JPH0470524B2 - - Google Patents
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- JPH0470524B2 JPH0470524B2 JP62024573A JP2457387A JPH0470524B2 JP H0470524 B2 JPH0470524 B2 JP H0470524B2 JP 62024573 A JP62024573 A JP 62024573A JP 2457387 A JP2457387 A JP 2457387A JP H0470524 B2 JPH0470524 B2 JP H0470524B2
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- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F23—COMBUSTION APPARATUS; COMBUSTION PROCESSES
- F23K—FEEDING FUEL TO COMBUSTION APPARATUS
- F23K5/00—Feeding or distributing other fuel to combustion apparatus
- F23K5/002—Gaseous fuel
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F23—COMBUSTION APPARATUS; COMBUSTION PROCESSES
- F23D—BURNERS
- F23D14/00—Burners for combustion of a gas, e.g. of a gas stored under pressure as a liquid
- F23D14/20—Non-premix gas burners, i.e. in which gaseous fuel is mixed with combustion air on arrival at the combustion zone
- F23D14/22—Non-premix gas burners, i.e. in which gaseous fuel is mixed with combustion air on arrival at the combustion zone with separate air and gas feed ducts, e.g. with ducts running parallel or crossing each other
- F23D14/24—Non-premix gas burners, i.e. in which gaseous fuel is mixed with combustion air on arrival at the combustion zone with separate air and gas feed ducts, e.g. with ducts running parallel or crossing each other at least one of the fluids being submitted to a swirling motion
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- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F23—COMBUSTION APPARATUS; COMBUSTION PROCESSES
- F23D—BURNERS
- F23D17/00—Burners for combustion simultaneously or alternately of gaseous or liquid or pulverulent fuel
- F23D17/002—Burners for combustion simultaneously or alternately of gaseous or liquid or pulverulent fuel gaseous or liquid fuel
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- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Regulation And Control Of Combustion (AREA)
- Combustion Of Fluid Fuel (AREA)
Description
〔産業上の利用分野〕
本発明は石炭ガス化ガスの様に石炭の種類によ
つて燃料組成が変化するガス燃料の燃焼器に係
り、特にガス燃料の組成が変化しても、安定的に
燃焼を維持できる燃焼方法及び装置に関する。 〔従来の技術〕 従来の燃料ノズルは実開昭57−172229号公報に
記載のように、ガス燃料流路と空気流路をピツチ
円上に交互に隣接して配置し、燃料と空気に同一
方向の旋回を与える噴口を設け、このガス噴口面
積を最大流量ガス燃料の動圧が燃料ノズルから供
給される空気の動圧と等しくなる値かそれ以下と
するようにしたものである。 この場合燃料の噴口面積をノズルから供給され
る空気の動圧で規定しており、ノズルから供給さ
れる空気量が変化した場合については考慮されて
いない。想定される空気量変化としては、燃焼器
の空気分配孔を変えた場合と燃料組成が変化した
場合等が考えられる。特に燃料組成が変化した場
合は、燃料の単位体積当りの発熱量が変化するた
めに総空気量も変ることになり、ノズルから供給
される空気の動圧が変化することになる。この様
な状態では、燃料と空気の混合、あるいは燃料ノ
ズル後流にできる循環流の大きさも変化し、これ
らが火災を不安定にする原因となつてしまう。 特に石炭ガス化装置から得られるガスの燃料は
ガス化する原料石炭の種類によつて、ガス組成及
び発熱量は大幅に変化し、同一の燃料ノズルで安
定火災を得ることは非常に困難である。 実際の発電プラントにあつては、原料炭種が変
るごとにガスタービンを停止し、燃料ノズルある
いは燃焼器を交換することは不可能で、ガス化装
置に投入される炭種にかかわらず連続運転できる
ことが、将来のこの種燃焼器の実用化にとつて不
可欠となる。 なお、本発明に類似の公知技術として、粉末固
体燃料噴出バーナがある。これは例えばガス化装
置に供給する粉末固体燃料ノズルである。この公
知技術はガス化炉の負荷変動に応じて粉末固体燃
料とそれをガス化するためのガス化剤が変化して
も、主にガス化効率に大きく影響を与えるガス化
剤のノズル噴出流速を略一定にするようにするた
め、ガス化剤噴口を複数個設け、噴出個数を開閉
制御するようにしたものである。即ち供給する酸
化剤の流速制御である。一般にガスタービン燃焼
器では空気流量(酸化剤)がほぼ一定で使用す
る。特に石炭ガス化ガスを燃料とするシステムで
は、石炭ガスを燃料とするタービン負荷は30%
以上である場合が多く(それ以下では燃焼の安定
性に問題がある)、負荷100%まで空気量はほぼ一
定のところで使用することとなる。しかもタービ
ン負荷に対しては燃料制御だけでガス温度を制御
することなり、空気量の制御や、空気の噴出流速
制御はタービン負荷に直接関係しないこととな
る。 したがつて、ガスタービンシステムは燃料流量
の制御が重要となる。 さらに、一般の燃料、例えば天然ガスだきガス
タービン用燃焼器では、低NOx対策として、燃
料を2段を投入する例がある。天然ガスのような
良質燃料においては燃焼速度が速いため、燃焼器
の途中で燃料を投入しても短時間に燃焼すること
ができるが、これに対し石炭ガス化ガスの様な燃
焼速度の遅い燃料では、燃焼器内のガス滞留時間
を出来るだけ長くとることで燃焼を完結する必要
がある。したがつて、燃料は燃焼器の頭部から入
れるのが最も理想的である。 〔発明が解決しようとする問題点〕 前記従来技術は燃料組成が変化した場合の火災
の安定性の点について配慮がされておらず、実際
の発電プラントに使用する燃焼器としては問題が
あつた。 本発明の目的は燃料組成が変化した場合でも、
同一燃料ノズル、同一燃焼器でガスタービンを運
転できるこの種燃焼装置を提供するにある。 同一燃料ノズル、同一燃焼器で燃料組成の変化
に対応する場合、燃焼器内の火災の安定が最も重
要な技術課題となる。火災の安定に影響する因子
の内、最も影響度が大きいものとして、燃料ノズ
ルからの燃料噴出流速と空気噴出流速との相対速
度がある。この値は燃料組成によつて異なること
になる。したがつて燃料組成が変化した場合に燃
料の噴出流速に簡単に変更できる構造であればよ
いことになる。 一般に流速を変化するためには、流量を変える
か、噴出口の面積を変えればよいことになる。し
かガスタービンの場合、燃料流量はガスタービン
負荷から決定され任意には選択できない。したが
つて流速を変えるためには噴出口の面積を変える
ことになる。噴出口の面積を変える手段として
は、燃料ノズルを交換するか、噴出口の面積を可
変にするかのどちらかである。前者は同一燃料ノ
ズルに対応する目的から外れており、したがつて
後者となるが、燃焼場のような高温部に可変機構
を設けることは信頼性の点で非常に不利である。 以上のことから、問題点解決のために以下の指
針が得られる。 (1) 燃料ノズルは燃料組成にかかわらず同一品と
する。 (2) でき得る限り高温部に可動機能を設けない。 (3) 空気量と比較して非常に少い燃料の量を制御
対象とする。 (4) 低温部、できれば燃料ノズル外に制御部を設
ける。 (5) 信頼性が十分高し構造であること。 〔問題点を解決するための手段〕 上記目的を達成するためには、噴出口を通過す
る燃料流量を最適化することによつて達成され
る。即ち、必要とする燃料流量のうち、火災を安
定化するに必要な量と火災の安定化には直接影響
しない量に分ける。一方、火災の安定化に最適な
燃料噴出口と空気噴出口の位置を決定する。火災
の安定化に直接影響しない「燃料」は、火災の安
定化に直接影響しない位置に設けた噴出口から噴
出する。 各々の燃料噴出口から噴出する割合は燃料の組
成によつて異なり、その割合は必要とする燃料流
量の最大流量で決定する。 また、各々の燃料噴出口から噴出する燃料流量
割合の調節機構は燃料噴出口より上流の燃料流路
で行い、しかも燃料ノズルを取りはずすことなく
燃料が流れている状態でも変更できる構造、位置
とする。 このように構成することによつて、同一燃料ノ
ズル、同一燃焼器で組成の異なる燃料を安定して
燃焼することができる。 〔作用〕 以下説明を容易にするために火災の安定化に直
接影響する燃料噴出口を主噴出口、火災の安定化
には直接影響しない燃料噴出口を副噴出口と呼ぶ
ことにし、主噴出口までの燃料流路を主流、副噴
出口までの燃料流路を副流と呼ぶことにする。 今仮に、組成の異なる二種類の燃料を想定す
る。この組成の違いは主に水素含有体積割合ある
いは一酸化炭素含有体積割合、不活性ガス体積割
合であり、これらの違いによる火災の不安定さ
は、主に燃料と空気の混合速度と、噴出口後流に
できる循環流の大きさに左右される。循環流の大
きさは燃料噴出速度によつて左右されるため、燃
料組成によつて最適の噴出速度を決める必要があ
る。そこで、対象としている燃料のうち発熱量の
高い燃料で最適な主噴口面積を決定しておけば、
それより発熱量の低い燃料は燃料の総量が増える
ため全量の主流に通した場合には主噴出口からの
噴出速度が速くなり、滞留時間が短くなる。この
噴出速度が速すぎる場合は燃料の総量のうち一部
を副流に分岐し、主噴出口からの噴出速度を最適
な値とし、燃焼に必要な滞留時間を長くする。こ
の場合主流と副流の分岐点、その調節機構は燃料
ノズルを取りはずすことなく調節できる位置に設
け、かつ燃料が流れている状態にあつても調節で
きるような構造とする。 以上のように構成することによつて、燃料組成
にかかわらず同一の燃料ノズルで安定した燃焼を
得ることができ、しかも高温部に可動機構を設け
ることなく燃料噴出流速を調節できるので信頼性
が十分高いものとなる。 〔実施例〕 以下、本発明の一実施例を第1図により説明す
る。第1図は石炭ガス化装置とガスタービンとを
組み合せた発電プラントの系統を示したものであ
る。このプラントはガスターピン31に軸18で
直結した圧縮機14で昇圧された空気をさらに昇
圧機16で加圧し、ガス化炉5に供給し、供給さ
れる石炭1あるいは2,3をガス化し燃料10と
するものである。したがつて、ガス化炉を運転す
るまでに石炭ガス化ガス以外の燃料でガスタービ
ン31を運転する必要がある。以下に起動から運
転までを説明する。ガスターピン起動用のデイー
ゼルエンジンなどの外部動力によつて無負荷の20
%程度までタービン31、圧縮機14を昇速する
と吸入空気13は昇圧され、燃料空気17として
供給される。そこに軽油等の燃料11が燃料ライ
ン12、燃料ノズル21内の軽油ノズルを通して
燃焼器に供給され、着火、燃焼を開始する。その
後、ガスタービン、圧縮機は徐々に昇速し圧縮機
14から空気が吐出され、その空気の一部15が
昇圧縮16で昇圧され、ガス化炉5に供給され
る。ガス化炉に貯炭倉におかれた炭種の異なる石
炭1あるいは2、あるいは3がガス化炉5に供給
される。ガス化炉5でガス化されたガス8は、ガ
ス中に含まれる硫黄分を取り除くため脱硫装置6
に導かれる。ここで脱硫されたガス9はなおガス
中に含まれる固形分を取り除くための脱塵装置7
に導かれ、精製された石炭ガス10として燃焼器
供給系に導かれる。軽油等の外部燃料による運転
はガスタービン負荷20%ないし30%まで続けら
れ、その間、ガス化炉負荷も徐々に高まり、発生
ガス量も多くなる。ガスタービン負荷20%あるい
は30%になると精製されたガス10が、導入管の
主流22を通して燃料ノズル21に導かれ、噴出
口25から旋回をともなつて燃焼器26内に供給
される。燃焼器26に導入されたガスは、あるか
じめ軽油燃焼で形成された火災33と混合し、軽
油と石炭ガスの混合燃焼が開始される。この状態
になると、石炭ガス燃料10は徐々に流量を増
し、逆に軽油等の燃料12は徐々に減少しついに
石炭ガス燃料だけの燃焼に切り換わり、石炭ガス
によるガスタービン運転となる。 なお、石炭ガス燃料による燃焼状態も軽油燃料
による燃料状態もほぼ同じであるが、以下燃焼器
内の構造、流れ等について説明する。圧縮空気は
圧縮機14の出口に設けられたデイフエーザ19
を通り、次いで燃焼器26、燃焼ガスをタービン
に導く尾筒27とそれ等を含む外筒28で形成さ
れる空間に流入する。そしてこの空気20は燃焼
ガス33と逆向きの流れをもち尾筒27、燃焼器
26を冷却しながら燃焼器内に供給される。燃料
ノズル21は燃焼器頭部の外筒28に固定され、
そしてその噴出口25は燃焼器26の頭部から燃
焼器内に突き出される。 噴出口25の下流には循環流29が形成され、
この循環流29によつて火災33は安定すること
になる。 燃焼ガスは尾筒27は通り、高温の燃焼ガス3
0となつてタービン31に導入され、回転力とな
つて発電機32を動かす。 次に本発明による動作を説明する。 貯炭倉におかれた石炭は様々の炭種があり、炭
種によつて生成されるガス組成は変化する。した
がつて前にも述べたように精製された石炭ガス1
0の流路を主流22と副流23に分岐し、主流2
2と副流23の流量比を決定するための調節弁2
4を副流23の流路内に設ける。タービンが要求
する総流量を精製されたガス流路10に設けた流
量調節弁34で流量制御を行う。主流と副流の流
量調節弁24による流量比設定はたとえばタービ
ン定格負荷で決定し、それを固定しておけば、タ
ービン運転全域で主流と副流の流量比を確保でき
ることになる。流量調節弁24の弁開度が調節器
外部から変化できる構造にしておけば、炭種1か
ら炭種2に代えた場合でもガスタービン運転を停
止することなく連続的に主流と副流の流量比を決
定することができる。 尚、調節弁24と開度は、ガス化ガスの組成を
分析して燃焼速度に応じた信号を出力する検知器
100の出力によつて制御されるようにしてもよ
く、また、炭種に応じてガス化炉の生成ガス組成
は一義的に定まるのであらかじめ、各炭種の生成
ガスの燃焼速度を実験的に求めておき、炭種が変
る度に、その炭種の生成ガスの燃焼速度に合致す
る分流比となるように調節弁24を調節してもよ
い。 第2図は本願における燃料ノズルの実施例であ
る。燃料ノズルは油系、石炭ガス系、空気系より
なる。油燃料入口12からノズル内に供給された
油燃料は流路35を通り、ノズル先端の油噴出口
36から油膜状で噴出する。この油膜状の燃料を
霧状にするために噴霧空気が用いられる。別置の
噴霧空気昇圧機によつて昇圧された空気は噴霧空
気ノズル入口37に導かれ、噴霧空気流路38を
通り、途中この空気に旋回力を与えるためのスワ
ールベーン39内を通過し、ノズル先端の噴霧空
気噴出口40から噴出される。この空気は先に油
噴出口36から噴出された油膜と衝突し、数十ミ
クロンの油滴を作す。半径方向への旋回力と軸方
向への運動力を与えられた油滴はノズル前方に円
錐状に広がることになる。 石炭ガス化燃料の流路は油燃料の外周に同心円
状に設ける。主流ノズル入口22からノズル内に
導入された石炭ガス燃料はノズル内の主流室41
を通り、主噴出口44から旋回をともなつて噴出
される。一方、副流ノズル入口23からノズル内
に導かれた石炭ガス燃料はノズル内の主流室41
とは区切られた副流室42に導かれ、副噴出口4
3から噴出される。副噴出口43は必ずしも旋回
をともなう必要はない。これは、副噴出口から噴
出される燃料が火災の安定に直接影響しないため
である。 燃焼器の頭部から供給される燃焼用空気は、燃
料との混合の度合や、空気噴出し量で先に述べた
循環流の大きさに影響するために、噴出口位置も
重要である。ここでは、燃料噴出口の外周から、
軸対象に空気旋回羽根45を通して燃焼器内に供
給される。 第3図は燃料ノズルの噴出口を前面から表わし
た一実施例である。油燃料噴出口36に中央に位
置し、噴霧空気噴出口40はその周囲に設けられ
ている。火災の安定性に直接影響する石炭ガスの
主噴出口44は中心からやや離れた、火災を安定
さすに必要な位置に設ける。一方、火災の安定性
には直接影響しない副噴出口43は、火災の安定
性にできるだけ影響しない位置に設ける。主噴出
口44と副噴出口43は同一燃料ノズル内に設け
るように構成してある。なお空気旋回羽根45は
噴出口の外周に配列されている。 第4図は主噴出口44と副噴出口43を同一燃
料ノズル内に設けた場合の一実施例の断面図であ
る。ノズル噴口は4つの部材からなり、各々が溶
接されている。空気旋回羽根45と副噴出口43
は同一部材47で形成され、その外周にはリング
46が溶接され、空気流路と燃料の副流路を形成
する。部材48は部材47とで副流室42を形成
する。主噴出口44は部材48に溶接される。主
流室41は部材48と噴霧空気流路38の外壁と
で形成する。部材43から部材48は一体化さ
れ、燃料ノズルのボデイー50にネジ49で組み
込まれる。なお副噴出口のノズル中心軸に対する
噴出角は主噴出角のそれと等しく、中心軸に平行
であるが、副噴出口の噴出口43に角度を付け火
災の乱れを防ぐことも出来る。 なお、主噴出口の面積は水素成分の多い場合を
想定して決定しておく必要がある。 これはタービン負荷変化に対する燃料の噴出速
度の変化が定格負荷を1とした場合、負荷20%で
0.5程度となり、これをあまり小さくすると、逆
火したり、吹き消えてしまうためである。また定
格で流速が速すぎでも燃焼器燃料方向への拡散が
速くなり、その結果燃焼器の頭部だけで燃えるこ
とになり、燃焼負荷が大きくなり、振動燃焼や燃
焼器ライナの局部加熱となつてしまう。 第5図、第6図は実施例にあげた燃料ノズルを
用いて実験した結果である。第5図は主噴出口の
みを使用し、燃料中の水素体積割合を変えた場合
の噴出速度とCO排出量の関係を示したものであ
る。水素含有量が多くなつた場合、主噴出流速の
流速が速くなるほどCO排出量は多くなつている。
しかもこの場合火災が不安定となり振動燃料が発
生する。 そこでこれを燃焼器内の火災温度分布で比較し
てみる。第6図はその結果である。主噴出口のみ
を使用した場合、水素含有量の違いによつて、火
災温度分布は大幅に異なつている。即ち水素含有
量が多い場合には噴出流速が速すぎるため、燃焼
器の内壁方向に燃料が吹き出され、循環流とのマ
ツチングが取れなくなる。そのために火災は非常
に不安定となり振動燃焼が発生する。 一方、水素含有量の多い燃料の主噴出口と副噴
出口とか噴出した場合、火災の温度分布は水素含
有量の少い場合とぼほ等しくなり、火災は安定す
る。 次に、実際のガス化発電プラントにおける本発
明方法の適用について説明する。 ガスタービン用燃焼器では燃焼器ライナ壁温度
を冷却するために、冷却用空気を供給する。冷却
空気の供給位置と供給料は燃焼器の火災構造で決
定されるため、燃焼器に固有のものとなる。した
がつて、同一燃焼器で異種の燃料を燃焼する場合
には、火災構造を出来るだけ類似のものにして、
燃焼器ライナ壁温度の分布に差異を生じないよう
にする必要がある。 一方、火災構造は燃料に固有の燃焼速度によつ
て決定され、燃焼速度の速い燃料ほど平面火災に
近づいてくることになる。即ち、火災の長さは短
くなり、燃焼領域内の発熱量、いわゆる燃焼室負
荷が大きくなることになる。この状態になると、
この燃料領域に接するライナ壁温は急激に上昇す
ることになると共に、燃焼室負荷の増加によつて
燃焼振動も増加する傾向になる。 これらのことから、同一燃焼器で異種燃料を燃
焼する場合にはライナ内の火災構造を同一にする
よう燃料ノズル等での工夫が必要となる。 火災構造が燃焼速度に左右されることは先に述
べたが、しからば燃焼速度は何によつて左右され
るかを次に検討する。 石炭ガス化ガスの様に複数の可燃性ガスと複数
の不活性ガスで構成されるものは、不活性ガスの
割合と水素成分割合等が燃焼速度に大きく影響す
ることが考えられる。 第7図はモルガン(Morgan)が実験で求めた
不活性ガス割合と燃焼速度の関係である。燃焼速
度は可燃性ガス割合と共に低下するが、可燃性ガ
スの種類にはさほど影響を受けず、その低下割合
はほぼ等しいと考えてよい。 第8図はスコツト(Schote)が実験で求めた
CO−H2の混合気の燃焼速度である。これはH2ガ
ス自身の早い燃焼とその結果生ずるH2OがCOの
燃焼速度を高めていることを示している。 表1は炭種の異なる石炭から生成されるガス成
分の例である。炭種によつて、可燃性ガス、不燃
性ガスの成分割合が異なつている。
つて燃料組成が変化するガス燃料の燃焼器に係
り、特にガス燃料の組成が変化しても、安定的に
燃焼を維持できる燃焼方法及び装置に関する。 〔従来の技術〕 従来の燃料ノズルは実開昭57−172229号公報に
記載のように、ガス燃料流路と空気流路をピツチ
円上に交互に隣接して配置し、燃料と空気に同一
方向の旋回を与える噴口を設け、このガス噴口面
積を最大流量ガス燃料の動圧が燃料ノズルから供
給される空気の動圧と等しくなる値かそれ以下と
するようにしたものである。 この場合燃料の噴口面積をノズルから供給され
る空気の動圧で規定しており、ノズルから供給さ
れる空気量が変化した場合については考慮されて
いない。想定される空気量変化としては、燃焼器
の空気分配孔を変えた場合と燃料組成が変化した
場合等が考えられる。特に燃料組成が変化した場
合は、燃料の単位体積当りの発熱量が変化するた
めに総空気量も変ることになり、ノズルから供給
される空気の動圧が変化することになる。この様
な状態では、燃料と空気の混合、あるいは燃料ノ
ズル後流にできる循環流の大きさも変化し、これ
らが火災を不安定にする原因となつてしまう。 特に石炭ガス化装置から得られるガスの燃料は
ガス化する原料石炭の種類によつて、ガス組成及
び発熱量は大幅に変化し、同一の燃料ノズルで安
定火災を得ることは非常に困難である。 実際の発電プラントにあつては、原料炭種が変
るごとにガスタービンを停止し、燃料ノズルある
いは燃焼器を交換することは不可能で、ガス化装
置に投入される炭種にかかわらず連続運転できる
ことが、将来のこの種燃焼器の実用化にとつて不
可欠となる。 なお、本発明に類似の公知技術として、粉末固
体燃料噴出バーナがある。これは例えばガス化装
置に供給する粉末固体燃料ノズルである。この公
知技術はガス化炉の負荷変動に応じて粉末固体燃
料とそれをガス化するためのガス化剤が変化して
も、主にガス化効率に大きく影響を与えるガス化
剤のノズル噴出流速を略一定にするようにするた
め、ガス化剤噴口を複数個設け、噴出個数を開閉
制御するようにしたものである。即ち供給する酸
化剤の流速制御である。一般にガスタービン燃焼
器では空気流量(酸化剤)がほぼ一定で使用す
る。特に石炭ガス化ガスを燃料とするシステムで
は、石炭ガスを燃料とするタービン負荷は30%
以上である場合が多く(それ以下では燃焼の安定
性に問題がある)、負荷100%まで空気量はほぼ一
定のところで使用することとなる。しかもタービ
ン負荷に対しては燃料制御だけでガス温度を制御
することなり、空気量の制御や、空気の噴出流速
制御はタービン負荷に直接関係しないこととな
る。 したがつて、ガスタービンシステムは燃料流量
の制御が重要となる。 さらに、一般の燃料、例えば天然ガスだきガス
タービン用燃焼器では、低NOx対策として、燃
料を2段を投入する例がある。天然ガスのような
良質燃料においては燃焼速度が速いため、燃焼器
の途中で燃料を投入しても短時間に燃焼すること
ができるが、これに対し石炭ガス化ガスの様な燃
焼速度の遅い燃料では、燃焼器内のガス滞留時間
を出来るだけ長くとることで燃焼を完結する必要
がある。したがつて、燃料は燃焼器の頭部から入
れるのが最も理想的である。 〔発明が解決しようとする問題点〕 前記従来技術は燃料組成が変化した場合の火災
の安定性の点について配慮がされておらず、実際
の発電プラントに使用する燃焼器としては問題が
あつた。 本発明の目的は燃料組成が変化した場合でも、
同一燃料ノズル、同一燃焼器でガスタービンを運
転できるこの種燃焼装置を提供するにある。 同一燃料ノズル、同一燃焼器で燃料組成の変化
に対応する場合、燃焼器内の火災の安定が最も重
要な技術課題となる。火災の安定に影響する因子
の内、最も影響度が大きいものとして、燃料ノズ
ルからの燃料噴出流速と空気噴出流速との相対速
度がある。この値は燃料組成によつて異なること
になる。したがつて燃料組成が変化した場合に燃
料の噴出流速に簡単に変更できる構造であればよ
いことになる。 一般に流速を変化するためには、流量を変える
か、噴出口の面積を変えればよいことになる。し
かガスタービンの場合、燃料流量はガスタービン
負荷から決定され任意には選択できない。したが
つて流速を変えるためには噴出口の面積を変える
ことになる。噴出口の面積を変える手段として
は、燃料ノズルを交換するか、噴出口の面積を可
変にするかのどちらかである。前者は同一燃料ノ
ズルに対応する目的から外れており、したがつて
後者となるが、燃焼場のような高温部に可変機構
を設けることは信頼性の点で非常に不利である。 以上のことから、問題点解決のために以下の指
針が得られる。 (1) 燃料ノズルは燃料組成にかかわらず同一品と
する。 (2) でき得る限り高温部に可動機能を設けない。 (3) 空気量と比較して非常に少い燃料の量を制御
対象とする。 (4) 低温部、できれば燃料ノズル外に制御部を設
ける。 (5) 信頼性が十分高し構造であること。 〔問題点を解決するための手段〕 上記目的を達成するためには、噴出口を通過す
る燃料流量を最適化することによつて達成され
る。即ち、必要とする燃料流量のうち、火災を安
定化するに必要な量と火災の安定化には直接影響
しない量に分ける。一方、火災の安定化に最適な
燃料噴出口と空気噴出口の位置を決定する。火災
の安定化に直接影響しない「燃料」は、火災の安
定化に直接影響しない位置に設けた噴出口から噴
出する。 各々の燃料噴出口から噴出する割合は燃料の組
成によつて異なり、その割合は必要とする燃料流
量の最大流量で決定する。 また、各々の燃料噴出口から噴出する燃料流量
割合の調節機構は燃料噴出口より上流の燃料流路
で行い、しかも燃料ノズルを取りはずすことなく
燃料が流れている状態でも変更できる構造、位置
とする。 このように構成することによつて、同一燃料ノ
ズル、同一燃焼器で組成の異なる燃料を安定して
燃焼することができる。 〔作用〕 以下説明を容易にするために火災の安定化に直
接影響する燃料噴出口を主噴出口、火災の安定化
には直接影響しない燃料噴出口を副噴出口と呼ぶ
ことにし、主噴出口までの燃料流路を主流、副噴
出口までの燃料流路を副流と呼ぶことにする。 今仮に、組成の異なる二種類の燃料を想定す
る。この組成の違いは主に水素含有体積割合ある
いは一酸化炭素含有体積割合、不活性ガス体積割
合であり、これらの違いによる火災の不安定さ
は、主に燃料と空気の混合速度と、噴出口後流に
できる循環流の大きさに左右される。循環流の大
きさは燃料噴出速度によつて左右されるため、燃
料組成によつて最適の噴出速度を決める必要があ
る。そこで、対象としている燃料のうち発熱量の
高い燃料で最適な主噴口面積を決定しておけば、
それより発熱量の低い燃料は燃料の総量が増える
ため全量の主流に通した場合には主噴出口からの
噴出速度が速くなり、滞留時間が短くなる。この
噴出速度が速すぎる場合は燃料の総量のうち一部
を副流に分岐し、主噴出口からの噴出速度を最適
な値とし、燃焼に必要な滞留時間を長くする。こ
の場合主流と副流の分岐点、その調節機構は燃料
ノズルを取りはずすことなく調節できる位置に設
け、かつ燃料が流れている状態にあつても調節で
きるような構造とする。 以上のように構成することによつて、燃料組成
にかかわらず同一の燃料ノズルで安定した燃焼を
得ることができ、しかも高温部に可動機構を設け
ることなく燃料噴出流速を調節できるので信頼性
が十分高いものとなる。 〔実施例〕 以下、本発明の一実施例を第1図により説明す
る。第1図は石炭ガス化装置とガスタービンとを
組み合せた発電プラントの系統を示したものであ
る。このプラントはガスターピン31に軸18で
直結した圧縮機14で昇圧された空気をさらに昇
圧機16で加圧し、ガス化炉5に供給し、供給さ
れる石炭1あるいは2,3をガス化し燃料10と
するものである。したがつて、ガス化炉を運転す
るまでに石炭ガス化ガス以外の燃料でガスタービ
ン31を運転する必要がある。以下に起動から運
転までを説明する。ガスターピン起動用のデイー
ゼルエンジンなどの外部動力によつて無負荷の20
%程度までタービン31、圧縮機14を昇速する
と吸入空気13は昇圧され、燃料空気17として
供給される。そこに軽油等の燃料11が燃料ライ
ン12、燃料ノズル21内の軽油ノズルを通して
燃焼器に供給され、着火、燃焼を開始する。その
後、ガスタービン、圧縮機は徐々に昇速し圧縮機
14から空気が吐出され、その空気の一部15が
昇圧縮16で昇圧され、ガス化炉5に供給され
る。ガス化炉に貯炭倉におかれた炭種の異なる石
炭1あるいは2、あるいは3がガス化炉5に供給
される。ガス化炉5でガス化されたガス8は、ガ
ス中に含まれる硫黄分を取り除くため脱硫装置6
に導かれる。ここで脱硫されたガス9はなおガス
中に含まれる固形分を取り除くための脱塵装置7
に導かれ、精製された石炭ガス10として燃焼器
供給系に導かれる。軽油等の外部燃料による運転
はガスタービン負荷20%ないし30%まで続けら
れ、その間、ガス化炉負荷も徐々に高まり、発生
ガス量も多くなる。ガスタービン負荷20%あるい
は30%になると精製されたガス10が、導入管の
主流22を通して燃料ノズル21に導かれ、噴出
口25から旋回をともなつて燃焼器26内に供給
される。燃焼器26に導入されたガスは、あるか
じめ軽油燃焼で形成された火災33と混合し、軽
油と石炭ガスの混合燃焼が開始される。この状態
になると、石炭ガス燃料10は徐々に流量を増
し、逆に軽油等の燃料12は徐々に減少しついに
石炭ガス燃料だけの燃焼に切り換わり、石炭ガス
によるガスタービン運転となる。 なお、石炭ガス燃料による燃焼状態も軽油燃料
による燃料状態もほぼ同じであるが、以下燃焼器
内の構造、流れ等について説明する。圧縮空気は
圧縮機14の出口に設けられたデイフエーザ19
を通り、次いで燃焼器26、燃焼ガスをタービン
に導く尾筒27とそれ等を含む外筒28で形成さ
れる空間に流入する。そしてこの空気20は燃焼
ガス33と逆向きの流れをもち尾筒27、燃焼器
26を冷却しながら燃焼器内に供給される。燃料
ノズル21は燃焼器頭部の外筒28に固定され、
そしてその噴出口25は燃焼器26の頭部から燃
焼器内に突き出される。 噴出口25の下流には循環流29が形成され、
この循環流29によつて火災33は安定すること
になる。 燃焼ガスは尾筒27は通り、高温の燃焼ガス3
0となつてタービン31に導入され、回転力とな
つて発電機32を動かす。 次に本発明による動作を説明する。 貯炭倉におかれた石炭は様々の炭種があり、炭
種によつて生成されるガス組成は変化する。した
がつて前にも述べたように精製された石炭ガス1
0の流路を主流22と副流23に分岐し、主流2
2と副流23の流量比を決定するための調節弁2
4を副流23の流路内に設ける。タービンが要求
する総流量を精製されたガス流路10に設けた流
量調節弁34で流量制御を行う。主流と副流の流
量調節弁24による流量比設定はたとえばタービ
ン定格負荷で決定し、それを固定しておけば、タ
ービン運転全域で主流と副流の流量比を確保でき
ることになる。流量調節弁24の弁開度が調節器
外部から変化できる構造にしておけば、炭種1か
ら炭種2に代えた場合でもガスタービン運転を停
止することなく連続的に主流と副流の流量比を決
定することができる。 尚、調節弁24と開度は、ガス化ガスの組成を
分析して燃焼速度に応じた信号を出力する検知器
100の出力によつて制御されるようにしてもよ
く、また、炭種に応じてガス化炉の生成ガス組成
は一義的に定まるのであらかじめ、各炭種の生成
ガスの燃焼速度を実験的に求めておき、炭種が変
る度に、その炭種の生成ガスの燃焼速度に合致す
る分流比となるように調節弁24を調節してもよ
い。 第2図は本願における燃料ノズルの実施例であ
る。燃料ノズルは油系、石炭ガス系、空気系より
なる。油燃料入口12からノズル内に供給された
油燃料は流路35を通り、ノズル先端の油噴出口
36から油膜状で噴出する。この油膜状の燃料を
霧状にするために噴霧空気が用いられる。別置の
噴霧空気昇圧機によつて昇圧された空気は噴霧空
気ノズル入口37に導かれ、噴霧空気流路38を
通り、途中この空気に旋回力を与えるためのスワ
ールベーン39内を通過し、ノズル先端の噴霧空
気噴出口40から噴出される。この空気は先に油
噴出口36から噴出された油膜と衝突し、数十ミ
クロンの油滴を作す。半径方向への旋回力と軸方
向への運動力を与えられた油滴はノズル前方に円
錐状に広がることになる。 石炭ガス化燃料の流路は油燃料の外周に同心円
状に設ける。主流ノズル入口22からノズル内に
導入された石炭ガス燃料はノズル内の主流室41
を通り、主噴出口44から旋回をともなつて噴出
される。一方、副流ノズル入口23からノズル内
に導かれた石炭ガス燃料はノズル内の主流室41
とは区切られた副流室42に導かれ、副噴出口4
3から噴出される。副噴出口43は必ずしも旋回
をともなう必要はない。これは、副噴出口から噴
出される燃料が火災の安定に直接影響しないため
である。 燃焼器の頭部から供給される燃焼用空気は、燃
料との混合の度合や、空気噴出し量で先に述べた
循環流の大きさに影響するために、噴出口位置も
重要である。ここでは、燃料噴出口の外周から、
軸対象に空気旋回羽根45を通して燃焼器内に供
給される。 第3図は燃料ノズルの噴出口を前面から表わし
た一実施例である。油燃料噴出口36に中央に位
置し、噴霧空気噴出口40はその周囲に設けられ
ている。火災の安定性に直接影響する石炭ガスの
主噴出口44は中心からやや離れた、火災を安定
さすに必要な位置に設ける。一方、火災の安定性
には直接影響しない副噴出口43は、火災の安定
性にできるだけ影響しない位置に設ける。主噴出
口44と副噴出口43は同一燃料ノズル内に設け
るように構成してある。なお空気旋回羽根45は
噴出口の外周に配列されている。 第4図は主噴出口44と副噴出口43を同一燃
料ノズル内に設けた場合の一実施例の断面図であ
る。ノズル噴口は4つの部材からなり、各々が溶
接されている。空気旋回羽根45と副噴出口43
は同一部材47で形成され、その外周にはリング
46が溶接され、空気流路と燃料の副流路を形成
する。部材48は部材47とで副流室42を形成
する。主噴出口44は部材48に溶接される。主
流室41は部材48と噴霧空気流路38の外壁と
で形成する。部材43から部材48は一体化さ
れ、燃料ノズルのボデイー50にネジ49で組み
込まれる。なお副噴出口のノズル中心軸に対する
噴出角は主噴出角のそれと等しく、中心軸に平行
であるが、副噴出口の噴出口43に角度を付け火
災の乱れを防ぐことも出来る。 なお、主噴出口の面積は水素成分の多い場合を
想定して決定しておく必要がある。 これはタービン負荷変化に対する燃料の噴出速
度の変化が定格負荷を1とした場合、負荷20%で
0.5程度となり、これをあまり小さくすると、逆
火したり、吹き消えてしまうためである。また定
格で流速が速すぎでも燃焼器燃料方向への拡散が
速くなり、その結果燃焼器の頭部だけで燃えるこ
とになり、燃焼負荷が大きくなり、振動燃焼や燃
焼器ライナの局部加熱となつてしまう。 第5図、第6図は実施例にあげた燃料ノズルを
用いて実験した結果である。第5図は主噴出口の
みを使用し、燃料中の水素体積割合を変えた場合
の噴出速度とCO排出量の関係を示したものであ
る。水素含有量が多くなつた場合、主噴出流速の
流速が速くなるほどCO排出量は多くなつている。
しかもこの場合火災が不安定となり振動燃料が発
生する。 そこでこれを燃焼器内の火災温度分布で比較し
てみる。第6図はその結果である。主噴出口のみ
を使用した場合、水素含有量の違いによつて、火
災温度分布は大幅に異なつている。即ち水素含有
量が多い場合には噴出流速が速すぎるため、燃焼
器の内壁方向に燃料が吹き出され、循環流とのマ
ツチングが取れなくなる。そのために火災は非常
に不安定となり振動燃焼が発生する。 一方、水素含有量の多い燃料の主噴出口と副噴
出口とか噴出した場合、火災の温度分布は水素含
有量の少い場合とぼほ等しくなり、火災は安定す
る。 次に、実際のガス化発電プラントにおける本発
明方法の適用について説明する。 ガスタービン用燃焼器では燃焼器ライナ壁温度
を冷却するために、冷却用空気を供給する。冷却
空気の供給位置と供給料は燃焼器の火災構造で決
定されるため、燃焼器に固有のものとなる。した
がつて、同一燃焼器で異種の燃料を燃焼する場合
には、火災構造を出来るだけ類似のものにして、
燃焼器ライナ壁温度の分布に差異を生じないよう
にする必要がある。 一方、火災構造は燃料に固有の燃焼速度によつ
て決定され、燃焼速度の速い燃料ほど平面火災に
近づいてくることになる。即ち、火災の長さは短
くなり、燃焼領域内の発熱量、いわゆる燃焼室負
荷が大きくなることになる。この状態になると、
この燃料領域に接するライナ壁温は急激に上昇す
ることになると共に、燃焼室負荷の増加によつて
燃焼振動も増加する傾向になる。 これらのことから、同一燃焼器で異種燃料を燃
焼する場合にはライナ内の火災構造を同一にする
よう燃料ノズル等での工夫が必要となる。 火災構造が燃焼速度に左右されることは先に述
べたが、しからば燃焼速度は何によつて左右され
るかを次に検討する。 石炭ガス化ガスの様に複数の可燃性ガスと複数
の不活性ガスで構成されるものは、不活性ガスの
割合と水素成分割合等が燃焼速度に大きく影響す
ることが考えられる。 第7図はモルガン(Morgan)が実験で求めた
不活性ガス割合と燃焼速度の関係である。燃焼速
度は可燃性ガス割合と共に低下するが、可燃性ガ
スの種類にはさほど影響を受けず、その低下割合
はほぼ等しいと考えてよい。 第8図はスコツト(Schote)が実験で求めた
CO−H2の混合気の燃焼速度である。これはH2ガ
ス自身の早い燃焼とその結果生ずるH2OがCOの
燃焼速度を高めていることを示している。 表1は炭種の異なる石炭から生成されるガス成
分の例である。炭種によつて、可燃性ガス、不燃
性ガスの成分割合が異なつている。
【表】
表2はモルガン、スコツトの実験結果を考察し
て不活性ガスの影響度、CO−H2割合の影響度を
基準炭ガスの燃焼速度を1.0として比較したもの
である。この結果から、炭種によつて燃焼速度
が、約20%も異なることがわかる。
て不活性ガスの影響度、CO−H2割合の影響度を
基準炭ガスの燃焼速度を1.0として比較したもの
である。この結果から、炭種によつて燃焼速度
が、約20%も異なることがわかる。
【表】
本発明によれば、燃料ガスの組成が変化しても
火災の安定性に直接影響する燃料噴出速度を噴出
口の面積を変えることなく、燃料ノズル外の流量
調節で出来るので、同一燃料ノズル、同一燃焼器
で組成の異なるガス燃料を安定して燃焼すること
が出来る。 この結果、組成の異なるガス燃料を使用するた
びにガスタービン運転を停止する必要がなく、プ
ラント運転を連続して稼動できる。 また同一燃料ノズル、同一燃焼器で運転できる
ために、製作品が非常に少くなり経済性、特にガ
スタービン製作費が安くなる。
火災の安定性に直接影響する燃料噴出速度を噴出
口の面積を変えることなく、燃料ノズル外の流量
調節で出来るので、同一燃料ノズル、同一燃焼器
で組成の異なるガス燃料を安定して燃焼すること
が出来る。 この結果、組成の異なるガス燃料を使用するた
びにガスタービン運転を停止する必要がなく、プ
ラント運転を連続して稼動できる。 また同一燃料ノズル、同一燃焼器で運転できる
ために、製作品が非常に少くなり経済性、特にガ
スタービン製作費が安くなる。
第1図は本発明の方法を実施したガス化発電プ
ラント系統図、第2図は本発明の燃焼装置に適用
される燃料ノズル全体構成図、第3図は燃料ノズ
ル噴口正面図、第4図は噴出口を構成する部品の
断面図、第5図は従来ノズルによるCO排出実験
結果、第6図は本発明による火災温度分布結果、
第7図は燃焼速度に及ぼす不活性ガスの影響を示
す特性図、第8図は、CO−H2混合気の燃焼速度
特性図である。 1〜3……石炭、10……精製ガス、21……
燃料ノズル、22……主流、23……副流、24
……流量調節弁、25……噴出口、34……流量
調節弁、41……主流室、42……副流室、43
……副噴出口、44……主噴出口、45……空気
旋回羽根、50……ノズルボデイー、100……
燃焼速度検知装置。
ラント系統図、第2図は本発明の燃焼装置に適用
される燃料ノズル全体構成図、第3図は燃料ノズ
ル噴口正面図、第4図は噴出口を構成する部品の
断面図、第5図は従来ノズルによるCO排出実験
結果、第6図は本発明による火災温度分布結果、
第7図は燃焼速度に及ぼす不活性ガスの影響を示
す特性図、第8図は、CO−H2混合気の燃焼速度
特性図である。 1〜3……石炭、10……精製ガス、21……
燃料ノズル、22……主流、23……副流、24
……流量調節弁、25……噴出口、34……流量
調節弁、41……主流室、42……副流室、43
……副噴出口、44……主噴出口、45……空気
旋回羽根、50……ノズルボデイー、100……
燃焼速度検知装置。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 燃料組成が変化するガス燃料を主噴口と副噴
口とに分けて燃焼室内に噴出し、主噴口からの燃
料により火災で副噴口からの燃料を燃焼させる燃
焼方法において、前記、主噴口と副噴口とから噴
出される燃料流量比を燃料の燃焼速度が速くなる
程、主噴口から噴出される燃料比率が大きくなる
ようにしたことを特徴とするガス燃料の燃料方
法。 2 前記ガス燃料の燃焼速度を、燃料組成の不活
性ガス割合により間接的に求めるようにしたこと
を特徴とする特許請求の範囲第1項記載のガス燃
料の燃焼方法。 3 前記ガス燃料は、石炭ガス化装置より供給さ
れるものであり、発生ガス燃料の燃焼速度を、予
め石炭ガス化装置に供給される原料炭種毎に実験
的に求めておき、原料炭の変更に伴い主噴口側の
燃料比率を変更するようにした特許請求の範囲第
1項記載のガス燃料の燃焼方法。 4 筒状燃焼室の端面に開口した主噴口と、主噴
口の外側に主噴口をとり囲むように環状に配置し
た副噴口と、主噴口及び副噴口にガス燃料を供給
する燃料通路と、前記燃料通路に設けられた、主
噴口と副噴口との燃料流量比を調整する手段と、
前記ガス燃料の燃焼速度を検出する手段とを備
え、前記燃焼速度検出手段からの信号により前記
流量比調整手段を調整し、ガス燃料の燃焼速度が
速くなる程、主噴口側の燃料流量の比率を大きく
することを特徴とするガス燃料の燃焼装置。 5 前記燃料通路には、更に燃焼装置に供給され
る全ガス燃料を調整する燃料流量調整弁を備え、
該調整弁の下流で主噴口及び副噴口に分岐し、前
記流量比調整手段は、主噴口と副噴口との分流比
を調整する分流比調整弁であることを特徴とする
特許請求の範囲第4項記載のガス燃料の燃焼装
置。 6 前記主噴口は、環状に配列された噴口列とし
て構成され、噴口列の内側に着火のための液体燃
料ノズルを設けたことを特徴とする特許請求の範
囲第4項記載のガス燃料の燃焼装置。 7 石炭ガス化装置と、該石炭ガス化装置の発生
ガスを燃焼させガスタービン駆動用の高温燃焼ガ
スを生成するための燃焼装置において、筒状の燃
焼室の端面に開口した主噴口と、主噴口からの燃
料の火災により着火される位置に燃料を噴出する
副噴口と、主及び副噴口に前記ガスタービンの負
荷に応じた量のガス燃料を前記ガス化装置から導
く燃料流量調整弁と、前記調整弁の下流に設けら
れ、前記主及び副噴口への燃料の分流比をガス燃
料の燃焼速度が速くなる程主噴口側の方が大きく
なるように変える手段とを備えたことを特徴とす
るガス燃料の燃焼装置。 8 前記副噴口は、主噴口の設けられた燃焼室端
面に主噴口をとり囲むように配列されたことを特
徴とする特許請求の範囲第7項記載のガス燃料の
燃焼装置。
Priority Applications (5)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP62024573A JPS63194111A (ja) | 1987-02-06 | 1987-02-06 | ガス燃料の燃焼方法及び装置 |
| DE88300992T DE3885117T2 (de) | 1987-02-06 | 1988-02-05 | Verfahren und Gerät zur Verbrennung von gasförmigem Brennstoff mit schwankender Zusammensetzung. |
| EP88300992A EP0278699B1 (en) | 1987-02-06 | 1988-02-05 | Method and apparatus for burning gaseous fuel, wherein fuel composition varies |
| US07/153,607 US4890453A (en) | 1987-02-06 | 1988-02-08 | Method and apparatus for burning gaseous fuel, wherein fuel composition varies |
| US07/404,947 US4993222A (en) | 1987-02-06 | 1989-09-06 | Method for burning gaseous fuel, wherein fuel composition varies |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP62024573A JPS63194111A (ja) | 1987-02-06 | 1987-02-06 | ガス燃料の燃焼方法及び装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS63194111A JPS63194111A (ja) | 1988-08-11 |
| JPH0470524B2 true JPH0470524B2 (ja) | 1992-11-11 |
Family
ID=12141909
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP62024573A Granted JPS63194111A (ja) | 1987-02-06 | 1987-02-06 | ガス燃料の燃焼方法及び装置 |
Country Status (4)
| Country | Link |
|---|---|
| US (2) | US4890453A (ja) |
| EP (1) | EP0278699B1 (ja) |
| JP (1) | JPS63194111A (ja) |
| DE (1) | DE3885117T2 (ja) |
Families Citing this family (29)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
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| JP2961913B2 (ja) * | 1991-02-26 | 1999-10-12 | 株式会社日立製作所 | 燃焼装置及びその制御方法 |
| JP2954401B2 (ja) * | 1991-08-23 | 1999-09-27 | 株式会社日立製作所 | ガスタービン設備およびその運転方法 |
| AU3429093A (en) * | 1991-12-31 | 1993-07-28 | Robert D. Harvey | Process for producing electric energy using sour natural gas |
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| US5406798A (en) * | 1993-10-22 | 1995-04-18 | United Technologies Corporation | Pilot fuel cooled flow divider valve for a staged combustor |
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| DE19549140A1 (de) * | 1995-12-29 | 1997-07-03 | Asea Brown Boveri | Verfahren zum Betrieb einer Gasturbogruppe mit niederkalorischem Brennstoff |
| JPH1162622A (ja) | 1997-08-22 | 1999-03-05 | Toshiba Corp | 石炭ガス化複合発電設備およびその運転方法 |
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| US6289676B1 (en) | 1998-06-26 | 2001-09-18 | Pratt & Whitney Canada Corp. | Simplex and duplex injector having primary and secondary annular lud channels and primary and secondary lud nozzles |
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| US6256995B1 (en) | 1999-11-29 | 2001-07-10 | Pratt & Whitney Canada Corp. | Simple low cost fuel nozzle support |
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| WO2005010438A1 (en) * | 2003-07-25 | 2005-02-03 | Ansaldo Energia S.P.A. | Gas turbine burner |
| JP4728176B2 (ja) * | 2005-06-24 | 2011-07-20 | 株式会社日立製作所 | バーナ、ガスタービン燃焼器及びバーナの冷却方法 |
| US8347631B2 (en) * | 2009-03-03 | 2013-01-08 | General Electric Company | Fuel nozzle liquid cartridge including a fuel insert |
| JP5075900B2 (ja) * | 2009-09-30 | 2012-11-21 | 株式会社日立製作所 | 水素含有燃料対応燃焼器および、その低NOx運転方法 |
| JP5486619B2 (ja) * | 2012-02-28 | 2014-05-07 | 株式会社日立製作所 | ガスタービン燃焼器及びその運転方法 |
| JP5889754B2 (ja) | 2012-09-05 | 2016-03-22 | 三菱日立パワーシステムズ株式会社 | ガスタービン燃焼器 |
| US9435540B2 (en) | 2013-12-11 | 2016-09-06 | General Electric Company | Fuel injector with premix pilot nozzle |
| US10030869B2 (en) | 2014-11-26 | 2018-07-24 | General Electric Company | Premix fuel nozzle assembly |
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