
時にエマルジヨンが凝集しやすくなり、一方70重
量部を越えると固形分が低下し乾燥時にヤセを生
じワレが生じやすくなる。 なお、本発明者等は前記()、()成分であ
るエマルジヨン樹脂として酢酸ビニル樹脂、酢酸
ビニル−アクリル樹脂、エチレン−酢酸ビニル樹
脂等の酢酸ビニル系エマルジヨン樹脂あるいはス
チレン−ブタジエン系エマルジヨン樹脂等、塗料
業界において代表的に使用されているエマルジヨ
ン樹脂についても検討したが、例えば前者におい
ては耐候性、耐アルカリ性が劣り、さらに長期耐
久性に欠け、また後者においては耐候性等が劣
り、本発明においては適当でないことが判明し
た。 次に本発明において用いられる上塗塗料につい
て説明する。 上塗塗料は水酸基を有する含フツ素共重合体と
ポリイソシアネート化合物を主成分とする二液型
塗料である。 水酸基を有する含フツ素共重合体(以下便宜上
「含フツ素共重合体」という)としてはフルオロ
オレフインとシクロヘキシルビニルエーテルを構
成成分とする水酸基を含有した含フツ素共重合体
が望ましい。特に、特開昭57−34107号公報に記
載の共重合体が、長期耐候性は勿論のこと、水分
の透過性が極めて少なく、さらに常温硬化または
低温焼付硬化のいずれも可能であるので、好適に
使用出来る。すなわち本発明において好適に使用
出来る前記共重合体は、フルオロオレフイン、シ
クロヘキシルビニルエーテル、アルキルビニルエ
ーテルおよびヒドロキシアルキルビニルエーテル
を必須構成成分としてそれぞれ40〜60モル%、5
〜45モル%、5〜45モル%および3〜15モル%の
割合、好ましくはそれぞれ45〜55モル%、10〜30
モル%、10〜35モル%および5〜13モル%の割合
で含有するものであり、重量平均分子量約1〜10
万が適当である。 なお、フルオロオレフイン含量の低すぎるもの
は耐候性が低下し、逆に高すぎるものは製造面で
難がある。またシクロヘキシルビニルエーテル含
量の低すぎるものは塗膜としたときの硬度が低下
し、またアルキルビニルエーテル含量の低すぎる
ものは可撓性が低下する。 また、ヒドロキシアルキルビニルエーテル含量
の低すぎるものは、塗膜の機械的強度や密着性が
低下し、逆に高すぎるものは共重合体の溶解性が
変化し、アルコール類などの特定の溶剤にしか溶
解しなくなるため溶剤型塗料ベースとしての適応
性が制約されるので好ましくない。 含フツ素共重合体において、フルオロオレフイ
ンとしては、パーハロオレフイン、特にクロロト
リフルオロエチレンあるいはテトラフルオロエチ
レンが好ましい。 またアルキルビニルエーテルとしては、炭素数
2〜8の直鎖状または分岐状のアルキル基を含有
するもの、特にアルキル基の炭素数が2〜4であ
るものが好適である。 また前記含フツ素共重合体30モル%を越えない
範囲の前記4種の必須構成成分以外の他の共単量
体を含有することが出来る。かかる共単量体とし
ては、エチレン、プロピレン、イソブチレン等の
オレフイン類;塩化ビール、塩化ビニリデン等の
ハロオレフイン類;メタクリル酸メチル等の不飽
和カルボン酸エステル類;酢酸ビニル、n−酪酸
ビニル等のカルボン酸ビニル類;フマル酸、マレ
イン酸、アクリル酸、メタクリル酸等の不飽和カ
ルオン酸類等が挙げられる。 前記含フツ素共重合体は、所定割合の単量体混
合物に重合媒体の共存下あるいは非共存下に重合
開始剤あるいは電離性放射線などの重合開始源を
作用せしめて共重合反応を行わしめることにより
製造される。 このような含フツ素共重合体として、ルミフロ
ンLF100、ルミフロンLF200、ルミフロン
LF210、ルミフロンLF300、ルミフロンLF400、
ルミフロンLF510、ルミフロンLF700(いずれも
旭硝子社製商品名)等が市販されている。 またポリイソシアネートは、1分子中に2個以
上のイソシアネート基を有する化合物であり、硬
化剤として使用される。 該ポリイソシアネートとしては、ヘキサメチレ
ンジイソシアネート、テトラメチレンジイソシア
ネート、イソホロンジイソシアネート、4,4′−
メチレンビス(シクロヘキシルイソシアネート)、
水添ジフエニレンジイソシアネート、水添キシリ
レンジイソシアネート等の、脂肪族または脂肪族
ジイソシアネートあるいはこれらのビユーレツト
体、二量体、三量体あるいはこれらイソシアネー
ト化合物の過剰と、エチレングリコール、グリセ
リン、トリメチロールプロパン、ペンタエリスリ
トール等の低分子ポリオールとの、反応生成物な
どが代表的なものとして挙げられる。 本発明において使用する常温硬化型上塗塗料
は、以上説明したような含フツ素共重合体とポリ
イソシアネートを、ポリイソシアネート中のイソ
シアネート基対含フツ素共重合体中の水酸基の当
量比(NCO/OH)が〔(0.8〜1.6)/1〕の割合
となるように混合したものを主成分とし、これに
キシレン、トルエン、酢酸エチル、酢酸ブチル、
メチルエチルケトン、メチルイソブチルケトン、
n−ヘプタン、n−ヘキサン、酢酸エチレングリ
コールモノエチルエーテル等の通常塗料用として
使用されている各種有機溶剤を配合し、さらに必
要に応じ各種着色顔料、体質顔料、添加剤等を配
合したものからなるものである。 なお、本発明において水性被覆組成物の硬化塗
膜上に該上塗塗料を直接塗装出来るが、上塗塗料
の密着性をさらに向上させるため必要に応じプラ
イマーを介在させてもよい。該プライマーとして
はビスフエノールAとエピクロルヒドリンの縮合
反応で合成されるエポキシ樹脂とその硬化剤を主
成分とする二液型エポキシ樹脂系塗料が良適に使
用出来る。エポキシ樹脂としては市販品としてエ
ピコート#815、#823、%1001、(いずれもシエ
ル化学社製商品名)、エピトートDTY−11×70
{東都化成社製商品名)、アデカレジンEP−5100
−75X、EP−4200(いずれも旭電化工業社製商品
名)、スミエポキシESA−011、ELA−115(いず
れも住友化学工業社製商品名)、アラルダイト
6071、GY252(いずれもチバガイギー社製商品
名)等が挙げられる。 また硬化剤としては通常のポリアミド樹脂、脂
肪族多価アミンあるいは、これらをフエノール樹
脂、エポキシ樹脂等で変性したものが使用出来
る。 なお、硬化剤の使用量はエポキシ樹脂のエポキ
シ基の0.8〜1.2当量になる様使用するのが適当で
ある。二液型エポキシ樹脂系塗料は、これらに名
種有機溶剤を配合し、さらに必要に応じ各種着色
顔料、体質顔料、添加剤等を配合したものからな
る。 次に本発明のセメント製品の製造方法につき説
明する。 プレス成形直後の凹凸表面を有するセメント製
品及び脱型のため一次養生された未硬化の凹凸表
面を有するセメント製品に上記水製被覆組成物を
通常の塗装方法、たとえばスプレー塗装、ローラ
ー塗装、流し塗り等により膜厚約0.5〜10mm程度
に塗装する。 本発明の方法において、塗布された被塗物は次
に養生され硬化される。養生法としてはたとえば
次の様な方法があり、これらのうちいづれを用い
ても又併用してもよい。(1)自然養生(大気雰囲気
で自然養生硬化させる)、(2)水中養生(温度5〜
30℃の水に、2時間以上浸漬し更に必要に応じて
自然養生硬化させる)、(3)蒸気養生(温度40〜60
℃、湿度95〜100%の雰囲気中で2時間以上蒸気
養生し、更に必要に応じて自然養生、オートクレ
ーブ養生硬化させる)。 本発明の方法におけるこれらの養生方法の前処
理としては次の様なものがある。 (1) 未硬化セメント製品に水性被覆組成物を塗布
し、指触乾燥後60〜100℃雰囲気中で5〜60分
加熱乾燥し、上記自然養生、水中養生、蒸気養
生する方法。 (2) 未硬化セメント製品に酢性被覆組成物を塗布
し、30〜50℃雰囲気中で1〜3時間放置後上記
自然養生、水中養生、蒸気養生をする方法。 (3) 未硬化セメント製品に酢性被覆組成物を塗布
し、大気雰囲気中で3時間以上放置後、水中養
生、蒸気養生する方法。 このようにしてセメント製品及び水性被覆組成
物の塗膜を養生硬化させ、次いで必要に応じプラ
イマーを乾燥膜厚約10〜20μになるよう塗装乾燥
させた後、上塗塗料を乾燥膜厚が約15〜70μにな
るようスプレー塗装、ローラー塗装、ハケ塗装等
により塗装し常温乾燥又は100℃以下の温度にて
強制乾燥させる。 <発明の効果> 本発明の方法により凹凸表面を有する未硬化セ
メント製品にただちに水性被覆組成物を塗装し、
かつ同時に養生硬化させるため、工場ライン塗装
可能であり、施工時間が短縮出来る。 また本発明の方法により、タレ、ワレ等を生ず
ることなくそれ故凹凸表面の形状が損なわれるこ
となく厚膜塗装が可能であり、かつ長期耐久性、
密着性、耐アルカリ性の優れた塗膜が得られる。 <実施例> 以下本発明を実施例により、さらに詳述する。 なお、「部」、「%」は重量基準を示すものであ
る。 <含フツ素共重合体溶液の調製> () 含フツ素共重合体溶液(a)の調製 テトラフルオロエチレン50モル%、シクロ
ヘキシルビニルエーテル25モル%、エチルビ
ニルエーテル12モル%、ヒドロキシブチルビ
ニルエーテル13モル%からなる単量体を、特
開昭57−34107号公報に記載の方法に従つて
重合し、含フツ素共重合体(Tg45℃、水酸
基価68)の50%キシレン溶液を調製した。
〔以下含フツ素共重合体溶液(a)という〕 () 含フツ素共重合体溶液(b)の調製 クロロトリフルオロエチレン52モル%、シ
クロヘキシルビニルエーテル17モル%、エチ
ルビニルエーテル22モル%、ヒドロキシブチ
ルビニルエーテル9モル%からなる単量体を
特開昭57−34107号公報に記載の方法に従つ
て重合し、含フツ素共重合体(Tg35、水酸
基価40)の50%キシレン溶液を調製した。
〔以下含フツ素共重合体溶液(b)という〕 <上塗塗料の調製> () 上塗塗料(A)の調製 含フツ素共重合体溶液(a)100部、キシレン
10部からなる主剤成分とヘキサメチレンジイ
ソシアネートの三量体〔「コロネートEH」
(日本ポリウレタン社製商品名)〕12部、酢酸
ブチル12部からなる硬化剤成分を塗装直前に
混合し上塗料を調製した。 〔以下上塗塗料(A)という〕 () 上塗塗料(B)の調製 含フツ素共重合体溶液(a)100部、キシレン
10部からなる主剤成分と「コロネートEH」
7部、酢酸ブチル7部からなる硬化剤成分を
塗装直前に混合し、上塗塗料を調製した。 〔以下上塗塗料(B)という〕 <プライマーの調製> ビスフエノールA型エポキシ樹脂の70%溶液
〔「エピコート#1001」(シエル化学社製商品名)〕
100部、二酸化チタン5部、タルク40部、有機ベ
ントナイト0.5部、キシレン10部からなる主剤成
分とポリアミド樹脂〔「トーマイド#410」(富士
化成工業社製商品名)〕18部、キシレン12部から
なる硬化剤成分を、塗装直前に混合し、プライマ
ーを調製した。 実施例1〜4及び比較例1〜6 第1表の水性被覆組成物を、平均高低差約7mm
の波形の凹凸表面を有するようセメント組成物を
プレス成形した未硬化セメント板の表面に、乾燥
膜厚約2.0mmになるよう吹付塗布し、第1表に示
す養生法によりセメント板及び塗膜を養生硬化せ
しめた。 なお、表中の自然養生は大気中に10日間放置、
水中養生は20℃の水中に1日浸漬後1週間大気中
に放置、蒸気養生は温度40℃、湿度98%中に12時
間放置の条件下で行なつた。 次いで実施例1、4及び比較例1〜5について
はプライマーを乾燥膜厚約15μになるように吹付
塗布し、自然乾燥せしめた。 次いで実施例1〜4及び比較例1〜5について
第1表の上塗塗料を乾燥膜厚約30μになるよう吹
付塗布し、30、2時間乾燥せしめた。 なお、比較例6は、プライマー、上塗塗料を塗
装しなかつたものである。 得られた着色セメント板の密着性、エフロレツ
センス促進、凍結融解サイクル、促進耐候性、塗
膜外観の各試験結果を第1表下段に示した。なお
試験方法及び評価は下記の通り行なつた。 (1) 密着性 試験方法:塗膜の2mmゴバン目セロフアンテー
プハクリ試験 評 価:◎…50/50、○…49/50〜40/50、×
…39/50以下 (2) エフロレツセンス促進試験 試験方法:飽和消石灰雰囲気にて〔5℃×16時
間→20℃×8時間〕30サイクル 評 価:◎…全く異常なし、○…極く一部異常
あり、×…全面異常あり (3) 凍結融解サイクル試験 試験方法:〔−20℃×16時間凍結→室温×8時
間〕40サイクル 評 価:◎…全く異常なし、○…極く一部異常
あり、×…全面異常あり(ワレ有) (4) 促進耐候性試験 試験方法:サンシヤインカーボン500時間照射 評 価:◎…全く異常なし、○…極く一部異常
あり、×…全面異常あ(チヨーキング有) (5) 塗膜外観 試験方法:目視判定(但し、養生硬化後の水性
被覆組成物塗膜を判定) 評 価:◎…均一塗膜形成、◎…極く一部タ
レ、ワレ発生、×…多くタレ、ワレ発生 第1表より明らかな如く本発明の方法により得
られた塗膜は優れた塗膜性能を有していた。一方
水性被覆組成物としてセメントを過剰に添加した
比較例1、中空状無機物粉末を含まない比較例
2、エポキシ樹脂を含まない比較例3、アクリル
樹脂を含まない比較例4はいずれも耐エフロレツ
センス性、耐凍結融解性等が悪く、またアクリル
樹脂の代りに酢酸ビニル樹脂を使用した比較例5
及び上塗塗料を塗布しない比較例6は耐候性が悪
い結果が得られた。
【表】
【表】

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 凹凸表面を有する未硬化セメント製品の表面
    に、下記の成分: (a) () アクリル酸又はメタクリル酸アルキル
    エステルの共重合エマルジヨン樹脂(アルキ
    ル基は炭素数1〜8を有する)固形分
    …2〜15重量% () ビスフエノール型エポキシエマルジヨン
    樹脂固形分 …1〜5重量% () 平均粒径30〜300μの中空状無機物粉末
    …10〜40重量% () セメント …20〜60重量% () 前記ビスフエノール型エポキシエマルジ
    ヨン樹脂()の0.8〜1.2当量のポリアミド
    樹脂又は脂肪族多価アミン硬化剤、及びさら
    に必要に応じ充填剤、添加剤からなり、かつ
    〔()+()〕/()の重量比が0.15〜
    0.28の範囲である混合物100重量部 ならびに (b) 水15〜70重量部、 からなる粘度50〜500ポイズの水性被覆組成物
    を塗布し、前記セメント製品及び塗膜を同時に
    養生硬化せしめ、次いで 水酸基を有する含フツ素共重合体とポリイソ
    シアネート化合物を主成分とする上塗塗料を上
    塗塗装することを特徴とする、凹凸表面を有す
    るセメント製品の製造方法。
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