JPH0477440A - 1,2―ジクロルエタン中のクロロプレン除去方法 - Google Patents
1,2―ジクロルエタン中のクロロプレン除去方法Info
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- JPH0477440A JPH0477440A JP19067990A JP19067990A JPH0477440A JP H0477440 A JPH0477440 A JP H0477440A JP 19067990 A JP19067990 A JP 19067990A JP 19067990 A JP19067990 A JP 19067990A JP H0477440 A JPH0477440 A JP H0477440A
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- edc
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- dichloroethane
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
[技術分野]
本発明は、1.2−ジクロルエタン中に不純物として存
在することのあるクロロプレンを除去する方法に関する
。更に詳しくは、1.2−ジクロルエタンを蒸留により
精製する際に有効にクロロプレンを除去する方法であっ
て、1.2−ジクロルエタンの熱分解法による塩化ビニ
ル製造技術に適用できるものである。
在することのあるクロロプレンを除去する方法に関する
。更に詳しくは、1.2−ジクロルエタンを蒸留により
精製する際に有効にクロロプレンを除去する方法であっ
て、1.2−ジクロルエタンの熱分解法による塩化ビニ
ル製造技術に適用できるものである。
高純度の1,2−ジクロルエタン(以下、EDCと記す
。)を熱分解して塩化ビニル(以下、VCMと記す。)
を得る、所謂熱分解法によるVCMの合成は工業的に大
規模に行われている。上記VCMの一般的製造工程とし
ては、エチレンの直接塩素化またはオキシクロリネーシ
ョンにより得られた粗EDCを、脱水塔、低沸物分離塔
、高沸物分離塔より構成される精製工程に供し、まず水
分を除去、次に低沸点不純物を除去、更に高沸点不純物
を除去して、精製EDCとして後、この精製EDCをV
CM製造用熱分解炉に供給する。
。)を熱分解して塩化ビニル(以下、VCMと記す。)
を得る、所謂熱分解法によるVCMの合成は工業的に大
規模に行われている。上記VCMの一般的製造工程とし
ては、エチレンの直接塩素化またはオキシクロリネーシ
ョンにより得られた粗EDCを、脱水塔、低沸物分離塔
、高沸物分離塔より構成される精製工程に供し、まず水
分を除去、次に低沸点不純物を除去、更に高沸点不純物
を除去して、精製EDCとして後、この精製EDCをV
CM製造用熱分解炉に供給する。
熱分解炉において精製EDCの約50〜60%が分解し
、VCMと塩化水素を含有する分解ガスが得られる。こ
の分解ガスは急冷、凝縮され、まず塩化水素、次いでV
CMが分離、回収される。
、VCMと塩化水素を含有する分解ガスが得られる。こ
の分解ガスは急冷、凝縮され、まず塩化水素、次いでV
CMが分離、回収される。
塩化水素、次いでVCMが分離、回収された役得られる
残部には未反応のEDCの地熱分解時の副反応生成物が
含まれている。この副反応生成物を含有した未反応のE
DC(以下、未反応EDCという。)は前記した精製工
程を経て、精製EDCとし、再び熱分解炉に供給される
。
残部には未反応のEDCの地熱分解時の副反応生成物が
含まれている。この副反応生成物を含有した未反応のE
DC(以下、未反応EDCという。)は前記した精製工
程を経て、精製EDCとし、再び熱分解炉に供給される
。
しかしながらこの未反応EDCの副反応生成物には低沸
点不純物としてクロロプレンが含有されている。
点不純物としてクロロプレンが含有されている。
EDC中にクロロプレンが含まれていると、2つの大き
な問題が生じる。
な問題が生じる。
まず、熱分解炉に供給される精製EDC中にクロロプレ
ンが存在する場合、分解管のコーキング促進及び分解反
応の抑制が認められる。これを防止するためには精製E
DC(精製EDC中のEDC含量は99%以上である。
ンが存在する場合、分解管のコーキング促進及び分解反
応の抑制が認められる。これを防止するためには精製E
DC(精製EDC中のEDC含量は99%以上である。
)中のクロロプレンの含有量を1100pp以下に抑え
ることが必要である。
ることが必要である。
第2に、クロロプレンは比較的重合し易いため、未反応
EDC精製工程の際低沸物分離塔において濃縮された場
合、塔内で重合して塔の閉塞を引き起こす恐れがある。
EDC精製工程の際低沸物分離塔において濃縮された場
合、塔内で重合して塔の閉塞を引き起こす恐れがある。
このためクロロプレンの濃縮程度を上げ分離の効率を上
げることが困難で留出物中にEDCが比較的多く混合し
たまま系外に排出されることになる。
げることが困難で留出物中にEDCが比較的多く混合し
たまま系外に排出されることになる。
したがって、精製工程においてクロロプレンの分離効果
を上げることは困難であり、またクロロプレンの存在は
EDCの原単位を低下させる原因となる。低沸物分離塔
の閉塞を防ぐためには、塔頂から排出される蒸気中のク
ロロプレン濃度を5wt%以下とする必要がある。
を上げることは困難であり、またクロロプレンの存在は
EDCの原単位を低下させる原因となる。低沸物分離塔
の閉塞を防ぐためには、塔頂から排出される蒸気中のク
ロロプレン濃度を5wt%以下とする必要がある。
すなわち、従来技術においては、低沸物分離塔の閉塞等
の問題を回避し、ガス熱分解炉へ供給する精製EDC中
のクロロプレンを1100pp以下にすることは困難で
あったのである。
の問題を回避し、ガス熱分解炉へ供給する精製EDC中
のクロロプレンを1100pp以下にすることは困難で
あったのである。
上記の問題を回避しクロロプレンの分離効果を改善する
方法として、■低沸物分離塔に塩素を吹き込む、または
■低沸物分離塔の留出物の一部に塩素を吹き込んで塔内
へ循環させることにより、クロロプレンを塩素化してE
DCよりも高沸点物に転化した後高沸物分離塔において
分離する方法が開示されている(特開昭54−6110
5、特開昭57−48127、特開昭59−24968
、特公昭57−61331)。
方法として、■低沸物分離塔に塩素を吹き込む、または
■低沸物分離塔の留出物の一部に塩素を吹き込んで塔内
へ循環させることにより、クロロプレンを塩素化してE
DCよりも高沸点物に転化した後高沸物分離塔において
分離する方法が開示されている(特開昭54−6110
5、特開昭57−48127、特開昭59−24968
、特公昭57−61331)。
EDCの精製工程から低沸点物を抜き出さず、EDCと
共に熱分解炉に供給する方法が開示されている(特公昭
49−16404)。この方法によれば、種々の不飽和
または飽和塩素化炭化水素とペンゾールとの混合物より
なる低沸点物は、450〜650℃、特に500〜6o
O℃で熱分解に付す際に、1,2−ジクロルエタンの存
在下で高沸点物に変化する。該公報の例3及び例4によ
れば、熱分解炉に供給されるEDC中のクロロプレン含
有量は4o○〜11000ppである。
共に熱分解炉に供給する方法が開示されている(特公昭
49−16404)。この方法によれば、種々の不飽和
または飽和塩素化炭化水素とペンゾールとの混合物より
なる低沸点物は、450〜650℃、特に500〜6o
O℃で熱分解に付す際に、1,2−ジクロルエタンの存
在下で高沸点物に変化する。該公報の例3及び例4によ
れば、熱分解炉に供給されるEDC中のクロロプレン含
有量は4o○〜11000ppである。
以上説明した従来技術は、クロロプレンに起因する問題
点のいくつかを解決するものであるが、以下に述べる課
題が残されている。
点のいくつかを解決するものであるが、以下に述べる課
題が残されている。
まず、クロロプレンを塩素化し分離する方法においては
、低沸物分離塔または低沸物分離塔の留出側に設けた塩
素化容器等に塩素ガスを吹き込むために、装置の防食上
、材質については耐塩素的にする必要がある。
、低沸物分離塔または低沸物分離塔の留出側に設けた塩
素化容器等に塩素ガスを吹き込むために、装置の防食上
、材質については耐塩素的にする必要がある。
更に低沸点物及びクロロプレンが塩素化されるだけでな
く、EDCの一部も塩素化され高沸点物のトリクロルエ
タン等が生成し、EDCが消費される。したがってこの
方法は経済性においても不利である。このため0−クレ
ゾールまたはメタクレゾールを添加して低沸点物の塩素
化選択性を高め、EDCの塩素化を防止する方法が提案
されている(特公昭57−61331)。しかしながら
この方法では添加薬剤を前もって溶液に調製しておき、
予備タンクから定量ポンプを使用して連続的に定量注入
する等の設備を必要とする。この方法は添加薬剤の消費
と共に経済性において不利であり、操作上も煩雑である
。
く、EDCの一部も塩素化され高沸点物のトリクロルエ
タン等が生成し、EDCが消費される。したがってこの
方法は経済性においても不利である。このため0−クレ
ゾールまたはメタクレゾールを添加して低沸点物の塩素
化選択性を高め、EDCの塩素化を防止する方法が提案
されている(特公昭57−61331)。しかしながら
この方法では添加薬剤を前もって溶液に調製しておき、
予備タンクから定量ポンプを使用して連続的に定量注入
する等の設備を必要とする。この方法は添加薬剤の消費
と共に経済性において不利であり、操作上も煩雑である
。
また、EDCの精製工程から低沸点物を抜き出さず、E
DCと共に熱分解炉に供給する方法では、得られる精製
EDCの中のクロロプレンの含有量は、好ましいレベル
である1100pp以下と比べて多すぎ(特公昭49−
16404) 、長期的には、分解管のコーキング、分
解反応の抑制等を回避できない。
DCと共に熱分解炉に供給する方法では、得られる精製
EDCの中のクロロプレンの含有量は、好ましいレベル
である1100pp以下と比べて多すぎ(特公昭49−
16404) 、長期的には、分解管のコーキング、分
解反応の抑制等を回避できない。
[発明の開示]
本発明者らは、上記した課題すなわち、EDCの精製工
程中、低沸物分離塔の閉塞等を起こすことなくクロロプ
レンを分離し、クロロプレン含量を1100pp以下と
した精製EDCを得るという課題を解決するために鋭意
検討を行った結果、クロロプレンを含有するEDCを加
熱処理することによりEDC中のクロロプレンを除去で
きることを見出し、本発明を完成させるに至った。
程中、低沸物分離塔の閉塞等を起こすことなくクロロプ
レンを分離し、クロロプレン含量を1100pp以下と
した精製EDCを得るという課題を解決するために鋭意
検討を行った結果、クロロプレンを含有するEDCを加
熱処理することによりEDC中のクロロプレンを除去で
きることを見出し、本発明を完成させるに至った。
すなわち、本発明は、クロロプレンを含有する1、2−
ジクロルエタンを、1.2−ジクロルエタンの沸点(8
5℃)以上かつ熱分解温度(300℃)以下の温度範囲
で加熱処理し、クロロプレンを除去することを特徴とす
る1、2−ジクロルエタン中のクロロプレン除去方法で
あり、更には精留塔により、クロロプレンを含有する1
、2−ジクロルエタンを蒸留して低沸点物を除去するに
際し、塔頂からの留出液の少なくとも一部を、1.2−
ジクロルエタンの沸点以上かつ熱分解温度以下の温度範
囲で加熱処理し、この少なくとも一部な精留塔に還流す
ることを特徴とする1、2−ジクロルエタン中のクロロ
プレン除去方法である。
ジクロルエタンを、1.2−ジクロルエタンの沸点(8
5℃)以上かつ熱分解温度(300℃)以下の温度範囲
で加熱処理し、クロロプレンを除去することを特徴とす
る1、2−ジクロルエタン中のクロロプレン除去方法で
あり、更には精留塔により、クロロプレンを含有する1
、2−ジクロルエタンを蒸留して低沸点物を除去するに
際し、塔頂からの留出液の少なくとも一部を、1.2−
ジクロルエタンの沸点以上かつ熱分解温度以下の温度範
囲で加熱処理し、この少なくとも一部な精留塔に還流す
ることを特徴とする1、2−ジクロルエタン中のクロロ
プレン除去方法である。
また、好ましい加熱処理の温度範囲としては100〜2
50℃、処理時間は30分〜15時間であり、有効にク
ロロプレンを除去することができる。
50℃、処理時間は30分〜15時間であり、有効にク
ロロプレンを除去することができる。
このようにクロロプレンを含有するEDCを加熱処理す
ることによりクロロプレンを除去することが可能となる
という知見は、産業上利用される技術としては知られて
おらず、本発明者らの研究により初めて技術として、実
現されたものである。
ることによりクロロプレンを除去することが可能となる
という知見は、産業上利用される技術としては知られて
おらず、本発明者らの研究により初めて技術として、実
現されたものである。
すなわち、クロロプレンは揮発性が高く(沸点59.4
℃)重合し易いため、温度条件、濃度条件等により容易
に重合反応を起こし重合体を形成する。このため単に加
熱処理を施しただけではクロロプレンは熱分解を起こさ
ず、除去することは困難である。従来、クロロプレンの
除去に、塩素化処理を施すことにより沸点を上げ安定性
を高め分離する手段がとられていたのは、このためであ
る。
℃)重合し易いため、温度条件、濃度条件等により容易
に重合反応を起こし重合体を形成する。このため単に加
熱処理を施しただけではクロロプレンは熱分解を起こさ
ず、除去することは困難である。従来、クロロプレンの
除去に、塩素化処理を施すことにより沸点を上げ安定性
を高め分離する手段がとられていたのは、このためであ
る。
本発明では上記したように基本的に、EDCの沸点(8
5℃)以上、熱分解温度(300℃)以下の温度範囲で
クロロプレン含有EDCを加熱処理することによりクロ
ロプレンを有効に除去し、それに伴いEDC濃度を増加
させることを可能とするものである。
5℃)以上、熱分解温度(300℃)以下の温度範囲で
クロロプレン含有EDCを加熱処理することによりクロ
ロプレンを有効に除去し、それに伴いEDC濃度を増加
させることを可能とするものである。
本発明の方法により以下の効果が得られる。
(1)本発明では従来法のように塩素ガスを消費するこ
となくクロロプレンを除去できる。
となくクロロプレンを除去できる。
(2)塩素ガスを使用した従来法では塩素化による高沸
点残渣が多かったが、本発明では高沸点残渣は少ない。
点残渣が多かったが、本発明では高沸点残渣は少ない。
(3)本発明ではクロロプレンの減少およびEDCの原
単位の増加が認められる。精製EDC中のクロロプレン
の含有量は50〜95ppmを維持することができる。
単位の増加が認められる。精製EDC中のクロロプレン
の含有量は50〜95ppmを維持することができる。
(4)本発明では低沸物分離塔でのクロロプレン濃度が
低いので、クロロプレンの重合による閉塞等のトラブル
が防止される。
低いので、クロロプレンの重合による閉塞等のトラブル
が防止される。
(5)本発明では精製EDC中のクロロプレンの含有量
が少ないので、熱分解炉の分解管のコーキングが抑制さ
れ、分解反応が安定して行える。
が少ないので、熱分解炉の分解管のコーキングが抑制さ
れ、分解反応が安定して行える。
[発明を実施するための最良の形態]
本発明の方法は、基本的にEDC中に存在するクロロプ
レンを除去するものであり、その実施の態様については
特に限定されるものではないが、クロロプレンを1〜1
0重量%程度含有しているEDC5すなわちクロロプレ
ンが不純物として存在しているEDCであれば、本発明
を適用することができる。
レンを除去するものであり、その実施の態様については
特に限定されるものではないが、クロロプレンを1〜1
0重量%程度含有しているEDC5すなわちクロロプレ
ンが不純物として存在しているEDCであれば、本発明
を適用することができる。
EDCの蒸留による精製工程において、低沸物分離塔で
、前記加熱処理を施してやれば不要な低沸点物質を合わ
せて除去できるため都合がよい。
、前記加熱処理を施してやれば不要な低沸点物質を合わ
せて除去できるため都合がよい。
いずれにしても、クロロプレンの除去にはEDCが安定
な温度範囲内で充分な加熱処理が必要であり、好ましく
は100〜250℃、30分〜15時間、更に好ましく
は、100〜150℃、1〜10時間であるが目的のE
DC純度、加熱処理手段等により適宜設定すればよい。
な温度範囲内で充分な加熱処理が必要であり、好ましく
は100〜250℃、30分〜15時間、更に好ましく
は、100〜150℃、1〜10時間であるが目的のE
DC純度、加熱処理手段等により適宜設定すればよい。
不足な加熱処理では充分な効果が得られず、また過度な
加熱処理ではクロロプレン濃度が低下しても、その他不
純物量(塩素化炭化水素)が増加することになる。
加熱処理ではクロロプレン濃度が低下しても、その他不
純物量(塩素化炭化水素)が増加することになる。
本発明の代表的な実施の態様としては、熱分解法により
塩化ビニルを製造するための原料として用いられるED
Cの精製工程におけるものを挙げることができる。
塩化ビニルを製造するための原料として用いられるED
Cの精製工程におけるものを挙げることができる。
以下、本発明を塩化ビニル製造用EDCの精製において
説明する。
説明する。
本態様においては、前述した従来技術の問題点を解決す
ることができる。すなわち、低沸物分離塔においてクロ
ロプレンを高度に濃縮することなく、有効に除去するこ
とが可能となる。
ることができる。すなわち、低沸物分離塔においてクロ
ロプレンを高度に濃縮することなく、有効に除去するこ
とが可能となる。
本発明を図によって詳しく説明する。
第1図は本発明の方法によるEDCの精製工程の一実施
例を示すフローチャートである。
例を示すフローチャートである。
なお、図中、脱水塔1、低沸物分離塔2、高沸物分離塔
3の段数、原料投入段、缶出液量、留出液量、還流比等
は、以下で特に言及していない限り、公知技術に基づい
て設定できるものである。
3の段数、原料投入段、缶出液量、留出液量、還流比等
は、以下で特に言及していない限り、公知技術に基づい
て設定できるものである。
まず、エチレンの直接塩素化及びオキシクロリネーショ
ンにより得られた粗EDCはライン13を経て脱水塔1
に導入され、水分を分離した後、ライン14を経て低沸
物分離塔2に供給される。
ンにより得られた粗EDCはライン13を経て脱水塔1
に導入され、水分を分離した後、ライン14を経て低沸
物分離塔2に供給される。
クロロプレン及びその他の熱分解副生物を含有する熱分
解工程からの未反応EDCもライン30を経て低沸物分
離塔2に供給される。
解工程からの未反応EDCもライン30を経て低沸物分
離塔2に供給される。
粗EDCは通常クロロプレンを含有しないが、未反応E
DCは11000pp以上のクロロプレンを含有してお
り、これら両者を合わせて低沸物分離塔で精留する。
DCは11000pp以上のクロロプレンを含有してお
り、これら両者を合わせて低沸物分離塔で精留する。
粗EDCと未反応EDCの比は塔の分離効率に従い設定
するが、通常、未反応EDCは粗EDCより上段で塔に
投入する。また未反応EDCのみを専用の精留塔で精留
する態様としてもよい。
するが、通常、未反応EDCは粗EDCより上段で塔に
投入する。また未反応EDCのみを専用の精留塔で精留
する態様としてもよい。
次に、低沸物分離塔2の塔頂よりクロロプレンその他の
低沸点物がEDCの一部とともに蒸気として留出し、コ
ンデンサー5でクロロプレンを含むEDCが凝縮し、受
器9に蓄えられる(これを留出液という。)その他の低
沸点物はコンデンサー6に至り冷却される。このときの
凝縮液はライン16を経て、また未凝縮ガスはベント1
9により糸外に排出される。
低沸点物がEDCの一部とともに蒸気として留出し、コ
ンデンサー5でクロロプレンを含むEDCが凝縮し、受
器9に蓄えられる(これを留出液という。)その他の低
沸点物はコンデンサー6に至り冷却される。このときの
凝縮液はライン16を経て、また未凝縮ガスはベント1
9により糸外に排出される。
ここで、低沸物分離塔2の塔頂からでる蒸気(これを留
出物という。)組成をEDC20〜40 w t%、ク
ロロプレン5wt%以下程度に維持するとよい。これに
より、クロロプレンの重合は抑制され塔の閉塞等を回避
することができる。
出物という。)組成をEDC20〜40 w t%、ク
ロロプレン5wt%以下程度に維持するとよい。これに
より、クロロプレンの重合は抑制され塔の閉塞等を回避
することができる。
従来は、クロロプレンの分離効果を高めるため塔頂の蒸
気中のクロロプレン濃度を10 w t%程度にまでは
上げる必要があった。このため上記クロロプレンの重合
の問題を生じるわけである。
気中のクロロプレン濃度を10 w t%程度にまでは
上げる必要があった。このため上記クロロプレンの重合
の問題を生じるわけである。
本発明においては、以下の加熱処理により塔頂における
クロロプレン濃度を5wt%以下に抑え、重合反応に起
因する弊害を防止するにもかかわらず、クロロプレンの
充分な除去を実現する。
クロロプレン濃度を5wt%以下に抑え、重合反応に起
因する弊害を防止するにもかかわらず、クロロプレンの
充分な除去を実現する。
なお、低沸物分離塔2は通常塔内圧力1〜2kg/cm
”、留出温度50〜60℃で操作される。
”、留出温度50〜60℃で操作される。
受器9に貯えられたクロロプレンを含有するEDCの一
部は低沸物分離塔2の塔頂に還流される(これを還流液
という)。残部はライン20を経て加熱器11に供給さ
れ、所定の温度を維持するように調整される。この残部
は熱処理槽12に供給され、所定時間滞留した後、再び
受器9に還流される。
部は低沸物分離塔2の塔頂に還流される(これを還流液
という)。残部はライン20を経て加熱器11に供給さ
れ、所定の温度を維持するように調整される。この残部
は熱処理槽12に供給され、所定時間滞留した後、再び
受器9に還流される。
この過程でEDC中のクロロプレンは加熱処理され、そ
の結果としてクロロプレンの減少及びEDCの増加が認
められる。
の結果としてクロロプレンの減少及びEDCの増加が認
められる。
加熱器11にスチーム等を供給することにより、熱処理
槽12内のクロロプレンを含有するEDCの温度が所定
の熱処理温度になるように調節される。熱処理温度は好
ましくは100〜250℃であり、更に好ましくは10
0〜150℃である。熱処理時間は好ましくは30分〜
15時間であるが、更に好ましくは1〜10時間である
。熱処理時間は処理量、熱処理槽の容積、熱処理温度に
より設定される。熱処理槽内の圧力は2〜15kgf/
cm”程度となっている。加熱処理の方法としては加熱
器11のような前段加熱方式、熱処理槽において加熱を
行う直接加熱方式、及び外部に設けた加熱器と熱処理槽
との間てポンプ循環を行う外部加熱方式等がある。
槽12内のクロロプレンを含有するEDCの温度が所定
の熱処理温度になるように調節される。熱処理温度は好
ましくは100〜250℃であり、更に好ましくは10
0〜150℃である。熱処理時間は好ましくは30分〜
15時間であるが、更に好ましくは1〜10時間である
。熱処理時間は処理量、熱処理槽の容積、熱処理温度に
より設定される。熱処理槽内の圧力は2〜15kgf/
cm”程度となっている。加熱処理の方法としては加熱
器11のような前段加熱方式、熱処理槽において加熱を
行う直接加熱方式、及び外部に設けた加熱器と熱処理槽
との間てポンプ循環を行う外部加熱方式等がある。
ここで、残部と還流液との比は概ね1.10〜1:30
程度でよい。残部の量が少なすぎれば加熱処理によるク
ロロプレンの熱分解の効果か小さく、多すぎればエネル
ギーの無駄となる。
程度でよい。残部の量が少なすぎれば加熱処理によるク
ロロプレンの熱分解の効果か小さく、多すぎればエネル
ギーの無駄となる。
一方、熱処理槽12から受器9へ還流させず直接、塔頂
へ還流液として供給する態様としてもよい。この場合、
同一の加熱処理条件であればクロロプレンの熱分解はよ
り促進され塔頂への還流液中のクロロプレン濃度はより
低減するが、前記受器9へ還流させる態様と比較し熱処
理槽でクロロプレンが重合した場合、直接蒸留塔に影響
を与える可能性がある。
へ還流液として供給する態様としてもよい。この場合、
同一の加熱処理条件であればクロロプレンの熱分解はよ
り促進され塔頂への還流液中のクロロプレン濃度はより
低減するが、前記受器9へ還流させる態様と比較し熱処
理槽でクロロプレンが重合した場合、直接蒸留塔に影響
を与える可能性がある。
更に、別の態様として、受器9から出る留出液全量を加
熱処理し、その全量を還流液として塔頂へ供給してもよ
い。この場合は加熱後再度冷却する必要があり熱効率が
低下する。
熱処理し、その全量を還流液として塔頂へ供給してもよ
い。この場合は加熱後再度冷却する必要があり熱効率が
低下する。
いずれの態様においても留出液の一部または全部を加熱
処理するこの段階で留出液中のクロロプレン量を著しく
減少させることができるため、塔頂への還流液中のクロ
ロプレン量を大幅に減少し2〜4wt%までになり、こ
の結果塔頂における留出物中のクロロプレン濃度は5w
t%以下に維持される。したがって、還流比(還流量/
供給量)も従来と比べ、小さくても充分なりロロフッン
分離効果を得ることができる。
処理するこの段階で留出液中のクロロプレン量を著しく
減少させることができるため、塔頂への還流液中のクロ
ロプレン量を大幅に減少し2〜4wt%までになり、こ
の結果塔頂における留出物中のクロロプレン濃度は5w
t%以下に維持される。したがって、還流比(還流量/
供給量)も従来と比べ、小さくても充分なりロロフッン
分離効果を得ることができる。
次に、クロロプレン及びその他の低沸点物が分離された
EDC(缶出液)中のクロロプレン濃度はすでにほぼ1
100pp以下となっているが、相当量の高沸点物を含
有している。このEDCは低沸物分離塔2の塔底より抜
き出され、ライン15を経て高沸物分離塔3に供給され
る。このEDCは高沸点物が分離され、精製EDCとし
て抜き出しライン17を経て熱分解炉に供給される。す
なわち、精製EDCの一部は未反応EDCだったので、
再利用されることになる。高沸点物はライン18を経て
Mffiとして排出される。このようにして1100p
p以下のクロロプレンを含有する精製EDCが得られる
。その結果として、熱分解炉の分解管のコーキング促進
及び分解反応の抑制が防止される。
EDC(缶出液)中のクロロプレン濃度はすでにほぼ1
100pp以下となっているが、相当量の高沸点物を含
有している。このEDCは低沸物分離塔2の塔底より抜
き出され、ライン15を経て高沸物分離塔3に供給され
る。このEDCは高沸点物が分離され、精製EDCとし
て抜き出しライン17を経て熱分解炉に供給される。す
なわち、精製EDCの一部は未反応EDCだったので、
再利用されることになる。高沸点物はライン18を経て
Mffiとして排出される。このようにして1100p
p以下のクロロプレンを含有する精製EDCが得られる
。その結果として、熱分解炉の分解管のコーキング促進
及び分解反応の抑制が防止される。
以下の実施例により本発明を更に説明する。ただし本発
明は以下の実施例によって限定されるものではない。
明は以下の実施例によって限定されるものではない。
実施例1
まず、第1図の装置を加熱処理を行うことなく操作した
場合の物質収支を第1表に示す。
場合の物質収支を第1表に示す。
この結果、還流液中のクロロプレン濃度は8.5wt%
であり、低沸物分離塔での高いクロロプレン精留効果が
認められた。
であり、低沸物分離塔での高いクロロプレン精留効果が
認められた。
これにより精製EDC中のクロロプレン濃度は90pp
m程度と低減していたが、この状態での長期間運転は低
沸物分離塔の閉塞を招く可能性がある。
m程度と低減していたが、この状態での長期間運転は低
沸物分離塔の閉塞を招く可能性がある。
次に本発明に基づき低沸物分離塔の留出液を加熱処理し
た結果を第2表に示す。
た結果を第2表に示す。
低沸物分離塔の条件は以下のとおりである。
塔 内 径 1.5mφ
塔 高 35m
塔内圧力 1.2kg/cm2
留出温度 60℃
塔底温度100℃
還 流 比 0.6
第 1 表
第
表
CP:クロロプレン
etc:その他の塩素化炭化水素
CP:クロロプレン
etc:その他の塩素化炭化水素
実施例2
第1図の装置を低沸物分離塔の操作条件を以下のとおり
設定して操作した場合の物質収支を第3表に示す。更に
、335日間操作を続行したカイ、塔の閉塞は認められ
なかった。還流液中のクロロプレン濃度は4wt%であ
り、精製EDC中のそれは90ppmと良好であった。
設定して操作した場合の物質収支を第3表に示す。更に
、335日間操作を続行したカイ、塔の閉塞は認められ
なかった。還流液中のクロロプレン濃度は4wt%であ
り、精製EDC中のそれは90ppmと良好であった。
塔内圧力 1.2kg/cm”
留出温度 57℃
塔底温度100℃
還 流 比 0. 6
加熱処理150℃
ただし留出液の約3wt%だけ加熱処理を行った。
第 3 表
(以下余白)
CP:クロロプレン
etc:その他の塩素化炭化水素
比較例1
第1図の装置を加熱処理なしで低沸物分離塔の操作条件
を以下のとおり設定して操作した場合の物質収支を第4
表に示す。還流液中のクロロプレン濃度は11wt%と
高く、精留効果は高く精製EDC中の該濃度は90pp
mと良好であったが、更に、67日間操作を続行したと
ころ、塔の閉塞が認められたため操作を中断した。流液
中のクロロプレン濃度が高過ぎたためである。
を以下のとおり設定して操作した場合の物質収支を第4
表に示す。還流液中のクロロプレン濃度は11wt%と
高く、精留効果は高く精製EDC中の該濃度は90pp
mと良好であったが、更に、67日間操作を続行したと
ころ、塔の閉塞が認められたため操作を中断した。流液
中のクロロプレン濃度が高過ぎたためである。
塔内圧力 1.2kg/cm2
留出温度 57℃
塔底温度100℃
還 流 比 0.8
加熱処理 なし
第
表
(以下余白)
CP:クロロプレン
etc:その他の塩素化炭化水素
*:還流液中
[産業上の利用可能性]
以上説明したように、本発明のクロロプレン除去方法は
、クロロプレンが不純物としてEDC中に含有されてい
る系について適用できるものであり、従来の塩素化法等
に代え、技術の豊富化という観点から、塩素化法等が採
用されている産業のほとんどの分野において、本発明の
利用が可能である。
、クロロプレンが不純物としてEDC中に含有されてい
る系について適用できるものであり、従来の塩素化法等
に代え、技術の豊富化という観点から、塩素化法等が採
用されている産業のほとんどの分野において、本発明の
利用が可能である。
特に、熱分解法により塩化ビニルをEDCから製造する
技術分野において本発明を好適に適用でき、塩化ビニル
の生産安定性を向上させ、また未反応EDCも有効に原
料として用い得ることから生産経済性も高めることがで
きる。
技術分野において本発明を好適に適用でき、塩化ビニル
の生産安定性を向上させ、また未反応EDCも有効に原
料として用い得ることから生産経済性も高めることがで
きる。
[要 約1
クロロプレンを含有する1、2−ジクロルエタンを1.
2−ジクロルエタンの沸点(85℃)以上かつ熱分解温
度(300℃)以下の温度範囲で加熱処理することによ
り、クロロプレンを除去する方法であって、特に塩化ビ
ニルの原料となる1、2−ジクロルエタンを精留塔を用
いて精製する工程において低沸物分離塔からの留出液を
対象として好適に適用できる方法である。
2−ジクロルエタンの沸点(85℃)以上かつ熱分解温
度(300℃)以下の温度範囲で加熱処理することによ
り、クロロプレンを除去する方法であって、特に塩化ビ
ニルの原料となる1、2−ジクロルエタンを精留塔を用
いて精製する工程において低沸物分離塔からの留出液を
対象として好適に適用できる方法である。
第1図は本発明に方法によるEDCの精製工程の一実施
例を示すフローチャートである。1は脱水塔、2は低沸
物分離塔、3は高沸物分離塔、13は粗EDC装入ライ
ン、17は精製EDC排出ライン、11は加熱器、12
は熱処理槽、4から7はコンデンサーであり、8から1
0は受器である。 特許出願人 三井東圧化学株式会社
例を示すフローチャートである。1は脱水塔、2は低沸
物分離塔、3は高沸物分離塔、13は粗EDC装入ライ
ン、17は精製EDC排出ライン、11は加熱器、12
は熱処理槽、4から7はコンデンサーであり、8から1
0は受器である。 特許出願人 三井東圧化学株式会社
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1、クロロプレンを含有する1,2−ジクロルエタンを
、1,2−ジクロルエタンの沸点以上かつ熱分解温度以
下の温度範囲で加熱処理し、クロロプレンを熱分解する
ことにより除去することを特徴とする1,2−ジクロル
エタン中のクロロプレン除去方法。 2、加熱処理の温度範囲が100〜250℃である請求
項1に記載の方法。 3、加熱処理に要する時間が30分〜15時間である請
求項1に記載の方法。 4、精留塔によりクロロプレンを含有する1,2−ジク
ロルエタンを蒸留して低沸点物を除去するに際し、塔頂
からの留出液の少なくとも一部を、1,2ジクロルエタ
ンの沸点以上にかつ熱分解温度以下の温度範囲で加熱処
理し、その少なくとも一部を精留塔に還流することを特
徴とする1,2−ジクロルエタン中のクロロプレン除去
方法。 5、加熱処理の温度範囲が100〜250℃である請求
項4に記載の方法。 6、加熱処理に要する時間が30分〜15時間である請
求項4に記載の方法。 7、加熱処理した留出液を加熱処理前の留出液へ還流さ
せる請求項4に記載の方法。 8、精留塔からの留出物中に含有されるクロロプレン濃
度が5重量%以下である請求項4に記載の方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP19067990A JPH0477440A (ja) | 1990-07-20 | 1990-07-20 | 1,2―ジクロルエタン中のクロロプレン除去方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP19067990A JPH0477440A (ja) | 1990-07-20 | 1990-07-20 | 1,2―ジクロルエタン中のクロロプレン除去方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0477440A true JPH0477440A (ja) | 1992-03-11 |
Family
ID=16262082
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP19067990A Pending JPH0477440A (ja) | 1990-07-20 | 1990-07-20 | 1,2―ジクロルエタン中のクロロプレン除去方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0477440A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US9442562B2 (en) | 2011-05-27 | 2016-09-13 | Dolby Laboratories Licensing Corporation | Systems and methods of image processing that adjust for viewer position, screen size and viewing distance |
Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH02286629A (ja) * | 1989-04-28 | 1990-11-26 | Mitsui Toatsu Chem Inc | 1.2ジクロルエタン中のクロロプレンの除去方法 |
-
1990
- 1990-07-20 JP JP19067990A patent/JPH0477440A/ja active Pending
Patent Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH02286629A (ja) * | 1989-04-28 | 1990-11-26 | Mitsui Toatsu Chem Inc | 1.2ジクロルエタン中のクロロプレンの除去方法 |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US9442562B2 (en) | 2011-05-27 | 2016-09-13 | Dolby Laboratories Licensing Corporation | Systems and methods of image processing that adjust for viewer position, screen size and viewing distance |
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