JPH0472881B2 - - Google Patents
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- JPH0472881B2 JPH0472881B2 JP586185A JP586185A JPH0472881B2 JP H0472881 B2 JPH0472881 B2 JP H0472881B2 JP 586185 A JP586185 A JP 586185A JP 586185 A JP586185 A JP 586185A JP H0472881 B2 JPH0472881 B2 JP H0472881B2
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- molybdenum disulfide
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- mos
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Landscapes
- Powder Metallurgy (AREA)
Description
「発明の目的」
本発明は二硫化モリブデンを用いた焼結金属体
の製造法に係り、二硫化モリブデンの有する卓越
した特性を低コストに利用すると共に長期に亘つ
て安定的に発揮させることのできる焼結金属体の
製造法を提供しようとするものである。 産業上の利用分野 二硫化モリブデンを利用した焼結金属体の製造
技術 従来の技術 二硫化モリブデンが卓越した低摩擦係数を有す
ると共に耐熱、耐圧性などにおいても優れている
ことから斯かる二硫化モリブデンを焼結金属体に
用いることは従来から種々に実施されて来たとこ
ろである。 即ちその方法としては原則的には成形、焼結さ
れる原料としての金属粉末中に混合するものであ
り、一部には焼結、サイジング後の潤滑油含浸処
理に当つてその潤滑油中に添加して焼結組織中に
添加することが行われ、又潤滑油中に添加するこ
ととに代えて特別に二硫化モリブデンペーストを
サイジングされた焼結体に塗布することも試みら
れている。 発明が解決しようとする問題点 然し上記したような従来法によるものは未だ必
ずしも好ましいものでない。 即ち一般法としての原料粉末中に混合するもの
では原料粉末全体に二硫化モリブデンを混合する
わけであるから添加された二硫化モリブデンによ
る潤滑性能を適切に得るためには大量の二硫化モ
リブデンを必要としコスト高となる不利があり、
しかも添加された二硫化モリブデン粉末によつて
金属粉末間の焼結が阻害されて有効な強度を得難
い。このような強度低下やコストアツプを避ける
べくサイジング後に含浸される潤滑油を利用して
含有させるものにおいては潤滑油とMoS2粉末と
の比重差からして均一な混合状態が形成されず
MoS2粉末が沈殿するので有効なMoS2の含有状
態を形成できない。MoS2のペーストを用いた塗
布方式によるものはペーストを形成するための液
剤と共に焼結金属体に附着させられただけのもの
であるから安定した層着状態が形成されず、使用
時における摩擦熱などによるペースト化液剤およ
び潤滑油の流動性増大などで容易に流失し、長期
に亘つてその特性を安定的に求め得ないこととな
り、一時的な効果しか得られない。 「発明の構成」 問題点を解決するための手段 本発明は上記したような従来技術における問題
点を解消すべく創案されたもので、圧粉成形され
た粉末金属成形体にペースト状二硫化モリブデン
を塗布してから焼結処理し、次いでサイジングす
ることを特徴とする二硫化モリブデンを用いた焼
結金属体の製造法である。 作 用 圧粉成形体に塗布されたペースト状二硫化モリ
ブデンはその後の焼結処理によつて圧粉成形され
た金属粉粒組織の焼結一体化条件下で焼付けられ
安定に定着する。その後のサイジングや潤滑油含
滲も的確に行われ、含滲潤滑油によつてもMoS2
粒子が流出することのない状態となる。 耐熱性に優れたMoS2粒子は焼結処理によつて
その特性が影響されることはない。 実施例 上記したような本発明について更に説明する
と、本発明によるものは圧粉成形後、焼結処理さ
れるまでの間においてMoS2のペーストを塗布す
ることに特質があり、それによつて前記焼結処理
を圧粉成形された金属組織の焼結のみならず、塗
布されたMoS2粒子の焼付けにも利用するもので
ある。 適用されるべき圧粉成形体の材質については殊
更に限定されることなく、鉄系、銅系その他の何
れでもよく、又それらの合金系のものでもよい。
焼結温度としてはそのような圧粉成形体の材質に
従つて従来から採用されているもので充分であ
り、即ちベースである当該金属粉粒が焼結される
ことによりMoS2粒子も自動的に焼付けられるこ
ととなるわけで、MoS2焼付けのために殊更に焼
結温度を変動する程のものはない。 本発明によるものの具体的な製造例について説
明すると以下の如くである。 焼結含油軸メツシユの銅粉末に9wt%に相当し
た錫粉末を配合した原料金属粉を用い、外径11mm
で内径が8mmであり長さが10mmの軸受体多数個を
圧粉成形した。これは圧粉成形体の空隙率は22%
である。 得られた圧粉成形体は本発明によるものは圧粉
成形体の内面にMoS2粉30wt%をタービン油に分
散させて作つたMoS2ペーストを塗布してから焼
結し、更にサイジングし、次いでFBKタービン
#32を含浸油となし真空油浸して軸受材とした。 又比較材として従来一般法によるものは上記
したところと全く同じに圧粉成形しMoS2ペース
トの塗布を行うことなく焼結、サイジングし、上
記したところと全く同じにFBKタービン#32を
真空条件下で含浸油させたものであり、一方比較
材のものはその真空油浸されたものに対して
MoS2粉末30%で残部がタービン油であるMoS2
ペーストの塗布をなした。MoS2ペーストの組
成、塗布量については本発明によるものと全く同
じである。 上記のようにして得られた各軸受体について、
軸材としてS45C(HRC13〜14)の材質のものを挿
嵌し回転数2000rpmで軸受性能を夫々試験した結
果を負荷別に要約て示すと第1図の如くである。 即ち本発明材は負荷が20〜22.5Kg/cm2であつて
も温度が50℃前後で、スタート時に一時70〜90℃
に達することがあるとしても略安定した使用をな
し得るものであるが、比較材のものは何れも負荷
15Kg/cm2で試験スタート1分以内に100℃以上に
達し、又5〜10Kg/cm2の負荷条件でもその特性が
安定していない。特に比較材のものはスタート
して数分から20分程度の経過で急激な温度上昇が
あり、その温度上昇で含油分が滲出し一旦低下す
るがスタート時より相当に高い温度となるもの
で、温度上昇による油分滲出でMoS2粒子の殆ん
どが脱落したことを示すものと認められる。 なおこの第1図とは別に軸材としてHRC56〜61
の鋼材を用いた場合は別に第2図に示す通りであ
つて、比較材は何れも負荷30Kg/cm2で1分以
内に150℃以上にも達する著しい発熱をスタート
直後に発生するものであるのに対し、本発明によ
るものは35Kg/cm2の負荷においても50℃以上に達
することがないものであり、同様に安定した潤滑
性能を有することが確認された。 「発明の効果」 以上説明したような本発明によるときは二硫化
モリブデンの有する卓越した特性を長期に亘つて
安定的に発揮することができ、しかも摺動面の如
き特定部位に塗布する程度で足り、又粉末金属の
焼結過程自体を利用してMoS2粉粒の焼付けを図
り特別な処理工程を必要としないものであるから
低コストに製造し得るなどの効果を有しており、
工業的にその効果の大きい発明である。
の製造法に係り、二硫化モリブデンの有する卓越
した特性を低コストに利用すると共に長期に亘つ
て安定的に発揮させることのできる焼結金属体の
製造法を提供しようとするものである。 産業上の利用分野 二硫化モリブデンを利用した焼結金属体の製造
技術 従来の技術 二硫化モリブデンが卓越した低摩擦係数を有す
ると共に耐熱、耐圧性などにおいても優れている
ことから斯かる二硫化モリブデンを焼結金属体に
用いることは従来から種々に実施されて来たとこ
ろである。 即ちその方法としては原則的には成形、焼結さ
れる原料としての金属粉末中に混合するものであ
り、一部には焼結、サイジング後の潤滑油含浸処
理に当つてその潤滑油中に添加して焼結組織中に
添加することが行われ、又潤滑油中に添加するこ
ととに代えて特別に二硫化モリブデンペーストを
サイジングされた焼結体に塗布することも試みら
れている。 発明が解決しようとする問題点 然し上記したような従来法によるものは未だ必
ずしも好ましいものでない。 即ち一般法としての原料粉末中に混合するもの
では原料粉末全体に二硫化モリブデンを混合する
わけであるから添加された二硫化モリブデンによ
る潤滑性能を適切に得るためには大量の二硫化モ
リブデンを必要としコスト高となる不利があり、
しかも添加された二硫化モリブデン粉末によつて
金属粉末間の焼結が阻害されて有効な強度を得難
い。このような強度低下やコストアツプを避ける
べくサイジング後に含浸される潤滑油を利用して
含有させるものにおいては潤滑油とMoS2粉末と
の比重差からして均一な混合状態が形成されず
MoS2粉末が沈殿するので有効なMoS2の含有状
態を形成できない。MoS2のペーストを用いた塗
布方式によるものはペーストを形成するための液
剤と共に焼結金属体に附着させられただけのもの
であるから安定した層着状態が形成されず、使用
時における摩擦熱などによるペースト化液剤およ
び潤滑油の流動性増大などで容易に流失し、長期
に亘つてその特性を安定的に求め得ないこととな
り、一時的な効果しか得られない。 「発明の構成」 問題点を解決するための手段 本発明は上記したような従来技術における問題
点を解消すべく創案されたもので、圧粉成形され
た粉末金属成形体にペースト状二硫化モリブデン
を塗布してから焼結処理し、次いでサイジングす
ることを特徴とする二硫化モリブデンを用いた焼
結金属体の製造法である。 作 用 圧粉成形体に塗布されたペースト状二硫化モリ
ブデンはその後の焼結処理によつて圧粉成形され
た金属粉粒組織の焼結一体化条件下で焼付けられ
安定に定着する。その後のサイジングや潤滑油含
滲も的確に行われ、含滲潤滑油によつてもMoS2
粒子が流出することのない状態となる。 耐熱性に優れたMoS2粒子は焼結処理によつて
その特性が影響されることはない。 実施例 上記したような本発明について更に説明する
と、本発明によるものは圧粉成形後、焼結処理さ
れるまでの間においてMoS2のペーストを塗布す
ることに特質があり、それによつて前記焼結処理
を圧粉成形された金属組織の焼結のみならず、塗
布されたMoS2粒子の焼付けにも利用するもので
ある。 適用されるべき圧粉成形体の材質については殊
更に限定されることなく、鉄系、銅系その他の何
れでもよく、又それらの合金系のものでもよい。
焼結温度としてはそのような圧粉成形体の材質に
従つて従来から採用されているもので充分であ
り、即ちベースである当該金属粉粒が焼結される
ことによりMoS2粒子も自動的に焼付けられるこ
ととなるわけで、MoS2焼付けのために殊更に焼
結温度を変動する程のものはない。 本発明によるものの具体的な製造例について説
明すると以下の如くである。 焼結含油軸メツシユの銅粉末に9wt%に相当し
た錫粉末を配合した原料金属粉を用い、外径11mm
で内径が8mmであり長さが10mmの軸受体多数個を
圧粉成形した。これは圧粉成形体の空隙率は22%
である。 得られた圧粉成形体は本発明によるものは圧粉
成形体の内面にMoS2粉30wt%をタービン油に分
散させて作つたMoS2ペーストを塗布してから焼
結し、更にサイジングし、次いでFBKタービン
#32を含浸油となし真空油浸して軸受材とした。 又比較材として従来一般法によるものは上記
したところと全く同じに圧粉成形しMoS2ペース
トの塗布を行うことなく焼結、サイジングし、上
記したところと全く同じにFBKタービン#32を
真空条件下で含浸油させたものであり、一方比較
材のものはその真空油浸されたものに対して
MoS2粉末30%で残部がタービン油であるMoS2
ペーストの塗布をなした。MoS2ペーストの組
成、塗布量については本発明によるものと全く同
じである。 上記のようにして得られた各軸受体について、
軸材としてS45C(HRC13〜14)の材質のものを挿
嵌し回転数2000rpmで軸受性能を夫々試験した結
果を負荷別に要約て示すと第1図の如くである。 即ち本発明材は負荷が20〜22.5Kg/cm2であつて
も温度が50℃前後で、スタート時に一時70〜90℃
に達することがあるとしても略安定した使用をな
し得るものであるが、比較材のものは何れも負荷
15Kg/cm2で試験スタート1分以内に100℃以上に
達し、又5〜10Kg/cm2の負荷条件でもその特性が
安定していない。特に比較材のものはスタート
して数分から20分程度の経過で急激な温度上昇が
あり、その温度上昇で含油分が滲出し一旦低下す
るがスタート時より相当に高い温度となるもの
で、温度上昇による油分滲出でMoS2粒子の殆ん
どが脱落したことを示すものと認められる。 なおこの第1図とは別に軸材としてHRC56〜61
の鋼材を用いた場合は別に第2図に示す通りであ
つて、比較材は何れも負荷30Kg/cm2で1分以
内に150℃以上にも達する著しい発熱をスタート
直後に発生するものであるのに対し、本発明によ
るものは35Kg/cm2の負荷においても50℃以上に達
することがないものであり、同様に安定した潤滑
性能を有することが確認された。 「発明の効果」 以上説明したような本発明によるときは二硫化
モリブデンの有する卓越した特性を長期に亘つて
安定的に発揮することができ、しかも摺動面の如
き特定部位に塗布する程度で足り、又粉末金属の
焼結過程自体を利用してMoS2粉粒の焼付けを図
り特別な処理工程を必要としないものであるから
低コストに製造し得るなどの効果を有しており、
工業的にその効果の大きい発明である。
図面は本発明の技術的内容を示すものであつ
て、第1図は本発明材およびその比較材について
の軸材S45Cによる回転数2000rpmの軸受性能試
験結果を示す図表を荷重別に整理して示した図
面、第2図はその軸材硬度HRC56〜61に対する第
1図と同様な試験結果の図表を荷重別に整理し併
せて示した図面である。
て、第1図は本発明材およびその比較材について
の軸材S45Cによる回転数2000rpmの軸受性能試
験結果を示す図表を荷重別に整理して示した図
面、第2図はその軸材硬度HRC56〜61に対する第
1図と同様な試験結果の図表を荷重別に整理し併
せて示した図面である。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 圧粉成形された粉末金属成形体にペースト状
二硫化モリブデンを塗布してから焼結処理し、次
いでサイジングすることを特徴とする二硫化モリ
ブデンを用いた焼結金属体の製造法。 2 粉末金属成形体の摺動面のみにペースト状二
硫化モリブデンを塗布する特許請求の範囲第1項
に記載の二硫化モリブデンを用いた焼結金属体の
製造法。 3 サイジング後に含油処理する特許請求の範囲
第1項に記載の二硫化モリブデンを用いた焼結金
属体の製造法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP586185A JPS61166904A (ja) | 1985-01-18 | 1985-01-18 | 二硫化モリブデンを用いた焼結金属体の製造法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP586185A JPS61166904A (ja) | 1985-01-18 | 1985-01-18 | 二硫化モリブデンを用いた焼結金属体の製造法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS61166904A JPS61166904A (ja) | 1986-07-28 |
| JPH0472881B2 true JPH0472881B2 (ja) | 1992-11-19 |
Family
ID=11622742
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP586185A Granted JPS61166904A (ja) | 1985-01-18 | 1985-01-18 | 二硫化モリブデンを用いた焼結金属体の製造法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS61166904A (ja) |
Families Citing this family (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0826365B2 (ja) * | 1988-08-29 | 1996-03-13 | 日立粉末冶金株式会社 | 金属部材表面の固体潤滑剤被膜形成方法 |
| DE102015216969A1 (de) * | 2015-09-04 | 2017-03-09 | Robert Bosch Gmbh | Beschichteter Sinterwerkstoff, Verfahren zu dessen Herstellung und Verwendungen des beschichteten Sinterwerkstoffs |
| CN112921335B (zh) * | 2020-12-30 | 2022-02-18 | 河南科技大学 | 一种二硫化钼掺杂金属基体自支撑电极的制备方法 |
-
1985
- 1985-01-18 JP JP586185A patent/JPS61166904A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS61166904A (ja) | 1986-07-28 |
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