JPH0474479B2 - - Google Patents

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JPH0474479B2
JPH0474479B2 JP58047220A JP4722083A JPH0474479B2 JP H0474479 B2 JPH0474479 B2 JP H0474479B2 JP 58047220 A JP58047220 A JP 58047220A JP 4722083 A JP4722083 A JP 4722083A JP H0474479 B2 JPH0474479 B2 JP H0474479B2
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sizing
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hydrothermal
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Description

【発明の詳細な説明】
本発明は紙のサイジング方法に関し、さらに詳
細には、サイズ剤として、高度に強化された特定
のロジン系エマルジヨンを用いることから成る、
石膏ボード原紙、襖原紙またはカツプ原紙などの
如き、とくに熱水サイズ度の要求される各種原紙
のサイジング方法に関する。 これらの各種原紙の抄造に際して、ロジンに対
して二塩基酸、とくにフマル酸またはマレイン酸
を10〜20重量%の範囲で反応させて得られる付加
反応生成物(以下、これらをアダクトと略称す
る。)アルカリにより完全けん化せしめた形の高
強度化溶液型ロジン系サイズ剤を用いるのがよい
ことは特開昭56−91099号公報あるいは特開昭55
−84499号公報に開示されており、従来より、か
かるサイズ剤が用いられている。 ところが、この種の溶液型ロジン系サイズ剤を
用いて得られる熱水サイズ効果はといえば、未だ
に十分であるとは言えず、そのために過剰量のサ
イズ剤の添加が余儀なしとされる処から、抄紙工
程中における発泡のトラブルやピツチトラブルな
どの不都合が惹起される点や、経済性の面で満足
すべきものではない。 これに対して、マレイン酸またはフマル酸を10
重量%未満で用いて得られるアダクトを用いたエ
マルジヨン型ロジン系サイズ剤が、上述した如き
溶液型ロジン系サイズ剤に比して、次のような利
点を有している処から広く利用されている。 (1) 抄紙系で泡立ちが著しく少ないこと、 (2) 硫酸アルミニウムの使用量を低減させうるこ
と、 (3) 酸性から中性までの広いPH範囲で使用可能で
あること、および (4) サイズ効果も極めて良好であり、しかもサイ
ズ剤の添加率を大幅に低減させうること。 しかしながら、こうした通常のエマルジヨン型
ロジン系サイズ剤は、高度強化溶液型ロジン系サ
イズ剤に比して熱水サイズ度が劣るという欠点を
有しているため、前掲された如き熱水サイズ度の
要求される各種原紙の抄造には殆んどその使途が
ないというのが現状である。 しかるに、本発明者らはこのような従来型エマ
ルジヨン系サイズ剤の熱水サイズ効果を向上し改
善せしめるべく鋭意検討した結果、二酸基酸たる
酸性化合物の含有率が10〜20重量%という高強度
ロジン系エマルジヨン型サイズ剤を用いるとき
は、前述した如き高度強化溶液型ロジン系サイズ
剤では到底得ることのできない優れた熱水サイズ
効果も得られるし、しかも前掲した如き従来型エ
マルジヨン系サイズ剤の利点をも十分に兼備した
ものが得られることを見出して、本発明を完成さ
せるに到つた。 すなわち、本発明はサイズ剤と硫酸アルミニウ
ムおよび必要に応じてイオン性を有するポリアク
リルアミドを主体とする歩留向上剤とをパルプス
ラリーに添加して、熱水サイズ度の要求される原
紙にサイジングを行なうにあたつて、ロジンに対
して式 で示される結合を有する酸性化合物を10〜20重量
%反応せしめて得られる付加反応生成物(強化ロ
ジン)を、ポリオキシエチレンアルキルフエノー
ルエーテル硫酸塩(ポリオキシエチレンアルキル
フエニルエーテル硫酸塩)、ポリオキシエチレン
アルキルエーテル硫酸塩、ポリオキシエチレンア
ルキルフエニルエーテルスルホコハク酸塩または
ポリオキシエチレンアルキルエーテルスルホコハ
ク酸塩なる陰イオン性乳化剤により水中に分散せ
しめたサイジング方法を提供するものである。 以下に、本発明方法を詳細に説明するが、まず
前記した水性エマルジヨンは、たとえば溶融ロジ
ンにその重量を基準として10〜20%なる範囲内で
フマル酸を添加して200℃で5時間反応を行ない、
次いでかくして得られる付加反応生成物である溶
融アダクトにその1〜10重量%、好ましくは2〜
5重量%の水性乳化分散剤と所定量の熱水とを添
加し、撹拌して、そのアグクトが連続相で、かつ
水が分散相である、いわゆるW/O型エマルジヨ
ンを調製し、さらに熱水を添加し、撹拌すること
により、水が連続相で、かつアダクトが分散相で
ある、いわゆるO/W型エマルジヨンに反転せし
めることによつて得られるものであるが、当該水
性エマルジヨンは、いわゆる高強度化ロジン系エ
マルジヨン型サイズ剤として、本発明においては
特に熱水サイズ付与剤として用いるのに適したも
のである。 ここにおいて、上記したアダクトを得るために
用いられる前記ロジンとして代表的なものには、
ウツドロジン、ガムロジン、トール油ロジンまた
はそれらの混合物などがあるが、市販され、供給
されているいかなるタイプのロジンであつても使
用できることは勿論である。 これらのうち、とくに熱水サイズ効果の面から
はガムロジンが好適なものである。 他方、当該アダクトを得るために用いられる前
記の酸性化合物として代表的なものには、フマル
酸、マレイン酸、アクリル酸、イタコン酸または
無水マレイン酸などの如き、分子中に前記〔〕
式で示されるような特定の結合を含有するものが
あるが、就中、フマル酸またはマレイン酸が熱水
サイズ効果の面からは好適である。 また、当該アダクトを乳化分散せしめるために
用いられる乳化分散剤としては、ポリオキシエチ
レンアルキルフエノールエーテル硫酸塩(ポリオ
キシエチレンアルキルフエニルエーテル硫酸塩)、
ポリオキシエチレンアルキルエーテル硫酸塩、ポ
リオキシエチレンアルキルフエニルエーテルスル
ホコハク酸塩、ポリオキシエチレンアルキルエー
テルスルホコハク酸塩などがあげられ、これらは
単独でも用いられるし、2種以上を併用しても良
い。上掲した乳化分散剤と種々の公知慣用の乳化
分散剤との併用も許される。 本発明方法は、以上のようにして得られる高強
度化ロジン系エマルジヨン型サイズ剤を、とくに
熱水サイズ付与剤として用い、さらにたとえば硫
酸アルミニウムを、あるいは硫酸アルミニウムお
よびイオン性を有するポリアクリルアミドを歩留
向上剤(定着剤)として用いて、慣用の方法によ
りパルプスラリーをサイジングせしめるものであ
る。 こうした本発明の方法によれば、石膏ボード原
紙用パルプとして、または襖原紙用パルプとして
用いられるグランドウツドパルプあるいは新聞古
紙、段ボール古紙もしくはカツプ原紙などに用い
られる晒クラフトパルプの如き各種のパルプに対
して、従来型各種サイズ剤では到底得ることので
きなかつた優れた熱水サイズ度を与えることがで
きる。 また、本発明方法によれば、前述した高強度ロ
ジン系溶液型サイズ剤をサイズ剤として用いる従
来法と比べて 抄紙系における発泡のトラブルを著しく低減
できること、 硫酸アルミニウムの添加率をも低減できるこ
と、 パルプ原料の変動により抄紙PHが変化しても
安定なサイズ度を与えること、および 熱水サイズ効果が極めて優れているためにサ
イズ剤の添加率を大幅に低減できること などの種々の利点がもたらされる。 次に、本発明を実施例および比較例により具体
的に説明するが、「%」とあるのは特に断りのな
い限り、すべて「重量%」を意味するものとす
る。 実施例 1 撹拌機、温度計および窒素導入管を付した丸底
フラスコ中に、850gのガムロジンを入れ、これ
を160℃で完全に溶融し、撹拌しながら150gのフ
マル酸を加えて200℃で5時間に亘り付加反応せ
しめた。ここに生成したアダクトは、付加反応生
成物全体に対して15%のフマル酸が付加含有され
たものであつて、144℃の軟化点および281の酸価
を有するものである。次いで、このアダクトの
200gをオートクレーブに入れ、170℃で完全に溶
融したのち、内圧を5Kg/cm2に保持して激しく撹
拌しながら、予め80゜に加熱されている8.3gのノ
ニルフエノールポリエチレンオキシド硫酸アンモ
ニウム塩(ポリエチレンオキシエチレンノニルフ
エニルエーテル硫酸アンモニウム塩)エチレンオ
キシの付加モル数=10モル)を含む100gの熱水
を加えて十分撹拌を行なつた処、W/O型エマル
ジヨンが得られた。 次いで、予め120℃に加熱された熱水の108gを
激しく撹拌しながら加えることにより、固型分50
%の高度強化ロジンエマルジヨン型サイズ剤を得
た。以下、これを「サイズ剤S−1」と略記す
る。 しかるのち、所定のパルプの3%スラリーに所
定量のサイズ剤S−1と、硫酸アルミニウムを添
加し、ノーブル・アンド・ウツド・ハンドシート
マシーンにて、坪量70±1g/m2となるように抄
紙した。得られた湿紙は水分が67%になるまで圧
縮脱水し、次いで110℃で1分間乾燥を行つた。
次いで、かくして得られた紙料を20℃、65%RH
の恒温恒湿中に24時間放置したのち、熱水サイズ
度を測定した。熱水サイズ度は所定の温度の熱水
の上に7cm×7cmの紙片を裏面が下になるように
浮かべて、熱水が紙の表側に浸透し始めるまでの
時間(秒)を測定したものである。それらの結果
を第1、2、3および4表にそれぞれ示す。 実施例 2 フマル酸の使用量を127gに変更した以外は、
実施例1と同様に付加反応させ、乳化せしめてサ
イズ剤を得、次いで熱水サイズ度を測定した。そ
れらの結果は第1、2、3および4表にそれぞれ
示す。なお、本例で得られたサイズ剤は「サイズ
剤S−2」と略記している。 実施例 3 フマル酸の使用量を187gに変更した以外は、
実施例1と同様に付加反応させ、乳化せしめてサ
イズ剤を得、次いで熱水サイズ度を測定した。そ
れらの結果は第1表にそれぞれ示す。 なお、本例で得られるサイズ剤は「サイズ剤S
−3」と略記している。 実施例 4〜6 実施例2で得られたアダクトを同量用い、かつ
乳化分散剤として、オレイルエーテルポリエチレ
ンオキシド硫酸アンモニウム塩(ポリオキシエチ
レンオレイルエーテル硫酸アンモニウム塩)(エ
チレンオキシド付加モル数=6モル)、ノニルフ
エノールポリエチレンオキシドスルホコハク酸ナ
トリウム塩(ポリオキシエチレンノニルフエニル
エーテルスルホコハク酸ナトリウム塩)(エチレ
ンオキシド付加モル数=10モル)およびドデシル
エーテルポリエチレンオキシドスルホコハク酸ナ
トリウム塩(ポリオキシエチレンドデシルエーテ
ルスルホコハク酸ナトリウム塩)(エチレンオキ
シド付加モル数=8モル)を用いた以外は、実施
例1と同様に行つて3種のサイズ剤を得、次いで
熱水サイズ度を測定した。それらの結果は第1表
にそれぞれ示す。なお、本例で得られたサイズ剤
は、オレイルエーテルポリエチレンオキシド硫酸
アンモニウム塩(ポリオキシエチレンオレイルエ
ーテル硫酸アンモニウム塩)を用いた例(実施例
4)で得られたものを「サイズ剤S−4」とし、
ノニルフエノールポリエチレンオキシドスルホコ
ハク酸ナトリウム塩(ポリオキシエチレンノニル
フエニルエーテルスルホコハク酸ナトリウム塩)
を用いた例(実施例5)で得られたものを「サイ
ズ剤S−5」とし、およびドデシルエーテルポリ
エチレンオキシドスルホコハク酸ナトリウム塩
(ポリオキシエチレンドデシルエーテルスルホコ
ハク酸ナトリウム塩を用いた例(実施例6)で得
られたものを「サイズ剤S−6」と略記してい
る。 比較例 1 ガムロジンの910gとフマル酸の90gとを常法
により付加反応せしめて得られる9%フマル化ロ
ジン・アダクトを同量用いるように変更した以外
は、実施例1と同様に乳化させてサイズ剤を得、
次いで熱水サイズ度を測定した。それらの結果は
第1、2、3および4表に示す。なお、本例で得
られた対照用のサイズ剤は「サイズ剤S′−1」と
略記している。 比較例 2 実施例1で得られたアダクトを水酸化カリウム
水溶液で常法により完全けん化せしめて得られる
固型分が50%なる高強度化ロジン溶液型サイズ剤
を同量用いるように変更した以外は、実施例1と
同様にして熱水サイズ度を測定した。それらの結
果は第1、2、3および4表にそれぞれ示す。な
お、本例で得られたサイズ剤は「サイズ剤S′−
2」と略記する。 第1表および第2表はそれぞれ石膏ボード原紙
処方における評価であり、第3表は襖紙原紙用パ
ルプに対する評価であり、第4表はカツプ原紙用
パルプに対する評価である。第1表は硫酸アンモ
ニウムのみをサイズ剤の定着剤として用いた場合
であり、パルプとしてカナデイアン・スタンダー
ド・フリーネス(以下、csfと略記する。)が165
mlの新聞古紙を用いた。硫酸アルミニウムを2.0
%(対パルプ固型分比)添加し、抄紙PHは水酸化
ナトリウムにより調節したものである。サイズ剤
の添加率は表中に記載された通りである。第2表
はサイズ剤の定着剤、歩留り向上剤として硫酸ア
ルミニウムとイオン性を有するポリアクリルアミ
ドを用いた場合であつて、パルプとして新聞古紙
と段ボール古紙を8対2(重量比)の割合で混合
したものを用い、サイズ剤を0.5%(対パルプ固
型分比)添加した。定着剤等の添加率(対パルプ
固型分比)は表中に記載された通りである。第3
表はパルプとして脱墨パルプ(csf=182ml)を用
い、硫酸アルミニウムを2.0%(対パルプ固型分
比)、アニオン性ポリアクリルアミドを0.2%(対
パルプ固型分比)、およびカチオン性ポリアクリ
ルアミドを0.05%(同上)使用した場合(抄紙PH
4.5)の評価結果である。サイズ剤の添加率は表
中に記載された通りである。第4表は、パルプと
してL−BKP/N−BKP=5/5(重量比)の
混合パルプ(csf=350ml)を用い、カチオン性ポ
リアクリルアミドを0.2%(対パルプ固型分比)、
および硫酸アルミニウムを2.0%(同上)併用し
た場合(抄紙PH4.5)の評価結果である。サイズ
剤の添加率は表中に記載された通りである。この
表中の「コーヒー浸透時間」は熱水サイズ度の一
つの目安となるものであるが、固型分2%のミル
ド・コーヒーを含んだ80℃の熱水の上に5cm×5
cmなる紙片を裏面が下になるように浮かべて、紙
表面に1cmの大きさの「しみ」ができるまでの時
間(分)を測定して評価したものである。
【表】
【表】
【表】
【表】

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 パルプスラリーに、サイズ剤と硫酸アルミニ
    ウムおよび必要に応じてイオン性を有するポリア
    クリルアミドを主体とする歩留向上剤とを添加し
    て、熱水サイズ度の要求される原紙のサイジング
    を行なうに当り、上記サイズ剤として、ロジンに
    対して式 で示される結合を有する酸性化合物を10〜20重量
    %反応せしめて得られる付加反応生成物を、この
    付加反応生成物に対し1〜10重量%のポリオキシ
    エチレンアルキルフエニルエーテル硫酸塩、ポリ
    オキシエチレンアルキルエーテル硫酸塩、ポリオ
    キシエチレンアルキルフエニルエーテルスルホコ
    ハク酸塩またはポリオキシエチレンアルキルエー
    テルスルホコハク酸塩なる陰イオン性乳化剤によ
    り水中に分散せしめた水性エマルジヨンを用いる
    ことを特徴とする紙のサイジング方法。
JP4722083A 1983-03-23 1983-03-23 紙のサイジング方法 Granted JPS59173398A (ja)

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