JPH0468256B2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0468256B2 JPH0468256B2 JP61300012A JP30001286A JPH0468256B2 JP H0468256 B2 JPH0468256 B2 JP H0468256B2 JP 61300012 A JP61300012 A JP 61300012A JP 30001286 A JP30001286 A JP 30001286A JP H0468256 B2 JPH0468256 B2 JP H0468256B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- mineral
- cordierite
- andalusite
- alumina
- refractory
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Compositions Of Oxide Ceramics (AREA)
Description
(産業上の利用分野)
本発明は、耐熱衝撃特性、耐熱変形特性を向上
させたコージエライト質耐火物に関するものであ
る。 (従来の技術) 従来、コージエライト質耐火物はローラハース
キルン用セツター又は電子工業用フエライト焼成
において、棚板、厘鉢等に利用されている。 従来のコージエライト質耐火物としては、アル
ミナ原料と粘土原料とからムライト鉱物を生成
し、コージエライト鉱物を骨材としムライト鉱物
を結合材としたコージエライト質耐火物を使用し
ていた。 (発明が解決しようとする問題点) しかしながら、従来のコージエライト質耐火物
では、粒子間の結合力が弱いため熱間での曲がり
等の耐熱変形特性が悪く、しかも単一組成物のた
め組織的に熱吸収が出来ないため耐熱衝撃性にも
劣るという問題があつた。 本発明の目的は上述した不具合を解消して、優
れた耐熱変形性及び耐熱衝撃性を併せ持つコージ
エライト質耐火物を提供しようとするものであ
る。 (問題点を解決するための手段) 本発明のコージエライト質耐火物は、Al2O310
〜82重量%、SiO214〜54重量%、MgO4〜8重量
%を主成分とするコージエライト質耐火物であつ
て、焼成後の主たる結晶相が、10〜40%のアンダ
ルサイト鉱物(Al2O3・SiO2)、35〜60%のコー
ジエライト鉱物(2MgO・2Al2O3・5SiO2)、5
〜20%のアルミナ鉱物(Al2O3)、10〜30%のム
ライト鉱物(3Al2O3・2SiO2)よりなることを特
徴とするものである。 (作用) 上述した構成により、アンダルサイト原料の表
層に3Al2O3・2SiO2を生成させて成る組織構造と
することにより、優れた耐熱衝撃特性および耐熱
変形特性を達成している。すなわち斯かる組成物
は、所定粒子のコージエライト原料、アンダルサ
イト原料、アルミナ原料及び粘土原料を混合、混
練、成形した後、例えば1300℃以上にて焼成する
ことにより得られる。この場合コージエライト原
料は骨材、アンダルサイト原料は中粒、微粒、ム
ライト、アルミナ原料は微粉部で形成をする。こ
れにより、アンダルサイト原料とアルミナ原料と
の反応によりムライト鉱物が生成して各粒子相互
が結合し、従来に比し十分強固な結合強度が得ら
れ耐熱変形性が大きく向上する。 この場合、上記組織構造を得るためには、アン
ダルサイト原料の全体をムライト鉱物化させず、
アンダルサイト鉱物及びアルミナ鉱物が残存する
ようにすることが必要である。アンダルサイト鉱
物及びアルミナ鉱物の存在は、例えばX線回折に
よる定性分析により確認することができる。 次に、本発明において耐熱衝撃性が改善される
理由について、さらに詳しく説明する。アンダル
サイト鉱物及びアルミナ鉱物の熱膨張率は夫々
0.4〜0.6%及び0.7〜0.8%であり、両者には比較
的大きな差がある。このため、上記組織内にはそ
の熱膨張率差に起因する極めて微細な無数のマイ
クロクラツクが発生する。スポーリングは、耐火
物が加熱、冷却されることによつて熱膨張・熱収
縮に起因して耐火物内部に応力が発生し、組織の
弾性限界を越えることによつて発生する。従つて
組織内に無数のマイクロクラツクを生成した本発
明のコージエライト質耐火物によれば、熱膨張・
熱収縮に起因する耐火物内部の応力は、そのマイ
クロクラツクにより緩和されるため、耐熱衝撃性
が著しく向上し、大きな熱衝撃を受けても組織全
体の破壊に至ることを未然に防止することが出来
る。加えて、アンダルサイト鉱物は特徴的な多孔
性を有しているため、耐火物組織内部の応力緩和
を助け一層耐熱衝撃性が改善される。 なお、耐火物中のアンダルサイト鉱物が10〜40
%であると好ましいのは、10%未満だと変形が大
きくなるとともに、40%を超えるとスポール性が
小さくなるためである。 コージエライト鉱物が35〜60%であると好まし
いのは、35%未満だと割れやすくなるとともに、
60%を超えると曲がりが大きくなるためである。 ムライト鉱物が10〜30%であると好ましいの
は、10%未満だとスポール効果が少なくなり、30
%を超えると耐スポール性が悪くなるためであ
る。 また、アルミナ鉱物が5%未満だと異種膨張差
によるスポール効果が小さく、25%を超えると異
種膨張差が大きくなりすぎて耐スポール性が悪く
なる。 (実施例) 以下、実際の例について説明する。 まず、所定粒度のコージエライト原料、アンダ
ルサイト原料、アルミナ原料及び粘土原料、さら
には必要に応じてシリマナイト原料、カイアナイ
ト原料を準備して、混合、混練、成形した後、
1350℃の温度で焼成して第1表に示す各種組成の
試料を得た。 すなわち、本発明品である試料No.1〜10は第1
表に示す通りの化学組成及び鉱物組成であり、全
て本発明の化学組成及び鉱物組成の範囲内にあ
る。一方比較例である試料No.11〜20は第1表に示
す通りで、化学組成及び鉱物組成が本発明の範囲
外にあり、特に比較例試料No.17〜20ではアンダル
サイト原料に代えて、シリマナイト原料及びカイ
アナイト原料を使用している。 尚第1表中、気孔率及びカサ比重はJIS R2205
に準じて測定し、曲げ強度は試料寸法25×10×
130mm、支点間寸法100mmにてJIS R2213に準じて
測定した。また曲げ量は試料寸法が50×10×300
mm、支点間距離250mm、温度1350℃、保持時間2
時間の条件で、熱処理後の曲り量から熱処理前の
曲り量を減じた値とした。更に耐熱衝撃性は300
mm×300×10mmの試料の上に180mm×180×5mmの
ZrO2セツターを載置し温度600℃に昇温してその
温度で保持時間15分後、引出した後のクラツク発
生を観察した。表中ZrO2セツターの載置数が5
段でクラツクが発生したものをX、7段でクラツ
クが発生したものを△、9段以上でクラツクの発
生がないものを○にて表わしている。
させたコージエライト質耐火物に関するものであ
る。 (従来の技術) 従来、コージエライト質耐火物はローラハース
キルン用セツター又は電子工業用フエライト焼成
において、棚板、厘鉢等に利用されている。 従来のコージエライト質耐火物としては、アル
ミナ原料と粘土原料とからムライト鉱物を生成
し、コージエライト鉱物を骨材としムライト鉱物
を結合材としたコージエライト質耐火物を使用し
ていた。 (発明が解決しようとする問題点) しかしながら、従来のコージエライト質耐火物
では、粒子間の結合力が弱いため熱間での曲がり
等の耐熱変形特性が悪く、しかも単一組成物のた
め組織的に熱吸収が出来ないため耐熱衝撃性にも
劣るという問題があつた。 本発明の目的は上述した不具合を解消して、優
れた耐熱変形性及び耐熱衝撃性を併せ持つコージ
エライト質耐火物を提供しようとするものであ
る。 (問題点を解決するための手段) 本発明のコージエライト質耐火物は、Al2O310
〜82重量%、SiO214〜54重量%、MgO4〜8重量
%を主成分とするコージエライト質耐火物であつ
て、焼成後の主たる結晶相が、10〜40%のアンダ
ルサイト鉱物(Al2O3・SiO2)、35〜60%のコー
ジエライト鉱物(2MgO・2Al2O3・5SiO2)、5
〜20%のアルミナ鉱物(Al2O3)、10〜30%のム
ライト鉱物(3Al2O3・2SiO2)よりなることを特
徴とするものである。 (作用) 上述した構成により、アンダルサイト原料の表
層に3Al2O3・2SiO2を生成させて成る組織構造と
することにより、優れた耐熱衝撃特性および耐熱
変形特性を達成している。すなわち斯かる組成物
は、所定粒子のコージエライト原料、アンダルサ
イト原料、アルミナ原料及び粘土原料を混合、混
練、成形した後、例えば1300℃以上にて焼成する
ことにより得られる。この場合コージエライト原
料は骨材、アンダルサイト原料は中粒、微粒、ム
ライト、アルミナ原料は微粉部で形成をする。こ
れにより、アンダルサイト原料とアルミナ原料と
の反応によりムライト鉱物が生成して各粒子相互
が結合し、従来に比し十分強固な結合強度が得ら
れ耐熱変形性が大きく向上する。 この場合、上記組織構造を得るためには、アン
ダルサイト原料の全体をムライト鉱物化させず、
アンダルサイト鉱物及びアルミナ鉱物が残存する
ようにすることが必要である。アンダルサイト鉱
物及びアルミナ鉱物の存在は、例えばX線回折に
よる定性分析により確認することができる。 次に、本発明において耐熱衝撃性が改善される
理由について、さらに詳しく説明する。アンダル
サイト鉱物及びアルミナ鉱物の熱膨張率は夫々
0.4〜0.6%及び0.7〜0.8%であり、両者には比較
的大きな差がある。このため、上記組織内にはそ
の熱膨張率差に起因する極めて微細な無数のマイ
クロクラツクが発生する。スポーリングは、耐火
物が加熱、冷却されることによつて熱膨張・熱収
縮に起因して耐火物内部に応力が発生し、組織の
弾性限界を越えることによつて発生する。従つて
組織内に無数のマイクロクラツクを生成した本発
明のコージエライト質耐火物によれば、熱膨張・
熱収縮に起因する耐火物内部の応力は、そのマイ
クロクラツクにより緩和されるため、耐熱衝撃性
が著しく向上し、大きな熱衝撃を受けても組織全
体の破壊に至ることを未然に防止することが出来
る。加えて、アンダルサイト鉱物は特徴的な多孔
性を有しているため、耐火物組織内部の応力緩和
を助け一層耐熱衝撃性が改善される。 なお、耐火物中のアンダルサイト鉱物が10〜40
%であると好ましいのは、10%未満だと変形が大
きくなるとともに、40%を超えるとスポール性が
小さくなるためである。 コージエライト鉱物が35〜60%であると好まし
いのは、35%未満だと割れやすくなるとともに、
60%を超えると曲がりが大きくなるためである。 ムライト鉱物が10〜30%であると好ましいの
は、10%未満だとスポール効果が少なくなり、30
%を超えると耐スポール性が悪くなるためであ
る。 また、アルミナ鉱物が5%未満だと異種膨張差
によるスポール効果が小さく、25%を超えると異
種膨張差が大きくなりすぎて耐スポール性が悪く
なる。 (実施例) 以下、実際の例について説明する。 まず、所定粒度のコージエライト原料、アンダ
ルサイト原料、アルミナ原料及び粘土原料、さら
には必要に応じてシリマナイト原料、カイアナイ
ト原料を準備して、混合、混練、成形した後、
1350℃の温度で焼成して第1表に示す各種組成の
試料を得た。 すなわち、本発明品である試料No.1〜10は第1
表に示す通りの化学組成及び鉱物組成であり、全
て本発明の化学組成及び鉱物組成の範囲内にあ
る。一方比較例である試料No.11〜20は第1表に示
す通りで、化学組成及び鉱物組成が本発明の範囲
外にあり、特に比較例試料No.17〜20ではアンダル
サイト原料に代えて、シリマナイト原料及びカイ
アナイト原料を使用している。 尚第1表中、気孔率及びカサ比重はJIS R2205
に準じて測定し、曲げ強度は試料寸法25×10×
130mm、支点間寸法100mmにてJIS R2213に準じて
測定した。また曲げ量は試料寸法が50×10×300
mm、支点間距離250mm、温度1350℃、保持時間2
時間の条件で、熱処理後の曲り量から熱処理前の
曲り量を減じた値とした。更に耐熱衝撃性は300
mm×300×10mmの試料の上に180mm×180×5mmの
ZrO2セツターを載置し温度600℃に昇温してその
温度で保持時間15分後、引出した後のクラツク発
生を観察した。表中ZrO2セツターの載置数が5
段でクラツクが発生したものをX、7段でクラツ
クが発生したものを△、9段以上でクラツクの発
生がないものを○にて表わしている。
【表】
【表】
上述した第1表から明らかなように本発明の組
織構造とした各実施例では、各比較例に比べて優
れた耐熱変形性及び耐熱衝撃性を有することがわ
かる。 (発明の効果) 以上述べたように、本発明にかかるコージエラ
イト質耐火物は、所定量のコージエライト鉱物、
アンダルサイト鉱物、アルミナ鉱物から成ること
を特徴とし、これにてアンダルサイト原料表層に
生成されたムライト鉱物により極めて強固な結合
強度を得ることができるため耐熱変形性を大幅に
向上させることができ、しかもアンダルサイト鉱
物とアルミナ鉱物との熱膨張率差に起因するマイ
クロクラツク及びアンダルサイト鉱物の多孔性に
より、耐熱衝撃性も併せて改善することができる
という優れた効果を奏するものである。 そのため、本発明のコージエライト質耐火物
は、ローラハースキルン用セツター、電子工業用
棚板、厘鉢、粉末冶金用セツター等に好適に使用
することができる。
織構造とした各実施例では、各比較例に比べて優
れた耐熱変形性及び耐熱衝撃性を有することがわ
かる。 (発明の効果) 以上述べたように、本発明にかかるコージエラ
イト質耐火物は、所定量のコージエライト鉱物、
アンダルサイト鉱物、アルミナ鉱物から成ること
を特徴とし、これにてアンダルサイト原料表層に
生成されたムライト鉱物により極めて強固な結合
強度を得ることができるため耐熱変形性を大幅に
向上させることができ、しかもアンダルサイト鉱
物とアルミナ鉱物との熱膨張率差に起因するマイ
クロクラツク及びアンダルサイト鉱物の多孔性に
より、耐熱衝撃性も併せて改善することができる
という優れた効果を奏するものである。 そのため、本発明のコージエライト質耐火物
は、ローラハースキルン用セツター、電子工業用
棚板、厘鉢、粉末冶金用セツター等に好適に使用
することができる。
Claims (1)
- 1 Al2O310〜82重量%、SiO214〜54重量%、
MgO4〜8重量%を主成分とするコージエライト
質耐火物であつて、焼成後の主たる結晶相が、10
〜40%のアンダルサイト鉱物、35〜60%のコージ
エライト鉱物、5〜20%のアルミナ鉱物、10〜30
%のムライト鉱物よりなることを特徴とするコー
ジエライト質耐火物。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP61300012A JPS63156061A (ja) | 1986-12-18 | 1986-12-18 | コ−ジエライト質耐火物 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP61300012A JPS63156061A (ja) | 1986-12-18 | 1986-12-18 | コ−ジエライト質耐火物 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS63156061A JPS63156061A (ja) | 1988-06-29 |
| JPH0468256B2 true JPH0468256B2 (ja) | 1992-10-30 |
Family
ID=17879654
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP61300012A Granted JPS63156061A (ja) | 1986-12-18 | 1986-12-18 | コ−ジエライト質耐火物 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS63156061A (ja) |
Families Citing this family (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| DE69313976T2 (de) * | 1992-11-18 | 1998-03-19 | Koninkl Philips Electronics Nv | Verfahren und Sinterungsmitteln für Ferritsektoren |
| EP2502892A1 (en) * | 2011-03-21 | 2012-09-26 | Center for Abrasives and Refractories Research & Development C.A.R.R.D. GmbH | Shaped or unshaped refractory or kiln furniture composition |
| JP6758147B2 (ja) * | 2016-10-11 | 2020-09-23 | 黒崎播磨株式会社 | コージェライト含有アルミナ−シリカれんがの製造方法 |
Family Cites Families (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5696775A (en) * | 1979-12-28 | 1981-08-05 | Kurosaki Refractories Co | High endurance sliding nozzle plate |
| JPS59227768A (ja) * | 1983-06-07 | 1984-12-21 | 新日本製鐵株式会社 | 溶融金属容器底部内張り用アルミナーシリカ質耐火れんがの製造方法 |
| JPS60186461A (ja) * | 1984-03-02 | 1985-09-21 | 日本碍子株式会社 | 耐熱衝撃性耐火物 |
-
1986
- 1986-12-18 JP JP61300012A patent/JPS63156061A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS63156061A (ja) | 1988-06-29 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| EXPY | Cancellation because of completion of term |