JPH0471420B2 - - Google Patents

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JPH0471420B2
JPH0471420B2 JP59069128A JP6912884A JPH0471420B2 JP H0471420 B2 JPH0471420 B2 JP H0471420B2 JP 59069128 A JP59069128 A JP 59069128A JP 6912884 A JP6912884 A JP 6912884A JP H0471420 B2 JPH0471420 B2 JP H0471420B2
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JP
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surface treatment
treatment agent
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JP59069128A
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Masayuki Sato
Noryuki Kobayashi
Akihiko Funamoto
Yoshiharu Kataoka
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Nippon Soda Co Ltd
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Nippon Soda Co Ltd
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Publication of JPH0471420B2 publication Critical patent/JPH0471420B2/ja
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Description

【発明の詳細な説明】
〔発明の技術分野〕 本発明は表面処理剤に関する。さらに詳しく
は、固体物質と高分子物質を複合させる場合、例
えば充填剤を高分子媒質に分散するに際し、該充
填剤の表面を改質することにより分散性を改善
し、従つて該充填剤と高分子媒質よりなる複合系
の物性を改良する有機チタン系無機物の表面処理
剤に関するものである。 〔従来技術およびその問題点〕 従来、高分子系は寸法安定性および耐熱性等を
改善する必要があり、このために充填剤を用いて
複合系として使用されているが、一面複合するこ
とによつて加工性の低下あるいは力学的性質の低
下を招来する。 また、これらの欠点を解決する手段として界面
活性剤あるいは金属石鹸等を使用する方法が知ら
れておるが、未だ十分満足すべきものでない。さ
らに、これらの欠点の解決法として、シラン系化
合物の所謂シランカツプリング剤が用いられるこ
とは、Encyclopedia of Chemical Technology、
第6巻、第627頁、Interscience Publishers
(1967)に示される如く公知である。しかしなが
ら、ポリマーダイジエスト、第34巻、3月号、第
23頁(1982)あるいはプラスチツクエージ、8月
号第61頁(1981)に示す如く、使用する充填剤の
種類によりシランとの付着性が著しく不良とな
り、あるいは樹脂の化学的組成によつても効果の
乏しいものがある。 またさらに、上述の欠点を改善すべく、所謂チ
タン化合物の使用が提案されていることは、前述
のポリマーダイジエスト、第34巻、3月号、第23
頁(1982)および同第34巻、5月号、第40頁
(1982)に示す如くである。しかしながら、これ
らは該文献に述べられているように分散性の向上
は認められるものの強度の増大効果が少ない。 また、これらのチタン化合物は高分子媒質に充
填剤を配合する場合、混合系の減粘効果があつて
も分散性の点で欠けており、使用する高分子媒質
によつては逆に増粘するという欠点を有し、さら
に使用処理方法が煩雑である等の諸問題を有して
いた。 〔発明の目的〕 本発明は、前記公知技術の諸問題点を解消する
ものであり、充填剤を高分子媒質に分散するに際
し、充填剤および高分子媒質の種類による不適合
が少なく、かつ分散性、充填高分子系の物性の改
善に極めて優れた有機チタン系表面処理剤を提供
することにある。 〔発明の構成〕 本発明者らは、前述したかかる現状に鑑みて鋭
意検討を重ねた結果、本発明で得られる特定の有
機チタン系表面処理剤が所期の目的を達成しうる
ことを見い出し、本発明を完成するに至つた。 すなわち、本発明は下記(A)、(B)および(C)成分を
反応せしめて得られることを特徴とする有機チタ
ン系表面処理剤である。 (A) 一般式〔〕で表わされる化合物 Ti(OR)4 ……〔〕 (式中、Rは同種または異種の1〜8個の炭素
原子を有するアルキル基、アルケニル基を示
す) (B) 一般式〔〕で表わされる化合物 R′COOH ……〔〕 (式中、R′は1〜22個の炭素原子を有するア
ルキル基、アルケニル基あるいはアリール基ま
たはこれらの置換誘導体を示す) (C) 一般式〔〕で表わされる化合物 (R″O)2P(O)H ……〔〕 (式中、R″は3〜22個の炭素原子を有するア
ルキル基、アルケニル基あるいはアリール基ま
たはこれらの置換誘導体を示し、同種または異
種のものである。) 〔発明の構成の具体的説明〕 本発明に用いられる(A)成分は、前記一般式
〔〕で表わされるTi(OR)4化合物であり、ここ
でRは同種または異種の1〜8個の炭素原子を有
するアルキル基、アルケニル基であり、炭素数が
8個を超える長鎖の化合物を用いた場合には、加
水分解が小さく(B)成分との反応性が小さくなるの
で好ましくない。これら(A)成分の代表的化合物と
して、例えば Ti(OC3H74、Ti(OC4H94、Ti(OC8H174
Ti(OCH2CH=CH24、(C4H9O)(C3H7O)3Ti等
が挙げられる。 本発明に用いられる(B)成分は、前記一般式
〔〕で表わされるR′COOH化合物であり、R′は
1〜22個の炭素原子を有するアルキル基、アルケ
ニル基あるいはアリール基またはこれらの置換誘
導体を示し、また上記の置換誘導体とはヘテロ原
子により置換された基であり、例えば水酸基、ア
ミノ基、ニトロ基、メルカプト基、ハロゲン基お
よびエポキシ基等にて置換されたものである。こ
こで炭素数が22個を超える長鎖の化合物を用いた
場合には、得られる反応混合物は加水分解が十分
でなく、従つて表面処理剤としての効果がない。 これら(B)成分の代表的化合物として、例えば CH3COOH、C2H5COOH、C3H7COOH、
C4H9COOH、C5H11COOH、C11H23COOH、
C17H35COOH、CH2=CHCOOH、CH2=C
(CH3)COOH、CH2=CHCH2COOH、
C8H17CH=CHC7H14COOH、C6H5COOH、
C6H4CH3COOH、C6H13CH(OH)CH2CH=
CHC7H14COOH、NH2CH2COOH、
NH2C5H10COOH、CH2ClCOOH、
NH2C6H4COOH、C6H4ClCOOH、
C6H4OHCOOH、HSCH2COOH、 等が挙げられる。 本発明に用いられる(C)成分は、前記一般式
〔〕で表わされる(R′O)2P(O)H化合物であ
り、R″は3〜22個の炭素原子を有するアルキル
基、アルケニル基あるいはアリール基またはこれ
らの置換誘導体を示し、同種または異種のもので
ある。 また上記の置換誘導体とは、例えばハロゲン
基、アルキル基等にて置換されたものである。 また炭素数3個未満または22個を超える場合、
得られる反応混合物は表面処理剤としていずれも
期待される効果が認められない。これら(C)成分の
代表的化合物として、例えば (C4H9O)2P(O)H、(C8H17O)2P(O)H、
(C12H25O)2P(O)H、(C4H9O)(C8H17O)P
(O)H(C6H5O)2P(O)H、(C8H17C6H4O)2P
(O)H、(CH2=CHCH2O)2P(O)H、
(CH2ClCHClCH2O)2P(O)H、〔CH2=C
(CH3)COOC2H4O〕2P(O)H、 〔CH3CH2OCH2CH2O〕P(O)H等が挙げられ
る。 次にこれらの(A)、(B)および(C)成分を用いて得ら
れる有機チタン系表面処理剤の合成法としては、 () (A)、(B)および(C)の3成分を同時に反応する
方法。 () (A)と(B)成分を反応せしめた後、次いで(C)成
分を反応する方法。 () (A)と(C)成分を反応せしめた後、次いで(B)成
分を反応する方法。 等があり、上記()〜()のいずれの方法に
よつても合成が可能である。 これらの反応は用いる(B)成分の種類によつても
異なるが、通常撹拌しながら室温〜150℃の反応
温度で0.5〜48時間行われる。また、(A)、(B)およ
び(C)成分の反応割合は、(A)成分の1モルに対し、
(B)成分0.5〜3.0モル、および(C)成分0.5〜3.0モル
であり、好ましくは(A)成分の1モルに対し、(B)成
分1.0〜2.0モル、および(C)成分1.0〜2.0モルであ
る。 上記成分の反応割合において、(B)成分が(A)成分
1モルに対し、0.5モル未満では、目的とする効
果が少なく、また3.0モルを超えると、より効果
の増大はなく、遊離の(B)成分あるいはそのエステ
ル等が認められてこれらが逆効果を呈することが
ある。(C)成分が(A)成分1モルに対し、0.5モル未
満では、目的とする効果が少なく、また3.0モル
を超えると効果はかえつて減少する。 なお、前記の(A)、(B)および(C)成分の各成分の化
合物は、単独あるいは2種以上の混合系で使用し
てもよい。 本発明の上記方法によつて得られる各種有機チ
タン系表面処理剤は、広範囲の有機媒質と充填剤
とに配合し、その混合系の減粘化、分散性の改
良、物理的性質の改良等のために用いられる。 上記の有機媒質とは、主に高分子媒質であり、
該高分子媒質としては、例えばアマニ油、キリ
油、大豆油、脱水ヒマシ油、マレイン化油、ロジ
ン、ロジンエステル、アクリル樹脂、フエノール
樹脂、キシレン樹脂、アルキド樹脂、アミノ樹
脂、エポキシ樹脂、尿素樹脂、ポリウレタン樹
脂、塩化ゴム、環化ゴム、ニトロセルロース、ポ
リエーテルポリオール、ポリエステルポリオー
ル、オリエチレン樹脂、ポリプロピレン樹脂等が
挙げられる。 また、その他高分子媒質に予め配合されるジオ
クチルフタレート、ジオクチルアジペート等の可
塑剤がある。 本発明で用いられる充填剤としては、佐藤弘三
著;“充てん高分子の物性”、第8頁および9頁理
工出版社(1978)に示される如く、「高分子材料
の単価を低減し、加工性および物理的性質を改善
し、色彩効果を付与する等の目的のために高分子
材料に添加される比較的不活性な固体物質」であ
る。なお同書の第9頁にある如く「塗料工業で称
されている顔料および体質顔料」を含むものであ
り、これら充填剤として、例えば炭酸カルシウ
ム、カオリン、クレー、マイカ、タルク、ウオラ
ストナイト、ケイ酸カルシウム、酸化チタン、酸
化鉄、シリカ、カーボンブラツク、硫酸カルシウ
ム、硫酸バリウム、アルミニウム、亜鉛粉末、ガ
ラス繊維、木粉、紙・繊維粉末、合成および天然
繊維等が挙げられる。 これらの表面処理剤は単独または他の表面処理
剤の一部と本発明の目的を損なわない範囲内で併
用して用いることも可能であり、これらの使用方
法は極めて簡単で、例えば有機媒質に予め加えて
おいても良いし、有機媒質に充填剤を混合する際
に同時に加えても良く、また充填剤の表面に予め
コーテイング処理しておいても良く、その使用方
法は特に限定されるものではない。 これらの表面処理剤の使用量は、充填剤100重
量部に対して0.1ないし5重量部、好ましくは0.5
〜2重量部である。0.1重量部以下ではその効果
は小さく、また5重量部以上加えても期待される
程の効果の増加は認められない。 本発明の有機チタン系表面処理剤は、前述の如
く、多種の有機媒質と充填剤との各種混合系に用
いることができ、従つて産業上広範囲に応用さ
れ、例えば塗料、印刷インキ等に対する顔料の分
散、注型もしくは成型加工により成形される樹脂
材料への充填剤の分散、繊維複合材料における繊
維とマトリツクスである樹脂体間の親和性あるい
は金属面と塗料間の接着等の如く、物体と有機高
分子媒質とを複合型等に適用される。 また、該表面処理剤は、鋼板の表面処理剤とし
ても利用可能であり、すなわち表面処理剤を鋼板
にコーテイングすることにより、その指紋汚染性
および防錆性等を改良することもできる。 〔発明の実施例〕 次に本発明を実施例、試験例および応用例を挙
げて、具体的に説明するが、これらの例に何んら
限定されるものではい。 なお、例中の部は重量部を示す。 実施例 1 撹拌後、温度計、冷却器を備えた1の四ツ口
フラスコ中にテトラ−iso−プロポキシチタン284
g(1モル)とメタクリル酸172g(2モル)を
入れ、室温で1時間撹拌したところ、発熱して淡
黄褐色に変色した。次いで、ジブチルハイドロゼ
ンフオスフアイト388g(2モル)を加えて30分
間撹拌し、本発明の淡黄褐色透明な液状表面処理
剤(T−1)を得た。得られたT−1及び原料の
テトライソプロポキシチタン、メタクリル酸及び
ジブチルハイドロゼンフオスフアイトのIRスペ
クトルを、第1図〜第4図にそれぞれ示す。 実施例 2 撹拌機、温度計、冷却器を備えた2の四ツ口
フラスコ中にテトラ−n−ブトキシチタン340g
(1モル)とiso−ステアリン酸284g(1モル)
を入れ、室温で1時間撹拌したところ、発熱して
淡黄色に変色した。次いで、ジラウリルハイドロ
ゼンフオスフアイト419g(1モル)を加えて室
温で30分間撹拌し、本発明の淡黄褐色透明な液状
表面処理剤(T−2)を得た。得られたT−2及
び原料のテトラブトキシチタン、イソステアリン
酸及びジラウリルハイドロゼンフオスフアイトの
IRスペクトルを、第5図〜第8図にそれぞれ示
す。 実施例 3 撹拌機、温度計、冷却器を備えた2の四ツ口
フラスコ中にテトラ−iso−プロポキシチタン284
g(1モル)とiso−ステアリン酸284g(1モ
ル)を入れ、室温で1時間撹拌したところ、発熱
して淡黄色に変色した。次いで、ジブチルハイド
ロゼンフオスフアイト388g(2モル)を加えて
30分間撹拌し、本発明の淡黄色透明な液状表面処
理剤(T−3)を得た。得られたT−3のIRベ
クトルを第9図に示す。 実施例 4 撹拌機、温度計、冷却器を備えた2の四ツ口
フラスコ中にテトラ−iso−プロポキシチタン284
g(1モル)とiso−ステアリン酸568g(2モ
ル)を入れ、室温で1時間撹拌したところ、発熱
して淡黄色に変色した。次いで、ジブチルハイド
ロゼンフオスフアイト388g(2モル)を加えて
30分間撹拌し、本発明の淡黄色透明な液状表面処
理剤(T−4)を得た。得られたT−4のIRス
ペクトルを第10図に示す。 実施例 5 撹拌機、温度計、冷却器を備えた2の四ツ口
フラスコ中にテトラキス(2−エチルヘキソキ
シ)チタン564g(1モル)とiso−ステアリン酸
284g(1モル)を入れ、室温で1時間撹拌した
ところ、発熱して淡黄色に変色した。次いで、ジ
ブチルハイドロゼンフオスフアイト388g(2モ
ル)を加えて30分間撹拌し、本発明の淡黄色透明
な液状表面処理剤(T−5)を得た。得られたT
−5のIRスペクトルを第11図に示す。 実施例 7 撹拌機、温度計、冷却器を備えた1の四ツ口
フラスコ中にテトラ−iso−プロポキシチタン284
g(1モル)とメタクリル酸86g(1モル)とn
−カプリル酸144g(1モル)を入れ、室温で1
時間撹拌したところ発熱して淡褐色に変色した。
次いで、ジブチルハイドロゼンフオスフアイト
388g(2モル)を加えて30分間撹拌し、本発明
の淡褐色透明な液状表面処理剤(T−7)を得
た。得れられたT−7及び原料のn−カプリル酸
のIRスペクトルを第12図及び第13図にそれ
ぞれ示す。 実施例 8 撹拌機、温度計、冷却器を備えた1の四ツ口
フラスコ中にテトラ−iso−プロポキシチタン284
g(1モル)とε−アミノカプロン酸131g(1
モル)を入れ、90℃で12時間撹拌した。 次いで、反応液を室温まで冷却した後、n−カ
プリル酸144g(1モル)を加え、室温で1時間
撹拌したところ、発熱して淡褐色透明な液状とな
つた。次いで、ジブチルハイドロゼンフオスフア
イト388g(2モル)を加えて30分撹拌し、本発
明の淡褐色透明な液状表面活性剤(T−8)を得
た。得られたT−8のIRスペクトルを第14図
に示す。 実施例 9 撹拌機、温度計、冷却器を備えた2の四ツ口
フラスコ中にテトラ−iso−プロポキシチタン284
g(1モル)とiso−ステアリン酸568g(2モ
ル)を入れ室温で1時間撹拌したところ発熱して
淡黄色に変色した。次いで反応液を80℃に加熱
し、減圧蒸留したところ、iso−プロピルアルコ
ール114g(1.9モル)が留出した。次いで、残留
液を室温を室温まで冷却した後、ジラウリルハイ
ドロゼンフオスフアイト838g(2モル)を加え
て30分間撹拌し、本発明の淡黄色透明な液状表面
活性剤(T−9)を得た。得られたT−9IRスペ
クトルを第15図に示す。 実施例 10 撹拌機、温度計、冷却器を備えた1の四ツ口
フラスコ中にn−ブトキシチタン340g(1モル)
とジブチルハイドロゼンフオスフアイト388g
(2モル)を入れ、室温で30分間撹拌したところ
淡黄色に変色し、次いで、メタクリル酸86g(1
モル)を加え、室温で30分間撹拌した。反応液は
発熱して淡黄色に変色した。さらに撹拌を30分間
継続し、本発明の淡黄色褐色透明な液状表面処理
剤(T−10)を得た。得られたT−10IRスペク
トルを第16図に示す。 実施例11〜14 下記表−1に示すように、テトラ−iso−プロ
ポキシチタンに対する有機酸類とジブチルハイド
ロゼンフオスフアイトの反応比を変えて実施例1
と同様な方法で反応せしめた実施例11〜14の表面
処理剤(T−11〜T−14)を得た。
【表】 以上の実施例1〜10によつて得られた本発明の
表面処理剤(T−1)〜(T−10)を用いて次の
諸試験を実施した。 試験例 1 エピコート−828(油化シエルエポキシ(株)製エポ
キシ樹脂、商品名)100部、本発明の表−2に示
す各表面処理剤0.5部および酸化チタン(石原産
業(株)製)50部をボールミルで良く混練し、この混
練物の25℃における粘度を測定した。 また、比較試料として表面処理剤の無配合系、
実施例11〜14で得られた本発明の範囲を逸脱した
表面処理剤(T−11)〜(T−14)の0.5部、市
販有機チタン化合物であるケンリツヒ社製KR−
TTS(Ti(OC3H7)(OCOC17H353)、ケンリツヒ
社製KR−41B(Ti(OC3H74・〔P
(OC8H172OH〕2)の0.5部配合系で混練した混練
物についても同様に試験を行つた。これらの結果
を表−2に示す。
【表】 試験例 2 エピコート−828(前出)100部、本発明の表−
3に示す各表面処理剤0.5部、酸化チタン(前出)
50部およびキシレン37部をペイントシエーカーを
使用して所定の時間良く混合し、この混合物の25
℃における粘度を測定した。 さらに、これらの混合物の分散安定性について
混合1週間後の酸化チタンの沈降の有無により調
べた。また、比較試料として表面処理剤の無配合
系、市販有機チタン化合物であるケンリツヒ社製
KR−TTS(Ti(O3H7)(OCOC17H353)、ケンリ
ツヒ社製KR−41B(Ti(OC3H74・〔P
(OC8H172OH〕2)の0.5部、本発明の表面処理剤
を合成する際の原料であるジブチルハイドロゼン
フオスフアイト0.5部を用いた各配合系で上記方
法にて混合した混合物についても同様に試験を行
つた。これらの結果を表−3を示す。
【表】
【表】 (注)
*1 内径8cm、高さ15cmの試験ビンに液
高10cmになるように混合物を入れ、
蓋をして室温で1週間静置した後、沈
降物の有無を調べた。
試験例 3 エピコート−828(前出)100部、本発明の実施
例1の表面処理剤(T−1)1.0部および炭酸カ
ルシウム(白石工業(株)製)100部をボールミルで
良く、混練し、この混練物の25℃における粘度を
測定した。 また、比較試料として表面処理剤の無配合系、
市販有機チタン化合物であるケンリツヒ社製KR
−TTS(Ti(OC3H7)(OCOC17H353)、ケンリツ
ヒ社製KR−41B(Ti(OC3H74・〔P
(OC8H172OH〕2)の1.0部配合系で混練した混練
物についても同様に試験を行つた。これらの結果
を表−4に示す。
【表】 試験例 4 Diol−30000(三井日曹ウレタン(株)製ポリエーテ
ルポリオール・商品名)100部、ジオクチルフタ
レート30部、本発明の表−5を示す各表面処理剤
0.6部および炭酸カルシウム(前出)60部を混練
し、この混練物の25℃における粘度を測定した。
さらに、これらの混練物の分散安定性について混
合1ケ月後の炭酸カルシウムの沈降の有無および
沈降物の再分散性の難易により調べた。 また、比較試料として表面処理剤の無配合系、
市販有機チタン化合物であるケンリツヒ社製KR
−41B(Ti(OC3H74・〔P(OC8H172CH〕2)の0.6
部、本発明の表面処理剤を合成する際の原料であ
るジブチルハイドロゼンフオスフアイト0.5部を
用いた各配合系で上記方法にて混練した混練物に
ついても同様に試験を行つた。これらの結果を表
−5に示す。
【表】
【表】 試験例 5 ヘンシエルミキサーを使用して炭酸カルシウム
(前出)60部を本発明の表−6に示した各表面処
理剤1.0部で処理した。次に、これら処理物に
MN−3050k(三井日曹ウレタン(株)製ポリエーテル
ポリオール・商品名)100部、MNT−300(三井
日曹ウレタン(株)製ポリエーテルポリオール・商品
名)10.5部を加えて良く混練し、この混練物の25
℃における粘度を測定した。次に、この混練物に
MDI−LK(三井日曹ウレタン(株)製イソシアネー
ト化合物・商品名)をNCO/OH=1.05の割合で
加えて室温で混合した後、モールトに流し込んで
120℃で4時間加熱強化した。さらに、得られた
硬化物を100℃で4日間熱処理を行い、熱処理前
後の硬度、引張強度および破断伸びを測定した。 また、比較試料として表面処理剤の無配合系、
市販有機チタン化合物であるケンリツヒ社製KR
−TTS Ti(OC3H7)(OCOC17H353、ケンリツ
ヒ社製KR−41B Ti(OC3H74・〔P
(OC8H172OH〕2の1.0部を用いた配合系で上記方
法にて同様に試験を行つた。これらの結果を表−
6に示す。
【表】 試験例 6 アクリデイツクA−166(大日本インキ化学工業
(株)製アクリル樹脂・商品名)100部、本発明の表
−7に示す各表面処理剤2.4部、酸化チタン(前
出)240部およびキシレン200部を良く混合し、こ
の混合物を用いて粘度測定、レベリング性および
塗膜試験を行つた。 また、比較試料として表面処理剤の無配合系、
市販有機チタン化合物であるケンリツヒ社製KR
−TTS Ti(OC3H7)(OCOC17H353、ケンリツ
ヒ社製KR−41B Ti(OC3H74・〔P
(OC8H172OH〕2の2.4部を用いた配合系で上記方
法にて同様に試験を行つた。これらの結果を表−
7に示す。
【表】 硬度:鉛筆引かき値試験機使用
試験例 7 ヘンシエルミキサーを用いて炭酸カルシウム
(前出)100部を本発明の表−8に示す各表面処理
剤1.5部で処理した。 次に、上記の処理物をポリプロピレン樹脂(宇
部興産(株)製)100部を添加し、165〜170℃に加熱
した二本ロールで15分間混練して粉砕した。これ
ら粉砕物の溶融粘度をメルトインデクサー(JIS
−k−6760)により測定した。また、これら粉砕
物を熱プレス(200℃、500Kg/cm2)により7分間
で成型し、アイゾツト衝撃値(JIS−k−6740)、
引張強度および破断伸び等を測定した。 また、比較試料として表面処理剤の無配合系、
市販有機チタン化合物であるケンリツヒ社製KR
−Ti(OC3H7)(OCOC17H353の1.5部を用いた配
合系で上記方法にて同様に試験を行つた。これら
の結果を表−8に示す。
【表】 法で試験し、参考値として示す。
応用例 1 本発明の実施例2で得られた(T−2)表面処
理剤をn−ヘキサンで8倍に希釈し、この希釈液
をクロメート処理鋼板上に乾燥膜厚が約1μにな
るように吹付塗装し、80℃で30分間乾燥を行つた
ところ表−9に示すように指紋汚染性がなく、か
つ防錆性の優れた被覆鋼板を得た。
〔発明の効果〕
本発明の有機チタン系表面処理剤は、特に高分
子媒質と充填剤との混合系に配合して用いること
により、次に列挙する効果等が得られる。 (a) 塗料、印刷インキにおいて () 光沢や隠ぺい力の向上 () レベリング性の向上 () 混合系の粘度低下 () 溶剤(希釈剤)の節減 () 充填剤の充填比率の増加 () 製造時の混合時間の短縮 (b) 成形加工用高分子化合物において () 流動性の向上 () 充填剤の充填比率の増加 () 物理的性質の改良 () 混合分散時間の短縮 このように本発明の有機チタン系表面処理剤
は、数多くの諸効果が得られ、特に充填剤を高分
子媒質中に分散せしめるに際し、その、混合系の
減粘化、分散性の改良および物理的性質の改良に
極めて優れた効果があり、かつ使用時の処理方法
が簡単なため、広く産業上利用可能である。
【図面の簡単な説明】
第1図は、T−1のIRスペクトル図(neat)
である。第2図は、原料であるテトライソプロポ
キシチタンのIRスペクトル図(neat)である。
第3図は、原料であるメタクリル酸のIRスペク
トル図(neat)である。第4図は、原料であるジ
ブチルハイドロゼンフオスフアイトのIRスペク
トル図(neat)である。第5図は、T−2のIR
スペクトル図(neat)である。第6図は、原料で
あるテトラ−n−ブトキシチタンのIRスペクト
ル図(neat)である。第7図は、原料であるイソ
ステアリン酸のIRスペクトル図である。第8図
は、原料であるジラウリルハイドロゼンフオスフ
アイトのIRスペクトル図(neat)である。第9
図は、T−3のIRスペクトル図(neat)である。
第10図は、T−4のIRスペクトル図(neat)
である。第11図は、T−5のIRスペクトル図
(neat)である。第12図は、T−17のIRスペク
トル図(neat)である。第13図は、原料である
n−カプリル酸のIRスペクトル図(neat)であ
る。第14図は、T−8のIRスペクトル図
(neat)である。第15図は、T−9のIRスペク
トル図(neat)である。第16図は、T−10の
IRスペクトル図(neat)である。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 (A) 一般式〔〕で表される化合物 Ti(OR)4 ……〔〕 (式中、Rは同種または異種の1〜8個の炭素
    原子を有するアルキル基、アルケニル基を示
    す) (B) 一般式〔〕で表される化合物 R′COOH ……〔〕 (式中、R′は1〜2個の炭素原子を有するア
    ルキル基、アルケニル基あるいはアリール基を
    示す) (C) 一般式〔〕で表される化合物 (R″O)2P(O)H ……〔〕 (式中、R″は3〜22個の炭素原子を有するア
    ルキル基、アルケニル基あるいはアリール基を
    示す) 上記(A)、(B)および(C)成分を反応せしめて得られ
    ることを特徴とする有機チタン系無機物の表面改
    質剤。 2 前記(A)、(B)および(C)成分の配合割合が、(A)成
    分の1モルに対し、(B)成分1〜2.0モル、および
    (C)成分1〜2.0モルである特許請求の範囲第1項
    記載の有機チタン系無機物の表面改質剤。
JP6912884A 1984-04-09 1984-04-09 有機チタン系無機物の表面改質剤 Granted JPS60212436A (ja)

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