JPH0474900A - ステンレス鋼表面の酸化物による被覆方法 - Google Patents
ステンレス鋼表面の酸化物による被覆方法Info
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Landscapes
- Heat Treatment Of Sheet Steel (AREA)
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
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Description
【発明の詳細な説明】
〈産業上の利用分野〉
本発明は、ステンレス鋼帯あるいは鋼板(以下、単にス
テンレス鋼という)の表面に酸化物の被覆層を生成する
方法に関する。
テンレス鋼という)の表面に酸化物の被覆層を生成する
方法に関する。
〈従来の技術〉
ステンレス鋼は、優れた耐食性とその美麗な表面仕上り
のため化学工業用大型プラントから家庭用器物に到るま
で幅広い分野で利用されている。
のため化学工業用大型プラントから家庭用器物に到るま
で幅広い分野で利用されている。
さらに、近年の傾向としては、発色、鍍金、塗装など各
種の表面処理を行なうことにより、表面の意匠性・機能
性を高めて利用されつつある。
種の表面処理を行なうことにより、表面の意匠性・機能
性を高めて利用されつつある。
しかしながら、ステンレス鋼自体が普通鋼に比べると高
価格であり使用量も少ないため、表面処理までもして使
用できる分野はきわめて限定される。
価格であり使用量も少ないため、表面処理までもして使
用できる分野はきわめて限定される。
さらに、ステンレス鋼は表面に不動態皮膜を形成してい
るため、表面処理性は一般に悪く利用できる設備も少な
いのが現状である。
るため、表面処理性は一般に悪く利用できる設備も少な
いのが現状である。
〈発明が解決しようとする課題〉
従って、表面処理ステンレス鋼においては高い付加価値
の提供とともに安価に処理するための方法の確立が重要
である。
の提供とともに安価に処理するための方法の確立が重要
である。
表面処理方法としては、従来の金属鍍金あるいは塗装に
かわって無機系物質(例えばT i N、 S i 0
2等)の被覆が近年盛んに検討され、各種の蒸着法が開
発されつつある。
かわって無機系物質(例えばT i N、 S i 0
2等)の被覆が近年盛んに検討され、各種の蒸着法が開
発されつつある。
無機質による被覆は耐食性・耐熱性の向上、あるいはさ
らに無機物質との接合、接着、塗装の下地処理としても
有望視されている。 しかし、均一で密着性のよい皮膜
を形成する方法は確立されていない。
らに無機物質との接合、接着、塗装の下地処理としても
有望視されている。 しかし、均一で密着性のよい皮膜
を形成する方法は確立されていない。
本発明は、こうした表面処理によるステンレス鋼の高機
能化として、ステンレス鋼表面に均かつ密着する酸化物
皮膜を安価に生成する被覆方法を提供することを目的と
している。
能化として、ステンレス鋼表面に均かつ密着する酸化物
皮膜を安価に生成する被覆方法を提供することを目的と
している。
〈課題を解決するための手段〉
上述した従来技術における被覆層の不均性、低密着性な
どの根本的原因は被覆層の構成物質が素材の外部(すな
わち、素材中に含有されていない)にあり、その物理的
、化学的特性が素材と大きく異なる酸化物を接合しよう
としている点にあり、本発明はこれを解決したものであ
る。
どの根本的原因は被覆層の構成物質が素材の外部(すな
わち、素材中に含有されていない)にあり、その物理的
、化学的特性が素材と大きく異なる酸化物を接合しよう
としている点にあり、本発明はこれを解決したものであ
る。
すなわち、上記目的を達成するために本発明によれば、
表面に酸化スケールを有し、0.3%以上のSi、0.
1%以上のAfl、および各個が0.4%以上のNb、
Ti、Wの1種または2種以上を含有するステンレス鋼
を冷間圧延したのち、酸化性雰囲気中にて950℃以上
で焼鈍し、続いて中性塩電解を行なうことにより、前記
ステンレス鋼表面の酸化スケールを除去するとともに前
記ステンレス鋼表面に前記含有元素の酸化物の被覆層を
生成することを特徴とするステンレス鋼表面の酸化物に
よる被覆方法が提供される。
表面に酸化スケールを有し、0.3%以上のSi、0.
1%以上のAfl、および各個が0.4%以上のNb、
Ti、Wの1種または2種以上を含有するステンレス鋼
を冷間圧延したのち、酸化性雰囲気中にて950℃以上
で焼鈍し、続いて中性塩電解を行なうことにより、前記
ステンレス鋼表面の酸化スケールを除去するとともに前
記ステンレス鋼表面に前記含有元素の酸化物の被覆層を
生成することを特徴とするステンレス鋼表面の酸化物に
よる被覆方法が提供される。
以下に本発明をさらに詳細に説明する。
本発明にて適用できるステンレス鋼は、オーステナイト
系鋼種もしくは高温加熱でもオーステナイト相が生成し
ないフェライト単相ステンレス鋼である。
系鋼種もしくは高温加熱でもオーステナイト相が生成し
ないフェライト単相ステンレス鋼である。
加熱中に一部オーステナイト変態を生じるフェライト系
、マルテンサイト系は、冷却中に再変態に伴なう酸化ス
ケールのミクロ割れを生じるため適さない。
、マルテンサイト系は、冷却中に再変態に伴なう酸化ス
ケールのミクロ割れを生じるため適さない。
また、焼鈍中にSi、A、J2.Nb、Ti、Wの酸化
物(以下、特定酸化物という)が十分生成するために、
前記ステンレス鋼中Siでは0.3%以上、Aρでは0
.1%以上、Nb、Ti、Wでは0.4%以上のいずれ
かを含有することを必要とする。
物(以下、特定酸化物という)が十分生成するために、
前記ステンレス鋼中Siでは0.3%以上、Aρでは0
.1%以上、Nb、Ti、Wでは0.4%以上のいずれ
かを含有することを必要とする。
含有量がこれ以下では、特定酸化物の生成量が不足し酸
化物被覆が不完全となる。
化物被覆が不完全となる。
また、Si、Aj2、Nb、Ti、Wを3%以上含有す
ると素材のしん性が低下するので3%未満に制限するの
が望ましい。
ると素材のしん性が低下するので3%未満に制限するの
が望ましい。
本発明は、前記Si、A℃、Nb%Ti、Wの1種また
は2種以上を含有する前記ステンレス鋼を冷間圧延した
のち、酸化性雰囲気中、例えば燃焼ガス雰囲気の中で焼
鈍するものである。
は2種以上を含有する前記ステンレス鋼を冷間圧延した
のち、酸化性雰囲気中、例えば燃焼ガス雰囲気の中で焼
鈍するものである。
焼鈍温度は950℃以上を必要とし、これ未満であると
酸化スケールの生成が低下すると同時に特定酸化物層が
十分形成できない。
酸化スケールの生成が低下すると同時に特定酸化物層が
十分形成できない。
また、焼鈍温度が1250℃を越えると素材のしん性が
低下するので1250℃以下が望ましい。
低下するので1250℃以下が望ましい。
前記焼鈍により、FeとCrの酸化物を主体とする酸化
スケールと素材との界面に特定酸化物を生成させること
ができる。
スケールと素材との界面に特定酸化物を生成させること
ができる。
焼鈍後の酸化スケールの除去は、中性塩電解法で行なう
のが本発明で必須であり、硫酸、硝弗酸による酸化スケ
ールの除去は同時に前記特定酸化物も除去してしまうの
で適用できない。
のが本発明で必須であり、硫酸、硝弗酸による酸化スケ
ールの除去は同時に前記特定酸化物も除去してしまうの
で適用できない。
ステンレス鋼表面の酸化スケールは、Fe、Crの酸化
物から構成され、第1図に示すように前記特定酸化物(
第1図ではSi、Nb)の外表面側に形成されている。
物から構成され、第1図に示すように前記特定酸化物(
第1図ではSi、Nb)の外表面側に形成されている。
この酸化スケールは電解の際に容易に溶解するが、Si
、Aj2.Nb、Ti、Wの酸化物は難溶解性であるこ
とから、中性塩などのステンレス素地を溶解する効果の
ない電解液中で電解させると難溶解性酸化物のみが残り
、第2図に示すように素材表面に被覆層が生成する。
、Aj2.Nb、Ti、Wの酸化物は難溶解性であるこ
とから、中性塩などのステンレス素地を溶解する効果の
ない電解液中で電解させると難溶解性酸化物のみが残り
、第2図に示すように素材表面に被覆層が生成する。
この被覆層は、焼鈍中に酸化スケールと素材との界面に
生成されたもので素材から拡散してきた前記Si、AI
、Nb、Ti、W元素と雰囲気中の酸素が反応して形成
されるため、得られる被覆層は薄(、素材との密着性は
高く、かつ全面にわたって非常に均一に形成されている
。 また、高価な設備を設ける必要はなく既存の焼鈍・
酸洗設備を利用することができる。
生成されたもので素材から拡散してきた前記Si、AI
、Nb、Ti、W元素と雰囲気中の酸素が反応して形成
されるため、得られる被覆層は薄(、素材との密着性は
高く、かつ全面にわたって非常に均一に形成されている
。 また、高価な設備を設ける必要はなく既存の焼鈍・
酸洗設備を利用することができる。
また、硫酸、硝弗酸への浸漬あるいは硫酸、硝酸等の強
酸中での電解処理ではステンレス素材の溶解を伴なうた
め、難溶解性の前記特定酸化物層も除去されるので、こ
れらの方法で脱スケールを行なう従来法では本発明の特
定酸化物被覆層は形成できない。
酸中での電解処理ではステンレス素材の溶解を伴なうた
め、難溶解性の前記特定酸化物層も除去されるので、こ
れらの方法で脱スケールを行なう従来法では本発明の特
定酸化物被覆層は形成できない。
本発明における中性塩電解では、中性塩として硫酸、硝
酸、塩酸などのNa塩、K塩を単独または複合して使用
することができるが、経済性、表面仕上りの点から硫酸
ナトリウムの使用が適している。
酸、塩酸などのNa塩、K塩を単独または複合して使用
することができるが、経済性、表面仕上りの点から硫酸
ナトリウムの使用が適している。
中性塩水溶液の濃度と温度は、それぞれ100〜300
g/ff、70〜90℃が適正である。
g/ff、70〜90℃が適正である。
電流密度は、アノード反応電流密度、カソード反応電流
密度ともに2〜15 A/dm2が適正である。
密度ともに2〜15 A/dm2が適正である。
〈実施例〉
以下に本発明を実施例に基づき具体的に説明する。
(実施例1)
表1に示す各種の組成を有するステンレス冷延鋼板(板
厚0.7mm)を大気雰囲気中にて850〜1150℃
で焼鈍したのち表2に示す方法にて脱スケールを行なっ
た。
厚0.7mm)を大気雰囲気中にて850〜1150℃
で焼鈍したのち表2に示す方法にて脱スケールを行なっ
た。
なお、中性塩電解は硫酸ナトリウム200g / 12
水溶液、80℃で5A/dm” X 10秒の電解処理
とし、硫酸電解は5%硫酸、50℃で5A/dm” X
5秒、硝酸電解は10%硝酸、50℃で5 A/dm
” x 5秒で行なった。
水溶液、80℃で5A/dm” X 10秒の電解処理
とし、硫酸電解は5%硫酸、50℃で5A/dm” X
5秒、硝酸電解は10%硝酸、50℃で5 A/dm
” x 5秒で行なった。
また、硝弗酸浸漬は、5%硝酸と1%弗酸から成る浴温
50℃の混酸中で40秒間の浸漬とした(表中、Aは中
性塩電解、Bは硫酸電解、Cは硝酸電解、Dは硝弗酸浸
漬を示す。)これら各種の電解あるいは浸漬処理を施し
た表面について、特定酸化物被覆層が生成されているか
をイオンマイクロアナライザーにて判定する(表2中被
覆層の有無の欄)とともに、孔食電位を測定することに
より被覆層の効果を電気化学的に判定した。
50℃の混酸中で40秒間の浸漬とした(表中、Aは中
性塩電解、Bは硫酸電解、Cは硝酸電解、Dは硝弗酸浸
漬を示す。)これら各種の電解あるいは浸漬処理を施し
た表面について、特定酸化物被覆層が生成されているか
をイオンマイクロアナライザーにて判定する(表2中被
覆層の有無の欄)とともに、孔食電位を測定することに
より被覆層の効果を電気化学的に判定した。
それらの結果を表2に示す。
Si、A℃、Nb、Ti、Wのいづれも本発明範囲外で
ある鋼種S1を用いた比較例1〜4では、どの焼鈍温度
であっても酸化物被覆層が得られず、孔食電位も低い。
ある鋼種S1を用いた比較例1〜4では、どの焼鈍温度
であっても酸化物被覆層が得られず、孔食電位も低い。
一方、Siが0.52%と高い鋼種S2では、焼鈍温度
950℃以上の場合(本発明例1.2)、酸化物被覆層
が生成され、その結果孔食電位の著しい上昇が得られた
。
950℃以上の場合(本発明例1.2)、酸化物被覆層
が生成され、その結果孔食電位の著しい上昇が得られた
。
しかし、脱スケール法として硫酸電解、硝酸電解を用い
た場合(比較例7.8)、酸化物被覆層をえることはで
きない。
た場合(比較例7.8)、酸化物被覆層をえることはで
きない。
また、AJ2、Nb%Ti、Wの1種もしくは2種以上
を本発明の範囲で含有する鋼種S3〜S7についても焼
鈍温度1000℃でその後中性塩電解を実施することに
より酸化物被覆を得ることができた(本発明例3〜7)
。
を本発明の範囲で含有する鋼種S3〜S7についても焼
鈍温度1000℃でその後中性塩電解を実施することに
より酸化物被覆を得ることができた(本発明例3〜7)
。
しかし、同様に硫酸電解では酸化物被覆はできない(比
較例9.10)。
較例9.10)。
鋼種S8と89についても、同様に81の多いS9で中
性塩電解を施した場合(本発明例8)のみ酸化物被覆が
形成されるが、硝弗酸浸漬ではこうした効果はえられな
い(比較例13)。
性塩電解を施した場合(本発明例8)のみ酸化物被覆が
形成されるが、硝弗酸浸漬ではこうした効果はえられな
い(比較例13)。
表
〈発明の効果〉
本発明は以上説明したように構成されているので、ステ
ンレス鋼表面に均一、かつ密着するSi、A℃、Nb、
Ti、Wの酸化物被覆層を安価に生成することができる
。
ンレス鋼表面に均一、かつ密着するSi、A℃、Nb、
Ti、Wの酸化物被覆層を安価に生成することができる
。
第1図は、脱スケール前のステンレス鋼の表面組成を示
すグラフである。 第2図は、第1図に示すステンレス鋼の中性塩電解後の
表面組成を示すグラフである。 注)孔食電位は、30℃の3.5%NaCρ溶液中での
測定値(mV、vs、Ag AgCj2)である。
ただし、試験片の研磨を行なわない。
すグラフである。 第2図は、第1図に示すステンレス鋼の中性塩電解後の
表面組成を示すグラフである。 注)孔食電位は、30℃の3.5%NaCρ溶液中での
測定値(mV、vs、Ag AgCj2)である。
ただし、試験片の研磨を行なわない。
Claims (1)
- (1)表面に酸化スケールを有し、0.3%以上のSi
、0.1%以上のAl、および各個が0.4%以上のN
b、Ti、Wの1種または2種以上を含有するステンレ
ス鋼を冷間圧延したのち、酸化性雰囲気中にて950℃
以上で焼鈍し、続いて中性塩電解を行なうことにより、
前記ステンレス鋼表面の酸化スケールを除去するととも
に前記ステンレス鋼表面に前記含有元素の酸化物の被覆
層を生成することを特徴とするステンレス鋼表面の酸化
物による被覆方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP18827390A JPH0474900A (ja) | 1990-07-17 | 1990-07-17 | ステンレス鋼表面の酸化物による被覆方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP18827390A JPH0474900A (ja) | 1990-07-17 | 1990-07-17 | ステンレス鋼表面の酸化物による被覆方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0474900A true JPH0474900A (ja) | 1992-03-10 |
Family
ID=16220781
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP18827390A Pending JPH0474900A (ja) | 1990-07-17 | 1990-07-17 | ステンレス鋼表面の酸化物による被覆方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0474900A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2022049796A1 (ja) * | 2020-09-01 | 2022-03-10 | 株式会社特殊金属エクセル | オーステナイト系ステンレス鋼板およびその製造方法 |
-
1990
- 1990-07-17 JP JP18827390A patent/JPH0474900A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2022049796A1 (ja) * | 2020-09-01 | 2022-03-10 | 株式会社特殊金属エクセル | オーステナイト系ステンレス鋼板およびその製造方法 |
| JPWO2022049796A1 (ja) * | 2020-09-01 | 2022-03-10 |
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