JPH0471098B2 - - Google Patents
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- JPH0471098B2 JPH0471098B2 JP58089924A JP8992483A JPH0471098B2 JP H0471098 B2 JPH0471098 B2 JP H0471098B2 JP 58089924 A JP58089924 A JP 58089924A JP 8992483 A JP8992483 A JP 8992483A JP H0471098 B2 JPH0471098 B2 JP H0471098B2
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- JP
- Japan
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- polyethylene
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- low
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- Organic Insulating Materials (AREA)
- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は電力ケーブル用樹脂組成物に関し、特
に電力ケーブルに被覆したポリエチレン組成物を
架橋してなる架橋ポリエチレンの耐電気トリー
性、耐電圧特性や耐熱性、架橋性および加工性を
向上せしめ得る電力ケーブル用樹脂組成物に関す
る。 従来、高電圧用電力ケーブルとしてはOFケー
ブルが主体として使用されて来た。しかし、絶縁
材料であるポリエチレンの品質の向上やケーブル
製造法の改良等から架橋ポリエチレンケーブル
(以下単にCVケーブルという)が高電圧用電力ケ
ーブルとして使用され、最近では試験的にではあ
るが254KVという高電圧下においてもCVケーブ
ルが使用され始めてきている。CVケーブルは保
守点検の容易さ、コストダウン等の種々の優位性
から今後も更に高電圧化の方向に進むものと思わ
れる。 しかるに現在CVケーブルとして使用されてい
る高圧法ラジカル重合体法で製造される低密度ポ
リエチレン、すなわち高圧法ポリエチレンはその
加工性の良さが優れているものの結晶性の低さか
ら耐電気トリー性や耐電圧特性が低くく、特に高
温時での上記特性に劣るという欠点を有してい
る。 また、中低圧法で製造される高密度ポリエチレ
ンは結晶性が高く、かつ融点が高いため、高温時
での前記諸特性は優れている。しかし、一方では
中低圧法で製造される高密度ポリエチレンは融点
が高いため、有機過酸化物による架橋時において
は高温が必要となるため、押出機内等で均一に混
練する時に有機過酸化物が分解し、ゲル化すると
いうトラブルが生じ易い。また高密度ポリエチレ
ンにおいては架橋度を向上し、前記諸物性の向上
をはかるためには樹脂の分子量分布を狭く、すな
わち低分子量を少なくすることが好ましいが、分
子量分布を狭くすると押出し加工性が著しく悪
く、押出機の負荷が異常に高くなつたり、押出物
の表面が荒れてしまい、平滑な表面が得られず、
製品価値が下落し、諸物性の低下が懸念される。
一方加工性を上げるために分子量分布を広くした
場合においては架橋度が低下し、前記諸物性の低
下をまねき、高電圧用CVケーブルとしては使用
できないという問題点を有している。 また上記製品の表面荒れを改良する方法として
は特公昭38−15221号、同39−17410号、同44−
22904号、特開昭51−39744号、同52−14647号公
報等に多くの提案がなされている。しかしながら
いずれの場合においても架橋性が充分でなく、前
記諸物性を向上させることができない。 本発明は、上記問題点に鑑み鋭意検討した結果
なされたもので、加工性と架橋性を同時に満足
し、かつ耐電圧性、耐電気トリー性を向上せし
め、特に高温での電気特性に優れた電力ケーブル
用樹脂組成物を提供するものである。 すなわち、本発明は架橋性ポリエチレンと架橋
剤を必須成分とする架橋電力ケーブルの絶縁用樹
脂組成物において、該ポリエチレンが、(A)密度
0.92〜0.945g/c.c.の直鎖状中低密度ポリエチレ
ン90〜30重量%と、(B)高圧法ラジカル重合による
密度0.935g/c.c.以下の枝状低密度ポリエチレン
70〜10重量%とからなり、(A)+(B)のポリエチレン
が0.5〜5g/10分のメルトインデツクスとポリ
エチレン分子を構成する炭素原子1000個に対して
少なくとも0.13個の末端ビニル基を有することを
特徴とする架橋電力ケーブルの絶縁用樹脂組成物
に関するものである。 本発明の上記(A)成分である直鎖状中低密度ポリ
エチレンとはチグラー系触媒、クロム系触媒等の
各種の触媒を用い、中低圧下または高圧下におい
て、気相法、溶液法、懸濁重合法等の各種の重合
法によるエチレンを主成分とするα−オレフイン
との共重合体で、密度が0.92〜0.945g/c.c.のも
のである。 上記エチレンと共重合させるα−オレフインと
は炭素数3〜12、好ましくは炭素数4〜10の範囲
のものが選ばれ、例えばプロピレン、ブテン−
1、ヘキセン−1、ヘプテン−1、オクテン−
1、4−メチル−ペンテン−1等が挙げられる。 一方本発明の(B)成分である枝状低密度ポリエチ
レンとは、チユーブラー法、またはオートクレー
ブ法による高圧ラジカル重合で製造される低密度
ポリエチレンの単独重合体、エチレンを主成分と
しこれと少量の共重合可能なモノマーとの共重合
体、例えばエチレン−酢酸ビニル共重合体、エチ
レン−アクリル酸エチル等が包含される。 本発明の組成物は上記(A)成分が90〜30重量%、
好ましくは50〜70重量%、(B)成分が70〜10重量
%、好ましくは50〜30重量%の割合で混合され、
該混合物のメルトインデツクスが0.5〜5g/10
分、好ましくは1〜4g/10分、ポリエチレン組
成物の炭素原子1000個に対して少なくとも0.13個
の末端ビニル基を有することが肝要である。上記
(A)成分が30重量%未満においては電気的特性、特
に高温時での電気特性が悪く、90重量%を超える
場合においては加工性が不充分となり、該ポリエ
チレン混合物のメルトインデツクス(以下単に
MIと称する)が、0.5未満においては押出加工性
が悪く、押出機内での発熱が大きく、有機過酸化
物を用いた架橋においてはゲルの発生が多くなる
ばかりでなく表面の平滑さも失なわれる。MIが
5を超える場合においては溶融粘度が小さく、銅
線が偏心したり、樹脂の垂れ下りが起こり架橋管
への付着が生じる。 また本発明は分子内の末端ビニル基が架橋性に
最も大きく寄与していることに着眼し、これをポ
リエチレン組成物の炭素原子1000個に対して少な
くとも0.13個の末端ビニル基を有することにより
大幅に架橋性が改良され、分子量分布を広げて
も、上記の様に組成物中の炭素原子1000個に対し
て末端ビニル基の数を少なくとも0.13個とすると
により、加工性および架橋性を改良しうることを
見出したものである。 本発明のポリエチレン混合物の密度は、(B)成分
である枝状低密度ポリエチレン(以下単にB−
LDPEと称す)の密度が0.935以上のものを工業
的に製造し難いことから、実質的には(A)成分の直
鎖状中低密度ポリエチレン(以下単にL−LDPE
と称す)の密度に依存され、一般的には0.89〜
0.945、好ましくは0.90〜0.940g/c.c.の範囲で選
択される。 上記密度が0.945g/c.c.を超える場合において
は融点が高くなるため、有機過酸化物を用いて、
押出成形する場合においては押出機内でゲル化が
生じ、長時間の安定した押出し成形が難かしくな
る恐れを生じる。一方、0.89g/c.c.未満において
は耐熱性等の諸物性が低下する恐れを生じる。 また本発明のポリエチレン混合物における分子
量分布は大きい方が好ましいが、あまり大きすぎ
ると伸びが悪くなるのでN値としては1.8〜2.5、
更に好ましくは2.0〜2.3の範囲が良い。 前記「N値」(非ニユートン流動性値)とは、
ポリエチレンの分子量分布にほぼ相関し流動性の
尺度となるもので、本発明では、島津製作所製、
高化式フローテスター(HB−I型)を用い、ダ
イ:2mmΦ×40mm、170℃において150Kg及び20Kg
の荷重をかけた時のポリエチレンの流出量を測定
し、次の式に従つて算出したものをいう。 N値=log(γ150/γ20)/log(τ150/τ20) ここで、γ:せん断速度(Sec-1) τ:せん断応力(dyn/cm2) 本発明の組成物の架橋方法は無機あるいは有機
の過酸化物による方法、有機シラン化合物を用い
た水架橋方法等の架橋剤を用いる方法であれば限
定されないが、特に有機過酸化物を用いた架橋方
法は簡単で、押出加工性、架橋性、ケーブルの電
気特性等全ての点にわたつて秀れた特徴が表われ
るので最も好ましい。上記有機過酸化物としては
通常に使用されるもので良くベンゾイルパーオキ
サイド、ジクミルパーオキサイド等、特に限定さ
れない。 また本発明においては酸化防止剤、紫外線防止
剤、顔料、電圧安定剤、カーボンブラツク、無機
充填剤等の通例の添加剤をいずれの段階で配合し
てよい。 上述の様に本発明の組成物は加工性および架橋
性が良く、かつ耐電気トリー性、耐電圧性、耐熱
性等の電気的特性にもすぐれたものである。 以下本発明を実施例により更に詳述する。 実施例1〜5および比較例1〜8 (A)成分のL−LDPE樹脂として、エチレン−ブ
テン−1共重合体 (B)成分のB−LDPE樹脂として、高圧ラジカル
重合法によつて製造したもの の種々の(A)および(B)成分をそれぞれ処方した組成
物に架橋剤としてジクミルパーオキサイド2重量
%、4,4チオビス(2−t−ブチル−5−メチ
ルフエノール)0.2重量%を添加し、160℃×30分
架橋し、シート状または円筒状にして該架橋につ
いてゲル分率、トリー発生電圧および、加熱変形
率を測定し、評価した結果を第1表に示した。 また、製造時の電力ケーブルの表面状態と相関
する小型ブロー成型機を用いたパリソン押出テス
トを行ない表面状態を観察し、評価した結果も第
1表に表示した。 この結果、本発明の組成物はゲル分率、トリー
発生電圧、加熱変形率、表面状態の全てにすぐれ
ている。 尚試験法は次の通りである。 <試験法> 電気トリー……曲率半径3μmの針を使用し、電
極間距離3m/m、初期印加電圧
5KV、10分間課電、1KVステツプア
ツプのシングルニードル試験で10サン
プル中5コにトリーが発生した電圧を
求めた。 加熱変形率……径10mmΦ、厚さ6mmの円筒を130
℃のオイルバス中で荷重2.63Kgで加圧
し、30分後の変形率を求めた。 ゲル分率……架橋生成物を20メツシユに粉砕し、
キシレンで120℃、10時間抽出し残率
を求めた。 末端ビニルの測定……厚さ0.6m/mシートを赤
外吸収スペクトルにより、波長が
11.03μの所の吸光度を求め次式より求
めた。 コ/1000c=k・logI0/I×1/dl ここでk:定数(0.116)、 d:ポリエチレンの密度 l:シートの厚さ、 I0,I:特性吸収及びベースの吸光度 ブローパリソン評価方法……ブロー成形機を使用
し、内径9m/mΦ、外径10m/mΦ
のダイスを使用し、樹脂温度150℃で
電力ケーブルの被覆時と同じせん断速
度で押出した時の表面状態を評価し
た。 【表】
に電力ケーブルに被覆したポリエチレン組成物を
架橋してなる架橋ポリエチレンの耐電気トリー
性、耐電圧特性や耐熱性、架橋性および加工性を
向上せしめ得る電力ケーブル用樹脂組成物に関す
る。 従来、高電圧用電力ケーブルとしてはOFケー
ブルが主体として使用されて来た。しかし、絶縁
材料であるポリエチレンの品質の向上やケーブル
製造法の改良等から架橋ポリエチレンケーブル
(以下単にCVケーブルという)が高電圧用電力ケ
ーブルとして使用され、最近では試験的にではあ
るが254KVという高電圧下においてもCVケーブ
ルが使用され始めてきている。CVケーブルは保
守点検の容易さ、コストダウン等の種々の優位性
から今後も更に高電圧化の方向に進むものと思わ
れる。 しかるに現在CVケーブルとして使用されてい
る高圧法ラジカル重合体法で製造される低密度ポ
リエチレン、すなわち高圧法ポリエチレンはその
加工性の良さが優れているものの結晶性の低さか
ら耐電気トリー性や耐電圧特性が低くく、特に高
温時での上記特性に劣るという欠点を有してい
る。 また、中低圧法で製造される高密度ポリエチレ
ンは結晶性が高く、かつ融点が高いため、高温時
での前記諸特性は優れている。しかし、一方では
中低圧法で製造される高密度ポリエチレンは融点
が高いため、有機過酸化物による架橋時において
は高温が必要となるため、押出機内等で均一に混
練する時に有機過酸化物が分解し、ゲル化すると
いうトラブルが生じ易い。また高密度ポリエチレ
ンにおいては架橋度を向上し、前記諸物性の向上
をはかるためには樹脂の分子量分布を狭く、すな
わち低分子量を少なくすることが好ましいが、分
子量分布を狭くすると押出し加工性が著しく悪
く、押出機の負荷が異常に高くなつたり、押出物
の表面が荒れてしまい、平滑な表面が得られず、
製品価値が下落し、諸物性の低下が懸念される。
一方加工性を上げるために分子量分布を広くした
場合においては架橋度が低下し、前記諸物性の低
下をまねき、高電圧用CVケーブルとしては使用
できないという問題点を有している。 また上記製品の表面荒れを改良する方法として
は特公昭38−15221号、同39−17410号、同44−
22904号、特開昭51−39744号、同52−14647号公
報等に多くの提案がなされている。しかしながら
いずれの場合においても架橋性が充分でなく、前
記諸物性を向上させることができない。 本発明は、上記問題点に鑑み鋭意検討した結果
なされたもので、加工性と架橋性を同時に満足
し、かつ耐電圧性、耐電気トリー性を向上せし
め、特に高温での電気特性に優れた電力ケーブル
用樹脂組成物を提供するものである。 すなわち、本発明は架橋性ポリエチレンと架橋
剤を必須成分とする架橋電力ケーブルの絶縁用樹
脂組成物において、該ポリエチレンが、(A)密度
0.92〜0.945g/c.c.の直鎖状中低密度ポリエチレ
ン90〜30重量%と、(B)高圧法ラジカル重合による
密度0.935g/c.c.以下の枝状低密度ポリエチレン
70〜10重量%とからなり、(A)+(B)のポリエチレン
が0.5〜5g/10分のメルトインデツクスとポリ
エチレン分子を構成する炭素原子1000個に対して
少なくとも0.13個の末端ビニル基を有することを
特徴とする架橋電力ケーブルの絶縁用樹脂組成物
に関するものである。 本発明の上記(A)成分である直鎖状中低密度ポリ
エチレンとはチグラー系触媒、クロム系触媒等の
各種の触媒を用い、中低圧下または高圧下におい
て、気相法、溶液法、懸濁重合法等の各種の重合
法によるエチレンを主成分とするα−オレフイン
との共重合体で、密度が0.92〜0.945g/c.c.のも
のである。 上記エチレンと共重合させるα−オレフインと
は炭素数3〜12、好ましくは炭素数4〜10の範囲
のものが選ばれ、例えばプロピレン、ブテン−
1、ヘキセン−1、ヘプテン−1、オクテン−
1、4−メチル−ペンテン−1等が挙げられる。 一方本発明の(B)成分である枝状低密度ポリエチ
レンとは、チユーブラー法、またはオートクレー
ブ法による高圧ラジカル重合で製造される低密度
ポリエチレンの単独重合体、エチレンを主成分と
しこれと少量の共重合可能なモノマーとの共重合
体、例えばエチレン−酢酸ビニル共重合体、エチ
レン−アクリル酸エチル等が包含される。 本発明の組成物は上記(A)成分が90〜30重量%、
好ましくは50〜70重量%、(B)成分が70〜10重量
%、好ましくは50〜30重量%の割合で混合され、
該混合物のメルトインデツクスが0.5〜5g/10
分、好ましくは1〜4g/10分、ポリエチレン組
成物の炭素原子1000個に対して少なくとも0.13個
の末端ビニル基を有することが肝要である。上記
(A)成分が30重量%未満においては電気的特性、特
に高温時での電気特性が悪く、90重量%を超える
場合においては加工性が不充分となり、該ポリエ
チレン混合物のメルトインデツクス(以下単に
MIと称する)が、0.5未満においては押出加工性
が悪く、押出機内での発熱が大きく、有機過酸化
物を用いた架橋においてはゲルの発生が多くなる
ばかりでなく表面の平滑さも失なわれる。MIが
5を超える場合においては溶融粘度が小さく、銅
線が偏心したり、樹脂の垂れ下りが起こり架橋管
への付着が生じる。 また本発明は分子内の末端ビニル基が架橋性に
最も大きく寄与していることに着眼し、これをポ
リエチレン組成物の炭素原子1000個に対して少な
くとも0.13個の末端ビニル基を有することにより
大幅に架橋性が改良され、分子量分布を広げて
も、上記の様に組成物中の炭素原子1000個に対し
て末端ビニル基の数を少なくとも0.13個とすると
により、加工性および架橋性を改良しうることを
見出したものである。 本発明のポリエチレン混合物の密度は、(B)成分
である枝状低密度ポリエチレン(以下単にB−
LDPEと称す)の密度が0.935以上のものを工業
的に製造し難いことから、実質的には(A)成分の直
鎖状中低密度ポリエチレン(以下単にL−LDPE
と称す)の密度に依存され、一般的には0.89〜
0.945、好ましくは0.90〜0.940g/c.c.の範囲で選
択される。 上記密度が0.945g/c.c.を超える場合において
は融点が高くなるため、有機過酸化物を用いて、
押出成形する場合においては押出機内でゲル化が
生じ、長時間の安定した押出し成形が難かしくな
る恐れを生じる。一方、0.89g/c.c.未満において
は耐熱性等の諸物性が低下する恐れを生じる。 また本発明のポリエチレン混合物における分子
量分布は大きい方が好ましいが、あまり大きすぎ
ると伸びが悪くなるのでN値としては1.8〜2.5、
更に好ましくは2.0〜2.3の範囲が良い。 前記「N値」(非ニユートン流動性値)とは、
ポリエチレンの分子量分布にほぼ相関し流動性の
尺度となるもので、本発明では、島津製作所製、
高化式フローテスター(HB−I型)を用い、ダ
イ:2mmΦ×40mm、170℃において150Kg及び20Kg
の荷重をかけた時のポリエチレンの流出量を測定
し、次の式に従つて算出したものをいう。 N値=log(γ150/γ20)/log(τ150/τ20) ここで、γ:せん断速度(Sec-1) τ:せん断応力(dyn/cm2) 本発明の組成物の架橋方法は無機あるいは有機
の過酸化物による方法、有機シラン化合物を用い
た水架橋方法等の架橋剤を用いる方法であれば限
定されないが、特に有機過酸化物を用いた架橋方
法は簡単で、押出加工性、架橋性、ケーブルの電
気特性等全ての点にわたつて秀れた特徴が表われ
るので最も好ましい。上記有機過酸化物としては
通常に使用されるもので良くベンゾイルパーオキ
サイド、ジクミルパーオキサイド等、特に限定さ
れない。 また本発明においては酸化防止剤、紫外線防止
剤、顔料、電圧安定剤、カーボンブラツク、無機
充填剤等の通例の添加剤をいずれの段階で配合し
てよい。 上述の様に本発明の組成物は加工性および架橋
性が良く、かつ耐電気トリー性、耐電圧性、耐熱
性等の電気的特性にもすぐれたものである。 以下本発明を実施例により更に詳述する。 実施例1〜5および比較例1〜8 (A)成分のL−LDPE樹脂として、エチレン−ブ
テン−1共重合体 (B)成分のB−LDPE樹脂として、高圧ラジカル
重合法によつて製造したもの の種々の(A)および(B)成分をそれぞれ処方した組成
物に架橋剤としてジクミルパーオキサイド2重量
%、4,4チオビス(2−t−ブチル−5−メチ
ルフエノール)0.2重量%を添加し、160℃×30分
架橋し、シート状または円筒状にして該架橋につ
いてゲル分率、トリー発生電圧および、加熱変形
率を測定し、評価した結果を第1表に示した。 また、製造時の電力ケーブルの表面状態と相関
する小型ブロー成型機を用いたパリソン押出テス
トを行ない表面状態を観察し、評価した結果も第
1表に表示した。 この結果、本発明の組成物はゲル分率、トリー
発生電圧、加熱変形率、表面状態の全てにすぐれ
ている。 尚試験法は次の通りである。 <試験法> 電気トリー……曲率半径3μmの針を使用し、電
極間距離3m/m、初期印加電圧
5KV、10分間課電、1KVステツプア
ツプのシングルニードル試験で10サン
プル中5コにトリーが発生した電圧を
求めた。 加熱変形率……径10mmΦ、厚さ6mmの円筒を130
℃のオイルバス中で荷重2.63Kgで加圧
し、30分後の変形率を求めた。 ゲル分率……架橋生成物を20メツシユに粉砕し、
キシレンで120℃、10時間抽出し残率
を求めた。 末端ビニルの測定……厚さ0.6m/mシートを赤
外吸収スペクトルにより、波長が
11.03μの所の吸光度を求め次式より求
めた。 コ/1000c=k・logI0/I×1/dl ここでk:定数(0.116)、 d:ポリエチレンの密度 l:シートの厚さ、 I0,I:特性吸収及びベースの吸光度 ブローパリソン評価方法……ブロー成形機を使用
し、内径9m/mΦ、外径10m/mΦ
のダイスを使用し、樹脂温度150℃で
電力ケーブルの被覆時と同じせん断速
度で押出した時の表面状態を評価し
た。 【表】
Claims (1)
- 1 架橋性ポリエチレンと架橋剤を必須成分とす
る架橋電力ケーブルの絶縁用樹脂組成物におい
て、該ポリエチレンが、(A)密度0.92〜0.945g/
c.c.の直鎖状中低密度ポリエチレン90〜30重量%
と、(B)高圧法ラジカル重合による密度0.935g/
c.c.以下の枝状低密度ポリエチレン70〜10重量%と
からなり、(A)+(B)のポリエチレンが0.5〜5g/
10分のメルトインデツクスとポリエチレン分子を
構成する炭素原子1000個に対して少なくとも0.13
個の末端ビニル基を有することを特徴とする架橋
電力ケーブルの絶縁用樹脂組成物。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8992483A JPS59215342A (ja) | 1983-05-24 | 1983-05-24 | 電力ケ−ブル用樹脂組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8992483A JPS59215342A (ja) | 1983-05-24 | 1983-05-24 | 電力ケ−ブル用樹脂組成物 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS59215342A JPS59215342A (ja) | 1984-12-05 |
| JPH0471098B2 true JPH0471098B2 (ja) | 1992-11-12 |
Family
ID=13984244
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8992483A Granted JPS59215342A (ja) | 1983-05-24 | 1983-05-24 | 電力ケ−ブル用樹脂組成物 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS59215342A (ja) |
Families Citing this family (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS61225235A (ja) * | 1985-03-30 | 1986-10-07 | Mitsubishi Cable Ind Ltd | 樹脂組成物 |
| JPH0819289B2 (ja) * | 1987-02-25 | 1996-02-28 | 三菱電線工業株式会社 | 電力ケーブル被覆用樹脂組成物 |
| WO2018130186A1 (zh) * | 2017-01-13 | 2018-07-19 | 杭州星庐科技有限公司 | 橡胶组合物及加工方法,及应用其的密封件及生产方法 |
| WO2018130191A1 (zh) * | 2017-01-13 | 2018-07-19 | 杭州星庐科技有限公司 | 光交联的橡胶组合物及应用,与该应用的生产方法 |
| CN108329602B (zh) * | 2017-01-13 | 2021-04-06 | 杭州星庐科技有限公司 | 橡胶组合物及加工方法,及应用其的密封件及生产方法 |
| CN108299742B (zh) * | 2017-01-13 | 2021-04-06 | 杭州星庐科技有限公司 | 光交联的橡胶组合物及应用,与该应用的生产方法 |
Family Cites Families (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5951408A (ja) * | 1982-09-17 | 1984-03-24 | 昭和電線電纜株式会社 | 絶縁電線 |
| JPS5966436A (ja) * | 1982-10-08 | 1984-04-14 | Furukawa Electric Co Ltd:The | 半導電性樹脂組成物 |
| JPS59133238A (ja) * | 1983-01-21 | 1984-07-31 | Mitsui Petrochem Ind Ltd | エチレン・α−オレフイン共重合体組成物 |
-
1983
- 1983-05-24 JP JP8992483A patent/JPS59215342A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS59215342A (ja) | 1984-12-05 |
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