JPH046904B2 - - Google Patents
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- JPH046904B2 JPH046904B2 JP58014310A JP1431083A JPH046904B2 JP H046904 B2 JPH046904 B2 JP H046904B2 JP 58014310 A JP58014310 A JP 58014310A JP 1431083 A JP1431083 A JP 1431083A JP H046904 B2 JPH046904 B2 JP H046904B2
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- energy
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Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01J—ELECTRIC DISCHARGE TUBES OR DISCHARGE LAMPS
- H01J37/00—Discharge tubes with provision for introducing objects or material to be exposed to the discharge, e.g. for the purpose of examination or processing thereof
- H01J37/252—Tubes for spot-analysing by electron or ion beams; Microanalysers
Landscapes
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Analytical Chemistry (AREA)
- Analysing Materials By The Use Of Radiation (AREA)
- Electron Tubes For Measurement (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
[産業上の利用分野]
本発明は試料を透過した電子のエネルギー損失
スペクトルを分析する装置に関する。
スペクトルを分析する装置に関する。
[従来技術]
透過電子顕微鏡等の中には、試料を透過した電
子線をエネルギーアナライザーに導き、試料によ
りエネルギー損失を受けた電子のエネルギースペ
クトルを表示し得る装置を付属しているものがあ
る。この種の装置の一例を第1図に示してある。
図中、1は試料であり、試料1には図示外の電子
銃から放射され集束レンズによつて集束された電
子線2が照射される。試料1を透過しエネルギー
損失を受けた電子は対物レンズ等を含む結像レン
ズ系3により結像される。結像後の電子は磁界型
エネルギーアナライザー4に導入されてエネルギ
ーに応じて弁別され、スリツト5を通過した電子
のみが検出器6に入射して検出される。エネルギ
ーアナライザー4には掃引信号発生器7より第2
図に示すような掃引信号がDA変換器8、増幅器
9を介して供給され、掃引損失エネルギー値を一
定時間間隔で一定量ΔEずつ増加させて行く。そ
の結果、このような掃引に伴なつて検出器6より
第3図において実線Aで示すスペクトルに対応す
る信号が検出される。この検出信号は第3図にお
いて点線Bで示すバツクグラウンド成分に対応す
る信号成分Sbと、同図において一点鎖線Cで示
す正味のスペクトルに対応した信号成分Ssを重
畳した信号となつている。この検出信号をそのま
ま記録計に供給してスペクトルを記録すると、記
録されたスペクトルは当然第3図の実線Aに示す
ものとなり、スペクトルピークがバツクグラウン
ドに埋もれてその存在を判別しにくいものとなる
ため、増幅器10において増幅され、AD変換器
11においてデジタル信号に変換された信号を一
旦外部メモリー12に記憶し、この記憶した信号
を読み出してミニコン等の演算処理装置13に供
給して処理し、この処理した信号を記録計14に
供給して第3図において一点鎖線Cで示すような
バツクグラウンドを除いたスペクトルを記録する
ようにしている。即ち、前述したバツクグラウン
ドSbの大きさは、mを3乃至4,Eを損失エネ
ルギー値、Aを比例定数とするとき経験的に以下
の式 Sb=AE-m ……(1) で近似できることが知られているため、実測によ
りm,Aの値を求め、この求められた値に基づい
て上記バツクグラウンドの近似式を確定し、演算
処理装置13において予め組まれたプログラムに
従つて前記(1)で与えられる値だけ最初に得られた
スペクトル強度から引算した信号を得、この信号
を記録計14に供給してバツクグラウンドを除い
たスペクトルを記録するようにしている。
子線をエネルギーアナライザーに導き、試料によ
りエネルギー損失を受けた電子のエネルギースペ
クトルを表示し得る装置を付属しているものがあ
る。この種の装置の一例を第1図に示してある。
図中、1は試料であり、試料1には図示外の電子
銃から放射され集束レンズによつて集束された電
子線2が照射される。試料1を透過しエネルギー
損失を受けた電子は対物レンズ等を含む結像レン
ズ系3により結像される。結像後の電子は磁界型
エネルギーアナライザー4に導入されてエネルギ
ーに応じて弁別され、スリツト5を通過した電子
のみが検出器6に入射して検出される。エネルギ
ーアナライザー4には掃引信号発生器7より第2
図に示すような掃引信号がDA変換器8、増幅器
9を介して供給され、掃引損失エネルギー値を一
定時間間隔で一定量ΔEずつ増加させて行く。そ
の結果、このような掃引に伴なつて検出器6より
第3図において実線Aで示すスペクトルに対応す
る信号が検出される。この検出信号は第3図にお
いて点線Bで示すバツクグラウンド成分に対応す
る信号成分Sbと、同図において一点鎖線Cで示
す正味のスペクトルに対応した信号成分Ssを重
畳した信号となつている。この検出信号をそのま
ま記録計に供給してスペクトルを記録すると、記
録されたスペクトルは当然第3図の実線Aに示す
ものとなり、スペクトルピークがバツクグラウン
ドに埋もれてその存在を判別しにくいものとなる
ため、増幅器10において増幅され、AD変換器
11においてデジタル信号に変換された信号を一
旦外部メモリー12に記憶し、この記憶した信号
を読み出してミニコン等の演算処理装置13に供
給して処理し、この処理した信号を記録計14に
供給して第3図において一点鎖線Cで示すような
バツクグラウンドを除いたスペクトルを記録する
ようにしている。即ち、前述したバツクグラウン
ドSbの大きさは、mを3乃至4,Eを損失エネ
ルギー値、Aを比例定数とするとき経験的に以下
の式 Sb=AE-m ……(1) で近似できることが知られているため、実測によ
りm,Aの値を求め、この求められた値に基づい
て上記バツクグラウンドの近似式を確定し、演算
処理装置13において予め組まれたプログラムに
従つて前記(1)で与えられる値だけ最初に得られた
スペクトル強度から引算した信号を得、この信号
を記録計14に供給してバツクグラウンドを除い
たスペクトルを記録するようにしている。
従つて上述した従来の装置においては、上述の
信号処理に時間がかかり、リアルタイムでバツク
グラウンドを除いたスペクトルを記録することは
できなかつた。また、損失エネルギー値が大きく
なる(大きな原子番号の物質との相互作用)程、
出現する吸収ピーク(下に凸なピーク)が小さく
なるため、該ピークがバツクグラウンドに埋もれ
て確認し難くなり、定性的な分析に支障を来たし
ていた。即ち、従来においては例えば、1000eV
程度の損失エネルギー幅にわたつて損失エネルギ
ーを掃引し、248eVの近傍にピークの存在が認め
られれば炭素(C)の存在を、400eV近傍にピー
クの存在が認められれば、窒素(N)の存在を、
532eVの近傍に吸収ピークの存在が認められれ
ば、酸素(O)の存在を知るようにしていたが、
特に高エネルギー損失側では、吸収ピークが小さ
いため、その存在の判別が難しかつた。
信号処理に時間がかかり、リアルタイムでバツク
グラウンドを除いたスペクトルを記録することは
できなかつた。また、損失エネルギー値が大きく
なる(大きな原子番号の物質との相互作用)程、
出現する吸収ピーク(下に凸なピーク)が小さく
なるため、該ピークがバツクグラウンドに埋もれ
て確認し難くなり、定性的な分析に支障を来たし
ていた。即ち、従来においては例えば、1000eV
程度の損失エネルギー幅にわたつて損失エネルギ
ーを掃引し、248eVの近傍にピークの存在が認め
られれば炭素(C)の存在を、400eV近傍にピー
クの存在が認められれば、窒素(N)の存在を、
532eVの近傍に吸収ピークの存在が認められれ
ば、酸素(O)の存在を知るようにしていたが、
特に高エネルギー損失側では、吸収ピークが小さ
いため、その存在の判別が難しかつた。
[発明の目的]
本発明はこのような従来の欠点を解決し、バツ
クグラウンドが除かれていると共に、従来その存
在の判別がしにくかつた高エネルギー側のピーク
が強調された電子線エネルギー損失スペクトルを
リアルタイムで表示することのできる電子線エネ
ルギー損失スペクトル分析装置を提供することを
目的としている。
クグラウンドが除かれていると共に、従来その存
在の判別がしにくかつた高エネルギー側のピーク
が強調された電子線エネルギー損失スペクトルを
リアルタイムで表示することのできる電子線エネ
ルギー損失スペクトル分析装置を提供することを
目的としている。
[発明の構成]
本発明は集束された電子線を試料に照射する手
段、該試料によりエネルギー損失を受けた電子を
エネルギー分析するアナライザー、該アナライザ
ーにより分離された電子を検出する検出器、前記
アナライザーを掃引する手段及び前記検出器の出
力信号を表示又は記録するための手段を備えた装
置において、mを3乃至4,Eを損失エネルギー
値、Cを比例定数とするとき、前記アナライザー
を掃引する手段は損失エネルギー値Eにおける検
出時間を略C・Emにするための掃引信号を発生
すると共に、前記検出器により検出された信号か
ら掃引開始時に検出された信号を引算するための
手段が具備されており、前記表示又は記録手段は
該引算手段によつて引算された信号を該掃引手段
よりの掃引信号の供給に基づいて表示又は記録す
ることを特徴としている。
段、該試料によりエネルギー損失を受けた電子を
エネルギー分析するアナライザー、該アナライザ
ーにより分離された電子を検出する検出器、前記
アナライザーを掃引する手段及び前記検出器の出
力信号を表示又は記録するための手段を備えた装
置において、mを3乃至4,Eを損失エネルギー
値、Cを比例定数とするとき、前記アナライザー
を掃引する手段は損失エネルギー値Eにおける検
出時間を略C・Emにするための掃引信号を発生
すると共に、前記検出器により検出された信号か
ら掃引開始時に検出された信号を引算するための
手段が具備されており、前記表示又は記録手段は
該引算手段によつて引算された信号を該掃引手段
よりの掃引信号の供給に基づいて表示又は記録す
ることを特徴としている。
[実施例]
以下図面に基づき本発明の実施例を詳述する。
第4図は本発明の一実施例を示すためのもの
で、第1図と同一の構成要素に対しては同一番号
が付されている。第4図において、15は掃引信
号発生器であり、この掃引信号発生器15も掃引
エネルギーをΔEずつ増加させるための掃引信号
を発生させるが、ΔEずつ増加させるための時間
間隔は従来のように等間隔でなしに、第5図に示
すように損失エネルギー値Eにおける検出時間が
C・Em(但しCは比例定数)になるような信号を
発生する。この第5図において縦軸は掃引エネル
ギー値又は掃引信号の電流値であり、横軸は時間
である。このような信号を発生する掃引信号発生
器15としてはプログラムされたマイクロコンピ
ユータを使用しており、その際mの値は従来と同
様に実測により求めた値、例えば3を用いる。掃
引信号発生器15は第5図に示す掃引信号に比例
した信号を記録計14のX端子にも供給してお
り、記録計14におけるエネルギー軸は前記アナ
ライザー4に同期して掃引される。AD変換器1
1の出力端子はスイツチ回路16を介して第1の
メモリー17a又は第2のメモリー17bに接続
されており、これら第1,第2のメモリー17
a,17bの出力信号は引算回路18に供給され
ている。この引算回路18は第2のメモリー17
bの出力信号から第1のメモリー17aの出力信
号を引算するためのものである。スイツチ回路1
6の切換、メモリー17a,17bへの信号の書
き込みと読み出し及び引算回路18における引算
の実行は制御回路19よりの制御信号に基づいて
行なわれる。制御回路19にも前記掃引信号発生
器15よりの掃引信号が供給されており、制御回
路19はこの掃引信号に基づいて上記各制御信号
を作成する。又引算回路18の出力信号は記録計
14のY端子に供給されている。
で、第1図と同一の構成要素に対しては同一番号
が付されている。第4図において、15は掃引信
号発生器であり、この掃引信号発生器15も掃引
エネルギーをΔEずつ増加させるための掃引信号
を発生させるが、ΔEずつ増加させるための時間
間隔は従来のように等間隔でなしに、第5図に示
すように損失エネルギー値Eにおける検出時間が
C・Em(但しCは比例定数)になるような信号を
発生する。この第5図において縦軸は掃引エネル
ギー値又は掃引信号の電流値であり、横軸は時間
である。このような信号を発生する掃引信号発生
器15としてはプログラムされたマイクロコンピ
ユータを使用しており、その際mの値は従来と同
様に実測により求めた値、例えば3を用いる。掃
引信号発生器15は第5図に示す掃引信号に比例
した信号を記録計14のX端子にも供給してお
り、記録計14におけるエネルギー軸は前記アナ
ライザー4に同期して掃引される。AD変換器1
1の出力端子はスイツチ回路16を介して第1の
メモリー17a又は第2のメモリー17bに接続
されており、これら第1,第2のメモリー17
a,17bの出力信号は引算回路18に供給され
ている。この引算回路18は第2のメモリー17
bの出力信号から第1のメモリー17aの出力信
号を引算するためのものである。スイツチ回路1
6の切換、メモリー17a,17bへの信号の書
き込みと読み出し及び引算回路18における引算
の実行は制御回路19よりの制御信号に基づいて
行なわれる。制御回路19にも前記掃引信号発生
器15よりの掃引信号が供給されており、制御回
路19はこの掃引信号に基づいて上記各制御信号
を作成する。又引算回路18の出力信号は記録計
14のY端子に供給されている。
上述した構成において、最初の状態において
は、スイツチ回路16は制御回路19よりの制御
信号により第1のメモリー17a側に接続されて
いる。そこで、掃引信号発生器15より第5図に
示す如き掃引信号をアナライザー4に供給する。
いま、ΔEずつ異なるエネルギー値E1,E2,E3,
……,Eo……において、単位期間だけ電子を検
出した際に得られる全信号量を各々St1,St2,
St3,……,Sto,……で表わすものとする。各期
間における全信号量Stiは一般的には正味の信号
成分Ssiとバツクグラウンド成分Sbiの和として表
わせるが、第5図においてE1で示される最初の
検出エネルギー値をスペクトルピークの存在しな
い位置(正味の信号成分が0であるような位置)
に選んでおき、最初に得られる信号がバツクグラ
ウンド成分だけの信号となるようにしておく。こ
の信号値は単位時間の検出においては、前記第1
式よりA・E1 -mとなるはずであるが、掃引信号
発生器15よりの掃引信号に基づいてエネルギー
が掃引される結果、エネルギーE1における検出
時間がC・E1 mになつてしまうため、実際に得ら
れる信号値はA・E1 -m・C・E1 m=A・C≡Kと
なる。この最初のエネルギー値E1における検出
において得られた信号Kは、スイツチ回路16を
介して第1のメモリー17bの記憶値から第1の
メモリー17aに供給されて記憶される。この時
第2のメモリー17bの格納値は0であるため、
最初の期間の終了時に制御回路19よりの制御信
号に基づいて引算回路18が引算を実行すると、
第2のメモリー17aの記憶値を引算した−Kな
る負の信号が引算回路18より出力されるため、
記録計14にはこの最初の信号のみ記録されな
い。この最初の期間の終了と同時に制御回路19
よりスイツチ回路16に切換え信号が供給され、
スイツチ回路16はAD変換器11の出力端子を
第2のメモリー17bに接続するように切換えら
れる。そこで引き続いて第5図において口で示す
エネルギーE2の検出期間になると、検出器6に St2・C・E2 m=Ss2・C・E2 m+A・E2 -m・C・
E2 m=Ss2・C・E2 m+K なる信号が検出され、この信号はスイツチ回路1
6を介して第2のメモリー17bに供給されて記
憶される。第1のメモリー17aにはKが引き続
き記憶されているため、この期間口の終了時にお
ける引算回路18の出力信号はSs2・C・E2 mとな
り、この信号は記録計14のX端子に供給され
る。同様にエネルギー値Eiにおける検出を行なう
i番目の期間においては、期間C・Eimだけ検出
が行なわれ、第2のメモリー17bに記憶される
記憶値はSsi・C・Eim+Kとなる。従つて、この
期間の終了と同時に制御回路19よりの制御信号
に基づいて引算回路18の出力信号を記録計14
Y端子に供給すれば、記録計14はアナライザー
4のエネルギーと同期して掃引されるため、記録
計14にはバツクグラウンド成分を除いた第6図
に示すようなスペクトルがリアルタイムで記録さ
れる。尚、掃引エネルギー値がエネルギーに応じ
て異なつており、それにより、測定値にエネルギ
ー値に応じた異なつた値が乗算されたのと同じ効
果が生ずる。そのため、ピークのシフトが発生す
るが、該ピークのシフト量は吸収ピークの鋭さの
程度とバツクグランド強度の変化率に関係し、吸
収ピークが鋭い程、又、バツクグランド強度の変
化率が小さい程シフトの影響(量)は小さい。従
つて、第3図のスペクトルにおいて、損失エネル
ギーが低い側では、バツクグランド強度の変化は
大きいが、吸収ピークが鋭いので、ピークシフト
量は小さく、又、損失エネルギーが高い側でも、
吸収ピークは鋭くないが、バツクグランド強度の
変化率が小さいので、ピークシフト量は小さい。
しかも、定性分析の対象となる各元素の吸収ピー
クが現われる損失エネルギー値は各元素間で、こ
の様な小さいピークシフトを無視できる程度に充
分離れているため、このピークシフトは実際上問
題になることはない。従つて、高損失エネルギー
側でも各吸収ピークが大きくなるように表示され
た第6図のスペクトル表示に基づいて、各元素の
存在非存在をリアルタイムで知る事が出来る。
は、スイツチ回路16は制御回路19よりの制御
信号により第1のメモリー17a側に接続されて
いる。そこで、掃引信号発生器15より第5図に
示す如き掃引信号をアナライザー4に供給する。
いま、ΔEずつ異なるエネルギー値E1,E2,E3,
……,Eo……において、単位期間だけ電子を検
出した際に得られる全信号量を各々St1,St2,
St3,……,Sto,……で表わすものとする。各期
間における全信号量Stiは一般的には正味の信号
成分Ssiとバツクグラウンド成分Sbiの和として表
わせるが、第5図においてE1で示される最初の
検出エネルギー値をスペクトルピークの存在しな
い位置(正味の信号成分が0であるような位置)
に選んでおき、最初に得られる信号がバツクグラ
ウンド成分だけの信号となるようにしておく。こ
の信号値は単位時間の検出においては、前記第1
式よりA・E1 -mとなるはずであるが、掃引信号
発生器15よりの掃引信号に基づいてエネルギー
が掃引される結果、エネルギーE1における検出
時間がC・E1 mになつてしまうため、実際に得ら
れる信号値はA・E1 -m・C・E1 m=A・C≡Kと
なる。この最初のエネルギー値E1における検出
において得られた信号Kは、スイツチ回路16を
介して第1のメモリー17bの記憶値から第1の
メモリー17aに供給されて記憶される。この時
第2のメモリー17bの格納値は0であるため、
最初の期間の終了時に制御回路19よりの制御信
号に基づいて引算回路18が引算を実行すると、
第2のメモリー17aの記憶値を引算した−Kな
る負の信号が引算回路18より出力されるため、
記録計14にはこの最初の信号のみ記録されな
い。この最初の期間の終了と同時に制御回路19
よりスイツチ回路16に切換え信号が供給され、
スイツチ回路16はAD変換器11の出力端子を
第2のメモリー17bに接続するように切換えら
れる。そこで引き続いて第5図において口で示す
エネルギーE2の検出期間になると、検出器6に St2・C・E2 m=Ss2・C・E2 m+A・E2 -m・C・
E2 m=Ss2・C・E2 m+K なる信号が検出され、この信号はスイツチ回路1
6を介して第2のメモリー17bに供給されて記
憶される。第1のメモリー17aにはKが引き続
き記憶されているため、この期間口の終了時にお
ける引算回路18の出力信号はSs2・C・E2 mとな
り、この信号は記録計14のX端子に供給され
る。同様にエネルギー値Eiにおける検出を行なう
i番目の期間においては、期間C・Eimだけ検出
が行なわれ、第2のメモリー17bに記憶される
記憶値はSsi・C・Eim+Kとなる。従つて、この
期間の終了と同時に制御回路19よりの制御信号
に基づいて引算回路18の出力信号を記録計14
Y端子に供給すれば、記録計14はアナライザー
4のエネルギーと同期して掃引されるため、記録
計14にはバツクグラウンド成分を除いた第6図
に示すようなスペクトルがリアルタイムで記録さ
れる。尚、掃引エネルギー値がエネルギーに応じ
て異なつており、それにより、測定値にエネルギ
ー値に応じた異なつた値が乗算されたのと同じ効
果が生ずる。そのため、ピークのシフトが発生す
るが、該ピークのシフト量は吸収ピークの鋭さの
程度とバツクグランド強度の変化率に関係し、吸
収ピークが鋭い程、又、バツクグランド強度の変
化率が小さい程シフトの影響(量)は小さい。従
つて、第3図のスペクトルにおいて、損失エネル
ギーが低い側では、バツクグランド強度の変化は
大きいが、吸収ピークが鋭いので、ピークシフト
量は小さく、又、損失エネルギーが高い側でも、
吸収ピークは鋭くないが、バツクグランド強度の
変化率が小さいので、ピークシフト量は小さい。
しかも、定性分析の対象となる各元素の吸収ピー
クが現われる損失エネルギー値は各元素間で、こ
の様な小さいピークシフトを無視できる程度に充
分離れているため、このピークシフトは実際上問
題になることはない。従つて、高損失エネルギー
側でも各吸収ピークが大きくなるように表示され
た第6図のスペクトル表示に基づいて、各元素の
存在非存在をリアルタイムで知る事が出来る。
[効果]
上述した本発明に基づく装置においては、スペ
クトルを表示するための信号処理としては極めて
短時間で行ない得る引算しか行なつていないた
め、リアルタイムでバツクグランドを除いたスペ
クトルを表示することができ、直ちに試料の定性
分析を行なうことができる。
クトルを表示するための信号処理としては極めて
短時間で行ない得る引算しか行なつていないた
め、リアルタイムでバツクグランドを除いたスペ
クトルを表示することができ、直ちに試料の定性
分析を行なうことができる。
又、この記録された信号は上述の説明から明ら
かなように、単位時間の検出により得られる信号
量SsiにC・Eimを掛けたものである。ところで、
第7図に示すように、一般に損失エネルギーが大
きくなる(大きな原子番号の物質との相互作用)
程、その発生効率は小さくなるため、高エネルギ
ー損失側のスペクトルピーク程一般に小さくな
り、その存在を確認しにくくなるが、上述した本
願装置においては、高いエネルギー損失値になる
程検出時間を増大させるようにしているため、得
られたスペクトルは第3図において一点鎖線Cで
示された従来得られたスペクトルに比較して、高
エネルギー損失側の吸収ピークが大きくなり、ピ
ークの存在がより判別し易いものとなるため、リ
アルタイムで容易に定性分析が行ない得る。
かなように、単位時間の検出により得られる信号
量SsiにC・Eimを掛けたものである。ところで、
第7図に示すように、一般に損失エネルギーが大
きくなる(大きな原子番号の物質との相互作用)
程、その発生効率は小さくなるため、高エネルギ
ー損失側のスペクトルピーク程一般に小さくな
り、その存在を確認しにくくなるが、上述した本
願装置においては、高いエネルギー損失値になる
程検出時間を増大させるようにしているため、得
られたスペクトルは第3図において一点鎖線Cで
示された従来得られたスペクトルに比較して、高
エネルギー損失側の吸収ピークが大きくなり、ピ
ークの存在がより判別し易いものとなるため、リ
アルタイムで容易に定性分析が行ない得る。
第1図は従来の装置を説明するための図、第2
図は従来装置におけるエネルギーの掃引を説明す
るための図、第3図は従来装置によつて得られる
スペクトルを説明するための図、第4図は本発明
の一実施例を説明するための図、第5図は本発明
に基づく装置における掃引信号を説明するための
図、第6図は本発明に基づく装置によつて記録さ
れるスペクトルを例示するための図、第7図は損
失エネルギー値とそのエネルギー値を失う相互作
用の発生効率との関係を説明するための図であ
る。 1……試料、2……電子線、3……結像レンズ
系、4……エネルギーアナライザー、5……スリ
ツト、6……検出器、7,15……掃引信号発生
器、8……DA変換器、9,10……増幅器、1
1……AD変換器、12……外部メモリー、13
……演算制御装置、14……記録計、16……ス
イツチ回路、17a,17b……メモリー、18
……引算回路、19……制御回路。
図は従来装置におけるエネルギーの掃引を説明す
るための図、第3図は従来装置によつて得られる
スペクトルを説明するための図、第4図は本発明
の一実施例を説明するための図、第5図は本発明
に基づく装置における掃引信号を説明するための
図、第6図は本発明に基づく装置によつて記録さ
れるスペクトルを例示するための図、第7図は損
失エネルギー値とそのエネルギー値を失う相互作
用の発生効率との関係を説明するための図であ
る。 1……試料、2……電子線、3……結像レンズ
系、4……エネルギーアナライザー、5……スリ
ツト、6……検出器、7,15……掃引信号発生
器、8……DA変換器、9,10……増幅器、1
1……AD変換器、12……外部メモリー、13
……演算制御装置、14……記録計、16……ス
イツチ回路、17a,17b……メモリー、18
……引算回路、19……制御回路。
Claims (1)
- 集束された電子線を試料に照射する手段、該試
料によりエネルギー損失を受けた電子をエネルギ
ー分析するアナライザー、該アナライザーにより
分離された電子を検出する検出器、前記アナライ
ザーを掃引する手段及び前記検出器の出力信号を
表示又は記録するための手段を備えた電子線エネ
ルギー損失スペクトル分析装置において、mを3
乃至4,Eを損失エネルギー値、Cを比例定数と
するとき、前記アナライザーを掃引する手段は損
失エネルギーEにおける検出時間を略C・Emに
するための掃引信号を発生すると共に、前記検出
器により検出された信号から掃引開始時に検出さ
れた信号を引算するための手段が具備されてお
り、前記表示又は記録手段は該引算手段によつて
引算された信号を該掃引手段よりの掃引信号の供
給に基づいて表示又は記録することを特徴とする
電子線エネルギー損失スペクトル分析装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP58014310A JPS59141044A (ja) | 1983-01-31 | 1983-01-31 | 電子線エネルギー損出スペクトル分析装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP58014310A JPS59141044A (ja) | 1983-01-31 | 1983-01-31 | 電子線エネルギー損出スペクトル分析装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS59141044A JPS59141044A (ja) | 1984-08-13 |
| JPH046904B2 true JPH046904B2 (ja) | 1992-02-07 |
Family
ID=11857520
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP58014310A Granted JPS59141044A (ja) | 1983-01-31 | 1983-01-31 | 電子線エネルギー損出スペクトル分析装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS59141044A (ja) |
-
1983
- 1983-01-31 JP JP58014310A patent/JPS59141044A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS59141044A (ja) | 1984-08-13 |
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