JPH0470377B2 - - Google Patents
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- JPH0470377B2 JPH0470377B2 JP58125999A JP12599983A JPH0470377B2 JP H0470377 B2 JPH0470377 B2 JP H0470377B2 JP 58125999 A JP58125999 A JP 58125999A JP 12599983 A JP12599983 A JP 12599983A JP H0470377 B2 JPH0470377 B2 JP H0470377B2
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- JP
- Japan
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- carbon fiber
- carbon fibers
- carbonaceous
- aluminum alloy
- cfrm
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- Manufacture Of Alloys Or Alloy Compounds (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
産業上の利用分野
この発明は、内燃機関のピストンピン、ピスト
ンリングや、軸、軸受、シリンダライナー、メカ
ニカルシール等を構成するのに好適な炭素繊維強
化アルミニウム合金複合材料に関する。
ンリングや、軸、軸受、シリンダライナー、メカ
ニカルシール等を構成するのに好適な炭素繊維強
化アルミニウム合金複合材料に関する。
従来の技術
炭素繊維でアルミニウム合金を強化してなる炭
素繊維強化アルミニウム合金複合材料(以下、
CFRMという)は、金属のみからなる材料にく
らべて比強度、比弾性率が高く、耐摩耗性にも優
れていることから、いろいろな分野で注目されて
いる。
素繊維強化アルミニウム合金複合材料(以下、
CFRMという)は、金属のみからなる材料にく
らべて比強度、比弾性率が高く、耐摩耗性にも優
れていることから、いろいろな分野で注目されて
いる。
そのようなCFRMとしては、たとえば特公昭
55−36257号公報に記載されているようなものが
知られている。この従来のCFRMは、強度や剛
性の発現効果が大きい高強度、高弾性率炭素繊維
と、耐摩耗性に優れた低弾性率炭素繊維とを併用
し、これら2種類の炭素繊維でアルミニウム合金
を強化してなるものである。たとえば、内燃機関
のコンロツドの場合、高い強度と剛性が要求され
るロツド部には高強度、高弾性率炭素繊維を使用
し、一方、耐摩耗性が要求される、ロツド部の両
端の、いわゆる目がね部には低弾性率炭素繊維を
使用している。2種類の炭素繊維を部位によつて
使いわけているわけである。しかしながら、ロツ
ド部には高強度、高弾性率炭素繊維を使用してい
るから、この部位の耐摩耗性はあまり期待でき
ず、一方、目がね部には低弾性率炭素繊維を使用
しているから、この部位では、耐摩耗性は期待で
きるものの強度や剛性の発現はあまり期待できな
い。
55−36257号公報に記載されているようなものが
知られている。この従来のCFRMは、強度や剛
性の発現効果が大きい高強度、高弾性率炭素繊維
と、耐摩耗性に優れた低弾性率炭素繊維とを併用
し、これら2種類の炭素繊維でアルミニウム合金
を強化してなるものである。たとえば、内燃機関
のコンロツドの場合、高い強度と剛性が要求され
るロツド部には高強度、高弾性率炭素繊維を使用
し、一方、耐摩耗性が要求される、ロツド部の両
端の、いわゆる目がね部には低弾性率炭素繊維を
使用している。2種類の炭素繊維を部位によつて
使いわけているわけである。しかしながら、ロツ
ド部には高強度、高弾性率炭素繊維を使用してい
るから、この部位の耐摩耗性はあまり期待でき
ず、一方、目がね部には低弾性率炭素繊維を使用
しているから、この部位では、耐摩耗性は期待で
きるものの強度や剛性の発現はあまり期待できな
い。
すなわち、マトリクスがアルミニウム合金であ
るとき、成形時や使用時にアルミニウムと炭素繊
維とが反応して両者の界面に脆いカーバイドを作
りやすいが、そうなるとCFRMの強度が低下し
てしまう。かかる反応は、高弾性率炭素繊維を使
用するときにはほとんど起こらないが、低弾性率
炭素繊維を使用するときには著しい。換言すれ
ば、上記従来のCFRMは、全体に強度や剛性が
要求され、ある部位についてはこれらの特性に加
えてさらに耐摩耗性が要求されるような用途には
むかない。そのため、用途が大きく制限される。
るとき、成形時や使用時にアルミニウムと炭素繊
維とが反応して両者の界面に脆いカーバイドを作
りやすいが、そうなるとCFRMの強度が低下し
てしまう。かかる反応は、高弾性率炭素繊維を使
用するときにはほとんど起こらないが、低弾性率
炭素繊維を使用するときには著しい。換言すれ
ば、上記従来のCFRMは、全体に強度や剛性が
要求され、ある部位についてはこれらの特性に加
えてさらに耐摩耗性が要求されるような用途には
むかない。そのため、用途が大きく制限される。
この問題を、内燃機関のピストンピンの場合に
ついて説明するに、ピストンピンには、大きな曲
げ応力が繰り返し加わるから、強度や剛性はどの
部位においても高くなければならない。一方、コ
ンロツドやピストンが嵌合する部位の表面、すな
わち、中央部や両端部の表面においては、耐摩耗
性もまた、良好である必要がある。換言すれば、
中央部と両端部においては、強度、剛性、耐摩耗
性といつた特性のすべてが要求されるのである
が、上記従来のCFRMでは、かかる要求を満足
するのが難しい。
ついて説明するに、ピストンピンには、大きな曲
げ応力が繰り返し加わるから、強度や剛性はどの
部位においても高くなければならない。一方、コ
ンロツドやピストンが嵌合する部位の表面、すな
わち、中央部や両端部の表面においては、耐摩耗
性もまた、良好である必要がある。換言すれば、
中央部と両端部においては、強度、剛性、耐摩耗
性といつた特性のすべてが要求されるのである
が、上記従来のCFRMでは、かかる要求を満足
するのが難しい。
発明が解決しようとする課題
この発明の目的は、従来のCFRMの上述した
問題点を解決し、強度、剛性、耐摩耗性といつた
諸特性がともに高く、しかも、バランスよく備わ
つているCFRMを提供するにある。
問題点を解決し、強度、剛性、耐摩耗性といつた
諸特性がともに高く、しかも、バランスよく備わ
つているCFRMを提供するにある。
課題を解決するための手段
上記目的を達成するために、この発明は、炭素
質炭素繊維と黒鉛質炭素繊維とでアルミニウム合
金を強化してなる棒状複合材料であつて、上記炭
素質炭素繊維と黒鉛質炭素繊維とが層をなしてい
るとともに上記炭素質炭素繊維が表層部に配置さ
れていることを特徴とする炭素繊維強化アルミニ
ウム合金複合材料を提供する。複合材料は中央棒
状であつても、中空棒状(筒状、管状等)であつ
ても、いずれでもよいが、中実棒状の場合には、
炭素質炭素繊維は、外表層部および/または内表
層部に配置されている。
質炭素繊維と黒鉛質炭素繊維とでアルミニウム合
金を強化してなる棒状複合材料であつて、上記炭
素質炭素繊維と黒鉛質炭素繊維とが層をなしてい
るとともに上記炭素質炭素繊維が表層部に配置さ
れていることを特徴とする炭素繊維強化アルミニ
ウム合金複合材料を提供する。複合材料は中央棒
状であつても、中空棒状(筒状、管状等)であつ
ても、いずれでもよいが、中実棒状の場合には、
炭素質炭素繊維は、外表層部および/または内表
層部に配置されている。
上記において、炭素質炭素繊維とは、ポリアク
リルニトリル、ピツチ、レーヨン等を焼成して得
られるもので、JIS R7601に基いて測定した引張
弾性率が30000Kgf/mm2未満、好ましくは26000Kg
f/mm2以下の炭素繊維である。このような炭素質
炭素繊維は、CFRMに、主として耐摩耗性や硬
さを与える。
リルニトリル、ピツチ、レーヨン等を焼成して得
られるもので、JIS R7601に基いて測定した引張
弾性率が30000Kgf/mm2未満、好ましくは26000Kg
f/mm2以下の炭素繊維である。このような炭素質
炭素繊維は、CFRMに、主として耐摩耗性や硬
さを与える。
また、黒鉛質炭素繊維とは、やはりポリアクリ
ルニトリル、ピツチ、レーヨン等をプリカーサー
とするものであるが、焼成温度が炭素質炭素繊維
のそれよりも高く、同様に定義する引張弾性率が
30000Kgf/mm2以上、好ましくは35000Kgf/mm2以
上の炭素繊維である。この黒鉛質炭素繊維は、
CFRMに、主として強度や剛性を与える。なお、
黒鉛質炭素繊維は、より優れた強度をもつ
CFRMを得ることができるという理由で、表面
酸化処理を施していないものであるのが好まし
い。
ルニトリル、ピツチ、レーヨン等をプリカーサー
とするものであるが、焼成温度が炭素質炭素繊維
のそれよりも高く、同様に定義する引張弾性率が
30000Kgf/mm2以上、好ましくは35000Kgf/mm2以
上の炭素繊維である。この黒鉛質炭素繊維は、
CFRMに、主として強度や剛性を与える。なお、
黒鉛質炭素繊維は、より優れた強度をもつ
CFRMを得ることができるという理由で、表面
酸化処理を施していないものであるのが好まし
い。
さて、以下において、単に「炭素繊維」という
ときは、炭素質炭素繊維および黒鉛質炭素繊維の
双方をいうものとする。
ときは、炭素質炭素繊維および黒鉛質炭素繊維の
双方をいうものとする。
炭素繊維は、CFRMの、所望する形状、用途、
特性等に応じて、マトリクスであるアルミニウム
合金中に連続繊維、短繊維またはミルドフアイバ
ーの形態で包含される。連続繊維の場合、一方向
に引き揃えて配置したり、ヘリカル巻して配置し
たりする。また、織物にしてすし巻状に巻回、配
置してもよい。短繊維やミルドフアイバーは、ア
ルミニウム合金中にランダムに分散した状態で包
含される。短繊維は、それをマツトにして織物と
同様に使つてもよい。もちろん、連続繊維と短繊
維やミルドフアイバーとを組み合わせて使用する
こともできる。
特性等に応じて、マトリクスであるアルミニウム
合金中に連続繊維、短繊維またはミルドフアイバ
ーの形態で包含される。連続繊維の場合、一方向
に引き揃えて配置したり、ヘリカル巻して配置し
たりする。また、織物にしてすし巻状に巻回、配
置してもよい。短繊維やミルドフアイバーは、ア
ルミニウム合金中にランダムに分散した状態で包
含される。短繊維は、それをマツトにして織物と
同様に使つてもよい。もちろん、連続繊維と短繊
維やミルドフアイバーとを組み合わせて使用する
こともできる。
CFRM中における炭素繊維の場合は、30〜75
体積%、好ましくは50〜70体積%である。なお、
炭素質炭素繊維と黒鉛質炭素繊維との使用割合
は、用途等に応じて決めればよい。
体積%、好ましくは50〜70体積%である。なお、
炭素質炭素繊維と黒鉛質炭素繊維との使用割合
は、用途等に応じて決めればよい。
上述した炭素繊維によつて強化されるアルミニ
ウム合金は、たとえば、アルミニウム−ケイ素合
金、アルミニウム−ケイ素−銅合金、アルミニウ
ム−ケイ素−マグネシウム合金、マグネシウム−
アルミニウム合金、チタン−アルミニウム−クロ
ム合金、銅−アルミニウム合金、銅−アルミニウ
ム−鉄合金等で、用途等に応じて選択する。アル
ミニウムが主成分であつても、そうでなくてもよ
い。
ウム合金は、たとえば、アルミニウム−ケイ素合
金、アルミニウム−ケイ素−銅合金、アルミニウ
ム−ケイ素−マグネシウム合金、マグネシウム−
アルミニウム合金、チタン−アルミニウム−クロ
ム合金、銅−アルミニウム合金、銅−アルミニウ
ム−鉄合金等で、用途等に応じて選択する。アル
ミニウムが主成分であつても、そうでなくてもよ
い。
さて、この発明においては、上記2種類の炭素
繊維が層をなしている。すなわち、CFRMが中
実棒状である場合には、炭素質炭素繊維を表層部
に配置し、それ以外の部位には黒鉛質炭素繊維を
配置する。中実棒状のものは、全体としてみた強
度や剛性が高いうえに、表層部に配置した炭素質
炭素繊維によつて耐摩耗性が向上することから、
軸や、内燃機関のピストンピンの構成材料として
好適である。この場合、炭素繊維は、長手方向に
引き揃えた状態で配置されても、長手方向に対し
て±15〜30°の角度をもつようにヘリカル巻され
た状態で配置されても、いずれでもよい。また、
両者が併用されてもよい。
繊維が層をなしている。すなわち、CFRMが中
実棒状である場合には、炭素質炭素繊維を表層部
に配置し、それ以外の部位には黒鉛質炭素繊維を
配置する。中実棒状のものは、全体としてみた強
度や剛性が高いうえに、表層部に配置した炭素質
炭素繊維によつて耐摩耗性が向上することから、
軸や、内燃機関のピストンピンの構成材料として
好適である。この場合、炭素繊維は、長手方向に
引き揃えた状態で配置されても、長手方向に対し
て±15〜30°の角度をもつようにヘリカル巻され
た状態で配置されても、いずれでもよい。また、
両者が併用されてもよい。
中空棒状をしている場合には、炭素質炭素繊維
は、外側の表層部、すなわち外表層部か、内側の
表層部、すなわち内表層部か、外表層部および内
表層部の双方に配置され、それ以外の部位には黒
鉛質炭素繊維が配置される。たとえば、外表層部
に炭素質炭素繊維を一方向および/または斜交巻
して配置し、それ以外の部位に黒鉛質炭素繊維を
上記と同様に配置してなるものは、全体としてみ
た機械的強度や剛性が高いうえに、外表層部の耐
摩耗性が高いので、軸として好適である。同様に
構成した短い中空棒状(円筒状)のものは、内燃
機関のピストンリングとして好適である。
は、外側の表層部、すなわち外表層部か、内側の
表層部、すなわち内表層部か、外表層部および内
表層部の双方に配置され、それ以外の部位には黒
鉛質炭素繊維が配置される。たとえば、外表層部
に炭素質炭素繊維を一方向および/または斜交巻
して配置し、それ以外の部位に黒鉛質炭素繊維を
上記と同様に配置してなるものは、全体としてみ
た機械的強度や剛性が高いうえに、外表層部の耐
摩耗性が高いので、軸として好適である。同様に
構成した短い中空棒状(円筒状)のものは、内燃
機関のピストンリングとして好適である。
また、内表層部に炭素質炭素繊維を配置し、他
のすべての部位に黒鉛質炭素繊維を配置してなる
ものは、たとえば軸受、シリンダーライナー、メ
カニカルシールとして好適である。
のすべての部位に黒鉛質炭素繊維を配置してなる
ものは、たとえば軸受、シリンダーライナー、メ
カニカルシールとして好適である。
上記において、炭素質炭素繊維が存在する層の
厚みは、主として黒鉛質炭素繊維によつて与えら
れる強度や剛性をできるだけ低下させないため
に、薄いのが好ましい。すなわち、炭素質炭素繊
維の層の厚みは、それによつて形成される面に耐
摩耗性、硬さ等の諸特性を付与するのに必要最少
限であればよく、5〜2000μm、好ましくは10〜
500μmである。
厚みは、主として黒鉛質炭素繊維によつて与えら
れる強度や剛性をできるだけ低下させないため
に、薄いのが好ましい。すなわち、炭素質炭素繊
維の層の厚みは、それによつて形成される面に耐
摩耗性、硬さ等の諸特性を付与するのに必要最少
限であればよく、5〜2000μm、好ましくは10〜
500μmである。
この発明のCFRMは、従来公知の方法によつ
て製造することができる。たとえば、イオンプレ
ーテイング法、メツキ法、拡散接合法、粉末治金
法、箔治金法、焼結法、高圧鋳造法等を使用する
ことができる。なかでも、製造コストが安い高圧
鋳造法によるのが好ましい。
て製造することができる。たとえば、イオンプレ
ーテイング法、メツキ法、拡散接合法、粉末治金
法、箔治金法、焼結法、高圧鋳造法等を使用する
ことができる。なかでも、製造コストが安い高圧
鋳造法によるのが好ましい。
高圧鋳造法は、成形用の型の中に、炭素質炭素
繊維と黒鉛質炭素繊維とを組み合わせた、所望の
形状の予備成形体を入れた後、その型にアルミニ
ウム合金の溶湯を200〜2000Kg/cm2の圧力で注入
して予備成形体に含浸し、炭素繊維とアルミニウ
ム合金とを複合する方法である。この場合、溶湯
の温度は、アルミニウム合金の融点から、融点以
上250℃程度の範囲に選定する。
繊維と黒鉛質炭素繊維とを組み合わせた、所望の
形状の予備成形体を入れた後、その型にアルミニ
ウム合金の溶湯を200〜2000Kg/cm2の圧力で注入
して予備成形体に含浸し、炭素繊維とアルミニウ
ム合金とを複合する方法である。この場合、溶湯
の温度は、アルミニウム合金の融点から、融点以
上250℃程度の範囲に選定する。
実施例
東レ株式会社製の炭素質炭素繊維“トレカ”
T300(単糸数:3000本、引張強度:360Kgf/mm2、
引張弾性率:23500Kgf/mm2)と、同社製黒鉛質
炭素繊維“トレカ”M40(単糸数:3000本、引張
強度:280Kgf/mm2、引張弾性率:40000Kgf/
mm2)とを使用し、外径が25mmのマンドレルの上
に、フイラメントワインデイング法によつて、前
者が外表層部になり、後者がその内側になるよ
う、それぞれ±25°の角度でヘリカル巻し、予備
成形体を得た。
T300(単糸数:3000本、引張強度:360Kgf/mm2、
引張弾性率:23500Kgf/mm2)と、同社製黒鉛質
炭素繊維“トレカ”M40(単糸数:3000本、引張
強度:280Kgf/mm2、引張弾性率:40000Kgf/
mm2)とを使用し、外径が25mmのマンドレルの上
に、フイラメントワインデイング法によつて、前
者が外表層部になり、後者がその内側になるよ
う、それぞれ±25°の角度でヘリカル巻し、予備
成形体を得た。
次に、この予備成形体を、外径35mm、長さ200
mmの鋼管に入れた後、750℃に予熱して金型に入
れ、その金型に溶融アルミニウム合金(JIS
AC4C、温度:750℃)を注ぎ、500Kg/cm2の圧力
で加圧して予備成形体に含浸し、アルミニウム合
金が固化するのを待つて脱型した。
mmの鋼管に入れた後、750℃に予熱して金型に入
れ、その金型に溶融アルミニウム合金(JIS
AC4C、温度:750℃)を注ぎ、500Kg/cm2の圧力
で加圧して予備成形体に含浸し、アルミニウム合
金が固化するのを待つて脱型した。
かくして、外径が35mm、内径が25mm、長さが
200mmの中空棒状CFRMを得た。このCFRMは、
炭素繊維の含有率が約60体積%で、外表層部の厚
みは1mmであつた。
200mmの中空棒状CFRMを得た。このCFRMは、
炭素繊維の含有率が約60体積%で、外表層部の厚
みは1mmであつた。
次に、上記CFRMから長さ10mmの試験片を切
り出し、耐摩耗性試験をした。なお、この試験
は、回転自在に内燃機関用オイル中に半没させた
試験片の表面に60Kgfの力で黒鉛鋳鉄を押し付
け、滑り速度を0.3m/秒として1時間後におけ
る摩耗量を測定することによつて行つた。
り出し、耐摩耗性試験をした。なお、この試験
は、回転自在に内燃機関用オイル中に半没させた
試験片の表面に60Kgfの力で黒鉛鋳鉄を押し付
け、滑り速度を0.3m/秒として1時間後におけ
る摩耗量を測定することによつて行つた。
また、残つた180mm長のCFRMについて、外表
面のロツクウエル硬さを測定した後、4点曲げ試
験法によつて破壊荷重を測定するとともに、剛性
の指標として負荷荷重1000Kgf時における中央部
のたわみを測定した。なお、条件は、支点間距離
150mm、荷重負荷くさび間距離50mm、荷重負荷速
度1mm/分とした。試験の結果を以下に示す。
面のロツクウエル硬さを測定した後、4点曲げ試
験法によつて破壊荷重を測定するとともに、剛性
の指標として負荷荷重1000Kgf時における中央部
のたわみを測定した。なお、条件は、支点間距離
150mm、荷重負荷くさび間距離50mm、荷重負荷速
度1mm/分とした。試験の結果を以下に示す。
摩耗量:12μm
破壊荷重:12.9×103Kgf
たわみ:1.30mm
硬さ:70HRB
比較例
比較例 1
炭素繊維として上記黒鉛質炭素繊維のみを使用
したほかは実施例と同様にして得たCFRMにつ
いて、実施例と同様の試験をした。試験結果を以
下に示す。
したほかは実施例と同様にして得たCFRMにつ
いて、実施例と同様の試験をした。試験結果を以
下に示す。
摩耗量:37μm
破壊荷重:13.2×103Kgf
たわみ:1.33mm
硬さ:45HRB
比較例 2
炭素繊維として上記炭素質炭素繊維のみを使用
したほかは実施例と同様にして得たCFRMにつ
いて、実施例と同様の試験をした。試験結果を以
下に示す。
したほかは実施例と同様にして得たCFRMにつ
いて、実施例と同様の試験をした。試験結果を以
下に示す。
摩耗量:12μm
破壊荷重:6.8×103Kgf
たわみ:2.04mm
硬さ:70HRB
発明の効果
この発明の炭素繊維強化アルミニウム合金複合
材料は、炭素質炭素繊維と黒鉛質炭素繊維とでア
ルミニウム合金を強化してなる棒状複合材料であ
つて、炭素質炭素繊維と黒鉛質炭素繊維とが層を
なしているとともに炭素質炭素繊維が表層部に配
置されているから、実施例と比較例との対比から
も明らかなように、強度、剛性、耐摩耗性、表面
硬さといつた特性に優れるばかりか、これらの特
性をバランスよく備えている。
材料は、炭素質炭素繊維と黒鉛質炭素繊維とでア
ルミニウム合金を強化してなる棒状複合材料であ
つて、炭素質炭素繊維と黒鉛質炭素繊維とが層を
なしているとともに炭素質炭素繊維が表層部に配
置されているから、実施例と比較例との対比から
も明らかなように、強度、剛性、耐摩耗性、表面
硬さといつた特性に優れるばかりか、これらの特
性をバランスよく備えている。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 炭素質炭素繊維と黒鉛質炭素繊維とでアルミ
ニウム合金を強化してなる棒状複合材料であつ
て、上記炭素質炭素繊維と黒鉛質炭素繊維とが層
をなしているとともに上記炭素質炭素繊維が表層
部に配置されていることを特徴とする炭素繊維強
化アルミニウム合金複合材料。 2 中空棒状複合材料であつて、かつ、上記炭素
質炭素繊維が、外表層部および/または内表層部
に配置されている、特許請求の範囲第1項に記載
の炭素繊維強化アルミニウム合金複合材料。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP12599983A JPS6021344A (ja) | 1983-07-13 | 1983-07-13 | 炭素繊維強化アルミニウム合金複合材料 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP12599983A JPS6021344A (ja) | 1983-07-13 | 1983-07-13 | 炭素繊維強化アルミニウム合金複合材料 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6021344A JPS6021344A (ja) | 1985-02-02 |
| JPH0470377B2 true JPH0470377B2 (ja) | 1992-11-10 |
Family
ID=14924212
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP12599983A Granted JPS6021344A (ja) | 1983-07-13 | 1983-07-13 | 炭素繊維強化アルミニウム合金複合材料 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS6021344A (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP4524426B2 (ja) * | 2004-03-25 | 2010-08-18 | 独立行政法人産業技術総合研究所 | 低弾性率アモルファス炭素繊維強化アルミニウム複合材料の製造法 |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5536257A (en) * | 1978-09-06 | 1980-03-13 | Koei Chem Co Ltd | Lightening of color of vinyl polymer containing quaternary salt of pyridine base as substitution group |
-
1983
- 1983-07-13 JP JP12599983A patent/JPS6021344A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS6021344A (ja) | 1985-02-02 |
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