JPH0470630B2 - - Google Patents
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- JPH0470630B2 JPH0470630B2 JP1053487A JP5348789A JPH0470630B2 JP H0470630 B2 JPH0470630 B2 JP H0470630B2 JP 1053487 A JP1053487 A JP 1053487A JP 5348789 A JP5348789 A JP 5348789A JP H0470630 B2 JPH0470630 B2 JP H0470630B2
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- Photoreceptors In Electrophotography (AREA)
Description
産業上の利用分野
本発明は積層型有機感光体に関し、詳しくは、
導電性支持体上に電荷発生物質を含む電荷発生層
と、電荷輸送物質を含む電荷発生層とを備え、特
に、半導体レーザーの波長に高い感度を有し、レ
ーザービームプリンター用の感光体として好適に
用いることができる積層型有機感光体に関する。 従来の技術 近年、特公昭55−42380号公報や特公昭60−
34099号公報に記載されているように、電子写真
装置においては、導電性支持体上に電荷発生物質
を含む電荷発生層と、電荷輸送物質を含む電荷発
生層とを積層してなる積層型真機感光体が開発さ
れ、また、実用化されている。かかる積層型有機
感光体は、第2図に示すように、例えば、ポリエ
ステルフイルム1上にアルミニウム2を蒸着して
なる導電性支持体3上に電荷発生層4と電荷輸送
層5とが積層されている。 これらの積層型有機感光体においては、電荷輸
送層は、例えば、電荷輸送物質を適宜の有機溶
剤、結着剤、及び必要に応じて可塑剤等と共に溶
液又は分散液とし、これを導電性支持体又はその
上の電荷発生層上に塗布し、乾燥して、5〜
100μm程度の厚さに被膜化することによつて調製
される。また、電荷輸送層は、結着剤中に電荷輸
送物質を溶解させ、これを被膜化させることによ
つて調製される。 従来、既に多種多様な電荷輸送物質が知られて
おり、例えば、特開昭60−255854公報には、電荷
輸送物質として、 で表わされるヒドラゾン化合物を用いると共に、
電荷発生物質として、銅フタロシアニンや、或い
はテトラメチルフタロシアニン、ジアルキルアミ
ノフタロシアニン等の無金属フタロシアニンを含
む種々のフタロシアニン化合物を用いてなる積層
型有機感光体が提供されている。しかし、開示さ
れている積層型有機感光体は、帯電能や感度等に
おいて尚、満足すべき性能を有しない。 上記銅フタロシアニンを含む種々の金属フタロ
シアニン化合物及び無金属フタロシアニンが光導
電性を有することは古くより知られており、例え
ば、特公昭49−4338公報(及び対応する米国特許
第3816118号明細書)には、特に、X型無金属フ
タロシアニンを用いてなる単層型感光体が記載さ
れているが、感度が低い。 他方、近年、レーザービームプリンター用の感
光体として、半導体レーザーの波長である780nm
付近に感度を有する感光体が要求されるに至つて
おり、広範囲にわたる研究開発がなされている
が、前記したヒドラゾン化合物を電荷輸送物質と
して用いる感光体は、半導体レーザーの長波長光
には感度が低い。 発明が解決しようとする課題 本発明者らは、レーザービームプリンター用の
感光体としては用いることができる有機感光体を
得るべく鋭意研究した結果、予期しないことに、
電荷輸送物質として前記式()で表わされるヒ
ドラゾン化合物を用いると共に、電荷発生物質と
してX型無金属フタロシアニンを用い、且つ、電
荷発生物層を構成するための結着用樹脂として含
塩素樹脂を用いることによつて、800nmに高感度
を有し、かくして、半導体レーザーの波長である
780nm付近に感度を有する積層型有機感光体を得
ることができることを見出して、本発明に至つた
ものである。 課題を解決するための手段 本発明は、導電性支持体上に電荷発生層と電荷
輸送層とを備えた積層型有機感光体において、電
荷発生層が電荷発生物質としてX型無金属フタロ
シアニンを含むと共に、結着剤として含塩素重合
体を含み、電荷輸送層が電荷輸送物質として、 で表わされるヒドラゾン化合物を含むことを特徴
とする。 本発明による電子写真感光体において、電荷発
生物質は、X型無金属フタロシアニンであつて、
次式で表わされる。 また、X型無金属フタロシアニンのX線回折図
(CuKα線、粉末法)を第1図に示す。 本発明による積層型有機感光体において、電荷
輸送物質は、前記()式で表わされるヒドラゾ
ン化合物である。 本発明による積層型有機感光体は、上記電荷発
生物質としてのX型無金属フタロシアニンと共に
有機溶剤、結着剤としての含塩素重合体、及び必
要に応じて可塑剤等を含む溶液若しくは分散液を
導電性支持体上に塗布し、乾燥させて、電荷発生
層を形成し、この上に前記ヒドラゾン化合物と共
に有機溶剤、結着剤、及び必要に応じて可塑剤等
を含む溶液を塗布し、乾燥させて、電荷輸送層を
形成することによつて得ることができる。但し、
導電性支持体上における電荷発生層と電荷輸送層
とは、上記とは逆の順序で積層されてもよい。 電荷発生層における結着剤としての含塩素重合
体の含有量は、少ないほど好ましいが、通常、5
〜50重量%の範囲が適当である。また、電荷発生
層の厚さは、通常、0.05〜20μm、好ましくは0.1
〜10μmの範囲である。 上記含塩素重合体としては、例えば、ポリ塩化
ビニルや、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体、塩
化ビニル−EVAグラフト共重合体、塩化ビニル
−酢酸ビニル−無水マレイン酸共重合体等の塩化
ビニル共重合体が好適に用いられる。塩化ビニル
共重合体の場合は塩化ビニル含有量が20重量%以
上であるものが好ましく用いられる。 電荷輸送層における電荷輸送物質としての前記
ヒドラゾン化合物の含有量は、通常、10〜60重量
%の範囲が好適であり、また、かかる電荷輸送層
の厚さは、通常、5〜100μmが適当である。 電荷輸送層を形成するために用いられる結着剤
としては、電荷輸送物質の溶液や分散液を安定且
つ容易に調製し得るように、有機溶剤に溶解し得
ると共に、上記電荷輸送物質と相溶性が高く、更
に、低廉でその被膜が機械的強度が高く、透明性
及び絶縁性がすぐれる樹脂が好ましく用いられ
る。例えば、ポリカーボネート、ポリスチレン、
ポリエステル、ポリ塩化ビニル樹脂、スチレン−
アクリル共重合体等が好適である。 電荷発生物層及び電荷輸送層を形成するのに用
いる有機溶剤は、特に限定されるもではないが、
例えば、クロロホルム、1,2−ジクロロエタ
ン、1,1,2,2−テトラクロロエタンや、テ
トラヒドロフランが好適に用いられる。 発明の効果 本発明による積層型有機感光体は、電荷輸送物
質として特定のヒドラゾン化合物を用いると共
に、電荷発生物質としてX型無金属フタロシアニ
ンを用い、且つ、電荷発生物層を構成するための
結着剤樹脂として含塩素重合体を用いることによ
つて、半導体レーザーの波長に対して高い感度を
有するので、レーザービームプリンター用の感光
体として好適に用いることができる。 実施例 以下に実施例を挙げて本発明を説明するが、本
発明はこれら実施例により何ら限定されるもので
はない。 実施例 1 ポリ塩化ビニル(チツソ(株)製PVC−SR、平均
重合度800)をテトラヒドロフランとn−ヘキサ
ンを用いて、再沈精製し、真空乾燥した。 このポリ塩化ビニル1.6重量部と電荷発生物質
としてのX型無金属フタロシアニン(大日本イン
キ化学工業(株)製8120B)2.2重量部とをテトラヒ
ドロフラン96.2重量部に加え、ボールミルにて2
時間混合粉砕して、分散液を得た。尚、第1図に
上記X型無金属フタロシアニンのX線回折図
(CuKα線、粉末法)を示す。 この分散液をアルミニウム蒸着したポリエステ
ルフイルム上にドクターブレードを用いて塗布
し、室温にて自然乾燥させた後、80℃で1時間加
熱乾燥させて、膜厚0.6μmの電荷発生層を形成し
た。 別に、ポリカーボネート(三菱亙斯化学工業(株)
製ユーピロンE−2000)10重量部と電荷輸送物質
としての前記ヒドラゾン化合物8重量部をクロロ
ホルム82重量部に溶解させ、得られた溶液を上記
電荷発生層上にドクターブレード(間隙100μm)
を用いて塗布し、室温にて自然乾燥させた後、
100℃で1時間加熱乾燥させて、膜厚20μmの電荷
発生層を形成し、かくして、積層型有機感光体を
製作した。 実施例 2 実施例1において、電荷発生層の形成に際し
て、結着剤として酢酸含有量15重量%の塩化ビニ
ル−酢酸ビニル共重合体(日本化薬(株)製)を用い
た以外は、実施例1と同様にして、積層型有機感
光体を製作した。 実施例 3 実施例1において、電荷発生層の形成に際し
て、結着剤として塩化ビニルのモル分率が50%で
ある塩化ビニル−EVAグラフト重合体(日本ゼ
オン(株)製グラフトマーR−5)を用いた以外は、
実施例1と同様にして、積層型有機感光体を製作
した。 実施例 4 実施例1において、電荷発生層の形成に際し
て、結着剤として塩化ビニル−酢酸ビニル−マレ
イン酸共重合体(積水化学工業(株)製エスレツク
MF−10)を用いると共に、電荷発生層の膜厚を
0.3μmとした以外は、実施例1と同様にして、積
層型有機感光体を製作した。 比較例 1 実施例2において、電荷輸送物質として、N,
N−ジエチルアミノベンズアルデヒドジフエニル
ヒドラゾンを用いた以外は、実施例2と同様にし
て、積層型有機感光体を製作した。 比較例 2 実施例1において、電荷発生層の形成に際し
て、結着剤として、前記と同じポリカーボネート
を用いた以外は、実施例1と同様にして、積層型
有機感光体を製作した。 比較例 3 実施例3において、電荷輸送物質として、N,
N−ジエチルアミノベンズアルデヒドジフエニル
ヒドラゾンを用いた以外は、実施例3と同様にし
て、積層型有機感光体を製作した。 以上のようにして得られたそれぞれの積層型有
機感光体について、静電気帯電試験装置(川口電
機製作所(株)製EPA8100型)を用いて、静電帯電
特性を次のようにして評価した。 即ち、−6KVのコロナ放電にて感光体表面を負
に帯電させ、そのときの感光体の表面の電位を測
定して、初期電位とした。この後、5秒間、暗所
に放置して、電位を測定し、電荷保持率を求め
た。次いで、ハロゲンランプによつて感光体の表
面を照度5ルツクスにて光照射し、表面電位が
1/2に至るまでの時間を測定し、その時点まで
の露光量E1/2(ルツクス・秒)を光感度とした。 また、単色光に対する光感度の測定として、上
記ハロゲンランプからの白色光を色ガラスフイル
ターと干渉フイルターを組み合わせることによつ
て、750nmの単色光とし、光強度を0.5μW/cm2と
して、感光体表面に光照射し、同様に、表面電位
が当初の1/2に至るまでの時間を測定し、その
時点までの露光量E1/2(μJ/cm2)を光感度として
求めた。 いずれの場合も、光照射してから5秒後の電位
を残留電位として測定した。以上の結果を第1表
導電性支持体上に電荷発生物質を含む電荷発生層
と、電荷輸送物質を含む電荷発生層とを備え、特
に、半導体レーザーの波長に高い感度を有し、レ
ーザービームプリンター用の感光体として好適に
用いることができる積層型有機感光体に関する。 従来の技術 近年、特公昭55−42380号公報や特公昭60−
34099号公報に記載されているように、電子写真
装置においては、導電性支持体上に電荷発生物質
を含む電荷発生層と、電荷輸送物質を含む電荷発
生層とを積層してなる積層型真機感光体が開発さ
れ、また、実用化されている。かかる積層型有機
感光体は、第2図に示すように、例えば、ポリエ
ステルフイルム1上にアルミニウム2を蒸着して
なる導電性支持体3上に電荷発生層4と電荷輸送
層5とが積層されている。 これらの積層型有機感光体においては、電荷輸
送層は、例えば、電荷輸送物質を適宜の有機溶
剤、結着剤、及び必要に応じて可塑剤等と共に溶
液又は分散液とし、これを導電性支持体又はその
上の電荷発生層上に塗布し、乾燥して、5〜
100μm程度の厚さに被膜化することによつて調製
される。また、電荷輸送層は、結着剤中に電荷輸
送物質を溶解させ、これを被膜化させることによ
つて調製される。 従来、既に多種多様な電荷輸送物質が知られて
おり、例えば、特開昭60−255854公報には、電荷
輸送物質として、 で表わされるヒドラゾン化合物を用いると共に、
電荷発生物質として、銅フタロシアニンや、或い
はテトラメチルフタロシアニン、ジアルキルアミ
ノフタロシアニン等の無金属フタロシアニンを含
む種々のフタロシアニン化合物を用いてなる積層
型有機感光体が提供されている。しかし、開示さ
れている積層型有機感光体は、帯電能や感度等に
おいて尚、満足すべき性能を有しない。 上記銅フタロシアニンを含む種々の金属フタロ
シアニン化合物及び無金属フタロシアニンが光導
電性を有することは古くより知られており、例え
ば、特公昭49−4338公報(及び対応する米国特許
第3816118号明細書)には、特に、X型無金属フ
タロシアニンを用いてなる単層型感光体が記載さ
れているが、感度が低い。 他方、近年、レーザービームプリンター用の感
光体として、半導体レーザーの波長である780nm
付近に感度を有する感光体が要求されるに至つて
おり、広範囲にわたる研究開発がなされている
が、前記したヒドラゾン化合物を電荷輸送物質と
して用いる感光体は、半導体レーザーの長波長光
には感度が低い。 発明が解決しようとする課題 本発明者らは、レーザービームプリンター用の
感光体としては用いることができる有機感光体を
得るべく鋭意研究した結果、予期しないことに、
電荷輸送物質として前記式()で表わされるヒ
ドラゾン化合物を用いると共に、電荷発生物質と
してX型無金属フタロシアニンを用い、且つ、電
荷発生物層を構成するための結着用樹脂として含
塩素樹脂を用いることによつて、800nmに高感度
を有し、かくして、半導体レーザーの波長である
780nm付近に感度を有する積層型有機感光体を得
ることができることを見出して、本発明に至つた
ものである。 課題を解決するための手段 本発明は、導電性支持体上に電荷発生層と電荷
輸送層とを備えた積層型有機感光体において、電
荷発生層が電荷発生物質としてX型無金属フタロ
シアニンを含むと共に、結着剤として含塩素重合
体を含み、電荷輸送層が電荷輸送物質として、 で表わされるヒドラゾン化合物を含むことを特徴
とする。 本発明による電子写真感光体において、電荷発
生物質は、X型無金属フタロシアニンであつて、
次式で表わされる。 また、X型無金属フタロシアニンのX線回折図
(CuKα線、粉末法)を第1図に示す。 本発明による積層型有機感光体において、電荷
輸送物質は、前記()式で表わされるヒドラゾ
ン化合物である。 本発明による積層型有機感光体は、上記電荷発
生物質としてのX型無金属フタロシアニンと共に
有機溶剤、結着剤としての含塩素重合体、及び必
要に応じて可塑剤等を含む溶液若しくは分散液を
導電性支持体上に塗布し、乾燥させて、電荷発生
層を形成し、この上に前記ヒドラゾン化合物と共
に有機溶剤、結着剤、及び必要に応じて可塑剤等
を含む溶液を塗布し、乾燥させて、電荷輸送層を
形成することによつて得ることができる。但し、
導電性支持体上における電荷発生層と電荷輸送層
とは、上記とは逆の順序で積層されてもよい。 電荷発生層における結着剤としての含塩素重合
体の含有量は、少ないほど好ましいが、通常、5
〜50重量%の範囲が適当である。また、電荷発生
層の厚さは、通常、0.05〜20μm、好ましくは0.1
〜10μmの範囲である。 上記含塩素重合体としては、例えば、ポリ塩化
ビニルや、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体、塩
化ビニル−EVAグラフト共重合体、塩化ビニル
−酢酸ビニル−無水マレイン酸共重合体等の塩化
ビニル共重合体が好適に用いられる。塩化ビニル
共重合体の場合は塩化ビニル含有量が20重量%以
上であるものが好ましく用いられる。 電荷輸送層における電荷輸送物質としての前記
ヒドラゾン化合物の含有量は、通常、10〜60重量
%の範囲が好適であり、また、かかる電荷輸送層
の厚さは、通常、5〜100μmが適当である。 電荷輸送層を形成するために用いられる結着剤
としては、電荷輸送物質の溶液や分散液を安定且
つ容易に調製し得るように、有機溶剤に溶解し得
ると共に、上記電荷輸送物質と相溶性が高く、更
に、低廉でその被膜が機械的強度が高く、透明性
及び絶縁性がすぐれる樹脂が好ましく用いられ
る。例えば、ポリカーボネート、ポリスチレン、
ポリエステル、ポリ塩化ビニル樹脂、スチレン−
アクリル共重合体等が好適である。 電荷発生物層及び電荷輸送層を形成するのに用
いる有機溶剤は、特に限定されるもではないが、
例えば、クロロホルム、1,2−ジクロロエタ
ン、1,1,2,2−テトラクロロエタンや、テ
トラヒドロフランが好適に用いられる。 発明の効果 本発明による積層型有機感光体は、電荷輸送物
質として特定のヒドラゾン化合物を用いると共
に、電荷発生物質としてX型無金属フタロシアニ
ンを用い、且つ、電荷発生物層を構成するための
結着剤樹脂として含塩素重合体を用いることによ
つて、半導体レーザーの波長に対して高い感度を
有するので、レーザービームプリンター用の感光
体として好適に用いることができる。 実施例 以下に実施例を挙げて本発明を説明するが、本
発明はこれら実施例により何ら限定されるもので
はない。 実施例 1 ポリ塩化ビニル(チツソ(株)製PVC−SR、平均
重合度800)をテトラヒドロフランとn−ヘキサ
ンを用いて、再沈精製し、真空乾燥した。 このポリ塩化ビニル1.6重量部と電荷発生物質
としてのX型無金属フタロシアニン(大日本イン
キ化学工業(株)製8120B)2.2重量部とをテトラヒ
ドロフラン96.2重量部に加え、ボールミルにて2
時間混合粉砕して、分散液を得た。尚、第1図に
上記X型無金属フタロシアニンのX線回折図
(CuKα線、粉末法)を示す。 この分散液をアルミニウム蒸着したポリエステ
ルフイルム上にドクターブレードを用いて塗布
し、室温にて自然乾燥させた後、80℃で1時間加
熱乾燥させて、膜厚0.6μmの電荷発生層を形成し
た。 別に、ポリカーボネート(三菱亙斯化学工業(株)
製ユーピロンE−2000)10重量部と電荷輸送物質
としての前記ヒドラゾン化合物8重量部をクロロ
ホルム82重量部に溶解させ、得られた溶液を上記
電荷発生層上にドクターブレード(間隙100μm)
を用いて塗布し、室温にて自然乾燥させた後、
100℃で1時間加熱乾燥させて、膜厚20μmの電荷
発生層を形成し、かくして、積層型有機感光体を
製作した。 実施例 2 実施例1において、電荷発生層の形成に際し
て、結着剤として酢酸含有量15重量%の塩化ビニ
ル−酢酸ビニル共重合体(日本化薬(株)製)を用い
た以外は、実施例1と同様にして、積層型有機感
光体を製作した。 実施例 3 実施例1において、電荷発生層の形成に際し
て、結着剤として塩化ビニルのモル分率が50%で
ある塩化ビニル−EVAグラフト重合体(日本ゼ
オン(株)製グラフトマーR−5)を用いた以外は、
実施例1と同様にして、積層型有機感光体を製作
した。 実施例 4 実施例1において、電荷発生層の形成に際し
て、結着剤として塩化ビニル−酢酸ビニル−マレ
イン酸共重合体(積水化学工業(株)製エスレツク
MF−10)を用いると共に、電荷発生層の膜厚を
0.3μmとした以外は、実施例1と同様にして、積
層型有機感光体を製作した。 比較例 1 実施例2において、電荷輸送物質として、N,
N−ジエチルアミノベンズアルデヒドジフエニル
ヒドラゾンを用いた以外は、実施例2と同様にし
て、積層型有機感光体を製作した。 比較例 2 実施例1において、電荷発生層の形成に際し
て、結着剤として、前記と同じポリカーボネート
を用いた以外は、実施例1と同様にして、積層型
有機感光体を製作した。 比較例 3 実施例3において、電荷輸送物質として、N,
N−ジエチルアミノベンズアルデヒドジフエニル
ヒドラゾンを用いた以外は、実施例3と同様にし
て、積層型有機感光体を製作した。 以上のようにして得られたそれぞれの積層型有
機感光体について、静電気帯電試験装置(川口電
機製作所(株)製EPA8100型)を用いて、静電帯電
特性を次のようにして評価した。 即ち、−6KVのコロナ放電にて感光体表面を負
に帯電させ、そのときの感光体の表面の電位を測
定して、初期電位とした。この後、5秒間、暗所
に放置して、電位を測定し、電荷保持率を求め
た。次いで、ハロゲンランプによつて感光体の表
面を照度5ルツクスにて光照射し、表面電位が
1/2に至るまでの時間を測定し、その時点まで
の露光量E1/2(ルツクス・秒)を光感度とした。 また、単色光に対する光感度の測定として、上
記ハロゲンランプからの白色光を色ガラスフイル
ターと干渉フイルターを組み合わせることによつ
て、750nmの単色光とし、光強度を0.5μW/cm2と
して、感光体表面に光照射し、同様に、表面電位
が当初の1/2に至るまでの時間を測定し、その
時点までの露光量E1/2(μJ/cm2)を光感度として
求めた。 いずれの場合も、光照射してから5秒後の電位
を残留電位として測定した。以上の結果を第1表
【表】
に示す。
第1表に示す結果から明らかなように、本発明
による感光体は、照射光が白色光、単色光
(750nm)のいずれの場合にも、半減露光量E1/2
が低く、高感度であることが理解される。
による感光体は、照射光が白色光、単色光
(750nm)のいずれの場合にも、半減露光量E1/2
が低く、高感度であることが理解される。
第1図は、本発明による積層型有機感光体にお
いて、電荷発生物質として用いられるX型無金属
フタロシアニンのX線回折図(CuKα線、粉末
法)、第2図は、一般に、積層型電子写真感光体
を示す断面図である。 3…導電性支持体、4…電荷発生物質の層、5
…電荷輸送物質の層。
いて、電荷発生物質として用いられるX型無金属
フタロシアニンのX線回折図(CuKα線、粉末
法)、第2図は、一般に、積層型電子写真感光体
を示す断面図である。 3…導電性支持体、4…電荷発生物質の層、5
…電荷輸送物質の層。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 導電性支持体上に電荷発生層と電荷輸送層と
を備えた積層型有機感光体において、電荷発生層
が電荷発生物質としてX型無金属フタロシアニン
を含むと共に、結着剤としてポリ塩化ビニル又は
塩化ビニル含有量が20重量%以上である塩化ビニ
ル共重合体を含み、電荷輸送層が電荷輸送物質と
して、 で表わされるヒドラゾン化合物を含むことを特徴
とする積層型有機感光体。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5348789A JPH02232659A (ja) | 1989-03-06 | 1989-03-06 | 積層型有機感光体 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5348789A JPH02232659A (ja) | 1989-03-06 | 1989-03-06 | 積層型有機感光体 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH02232659A JPH02232659A (ja) | 1990-09-14 |
| JPH0470630B2 true JPH0470630B2 (ja) | 1992-11-11 |
Family
ID=12944202
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5348789A Granted JPH02232659A (ja) | 1989-03-06 | 1989-03-06 | 積層型有機感光体 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH02232659A (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US5545499A (en) * | 1995-07-07 | 1996-08-13 | Lexmark International, Inc. | Electrophotographic photoconductor having improved cycling stability and oil resistance |
Family Cites Families (8)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
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| JPS59191048A (ja) * | 1983-04-14 | 1984-10-30 | Canon Inc | 電子写真感光体 |
| JPS60243089A (ja) * | 1984-05-16 | 1985-12-03 | Dainippon Ink & Chem Inc | 高純度x型無金属フタロシアニンの製造方法 |
| JPS617840A (ja) * | 1984-06-21 | 1986-01-14 | Minolta Camera Co Ltd | 感光体 |
| JPS6123154A (ja) * | 1984-07-11 | 1986-01-31 | Takasago Corp | 電子写真感光体 |
| JPS63180962A (ja) * | 1987-01-21 | 1988-07-26 | Alps Electric Co Ltd | X型無金属フタロシアニンの製造方法 |
| JPS63274958A (ja) * | 1987-05-06 | 1988-11-11 | Minolta Camera Co Ltd | 機能分離型感光体 |
| JPS63286857A (ja) * | 1987-05-19 | 1988-11-24 | Fuji Xerox Co Ltd | 電子写真用感光体 |
-
1989
- 1989-03-06 JP JP5348789A patent/JPH02232659A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH02232659A (ja) | 1990-09-14 |
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