JPH0475795B2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0475795B2 JPH0475795B2 JP60258572A JP25857285A JPH0475795B2 JP H0475795 B2 JPH0475795 B2 JP H0475795B2 JP 60258572 A JP60258572 A JP 60258572A JP 25857285 A JP25857285 A JP 25857285A JP H0475795 B2 JPH0475795 B2 JP H0475795B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- sugar
- solvent
- resin
- column
- anion exchange
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Treatment Of Water By Ion Exchange (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
この発明は、グルコース、オリゴ糖などの糖を
含有するエタノール等の溶媒中から糖のみを選択
的に吸着、除去する方法に関する。
含有するエタノール等の溶媒中から糖のみを選択
的に吸着、除去する方法に関する。
(従来の技術)
活性炭、吸着樹脂等を充填剤とするカラムで、
マルトペンタオース等のオリゴ糖を液体クロマト
グラフイーにより分取する場合、溶離液としてエ
タノールあるいはイソプロピルアルコール等の有
機溶媒の水溶液が大量に使用される。この分取操
作では、目的成分の回収フラクシヨン以外の溶出
液は排棄処分されるため、廃液が生ずる。この廃
液はエタノール等の溶媒とオリゴ糖或は原液組成
によつてはオリゴ糖の他にさらに高分子量のデキ
ストリン等も含む混合液である。
マルトペンタオース等のオリゴ糖を液体クロマト
グラフイーにより分取する場合、溶離液としてエ
タノールあるいはイソプロピルアルコール等の有
機溶媒の水溶液が大量に使用される。この分取操
作では、目的成分の回収フラクシヨン以外の溶出
液は排棄処分されるため、廃液が生ずる。この廃
液はエタノール等の溶媒とオリゴ糖或は原液組成
によつてはオリゴ糖の他にさらに高分子量のデキ
ストリン等も含む混合液である。
この他、上述のようにカラムを用いた液体クロ
マトグラフイー以外の有機溶媒を使用した糖の分
離、精製法を行なつた場合にも、エタノール等の
有機溶媒と糖の混合系である廃液が生ずる。
マトグラフイー以外の有機溶媒を使用した糖の分
離、精製法を行なつた場合にも、エタノール等の
有機溶媒と糖の混合系である廃液が生ずる。
(発明が解決しようとする問題点)
この場合、廃液中から有機溶媒或は糖分のみを
選択的に回収することができれば、有機溶媒の再
使用が可能になり、オリゴ糖の液体クロマトグラ
フイーによる分取操作のコストが下り、また資源
的にも極めて都合がよい。
選択的に回収することができれば、有機溶媒の再
使用が可能になり、オリゴ糖の液体クロマトグラ
フイーによる分取操作のコストが下り、また資源
的にも極めて都合がよい。
ところが、現在まで有機溶媒と糖の混合液から
有機溶媒と糖分の分離を大量、かつ効率的に、ま
た安価に行なうことができるような方法は見出さ
れていない。
有機溶媒と糖分の分離を大量、かつ効率的に、ま
た安価に行なうことができるような方法は見出さ
れていない。
このため、上述のような有機溶媒と糖の混合廃
液はそのまま或は蒸留法或は膜法である程度濃縮
した後、混合液のまま活性汚泥法により生物処理
されている。
液はそのまま或は蒸留法或は膜法である程度濃縮
した後、混合液のまま活性汚泥法により生物処理
されている。
なお、逆浸透膜等の分離膜を使用して有機溶媒
と糖を分離する方法もあるが、この方法を使用し
ても効率的に、しかも安価に分離処理を行なうこ
とができない。
と糖を分離する方法もあるが、この方法を使用し
ても効率的に、しかも安価に分離処理を行なうこ
とができない。
そこで、本願発明者等は有機溶媒と糖との大量
の混合液を有機溶媒と糖とを効率的に、かつ安価
に分離する方法を研究した結果、再生形のOH形
の強塩基性アニオン交換樹脂(以下、SA樹脂と
略す)を吸着剤として糖分のみを選択的に吸着す
る方法が極めて効果的であることを見出し、この
発明を完成するに至つたものである。
の混合液を有機溶媒と糖とを効率的に、かつ安価
に分離する方法を研究した結果、再生形のOH形
の強塩基性アニオン交換樹脂(以下、SA樹脂と
略す)を吸着剤として糖分のみを選択的に吸着す
る方法が極めて効果的であることを見出し、この
発明を完成するに至つたものである。
(問題点を解決するための手段)
即ち、この発明では、糖を含む溶媒をOH形交
換基を有するアニオン交換樹脂に通液して糖を除
去する方法を提案するものである。
換基を有するアニオン交換樹脂に通液して糖を除
去する方法を提案するものである。
ここで、糖を含む溶媒としてはカラム中に吸着
された糖を溶出、分離するために使用された廃
液、例えば各種のオリゴ糖を含むエタノール等の
アルコール水溶液を挙げることができる。
された糖を溶出、分離するために使用された廃
液、例えば各種のオリゴ糖を含むエタノール等の
アルコール水溶液を挙げることができる。
その他カラム中に吸着された糖を溶出、分離す
るための溶離液として水或はアセトニトリル、エ
ーテル類、ジオキシ酸などの有機溶媒を使用する
こともあるが、この発明ではこれ等を含む廃液よ
り糖を分離するために使用することもできる。
るための溶離液として水或はアセトニトリル、エ
ーテル類、ジオキシ酸などの有機溶媒を使用する
こともあるが、この発明ではこれ等を含む廃液よ
り糖を分離するために使用することもできる。
また、カラム式以外により糖の分離、精製法を
行なつた場合の溶媒と糖の混合廃液についてもこ
の発明は適用でき、更に廃液に限らず、広く溶媒
と糖の混合液より糖を分離、除去のために使用す
ることができる。
行なつた場合の溶媒と糖の混合廃液についてもこ
の発明は適用でき、更に廃液に限らず、広く溶媒
と糖の混合液より糖を分離、除去のために使用す
ることができる。
また、この発明において溶媒中から吸着、除去
される糖としてはグルコース、各種分子量のオリ
ゴ糖、更には各種分子量のデキストリンなどを挙
げることができる。
される糖としてはグルコース、各種分子量のオリ
ゴ糖、更には各種分子量のデキストリンなどを挙
げることができる。
更に、この発明に使用するアニオン交換樹脂は
公知のSA樹脂が使用できる。例えば、SA樹脂の
ゲルタイプ、ポーラスタイプの型、型の1種
或はこれ等の2種以上を組合わせて使用すること
ができる。しかし、吸着容量を考慮すると、ゲル
タイプ、型SA樹脂は100g/1−R以上の糖吸
着が可能であり、最も好ましい。
公知のSA樹脂が使用できる。例えば、SA樹脂の
ゲルタイプ、ポーラスタイプの型、型の1種
或はこれ等の2種以上を組合わせて使用すること
ができる。しかし、吸着容量を考慮すると、ゲル
タイプ、型SA樹脂は100g/1−R以上の糖吸
着が可能であり、最も好ましい。
これに対して、弱塩基性アニオン交換樹脂のう
ち中性塩分解能を有するもの(中塩基性アニオン
交換樹脂)については糖のみの選択的吸着は可能
であるが、SA樹脂に比べると吸着容量は遥かに
小さくなる。
ち中性塩分解能を有するもの(中塩基性アニオン
交換樹脂)については糖のみの選択的吸着は可能
であるが、SA樹脂に比べると吸着容量は遥かに
小さくなる。
この発明においてはアニオン交換樹脂は、使用
する前、カラム式又はバツチ式のいずれかの方法
で、NaOH水溶液等によつて再生するが、勿論
予めOH形に調整されている樹脂を用いるように
してもよい。
する前、カラム式又はバツチ式のいずれかの方法
で、NaOH水溶液等によつて再生するが、勿論
予めOH形に調整されている樹脂を用いるように
してもよい。
OH形にしたアニオン交換樹脂を使用して糖を
含む溶媒中から糖を選択的に吸着する方法として
は、バツチ式でもカラム通液式でも行なえるが、
溶媒中の糖量を減少させる目的であれば、カラム
通液式が好ましい。
含む溶媒中から糖を選択的に吸着する方法として
は、バツチ式でもカラム通液式でも行なえるが、
溶媒中の糖量を減少させる目的であれば、カラム
通液式が好ましい。
カラム通液式は一般的な方法で行なうことがで
きる。即ち、カラムにOH形アニオン交換樹脂を
充填し、上部もしくは下部から糖を含む溶媒を通
液し、カラムの逆側より溶媒を回収すればよい。
きる。即ち、カラムにOH形アニオン交換樹脂を
充填し、上部もしくは下部から糖を含む溶媒を通
液し、カラムの逆側より溶媒を回収すればよい。
糖を吸着したアニオン交換樹脂は、HCl水溶液
等で洗浄し、イオン交換基をOH形以外(HCl水
溶液の場合には、Cl形)に交換する処理を行な
い、再びNaOH水溶液等でOH形に再生すれば、
繰り返して使用することができる。
等で洗浄し、イオン交換基をOH形以外(HCl水
溶液の場合には、Cl形)に交換する処理を行な
い、再びNaOH水溶液等でOH形に再生すれば、
繰り返して使用することができる。
(作用)
この発明のように、糖を含有する溶媒を例えば
カラム中に充填したOH形アニオン交換樹脂に通
液すると、溶媒中に含まれる各種の糖はアニオン
交換樹脂のOH基とイオン交換して吸着、除去さ
れ、したがつて糖を含まないか、或は含んでも少
量しか含まない溶媒がカラムからの流出液として
得られ、これ等の溶媒を再利用することができ
る。
カラム中に充填したOH形アニオン交換樹脂に通
液すると、溶媒中に含まれる各種の糖はアニオン
交換樹脂のOH基とイオン交換して吸着、除去さ
れ、したがつて糖を含まないか、或は含んでも少
量しか含まない溶媒がカラムからの流出液として
得られ、これ等の溶媒を再利用することができ
る。
例えばオリゴ糖、デキストリン含有のエタノー
ル廃液から糖のみを選択的に吸着、除去すること
ができ、これにより糖を含まない、或いは含んで
も少量しか含まないエタノールが得られる。
ル廃液から糖のみを選択的に吸着、除去すること
ができ、これにより糖を含まない、或いは含んで
も少量しか含まないエタノールが得られる。
そこで、このエタノールを例えば液体クロマト
グラフイー用の溶離剤として再使用することがで
きる。
グラフイー用の溶離剤として再使用することがで
きる。
(実施例)
以下、この発明の実施例を示す。
SA樹脂として予めOH形に調整されている
Diaion SAN1(三菱化成工業(株)製:登録商標)を
使用した。この樹脂を15ml小型ガラスカラムに充
填し、カラム上部から有機溶媒・糖混合液を注入
し、下記のような試験条件で試験を行つた。な
お、処理液の分析はブリツク測定、フエノール硫
酸法による糖分析で行なつた。
Diaion SAN1(三菱化成工業(株)製:登録商標)を
使用した。この樹脂を15ml小型ガラスカラムに充
填し、カラム上部から有機溶媒・糖混合液を注入
し、下記のような試験条件で試験を行つた。な
お、処理液の分析はブリツク測定、フエノール硫
酸法による糖分析で行なつた。
(1) 試験条件
有機溶媒・糖混合液:オリゴ糖分離廃液として
1.5%IPA(イソプロピルアルコール)水溶液
中に10000PPMの水あめを溶解させた液を使
用 流速:SV=4H-1 サンプリング:15分(1B.V.分)毎に全量サン
プリング B.T.P(破過点):99%除去を想定してこれを糖
リーク濃度=100PPMとした。
1.5%IPA(イソプロピルアルコール)水溶液
中に10000PPMの水あめを溶解させた液を使
用 流速:SV=4H-1 サンプリング:15分(1B.V.分)毎に全量サン
プリング B.T.P(破過点):99%除去を想定してこれを糖
リーク濃度=100PPMとした。
(2) 試験結果
この結果、図示のような破過曲線が得られ、
このB.T.C(貫流吸着容量)=177g/1−Rで
あつた。
このB.T.C(貫流吸着容量)=177g/1−Rで
あつた。
一方、IPAは全てそのままカラムを通過し
た。
た。
(3) SA樹脂の再生
上記(1)で使用したSA樹脂を4.6%HClで、
SV=4H-1の通液(91g−HCl/1−R)後水
洗し、その後5%NaOHでSV=4H-1で通液
(167g−NaOH/1−R)し、さらに水洗し
て再生した。
SV=4H-1の通液(91g−HCl/1−R)後水
洗し、その後5%NaOHでSV=4H-1で通液
(167g−NaOH/1−R)し、さらに水洗し
て再生した。
再生後のSA樹脂を上記(1)の条件で試験を行
なつたところ上記(2)とほぼ同様の透過曲線が得
られた。
なつたところ上記(2)とほぼ同様の透過曲線が得
られた。
(発明の効果)
この発明によれば、糖を含有する大量の溶媒よ
り糖を効率的に分離除去できるので、糖の溶離液
として使用したエタノール等の有機溶剤を再使用
することができる。
り糖を効率的に分離除去できるので、糖の溶離液
として使用したエタノール等の有機溶剤を再使用
することができる。
図面は、この発明の実施例における処理液の破
過曲線を示すものである。
過曲線を示すものである。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 糖を含有する溶媒中から糖を除去する方法に
おいて、前記溶媒をOH形交換基を有するアニオ
ン交換樹脂に通液して糖を除去することを特徴と
する糖含有溶媒から糖を除去する方法。 2 溶媒が有機溶媒である特許請求の範囲第1項
記載の方法。 3 OH形交換基を有するアニオン交換樹脂が強
塩基性アニオン交換樹脂である特許請求の範囲第
1項または第2項記載の方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP60258572A JPS62121650A (ja) | 1985-11-20 | 1985-11-20 | 糖含有溶媒から糖を除去する方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP60258572A JPS62121650A (ja) | 1985-11-20 | 1985-11-20 | 糖含有溶媒から糖を除去する方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS62121650A JPS62121650A (ja) | 1987-06-02 |
| JPH0475795B2 true JPH0475795B2 (ja) | 1992-12-01 |
Family
ID=17322106
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP60258572A Granted JPS62121650A (ja) | 1985-11-20 | 1985-11-20 | 糖含有溶媒から糖を除去する方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS62121650A (ja) |
-
1985
- 1985-11-20 JP JP60258572A patent/JPS62121650A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS62121650A (ja) | 1987-06-02 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |