JPH047336B2 - - Google Patents
Info
- Publication number
- JPH047336B2 JPH047336B2 JP58114289A JP11428983A JPH047336B2 JP H047336 B2 JPH047336 B2 JP H047336B2 JP 58114289 A JP58114289 A JP 58114289A JP 11428983 A JP11428983 A JP 11428983A JP H047336 B2 JPH047336 B2 JP H047336B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- sulfuric acid
- water vapor
- methacrylamide
- methacrylic acid
- gas
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Treating Waste Gases (AREA)
- Physical Water Treatments (AREA)
- Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明はメタクリル酸アルキルエステル(以下
MAEともいう)製造行程から排出処理される成
分のなかのメタクリルアミド等の有用成分を分離
回収する方法に関する。
MAEともいう)製造行程から排出処理される成
分のなかのメタクリルアミド等の有用成分を分離
回収する方法に関する。
MAEはメタクリルアミド(以下、MAMとも
いう)若しくはメタクリル酸(以下、MAAとも
いう)を、低級脂肪属アルコール(以下、ROH
ともいう)を硫酸存在下に反応せしめエステル化
して製造される。
いう)若しくはメタクリル酸(以下、MAAとも
いう)を、低級脂肪属アルコール(以下、ROH
ともいう)を硫酸存在下に反応せしめエステル化
して製造される。
ここに云う低級脂肪族アルコールとしてはメタ
ノール、エタノール、イソプロパノール、ノルマ
ルプロパノール、イソブタノール、ノルマルブタ
ノール、ペンタノール、ヘキサノール等炭素数が
1から6程度のアルコールである。
ノール、エタノール、イソプロパノール、ノルマ
ルプロパノール、イソブタノール、ノルマルブタ
ノール、ペンタノール、ヘキサノール等炭素数が
1から6程度のアルコールである。
該エステル化反応は、通常反応温度60℃〜150
℃、反応時間(連続反応の場合は滞留時間)30分
〜240分程度の条件で行われるが、かくして生成
した上記エステル化反応液からは、目的物である
MAEおよび未反応原料の大部分さらにはMAM
の一部が蒸留・抽出・ストリツピング等の所定の
操作で分離されるとともに、該分離残液は、硫
酸・重硫酸アンモニウムを高濃度に含有する廃液
(以下廃硫酸液と云う)としてエステル化行程か
ら排出される。
℃、反応時間(連続反応の場合は滞留時間)30分
〜240分程度の条件で行われるが、かくして生成
した上記エステル化反応液からは、目的物である
MAEおよび未反応原料の大部分さらにはMAM
の一部が蒸留・抽出・ストリツピング等の所定の
操作で分離されるとともに、該分離残液は、硫
酸・重硫酸アンモニウムを高濃度に含有する廃液
(以下廃硫酸液と云う)としてエステル化行程か
ら排出される。
かかる廃硫酸液の一般的な処理方法は、該廃硫
酸液をいわゆる硫安飽和槽と称する処理槽におい
てアンモニアにより中和して硫酸アンモニウム
(硫安)とし、さらに加熱濃縮晶析せしめて副生
硫安として回収するものである。(なお、アンモ
ニアによる中和の代わりに他の安価に得られるア
ルカリ、例えば苛性ソーダ、苛性カリ、石灰乳等
により中和してもよいことは勿論である。その場
合は芒硝、石膏等が副生する。) しかして、上記廃硫酸液には通常MAM、
MAAおよびROH等の未反応原料が数%含有さ
れているが、該成分は上記廃硫酸液に上記中和加
熱濃縮晶析処理が施される過程で、大部分タール
状成分に変性し副生硫安結晶に付着して排出され
る。
酸液をいわゆる硫安飽和槽と称する処理槽におい
てアンモニアにより中和して硫酸アンモニウム
(硫安)とし、さらに加熱濃縮晶析せしめて副生
硫安として回収するものである。(なお、アンモ
ニアによる中和の代わりに他の安価に得られるア
ルカリ、例えば苛性ソーダ、苛性カリ、石灰乳等
により中和してもよいことは勿論である。その場
合は芒硝、石膏等が副生する。) しかして、上記廃硫酸液には通常MAM、
MAAおよびROH等の未反応原料が数%含有さ
れているが、該成分は上記廃硫酸液に上記中和加
熱濃縮晶析処理が施される過程で、大部分タール
状成分に変性し副生硫安結晶に付着して排出され
る。
しかしながら、かかるタール状物質の混入した
副生硫安等は商品価値が低いものになつてしまう
のみならず、MAM、MAA等の有用な未反応成
分がタール状物質に変性して回収されることなく
そのまま失われることは、目的物質であるMAE
の原単位向上の観点からも好ましくない。
副生硫安等は商品価値が低いものになつてしまう
のみならず、MAM、MAA等の有用な未反応成
分がタール状物質に変性して回収されることなく
そのまま失われることは、目的物質であるMAE
の原単位向上の観点からも好ましくない。
本発明等は、上記点にかんがみ鋭意検討した結
果、上記中和加熱濃縮を該廃硫酸液層内部からも
水蒸気が効果的に発生するようにして行つてこれ
らの未反応有用物質を発生する水蒸気に伴わせし
める適切なストリツピング操作(放散操作)を行
うことにより、タール化させることなく系外に取
り出すことが出来、さらにこれに適切な手段を施
すことにより、高収率で回収することが出来るこ
とを見いだし本発明を完成した。
果、上記中和加熱濃縮を該廃硫酸液層内部からも
水蒸気が効果的に発生するようにして行つてこれ
らの未反応有用物質を発生する水蒸気に伴わせし
める適切なストリツピング操作(放散操作)を行
うことにより、タール化させることなく系外に取
り出すことが出来、さらにこれに適切な手段を施
すことにより、高収率で回収することが出来るこ
とを見いだし本発明を完成した。
即ち、本発明は、
(1) メタクリルアミド若しくはメタクリル酸を硫
酸存在下に低級脂肪族アルコールと反応せしめ
てエステル化しメタクリル酸アルキルエステル
を製造するに方法に於いて、上記エステル化行
程から排出される上記硫酸を含有する廃液(以
下廃硫酸液と云う)をアルカリで中和・濃縮し
て硫酸塩として回収するに際し、該廃硫酸液層
内部から水蒸気が効果的に発生するようにして
該中和・濃縮を行つて該廃硫酸液中の未反応の
メタクリルアミドおよび/またはメタクリル酸
を、発生する水蒸気に同伴せしめて該廃硫酸液
から分離すると共に、該水蒸気系排出ガスが、
実質的に非凝縮のガスとして扱える条件下で水
および/またはアルカリ水溶液と接触させガス
吸収操作を行わしめて上記分離したメタクリル
アミドおよび/またはメタクリル酸を上記水お
よび/またはアルカリ水溶液に吸収せしめて回
収することを特徴とする排ガスからの有効成分
の回収方法(以下発明1という)。
酸存在下に低級脂肪族アルコールと反応せしめ
てエステル化しメタクリル酸アルキルエステル
を製造するに方法に於いて、上記エステル化行
程から排出される上記硫酸を含有する廃液(以
下廃硫酸液と云う)をアルカリで中和・濃縮し
て硫酸塩として回収するに際し、該廃硫酸液層
内部から水蒸気が効果的に発生するようにして
該中和・濃縮を行つて該廃硫酸液中の未反応の
メタクリルアミドおよび/またはメタクリル酸
を、発生する水蒸気に同伴せしめて該廃硫酸液
から分離すると共に、該水蒸気系排出ガスが、
実質的に非凝縮のガスとして扱える条件下で水
および/またはアルカリ水溶液と接触させガス
吸収操作を行わしめて上記分離したメタクリル
アミドおよび/またはメタクリル酸を上記水お
よび/またはアルカリ水溶液に吸収せしめて回
収することを特徴とする排ガスからの有効成分
の回収方法(以下発明1という)。
および、
(2) メタクリルアミド若しくはメタクリル酸を硫
酸存在下に低級脂肪族アルコールと反応せしめ
てエステル化しメタクリル酸アルキルエステル
を製造するに方法に於いて、上記エステル化行
程から排出される上記硫酸を含有する廃液(以
下廃硫酸液と云う)をアルカリで中和・濃縮し
て硫酸塩として回収するに際し、該廃硫酸液層
内部から水蒸気が効果的に発生するようにして
該中和・濃縮を行つて該廃硫酸液中の未反応の
メタクリルアミドおよび/またはメタクリル酸
および低級脂肪族アルコールを発生する水蒸気
に同伴せしめて該廃硫酸液から分離すると共
に、該水蒸気系排出ガスが、実質的に非凝縮の
ガスとして扱える条件下で水および/またはア
ルカリ水溶液と接触させガス吸収操作を行わし
めてメタクリルアミドおよび/またはメタクリ
ル酸を上記水および/またはアルカリ水溶液に
吸収せしめて回収しこれをエステル化行程に循
環してメタクリル酸エステルとして回収すると
ともに、上記吸収処理の行われた後の水蒸気系
排出ガスから、まずその凝縮成分の20〜60%を
不活性ガスの存在下に部分凝縮せしめて予め除
き、引き続いて残る未凝縮の部分を全凝縮せし
めて得られる低級脂肪族アルコールを含有する
凝縮液を、エルテル化行程に循環して再使用す
ることを特徴とする排ガスからの有効成分の回
収方法(以下発明2という)。
酸存在下に低級脂肪族アルコールと反応せしめ
てエステル化しメタクリル酸アルキルエステル
を製造するに方法に於いて、上記エステル化行
程から排出される上記硫酸を含有する廃液(以
下廃硫酸液と云う)をアルカリで中和・濃縮し
て硫酸塩として回収するに際し、該廃硫酸液層
内部から水蒸気が効果的に発生するようにして
該中和・濃縮を行つて該廃硫酸液中の未反応の
メタクリルアミドおよび/またはメタクリル酸
および低級脂肪族アルコールを発生する水蒸気
に同伴せしめて該廃硫酸液から分離すると共
に、該水蒸気系排出ガスが、実質的に非凝縮の
ガスとして扱える条件下で水および/またはア
ルカリ水溶液と接触させガス吸収操作を行わし
めてメタクリルアミドおよび/またはメタクリ
ル酸を上記水および/またはアルカリ水溶液に
吸収せしめて回収しこれをエステル化行程に循
環してメタクリル酸エステルとして回収すると
ともに、上記吸収処理の行われた後の水蒸気系
排出ガスから、まずその凝縮成分の20〜60%を
不活性ガスの存在下に部分凝縮せしめて予め除
き、引き続いて残る未凝縮の部分を全凝縮せし
めて得られる低級脂肪族アルコールを含有する
凝縮液を、エルテル化行程に循環して再使用す
ることを特徴とする排ガスからの有効成分の回
収方法(以下発明2という)。
に存する。
以下、本発明の構成要件を分説しつつ詳細に説
明する。
明する。
まず発明1について説明する。
本発明においては、MAE製造時のエステル化
行程から排出される前記硫酸を含有する廃液(廃
硫酸液)をアルカリで中和・濃縮して硫酸塩とし
て回収するに際し、該中和・濃縮を該廃硫酸液層
内部から水蒸気が効果的に発生するようにして行
なうものである。
行程から排出される前記硫酸を含有する廃液(廃
硫酸液)をアルカリで中和・濃縮して硫酸塩とし
て回収するに際し、該中和・濃縮を該廃硫酸液層
内部から水蒸気が効果的に発生するようにして行
なうものである。
このためには種々の方法が採用されうるが、例
えば、中和用のアンモアガスを硫安飽和槽の下部
に導入してこの部分で主として中和反応を起こさ
しめ、該発熱により水蒸気を液層内部から多量に
発生せしめてもよいし、また、加熱管(加熱コイ
ル)を層内部に挿入すると共に撹拌機を備えし
め、加熱と同時に激しく撹拌して水蒸気を内部か
ら発生せしめてもよい。
えば、中和用のアンモアガスを硫安飽和槽の下部
に導入してこの部分で主として中和反応を起こさ
しめ、該発熱により水蒸気を液層内部から多量に
発生せしめてもよいし、また、加熱管(加熱コイ
ル)を層内部に挿入すると共に撹拌機を備えし
め、加熱と同時に激しく撹拌して水蒸気を内部か
ら発生せしめてもよい。
さらに別の方法としては、該廃硫酸液中に水蒸
気を吹き込みながら上記中和を行つて、加熱と撹
拌を主として水蒸気により行わしめてもよい。も
ちろんこれらの手段は幾つか併用することも出来
る。
気を吹き込みながら上記中和を行つて、加熱と撹
拌を主として水蒸気により行わしめてもよい。も
ちろんこれらの手段は幾つか併用することも出来
る。
なお、水蒸気吹込法を採用する場合、該水蒸気
の吹き込み流量は特に限定するものではないが、
通常処理されるべき廃硫酸液10m3/hr当り50〜
500m3/hr程度が適当である。またその際の温度
は100〜125℃程度が採用される。該吹込処理の時
間(連続反応による処理の場合は、廃硫酸液の処
理槽における滞留時間である)は、もちろん吹込
水蒸気流量・処理温度等によつて変わりうるが、
通常0.5〜3.0時間で十分である。
の吹き込み流量は特に限定するものではないが、
通常処理されるべき廃硫酸液10m3/hr当り50〜
500m3/hr程度が適当である。またその際の温度
は100〜125℃程度が採用される。該吹込処理の時
間(連続反応による処理の場合は、廃硫酸液の処
理槽における滞留時間である)は、もちろん吹込
水蒸気流量・処理温度等によつて変わりうるが、
通常0.5〜3.0時間で十分である。
かくすることにより、該廃液中の未反応の
MAMおよび/またはMAAは、発生する水蒸気
に同伴されて系外に除かれ該廃硫酸液から分離さ
れる。すなわち、水蒸気による放散操作(ストリ
ツピング)を適用して該廃硫酸液中のMAM等を
タール化せしめることなく迅速に系外に分離する
のである。
MAMおよび/またはMAAは、発生する水蒸気
に同伴されて系外に除かれ該廃硫酸液から分離さ
れる。すなわち、水蒸気による放散操作(ストリ
ツピング)を適用して該廃硫酸液中のMAM等を
タール化せしめることなく迅速に系外に分離する
のである。
さらに好ましい実施の態様としては、上記のご
とく水蒸気を吹き込む際に、回収すべき有効成分
に対し不活性のガスをこれと同時に吹き込むこと
である。
とく水蒸気を吹き込む際に、回収すべき有効成分
に対し不活性のガスをこれと同時に吹き込むこと
である。
ここで云う不活性ガスとは、回収されるべき
MAM等の有用成分と反応せずかつ非凝縮性のガ
スを意味する。かかる不活性ガスとしては窒素、
酸素、空気、ヘリウム、ネオン、アルゴン、メタ
ン、炭酸ガス等が挙げられるが、取扱の容易さの
点から空気が好ましい。
MAM等の有用成分と反応せずかつ非凝縮性のガ
スを意味する。かかる不活性ガスとしては窒素、
酸素、空気、ヘリウム、ネオン、アルゴン、メタ
ン、炭酸ガス等が挙げられるが、取扱の容易さの
点から空気が好ましい。
該不活性ガスの吹き込み量は特に規定されない
が、通常放散操作後の排出ガス(水蒸気および不
活性ガスより主としてなる)中の水蒸気に対し1
〜10%程度の容量比になるようにすることが望ま
しい。かかる操作条件のもとにおいては水よりも
高沸点の成分も高収率でストリツピングされ廃硫
酸液からガス相へ取り出されるのである。
が、通常放散操作後の排出ガス(水蒸気および不
活性ガスより主としてなる)中の水蒸気に対し1
〜10%程度の容量比になるようにすることが望ま
しい。かかる操作条件のもとにおいては水よりも
高沸点の成分も高収率でストリツピングされ廃硫
酸液からガス相へ取り出されるのである。
かくして得られた水蒸気系排出ガス(通常100
〜110℃、常圧で排出される)はしかしながら、
大量の水蒸気中に、回収された有効成分たる
MAM等を0.5〜2%(重量)と云うきわめて薄
い濃度で含有するものであるから、これを有効に
利用するためにはかかる組成のガスから、できる
だけ水を同伴させないようにして、MAM、
MAA、ROHを分離することが必要である。
〜110℃、常圧で排出される)はしかしながら、
大量の水蒸気中に、回収された有効成分たる
MAM等を0.5〜2%(重量)と云うきわめて薄
い濃度で含有するものであるから、これを有効に
利用するためにはかかる組成のガスから、できる
だけ水を同伴させないようにして、MAM、
MAA、ROHを分離することが必要である。
この場合通常採用されるであろう手段は、該水
蒸気系排出ガスをまず全量凝縮してMAM等の希
薄水溶液を得、これを再び蒸留濃縮するものであ
る。しかしながら、ここで注意すべきは、回収す
べき目的成分たるMAMおよびMAA(そして場合
によつてはROHも)は水より高沸点であるから、
これらは蒸留塔の罐に残り、塔頂からは水のほと
んどが留出することである。すなわち、かかる操
作を採用した場合は、少量の有効成分を回収する
ために莫大なエネルギーを与えて、大量の水蒸気
をわざわざ冷却凝縮しこれを再び加熱蒸発させる
ことになるので省エネルギーの立場からいつても
到底許されないきわめて不合理な操作とならざる
を得ないのである。
蒸気系排出ガスをまず全量凝縮してMAM等の希
薄水溶液を得、これを再び蒸留濃縮するものであ
る。しかしながら、ここで注意すべきは、回収す
べき目的成分たるMAMおよびMAA(そして場合
によつてはROHも)は水より高沸点であるから、
これらは蒸留塔の罐に残り、塔頂からは水のほと
んどが留出することである。すなわち、かかる操
作を採用した場合は、少量の有効成分を回収する
ために莫大なエネルギーを与えて、大量の水蒸気
をわざわざ冷却凝縮しこれを再び加熱蒸発させる
ことになるので省エネルギーの立場からいつても
到底許されないきわめて不合理な操作とならざる
を得ないのである。
しかして本発明においては、以上のごとくして
MAM等を高々0.5〜2%という極めて低濃度含
有同伴した大量の水蒸気系排出ガス(場合によつ
ては上記の如く空気等の不活性ガスが一部混入さ
れていることもありうる)が実質的に非凝縮のガ
スとして扱える条件下で、水/またはアルカリ水
溶液と接触させてガス吸収操作を行わしめるとい
うものなのである。
MAM等を高々0.5〜2%という極めて低濃度含
有同伴した大量の水蒸気系排出ガス(場合によつ
ては上記の如く空気等の不活性ガスが一部混入さ
れていることもありうる)が実質的に非凝縮のガ
スとして扱える条件下で、水/またはアルカリ水
溶液と接触させてガス吸収操作を行わしめるとい
うものなのである。
ここで注意を喚起したいのは、かかるガス吸収
操作自体は化学工学的に周知の操作であるが、こ
れらはいずれも、空気のごとき非凝縮性のガス中
の炭酸ガスもしくは硫化水素等を、エタノールア
ミン等の水溶液と接触せしめて吸収するものであ
り、本発明のごとく易凝縮性ガスである水蒸気を
水系の吸収液と接触せしめるごとき操作を行うと
いう発想はまさに例がないものと言えよう。
操作自体は化学工学的に周知の操作であるが、こ
れらはいずれも、空気のごとき非凝縮性のガス中
の炭酸ガスもしくは硫化水素等を、エタノールア
ミン等の水溶液と接触せしめて吸収するものであ
り、本発明のごとく易凝縮性ガスである水蒸気を
水系の吸収液と接触せしめるごとき操作を行うと
いう発想はまさに例がないものと言えよう。
本発明において規定する、水蒸気系排出ガスが
実質的に非凝縮のガスとして扱える条件下とは、
その凝縮性成分、特に水蒸気の凝縮が5%以下、
好ましくは2%以下の範囲にとどめられる状態を
云う。該条件は水蒸気に混入同伴する不活性ガス
の量にもよるが、通常該気液接触系を少なくとも
98℃以上に保持することにより達成される。この
ためには、例えば処理すべき水蒸気ガスを105〜
115℃好ましくは110℃前後に保つて系内に導入す
ると共に、後記吸収液も70℃以上好ましくは80℃
以上に加熱したものを供給するのが望ましい。
実質的に非凝縮のガスとして扱える条件下とは、
その凝縮性成分、特に水蒸気の凝縮が5%以下、
好ましくは2%以下の範囲にとどめられる状態を
云う。該条件は水蒸気に混入同伴する不活性ガス
の量にもよるが、通常該気液接触系を少なくとも
98℃以上に保持することにより達成される。この
ためには、例えば処理すべき水蒸気ガスを105〜
115℃好ましくは110℃前後に保つて系内に導入す
ると共に、後記吸収液も70℃以上好ましくは80℃
以上に加熱したものを供給するのが望ましい。
本発明における吸収液としては、単に水を用い
る物理吸収だけで十分目的を達成することが出来
るが、さらにより高い効果を達成するためには、
アルカリ水溶液を用いて反応吸収をおこなわしめ
るのがより望ましい。かかるアルカリとしては苛
性ソーダ、苛性カリ、炭酸ソーダ、炭酸カリ等任
意のものが用いられる。
る物理吸収だけで十分目的を達成することが出来
るが、さらにより高い効果を達成するためには、
アルカリ水溶液を用いて反応吸収をおこなわしめ
るのがより望ましい。かかるアルカリとしては苛
性ソーダ、苛性カリ、炭酸ソーダ、炭酸カリ等任
意のものが用いられる。
この場合、MAMおよび/またはMAAを吸収
して得られる吸収液のPHが7〜10、特に8前後の
範囲に保持されるよう制御することが好ましい。
PHが7未満ではMAM等の吸収が十分に行われ
ず、また、10を越えた場合はそれ以上吸収効果の
向上は望めないのに対し、副生硫安等のなかに混
入する該アルカリの塩(例えば苛性ソーダの場合
は芒硝が副生混入する)が増加しその商品価値を
低下せしめるので望ましくない。
して得られる吸収液のPHが7〜10、特に8前後の
範囲に保持されるよう制御することが好ましい。
PHが7未満ではMAM等の吸収が十分に行われ
ず、また、10を越えた場合はそれ以上吸収効果の
向上は望めないのに対し、副生硫安等のなかに混
入する該アルカリの塩(例えば苛性ソーダの場合
は芒硝が副生混入する)が増加しその商品価値を
低下せしめるので望ましくない。
なお、吸収用の水若しくはアルカリ水溶液の外
部からの供給量(当然のことながらこれは定常状
態においては抜き出される水若しくはアルカリ水
溶液の量と略等しい)は本発明の目的を達する範
囲内で出来るだけ少ないことが望ましく、特に水
蒸気系排出ガスの凝縮性成分(大部分は水蒸気で
ある)の1%〜10重量%の範囲に押さえることが
好ましい。
部からの供給量(当然のことながらこれは定常状
態においては抜き出される水若しくはアルカリ水
溶液の量と略等しい)は本発明の目的を達する範
囲内で出来るだけ少ないことが望ましく、特に水
蒸気系排出ガスの凝縮性成分(大部分は水蒸気で
ある)の1%〜10重量%の範囲に押さえることが
好ましい。
以上のごとくして、排出水蒸気に同伴された
MAM、MAAは、アルカリ水溶液等と接触吸収
せしめられて水溶液として回収され、しかも水蒸
気系が実質的に非凝縮性のガスとし扱える条件で
操作を行つているので、かくして得られたMAM
等の水溶液は非常に濃厚であるから、これはその
ままエステル化行程に循環して再びMAEとして
回収することができるのである。
MAM、MAAは、アルカリ水溶液等と接触吸収
せしめられて水溶液として回収され、しかも水蒸
気系が実質的に非凝縮性のガスとし扱える条件で
操作を行つているので、かくして得られたMAM
等の水溶液は非常に濃厚であるから、これはその
ままエステル化行程に循環して再びMAEとして
回収することができるのである。
本発明の気液接触操作を実施するための装置と
しては、公知の単位操作たる気液間物質移動操作
を行うための装置、例えば充填塔、棚段塔、スプ
レー塔等任意のものを採用することができる。な
お、充填塔を使用する場合は、充填物としてはラ
シヒランダ、ボールリング、バールサドルリン
グ、マクマホンリング、テラレツトリングおよび
ヘツジホツグリングなどが採用出来る。
しては、公知の単位操作たる気液間物質移動操作
を行うための装置、例えば充填塔、棚段塔、スプ
レー塔等任意のものを採用することができる。な
お、充填塔を使用する場合は、充填物としてはラ
シヒランダ、ボールリング、バールサドルリン
グ、マクマホンリング、テラレツトリングおよび
ヘツジホツグリングなどが採用出来る。
また上記した如く本発明においては、吸収液は
出来るだけ少ない量を使用することが例えばエス
テル化行程に循環再使用するに際し水バランスを
保持する為に望ましいが、その場合、液/ガス比
(=L/G)が小さくなりすぎて該気液接触装置
内での効率的な気液接触操作を確保することが困
難になることがある。かかる場合は、大流量の吸
収液を装置内に循環し、塔中段部に十分多量の吸
収液を供給して下方から上昇してくる水蒸気系排
出ガスとの良好な気液接触を確実ならしめると共
に、循環吸収液の一部を塔底から抜き出す一方塔
頂からはフレツシユ(未循環)な吸収液を供給
し、塔下部で吸収しきれなかつた有効成分を完全
に吸収する等の方式を採用することが好ましい。
出来るだけ少ない量を使用することが例えばエス
テル化行程に循環再使用するに際し水バランスを
保持する為に望ましいが、その場合、液/ガス比
(=L/G)が小さくなりすぎて該気液接触装置
内での効率的な気液接触操作を確保することが困
難になることがある。かかる場合は、大流量の吸
収液を装置内に循環し、塔中段部に十分多量の吸
収液を供給して下方から上昇してくる水蒸気系排
出ガスとの良好な気液接触を確実ならしめると共
に、循環吸収液の一部を塔底から抜き出す一方塔
頂からはフレツシユ(未循環)な吸収液を供給
し、塔下部で吸収しきれなかつた有効成分を完全
に吸収する等の方式を採用することが好ましい。
また吸収液としての水および/またはアルカリ
水溶液と水蒸気系ガスとの接触方式は向流操作も
しくは併流のいずれでもよく、また液ワンパス式
(非循環式)、液循環式、もしくはこれらの組合せ
のいずれをも採用することができる。なお上記し
た如く、アルカリ水溶液等の供給位置はワンパス
方式の場合は塔頂部としてもよいが、循環方式の
場合は未循環吸収液を塔頂部に供給し循環液を中
段の循環液部に供給することもできる。その場合
水蒸気ガス系に含有されているMAMとMAAと
の組成比に応じて未循環液と循環液の流量比を調
整することによりこれらの変動に対し有効に対応
することが出来るのである。
水溶液と水蒸気系ガスとの接触方式は向流操作も
しくは併流のいずれでもよく、また液ワンパス式
(非循環式)、液循環式、もしくはこれらの組合せ
のいずれをも採用することができる。なお上記し
た如く、アルカリ水溶液等の供給位置はワンパス
方式の場合は塔頂部としてもよいが、循環方式の
場合は未循環吸収液を塔頂部に供給し循環液を中
段の循環液部に供給することもできる。その場合
水蒸気ガス系に含有されているMAMとMAAと
の組成比に応じて未循環液と循環液の流量比を調
整することによりこれらの変動に対し有効に対応
することが出来るのである。
さらにまた、吸収液の組成の異なる複数の接触
塔を直列に結合して用いるのもよい。上記した
種々の要素は、処理すべき排出水蒸気系中の
MAMとMAA組成比に応じてこれらの平衡・吸
収関係を考慮した上で最適の操作条件の組合せを
選択して採用すれば、最も効果的な接触方式が決
定される。
塔を直列に結合して用いるのもよい。上記した
種々の要素は、処理すべき排出水蒸気系中の
MAMとMAA組成比に応じてこれらの平衡・吸
収関係を考慮した上で最適の操作条件の組合せを
選択して採用すれば、最も効果的な接触方式が決
定される。
以上のごとくして本発明においては、水蒸気系
排出ガスが実質的に比凝縮性のガスとして扱える
条件下でガス吸収操作を行つているので、アルカ
リ水溶液等により吸収されて回収されたMAM、
MAA等は十分高濃度の液として得られるので、
これを再使用する場合特に濃縮等の前処理を行う
ことなくそのまま使用され得るのである。例え
ば、再使用の方法として、この吸収液をエステル
化行程に循環してMAEとして回収することが出
来るが、かかる場合においてもエステル化行程の
水バランスをなんら崩すことなくそのまま実施す
ることが出来る。けだしエステル化反応は可逆反
応ゆえ、多量の水が系内に導入されることによ
り、生成しMAEが分解してMAAに戻つて仕舞
うことが有り得るからである。
排出ガスが実質的に比凝縮性のガスとして扱える
条件下でガス吸収操作を行つているので、アルカ
リ水溶液等により吸収されて回収されたMAM、
MAA等は十分高濃度の液として得られるので、
これを再使用する場合特に濃縮等の前処理を行う
ことなくそのまま使用され得るのである。例え
ば、再使用の方法として、この吸収液をエステル
化行程に循環してMAEとして回収することが出
来るが、かかる場合においてもエステル化行程の
水バランスをなんら崩すことなくそのまま実施す
ることが出来る。けだしエステル化反応は可逆反
応ゆえ、多量の水が系内に導入されることによ
り、生成しMAEが分解してMAAに戻つて仕舞
うことが有り得るからである。
なお、アルカリ水溶液の吸収液をエステル化行
程に循環した場合でも、該少量のアルカリは、エ
ステル化行程の反応系に存在する過剰の硫酸によ
り容易に中和されるので、エステル化反応自体に
はなんら影響を及ぼすことはない。
程に循環した場合でも、該少量のアルカリは、エ
ステル化行程の反応系に存在する過剰の硫酸によ
り容易に中和されるので、エステル化反応自体に
はなんら影響を及ぼすことはない。
なお、MAM、MAAは本来重合性成分である
が、このようなアルカリ性下の取扱であれば、重
合の傾向は全く認められないことが判明した。
が、このようなアルカリ性下の取扱であれば、重
合の傾向は全く認められないことが判明した。
つぎに発明2について説明する。
発明2はMAAおよび/またはMAAのみでな
くさらに低級脂肪族アルコール(ROH)をも回
収するものである。
くさらに低級脂肪族アルコール(ROH)をも回
収するものである。
発明2の前半部の構成要件は発明1で述べたこ
とがそのまま妥当する。しかしながら、廃硫酸液
を処理して発生した水蒸気系排出ガスに同伴する
ROHは、発明1におけるアルカリ吸収液による
ガス吸収操作ではMAM等と異なり実質的に回収
されないので、該気液接触装置から排出される水
蒸気系排出ガスには依然としてかなりの量の該ア
ルコールが含有されているのである。
とがそのまま妥当する。しかしながら、廃硫酸液
を処理して発生した水蒸気系排出ガスに同伴する
ROHは、発明1におけるアルカリ吸収液による
ガス吸収操作ではMAM等と異なり実質的に回収
されないので、該気液接触装置から排出される水
蒸気系排出ガスには依然としてかなりの量の該ア
ルコールが含有されているのである。
本発明においては、A上記のごとくして吸収処
理の行われた水蒸気系排出ガスから、まずその20
〜60%好ましくは45〜60%を不活性ガスの存在下
に凝縮させて予め除くのである。
理の行われた水蒸気系排出ガスから、まずその20
〜60%好ましくは45〜60%を不活性ガスの存在下
に凝縮させて予め除くのである。
不活性ガスは凝縮性成分に対し、容量比で1〜
10%存在せしめることが必要であるが、かくのご
とく該部分凝縮を行う際に、上記規定量の不活性
ガスを存在せしめることにより、ROH−水系の
気液平衡関係において、見掛け上の該アルコール
の平衡水蒸気圧を著しく上昇せしめることにな
り、大部分(85%以上)の該アルコールは凝縮す
ることなくそのまま次の凝縮操作へと通過する。
10%存在せしめることが必要であるが、かくのご
とく該部分凝縮を行う際に、上記規定量の不活性
ガスを存在せしめることにより、ROH−水系の
気液平衡関係において、見掛け上の該アルコール
の平衡水蒸気圧を著しく上昇せしめることにな
り、大部分(85%以上)の該アルコールは凝縮す
ることなくそのまま次の凝縮操作へと通過する。
逆にいえば、かくして予備的に凝縮された水蒸
気中のアルコール濃度は極めて低いため、この凝
縮水は回収の対象とせずにそのまま廃棄しても、
アルコールの損失は僅かであり、また従つて
CODの値も低いので廃水処理の負荷はごく小さ
いのである。
気中のアルコール濃度は極めて低いため、この凝
縮水は回収の対象とせずにそのまま廃棄しても、
アルコールの損失は僅かであり、また従つて
CODの値も低いので廃水処理の負荷はごく小さ
いのである。
ここで使用する不活性ガスと、MAM等を除去
した水蒸気系排出ガスとは、例えば気液接触塔か
ら予備凝縮塔へ向かう途中の配管内において混合
せしめてもよいし、あるいは予備凝縮塔のなかで
混合してもよい。またより好ましい容易な手段と
しては、廃硫酸液に水蒸気を吹き込む最初の行程
において該水蒸気とともに不活性ガスを吹き込ん
でこの段階において混合しておくことも可能であ
る。
した水蒸気系排出ガスとは、例えば気液接触塔か
ら予備凝縮塔へ向かう途中の配管内において混合
せしめてもよいし、あるいは予備凝縮塔のなかで
混合してもよい。またより好ましい容易な手段と
しては、廃硫酸液に水蒸気を吹き込む最初の行程
において該水蒸気とともに不活性ガスを吹き込ん
でこの段階において混合しておくことも可能であ
る。
予備凝縮操作を実施する装置としては、通常の
蒸気の凝縮に使用される多管式、渦巻式、二重管
式凝縮熱交換器(コンデンサー)が好適に適用さ
れる。
蒸気の凝縮に使用される多管式、渦巻式、二重管
式凝縮熱交換器(コンデンサー)が好適に適用さ
れる。
以上のごとく予備凝縮塔を凝縮することなしに
通過した水蒸気系排出ガス中のアルコール濃度
は、処理前のガスに比較して約1.9倍以上濃縮が
おこなわれているのであるが、本発明においては
引き続いて該水蒸気系排出ガス中の凝縮成分を完
全に凝縮(すなわち全凝縮)させてROHを含有
する凝縮液を得るのである。
通過した水蒸気系排出ガス中のアルコール濃度
は、処理前のガスに比較して約1.9倍以上濃縮が
おこなわれているのであるが、本発明においては
引き続いて該水蒸気系排出ガス中の凝縮成分を完
全に凝縮(すなわち全凝縮)させてROHを含有
する凝縮液を得るのである。
(もちろん非凝縮の不活性ガスは凝縮すること
なく該凝縮塔で分離される。) 該凝縮液中のアルコール濃度は、上記の如く予
め予備的な凝縮操作を施しているため、きわめて
大であり、これをアルコール蒸留回収塔に受け入
れて容易に水を分離して少なくとも60%以上、好
ましくは80%程度に濃縮した後そのままエステル
化行程に循環しても水バランスを崩すことなく有
効に回収することができるのである。
なく該凝縮塔で分離される。) 該凝縮液中のアルコール濃度は、上記の如く予
め予備的な凝縮操作を施しているため、きわめて
大であり、これをアルコール蒸留回収塔に受け入
れて容易に水を分離して少なくとも60%以上、好
ましくは80%程度に濃縮した後そのままエステル
化行程に循環しても水バランスを崩すことなく有
効に回収することができるのである。
全凝縮操作を実施するための装置としては、予
備凝縮に使用したのと同様の装置すなわち多菅式
凝縮器(コンデンサー)等が好適に適用される。
備凝縮に使用したのと同様の装置すなわち多菅式
凝縮器(コンデンサー)等が好適に適用される。
なお、付言すれば、本発明2で使用する凝縮操
作はいずれも段数がほとんど無い単なる冷却操作
のみであり、したがつて熱経済的に問題ある蒸留
操作をなんら行うことなく、冷却用に使用される
エネルギーのみにより効果的にかかる濃縮回収が
おこなわれることに注意すべきである。
作はいずれも段数がほとんど無い単なる冷却操作
のみであり、したがつて熱経済的に問題ある蒸留
操作をなんら行うことなく、冷却用に使用される
エネルギーのみにより効果的にかかる濃縮回収が
おこなわれることに注意すべきである。
以下実施例により本発明の実施の態様を説明す
るが、これらはあくまで例示であり、特許法第70
条に規定する発明の技術的範囲がこれらにより制
限的に解釈されるものと解してはならない。
るが、これらはあくまで例示であり、特許法第70
条に規定する発明の技術的範囲がこれらにより制
限的に解釈されるものと解してはならない。
実施例 1
第1図に、実験に使用した設備のフローシート
を示す。10は硫安飽和槽である。該飽和槽に廃
硫酸液を受け入れてアンモニアで中和するととも
に、110℃において配管01から飽和槽底部に設
けた槽内吹込管をを通じて水蒸気80.0Kg/Hr、
空気511Kg/Hrを吹き込みストリツピング操作を
行つた。発生した水蒸気系排出ガスはMAM10.8
Kg/Hr、MAA14.0Kg/Hr、MeOH40.0Kg/Hr、
水蒸気4000.0Kg/Hr、空気511.0Kg/Hrの組成を
有するものであり、110℃に保持されながら配管
20をへて気液接触塔30に導入される。気液接
触塔は0.9mφ*16.0mLの空塔に2inのラシヒラン
グをそれぞれ回収部40:6.0m、循環部50:7.0m
充填したものである。フレツシユな吸収液として
約7%の苛性ソーダ水溶液を171.0Kg/Hrの流量
で塔頂の分配管60により80℃で回収部40に供
給し、また塔底の循環液70をポンプ80により
配管90を通じて100℃で循環部50に循環供給
してMAM、MAA等の有効成分の回収を確実な
らしめた。該循環量は、液/ガス比(L/G)=
1.0に設定し、かつフレツシユな吸収液により塔
頂より供給される苛性ソーダ層を調節して、塔底
における循環液70のPHを8.0に管理した。
を示す。10は硫安飽和槽である。該飽和槽に廃
硫酸液を受け入れてアンモニアで中和するととも
に、110℃において配管01から飽和槽底部に設
けた槽内吹込管をを通じて水蒸気80.0Kg/Hr、
空気511Kg/Hrを吹き込みストリツピング操作を
行つた。発生した水蒸気系排出ガスはMAM10.8
Kg/Hr、MAA14.0Kg/Hr、MeOH40.0Kg/Hr、
水蒸気4000.0Kg/Hr、空気511.0Kg/Hrの組成を
有するものであり、110℃に保持されながら配管
20をへて気液接触塔30に導入される。気液接
触塔は0.9mφ*16.0mLの空塔に2inのラシヒラン
グをそれぞれ回収部40:6.0m、循環部50:7.0m
充填したものである。フレツシユな吸収液として
約7%の苛性ソーダ水溶液を171.0Kg/Hrの流量
で塔頂の分配管60により80℃で回収部40に供
給し、また塔底の循環液70をポンプ80により
配管90を通じて100℃で循環部50に循環供給
してMAM、MAA等の有効成分の回収を確実な
らしめた。該循環量は、液/ガス比(L/G)=
1.0に設定し、かつフレツシユな吸収液により塔
頂より供給される苛性ソーダ層を調節して、塔底
における循環液70のPHを8.0に管理した。
MAM等を吸収した循環液の一部は、配管10
0により温度100℃で抜き出されたが、該抜出液
はMAM7.0Kg/Hr、MAA13.9Kg/Hr、
MeOH2.0Kg/Hr、水196.0Kg/Hr、苛性ソーダ
13.0Kg/Hrの組成を有するものであり、そのま
ま問題なくエステル化行程に循環されて回収する
ことが出来た。
0により温度100℃で抜き出されたが、該抜出液
はMAM7.0Kg/Hr、MAA13.9Kg/Hr、
MeOH2.0Kg/Hr、水196.0Kg/Hr、苛性ソーダ
13.0Kg/Hrの組成を有するものであり、そのま
ま問題なくエステル化行程に循環されて回収する
ことが出来た。
吸収が行われ気液接触塔30を去る水蒸気系排
出ガスは、MAM3.8Kg/Hr、MAA0.1Kg/Hr、
MeOH38.0Kg/Hr、水蒸気3975.0Kg/Hr、空気
511.0Kg/Hrの組成を有するものであり、配管1
10により予備凝縮塔120に導入される。該予
備凝縮塔は25.4mmφ*750本の伝熱管をピツチ50
mmで正三角形に配置したシエル・チユーブタイプ
のものである。
出ガスは、MAM3.8Kg/Hr、MAA0.1Kg/Hr、
MeOH38.0Kg/Hr、水蒸気3975.0Kg/Hr、空気
511.0Kg/Hrの組成を有するものであり、配管1
10により予備凝縮塔120に導入される。該予
備凝縮塔は25.4mmφ*750本の伝熱管をピツチ50
mmで正三角形に配置したシエル・チユーブタイプ
のものである。
予備凝縮塔120において全凝縮成分の49.4%
が凝縮し、排管路130を通じて95℃で取り出さ
れ廃棄された。該凝縮液の組成はMAM3.8Kg/
Hr、MAA0.1Kg/Hr、MeOH3.8Kg/Hr、水
1975.0Kg/Hrの組成を有するものであり、COD
処理の負荷は軽かつた。
が凝縮し、排管路130を通じて95℃で取り出さ
れ廃棄された。該凝縮液の組成はMAM3.8Kg/
Hr、MAA0.1Kg/Hr、MeOH3.8Kg/Hr、水
1975.0Kg/Hrの組成を有するものであり、COD
処理の負荷は軽かつた。
予備凝縮塔120を未凝縮で通過した水蒸気系
排出ガスにはもはやMAMAもMAAも含有され
ておらず、MeOH34.2Kg/Hr、水蒸気2000.0Kg/
Hr、空気511.0Kg/Hrの組成を有するものであ
り、配管140により全凝縮塔150に導入され
る。該全凝縮塔は予備凝縮塔と同じシエル・チユ
ーブタイプであつて、25.4mmφ*750本の伝熱管
をピツチ50mmで正三角形に配置したものである。
排出ガスにはもはやMAMAもMAAも含有され
ておらず、MeOH34.2Kg/Hr、水蒸気2000.0Kg/
Hr、空気511.0Kg/Hrの組成を有するものであ
り、配管140により全凝縮塔150に導入され
る。該全凝縮塔は予備凝縮塔と同じシエル・チユ
ーブタイプであつて、25.4mmφ*750本の伝熱管
をピツチ50mmで正三角形に配置したものである。
全凝縮塔150においてガス中の凝縮成分は総
て凝縮し、MeOH34.0Kg/Hr、水蒸気1995.8Kg/
Hr、の組成を有する凝縮液が配管160を通じ
て取り出され回収された。一方非凝縮のイナート
ガスは空気を主体とするものでMeOH0.2Kg/
Hr、水蒸気4.2.0Kg/Hr、空気511.0Kg/Hrの組
成を有するものであり完全に無臭ガスとしてその
まま排気管170を通して廃棄することが出来
た。
て凝縮し、MeOH34.0Kg/Hr、水蒸気1995.8Kg/
Hr、の組成を有する凝縮液が配管160を通じ
て取り出され回収された。一方非凝縮のイナート
ガスは空気を主体とするものでMeOH0.2Kg/
Hr、水蒸気4.2.0Kg/Hr、空気511.0Kg/Hrの組
成を有するものであり完全に無臭ガスとしてその
まま排気管170を通して廃棄することが出来
た。
回収された上記凝縮液は、ポンプ180により
メタノール蒸留回収塔に送られてメタノール濃度
65%になるまで蒸留処理の後エステル化行程に循
環し、メタノールの85%を回収することが出来
た。
メタノール蒸留回収塔に送られてメタノール濃度
65%になるまで蒸留処理の後エステル化行程に循
環し、メタノールの85%を回収することが出来
た。
第1図は本発明を実施するための装置を示すフ
ローシート図である。
ローシート図である。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 メタクリルアミド若しくはメタクリル酸を硫
酸存在下に低級脂肪族アルコールと反応せしめて
エステル化しメタクリル酸アルキルエステルを製
造するに方法に於いて、上記エステル化行程から
排出される上記硫酸を含有する廃液(以下廃硫酸
液と云う)をアルカリで中和・濃縮して硫酸塩と
して回収するに際し、該廃硫酸液層内部から水蒸
気が効果的に発生するようにして該中和・濃縮を
行つて該廃硫酸液中の未反応のメタクリルアミド
および/またはメタクリル酸を、発生する水蒸気
に同伴せしめて該廃硫酸液から分離すると共に、
該水蒸気系排出ガスが、実質的に非凝縮のガスと
して扱える条件下で水および/またはアルカリ水
溶液と接触させガス吸収操作を行わしめて上記分
離したメタクリルアミドおよび/またはメタクリ
ル酸を上記水および/またはアルカリ水溶液に吸
収せしめて回収することを特徴とする排ガスから
の有効成分の回収方法。 2 廃硫酸液中に水蒸気および/または不活性ガ
スを吹き込みながら中和・濃縮を行う特許請求の
範囲第1項記載の方法。 3 メタクリルアミドおよび/またはメタクリル
酸を分離吸収した水および/またはアルカリ水溶
液をエステル化行程に循環してメタクリル酸アル
キルエステルとして回収することを特徴とする特
許請求の範囲第1項記載の方法。 4 メタクリルアミドおよび/またはメタクリル
酸を分離吸収した水および/またはアルカリ水溶
液のPHが7〜10の範囲に保持されるように制御す
る特許請求の範囲第1項記載の方法。 5 メタクリルアミド若しくはメタクリル酸を硫
酸存在下に低級脂肪族アルコールと反応せしめて
エステル化しメタクリル酸アルキルエステルを製
造するに方法に於いて、上記エステル化行程から
排出される上記硫酸を含有する廃液(以下廃硫酸
液と云う)をアルカリで中和・濃縮して硫酸塩と
して回収するに際し、該廃硫酸液層内部から水蒸
気が効果的に発生するようにして該中和・濃縮を
行つて該廃硫酸液中の未反応のメタクリルアミド
および/またはメタクリル酸および低級脂肪族ア
ルコールを発生する水蒸気に同伴せしめて該廃硫
酸液から分離すると共に、該水蒸気系排出ガス
が、実質的に非凝縮のガスとして扱える条件下で
水および/またはアルカリ水溶液と接触させガス
吸収操作を行わしめてメタクリルアミドおよび/
またはメタクリル酸を上記水および/またはアル
カリ水溶液に吸収せしめて回収しこれをエステル
化行程に循環してメタクリル酸エステルとして回
収するとともに、上記吸収処理の行われた後の水
蒸気系排出ガスから、まずその凝縮成分の20〜60
%を不活性ガスの存在下に部分凝縮せしめて予め
除き、引き続いて残る未凝縮の部分を全凝縮せし
めて得られる低級脂肪族アルコールを含有する凝
縮液を、エルテル化行程に循環して再使用するこ
とを特徴とする排ガスからの有効成分の回収方
法。 6 メタクリルアミド等を除去した水蒸気系排出
ガスに不活性ガスを導入混合した後、部分凝縮操
作を行う特許請求の範囲第5項記載の方法。 7 廃硫酸液中に水蒸気および/または不活性ガ
スを吹き込みながら中和・濃縮を行う特許請求の
範囲第5項記載の方法。 8 メタクリルアミドおよび/またはメタクリル
酸を分離吸収した水および/またはアルカリ水溶
液のPHが7〜10の範囲に保持されるように制御す
る特許請求の範囲第5項記載の方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP58114289A JPS606636A (ja) | 1983-06-27 | 1983-06-27 | 排ガスからの有効成分の回収方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP58114289A JPS606636A (ja) | 1983-06-27 | 1983-06-27 | 排ガスからの有効成分の回収方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS606636A JPS606636A (ja) | 1985-01-14 |
| JPH047336B2 true JPH047336B2 (ja) | 1992-02-10 |
Family
ID=14634119
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP58114289A Granted JPS606636A (ja) | 1983-06-27 | 1983-06-27 | 排ガスからの有効成分の回収方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS606636A (ja) |
Families Citing this family (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US5749944A (en) * | 1997-03-11 | 1998-05-12 | Eastman Chemical Company | Process and apparatus for the removal of dimethyl ester vapors or particles emitted during the storage of dimethyl esters |
| JP5489726B2 (ja) * | 2007-01-26 | 2014-05-14 | ビーエーエスエフ ソシエタス・ヨーロピア | アクリル酸の製造方法 |
| JP5961522B2 (ja) * | 2012-10-15 | 2016-08-02 | 株式会社日本触媒 | 廃ガスの処理方法 |
| CN115006967B (zh) * | 2022-08-04 | 2022-11-18 | 浙江晨阳新材料有限公司 | 一种燃料电池生产中含醇废气的处理方法及装置 |
-
1983
- 1983-06-27 JP JP58114289A patent/JPS606636A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS606636A (ja) | 1985-01-14 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| US4053507A (en) | Method of recovering unreacted materials and heat in urea synthesis | |
| CA2871771C (en) | Urea production plant | |
| US4314077A (en) | Method for the production of urea and purification of water | |
| EP1203765B1 (en) | Process for the synthesis of urea | |
| JPS60204749A (ja) | ニトロベンゼンの製造方法 | |
| EP0029536A1 (en) | Process for removing and recovering ammonia from aqueous liquors | |
| RU2739768C2 (ru) | Способ совмещенного производства мочевины и мочевино-аммониевого нитрата | |
| EP0093466B1 (en) | Process for the preparation of urea | |
| BRPI0720245B1 (pt) | aparelho e processo para preparar metacrilatos de alquila como produto da reação, e seu uso | |
| HU188717B (en) | Method for removing the urea, ammonia and carbon dioxide from lean aqueous solution | |
| US4062930A (en) | Method of production of anhydrous hydrogen fluoride | |
| US4801745A (en) | Improved process for the preparation of urea | |
| US4231961A (en) | Process for preparation of urea | |
| CN1004809B (zh) | 尿素生产工艺过程 | |
| JPH047336B2 (ja) | ||
| KR870001143B1 (ko) | 요소의 제조방법 | |
| US5597454A (en) | Process for producing urea | |
| SU1367853A3 (ru) | Способ получени нитрата аммони | |
| RU2050351C1 (ru) | Способ получения карбамида | |
| JPS61268635A (ja) | 二塩化エタンの製造方法 | |
| US3387927A (en) | Method of regenerating waste pickle liquors | |
| SU1153825A3 (ru) | Способ получени мочевины | |
| JPH0547485B2 (ja) | ||
| US4110374A (en) | Process for separating and recovering unreacted materials in urea synthesis | |
| JPS6129943B2 (ja) |