JPH0464271B2 - - Google Patents

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JPH0464271B2
JPH0464271B2 JP63333882A JP33388288A JPH0464271B2 JP H0464271 B2 JPH0464271 B2 JP H0464271B2 JP 63333882 A JP63333882 A JP 63333882A JP 33388288 A JP33388288 A JP 33388288A JP H0464271 B2 JPH0464271 B2 JP H0464271B2
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JP
Japan
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light
pulsation
amount
vein
receiving means
Prior art date
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JP63333882A
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JPH02174853A (ja
Inventor
Takashi Oono
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Akai Electric Co Ltd
Original Assignee
Akai Electric Co Ltd
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Publication date
Application filed by Akai Electric Co Ltd filed Critical Akai Electric Co Ltd
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Publication of JPH02174853A publication Critical patent/JPH02174853A/ja
Publication of JPH0464271B2 publication Critical patent/JPH0464271B2/ja
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、静脈の位置を簡単な操作で正確かつ
迅速に確認できるとともに、その静脈に血液が充
分に流れているか否かを確認できるようにした静
脈探査装置に関するものである。
(従来の技術) 医師または看護婦が患者に対して静脈注射や点
滴を行なうためには、まず注射針やカテーテルを
穿刺する患者の静脈の正確な位置を確認できなけ
ればならない。そして、内腕関節付近は比較的に
脂肪層が薄く、静脈の確認が比較的容易である。
そこで、通常、上腕部をゴムバンド等で絞めて静
脈の血行を停止させ、静脈を血圧により浮き出さ
せてより正確な位置の確認がなされる。
(発明が解決しようとする課題) ところで、脂肪層が厚いほど静脈の位置を確認
することが困難であり、上記ゴムバンド等を用い
ても確認できない場合もある。このように単にゴ
ムバンドで上腕部を絞めただけでは静脈の位置が
確認できないときには、従来では腕を温めたり針
先で静脈を探る方法が採用されるが、熟練度を要
求されるとともに患者に大きな苦痛を与えるとい
う不具合があつた。さらに、入院患者に対して夜
間に行なわれる定期的処置のさいには、薄暗がり
の中で行なうために一層の困難さが伴なう。ま
た、緊急に処置を行なうときにも困難が伴なう。
さらに、ときには血栓等の原因によつて探し出さ
れた静脈に血液が充分に流れていない場合もあ
る。そこで、静脈注射や点滴を行なう静脈に血液
が流れていることが確認できることが望ましい。
本発明は、上記した従来の静脈の位置の確認に
関する事情に鑑みてなされたもので、簡単な操作
で正確かつ迅速に静脈の位置を確認できるととも
に、その静脈に血液が流れているか否かを確認で
きるようにした静脈探査装置を提供することを目
的とする。
(課題を解決するための手段) かかる目的を達成するために、本発明の静脈探
査装置は、以下のごとく構成されている。
まず、本発明の静脈探査装置は、皮膚を透過す
るとともに静脈内の血液によつて吸光される波長
光を狭い範囲に照射する発光手段と、この発光手
段を挟んで両側に配置されて反射光を受光する2
つの受光手段と、これらの2つの受光手段の受光
量に応じた出力を比較する比較手段と、この比較
手段の出力に応じて前記2つの受光手段のいずれ
の受光量が強いかまたは同じかを表示する位置表
示手段と、すくなくとも1つの前記受光手段の受
光量に応じた出力から脈動成分を検出する脈動検
出手段と、この脈動検出手段の出力に応じて前記
脈動成分の有無を表示する脈動表示手段と、を備
えて構成されている。そして、前記2つの受光手
段の受光量が同じときに、前記脈動検出手段を動
作させるように構成しても良い。
また、本発明の静脈探査装置は、皮膚を透過す
るとともに静脈内の血液によつて吸光される波長
光を狭い範囲に照射する発光手段およびこの発光
手段を挟んで両横側に配置されて反射光を受光す
り2つの受光手段からなる光学的検出手段を、筐
体の先端部に前記発光手段が前後方向に一列とな
るように複数組配列し、これらの複数組の光学的
検出手段の前記2つの受光手段の受光量に応じた
出力を比較する比較手段をそれぞれに設け、これ
らの比較手段の出力に応じて前記2つの受光手段
のいずれの受光量が弱いかまたは同じかを表示す
る位置表示手段をそれぞれに設け、さらにすくな
くとも1つの前記受光手段の受光量に応じた出力
から脈動成分を検出する脈動検出手段を設け、こ
の脈動検出手段の出力に応じて前記脈動の有無を
表示する脈動表示手段を設けて構成しても良い。
そして、複数組の前記2つの受光手段の受光量が
いずれも同じときに、前記脈動検出手段を動作さ
せるように構成することもできる。
さらに、本発明の静脈探査装置は、皮膚を透過
するとともに静脈内の血液によつて吸光される波
長光を狭い範囲に照射する1つの発光手段および
この発光手段を中心に挟んで対向するように放射
状に配置されて反射光を受光する複数対の受光段
とからなる光学的検出手段を設け、前記対向する
対の受光手段の受光量に応じた出力を比較する比
較手段をそれぞれに設け、これらの比較手段の出
力に応じて前記対の受光手段の受光量が相違する
ときに2つの表示素子の一方を点灯し他方を消灯
していずれの受光量が弱いか表示するとともに受
光量が同じときに双方の表示素子を点灯する検出
表示手段を前記発光手段の対の個数だけ設け、さ
らにすくなくとも1つの前記受光手段の受光量に
応じた出力から脈動成分を検出する脈動検出手段
を設け、この脈動検出手段の出力に応じて前記脈
動成分の有無を表示する脈動表示手段を設けて構
成しても良い。そして、所定の一対の受光手段の
受光量が同じときに、前記脈動検出手段を動作さ
せるように構成することもできる。
(作用) まず、発光手段から照射された光は、皮膚を透
過して静脈内の血液で吸光される。また、静脈に
照射されない光は、脂肪層等の人体組織により反
射され、この反射光が再度皮膚を透過して受光手
段に受光される。そして、静脈に対する2つの受
光手段の位置によつて、反射光の光量が変化し、
2つの受光手段の受光量が相違する。すなわち、
静脈と他の組織との吸光特性の違いによる反射光
の光量の相違で、静脈の位置が確認し得る。そこ
で、この2つの受光手段による受光量が相違すれ
ば、受光量の弱い受光手段に対応する位置表示手
段で表示して、静脈の位置がずれていることを示
す。また、2つの受光手段による受光量が同じで
あれば、これを位置表示手段で表示して静脈の位
置が本装置の中心に一致していることを示す。さ
らに、静脈に血液が流れていば、脈摶による血液
の流速の変化によつて受光手段の受光量に脈搏に
応じた脈動成分が含まれる。そこで、受光手段の
受光量に応じた出力から脈動検出手段で脈動成分
を検出する。すると、静脈に血液が充分に流れて
いて所定レベル以上で脈動成分が検出できれば、
脈動表示手段が点灯されて探し出された静脈に血
液が流れていることを示す。そして、2つの受光
手段の受光量が同じときに、脈動検出手段を動作
させるならば、静脈に本装置の位置が一致したと
きに、その静脈に血液が流れているか否かを判別
表示する。
また、筐体の先端部に発光手段が前後方向に一
列となるように光学的検出手段を複数組配列し、
それぞれに位置表示手段を設けるならば、すべて
の位置表示手段で2つの受光手段の受光量が同じ
であることが表示されたときに、静脈の位置と方
向に対して、本装置の位置と方向が一致してい
る。また、脈動表示手段の点灯の有無により、探
し出された静脈に血液が流れているか否かを示
す。そして、複数組の2つの受光手段で受光量が
いずれも同じときに、脈動検出手段を動作させる
ならば、静脈に本装置の位置と方向が一致したと
きに、その静脈に血液が流れているか否かを判別
表示する。
さらに、1つの発光手段を中心に挟んで対向す
るように放射状に配置された複数対の受光手段を
設け、対の受光手段の受光量が相違すると2つの
表示素子の一方を点灯させ他方を消灯させるとと
もに受光量が同じときに双方の表示素子を点灯さ
せる検出表示手段をそれぞれに設けるならば、静
脈の位置と方向に一致した対の受光手段に対応し
た検出表示手段の双方の表示素子が点灯される。
また、脈動表示手段により、探し出された静脈に
血液が流れているか否かを示す。そして、所定の
一対の受光手段の受光量が同じときに前記脈動検
出手段を動作させるならば、所定の一対の受光手
段を結ぶ線に静脈の位置と方向が一致したとき
に、その静脈に血液が流れているか否かを判別表
示する。
(実施例) 以下、本発明の実施例を第1図ないし第7図を
参照して説明する。第1図は、本発明の静脈探査
装置の一実施例の回路図であり、第2図は、本発
明の静脈探査装置の外観斜視図であり、第3図
は、第2図の筐体先端部分のA−A矢視断面図で
あり、第4図は、第2図の筐体先端部分のB−B
矢視断面図であり、第5図ないし第7図は、静脈
に対する第1図に示す本装置の位置によつて表示
がそれぞれ異なることを示す図である。
まず、第2図ないし第4図において、本発明の
静脈探査装置は、小型で携帯できる細長い筐体1
の先端部に、赤色ないし赤外線領域の波長光
(700nm〜2000nm)を発光する発光手段としての
LEDまたはランプ等の発光素子2が先端前方を
照射するように中央に配列される。また、筐体1
の先端部で、この発光素子2を挟んで両側に、赤
色ないし赤外線領域の波長光を受光する受光手段
としてのフオトトランジスタまたはフオトダイオ
ード等の受光素子3,3が配列される。そして、
発光素子2および受光素子3,3は、図示しない
光学レンズを備え、発光素子2は狭い範囲をスポ
ツト的に照射し、受光素子3,3は所定方向から
の反射光のみを受光するよう図られる。これらの
受光素子3,3は、発光素子2の照射方向に対し
て交差するように光軸に若干の角度を持たせて、
静脈以外の他の組織による反射光のみを効率良く
受光できるように配置される。
そして、筐体1には、駆動電源用の電池4が容
易に交換し得るように収納される。また、筐体1
の外周壁には、電池4の駆動電源を供給制御する
ための電源操作スイツチ5と、本装置と静脈との
位置の関係を表示する位置表示手段としての
LEDまたはランプ等の表示素子6,6,6が配
置される。さらに、筐体1の先端部の外周壁中央
に本装置の中心を示す矢印7が刻印されるととも
に、静脈に血液が充分に流れているか否かを表示
する脈動表示手段としての表示素子8が配置さ
れ、さらに本装置をポケツトやカルテ等に挟むた
めのクリツプ9が設けられる。そしてさらに、筐
体1は、樹脂等により成形されるとともに防水構
造とされ、容易に洗浄および消毒できるように構
成される。
次に、第1図により本装置の回路を説明する。
第1図において、発光素子2としてのLED10
のアノードと受光素子3,3としてのフオトトラ
ンジスタ11,12のコレクタが電圧+Vに接続
される。そして、LED10のカソードは抵抗を
介して接地される。また、フオトトランジスタ1
1,12のエミツタは、それぞれトランジスタ1
3,14のベースに接続される。これらのトラン
ジスタ13,14のコレクタは電圧+Vに接続さ
れる。一方のトランジスタ13のエミツタは、抵
抗を介して接地されるとともに、別の抵抗を介し
て差動アンプ15の−入力端子に接続される。ま
た、他方のトランジスタ14のエミツタは、抵抗
を介して接地されるとともに、別の抵抗を介して
差動アンプ15の+入力端子に接続される。この
差特アンプ15の+入力端子は、電圧+Vと−V
が両端に接続されたオフセツト調整用の可変抵抗
器の摺動子が接続される。また、差動アンプ15
の−入力端子と出力端子は、帰還抵抗を介して接
続される。なお、LED10により発光手段16
が構成され、フオトトランジスタ11,12およ
びトランジスタ13,14で2つの受光手段1
7,18が構成され、差動アンプ15を含んで比
較手段19が構成される。
さらに、差動アンプ15の出力端子は、5Hzを
遮断周波数とするローパスフイルタ20に接続さ
れる。そして、このローパスフイルタ20の出力
端子は、抵抗を介して表示素子6,6としての逆
並列接続されたLED21,22の一端に接続さ
れ、これらのLED21,22の他端は接地され
る。
また、ローパスフイルタ20の出力端子は、2
つの差動アンプ23,24の−入力端子と+入力
端子にそれぞれ接続される。これらの差動アンプ
23,24の他方の+入力端子と−入力端子は、
電圧+Vと−Vが両端に接続された検出幅調整用
の可変抵抗器の摺動子がそれぞれ接続される。そ
して、2つの差動アンプ23,24の出力端子
は、ダイオード25,26をそれぞれ順方向に介
して接続され、その接続点がさらに抵抗を介して
トランジスタ27のベースに接続される。このト
ランジスタ27のベースは抵抗を介して接地さ
れ、エミツタも接地され、コレクタは抵抗を介し
て電圧+Vに接続されるとともに、別の抵抗を介
して表示素子6としてのLED28のアノードに
接続される。このLED28のカソードは接地さ
れる。なお、差動アンプ23,24とダイオード
25,26およびトランジスタ27を含んでウイ
ンドコンパレータ29が構成される。また、
LED28を中心にして左右にLED21,22が
配置されて位置表示手段30が構成される。
さらに、一方の受光手段18のトランジスタ1
4のエミツタが、開閉手段31を介してバンドパ
スフイルタ32に接続される。この開閉手段31
は常開接点であり、ウインドコンパレータ29の
トランジスタのコレクタの電圧が制御電圧として
与えられ、“H”レベルが与えられると閉成され
る。そして、バンドパスフイルタ32は、受光手
段18の受光量に応じた出力に含まれる脈動成分
(例えば1〜3Hz)を抽出する。そして、このバ
ンドパスフイルタ32の出力端が整流器33を介
して比較器34の+入力端子に接続される。この
比較器3の−入力端子に、一端が接地され、他端
に電圧+Vが接続された基準電圧設定用の可変抵
抗器の摺動子が接続される。さらに、比較器34
の出力端子は、脈動表示手段35の表示素子8と
してのLED36のアノードに接続される。この
LED36のカソードは接地される。なお、開閉
手段31とバンドパスフイルタ32と整流器33
および比較器34を含んで脈動検出手段37が構
成される。
かかる構成からなる本発明の静脈探査装置の動
作を、第5図ないし第7図を参照して以下説明す
る。
まず、筐体1の先端部を例えば内腕関節付近の
静脈38上と思われる皮膚に当接して、電源操作
スイツチ5を投入する。すると、発光素子2とし
てのLED10から赤色ないし赤外線領域の波長
光が皮膚にスポツト的に照射され、皮膚を透過し
て静脈38または他の組織を照射する。ここで、
静脈38内を流れる血液に含まれる還元ヘモグロ
ビンによつて照射された照射光が吸光される。ま
た、他の組織に照射された照射光は反射されて、
再び皮膚を透過して受光素子3,3としてのフオ
トトランジスタ11,12に受光される。
ところで、皮膚に照射される光は、波長によつ
て皮膚を透過しまたは吸収され、さらに表面で反
射される性質が著しく相違する。そして、近紫外
光では角質層での吸収が大きく、また可視光では
皮膚の表面での反射が大きい。さらに、赤色ない
し赤外線領域の波長光(700nm〜2000nm)は比
較的に皮膚による吸収および反射が少なく、真皮
を透過し易い。そして、波長が比較的大きい赤外
線(3000nm)程度になると、再び角質層での吸
収が大きくなる。ところで、赤色ないし赤外線領
域の波長光に対して、脂肪層等の他の人体組織は
反射特性を有するが、静脈38内の血液は特異な
吸光特性を有する。このために、赤色ないし赤外
線領域の波長光を照射することで、静脈31と他
の組織からの反射光の光量の差が最も大きくな
る。
また、静脈38内を流れる血液は、脈摶に応じ
て流速が変化する。このために、反射光の光量が
脈動し、受光量に応じた出力もこの脈動成分を含
む。脈摶は通常1分間に70回程度であり、息を切
らせた状態でも200回以下である。すなわち、脈
動成分は1〜3Hz程度であり、脈動成分がバンド
パスフイルタ32により抽出でき、所定レベル以
上の脈動成分の有無により静脈38内に血液が充
分に流れているか否かが判別し得る。
そこで、仮に本装置が、第5図aのごとく、静
脈38から若干左にずれており、右側のフオトト
ランジスタ11の受光量が、左側のフオトトラン
ジスタ12の受光量より大幅に小さいと、差動ア
ンプ15から大きなプラス電圧が出力され、ロー
パスフイルタ20を介してウインドコンパレータ
29と表示素子6,6としてのLED21,22
に与えられる。ここで、出力電圧の絶対値が大き
いためウインドコンパレータ29のトランジスタ
27のコレクタは“L”レベルであつてLED2
8は点灯しない。また、ローパスフイルタ20の
出力がプラス電圧であるので、順方向電圧が与え
られる右側に配置された一方のLED21のみが、
第5図bのごとく、点灯される。そして、この右
側に配置されたLED21の点灯により、本装置
が静脈38から若干左にずれていることが確認で
きる。ここで、ウインドコンパレータ29の出力
は“L”レベルで開閉手段31が閉成されないの
で、脈動検出手段37は動作せず、LED36は
点灯しない。
そこで、第6図aのごとく、本装置を右側に若
干移動して静脈38と位置が一致すると、2つの
フオトトランジスタ11,12の受光量は等しい
とともに弱く、差動アンプ15からは零または極
めて小さい出力電圧が出力される。このために、
ローパスフイルタ20からも零または極めて小さ
い出力電圧が出力される。そして、LED21,
22は、印加される電圧が零または小さ過ぎて点
灯しない。また、ウインドコンパレータ29のト
ランジスタ27のコレクタは“H”レベルとな
り、表示素子6としての中央に配置されたLED
28に順方向電圧が与えられて、第6図bのごと
く、点灯する。この中央に配置されたLED28
の点灯により、本装置が静脈38上の位置にある
ことが簡単に確認できる。
そして、ウインドコンパレータ29の“H”レ
ベルの出力で開閉手段31が閉成される。ここ
で、静脈38内を血液が充分に流れているなら
ば、フオトトランジスタ12の受光量に脈動成分
が含まれており、この脈動成分がバンドパスフイ
ルタ32で抽出される。この抽出された脈動成分
が整流器33で整流され、さらに比較器34で基
準電圧と比較される。そこで、所定レベル以上の
脈動成分が含まれているならば、比較器34から
プラス電圧が出力され、脈表示手段35としての
LED36が点灯される。したがつて、位置表示
手段30のLED28が点灯されて、静脈38上
に本装置が位置する状態において、脈動表示手段
35のLED36が点灯すれば、その探し出され
た静脈38に血液が円滑に流れており、LED3
6が点灯しないならば、その静脈38に血液が充
分に流れていないことが判別できる。
さらに、第7図aのごとく、本装置を静脈38
からさらに若干右側に移動させれば、左側のフオ
トトランジスタ12の受光量が、右側のフオトト
ランジスタ11の受光量より大幅に小さくなる。
このために、差動アンプ15から大きなマイナス
電圧が出力され、ローパスフイルタ20を介して
ウインドコンパレータ29とLED21,22に
与えられる。ここで、出力電圧の絶対値が大きい
ために、ウインドコンパレータ29のトランジス
タ27のコレクタは“L”レベルで、LED28
は点灯しない。また、ローパスフイルタ20の出
力がマイナス電圧であるので、順方向電圧が与え
られる左側に配置された他方のLED22のみが、
第7図bのごとく、点灯される。そして、この左
側に配置されたLED22の点灯により、本装置
が静脈38から若干右にずれていることが確認で
きる。ここで、開閉手段31は開成状態のままで
あり、LED36は点灯しない。
このように、本装置を静脈38を横切るように
移動させ、位置表示手段30のLED28が点灯
する位置で停止させれば本装置の矢印7の下に静
脈38が存在することが簡単な操作で、正確かつ
迅速に確認できる。しかも、位置表示手段30の
LED28が点灯した状態で、脈動表示手段35
のLED36が点灯すれば、静脈38に充分に血
液が流れていることが確認できる。また、LED
36が点灯しなければ、探し出されたその静脈3
8には充分に血液が流れていないことが確認でき
る。
なお、ローパスフイルタ20は商用周波電圧で
点灯される室内照明灯等の外来光が雑音として出
力されるのを防止するように作用する。
第8図ないし第15図は、本発明の静脈探査装
置の他の実施例を示す図である。第8図は、本発
明の他の静脈探査装置の他の実施例のブロツク回
路図であり、第9図は、第8図の他の実施例の静
脈探査装置の外観斜視図であり、第10図は、第
9図の筐体先端部分のC−C矢視断面図であり、
第11図は、第9図の筐体先端部のD矢視図であ
り、第12図ないし第15図は、静脈に対する第
8図に示す本装置の位置および方向によつて表示
がそれぞれ異なることを示す図である。第8図な
いし第15図において、第1図ないし第7図と同
一部材等には同一符号を付けて重複する説明を省
略する。
まず、第9図ないし第11図において、筐体1
の先端部に、発光素子2とこれを挟んで配置され
る2つの受光素子3,3からなる光学的検出手段
が、発光素子2,2,2を前後方向に一列として
3組配列される。そして、これらの光学的検出手
段は、相互に与える影響が少なくなるように隔壁
1a,1aで隔てられる。また、3組の光学的検
出手段に対応して、筐体1の外周壁に3組の位置
表示手段30a,30b,30cがマトリツクス
状に配列される。すなわち、筐体1の前側に配列
された光学的検出手段に対応する位置表示手段3
0aが先端側で、中央に配列された光学的検出手
段に対応する位置表示手段30bが中央で、後側
に配列された光学的検出手段に対応する位置表示
手段3,3が後端側で、しかも対の2つの受光素
子3,3が同じ受光量で点灯するLED28a,
28b,28cが前後方向に一列となるように配
列される。
次に、第8図によりブロツク回路を説明する。
第8図において、筐体1の先端部の前側に配列さ
れた光学的検出手段により受光手段16aと2つ
の受光手段17a,18aが設けられ、受光手段
17a,18aの出力が比較手段19aに与えら
れる。そして、比較手段19aの出力がローパス
フイルタ20aを介してウインドコンパレータ2
9aと位置表示手段30aのLED21a,22
aに与えられる。さらに、ウインドコンパレータ
29aの出力が位置表示手段30aのLED28
aに与えられる。同様に、筐体1の先端部の中央
に配列された光学的検出手段に対応して、発光手
段16bと2つの受光手段17b,18bと比較
手段19bとローパスフイルタ20bとウインド
コンパレータ29bおよび位置表示手段30bが
設けられる。さらに、筐体1の先端部の後側に配
列された光学的検出手段に対応して、発光手段1
6cと2つの受光手段17c,18cと比較手段
19cとローパスフイルタ20cとウインドコン
パレータ29cおよび位置表示手段30cが設け
られる。
そして、3つのウインドコンパレータ29a,
29b,29cの出力がみなアンド回路39に与
えられ、このアンド回路39の出力が開閉手段3
1に制御信号として与えられる。また、中央の光
学的検出手段に対応する1つの受光手段17bの
出力がバンドパスフイルタ32に与えられ、その
抽出された出力が整流器33を介して開閉手段3
1に与えられる。さらに、開閉手段31の出力が
比較器34に与えられて基準電圧と比較され、比
較出力が脈動表示手段35のLED36に与えら
れる。
かかる構成において、筐体1の先端部を例えば
内腕関節付近の静脈38上と思われる皮膚に当接
して電源操作スイツチ5を投入する。すると、仮
に本装置が第12図aのごとく、静脈38から若
干左にずれていれば、筐体1の右側に配列された
受光手段17a,17b,17cの受光量が弱
く、第12図bのごとく、位置表示手段30a,
30b,30cの右側に配列されたLED21a,
21b,21cがともに点灯される。ここで、3
つのウインドコンパレータ29a,29b,29
cからはいずれも“L”レベルが出力され、アン
ド回路39から“L”レベルが出力される。そこ
で、開閉手段31は開成状態のままであり、脈動
検出手段37は動作せず、脈動表示手段35の
LED36は点灯されない。
また、本装置が、第13図aのごとく、静脈3
8から若干左でしかも方向が一致せず、筐体1の
先端部前側の右側の受光手段17aのみが静脈3
8の上にあるとすれば、この受光手段17aの受
光量のみが弱く、第13図bのごとく、前側の位
置表示手段30aの右側のLED21aのみが点
灯する。ここでも、開閉手段31は開成状態のま
まであり、脈動表示手段35のLED36は点灯
しない。
ところで、第13図aのごとき本装置の位置に
あつては、中央と後側の光学的検出手段に対応す
る2対の受光手段17b,18bおよび17c,
18cは、いずれも静脈38上になく、大きな反
射光を受光する。そして、対応する部分の組織構
造の僅かな違いによつて、受光量に幾分の差を生
じる。そこで、比較手段19b,19cから差に
応じた小さな電圧が出力されるが、位置表示手段
30b,30cのLED21b,22b,および
21c,22cを点灯させるには電圧が小さ過
ぎ、またウインドコンパレータ29b,29cの
出力を“H”レベルとするには大き過ぎてLED
28b,28cはいずれも点灯されない。
さらに、本装置を若干右に移動させて、第14
図aのごとく、静脈38上に筐体1先端部の中心
が一致するが方向が一致していないとすれば、前
側の光学的検出手段の左側の受光手段18aと後
側の光学的検出手段の右側の受光手段17cが静
脈38上に位置して受光量が弱く、前側の位置表
示手段30aの左側のLED22aと後側の位置
表示手段30cの右側のLED21cが点灯され
る。また、中央に配列される光学的検出手段の左
右の受光手段17a,18bは、同じ弱い受光量
であつて、比較手段19bから零または極めて小
さい電圧が出力される。そこで、ウインドコンパ
レータ29bは“H”レベルを出力し、中央の位
置表示手段30bの中央のLED28bが点灯さ
れる。したがつて、第14図bのごとき点灯状態
となる。ここでも、ウインドコンパレータ29a
と29cは“L”レベルの出力であり、開閉手段
31は開成状態のままであり、脈動検出手段37
は動作しない。
そしてさらに、第15aのごとく、本装置の方
向を調整して静脈38に位置と方向の双方を一致
させれば、前側と中央と後側のすべての対の受光
手段17a,18aと17bと17bおよび17
c,18cはそれぞれ同じ弱い受光量となり、そ
れぞれに比較手段19a,19b,19cから零
または極めて小さい電圧が出力される。そこで、
3つのウインドコンパレータ29a,29b,2
9cはそれぞれに“H”レベルを出力させて、い
ずれの位置表示手段30a,30b,30cも中
央のLED28a28b,28cが、第15図b
のごとく点灯される。さらに、アンド回路39か
ら“H”レベルが出力されて開閉手段31が閉成
され、脈動検出手段37が動作状態となる。ここ
で、受光手段17bの受光量に所定レベル以上の
脈動成分が含まれていれば、バンドパスフイルタ
32で抽出されて比較器34からプラス電圧が出
力され、脈動表示手段35のLED36が第15
図aのごとく点灯される。
このように、複数組の光学的検出手段を発光手
段が前後方向に一列となるように配列し、それぞ
れに位置表示手段30a,30b,30cを設け
たので、位置表示手段30a,30b,30cの
中央のLED28a,28b,28cが点灯する
ように本装置の位置と方向を調整することによつ
て矢印7の下に矢印7の方向で静脈38が走つて
いることが確認し得る。しかも、本装置が静脈3
8の位置と方向と一致したときに脈動検出手段3
7が動作し、脈動表示手段35のLED36が点
灯すれば、その静脈38に血液が充分に流れてい
ることが確認できる。そして、LED36が点灯
しなければ、その静脈38は血液の流れが停止し
ているかまたは充分に流れていないことが判別で
きる。
第16図ないし第22図は、本発明の静脈探査
装置のさらに他の実施例を示す図である。第16
図は、本発明の静脈探査装置のさらに他の実施例
のブロツク回路図であり、第17図は、第1図の
静脈探査装置の外観斜視図であり、第18図は、
第17図の筐体先端部のE矢視図であり、第19
図ないし第22図は、静脈に対する第16図に示
す本装置の位置および方向によつて表示がそれぞ
れ異なることを示す図である。第16図ないし第
22図において、第1図ないし第15図と同一部
材には同一符号を付けて重複する説明を省略す
る。
まず、第17図および第18図において、筐体
1の先端部の中央に発光素子40が配置され、こ
の発光素子40を中心に挟んで対向するように放
射状で4対の受光素子41〜48が配置される。
これらの受光手段41〜48および発光素子40
によつて光学的検出手段が構成されている。そし
て、筐体1の外周壁に1つのLED49を中心に
挟んで対向するように放射状で8個のLED50
〜57が配置される。
次に、第16図により本装置のブロツク回路を
説明する。中央に配置された発光素子40を含む
発光手段58と、受光素子41〜48をそれぞれ
に含む第1ないし第8の受光手段59〜66とが
設けられる。そして、第1の受光手段59の出力
とこれと対となる第5の受光手段63の出力が第
1の比較手段77で比較され、その差に応じた出
力が第1のローパスフイルタ78に与えられる。
また、第2の受光手段60の出力とこれと対にな
る第6の受光手段64の出力が第2の比較手段7
9で比較され、その差に応じた出力が第2のロー
パスフイルタ80に与えられる。そして、第3の
受光手段61の出力とこれと対となる第7の受光
手段65の出力が第3の比較手段81で比較さ
れ、その差に応じた出力が第3のローパスフイル
タ82に与えられる。そしてさらに、第4の受光
手段62の出力とこれと対となる第8の受光手段
66の出力が第4の比較手段83で比較され、そ
の差に応じた出力が第4のローパスフイルタ84
に与えられる。
そして、第1のローパスフイルタ78の出力
が、第1のウインドコンパレータ85と第1の切
換手段86の常閉接点に与えられる。この第1の
切換手段86は、第1のウインドコンパレータ8
5の“H”レベルの出力で常開接点に切り換えら
れ、共通接点の出力が逆並列接続されたLED5
0,54を含む第1の検出表示手段87に与えら
れる。また、第2のローパスフイルタ80の出力
が、第2のウインドコンパレータ88第2の切換
手段89の常閉接点に与えられる。この第2の切
換手段89は、第2のウインドコンパレータ88
の“H”レベルの出力で常開接点に切換えられ、
共通接点の出力が逆並列接続されたLED51,
55を含む第2の検出表示手段90に与えられ
る。そして、第3のローパスフイルタ82の出力
が、第3のウインドコンパレータ91と第3の切
換手段92の常閉接点に与えられる。この第3の
切換手段92は、第3のウインドコンパレータ9
1の“H”レベルの出力で常開接点に切り換えら
れ、共通接点の出力が逆並列接続したLED52,
56を含む第3の検出表示手段93に与えられ
る。そしてさらに、第4のローパスフイルタ84
の出力が、第4のウインドコンパレータ94と第
4の切換手段95の常閉接点に与えられる。この
第4の切換手段95は、第4のウインドコンパレ
ータ94の“H”レベルの出力で常開接点に切り
換えられ、共通接点の出力が逆並列接続された
LED53,57を含む第4の検出表示手段96
に与えられる。これらの第1ないし第4の切換手
段86,89,92,95の常開接点には、それ
ぞれ交流電圧が与えられる。さらに、第1ないし
第4のウインドコンパレータ85,88,91,
94の出力がオア回路97に与えられ、その出力
が中心に配置されるLED49を含む中央表示手
段98に与えられる。
さらに、第1の受光手段59の出力が開閉手段
31を介して1〜3Hzを通過させるバンドパスフ
イルタ32に与えられる。この開閉手段31は、
第1のウインドコンパレータ85の“H”レベル
の出力で閉成される。そして、バンドパスフイル
タ32で抽出された脈動成分が整流器33で整流
されて比較器34で基準電圧と比較される。そし
て、抽出された脈動成分が所定レベル以上であれ
ば、比較器34からプラス電圧が出力され、脈動
表示手段35のLED36に与えられて点灯させ
る。
かかる構成において、第19図aのごとく、静
脈38に対して本装置が若干左にずれていて、第
2ないし第4の受光手段60〜62が静脈38の
上にあり受光量が弱とすれば、第2ないし第4の
比較手段79,81,83からプラス電圧がそれ
ぞれ出力され、第19図bのごとく、LED51,
52,53が点灯される。そして、第1ないし第
4のウインドコンパレータ85,88,91,9
4からは“L”レベルが出力され、第1ないし第
4の切換手段86,89,92,95は切り換え
られず、また中央表示手段98のLED49も点
灯しない。そして、開閉手段31は開成状態のま
まで脈動検出手段37は動作せず、脈動表示手段
35のLED36も点灯されない。また、第20
図aのごとく、静脈38上に、第2の受光手段6
0のみが位置するならば、第20図bのごとく、
LED51のみが点灯する。ここでもLED36は
点灯しない。そして、第21図aのごとく、静脈
38上に本装置の位置が一致しているが方向がず
れていて、静脈38に第4と第8の受光手段6
2,66が位置すれば、第4と第8の受光手段6
2,66の受光量は弱くしかも同じであり、第4
の比較手段83から零または極めて小さい電圧が
出力され、第4のローパスフイルタ84を介して
第4のウインドコンパレータ94に与えられて
“H”レベルが出力される。このために、第4の
切換手段95が常開接点に切り換えられ、第4の
検出表示手段96に交流電圧が与えられてLED
53,57がともに点灯される。また、第4のウ
インドコンパレータ84の“H”レベルの出力で
中央表示手段98のLED49も点灯されて、第
21図bのごとき点灯状態となる。ここでも、
LED36は点灯されない。そこで、第22図a
のごとく、本装置の方向を調整して第1と第4の
受光手段59,63が静脈38上に位置するよう
にすれば、こんどは第1の比較手段77から零ま
たは極めて小さい電圧が出力されて第1のウイン
ドコンパレータ85から“H”レベルが出力され
る。このため、第1の切換手段86が切り換えら
れ、第1の検出表示手段84に交流電圧が与えら
れてLED50,54がともに点灯される。また、
第1のウインドコンパレータ85の“H”レベル
の出力で中央表示手段98のLED49も点灯さ
れて、第22図bのごとき点灯状態となる。
ここで、第1のウインドコンパレータ85から
“H”レベルが出力されるので、開閉手段31が
閉成され、脈動検出手段37が動作状態となる。
そして、第1の受光手段59の受光量に脈動成分
が所定レベル以上含まれていれば、脈動表示手段
35のLED36が第22図aのごとく点灯し、
静脈38に血液が充分に流れていることが確認し
得る。なお、第1の受光手段59の受光量に所定
レベル以上の脈動成分が含まれていなければ、
LED36は点灯されず、静脈38に血液が充分
に流れていないことが示される。
なお、第22図aの状態で、例えば、第2と第
6の受光手段60,64は、静脈38からほぼ同
じ量だけずれており、受光量は強いがほぼ同じは
ずである。しかし、静脈38の両側の組織構造は
僅かながら相違し、この相違により受光量が強い
ために幾分の差が生じる。そこで、第2の比較手
段79から小さい電圧が出力されるが、第2の検
出表示手段90のLED51,55を点灯するに
は小さ過ぎる。しかも、第2のウインドコンパレ
ータ88で検出するには大き過ぎて、中央表示手
段98のLED49を点灯することもできない。
これは、第22図aの状態における第3と第7お
よび第4と第8の受光手段61,62,65,6
6でも同様である。
このように、LED49〜57の点灯状況によ
り、静脈38に対する本装置の位置と方向が映像
的に表示される。しかも、LED36の点灯また
は消灯により静脈38に充分に血液が流れている
か否かが容易に確認できる。
なお、上記実施例では、筐体1内に駆動用電源
としての電池4を収納したが、これに限られず、
商用周波電圧を駆動用電源としても良いことは勿
論である。また、上記実施例では、1つの受光手
段の出力から脈動成分をバンドパスフイルタ32
で抽出するように構成したが、複数の受光手段の
出力を加算し、その加算出力から脈動成分を抽出
するように構成しても良く、脈動成分が重畳され
てより大きいレベルで抽出が可能となる。そし
て、本装置を皮膚に若干強く押圧すれば、静脈3
8内を流れる血液の速度の変化が大きくなり、脈
動成分をより大きいレベルで抽出し得る。さら
に、開閉手段31を省いて、常時、脈動検出手段
を動作状態とし、静脈38に対する本装置の位置
や方向にかかわらず、脈動成分が検出されると脈
動表示手段35のLED36を点灯させるように
しても良い。
(発明の効果) 本発明の静脈探査装置は、以上説明したように
構成されているので、以下に記載するような優れ
た効果を奏する。
まず、皮膚に先端部を当接して、静脈を横切る
ように移動させることで、位置表示手段の表示状
態で静脈の位置が容易に正確かつ迅速に確認し得
る。また、何んら患者に苦痛を与えることがな
い。しかも、確認された静脈に血液が充分に流れ
ているか否かが容易に確認でき、適切有効な静脈
注射や点滴が可能である。そして、静脈に本装置
の位置が一致したときに、脈動検出手段を動作状
態とすれば、探し出された静脈に対してのみ血液
の流れの有無を判別することができ、不要な雑音
により脈動表示手段が不要に点灯されることがな
い。
また、発光手段とこれを挟んで両横側に配置さ
れた2つの受光手段からなる光学的検出手段を、
前後一列となるように複数組配列し、これらの光
学的検出手段の出力に応じていずれの受光量が弱
いかまたは同じかをそれぞれ表示手段で表示する
ならば、すべての表示手段で同じ受光量となつた
ことが表示されると、静脈に対して本装置の位置
と方向が一致したことが確認できる。しかも、探
し出された静脈に血液が充分に流れているか否か
が容易に確認できる。そして、静脈の位置と方向
に本装置が一致したときに脈動検出手段を動作状
態とすれば、探し出された静脈に対してのみ血液
の流れの有無が判別表示される。
そして、1つの発光手段を中心に複数の対の受
光手段を放射状に配置し、2つの受光手段の受光
量が相違すると一方の表示素子を点灯させ他方を
消灯させるとともに同じときに双方を点灯させる
検出表示手段を設ければ、これらの検出表示手段
の点灯状態によつて静脈に対する本装置の位置と
方向が確認し得る。しかも、探し出された静脈に
血液が流れているか否かが確認できる。そして、
所定の一対の受光手段の受光量が同じときに脈動
検出手段を動作させるならば、その一対の受光手
段を結ぶ線上に静脈が位置したときにのみ脈動検
出がなされ、不要な他の雑音等で脈動表示手段が
点灯するようなことがない。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の静脈探査装置の一実施例の
回路図であり、第2図は、本発明の静脈探査装置
の外観斜視図であり、第3図は、第2図の筐体先
端部分のA−A矢視断面図であり、第4図は、第
2図の筐体先端部分のB−B矢視断面図であり、
第5図ないし第7図は、静脈に対する第1図に示
す本装置の位置によつて表示がそれぞれ異なるこ
とを示す図であり、第8図は、本発明の静脈探査
装置の他の実施例のブロツク回路図であり、第9
図は、第8図の他の実施例の静脈探査装置の外観
斜視図であり、第10図は、第9図の筐体先端部
分のC−C矢視断面図であり、第11図は、第9
図の筐体先端部のD矢視図であり、第12図ない
し第15図は、静脈に対する第8図に示す本装置
の位置および方向によつて表示がそれぞれ異なる
ことを示す図であり、第16図は、本発明の静脈
探査装置のさらに他の実施例のブロツク回路図で
あり、第17図は、第16図の静脈探査装置の外
観斜視図であり、第18図は、第17図の筐体先
端部のE矢視図であり、第19図ないし第22図
は、静脈に対する第16図に示す本装置の位置お
よび方向によつて表示がそれぞれ異なることを示
す図である。 1……筐体、16,16a,16b,16c,
58……発光手段、17,17a,17b,17
c,18,18a,18b,18c,60,6
1,62,63,64,65,66……受光手
段、19,19a,19b,19c,77,7
9,81,83……比較手段、29,29a,2
9b,29c,85,88,91,94……ウイ
ンドコンパレータ、30,30a,30b,30
c……位置表示手段、31……開閉手段、35…
…脈動表示手段、37……脈動検出手段、87,
90,93,96……検出表示手段。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 皮膚を透過するとともに静脈内の血液によつ
    て吸光される波長光を狭い範囲に照射する発光手
    段と、この発光手段を挟んで両側に配置されて反
    射光を受光する2つの受光手段と、これらの2つ
    の受光手段の受光量に応じた出力を比較する比較
    手段と、この比較手段の出力に応じて前記2つの
    受光手段のいずれの受光量が強いかまたは同じか
    を表示する位置表示手段と、すくなくとも1つの
    前記受光手段の受光量に応じた出力から脈動成分
    を検出する脈動検出手段と、この脈動検出手段の
    出力に応じて前記脈動成分の有無を表示する脈動
    表示手段と、を備えて構成したことを特徴とする
    静脈探査装置。 2 請求項1記載の静脈探査装置において、前記
    2つの受光手段の受光量が同じときに、前記脈動
    検出手段を動作させるように構成したことを特徴
    とする静脈探査装置。 3 皮膚を透過するとともに静脈内の血液によつ
    て吸光される波長光を狭い範囲に照射する発光手
    段およびこの発光手段を挟んで両横側に配置され
    て反射光を受光する2つの受光手段からなる光学
    的検出手段を、筐体の先端部に前記発光手段が前
    後方向に一列となるように複数組配列し、これら
    の複数組の光学的検出手段の前記2つの受光手段
    の受光量に応じた出力を比較する比較手段をそれ
    ぞれに設け、これらの比較手段の出力に応じて前
    記2つの受光手段のいずれの受光量が弱いかまた
    は同じかを表示する位置表示手段をそれぞれに設
    け、さらにすくなくとも1つの前記受光手段の受
    光量に応じた出力から脈動成分を検出する脈動検
    出手段を設け、この脈動検出手段の出力に応じて
    前記脈動の有無を表示する脈動表示手段を設けて
    構成したことを特徴とする静脈探査装置。 4 請求項3記載の静脈探査装置において、複数
    組の前記2つの受光手段の受光量がいずれも同じ
    ときに、前記脈動検出手段を動作させるように構
    成したことを特徴とする静脈探査装置。 5 皮膚を透過するとともに静脈内の血液によつ
    て吸光される波長光を狭い範囲に照射する1つの
    発光手段およびこの発光手段を中心に挟んで対向
    するように放射状に配置されて反射光を受光する
    複数対の受光手段とからなる光学的検出手段を設
    け、前記対向する対の受光手段の受光量に応じた
    出力を比較する比較手段をそれぞれに設け、これ
    らの比較手段の出力に応じて前記対の受光手段の
    受光量が相違するときに2つの表示素子の一方を
    点灯し他方を消灯していずれの受光量が弱いか表
    示するとともに受光量が同じときに双方の表示素
    子を点灯する検出表示手段を前記受光手段の対の
    個数だけ設け、さらにすくなくとも1つの前記受
    光手段の受光量に応じた出力から脈動成分を検出
    する脈動検出手段を設け、この脈動検出手段の出
    力に応じて前記脈動成分の有無を表示する脈動表
    示手段を設けて構成したことを特徴とする静脈探
    査装置。 6 請求項5記載の静脈探査装置において、所定
    の一対の受光手段の受光量が同じときに、前記脈
    動検出手段を動作させるように構成したことを特
    徴とする静脈探査装置。
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