JPH0473948B2 - - Google Patents
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- JPH0473948B2 JPH0473948B2 JP60123836A JP12383685A JPH0473948B2 JP H0473948 B2 JPH0473948 B2 JP H0473948B2 JP 60123836 A JP60123836 A JP 60123836A JP 12383685 A JP12383685 A JP 12383685A JP H0473948 B2 JPH0473948 B2 JP H0473948B2
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- photosensitive layer
- azo pigment
- electrophotographic photoreceptor
- photoreceptor
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- G—PHYSICS
- G03—PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
- G03G—ELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
- G03G5/00—Recording-members for original recording by exposure, e.g. to light, to heat or to electrons; Manufacture thereof; Selection of materials therefor
- G03G5/02—Charge-receiving layers
- G03G5/04—Photoconductive layers; Charge-generation layers or charge-transporting layers; Additives therefor; Binders therefor
- G03G5/06—Photoconductive layers; Charge-generation layers or charge-transporting layers; Additives therefor; Binders therefor characterised by the photoconductive material being organic
- G03G5/0664—Dyes
- G03G5/0675—Azo dyes
- G03G5/0687—Trisazo dyes
- G03G5/0688—Trisazo dyes containing hetero rings
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- Physics & Mathematics (AREA)
- General Physics & Mathematics (AREA)
- Photoreceptors In Electrophotography (AREA)
Description
(A) 産業上の利用分野
本発明は、電子写真感光体に関し、詳しくは、
アゾ顔料を含有する感光層を有する新規な電子写
真感光体に関する。 更に、詳しくは、高感度にして且繰り返し使用
に適した近赤外領域まで感度を有する高耐久性電
子写真感光体に関する。 (B) 従来技術及びその問題点 従来、電子写真感光体としては、セレン、酸化
亜鉛、硫化カドミウム等の無機光導電体を主成分
とする感光層を有するものが広く知られていた。
しかし、これらは感度、熱安定性、耐湿性、耐久
性等において必ずしも満足し得るものではなく、
また特に、セレンおよび硫化カドミウムは、毒性
の為に、製造上、取り扱い上にも制約があつた。
一方、有機光導電性化合物を主成分とする感光層
を有する電子写真感光体は、製造が比較的容易で
あること。また一般にセレン感光体に比べて、熱
安定性が優れていることなど多くの利点を有し、
近年多くの注目を集めている。 このような、有機光導電性化合物としては、ポ
リ−N−ビニルカルバゾールが良く知られてお
り、これと2,4,7−トリニトロ−9−フルオ
レノン等のルイス酸とから形成される電荷移動錯
体を主成分とする感光層を有する電子写真感光体
は、感度および耐久性において必ずしも満足でき
るものではない。 一方、キヤリア発生機能とキヤリ移動機能とを
それぞれ別個の物質に分担させるようにした積層
型あるいは分散型の機能分離型感光体は、各々の
材料の選択範囲が広く、帯電特性、感度、耐久性
等の電子写真特性において任意の特性を有する電
子写真感光体を比較的容易に作成し得るという利
点をもつている。 従来、キヤリア発生物質あるいはキヤリア移動
物質として種々のものが提案されている。 たとえば、無定形セレンから成るキヤリア発生
層とポリ−N−ビニルカルバゾールを主成分とす
るキヤリア移動層とを組み合わせた感光層を有す
る電子写真感光体が実用化されている。 しかし、無定形セレンから成るキヤリア発生層
は耐久性に劣るという欠点を有する。 また、有機染料や顔料をキヤリア発生物質とし
て用いることが、種々提案されており例えばモノ
アゾ顔料やビスアゾ顔料を感光層中に含有する電
子写真感光体として、特公昭48−30513号公報、
特開昭52−4241号公報、特開昭54−46558号公報、
特公昭56−11945号公報等がすでに公知である。 しかし、これらのアゾ顔料は、感度、残留電位
あるいは繰り返し使用した場合の安定性等の特性
において必ずしも満足し得るものではなく、ま
た、キヤリア移動物質の選択範囲も限定されるな
ど、電子写真プロセスの幅広い要求を充分に満足
させるものは、未だ得られていないのが実情であ
る。 (C) 発明の目的 本発明の目的は、熱および光に対して安定で且
つキヤリア発生能に優れたアゾ顔料を含有する電
子写真感光体を提供することにある。 本発明の他の目的は、高感度にして残留電位が
小さく、且つ繰り返し使用してもそれらの特性が
変化しない、耐久性の優れた電子写真感光体を提
供することにある。 本発明の更に他の目的は、広範なキヤリア移動
物質との組み合わせにおいても、有効にキヤリア
発生物質として作用し得得るアゾ顔料を含有する
電子写真感光体を提供することにある。 (D) 発明の構成 本発明者らは、以上の目的を達成すべく鋭意研
究の結果、下記一般式()で示されるアゾ顔料
が感光体の有効成分として働き得ることを見い出
し、本発明を完成したものである。 (式中Cpはカツプラー残基である。) Cpは、ジアゾ基と反応するカツプラーの残基
を示すが、特に下記の一般式()で示される構
造のカツプラー残基が有効である。 (式中Yはベンゼン環と縮合してナフタレン、
アントラセン環などの多環式芳香族環または、ベ
ンゼン環と縮合してカルバゾール環、ベンゾカル
バゾール環、ジベンジフラン環などの複素環を形
成するに必要な原子群を示す。R1は置換されて
も良いアルキル基(例えば、メチル基、エチル
基、n−プロピル基、iso−プロピル基、n−ブ
チル基、sec−ブチル基、アミル基、1−オクチ
ル基、ベンジル基、p−クロルベンジル基、3,
4−ジクロルベンジル基、p−メチルベンジル
基、2−フエニルエチル基、α−ナフチルメチル
基、βナフチルメチル基)アリール基(例えばフ
エニル基、トリル基、キシリル基、ビフエニル
基、クロロフエニル基、ジクロロフエニル基、ブ
ロムフエニル基、メトキシフエニル基、エトキシ
フエニル基、ブトキシフエニル基、フエノキシフ
エニル基、ニトロフエニル基、シアノフエニル
基、ヒドロキシフエニル基、カルボキシフエニル
基、N,N−ジメチルアミノフエニル基、α,
α,α−トリフロロメチルフエニル基、メチルチ
オフエニル基、α−ナフチル基、β−ナフチル基
等) R2はR1と複素環基、(例えば、チアゾリル基、
5−ニトロチアゾリル基、カルバゾリル基、イン
ドリル基、ピロリル基、アクリジル基、ベンゾ(b)
チオフエニル、ベンゾイミダゾリル基、オキサゾ
リル基、クロルオキサゾリル基、トリアゾリル
基、ピペリジル基、ピリジル基、キノリル基)を
示す。R3はO,S,−NHを示し、R4、R5は水
素、置換されても良いアルキル基、ニトロ基、メ
トキシ基、エトキシ基、アセチル基、シアノ基、
ハロゲンを示す。 Zは5員環、6員環を形成するに必要な鎖式炭
化水素である。〕 すなわち、本発明においては、前記一般式
()で示されるアゾ顔料を、電子写真感光体の
感光層を構成する光導電性物質として用いること
により、また本発明のアゾ顔料の優れたキヤリア
発生能のみを利用し、これをキヤリアの発生と移
動とをそれぞれ別個の物質で行なう。 いわゆる機能分離型電子写真感光体のキヤリア
発生物質として用いることにより、皮膜物性に優
れ、電荷保持力、感度、残留電位等の電子写真特
性に優れ、且つ繰り返し使用した時にも、疲労劣
化が少ない上、熱あるいは光に対しても上述の特
性が変化することがなく、安定した特性を発揮し
得る電子写真感光体を作成することが出来る。 前記一般式で示される本発明に有用なアゾ顔料
の具体例としては、例えば次の構造式を有するも
のが、挙げられるが、これによつて本発明のアゾ
顔料が限定されるものではない。 例示アゾ顔料 前記一般式()で示されるトリス体アゾ顔料
は一般式 で示される3価のアミノ体を常法によつてジアゾ
化し、次いで対応するカツプラーをアルカリの存
在下でカツプリングするか、または前述の3価の
アミノ体のジアゾニウム塩をホウフツ化塩あるい
は塩化亜鉛複塩等の形で、一且単離した後、適当
な溶媒(例えば、N,N−ジメチルホルムアミ
ド、ジメチルスルホキサイド、エタノール、ジオ
キサン)中で、有機系もしくは無機系アルカリの
存在下でカツプラーとカツプリング反応さすこと
により容易に合成することができる。 本発明の電子写真感光体は、前記一般式()
で表わされるアゾ顔料を1種または2種以上含有
する感光層を有する。種々の形態の感光層が周知
であるが、本発明の電子写真用感光体の感光層は
そのいずれにあつてもよい。通常、次に例示する
タイプの感光層である。 アゾ顔料からなる感光層 アゾ顔料をバインダー中に分散させた感光層 アゾ顔料を周知の電荷移動物質中に分散させ
た感光層 前記〜の感光層を電荷発生層とし、これ
に周知の電荷移動物質を含む電荷移動層を積層
した感光層 前記一般式で表わされるアゾ顔料は、光を吸収
すると極めて高い効率で電荷キヤリヤーを発生す
る。発生したキヤリヤーはアゾ顔料を媒体として
移動することもできるが、周知の電荷移動物質を
媒体として移動させる方が好ましい。この点から
及びの形態の感光層がとくに好ましい。 電荷移動物質は一般に電子の移動物質とホール
の移動物質との2種類に分類されるが、本発明の
感光体の感光層には両者とも使用することがで
き、同種の機能を有するものの混合物又、異種の
機能を有するものの混合物をも使用できる。電子
の移動を有する物質としては、ニトロ基、シアノ
基、エステル基等の電子吸引基を有する電子吸引
性化合物であり、これらのものとして例えば、
2,4,7−トリニトロフルオレノン、2,4,
5,7−テトラニトロフルオレノン等のニトロ化
フルオレノン、あるいはテトラシアノキノジメタ
ン、テトラシアノエチレン、2,4,5,7−テ
トラニトロキサントン、2,4,8−トリニトロ
チオキサントン等の化合物や、これら電子吸収性
化合物を高分子化したもの等があげられる。 また、ホールの移動媒体としては、電子供与性
の有機光導電性化合物としては、例えば次のよう
なものがあげられる。 などをあげることができる。その他高分子化合物
として、ポリ−N−ビニルカルバゾール、ハロゲ
ン化ポリ−N−ビニルカルバゾール、ポリビニル
ピレン、ポリビニルアントラセン、ポリビニルア
クリジン、ポリグリシジルカルバゾール、ポリビ
ニルアセナフチレン、エチルカルバゾール−ホル
ムアルデヒド樹脂、なども用いることができる。 キヤリヤー移動物質は、ここに記載したものに
限定されるものでなく、その使用に際してはキヤ
リヤー移動物質を1種あるいは2種類以上混合し
て用いることができる。 本発明電子写真用感光体は常法に従つて製造す
ることができる。 例えば前記のタイプの感光層を有する電子写
真用感光体は、前記一般式()で表わされるア
ゾ顔料を適当な媒体中に溶解ないし分散させて得
られる塗布液を導電性支持体上に塗布、乾燥し、
通常数0.1μm〜数10μmの膜厚の感光層を形成さ
せることにより製造することができる。 塗布液調整用の媒体としては、n−ブチルアミ
ン、エチレンジアミン等のテトラキスアゾ顔料を
溶解する塩基性溶剤あるいは、テトラヒドロフラ
ン、1,4−ジオキサン等のエーテル類:メチル
エチルケトン、シクロヘキサノン等のケトン類:
トルエン、キシレン等の芳香族炭化水素:N,N
−ジメチルホルムアミド、アセトニトリル、N−
メチルピロリドン、ジメチルスルホキシド等の非
プロトン性極性溶媒:メタノール、エタノール、
イソプロパノール等のアルコール類:酢酸エチ
ル、酢酸メチル、メチルセロソルブアセテート等
のエステル類:ジクロルエタン、クロロホルム等
の塩素化炭化水素などのアゾ顔料を分散させる媒
体が挙げられる。 アゾ顔料を分散させる媒体を用いる場合には、
アゾ顔料を粒径5μm以下、好ましくは3μm以下、
最適には1μm以下に微粒子化する必要がある。 また、感光層が形成される導電性支持体として
は周知の電子写真感光体に採用されているものが
いずれも使用できる。 具体的には、例えばアルミニウム、銅等の金属
ドラム、シートあるいはこれらの金属箔のラミネ
ート物、蒸着物等が挙げられる。 更に、金属粉末、カーボンブラツク、ヨウ化
銅、高分子電解質等の導電性物質を適当なバイン
ダーとともに塗布して導電処理したプラスチツク
フイルム、プラスチツクドラム、紙等が挙げられ
る。また、金属粉末、カーボンブラツク、炭素繊
維等の導電性物質を含有し、導電性となつたプラ
スチツクのシートやドラムが挙げられる。 前記のタイプの感光層を形成させる際に用い
られる塗布液にバインダーを溶解させれば、前記
のタイプの感光層を有する電子写真用感光体を
製造することができる。 この場合、塗布液の媒体はバインダーを溶解す
るものであることが好ましい。 バインダーとしては、スチレン、酢酸ビニル、
アクリル酸エステル、メタクリル酸エステル等の
ビニル化合物の重合体および共重合体、フエノキ
シ樹脂、ポリスルホン、アリレート樹脂、ポリカ
ーボネイト、ポリエステル、セルロースエステ
ル、セルロースエーテル、ウレタン樹脂、エポキ
シ樹脂、アクリルポリオール樹脂等の各種ポリマ
ーが挙げられる。 バインダーの使用量は、通常アゾ顔料に対し、
0.1〜5重量倍の範囲である。 なお、このタイプの感光層を形成させるにあた
つては、テトラキスアゾ顔料をバインダー中に細
かい、例えば粒径3μm以下、とくに1μm以下の微
粒子状態で存在させることが好ましい。 同様に、前記のタイプの感光層を形成させる
際に用いられる塗布液に電荷移動媒体を溶解させ
れば、前記のタイプの感光層を有する電子写真
用感光体を製造することができる。 電荷移動媒体としては先に例示したものをいず
れも使用することができる。 ポリビニルカルバゾール、ポリグリシジルカル
バゾール等のそれ自身バインダーとして使用でき
る電荷移動媒体はともかく、他のものはバインダ
ーを使用することが好ましい。 バインダーとしては、先に例示したものがいず
れも使用できる。 この場合、バインダーの使用量はアゾ顔料に対
し通常5〜1000重量倍の範囲であり、また電荷移
動媒体の使用量はバインダーに対し普通0.2〜3.0
重量倍、好ましくは0.3〜1.2重量倍の範囲であ
る。それ自身バインダーとして使用できる電荷移
動媒体の場合には、アゾ顔料に対し普通5〜10重
量倍用いられる。 このタイプの感光層も前記のタイプの感光層
同様、アゾ顔料を電荷移動媒体及びバインダー中
に微粒子状態で存在させることが好ましい。 前記〜のタイプの感光層上に電荷移動媒体
を適当な媒体に溶解させて得られる塗布液を塗
布、乾燥し電荷移動層を形成させれば、前記の
タイプの感光層を有する電子写真用感光体を製造
することができる。 この場合、前記〜のタイプの感光層は、電
荷発生層の役割を果す。電荷移動層は必ずしも電
荷発生層の上部に設ける必要はなく、電荷発生層
と導電性支持体の間に設けてもよい。 しかし、耐久性の点から前者の方が好ましい。 電荷移動層の形成は前記の感光層を形成する
のと同様に行なわれる。すなわち、前記の感光
層を形成するための塗布液からアゾ顔料を除いた
ものを塗布液として使用すればよい。 通常電荷移動層は5〜50μmの厚さである。 勿論、本発明電子写真用感光体の感光層は周知
の増感剤を含んでいてもよい。 好適な増感剤としては、有機光導電性物質と電
荷移動錯体を形成するルイス酸や染料色素が挙げ
られる。 ルイス酸としては、例えばクロラニル、2,3
−ジクロル−1,4−ナフトキノン、2−メチル
アントラキノン、1−ニトロアントラキノン、1
−クロル−5−ニトロアントラキノン、2−クロ
ルアントラキノン、フエナントレンキノンの様な
キノン類、4−ニトロベンズアルデヒドなどのア
ルデヒド類、9−ベンゾイルアントラセン、イン
ダンジオン、3,5−ジニトロベンゾフエノン、
3,3′,5,5′−テトラニトロベンゾフエノン等
のケトン類、無水フタル酸、4−クロルナフタル
酸無水物等の酸無水物、テトラシアアノエチレ
ン、テレフタ−ルマロンジニトリル、4−ニトロ
ベンザルマロンニトリル等のシアノ化合物:3−
ベンザルフタリド、3−(α−シアノp−ニトロ
ベンザル)フタリド、3−(α−シアノ−p−シ
アノベンザル)フタリド類等の電子吸引性化合物
が挙げられる。 染料としては、例えばメチルバイオレツト、ブ
リリアントグリーン、クリスタルバイオレツト等
のトリフエニルメタン染料、メチレンブルーなど
のチアジン染料、キニザリン等のキノン染料およ
びシアニン染料やビリリウム塩、チアピリリウム
塩、ベンゾビリリウム塩等が挙げられる。 この他にもセレン、セレン−ヒ素合金などの無
機光導電性微粒子、銅−フタロシアニン顔料、ペ
リレン顔料などの有機光導電性顔料を含有してい
てもよい。 更に、本発明電子写真用感光体の感光層は成膜
性、可撓性、機械的強度を向上させるために周知
の可塑剤を含有していてもよい。可塑剤として
は、フタル酸エステル、りん酸エステル、エポキ
シ化合物、塩素化パラフイン、塩素化脂肪酸エス
テルメチルナフタリンなどの芳香族化合物などが
挙げられる。 また、必要に応じて接着層、中間層、透明絶縁
層を有していてもよいことはいうまでもない。 本発明のアゾ顔料を用いた感光体は高感度であ
り、感色性も良好であり、繰返し使用した場合、
感度、帯電性の変動が少なく、光疲労も少なく、
耐久性もきわめてすぐれたものである。 更に本発明感光体は電子写真複写機のほかレー
ザー、ブラウン管(CRT)、発光ダイオード
(LED)を光源とするプリンター及び印刷版の感
光体など電子写真の応用分野も広く用いることが
できる。 (E) 実施例 次に本発明を実施例により更に具体的に説明す
るが、本発明はその要旨をこえない限り以下の実
施例に限定されるものではない。 実施例 1 アルミニウム箔をラミネートしたポリエステル
フイルム(大同化工製アルベツト85、アルミニウ
ム膜厚10μ)より成る導電性支持体上に塩化ビニ
ル:酢ビニル:無水マレイン酸共重合体(積水化
学社製エスレツクMF−10)より成る厚さ0.05μの
中間層を形成し、例示アゾ顔料No.42の2gとポリ
アリレート樹脂(ユニチカ製U−100)2gとを
1,2−ジクロルエタン100mlに加えてペイント
コンデイシヨナー中で約1時間分散せしめて得ら
れるアゾ顔料分散液を、前記中間層上に乾燥後の
膜厚が0.3μとなるように塗布乾燥してキヤリヤー
発生層を形成し、更にキヤリヤー移動物質N,N
−ジベンジルアミノベンズアルデヒド−1,1−
ジフエニルヒドラゾン5gをポリアリレート樹脂
7gと共に、1,2−ジクロロエタン50mlに溶解
した溶液を乾燥後の膜厚が12μとなるように塗布
乾燥してキヤリヤー移動層を形成し、本発明の電
子写真感光体を作製した。本感光体を室温30℃暗
所で、一週間保管した後、本電子写真感光体を静
電紙試験装置「SP−428」(川口電機製作所製)
に装着し、以下の特性試験を行なつた。 即ち、帯電器−6KVの電圧を印加して5秒間
コロナ放電により感光層を帯電せしめその時の電
位Vo(−V)、次いで感光層表面における照度が
3luxとなる状態でハロゲンランプよりの光を照射
して感光層の表面電位を1/2に減衰せしめるのに
必要な露光量E1/2(lux・秒)を求めた。 また30lux・秒の露光量で露光せしめた後の表
面電位、即ち残留電位V30(−V)を求めた。同
様の測定を500回繰り返して行なつた。尚、残留
電位の除電光としてタングステンランプを光源と
して300luxで0.3秒間更に照射露光を行ない完全
に残留電位を0にした。 結果は第1表に示す通りである。
アゾ顔料を含有する感光層を有する新規な電子写
真感光体に関する。 更に、詳しくは、高感度にして且繰り返し使用
に適した近赤外領域まで感度を有する高耐久性電
子写真感光体に関する。 (B) 従来技術及びその問題点 従来、電子写真感光体としては、セレン、酸化
亜鉛、硫化カドミウム等の無機光導電体を主成分
とする感光層を有するものが広く知られていた。
しかし、これらは感度、熱安定性、耐湿性、耐久
性等において必ずしも満足し得るものではなく、
また特に、セレンおよび硫化カドミウムは、毒性
の為に、製造上、取り扱い上にも制約があつた。
一方、有機光導電性化合物を主成分とする感光層
を有する電子写真感光体は、製造が比較的容易で
あること。また一般にセレン感光体に比べて、熱
安定性が優れていることなど多くの利点を有し、
近年多くの注目を集めている。 このような、有機光導電性化合物としては、ポ
リ−N−ビニルカルバゾールが良く知られてお
り、これと2,4,7−トリニトロ−9−フルオ
レノン等のルイス酸とから形成される電荷移動錯
体を主成分とする感光層を有する電子写真感光体
は、感度および耐久性において必ずしも満足でき
るものではない。 一方、キヤリア発生機能とキヤリ移動機能とを
それぞれ別個の物質に分担させるようにした積層
型あるいは分散型の機能分離型感光体は、各々の
材料の選択範囲が広く、帯電特性、感度、耐久性
等の電子写真特性において任意の特性を有する電
子写真感光体を比較的容易に作成し得るという利
点をもつている。 従来、キヤリア発生物質あるいはキヤリア移動
物質として種々のものが提案されている。 たとえば、無定形セレンから成るキヤリア発生
層とポリ−N−ビニルカルバゾールを主成分とす
るキヤリア移動層とを組み合わせた感光層を有す
る電子写真感光体が実用化されている。 しかし、無定形セレンから成るキヤリア発生層
は耐久性に劣るという欠点を有する。 また、有機染料や顔料をキヤリア発生物質とし
て用いることが、種々提案されており例えばモノ
アゾ顔料やビスアゾ顔料を感光層中に含有する電
子写真感光体として、特公昭48−30513号公報、
特開昭52−4241号公報、特開昭54−46558号公報、
特公昭56−11945号公報等がすでに公知である。 しかし、これらのアゾ顔料は、感度、残留電位
あるいは繰り返し使用した場合の安定性等の特性
において必ずしも満足し得るものではなく、ま
た、キヤリア移動物質の選択範囲も限定されるな
ど、電子写真プロセスの幅広い要求を充分に満足
させるものは、未だ得られていないのが実情であ
る。 (C) 発明の目的 本発明の目的は、熱および光に対して安定で且
つキヤリア発生能に優れたアゾ顔料を含有する電
子写真感光体を提供することにある。 本発明の他の目的は、高感度にして残留電位が
小さく、且つ繰り返し使用してもそれらの特性が
変化しない、耐久性の優れた電子写真感光体を提
供することにある。 本発明の更に他の目的は、広範なキヤリア移動
物質との組み合わせにおいても、有効にキヤリア
発生物質として作用し得得るアゾ顔料を含有する
電子写真感光体を提供することにある。 (D) 発明の構成 本発明者らは、以上の目的を達成すべく鋭意研
究の結果、下記一般式()で示されるアゾ顔料
が感光体の有効成分として働き得ることを見い出
し、本発明を完成したものである。 (式中Cpはカツプラー残基である。) Cpは、ジアゾ基と反応するカツプラーの残基
を示すが、特に下記の一般式()で示される構
造のカツプラー残基が有効である。 (式中Yはベンゼン環と縮合してナフタレン、
アントラセン環などの多環式芳香族環または、ベ
ンゼン環と縮合してカルバゾール環、ベンゾカル
バゾール環、ジベンジフラン環などの複素環を形
成するに必要な原子群を示す。R1は置換されて
も良いアルキル基(例えば、メチル基、エチル
基、n−プロピル基、iso−プロピル基、n−ブ
チル基、sec−ブチル基、アミル基、1−オクチ
ル基、ベンジル基、p−クロルベンジル基、3,
4−ジクロルベンジル基、p−メチルベンジル
基、2−フエニルエチル基、α−ナフチルメチル
基、βナフチルメチル基)アリール基(例えばフ
エニル基、トリル基、キシリル基、ビフエニル
基、クロロフエニル基、ジクロロフエニル基、ブ
ロムフエニル基、メトキシフエニル基、エトキシ
フエニル基、ブトキシフエニル基、フエノキシフ
エニル基、ニトロフエニル基、シアノフエニル
基、ヒドロキシフエニル基、カルボキシフエニル
基、N,N−ジメチルアミノフエニル基、α,
α,α−トリフロロメチルフエニル基、メチルチ
オフエニル基、α−ナフチル基、β−ナフチル基
等) R2はR1と複素環基、(例えば、チアゾリル基、
5−ニトロチアゾリル基、カルバゾリル基、イン
ドリル基、ピロリル基、アクリジル基、ベンゾ(b)
チオフエニル、ベンゾイミダゾリル基、オキサゾ
リル基、クロルオキサゾリル基、トリアゾリル
基、ピペリジル基、ピリジル基、キノリル基)を
示す。R3はO,S,−NHを示し、R4、R5は水
素、置換されても良いアルキル基、ニトロ基、メ
トキシ基、エトキシ基、アセチル基、シアノ基、
ハロゲンを示す。 Zは5員環、6員環を形成するに必要な鎖式炭
化水素である。〕 すなわち、本発明においては、前記一般式
()で示されるアゾ顔料を、電子写真感光体の
感光層を構成する光導電性物質として用いること
により、また本発明のアゾ顔料の優れたキヤリア
発生能のみを利用し、これをキヤリアの発生と移
動とをそれぞれ別個の物質で行なう。 いわゆる機能分離型電子写真感光体のキヤリア
発生物質として用いることにより、皮膜物性に優
れ、電荷保持力、感度、残留電位等の電子写真特
性に優れ、且つ繰り返し使用した時にも、疲労劣
化が少ない上、熱あるいは光に対しても上述の特
性が変化することがなく、安定した特性を発揮し
得る電子写真感光体を作成することが出来る。 前記一般式で示される本発明に有用なアゾ顔料
の具体例としては、例えば次の構造式を有するも
のが、挙げられるが、これによつて本発明のアゾ
顔料が限定されるものではない。 例示アゾ顔料 前記一般式()で示されるトリス体アゾ顔料
は一般式 で示される3価のアミノ体を常法によつてジアゾ
化し、次いで対応するカツプラーをアルカリの存
在下でカツプリングするか、または前述の3価の
アミノ体のジアゾニウム塩をホウフツ化塩あるい
は塩化亜鉛複塩等の形で、一且単離した後、適当
な溶媒(例えば、N,N−ジメチルホルムアミ
ド、ジメチルスルホキサイド、エタノール、ジオ
キサン)中で、有機系もしくは無機系アルカリの
存在下でカツプラーとカツプリング反応さすこと
により容易に合成することができる。 本発明の電子写真感光体は、前記一般式()
で表わされるアゾ顔料を1種または2種以上含有
する感光層を有する。種々の形態の感光層が周知
であるが、本発明の電子写真用感光体の感光層は
そのいずれにあつてもよい。通常、次に例示する
タイプの感光層である。 アゾ顔料からなる感光層 アゾ顔料をバインダー中に分散させた感光層 アゾ顔料を周知の電荷移動物質中に分散させ
た感光層 前記〜の感光層を電荷発生層とし、これ
に周知の電荷移動物質を含む電荷移動層を積層
した感光層 前記一般式で表わされるアゾ顔料は、光を吸収
すると極めて高い効率で電荷キヤリヤーを発生す
る。発生したキヤリヤーはアゾ顔料を媒体として
移動することもできるが、周知の電荷移動物質を
媒体として移動させる方が好ましい。この点から
及びの形態の感光層がとくに好ましい。 電荷移動物質は一般に電子の移動物質とホール
の移動物質との2種類に分類されるが、本発明の
感光体の感光層には両者とも使用することがで
き、同種の機能を有するものの混合物又、異種の
機能を有するものの混合物をも使用できる。電子
の移動を有する物質としては、ニトロ基、シアノ
基、エステル基等の電子吸引基を有する電子吸引
性化合物であり、これらのものとして例えば、
2,4,7−トリニトロフルオレノン、2,4,
5,7−テトラニトロフルオレノン等のニトロ化
フルオレノン、あるいはテトラシアノキノジメタ
ン、テトラシアノエチレン、2,4,5,7−テ
トラニトロキサントン、2,4,8−トリニトロ
チオキサントン等の化合物や、これら電子吸収性
化合物を高分子化したもの等があげられる。 また、ホールの移動媒体としては、電子供与性
の有機光導電性化合物としては、例えば次のよう
なものがあげられる。 などをあげることができる。その他高分子化合物
として、ポリ−N−ビニルカルバゾール、ハロゲ
ン化ポリ−N−ビニルカルバゾール、ポリビニル
ピレン、ポリビニルアントラセン、ポリビニルア
クリジン、ポリグリシジルカルバゾール、ポリビ
ニルアセナフチレン、エチルカルバゾール−ホル
ムアルデヒド樹脂、なども用いることができる。 キヤリヤー移動物質は、ここに記載したものに
限定されるものでなく、その使用に際してはキヤ
リヤー移動物質を1種あるいは2種類以上混合し
て用いることができる。 本発明電子写真用感光体は常法に従つて製造す
ることができる。 例えば前記のタイプの感光層を有する電子写
真用感光体は、前記一般式()で表わされるア
ゾ顔料を適当な媒体中に溶解ないし分散させて得
られる塗布液を導電性支持体上に塗布、乾燥し、
通常数0.1μm〜数10μmの膜厚の感光層を形成さ
せることにより製造することができる。 塗布液調整用の媒体としては、n−ブチルアミ
ン、エチレンジアミン等のテトラキスアゾ顔料を
溶解する塩基性溶剤あるいは、テトラヒドロフラ
ン、1,4−ジオキサン等のエーテル類:メチル
エチルケトン、シクロヘキサノン等のケトン類:
トルエン、キシレン等の芳香族炭化水素:N,N
−ジメチルホルムアミド、アセトニトリル、N−
メチルピロリドン、ジメチルスルホキシド等の非
プロトン性極性溶媒:メタノール、エタノール、
イソプロパノール等のアルコール類:酢酸エチ
ル、酢酸メチル、メチルセロソルブアセテート等
のエステル類:ジクロルエタン、クロロホルム等
の塩素化炭化水素などのアゾ顔料を分散させる媒
体が挙げられる。 アゾ顔料を分散させる媒体を用いる場合には、
アゾ顔料を粒径5μm以下、好ましくは3μm以下、
最適には1μm以下に微粒子化する必要がある。 また、感光層が形成される導電性支持体として
は周知の電子写真感光体に採用されているものが
いずれも使用できる。 具体的には、例えばアルミニウム、銅等の金属
ドラム、シートあるいはこれらの金属箔のラミネ
ート物、蒸着物等が挙げられる。 更に、金属粉末、カーボンブラツク、ヨウ化
銅、高分子電解質等の導電性物質を適当なバイン
ダーとともに塗布して導電処理したプラスチツク
フイルム、プラスチツクドラム、紙等が挙げられ
る。また、金属粉末、カーボンブラツク、炭素繊
維等の導電性物質を含有し、導電性となつたプラ
スチツクのシートやドラムが挙げられる。 前記のタイプの感光層を形成させる際に用い
られる塗布液にバインダーを溶解させれば、前記
のタイプの感光層を有する電子写真用感光体を
製造することができる。 この場合、塗布液の媒体はバインダーを溶解す
るものであることが好ましい。 バインダーとしては、スチレン、酢酸ビニル、
アクリル酸エステル、メタクリル酸エステル等の
ビニル化合物の重合体および共重合体、フエノキ
シ樹脂、ポリスルホン、アリレート樹脂、ポリカ
ーボネイト、ポリエステル、セルロースエステ
ル、セルロースエーテル、ウレタン樹脂、エポキ
シ樹脂、アクリルポリオール樹脂等の各種ポリマ
ーが挙げられる。 バインダーの使用量は、通常アゾ顔料に対し、
0.1〜5重量倍の範囲である。 なお、このタイプの感光層を形成させるにあた
つては、テトラキスアゾ顔料をバインダー中に細
かい、例えば粒径3μm以下、とくに1μm以下の微
粒子状態で存在させることが好ましい。 同様に、前記のタイプの感光層を形成させる
際に用いられる塗布液に電荷移動媒体を溶解させ
れば、前記のタイプの感光層を有する電子写真
用感光体を製造することができる。 電荷移動媒体としては先に例示したものをいず
れも使用することができる。 ポリビニルカルバゾール、ポリグリシジルカル
バゾール等のそれ自身バインダーとして使用でき
る電荷移動媒体はともかく、他のものはバインダ
ーを使用することが好ましい。 バインダーとしては、先に例示したものがいず
れも使用できる。 この場合、バインダーの使用量はアゾ顔料に対
し通常5〜1000重量倍の範囲であり、また電荷移
動媒体の使用量はバインダーに対し普通0.2〜3.0
重量倍、好ましくは0.3〜1.2重量倍の範囲であ
る。それ自身バインダーとして使用できる電荷移
動媒体の場合には、アゾ顔料に対し普通5〜10重
量倍用いられる。 このタイプの感光層も前記のタイプの感光層
同様、アゾ顔料を電荷移動媒体及びバインダー中
に微粒子状態で存在させることが好ましい。 前記〜のタイプの感光層上に電荷移動媒体
を適当な媒体に溶解させて得られる塗布液を塗
布、乾燥し電荷移動層を形成させれば、前記の
タイプの感光層を有する電子写真用感光体を製造
することができる。 この場合、前記〜のタイプの感光層は、電
荷発生層の役割を果す。電荷移動層は必ずしも電
荷発生層の上部に設ける必要はなく、電荷発生層
と導電性支持体の間に設けてもよい。 しかし、耐久性の点から前者の方が好ましい。 電荷移動層の形成は前記の感光層を形成する
のと同様に行なわれる。すなわち、前記の感光
層を形成するための塗布液からアゾ顔料を除いた
ものを塗布液として使用すればよい。 通常電荷移動層は5〜50μmの厚さである。 勿論、本発明電子写真用感光体の感光層は周知
の増感剤を含んでいてもよい。 好適な増感剤としては、有機光導電性物質と電
荷移動錯体を形成するルイス酸や染料色素が挙げ
られる。 ルイス酸としては、例えばクロラニル、2,3
−ジクロル−1,4−ナフトキノン、2−メチル
アントラキノン、1−ニトロアントラキノン、1
−クロル−5−ニトロアントラキノン、2−クロ
ルアントラキノン、フエナントレンキノンの様な
キノン類、4−ニトロベンズアルデヒドなどのア
ルデヒド類、9−ベンゾイルアントラセン、イン
ダンジオン、3,5−ジニトロベンゾフエノン、
3,3′,5,5′−テトラニトロベンゾフエノン等
のケトン類、無水フタル酸、4−クロルナフタル
酸無水物等の酸無水物、テトラシアアノエチレ
ン、テレフタ−ルマロンジニトリル、4−ニトロ
ベンザルマロンニトリル等のシアノ化合物:3−
ベンザルフタリド、3−(α−シアノp−ニトロ
ベンザル)フタリド、3−(α−シアノ−p−シ
アノベンザル)フタリド類等の電子吸引性化合物
が挙げられる。 染料としては、例えばメチルバイオレツト、ブ
リリアントグリーン、クリスタルバイオレツト等
のトリフエニルメタン染料、メチレンブルーなど
のチアジン染料、キニザリン等のキノン染料およ
びシアニン染料やビリリウム塩、チアピリリウム
塩、ベンゾビリリウム塩等が挙げられる。 この他にもセレン、セレン−ヒ素合金などの無
機光導電性微粒子、銅−フタロシアニン顔料、ペ
リレン顔料などの有機光導電性顔料を含有してい
てもよい。 更に、本発明電子写真用感光体の感光層は成膜
性、可撓性、機械的強度を向上させるために周知
の可塑剤を含有していてもよい。可塑剤として
は、フタル酸エステル、りん酸エステル、エポキ
シ化合物、塩素化パラフイン、塩素化脂肪酸エス
テルメチルナフタリンなどの芳香族化合物などが
挙げられる。 また、必要に応じて接着層、中間層、透明絶縁
層を有していてもよいことはいうまでもない。 本発明のアゾ顔料を用いた感光体は高感度であ
り、感色性も良好であり、繰返し使用した場合、
感度、帯電性の変動が少なく、光疲労も少なく、
耐久性もきわめてすぐれたものである。 更に本発明感光体は電子写真複写機のほかレー
ザー、ブラウン管(CRT)、発光ダイオード
(LED)を光源とするプリンター及び印刷版の感
光体など電子写真の応用分野も広く用いることが
できる。 (E) 実施例 次に本発明を実施例により更に具体的に説明す
るが、本発明はその要旨をこえない限り以下の実
施例に限定されるものではない。 実施例 1 アルミニウム箔をラミネートしたポリエステル
フイルム(大同化工製アルベツト85、アルミニウ
ム膜厚10μ)より成る導電性支持体上に塩化ビニ
ル:酢ビニル:無水マレイン酸共重合体(積水化
学社製エスレツクMF−10)より成る厚さ0.05μの
中間層を形成し、例示アゾ顔料No.42の2gとポリ
アリレート樹脂(ユニチカ製U−100)2gとを
1,2−ジクロルエタン100mlに加えてペイント
コンデイシヨナー中で約1時間分散せしめて得ら
れるアゾ顔料分散液を、前記中間層上に乾燥後の
膜厚が0.3μとなるように塗布乾燥してキヤリヤー
発生層を形成し、更にキヤリヤー移動物質N,N
−ジベンジルアミノベンズアルデヒド−1,1−
ジフエニルヒドラゾン5gをポリアリレート樹脂
7gと共に、1,2−ジクロロエタン50mlに溶解
した溶液を乾燥後の膜厚が12μとなるように塗布
乾燥してキヤリヤー移動層を形成し、本発明の電
子写真感光体を作製した。本感光体を室温30℃暗
所で、一週間保管した後、本電子写真感光体を静
電紙試験装置「SP−428」(川口電機製作所製)
に装着し、以下の特性試験を行なつた。 即ち、帯電器−6KVの電圧を印加して5秒間
コロナ放電により感光層を帯電せしめその時の電
位Vo(−V)、次いで感光層表面における照度が
3luxとなる状態でハロゲンランプよりの光を照射
して感光層の表面電位を1/2に減衰せしめるのに
必要な露光量E1/2(lux・秒)を求めた。 また30lux・秒の露光量で露光せしめた後の表
面電位、即ち残留電位V30(−V)を求めた。同
様の測定を500回繰り返して行なつた。尚、残留
電位の除電光としてタングステンランプを光源と
して300luxで0.3秒間更に照射露光を行ない完全
に残留電位を0にした。 結果は第1表に示す通りである。
【表】
実施例 2〜5
キヤリヤー発生物質として、各々例示アゾ顔料
3,11,18,53を用いたほかは、実施例1と同様
にして合計5種類の本発明電子写真感光体を作成
し、その各々について同様の特性試験を行なつ
た。 結果は第2表に示す通りである。
3,11,18,53を用いたほかは、実施例1と同様
にして合計5種類の本発明電子写真感光体を作成
し、その各々について同様の特性試験を行なつ
た。 結果は第2表に示す通りである。
【表】
実施例 6
実施例1で得たシート状電子写真感光体の反射
スペクトルを積分球を装置した分光光度計(島津
製UV−365)より測定し、本感光体の可部部に
於ける最大吸収波長は600nmより700nm付近まで
ブロードにある事が判明した。 更に、本感光体の500nm〜750nmの間の分光感
度をモノクロルメーターを用いて測定し、その結
果を第1図に示した。 この図より本感光体は650nm〜720nm付近でほ
ぼ一定の最大分光感度を有し、光源として発光ダ
イオード、He−Neレーザー等を用いても十分実
用感度に耐えうる感光体である事が判明した。 実施例 7 アルミニウムより成る直径60mmのドラムの外側
表面上に、ブチラール樹脂(重合度約700和光純
薬製)より成る厚さ0.02μの中間層を形成し、例
示アゾ顔料29の2gをポリアリレート樹脂2gを
溶解したテトラヒドロフラン100mlに加えてペイ
ントコンデイシヨナーを用いて約3時間分散せし
めて得られる分散液を、前記中間層上に乾燥後の
膜厚が0.5μとなるように塗布乾燥してキヤリヤー
発生層を形成した。このキヤリヤー発生層上に構
造式 N,N−ジエチルアミノベンズアルデヒド−N−
フエニル−N−アリルヒドラゾン11g及びポリカ
ーボネート樹脂 (帝人製パンライトL−250)12gと共に1,
2−ジクロルエタン100mlに溶解した溶液を、乾
燥後の膜厚15μとなるように塗布乾燥してキヤリ
ヤー移動層を形成し、本発明に係るドラム型電子
写真感光体を作製した。 この電子写真感光体を市販のカートリツジ式電
子写真複写機の当社改造機に装着し、複写画像を
形成せしめたところ、コントラストが高くて原稿
に忠実でかつ鮮明な可視像が得られた。 又、複写を1000回繰り返したが、最後まで第1
回目と同等の可視像が得られた。 実施例 8 実施例7で得たドラム型電子写真感光体の反射
スペクトルを実施例6で用いた分光光度計(島津
製UV−365)より測定し、本感光体の可視部に
於ける最大吸収波長は670nm及び760nm付近にあ
る事が判明した。 更に本感光体の550nm〜850nmの間の分光感度
をモノクロメーターを用いて測定し、その結果を
第2図に示した。 光源として発光ダイオード、半導体レーザーを
用いても十分実用感度に耐えうる感光体である事
がわかつた。 実施例 9 砂目立した表面酸化のAl板上にスチレン:n
−ブチルメタクリレート:メタクリル酸共重合体
(スチレン:n−ブチルメタクリレート=1:2
重量比、酸価250)と例示アゾ顔料18及びN,N
−ジエチルアミノベンズアルデヒド−1−フエニ
ル基−1−エチルヒドラゾンを1.5:0.25の重合
比で配合し、これをジオキサン中で溶解(樹脂成
分ヒドラゾン化合物)分散(アゾ顔料)した液を
塗布乾燥し、膜厚5μの一層型感光体について前
述の静電紙試験装置により電子写真特性試験を行
なつた。 加電圧 +6KV Vo=510Volt E1/2=5.3lux・sec であつた。 又、本感光体を現像剤(トナー)で可視像化
し、次いでアルカリ性処理水溶液(例えば3%ト
リエタノールアミン、10%炭酸アンモニウム、15
%平均分子量190〜210のポリエチレングリコー
ル、5%ベンジルアルコール)で処理するとトナ
ー非付着部は容易に溶出し、次いでケイ酸ソーダ
ーを含んだ水で水洗いすることによつて印刷原版
が容易に作成することができた。 この原版を用いてオフセツト印刷を行なうと約
10万枚の印刷にも耐える事がわかつた。 尚、トナー可視像を得る為の(光源:ハロゲン
ランプ)最適露光量100lux・secで、又、印刷原
版を作成する際、版下材料を用いずダイレクト製
版により行なつた。 実施例 10 実施例9で得た印刷版の750nm及び780nmの分
光感度は、0.35μJ/cm2及び0.40μJ/cm2であつた。
光源として780nmのレーザー光を用いた以外、実
施例9と同様にしてオフセツト印刷を行なうと実
施例9と同様10万枚目の印刷にも耐え、かつ解像
力もmm当り50本以上有するすぐれた刷版である事
が判明した。
スペクトルを積分球を装置した分光光度計(島津
製UV−365)より測定し、本感光体の可部部に
於ける最大吸収波長は600nmより700nm付近まで
ブロードにある事が判明した。 更に、本感光体の500nm〜750nmの間の分光感
度をモノクロルメーターを用いて測定し、その結
果を第1図に示した。 この図より本感光体は650nm〜720nm付近でほ
ぼ一定の最大分光感度を有し、光源として発光ダ
イオード、He−Neレーザー等を用いても十分実
用感度に耐えうる感光体である事が判明した。 実施例 7 アルミニウムより成る直径60mmのドラムの外側
表面上に、ブチラール樹脂(重合度約700和光純
薬製)より成る厚さ0.02μの中間層を形成し、例
示アゾ顔料29の2gをポリアリレート樹脂2gを
溶解したテトラヒドロフラン100mlに加えてペイ
ントコンデイシヨナーを用いて約3時間分散せし
めて得られる分散液を、前記中間層上に乾燥後の
膜厚が0.5μとなるように塗布乾燥してキヤリヤー
発生層を形成した。このキヤリヤー発生層上に構
造式 N,N−ジエチルアミノベンズアルデヒド−N−
フエニル−N−アリルヒドラゾン11g及びポリカ
ーボネート樹脂 (帝人製パンライトL−250)12gと共に1,
2−ジクロルエタン100mlに溶解した溶液を、乾
燥後の膜厚15μとなるように塗布乾燥してキヤリ
ヤー移動層を形成し、本発明に係るドラム型電子
写真感光体を作製した。 この電子写真感光体を市販のカートリツジ式電
子写真複写機の当社改造機に装着し、複写画像を
形成せしめたところ、コントラストが高くて原稿
に忠実でかつ鮮明な可視像が得られた。 又、複写を1000回繰り返したが、最後まで第1
回目と同等の可視像が得られた。 実施例 8 実施例7で得たドラム型電子写真感光体の反射
スペクトルを実施例6で用いた分光光度計(島津
製UV−365)より測定し、本感光体の可視部に
於ける最大吸収波長は670nm及び760nm付近にあ
る事が判明した。 更に本感光体の550nm〜850nmの間の分光感度
をモノクロメーターを用いて測定し、その結果を
第2図に示した。 光源として発光ダイオード、半導体レーザーを
用いても十分実用感度に耐えうる感光体である事
がわかつた。 実施例 9 砂目立した表面酸化のAl板上にスチレン:n
−ブチルメタクリレート:メタクリル酸共重合体
(スチレン:n−ブチルメタクリレート=1:2
重量比、酸価250)と例示アゾ顔料18及びN,N
−ジエチルアミノベンズアルデヒド−1−フエニ
ル基−1−エチルヒドラゾンを1.5:0.25の重合
比で配合し、これをジオキサン中で溶解(樹脂成
分ヒドラゾン化合物)分散(アゾ顔料)した液を
塗布乾燥し、膜厚5μの一層型感光体について前
述の静電紙試験装置により電子写真特性試験を行
なつた。 加電圧 +6KV Vo=510Volt E1/2=5.3lux・sec であつた。 又、本感光体を現像剤(トナー)で可視像化
し、次いでアルカリ性処理水溶液(例えば3%ト
リエタノールアミン、10%炭酸アンモニウム、15
%平均分子量190〜210のポリエチレングリコー
ル、5%ベンジルアルコール)で処理するとトナ
ー非付着部は容易に溶出し、次いでケイ酸ソーダ
ーを含んだ水で水洗いすることによつて印刷原版
が容易に作成することができた。 この原版を用いてオフセツト印刷を行なうと約
10万枚の印刷にも耐える事がわかつた。 尚、トナー可視像を得る為の(光源:ハロゲン
ランプ)最適露光量100lux・secで、又、印刷原
版を作成する際、版下材料を用いずダイレクト製
版により行なつた。 実施例 10 実施例9で得た印刷版の750nm及び780nmの分
光感度は、0.35μJ/cm2及び0.40μJ/cm2であつた。
光源として780nmのレーザー光を用いた以外、実
施例9と同様にしてオフセツト印刷を行なうと実
施例9と同様10万枚目の印刷にも耐え、かつ解像
力もmm当り50本以上有するすぐれた刷版である事
が判明した。
第1図及び第2図は、実施例6及び実施例8に
おける本発明感光体の分光感度曲線である。
おける本発明感光体の分光感度曲線である。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 導電性支持体上に、下記一般式()で示さ
れるアゾ顔料を含有する感光層を有することを特
徴とする電子写真感光体。 (式中、Cpはカツプラー残基である。) 2 前記感光層が、キヤリヤー移動物質と、キヤ
リヤー発生物質とを含有し、当該キヤリヤー発生
物質が前記一般式()で示されるアゾ顔料であ
る特許請求の範囲第1項記載の電子写真感光体。 3 前記一般式()で示されるアゾ顔料が、下
記構造式で示される化合物である特許請求の範囲
第1項記載の電子写真感光体。 (式中、Cpはカツプラー残基である。)
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP12383685A JPS61281245A (ja) | 1985-06-07 | 1985-06-07 | 電子写真感光体 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP12383685A JPS61281245A (ja) | 1985-06-07 | 1985-06-07 | 電子写真感光体 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS61281245A JPS61281245A (ja) | 1986-12-11 |
| JPH0473948B2 true JPH0473948B2 (ja) | 1992-11-25 |
Family
ID=14870580
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP12383685A Granted JPS61281245A (ja) | 1985-06-07 | 1985-06-07 | 電子写真感光体 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS61281245A (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS6017761A (ja) * | 1983-07-12 | 1985-01-29 | Ricoh Co Ltd | 電子写真製版用印刷版 |
Family Cites Families (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5569148A (en) * | 1978-11-21 | 1980-05-24 | Ricoh Co Ltd | Electrophotographic photoreceptor |
| JPS5831340A (ja) * | 1981-08-19 | 1983-02-24 | Canon Inc | 電子写真感光体 |
| JPS59218454A (ja) * | 1983-05-27 | 1984-12-08 | Ricoh Co Ltd | 電子写真感光体 |
-
1985
- 1985-06-07 JP JP12383685A patent/JPS61281245A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS61281245A (ja) | 1986-12-11 |
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|---|---|---|
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