JPH047725B2 - - Google Patents

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JPH047725B2
JPH047725B2 JP59141081A JP14108184A JPH047725B2 JP H047725 B2 JPH047725 B2 JP H047725B2 JP 59141081 A JP59141081 A JP 59141081A JP 14108184 A JP14108184 A JP 14108184A JP H047725 B2 JPH047725 B2 JP H047725B2
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JP
Japan
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aspirin
intravenous
cancer
administered
parvum
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JP59141081A
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JPS6122018A (ja
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Tsunetaka Nakajima
Masahiro Watanabe
Masayuki Nishida
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GC Biopharma Corp
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Green Cross Corp Korea
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  • Medicines That Contain Protein Lipid Enzymes And Other Medicines (AREA)
  • Medicines Containing Antibodies Or Antigens For Use As Internal Diagnostic Agents (AREA)
  • Pharmaceuticals Containing Other Organic And Inorganic Compounds (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
〔技術分野〕 本発明は、アセチルサリチル酸(アスピリン)
又はその塩を有効成分とする癌免疫療法増強剤、
特に静注用癌免疫療法増強剤に関する。 〔発明の背景〕 一般に、自己由来の腫瘍に対して、宿主はしば
しばそれを認識し、免疫学的に拒絶排除する能力
をもつているにもかかわらず、腫瘍は異物として
排除されることなく発育する。即ち、腫瘍がその
固有の抗原性を有していながら、宿主の免疫応答
を引き起こしにくいことはよく知られたことであ
る。例えば、腫瘍細胞は増殖のためにリンパ球や
マクロフアージの活性あるいは生体の炎症反応を
弱める物質を分泌していることが知られており、
そのため腫瘍組織内のマクロフアージの活性は弱
く、細胞障害性も低いことがあげられる。この原
因の一つとしてプロスタグランジンの免疫系への
関与が考えられる。なぜならプロスタグランジン
は免疫抑制的に作用するため、腫瘍もしくは腫瘍
の周囲に漫潤してくるマクロフアージがプロスタ
グランジンを分泌することにより、腫瘍が宿主の
免疫応答の攻撃からのがれることは充分に考えら
れることである。 一方、プロスタグランジンは細胞性免疫、液性
免疫に対して抑制的に働くことが知られている。
プロスタグランジンの作用としては、例えばマイ
トジエンによるリンパ球幼若化反応抑制
〔Smith,J.W.:J.Clin.Invest.,50,442(1971)〕、
リンフオカイン産生抑制〔Rappaport,R.S.:J.
Exp.Med.,155,943(1982)〕、細胞障性T細胞の
抑制、抗体依存性細胞障害(APCC)の抑制、
NK細胞の誘導及び活性の抑制〔Brunda,M.
J.;J.Immunol.,124,2682(1980)〕などがあげ
られる。 一般にプロスタグランジンは全身への作用はほ
とんどなく、生合成されたその場で作用する局所
伝達物質であると理解されている。それゆえ、免
疫系においてもプロスタグランジンは免疫応答が
なされる場で作られ、そこの免疫担当細胞に作用
することにより免疫応答に関与しているものと推
測される。そこで、免疫応答の場において、負の
方向に働きかけるプロスタグランジンを、免疫賦
活剤等のBRMを用いる癌免疫療法(一般に、
BRMは宿主の免疫機能を正の方向に向かわせ
る)を実施する場合、腫瘍局所において減少させ
ることができれば、癌免疫療法の効果は強化され
ることになるものと予想される。 さて、前述したように、担癌生体が自己の癌に
対し、免疫学的に応答していることは動物実験の
みならず人の癌についても証明されている。にも
かかわらず、癌細胞がなぜこのような生体の免疫
学的監視によつて異物として認識され、拒絶、排
除されないかといつた問題に対し、Currieは抗原
と宿主の問題を取り上げている〔Currie,G.
A.:Immunological escape of tumors.Current
topics in immunology series2.Cancer and the
immune response.T and A Constable LtD.,
Edingbragh,1974,p.55.〕。 即ち、腫瘍細胞の側からみれば、抗原性の差異
による免疫学的選択、少数個の腫瘍細胞が生体の
免疫応答をくぐりぬける現象、腫瘍抗原の
modulationやsheddingなどが考えられ、一方宿
主の免疫応答性の側からみれば、免疫学的寛容、
免疫学的不応答などである。これら諸要因がから
みあつて免疫学監視から腫瘍細胞の回避、つまり
は腫瘍の増殖をもたらすものと言える。また、癌
患者の免疫能が検索されるにつれ、その細胞性お
よび液性免疫能が特異的にも、非特異的にも低下
しており、さらに腫瘍の進行増殖により著明に助
長されることが明らかになつてきている。このよ
うな担癌患者の免疫能の抑制に腫瘍抗原によつて
誘導される抑制性(サプレツサー)免疫細胞(マ
クロフアージ、T細胞など)が大きく関与してい
ると理解されており、これらサプレツサー免疫細
胞より分泌されるプロスタグラジンが少なからず
関与していることが明らかになつている。そこ
で、効果的な癌免疫療法を期待する場合、担癌患
者のサプレツサー免疫細胞の機能を選択的に阻止
することができれば、即ち負の免疫調節の解除、
もしくは減弱した場における癌免疫療法は、それ
が依然存在する場における癌免疫療法より治療効
果が増強されることが予想される。 本発明においては、プロスタグランジン合成抑
制剤の一つであるアスピリンに注目し、とりわけ
アスピリンの内服薬で知られているような胃腸粘
膜障害を惹起することなく長期連用に耐え、しか
も効率的な癌組織や癌周辺組織内への薬剤の移行
を可能ならしめる静脈内投与可能なアスピリンを
後記実施例で示されるような形態に調製し、試験
例で示されるように免疫賦活剤を用いる癌免疫療
法に併用したところ、各々単独投与群に比べ、腫
瘍の増殖を阻止する高い有効性が見い出され、本
製剤を人体に使用した場合における有用性が示唆
された。 本発明にて使用されるアスピリンおよびその塩
としては、塩基性物質、とりわけ塩基性アミノ酸
と塩を形成したものが好ましい。特に好ましく
は、アスピリン−DL−リジン塩である。かかる
塩は、水溶性となり、静注可能であり、内服薬で
知られているような胃腸障害を惹起することな
く、大量投与が可能である。 本発明における癌免疫療法に使用される免疫賦
活剤としては、BCGワクチン(ツベルクリン)、
コリネバクテリウム パルバム
(Corynebacterium parvum、百日咳ワクチン、
ムラニルジペプタイド(MOP)、ピシバニール、
クレスチン等が挙げることができる。 本発明癌免疫療法増強剤は、アスピリン、その
塩を適当かつ常用の製薬上許容されるキヤリア配
合することによつて調製され、経口的または非経
口的に投与される。 剤形としては、注射剤(特に、静脈注射剤)、
錠剤、散剤、カプセル剤などが例示される。 アスピリン、その塩は、たとえば静注の場合、
通常20〜125mg/Kgを免疫賦活剤と共に投与され
るが、免疫賦活剤の種類、年齢、体重、処置すべ
き症状の重度などによつてその投与量は変わり得
る。 試験例 1 動物として、6〜7週令、体重17〜19g、雄性
C57BL/6マウスを用い、同系マウスで側腹部
継代を行つているLewis肺腫瘍(3LL)を腹部皮
下へ移植した(5×105)。腫瘍移植の4日前およ
び直後にBCG(乾燥ワクチン)の5mg(5×
107)、あるいはC.parvum(加熱死菌、5×108
をマウス腹腔内へ投与した。また、実施例1に示
した静注アスピリン製剤を注射用蒸留水で溶解
し、アセチルサリチル酸に換算してマウスあたり
3.6mg(180mg/Kg)および0.36mg(18mg/Kg)を
1日1回静脈内投与し、またアスピリンは1%コ
ーンスターチゲルに懸濁し、マウスあたり3.6mg
(180mg/Kg)および0.36mg(18mg/Kg)を1日1
回経口投与した。そして、経時的にマウスの腫瘍
の大きさおよび体重を測定した。 第1表は3LL移植20日後の結果を示したもので
ある。 これらも明らかなように、3LLに対しアスピリ
ン及びその塩が抗腫瘍作用を有していることが明
らかになつたが、BCG又はC.parvumといつた免
疫賦活剤と併用した場合、これら各々単独投与群
に比べ、抗腫瘍効果が著明に増強されることが明
らかとなつた。更に、静注アスピリン塩投与群と
経口アスピリン投与群とを比較した場合、抗腫瘍
効果においては大差は認められなかつたが、20日
間の連続投与においては、経口アスピリンの副作
用の一つとしての胃腸粘膜障害がその原因の一つ
として考えられる解剖所見が得られた。一方、静
注アスピリン塩投与群においては、軽微な体重増
加抑制傾向が認められただけであつた。
【表】 一群4匹として3LL腫瘍移植後治療を開始し、
20日目の結果を示す。 第1表の説明 a0;生理食塩液(対照) a1;静注アスピリン−DL−リジン塩 3.6mg a2; 〃 0.36mg a3;経口アスピリン 3.6mg a4; 〃 0.36mg b0;BCG 5mg b1;BCG(5mg) +静注アスピリン−DL−リジン塩 3.6mg b2;BCG(5mg) +静注アスピリン−DL−リジン塩 0.36mg b3;BCG(5mg)+経口アスピリン 3.6mg b4; 〃 + 〃 0.36mg c0;C.parvum(5x108) c1;C.parvum(5x108) +静注アスピリン−DL−リジン塩 3.6mg c2;C.parvum(5x108) +静注アスピリン−DL−リジン塩 0.36mg c3;C.parvum(5x108) +経口アスピリン 3.6mg c4;C.parvum(5x108) +経口アスピリン 0.36mg 静注アスピリン塩、経口アスピリンともに、マ
ウス一匹あたり投与したアセチルサリチル酸に換
算した値を示している。また、癌免疫ワクチンと
してのBCG、C.parvumはマウス一匹あたりに投
与した量を示している。 試験例 2 動物は7〜9週令、体重18〜20g、雄性
C3H/HeNマウスを用い、同系マウスで腹腔内
にて継代を行つているX5563骨髄腫細胞を腹部皮
下へ移植した(5x105)。腫瘍移植の4日前および
直後にBCG(乾燥ワクチン)の5mg(5x107)、あ
るいはC.parvum(加熱死菌、5x108)をマウス腹
腔内へ投与した。また、実施例1で示した製剤を
注射用蒸留水で溶解し、アセチルサリチル酸に換
算してマウスあたり3.6mg(180mg/Kg)および
0.36mg(18mg/Kg)を1日1回静脈内投与し、ア
スピリンは1%コーンスターチゲルに懸濁し、マ
ウスあたり3.6mg(180mg/Kg)および0.36mg(18
mg/Kg)を1日1回経口投与した。そして、経時
的にマウスの腫瘍の大きさおよび体重を測定し
た。 第2表は腫瘍移植30日後の結果を示したもので
ある。結果からも明らかなように、X5563骨髄腫
細胞に対し、静注アスピリン塩と免疫賦活剤であ
るBCGあるいはC.parvumと併用した場合、各々
単独投与群に比べ、腫瘍増殖抑制作用が増強され
ることが解つた。また、静注アスピリン塩と経口
アスピリン投与群を比較した場合、抗腫瘍作用増
強効果においては、2投与群間に大差を認めなか
つたが、30日間の連続投与においては、経口投与
マウスでは体重増加抑制傾向が認められたが、静
注投与群においては、そのような傾向は認められ
なかつた。
【表】 一群4匹としてX5563骨髄腫移植後治療を開始
し、30日目の結果を示す。 第2表の説明 a0;生理食塩液(対照) a1;静注アスピリン 3.6mg a2; 〃 0.36mg a3;経口アスピリン 3.6mg a4; 〃 0.36mg b0;BCG 5mg b1;BCG(5mg)+静注アスピリン 3.6mg b2; 〃 + 〃 0.36mg b3;BCG(5mg)+経口アスピリン 3.6mg b4; 〃 + 〃 0.36mg c0;C.parvum(5x108) c1;C.parvum(5x108) +静注アスピリン 3.6mg c2;C.parvum(5x108) +静注アスピリン 0.36mg c3;C.parvum(5x108) +経口アスピリン 3.6mg c4;C.parvum(5x108) +経口アスピリン 0.36mg 静注アスピリン塩、経口アスピリンともに、マ
ウス一匹あたり投与したアセチルサリチル酸に換
算した値を示している。また、癌免疫ワクチンと
してのBCG、C.parvumはマウス一匹あたりに投
与した量を示している。 実施例 1 静注アスピリン塩(液状注射剤) アスピリン−DL−リジン塩:900mg アミノ酢酸:100mg 無水塩化カルシウム:50mg 使用時は、注射用蒸留水10mlに溶解して、静脈
内注射剤とした。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 アセチルサリチル酸およびその塩から選ばれ
    る少なくとも一種を有効成分とする癌免疫療法増
    強剤。 2 静脈内投与製剤の形態にある特許請求の範囲
    第1項記載の癌免疫療法増強剤。
JP59141081A 1984-07-06 1984-07-06 癌免疫療法増強剤 Granted JPS6122018A (ja)

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JPS6122018A JPS6122018A (ja) 1986-01-30
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