JPH0476366B2 - - Google Patents
Info
- Publication number
- JPH0476366B2 JPH0476366B2 JP61187539A JP18753986A JPH0476366B2 JP H0476366 B2 JPH0476366 B2 JP H0476366B2 JP 61187539 A JP61187539 A JP 61187539A JP 18753986 A JP18753986 A JP 18753986A JP H0476366 B2 JPH0476366 B2 JP H0476366B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- water
- polymerization
- weight
- monomer
- same manner
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Classifications
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C08—ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
- C08F—MACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED BY REACTIONS ONLY INVOLVING CARBON-TO-CARBON UNSATURATED BONDS
- C08F220/00—Copolymers of compounds having one or more unsaturated aliphatic radicals, each having only one carbon-to-carbon double bond, and only one being terminated by only one carboxyl radical or a salt, anhydride ester, amide, imide or nitrile thereof
- C08F220/02—Monocarboxylic acids having less than ten carbon atoms; Derivatives thereof
- C08F220/04—Acids; Metal salts or ammonium salts thereof
- C08F220/06—Acrylic acid; Methacrylic acid; Metal salts or ammonium salts thereof
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61L—METHODS OR APPARATUS FOR STERILISING MATERIALS OR OBJECTS IN GENERAL; DISINFECTION, STERILISATION OR DEODORISATION OF AIR; CHEMICAL ASPECTS OF BANDAGES, DRESSINGS, ABSORBENT PADS OR SURGICAL ARTICLES; MATERIALS FOR BANDAGES, DRESSINGS, ABSORBENT PADS OR SURGICAL ARTICLES
- A61L15/00—Chemical aspects of, or use of materials for, bandages, dressings or absorbent pads
- A61L15/16—Bandages, dressings or absorbent pads for physiological fluids such as urine or blood, e.g. sanitary towels, tampons
- A61L15/42—Use of materials characterised by their function or physical properties
- A61L15/60—Liquid-swellable gel-forming materials, e.g. super-absorbents
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B01—PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
- B01J—CHEMICAL OR PHYSICAL PROCESSES, e.g. CATALYSIS OR COLLOID CHEMISTRY; THEIR RELEVANT APPARATUS
- B01J20/00—Solid sorbent compositions or filter aid compositions; Sorbents for chromatography; Processes for preparing, regenerating or reactivating thereof
- B01J20/22—Solid sorbent compositions or filter aid compositions; Sorbents for chromatography; Processes for preparing, regenerating or reactivating thereof comprising organic material
- B01J20/26—Synthetic macromolecular compounds
Landscapes
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Health & Medical Sciences (AREA)
- Organic Chemistry (AREA)
- Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
- Epidemiology (AREA)
- Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
- Dispersion Chemistry (AREA)
- Hematology (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Materials Engineering (AREA)
- Medicinal Chemistry (AREA)
- Polymers & Plastics (AREA)
- Animal Behavior & Ethology (AREA)
- General Health & Medical Sciences (AREA)
- Public Health (AREA)
- Veterinary Medicine (AREA)
- Analytical Chemistry (AREA)
- Addition Polymer Or Copolymer, Post-Treatments, Or Chemical Modifications (AREA)
- Polymerisation Methods In General (AREA)
- Polymerization Catalysts (AREA)
Description
産業上の利用分野
本発明は、吸水性樹脂の新規な製造法に関す
る。 従来の技術 吸水性樹脂は、生理用品、おむつ、使い捨て雑
巾等の衛生用品や保水剤等の農園芸用品として使
用されている他、汚泥の凝固、建材の結露防止、
油類の脱水等の用途にも用いられている。 この種の吸水性樹脂としては、カルボキシメチ
ルセルロース架橋物、ポリオキシエチレン架橋
物、澱粉−アクリロニトリルグラフト共重合体の
加水分解物、、澱粉−アクリル酸グラフト共重合
体、アクリル酸塩重合体架橋物、アクリル酸塩系
共重合体架橋物等が知られている。これらの内、
カルボキシメチルセルロース架橋物及びポリオキ
シエチレン架橋物では未だ満足すべき吸水能、保
水能を有するものは得られていない。また、澱粉
−アクリロニトリルグラフト共重合体の加水分解
物及び澱粉−アクル酸グラフト共重合体は比較的
高い吸水能、保水能を有するが、天然高分子であ
る澱粉を使用しているため耐熱性、腐敗分解等に
欠点があり、その製造方法も煩雑である。而し
て、アクリル酸塩重合体架橋物及びアクリル酸塩
系共重合体架橋物については吸水能、保水能及び
品質安定性等を満足し得るものである。 従来、アクリル酸塩重合体架橋物又はアクリル
酸塩系共重合体架橋物の製造法としては、水溶液
重合、逆相乳化重合、逆相懸濁重合等の各種方法
が知られているが、これらの方法の内逆乳化重
合、逆相懸濁重合等の場合は、重合工程に有機溶
剤を用いることが必須となり、この有機溶剤の使
用によれば、突発的重合や重合温度管理のミス等
の発生により、反応系の温度や圧力が異常に上昇
し、爆発、火災を招く危険性あるいは作業員に対
する環境衛生等の問題があまり好ましくない。一
方、水溶液重合の場合は、従来、反応制御が容易
な点からバツチ式で熱重合させる方法が主流であ
るが、反応終期には極端に高粘度化し、内容物の
取り出し等の作業性が劣つたり、反応の温度制御
を容易にするため比較的低温度で反応させる必要
から反応時間が長くなる等のため生産効率が低い
という欠点を有する。 本発明者は、以前よりアクリル酸塩系共重合体
架橋物の製造技術殊に水溶液重合技術について
種々研究しており、既に、比較的高濃度の単量体
水溶液をあらかじめ加温しておき、これに重合反
応開始剤を添加して外部加熱を行うことなく重合
させると共に水分を気化させることにより、エン
ドレスベルト上等で連続的に重合できしかも乾燥
工程を要しないという極めて生産効率の高い画期
的な方法を開発するのに成功した(特開昭58−
71907号)。而して、この方法においては、生産効
率が高い反面、苛酷な重合条件故重合熱による水
の蒸発のため得られる樹脂が多孔質となる傾向が
ある。そのため、保水率が低下して加圧時に一旦
吸収した水が放出されるいわゆるもどり現象を生
じる場合があるという問題点があつた。また、時
として低分子量物が多く生成するために吸水時に
べとつき感が生じることもあつた。 発明が解決しようとする問題点 本発明の目的は、吸水能、保水能、保水率等の
性能に優れる吸水性樹脂を高い生産効率で収得で
きる全く新たな製造法を提供することにある。 問題点を解決するための手段 本発明者は、前記の如き実状に鑑み、上記目的
を達成するべく、特に、アクリル酸塩系共重合体
架橋物の水溶液重合において従来行なわれたこと
のない紫外線による重合について鋭意研究を重ね
た。その結果、アクリル酸のアルカリ金属塩及び
ジビニル系化合物を含有する単量体水溶液に特定
の光増感剤を混合し、これを紫外線照射すること
により目的を達成できることを見出した。本発明
は、かかる知見に基づいて完成されたものであ
る。 即ち本発明は、アクリル酸のアルカリ金属塩及
びジビニル系化合物を含有する単量体水溶液とア
ミジノ基を有する水溶性アゾ化合物である光増感
剤との混合物に紫外線を照射して重合及び架橋せ
しめることを特徴とする吸水性樹脂の製造法に係
る。 本発明において、吸水性樹脂を構成する主要な
単量体単位は、アクリル酸アルカリ金属塩であ
る。ここでアルカリ金属塩とはナトリウム塩又は
カリウム塩をいう。これらのアルカリ金属塩は、
アクリル酸を水酸化ナトリウム、水酸化カリウム
等で中和して得られるものであり、これらは必ず
しも完全中和物であることは要せず部分中物であ
つても何らさしつかえなく、通常は中和度が50〜
100%の範囲とするのがよい。即ち、50%に満た
ない場合は、得られる吸水性樹脂の吸水能が低下
するため好ましくない。 また、本発明において併用される他の単量体で
あるジビニル系化合物は、上記アクリル酸アルカ
リ金属塩と共重合及び架橋されることにより、得
られる吸水性樹脂に架橋構造を付与するために使
用されるものである。好ましいジビニル系化合物
としては、例えばジビニルベンゼン、N,N′−
メチレンビスアクリルアミド、N,N′−メチレ
ンビスメタクリルアミド、ポリエチレングリコー
ルジアクリレート、ポリプロピレングリコールジ
アクリレート等が挙げられ、これらは単独又は組
合せて使用し得る。ジビニル系化合物の使用量
は、得られる吸水性樹脂の吸水能、ゲル強度等を
考慮して適宜決定されるが、通常は全単量体中
0.001〜5.0重量%程度好ましくは0.005〜5.0重量
%とするのが良い。即ち、0.001重量%に満たな
い場合はゲル強度が低下する傾向にあり、5.0重
量%を越える場合は吸水能が低下する傾向にある
ためいずれも好ましくない。必須の単量体である
アクリル酸アルカリ金属塩及びジビニル系化合物
に加えて、更に必要により、アクリルアミド、ア
クリルアミド−2−メチルプロパンスルホン酸
塩、低級アクリル酸エステル、メタクリル酸等を
使用することもできるが、得られる吸水性樹脂の
吸水能、保水能、ゲル強度等を考慮すれば、その
使用量は全単量体の約20重量%以下とするのが良
い。 本発明においては、特定の光増感剤、即ちアミ
ジノ基を有する水溶性アゾ化合物を用いることを
必須とする。該アゾ化合物は、上記単量体を紫外
線により水溶液重合するに際しての重合速度、ラ
ジカル発生温度、単量体水溶液への溶解性等をい
ずれも満足するものである。好ましい具体例とし
ては、2,2′−アゾビス(N,N′−ジメチレンイ
ソブチルアミジン)2塩酸塩、2,2′−アゾビス
(2−アミジノプロパン)2塩酸塩、2,2′−ア
ゾビス(N,N′−ジメチレンイソブチルアミジ
ン)等を挙げることができ、これらの少なくとも
1種を用いる。該アゾ化合物は、本発明において
は主として光増感剤の機能を有するが、熱重合開
始剤としても働く。尚一般に紫外線重合に利用さ
れる光増感剤として、ジアセチル、ベンゾイン、
ベンジル、アントラキノン、アセトフエノン、ジ
フエニルジスルフイド、ベンゾフエノン及びこれ
らの各種誘導体が挙げられるが、本発明ではこれ
ら公知の光増感剤のいずれを用いても、重合が完
結せず未反応単量体が相当量残存する結果、得ら
れる吸水性樹脂の吸水時のべとつき感が認められ
ることになり、また該光増感剤は通常人体に有害
であるため衛生材料の用途には適していない。 本発明の製造法は、より詳細には、以下のよう
にして実施される。まず第一に、アクリル酸のア
ルカリ金属塩、ジビニル系化合物及び必要に応じ
て用いることのある他の単量体成分をそれぞれ所
定量づつ水に添加して溶解させ、単量体水溶液を
調製する。該単量体水溶液は、単量体濃度が通常
25〜65重量%程度、好ましくは30〜60重量%とさ
れ、また該水溶液の液温が0〜40℃程度、好まし
くは10〜25℃となるように調製するのがよい。こ
こで、単量体濃度が25重量%に満たない場合は得
られる吸水性樹脂の重合度が低下する傾向があ
り、他方65重量%を越える場合は反応時の反応系
温度が高くなり過ぎて得られる吸水性樹脂が多孔
質になり易く保水性良好なものが得にくい傾向に
あという不利がある。また、該水溶液の液温が0
℃に満たない場合は、該水溶液が凝固することと
なり、40℃を越える場合は反応系温度が高くなり
すぎるため保水率の低い多孔質状の吸水性樹脂と
なり易い傾向にありいずれも好ましくない。 ついで、上記単量体水溶液に前記特定の光増感
剤を攪拌混合して光増感剤を溶解させる。光増感
剤の使用量は、特に限定はされないが、通常は全
単量体に対して0.001〜5.0重量%程度、好ましく
は0.01〜1.0重量%とするのが適当である。尚、
反応に際して前記光増感剤に加えて過硫酸カリウ
ム等の水溶性熱重合開始剤を併用することもでき
る。次に、この混合液を適当な反応容器に仕込ん
だ後、上記反応系に紫外線を照射して重合及び架
橋反応を開始する。本発明の重合及び架橋反応で
は、本来紫外線が十分に透過しうる限り、反応容
器形態は制限されないが、得られる吸水性樹脂の
乾燥、粉砕工程での作業性等の便宜からはエンド
レスベルトや表面積の大きい開放容器を使用する
のが好ましく、また液厚みも特に制限されないが
同じく紫外線の透過を十分にする点から通常5cm
以下程度とするのが良い。また、紫外線の光量と
しては、特に限定されないが、通常20〜3500m
Joule/cm2程度とするのが良い。この範囲により
少ない場合は重合及び架橋が不充分な傾向にあ
り、またこの範囲より多い場合は一旦重合及び架
橋した後に過剰のエネルギー照射のため架橋構造
が切断されて低分子量物が生成しべとつき感を生
ずることがあるので好ましくない。好ましい光量
は、200〜2000mJoule/cm2程度である。また、紫
外線照射に使用する光源としては、従来公知の光
源、例えば水銀ランプ、メタルハライドランプ等
をいずれもそのまま使用でき、前記液厚み等の反
応条件を考慮して適宜決定される。照射波長も、
特に限定されないが、通常200〜450nmの波長光
が使用できる。紫外線照射により直ちに反応が開
始する。照射時間は、上記光量になるように適宜
決定されるが、例えばエンドレスベルトを用いた
場合は、上記条件下照射箇所を通常約数秒〜数分
程度の短時間通過すれば、反応が完結する。尚、
前記単量体濃度および単量体水溶液温度に調整さ
れている限り、通常反応系内の最高到達温度が60
〜70℃に留まるため、重合等の反応熱による含有
水からの気泡の発生はおこらず、そのため多孔質
状の樹脂が得られることはない。 かくして得られた吸水性樹脂は、含水率は通常
35〜75重量%程度であり、その外観は透明ゴム状
の弾性体である。そのため、用途に応じて必要が
あれば引続いて該樹脂を乾燥、粉砕する工程を経
て粉状物、粒状物となしうる。これら工程は公知
の方法をそのまま適用すればたり、特別の操作、
装置を使用する必要はない。例えば、乾燥装置と
して熱風乾燥機、赤外線乾燥機、流動層乾燥機等
を使用でき、乾燥温度は通常70〜200℃程度とす
ればよい。得られた乾燥吸水性樹脂は、例えば振
動式粉砕装置、衝撃式粉砕装置を用いて所望の粒
度に粉砕することができる。 本発明方法で得られる吸水性樹脂の大きさ、形
状等は、特に限定されず用途に応じて適宜選択す
ることができる。例えば衛生材料として使用する
場合には、通常は粒子状であり、約10〜600メツ
シユ程度の粒径を有するものが好ましい。 本発明法により得られた吸水性樹脂は、前記各
種用途に使用することができ、殊に、生理用品、
紙おむつ等の衛生用品用として賞用し得る。該吸
水性樹脂は用途に応じて単独で又は二酸化ケイ素
粉末、酸化チタン粉末等の無機質粉末あるいはゴ
ム等の有機填料と併用して用いられる。尚、二酸
化ケイ素粉末としては、たとえばコロイダルシリ
カ、ホワイトカーボン、超微粒子状シリカなどを
例示できる。 更には、上記方法で得られた吸水性樹脂粉砕物
を必要に応じて、後改質することも可能である。
例えば、吸水性樹脂に含有されるカルボキシレー
トと水溶性ジグリシジルエーテル化合物、ハロエ
ポキシ化合物、アルデヒド化合物等の公知の架橋
剤とを反応させて吸水性樹脂粉砕物を表面改質を
することも可能であり該改質物も上記と同用途に
利用することができる。 発明の効果 本発明方法によれば、下記の如き格別顕著な効
果が得られる。 (1) 水溶液重合法において始めて紫外線重合を行
なうことが可能になつたことにより、短時間で
且つ連続的に吸水性樹脂を製造できるため生産
効率が極めて高い。 (2) 得られる吸水性樹脂は、吸水能に優れること
は勿論のこと、多孔質構造とならないため保水
能及び保水率も極めて優れており、例えば衛生
用品に用いた場合に尿や経血のもどり現象は全
く見られない。 (3) しかも、重合及び架橋反応が充分に完結して
いるため得られる吸水性樹脂が低分子量物をほ
とんど含有しておらず、吸水時のべとつき感が
ない。 実施例 以下、参考例、実施例及び比較例を挙げて本発
明方法を更に具体的に説明するが、本発明がこれ
らに限定されないことはもとよりである。 参考例 1 氷冷下、アクリル酸328g及び水543.2gに水酸
化ナトリウム136.55g(アクリル酸に対して75モ
ル%に相当)を加えて中和して後、N,N′−メ
チレンビスアクリルアミド(以下、MBAMとい
う)0.040g(全モノマー中0.01重量%)及び2,
2′−アゾビス(N,N′−ジメチレンイソブチルア
ミジン)2塩酸塩(和光純薬工業(株)、商品名
「VA−044」)0.403g(全モノマーに対して0.1重
量%)を加えて溶解後、窒素ガスを吹き込んで溶
存酸素を追い出し液温を20℃にして全モノマー濃
度40重量%の調製液Aを得た。 参考例 2 参考例1に於て、水の使用量を687.15gに代え
た他は同様にして全モノマー濃度35重量%の調製
液をBを得た。 参考例 3 参考例1において、水の使用量を472.89gに代
えた他は同様にして全モノマー濃度43重量%の調
製液Cを得た。 参考例 4 氷冷下、アクリル酸434.58g及び水321.9gに
水酸化カリウム243.66g(アクリル酸に対して72
モル%に相当)を加えて中和して後、
MBAM0.060g(全モノマー中0.01重量%)及び
「VA−044」0.300g(全モノマーに対して0.05重
量%)を加えて溶解後、窒素ガスを吹き込んで溶
存酸素を追い出し液温を20℃にして全モノマー濃
度60重量%の調液Dを得た。 参考例 5 参考例1において、MBAM0.161g(全モノマ
ー中0.04重量%)に代えた他は同様にして調製液
Eを得た。 参考例 6 参考例1において、「VA−044」0.202g(全モ
ノマーに対して0.05重量%)に代えた他は同様に
して調製液Fを得た。 参考例 7 参考例1において、「VA−044」1.209g(全モ
ノマーに対して0.3重量%)に代えた他は同様に
して調製液Gを得た。 参考例 8 参考例1において、「VA−044」を2,2′−ア
ゾビス(2−アミジノプロパン)2塩酸塩(和光
純薬工業(株)、商品名「V−50」)0.403g(全モノ
マーに対して0.1重量%)に代えた他は同様にし
て調製液Hを得た。 参考例 9 参考例1において、過硫酸カリウム0.202g
(全モノマーに対して0.05重量%)を追加した他
は同様にして調製液Iを得た。 参考例 10 参考例1において、MBAMを無添加とした他
は、同様にして調製液Jを得た。 参考例 11 参考例1において、「VA−044」をジアセチル
(和光純薬工業(株))1.209g(全モノマーに対して
0.3重量%)に代えた他は同様にして調製液Kを
得た。 参考例 12 参考例1において、「VA−044」をアセトフエ
ノン(和光純薬(株))1.209g(全モノマーに対し
て0.3重量%)に代えた他は同様にして調製液L
を得た。 実施例 1 参考例1の調製液A176.7gを内径150mm、深さ
25mmのガラス製シヤーレに液厚み8.6mmとなるよ
う加え、コンベアー型紫外線硬化装置(アイグラ
フイツク(株)製)(高圧水銀ランプ2Kw×2灯、
80W/cm、発光波長250nm)にて光量900m
Joule/cm2となるように速度10m/min、照射時
間10.8秒で紫外線照射し、厚さ約9mmのゴム弾性
のある含水ゲル状架橋重合体(含水率約53重量
%)を得た。そして、このゲル状架橋重合体を熱
風乾燥機中140℃で2時間乾燥した後、粉砕機で
粉砕して粉体とした。この粉体を更に熱風乾燥機
中で30分乾燥し、吸水性樹脂Aを得た。このもの
の粒度は32〜200メツシユであり、含水率は4〜
6重量%であつた。 実施例 2 実施例1において、調製液Aの使用量を35.3g
に代えて、液厚み1.7mmとした他は同様に重合、
乾燥及び粉砕して吸水性樹脂Bを得た。 実施例 3 実施例1において、調製液Aの使用量を353.4
gに代え、液厚み17.2mmとした他は同様に重合、
乾燥及び粉砕して吸水性樹脂Cを得た。 実施例 4 実施例1において、調製液Aを調製液B176.7
gに代えた他は同様に重合、乾燥及び粉砕して吸
水性樹脂Dを得た。 実施例 5 実施例1において、調製液Aを調製液C176.7g
に代えた他は同様に重合、乾燥及び粉砕して吸水
性樹脂Eを得た。 実施例 6 実施例1において、調製液Aを調製液D176.7
gに代えた他は同様に重合、乾燥及び粉砕して吸
水性樹脂Fを得た。 実施例 7 実施例1において、調製液Aを調製液E176.7g
に代えた他は同様に重合、乾燥及び粉砕して吸水
性樹脂Gを得た。 実施例 8 実施例1において、調製液Aを調製液F176.7g
に代えた他は同様に重合、乾燥及び粉砕して吸水
性樹脂Hを得た。 実施例 9 実施例1において、調製液Aを調製液G176.7
gに代え、かつ照射光量を300mJoule/cm2で照射
時間を3.6秒とした他は同様に重合、乾燥及び粉
砕して吸水性樹脂Iを得た。 実施例 10 実施例1において、調製液Aを調製液H176.7
gに代えた他は同様に重合、乾燥及び粉砕して吸
水性樹脂Jを得た。 実施例 11 実施例1において、調製液Aを調製液I176.7g
に代えた他は同様に重合、乾燥及び粉砕して吸水
性樹脂Kを得た。 実施例 12 実施例1において、照射光量1800mJoule/cm2
で照射時間を21.6秒に代えた他は同様にして行い
吸水性樹脂Lを得た。 比較例 1 実施例1において、調製液Aを調製液J176.7g
に代えた他は同様にして重合、乾燥及び粉砕して
含水ゲル状重合物を得た。しかし、このものは外
観は含水ゲル状を呈するものの、架橋重合物では
ないため、水を添加した場合には単なる粘ちよう
水溶液となり、吸水性樹脂としての性能評価はで
きなかつた。 比較例 2 実施例1において、調製液Aを調製液K176.7
gに代えた他は同様にして重合を行つたが、末重
合物が多く含水ゲル状物を得ることはできなかつ
た。このものの重合率は72%であり、含水率は58
重量%であり、外観は粘ちよう液体であつた。そ
のため、以後の乾燥工程及び性能評価は断念し
た。 比較例 3 実施例1において、調製液Aを調製液L176.7g
に代えた他は同様にして重合を行つたが、未重合
物が多く含水ゲル状物を得ることはできなかつ
た。このものの重合率は69%であり、含水率は58
重量%であり、外観は粘ちよう液体であつた。そ
のため、以後の乾燥工程及び性能評価は断念し
た。 次に、各実施例で得た各吸水性樹脂の性能を下
記試験方法で調べた。 吸水性樹脂性能試験方法 Γ吸水能 250メツシユナイロンネツト製テイーバツグ
に試料1.00gを正確にはかりとり、生理食塩水
に1時間浸漬、15分間水切り後、重量[a]g
を測定する。さらに、試料を入れないテイーバ
ツグを用いて同様の測定を行い重量[b]gを
求め、下式により生理食塩水吸水量を算出し
た。 生理食塩水吸水量(g/g)=([a]−
[b])/1.00 Γ保水能 テイーバツク法測定後、国産遠心機(株)製(H
−120A型)の遠心脱水機の目盛り6.5にて
600rpmとなるまで遠心脱水を行ない重量[a]
gを測定する。さらに、試料を入れないテイー
バツグを用いて同様の測定を行ない重量[b]
gを求め、下式により保水量を算出した。 保水量(g/g)=([a]−[b])/1.00 Γ保水率 下式により保水率を算出した。 保水率(%)=保水量/吸水量×100 結果を第1表に示す。
る。 従来の技術 吸水性樹脂は、生理用品、おむつ、使い捨て雑
巾等の衛生用品や保水剤等の農園芸用品として使
用されている他、汚泥の凝固、建材の結露防止、
油類の脱水等の用途にも用いられている。 この種の吸水性樹脂としては、カルボキシメチ
ルセルロース架橋物、ポリオキシエチレン架橋
物、澱粉−アクリロニトリルグラフト共重合体の
加水分解物、、澱粉−アクリル酸グラフト共重合
体、アクリル酸塩重合体架橋物、アクリル酸塩系
共重合体架橋物等が知られている。これらの内、
カルボキシメチルセルロース架橋物及びポリオキ
シエチレン架橋物では未だ満足すべき吸水能、保
水能を有するものは得られていない。また、澱粉
−アクリロニトリルグラフト共重合体の加水分解
物及び澱粉−アクル酸グラフト共重合体は比較的
高い吸水能、保水能を有するが、天然高分子であ
る澱粉を使用しているため耐熱性、腐敗分解等に
欠点があり、その製造方法も煩雑である。而し
て、アクリル酸塩重合体架橋物及びアクリル酸塩
系共重合体架橋物については吸水能、保水能及び
品質安定性等を満足し得るものである。 従来、アクリル酸塩重合体架橋物又はアクリル
酸塩系共重合体架橋物の製造法としては、水溶液
重合、逆相乳化重合、逆相懸濁重合等の各種方法
が知られているが、これらの方法の内逆乳化重
合、逆相懸濁重合等の場合は、重合工程に有機溶
剤を用いることが必須となり、この有機溶剤の使
用によれば、突発的重合や重合温度管理のミス等
の発生により、反応系の温度や圧力が異常に上昇
し、爆発、火災を招く危険性あるいは作業員に対
する環境衛生等の問題があまり好ましくない。一
方、水溶液重合の場合は、従来、反応制御が容易
な点からバツチ式で熱重合させる方法が主流であ
るが、反応終期には極端に高粘度化し、内容物の
取り出し等の作業性が劣つたり、反応の温度制御
を容易にするため比較的低温度で反応させる必要
から反応時間が長くなる等のため生産効率が低い
という欠点を有する。 本発明者は、以前よりアクリル酸塩系共重合体
架橋物の製造技術殊に水溶液重合技術について
種々研究しており、既に、比較的高濃度の単量体
水溶液をあらかじめ加温しておき、これに重合反
応開始剤を添加して外部加熱を行うことなく重合
させると共に水分を気化させることにより、エン
ドレスベルト上等で連続的に重合できしかも乾燥
工程を要しないという極めて生産効率の高い画期
的な方法を開発するのに成功した(特開昭58−
71907号)。而して、この方法においては、生産効
率が高い反面、苛酷な重合条件故重合熱による水
の蒸発のため得られる樹脂が多孔質となる傾向が
ある。そのため、保水率が低下して加圧時に一旦
吸収した水が放出されるいわゆるもどり現象を生
じる場合があるという問題点があつた。また、時
として低分子量物が多く生成するために吸水時に
べとつき感が生じることもあつた。 発明が解決しようとする問題点 本発明の目的は、吸水能、保水能、保水率等の
性能に優れる吸水性樹脂を高い生産効率で収得で
きる全く新たな製造法を提供することにある。 問題点を解決するための手段 本発明者は、前記の如き実状に鑑み、上記目的
を達成するべく、特に、アクリル酸塩系共重合体
架橋物の水溶液重合において従来行なわれたこと
のない紫外線による重合について鋭意研究を重ね
た。その結果、アクリル酸のアルカリ金属塩及び
ジビニル系化合物を含有する単量体水溶液に特定
の光増感剤を混合し、これを紫外線照射すること
により目的を達成できることを見出した。本発明
は、かかる知見に基づいて完成されたものであ
る。 即ち本発明は、アクリル酸のアルカリ金属塩及
びジビニル系化合物を含有する単量体水溶液とア
ミジノ基を有する水溶性アゾ化合物である光増感
剤との混合物に紫外線を照射して重合及び架橋せ
しめることを特徴とする吸水性樹脂の製造法に係
る。 本発明において、吸水性樹脂を構成する主要な
単量体単位は、アクリル酸アルカリ金属塩であ
る。ここでアルカリ金属塩とはナトリウム塩又は
カリウム塩をいう。これらのアルカリ金属塩は、
アクリル酸を水酸化ナトリウム、水酸化カリウム
等で中和して得られるものであり、これらは必ず
しも完全中和物であることは要せず部分中物であ
つても何らさしつかえなく、通常は中和度が50〜
100%の範囲とするのがよい。即ち、50%に満た
ない場合は、得られる吸水性樹脂の吸水能が低下
するため好ましくない。 また、本発明において併用される他の単量体で
あるジビニル系化合物は、上記アクリル酸アルカ
リ金属塩と共重合及び架橋されることにより、得
られる吸水性樹脂に架橋構造を付与するために使
用されるものである。好ましいジビニル系化合物
としては、例えばジビニルベンゼン、N,N′−
メチレンビスアクリルアミド、N,N′−メチレ
ンビスメタクリルアミド、ポリエチレングリコー
ルジアクリレート、ポリプロピレングリコールジ
アクリレート等が挙げられ、これらは単独又は組
合せて使用し得る。ジビニル系化合物の使用量
は、得られる吸水性樹脂の吸水能、ゲル強度等を
考慮して適宜決定されるが、通常は全単量体中
0.001〜5.0重量%程度好ましくは0.005〜5.0重量
%とするのが良い。即ち、0.001重量%に満たな
い場合はゲル強度が低下する傾向にあり、5.0重
量%を越える場合は吸水能が低下する傾向にある
ためいずれも好ましくない。必須の単量体である
アクリル酸アルカリ金属塩及びジビニル系化合物
に加えて、更に必要により、アクリルアミド、ア
クリルアミド−2−メチルプロパンスルホン酸
塩、低級アクリル酸エステル、メタクリル酸等を
使用することもできるが、得られる吸水性樹脂の
吸水能、保水能、ゲル強度等を考慮すれば、その
使用量は全単量体の約20重量%以下とするのが良
い。 本発明においては、特定の光増感剤、即ちアミ
ジノ基を有する水溶性アゾ化合物を用いることを
必須とする。該アゾ化合物は、上記単量体を紫外
線により水溶液重合するに際しての重合速度、ラ
ジカル発生温度、単量体水溶液への溶解性等をい
ずれも満足するものである。好ましい具体例とし
ては、2,2′−アゾビス(N,N′−ジメチレンイ
ソブチルアミジン)2塩酸塩、2,2′−アゾビス
(2−アミジノプロパン)2塩酸塩、2,2′−ア
ゾビス(N,N′−ジメチレンイソブチルアミジ
ン)等を挙げることができ、これらの少なくとも
1種を用いる。該アゾ化合物は、本発明において
は主として光増感剤の機能を有するが、熱重合開
始剤としても働く。尚一般に紫外線重合に利用さ
れる光増感剤として、ジアセチル、ベンゾイン、
ベンジル、アントラキノン、アセトフエノン、ジ
フエニルジスルフイド、ベンゾフエノン及びこれ
らの各種誘導体が挙げられるが、本発明ではこれ
ら公知の光増感剤のいずれを用いても、重合が完
結せず未反応単量体が相当量残存する結果、得ら
れる吸水性樹脂の吸水時のべとつき感が認められ
ることになり、また該光増感剤は通常人体に有害
であるため衛生材料の用途には適していない。 本発明の製造法は、より詳細には、以下のよう
にして実施される。まず第一に、アクリル酸のア
ルカリ金属塩、ジビニル系化合物及び必要に応じ
て用いることのある他の単量体成分をそれぞれ所
定量づつ水に添加して溶解させ、単量体水溶液を
調製する。該単量体水溶液は、単量体濃度が通常
25〜65重量%程度、好ましくは30〜60重量%とさ
れ、また該水溶液の液温が0〜40℃程度、好まし
くは10〜25℃となるように調製するのがよい。こ
こで、単量体濃度が25重量%に満たない場合は得
られる吸水性樹脂の重合度が低下する傾向があ
り、他方65重量%を越える場合は反応時の反応系
温度が高くなり過ぎて得られる吸水性樹脂が多孔
質になり易く保水性良好なものが得にくい傾向に
あという不利がある。また、該水溶液の液温が0
℃に満たない場合は、該水溶液が凝固することと
なり、40℃を越える場合は反応系温度が高くなり
すぎるため保水率の低い多孔質状の吸水性樹脂と
なり易い傾向にありいずれも好ましくない。 ついで、上記単量体水溶液に前記特定の光増感
剤を攪拌混合して光増感剤を溶解させる。光増感
剤の使用量は、特に限定はされないが、通常は全
単量体に対して0.001〜5.0重量%程度、好ましく
は0.01〜1.0重量%とするのが適当である。尚、
反応に際して前記光増感剤に加えて過硫酸カリウ
ム等の水溶性熱重合開始剤を併用することもでき
る。次に、この混合液を適当な反応容器に仕込ん
だ後、上記反応系に紫外線を照射して重合及び架
橋反応を開始する。本発明の重合及び架橋反応で
は、本来紫外線が十分に透過しうる限り、反応容
器形態は制限されないが、得られる吸水性樹脂の
乾燥、粉砕工程での作業性等の便宜からはエンド
レスベルトや表面積の大きい開放容器を使用する
のが好ましく、また液厚みも特に制限されないが
同じく紫外線の透過を十分にする点から通常5cm
以下程度とするのが良い。また、紫外線の光量と
しては、特に限定されないが、通常20〜3500m
Joule/cm2程度とするのが良い。この範囲により
少ない場合は重合及び架橋が不充分な傾向にあ
り、またこの範囲より多い場合は一旦重合及び架
橋した後に過剰のエネルギー照射のため架橋構造
が切断されて低分子量物が生成しべとつき感を生
ずることがあるので好ましくない。好ましい光量
は、200〜2000mJoule/cm2程度である。また、紫
外線照射に使用する光源としては、従来公知の光
源、例えば水銀ランプ、メタルハライドランプ等
をいずれもそのまま使用でき、前記液厚み等の反
応条件を考慮して適宜決定される。照射波長も、
特に限定されないが、通常200〜450nmの波長光
が使用できる。紫外線照射により直ちに反応が開
始する。照射時間は、上記光量になるように適宜
決定されるが、例えばエンドレスベルトを用いた
場合は、上記条件下照射箇所を通常約数秒〜数分
程度の短時間通過すれば、反応が完結する。尚、
前記単量体濃度および単量体水溶液温度に調整さ
れている限り、通常反応系内の最高到達温度が60
〜70℃に留まるため、重合等の反応熱による含有
水からの気泡の発生はおこらず、そのため多孔質
状の樹脂が得られることはない。 かくして得られた吸水性樹脂は、含水率は通常
35〜75重量%程度であり、その外観は透明ゴム状
の弾性体である。そのため、用途に応じて必要が
あれば引続いて該樹脂を乾燥、粉砕する工程を経
て粉状物、粒状物となしうる。これら工程は公知
の方法をそのまま適用すればたり、特別の操作、
装置を使用する必要はない。例えば、乾燥装置と
して熱風乾燥機、赤外線乾燥機、流動層乾燥機等
を使用でき、乾燥温度は通常70〜200℃程度とす
ればよい。得られた乾燥吸水性樹脂は、例えば振
動式粉砕装置、衝撃式粉砕装置を用いて所望の粒
度に粉砕することができる。 本発明方法で得られる吸水性樹脂の大きさ、形
状等は、特に限定されず用途に応じて適宜選択す
ることができる。例えば衛生材料として使用する
場合には、通常は粒子状であり、約10〜600メツ
シユ程度の粒径を有するものが好ましい。 本発明法により得られた吸水性樹脂は、前記各
種用途に使用することができ、殊に、生理用品、
紙おむつ等の衛生用品用として賞用し得る。該吸
水性樹脂は用途に応じて単独で又は二酸化ケイ素
粉末、酸化チタン粉末等の無機質粉末あるいはゴ
ム等の有機填料と併用して用いられる。尚、二酸
化ケイ素粉末としては、たとえばコロイダルシリ
カ、ホワイトカーボン、超微粒子状シリカなどを
例示できる。 更には、上記方法で得られた吸水性樹脂粉砕物
を必要に応じて、後改質することも可能である。
例えば、吸水性樹脂に含有されるカルボキシレー
トと水溶性ジグリシジルエーテル化合物、ハロエ
ポキシ化合物、アルデヒド化合物等の公知の架橋
剤とを反応させて吸水性樹脂粉砕物を表面改質を
することも可能であり該改質物も上記と同用途に
利用することができる。 発明の効果 本発明方法によれば、下記の如き格別顕著な効
果が得られる。 (1) 水溶液重合法において始めて紫外線重合を行
なうことが可能になつたことにより、短時間で
且つ連続的に吸水性樹脂を製造できるため生産
効率が極めて高い。 (2) 得られる吸水性樹脂は、吸水能に優れること
は勿論のこと、多孔質構造とならないため保水
能及び保水率も極めて優れており、例えば衛生
用品に用いた場合に尿や経血のもどり現象は全
く見られない。 (3) しかも、重合及び架橋反応が充分に完結して
いるため得られる吸水性樹脂が低分子量物をほ
とんど含有しておらず、吸水時のべとつき感が
ない。 実施例 以下、参考例、実施例及び比較例を挙げて本発
明方法を更に具体的に説明するが、本発明がこれ
らに限定されないことはもとよりである。 参考例 1 氷冷下、アクリル酸328g及び水543.2gに水酸
化ナトリウム136.55g(アクリル酸に対して75モ
ル%に相当)を加えて中和して後、N,N′−メ
チレンビスアクリルアミド(以下、MBAMとい
う)0.040g(全モノマー中0.01重量%)及び2,
2′−アゾビス(N,N′−ジメチレンイソブチルア
ミジン)2塩酸塩(和光純薬工業(株)、商品名
「VA−044」)0.403g(全モノマーに対して0.1重
量%)を加えて溶解後、窒素ガスを吹き込んで溶
存酸素を追い出し液温を20℃にして全モノマー濃
度40重量%の調製液Aを得た。 参考例 2 参考例1に於て、水の使用量を687.15gに代え
た他は同様にして全モノマー濃度35重量%の調製
液をBを得た。 参考例 3 参考例1において、水の使用量を472.89gに代
えた他は同様にして全モノマー濃度43重量%の調
製液Cを得た。 参考例 4 氷冷下、アクリル酸434.58g及び水321.9gに
水酸化カリウム243.66g(アクリル酸に対して72
モル%に相当)を加えて中和して後、
MBAM0.060g(全モノマー中0.01重量%)及び
「VA−044」0.300g(全モノマーに対して0.05重
量%)を加えて溶解後、窒素ガスを吹き込んで溶
存酸素を追い出し液温を20℃にして全モノマー濃
度60重量%の調液Dを得た。 参考例 5 参考例1において、MBAM0.161g(全モノマ
ー中0.04重量%)に代えた他は同様にして調製液
Eを得た。 参考例 6 参考例1において、「VA−044」0.202g(全モ
ノマーに対して0.05重量%)に代えた他は同様に
して調製液Fを得た。 参考例 7 参考例1において、「VA−044」1.209g(全モ
ノマーに対して0.3重量%)に代えた他は同様に
して調製液Gを得た。 参考例 8 参考例1において、「VA−044」を2,2′−ア
ゾビス(2−アミジノプロパン)2塩酸塩(和光
純薬工業(株)、商品名「V−50」)0.403g(全モノ
マーに対して0.1重量%)に代えた他は同様にし
て調製液Hを得た。 参考例 9 参考例1において、過硫酸カリウム0.202g
(全モノマーに対して0.05重量%)を追加した他
は同様にして調製液Iを得た。 参考例 10 参考例1において、MBAMを無添加とした他
は、同様にして調製液Jを得た。 参考例 11 参考例1において、「VA−044」をジアセチル
(和光純薬工業(株))1.209g(全モノマーに対して
0.3重量%)に代えた他は同様にして調製液Kを
得た。 参考例 12 参考例1において、「VA−044」をアセトフエ
ノン(和光純薬(株))1.209g(全モノマーに対し
て0.3重量%)に代えた他は同様にして調製液L
を得た。 実施例 1 参考例1の調製液A176.7gを内径150mm、深さ
25mmのガラス製シヤーレに液厚み8.6mmとなるよ
う加え、コンベアー型紫外線硬化装置(アイグラ
フイツク(株)製)(高圧水銀ランプ2Kw×2灯、
80W/cm、発光波長250nm)にて光量900m
Joule/cm2となるように速度10m/min、照射時
間10.8秒で紫外線照射し、厚さ約9mmのゴム弾性
のある含水ゲル状架橋重合体(含水率約53重量
%)を得た。そして、このゲル状架橋重合体を熱
風乾燥機中140℃で2時間乾燥した後、粉砕機で
粉砕して粉体とした。この粉体を更に熱風乾燥機
中で30分乾燥し、吸水性樹脂Aを得た。このもの
の粒度は32〜200メツシユであり、含水率は4〜
6重量%であつた。 実施例 2 実施例1において、調製液Aの使用量を35.3g
に代えて、液厚み1.7mmとした他は同様に重合、
乾燥及び粉砕して吸水性樹脂Bを得た。 実施例 3 実施例1において、調製液Aの使用量を353.4
gに代え、液厚み17.2mmとした他は同様に重合、
乾燥及び粉砕して吸水性樹脂Cを得た。 実施例 4 実施例1において、調製液Aを調製液B176.7
gに代えた他は同様に重合、乾燥及び粉砕して吸
水性樹脂Dを得た。 実施例 5 実施例1において、調製液Aを調製液C176.7g
に代えた他は同様に重合、乾燥及び粉砕して吸水
性樹脂Eを得た。 実施例 6 実施例1において、調製液Aを調製液D176.7
gに代えた他は同様に重合、乾燥及び粉砕して吸
水性樹脂Fを得た。 実施例 7 実施例1において、調製液Aを調製液E176.7g
に代えた他は同様に重合、乾燥及び粉砕して吸水
性樹脂Gを得た。 実施例 8 実施例1において、調製液Aを調製液F176.7g
に代えた他は同様に重合、乾燥及び粉砕して吸水
性樹脂Hを得た。 実施例 9 実施例1において、調製液Aを調製液G176.7
gに代え、かつ照射光量を300mJoule/cm2で照射
時間を3.6秒とした他は同様に重合、乾燥及び粉
砕して吸水性樹脂Iを得た。 実施例 10 実施例1において、調製液Aを調製液H176.7
gに代えた他は同様に重合、乾燥及び粉砕して吸
水性樹脂Jを得た。 実施例 11 実施例1において、調製液Aを調製液I176.7g
に代えた他は同様に重合、乾燥及び粉砕して吸水
性樹脂Kを得た。 実施例 12 実施例1において、照射光量1800mJoule/cm2
で照射時間を21.6秒に代えた他は同様にして行い
吸水性樹脂Lを得た。 比較例 1 実施例1において、調製液Aを調製液J176.7g
に代えた他は同様にして重合、乾燥及び粉砕して
含水ゲル状重合物を得た。しかし、このものは外
観は含水ゲル状を呈するものの、架橋重合物では
ないため、水を添加した場合には単なる粘ちよう
水溶液となり、吸水性樹脂としての性能評価はで
きなかつた。 比較例 2 実施例1において、調製液Aを調製液K176.7
gに代えた他は同様にして重合を行つたが、末重
合物が多く含水ゲル状物を得ることはできなかつ
た。このものの重合率は72%であり、含水率は58
重量%であり、外観は粘ちよう液体であつた。そ
のため、以後の乾燥工程及び性能評価は断念し
た。 比較例 3 実施例1において、調製液Aを調製液L176.7g
に代えた他は同様にして重合を行つたが、未重合
物が多く含水ゲル状物を得ることはできなかつ
た。このものの重合率は69%であり、含水率は58
重量%であり、外観は粘ちよう液体であつた。そ
のため、以後の乾燥工程及び性能評価は断念し
た。 次に、各実施例で得た各吸水性樹脂の性能を下
記試験方法で調べた。 吸水性樹脂性能試験方法 Γ吸水能 250メツシユナイロンネツト製テイーバツグ
に試料1.00gを正確にはかりとり、生理食塩水
に1時間浸漬、15分間水切り後、重量[a]g
を測定する。さらに、試料を入れないテイーバ
ツグを用いて同様の測定を行い重量[b]gを
求め、下式により生理食塩水吸水量を算出し
た。 生理食塩水吸水量(g/g)=([a]−
[b])/1.00 Γ保水能 テイーバツク法測定後、国産遠心機(株)製(H
−120A型)の遠心脱水機の目盛り6.5にて
600rpmとなるまで遠心脱水を行ない重量[a]
gを測定する。さらに、試料を入れないテイー
バツグを用いて同様の測定を行ない重量[b]
gを求め、下式により保水量を算出した。 保水量(g/g)=([a]−[b])/1.00 Γ保水率 下式により保水率を算出した。 保水率(%)=保水量/吸水量×100 結果を第1表に示す。
【表】
第1表より、本発明法により得られる吸水性樹
脂A〜Lは、いずれも吸水能、保水能に優れ、保
水率が高いことが明らかである。また、A〜L
は、いずれも吸水時のべとつき感はなかつた。
脂A〜Lは、いずれも吸水能、保水能に優れ、保
水率が高いことが明らかである。また、A〜L
は、いずれも吸水時のべとつき感はなかつた。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 アクリル酸のアルカリ金属塩及びジビニル系
化合物を含有する単量体水溶液とジアミノ基を有
する水溶性アゾ化合物である光増感剤との混合物
に紫外線を照射して重合及び架橋せしめることを
特徴とする吸水性樹脂の製造法。 2 単量体水溶液の単量体濃度が25〜65重量%で
ある特許請求の範囲第1項記載の製造法。 3 単量体水溶液の温度が0〜40℃である特許請
求の範囲第1項記載の製造法。
Priority Applications (4)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP61187539A JPS6343912A (ja) | 1986-08-08 | 1986-08-08 | 吸水性樹脂の製造法 |
| DE19873716945 DE3716945A1 (de) | 1986-08-08 | 1987-05-20 | Verfahren zur herstellung von wasser-absorbierenden harzen |
| FI872252A FI872252A7 (fi) | 1986-08-08 | 1987-05-21 | Menetelmä vettä absorboivan hartsin valmistamiseksi. |
| FR878707208A FR2602512B1 (fr) | 1986-08-08 | 1987-05-22 | Procede pour preparer une resine absorbant l'eau et resine obtenue |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP61187539A JPS6343912A (ja) | 1986-08-08 | 1986-08-08 | 吸水性樹脂の製造法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6343912A JPS6343912A (ja) | 1988-02-25 |
| JPH0476366B2 true JPH0476366B2 (ja) | 1992-12-03 |
Family
ID=16207857
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP61187539A Granted JPS6343912A (ja) | 1986-08-08 | 1986-08-08 | 吸水性樹脂の製造法 |
Country Status (4)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS6343912A (ja) |
| DE (1) | DE3716945A1 (ja) |
| FI (1) | FI872252A7 (ja) |
| FR (1) | FR2602512B1 (ja) |
Families Citing this family (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| DE4406978C2 (de) * | 1994-03-03 | 1996-09-19 | Lohmann Gmbh & Co Kg | Verfahren zur Herstellung von selbstklebenden Hydrogelen und ihre medizinische Verwendung |
| TW399063B (en) * | 1994-04-25 | 2000-07-21 | Wako Pure Chem Ind Ltd | Process for producing a polymer or copolymer of acrylic acid or a water-soluble derivative thereof |
| JP5893116B2 (ja) * | 2014-07-11 | 2016-03-23 | 住友精化株式会社 | 吸水性樹脂及び吸水性樹脂の製造方法 |
| JP5893117B2 (ja) * | 2014-07-11 | 2016-03-23 | 住友精化株式会社 | 吸水性樹脂及び吸収性物品 |
| US10285866B2 (en) | 2015-01-16 | 2019-05-14 | Lg Chem, Ltd. | Super absorbent polymer |
Family Cites Families (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| DE2130070C3 (de) * | 1971-06-18 | 1981-08-20 | Röhm GmbH, 6100 Darmstadt | Verfahren zur Photopolymerisation von Acryl-, Methacrylverbindungen oder Styrol in Gegenwart von Azoverbindungen |
| FR2348227A1 (fr) * | 1976-04-14 | 1977-11-10 | Rhone Poulenc Ind | Perfectionnement aux procedes de preparation de polymeres acryliques hydrosolubles par photopolymerisation |
| JPS61157513A (ja) * | 1984-12-28 | 1986-07-17 | Mitsubishi Petrochem Co Ltd | 高吸水性ポリマ−の製造方法 |
| JPS62235305A (ja) * | 1986-04-04 | 1987-10-15 | Dai Ichi Kogyo Seiyaku Co Ltd | 高分子量アクリル系重合体の製法 |
-
1986
- 1986-08-08 JP JP61187539A patent/JPS6343912A/ja active Granted
-
1987
- 1987-05-20 DE DE19873716945 patent/DE3716945A1/de not_active Withdrawn
- 1987-05-21 FI FI872252A patent/FI872252A7/fi not_active Application Discontinuation
- 1987-05-22 FR FR878707208A patent/FR2602512B1/fr not_active Expired
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| FR2602512B1 (fr) | 1989-11-10 |
| JPS6343912A (ja) | 1988-02-25 |
| FI872252A0 (fi) | 1987-05-21 |
| FR2602512A1 (fr) | 1988-02-12 |
| DE3716945A1 (de) | 1988-02-11 |
| FI872252L (fi) | 1988-02-09 |
| FI872252A7 (fi) | 1988-02-09 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| JP2849617B2 (ja) | 水状の液体および人体内の体液を吸収可能な粉末状のクロスリンクポリマー、その製造方法およびその使用 | |
| KR100819613B1 (ko) | 수분 흡수제와 그 제조방법 | |
| JP4395531B2 (ja) | 吸水性ポリマーを後架橋する方法 | |
| JPH05237378A (ja) | 超吸収剤の吸水速度を向上させる方法及び吸水速度の向上した超吸収剤ポリマー | |
| CN101137703B (zh) | 水解稳定的后交联的超强吸水剂 | |
| JPH07185331A (ja) | 超吸収性ポリマー、その製法、および加圧下吸収の改良方法 | |
| CN109608661A (zh) | 凝胶粉碎装置、及聚丙烯酸(盐)系吸水性树脂粉末的制造方法、以及吸水性树脂粉末 | |
| CN111448241A (zh) | 超吸收性聚合物组合物及其制备方法 | |
| JPH10265522A (ja) | 高吸水性ポリマー組成物及びその製造方法ならびにそれからなる高吸水性物品 | |
| JP2003261601A (ja) | 吸水性樹脂およびその製造方法 | |
| CN101333260B (zh) | 一种高吸水性树脂的制造方法 | |
| CN104114591A (zh) | 具有高溶胀率和高渗透率的吸水性聚合物颗粒 | |
| JPS63260907A (ja) | 高吸水性ポリマ−の製造法 | |
| CN105837726A (zh) | 吸水性树脂及其制备方法 | |
| JP3461860B2 (ja) | 吸収性材料の製造方法 | |
| JPH0476366B2 (ja) | ||
| JP2555159B2 (ja) | 吸水性樹脂の製造方法 | |
| JPH0776244B2 (ja) | 水可溶分の少ない吸水性樹脂の製造法 | |
| JP4550256B2 (ja) | 吸水性樹脂の製造法 | |
| JPH0248292B2 (ja) | ||
| JPH01292003A (ja) | 吸水性樹脂の精製方法 | |
| JPH0564969B2 (ja) | ||
| JPH01156310A (ja) | 吸水性樹脂の製造法 | |
| CN101333261B (zh) | 一种高吸水性树脂的制造方法 | |
| CN109776741B (zh) | 高吸水性树脂的制造方法 |