JPH0470294B2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0470294B2 JPH0470294B2 JP12984587A JP12984587A JPH0470294B2 JP H0470294 B2 JPH0470294 B2 JP H0470294B2 JP 12984587 A JP12984587 A JP 12984587A JP 12984587 A JP12984587 A JP 12984587A JP H0470294 B2 JPH0470294 B2 JP H0470294B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- group
- aromatic
- yield
- present
- synthesis
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
Description
[発明の目的]
(産業上の利用分野)
本発明は、芳香族エーテルの芳香環をブロモ化
する方法に関するものである。 (従来の技術及びその問題点) 芳香族エーテルのブロモ化体は、種々の医薬、
除草剤、殺菌剤等の製造原料として有用である
(例えば、西独特許第24 02 672号公報、同第24
20 439号公報、同第22 55 439号公報及び特開昭
62−33104号公報)。 一般に、芳香族エーテルの核へのブロモ化は、
金属ハロゲン化物やヨウ素などの触媒の共存下に
臭素を作用させることにより行われている。 これらの手段を用いて芳香族エーテルのブロモ
化を行うと、これらの化合物ではフエノール類な
どと異なり、芳香環のブロモ化に対する活性が低
下しているため、効率よく目的を得ることができ
ない。 そこで、本発明者らは、従来の芳香族エーテル
のブロモ化方法を改良すべく鋭意研究を重ねた結
果、ブロモ化剤としてベンジルトリ低級アルキル
アンモニウムトリブロミドを用いることにより、
芳香環がブロモ化された目的化合物が好収率で得
られることを見出し本発明を完成するに至つた。 [発明の構成] (問題点を解決するための手段) 本発明は、芳香族エーテルをベンジルトリ低級
アルキルアンモニウムトリブロミドで処理するこ
とを特徴とする芳香族エーテルのブロモ化方法に
関するものである。 本発明に用いられる芳香族エーテルとしては、
芳香環の少なくとも一つの位置が非置換のもので
あれば特に制限はない。かかる芳香族エーテルの
芳香環の置換基としては、例えば、メチル基、エ
チル基、プロピル基、イソプロピル基、ブチル
基、イソブチル基、sec−ブチル基、tert−ブチ
ル基、ペンチル基、ヘキシル基等のアルキル基;
シクロヘキシル基等のシクロアルキル基;メトキ
シ基、エトキシ基、プロポキシ基、イソプロポキ
シ基、ブトキシ基、イソブトキシ基、sec−ブト
キシ基、tert−ブトキシ基等の他のアルコキシ
基;フツ素原子、塩素原子、臭素原子等のハロゲ
ン原子などが挙げられる。 本発明に用いるベンジルトリ低級アルキルアン
モニウムトリブロミドは、 次式(): (式中、R1、R2及びR3は、同一又は相異なる低
級アルキル基を表す。) で示される化合物である。 前記式()の定義において、低級アルキル基
とは、炭素数1〜6のアルキル基であり、例え
ば、メチル基、エチル基、プロピル基、イソプロ
ピル基、ブチル基、ペンチル基、ヘキシル基など
が挙げられる。 本発明に用いる溶媒は、特に制限はなく、前記
式()で示されるブロモ化剤を溶解するもので
あれば如何なるものでもよい。特に、ハロゲン化
アルキル溶媒、例えば塩化メチレン、クロロホル
ム、トリクレン、ジクロルエン等は非常に高い溶
解性を有し反応溶媒として最適である。また、こ
の溶媒中に低級アルコール、例えばメタノール、
エタノール、プロピルアルコール、イソプロピル
アルコール等を混入するとブロモ化剤の反応性が
著しく高まる。特にメタノールはその効果が著し
い。ハロゲン化アルキル溶媒とアルコールの混合
比は特に制限はないが、通常1:5〜10:1、好
ましくは1:1〜5:1である。 また基質に対してブロモ化剤は理論量で十分で
あり過剰に加える必要はない。 更に反応性を高めるためには塩基共存下で反応
を行つてもよいが、使用する塩基はブロモ化後、
副生する臭化水素をトラツプする目的で使用され
る。従つてわずかの溶解度があればよく、その意
味においては炭酸カルシウム、炭酸水素カルシウ
ム、炭酸ナトリウム、炭酸水素ナトリウム、炭酸
カリウム、炭酸水素カリウム等のアルカリ金属又
はアルカリ土類金属の炭酸塩又は炭酸水素塩が有
効である。かかる塩基の使用量はブロモ化剤
()と当量であれば十分であるが多くても反応
に影響を与えない。 (発明の実施例) 以下、合成例及び実施例により本発明を更に詳
細に説明するが、これらの実施例は本発明の範囲
を何ら制限するものではない。 合成例 1 ベンジルトリメチルアンモニウムトリブロミド
(BTMABr2)の合成 ベンジルトリメチルアンモニウムクロリド11.1
g(60mmol)とNaBrO34.5g(30mmol)を水
100mlに溶解し、臭化水素酸(47%)180mlを室温
下で加えてゆくと即ちに結晶が析出した。塩化メ
チレン50mlで4回抽出した。有機層を硫酸マグネ
シウムで乾燥後、溶媒を留去した。得られた粗結
晶を塩化メチレン/エーテル(10:1)の混合溶
媒で再結晶した。 収量:18.2g(収率78%) m.p.100〜101℃ 合成例 2 ベンジルトリエチルアンモニウムトリブロミド
(BTEABr3)の合成 ベンジルトリメチルアンモニウムクロリドに代
えてベンジルトリエチルアンモニウムクロリド
13.7g(60mmol)を用いて合成例1と同様に行
つた。 収量:21.3g(収率82%) m.p.102〜103℃ 合成例 3 ベンジルトリブチルアンモニウムトリブロミド
(BTBABr3)の合成 ベンジルトリメチルアンモニウムクロリドに代
えてベンジルトリブチルアンモニウムクロリド
18.7g(60mmol)を用いて合成例1と同様に行
つた。 収量:19.2g(収率62%) m.p.91〜92℃ 実施例 1 4−ブロモアニソールの合成 アニソール0.4g(4mmol)の塩化メチレン
50ml溶液にメタノール20mlを添加しBTMBr31.7
g(4.4mmol)を加え室温で2時間撹拌した。
反応終了時にはBTMABr3のオレンジ色がほぼ消
失する。反応後、溶媒を留去した後、5%亜硫酸
水素ナトリウム水溶液20mlを加え、未反応の
BTMABr3を分解した後、内容物をエーテル40ml
で2回抽出し、次いで溶媒を留去して4−ブロモ
アニソール0.74g(収率99%)を得た。 b.p.213℃/760mmHg 実施例 2 各種芳香族エーテルのブロモ化 原料のアニソールに代えて以下に示す原料を用
いて実施例1と同様に行つた。結果を表に示す。
する方法に関するものである。 (従来の技術及びその問題点) 芳香族エーテルのブロモ化体は、種々の医薬、
除草剤、殺菌剤等の製造原料として有用である
(例えば、西独特許第24 02 672号公報、同第24
20 439号公報、同第22 55 439号公報及び特開昭
62−33104号公報)。 一般に、芳香族エーテルの核へのブロモ化は、
金属ハロゲン化物やヨウ素などの触媒の共存下に
臭素を作用させることにより行われている。 これらの手段を用いて芳香族エーテルのブロモ
化を行うと、これらの化合物ではフエノール類な
どと異なり、芳香環のブロモ化に対する活性が低
下しているため、効率よく目的を得ることができ
ない。 そこで、本発明者らは、従来の芳香族エーテル
のブロモ化方法を改良すべく鋭意研究を重ねた結
果、ブロモ化剤としてベンジルトリ低級アルキル
アンモニウムトリブロミドを用いることにより、
芳香環がブロモ化された目的化合物が好収率で得
られることを見出し本発明を完成するに至つた。 [発明の構成] (問題点を解決するための手段) 本発明は、芳香族エーテルをベンジルトリ低級
アルキルアンモニウムトリブロミドで処理するこ
とを特徴とする芳香族エーテルのブロモ化方法に
関するものである。 本発明に用いられる芳香族エーテルとしては、
芳香環の少なくとも一つの位置が非置換のもので
あれば特に制限はない。かかる芳香族エーテルの
芳香環の置換基としては、例えば、メチル基、エ
チル基、プロピル基、イソプロピル基、ブチル
基、イソブチル基、sec−ブチル基、tert−ブチ
ル基、ペンチル基、ヘキシル基等のアルキル基;
シクロヘキシル基等のシクロアルキル基;メトキ
シ基、エトキシ基、プロポキシ基、イソプロポキ
シ基、ブトキシ基、イソブトキシ基、sec−ブト
キシ基、tert−ブトキシ基等の他のアルコキシ
基;フツ素原子、塩素原子、臭素原子等のハロゲ
ン原子などが挙げられる。 本発明に用いるベンジルトリ低級アルキルアン
モニウムトリブロミドは、 次式(): (式中、R1、R2及びR3は、同一又は相異なる低
級アルキル基を表す。) で示される化合物である。 前記式()の定義において、低級アルキル基
とは、炭素数1〜6のアルキル基であり、例え
ば、メチル基、エチル基、プロピル基、イソプロ
ピル基、ブチル基、ペンチル基、ヘキシル基など
が挙げられる。 本発明に用いる溶媒は、特に制限はなく、前記
式()で示されるブロモ化剤を溶解するもので
あれば如何なるものでもよい。特に、ハロゲン化
アルキル溶媒、例えば塩化メチレン、クロロホル
ム、トリクレン、ジクロルエン等は非常に高い溶
解性を有し反応溶媒として最適である。また、こ
の溶媒中に低級アルコール、例えばメタノール、
エタノール、プロピルアルコール、イソプロピル
アルコール等を混入するとブロモ化剤の反応性が
著しく高まる。特にメタノールはその効果が著し
い。ハロゲン化アルキル溶媒とアルコールの混合
比は特に制限はないが、通常1:5〜10:1、好
ましくは1:1〜5:1である。 また基質に対してブロモ化剤は理論量で十分で
あり過剰に加える必要はない。 更に反応性を高めるためには塩基共存下で反応
を行つてもよいが、使用する塩基はブロモ化後、
副生する臭化水素をトラツプする目的で使用され
る。従つてわずかの溶解度があればよく、その意
味においては炭酸カルシウム、炭酸水素カルシウ
ム、炭酸ナトリウム、炭酸水素ナトリウム、炭酸
カリウム、炭酸水素カリウム等のアルカリ金属又
はアルカリ土類金属の炭酸塩又は炭酸水素塩が有
効である。かかる塩基の使用量はブロモ化剤
()と当量であれば十分であるが多くても反応
に影響を与えない。 (発明の実施例) 以下、合成例及び実施例により本発明を更に詳
細に説明するが、これらの実施例は本発明の範囲
を何ら制限するものではない。 合成例 1 ベンジルトリメチルアンモニウムトリブロミド
(BTMABr2)の合成 ベンジルトリメチルアンモニウムクロリド11.1
g(60mmol)とNaBrO34.5g(30mmol)を水
100mlに溶解し、臭化水素酸(47%)180mlを室温
下で加えてゆくと即ちに結晶が析出した。塩化メ
チレン50mlで4回抽出した。有機層を硫酸マグネ
シウムで乾燥後、溶媒を留去した。得られた粗結
晶を塩化メチレン/エーテル(10:1)の混合溶
媒で再結晶した。 収量:18.2g(収率78%) m.p.100〜101℃ 合成例 2 ベンジルトリエチルアンモニウムトリブロミド
(BTEABr3)の合成 ベンジルトリメチルアンモニウムクロリドに代
えてベンジルトリエチルアンモニウムクロリド
13.7g(60mmol)を用いて合成例1と同様に行
つた。 収量:21.3g(収率82%) m.p.102〜103℃ 合成例 3 ベンジルトリブチルアンモニウムトリブロミド
(BTBABr3)の合成 ベンジルトリメチルアンモニウムクロリドに代
えてベンジルトリブチルアンモニウムクロリド
18.7g(60mmol)を用いて合成例1と同様に行
つた。 収量:19.2g(収率62%) m.p.91〜92℃ 実施例 1 4−ブロモアニソールの合成 アニソール0.4g(4mmol)の塩化メチレン
50ml溶液にメタノール20mlを添加しBTMBr31.7
g(4.4mmol)を加え室温で2時間撹拌した。
反応終了時にはBTMABr3のオレンジ色がほぼ消
失する。反応後、溶媒を留去した後、5%亜硫酸
水素ナトリウム水溶液20mlを加え、未反応の
BTMABr3を分解した後、内容物をエーテル40ml
で2回抽出し、次いで溶媒を留去して4−ブロモ
アニソール0.74g(収率99%)を得た。 b.p.213℃/760mmHg 実施例 2 各種芳香族エーテルのブロモ化 原料のアニソールに代えて以下に示す原料を用
いて実施例1と同様に行つた。結果を表に示す。
【表】
【表】
[発明の効果]
本発明によれば、ブロモ芳香族エーテルを好収
率で提供することができる。
率で提供することができる。
Claims (1)
- 1 芳香族エーテルをベンジルトリ低級アルキル
アンモニウムトリブロミドで処理することを特徴
とする芳香族エーテルのブロモ化方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP12984587A JPS63297336A (ja) | 1987-05-28 | 1987-05-28 | 芳香族エ−テルのブロモ化方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP12984587A JPS63297336A (ja) | 1987-05-28 | 1987-05-28 | 芳香族エ−テルのブロモ化方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS63297336A JPS63297336A (ja) | 1988-12-05 |
| JPH0470294B2 true JPH0470294B2 (ja) | 1992-11-10 |
Family
ID=15019657
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP12984587A Granted JPS63297336A (ja) | 1987-05-28 | 1987-05-28 | 芳香族エ−テルのブロモ化方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS63297336A (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN111348990B (zh) * | 2020-04-15 | 2022-11-18 | 北京格林凯默科技有限公司 | 一种对溴苯烷基醚的制备方法 |
| CN120349228A (zh) * | 2025-06-23 | 2025-07-22 | 山东绿色海洋化工研究院有限公司 | 一种连续化合成4-溴-3-甲基苯甲醚的方法 |
-
1987
- 1987-05-28 JP JP12984587A patent/JPS63297336A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS63297336A (ja) | 1988-12-05 |
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