JPH0478105B2 - - Google Patents
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- JPH0478105B2 JPH0478105B2 JP10574887A JP10574887A JPH0478105B2 JP H0478105 B2 JPH0478105 B2 JP H0478105B2 JP 10574887 A JP10574887 A JP 10574887A JP 10574887 A JP10574887 A JP 10574887A JP H0478105 B2 JPH0478105 B2 JP H0478105B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- protection sheet
- surface protection
- water
- synthetic resin
- paper
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
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- Laminated Bodies (AREA)
- Paper (AREA)
Description
産業上の利用分野
本発明は、アクリル板をはじめとする合成樹脂
板の表面に貼着してその表面保護を図るための表
面保護用シートに関するものである。 従来の技術 アクリル板、塩化ビニル板、ポリカーボネート
板、ポリスチレン板、ABS板などの合成樹脂板
は、その表面が平滑で美麗であることが製品価値
上重要である。 合成樹脂板の保管中、輸送中あるいは切削加工
時にその表面が傷つけられることを防止するため
に、合成樹脂板の片面または両面に表面保護用シ
ートを貼着することが行われており、従来この目
的のための表面保護用シートの一つとして、紙基
材の片面にポリビニルアセテート部分鹸化物の水
溶液からなる水性糊剤を塗布、成層したものが用
いられている。 水性糊剤を塗布した表面保護用シートを合成樹
脂板に貼着するには、この水性糊剤は再湿活性型
であるので、表面保護用シートの水性糊剤塗布層
側に高温の水蒸気を吹付けて活性化し、ゴムロー
ルで合成樹脂板表面に押圧圧着する方法が一般的
にとられている。 上記表面保護用シートを貼着した合成樹脂板
は、検査のためにその表面保護用シートを部分的
に剥離し再貼着することがある。この場合、水性
糊剤としてポリビニルアセテート部分鹸化物のみ
の水溶液を用いると再貼着性が不足するため、ポ
リビニルアセテート部分鹸化物に多価アルコール
や水性のアクリル系粘着剤を添加して剥離性およ
び再貼着性を向上させることが行われている。 また、アクリル板等の合成樹脂板は、所定の寸
法にするためにトリミングを行うが、製造収率向
上のためにトリミングした残りの部分を再使用す
ること、つまり、トリミング残を粉砕し、該粉砕
物を単独であるいは新しい樹脂に混合して成形に
供することが一般的に行われている。 発明が解決しようとする問題点 しかしながら、紙基材の片面に上述の水性糊剤
(ポリビニルアセテート部分鹸化物に多価アルコ
ールや水性のアクリル系粘着剤を添加した水性糊
剤)を塗布、成層した保護用シートを貼着した合
成樹脂板にあつては、トリミング残を再使用する
と、合成樹脂板表面にわずかに残存した水性糊剤
のために、再生した合成樹脂板が黄色ないし褐色
に変色するという問題点があつた。 この変色の原因は、表面保護用シートの水性糊
剤塗布層側に高温の水蒸気を吹付けて活性化し、
ゴムロールで合成樹脂板表面に押圧圧着する際、
水性糊剤の表面に残存している余分の水分が押圧
されるに従い水性糊剤を溶解しながら紙基材の両
側縁部を通つて合成樹脂板端面に流出して該合成
樹脂板を汚染し、その結果、トリミング残に糊剤
がわずかに残存することになるためであると考え
られる。 本発明は、トリミング残を再使用したとき、再
生した合成樹脂板に変色が生じないようにした表
面保護用シートを提供することを目的になされた
ものである。 問題点を解決するための手段 本発明は、「紙基材1の片面に水性糊剤の塗布
層2を形成した表面保護用シートにおいて、前記
紙基材1の両側縁部に水性糊剤の未塗布ゾーン
3,3を設けたことを特徴とする合成樹脂板の表
面を保護するための表面保護用シート。」をその
要旨とするものである。 以下本発明を詳細に説明する。 本発明における合成樹脂板としては、アクリル
板、塩化ビニル板、ポリカーボネート板、ポリス
チレン板、ABS板など押出成形や注型成形によ
つて製造される各種の合成樹脂板があげられる。
これらの中では、押出成形法によるアクリル板
(つまりポリメチルメタクリレー板)が、再生さ
れた場合変色が顕著であるため、特に重要であ
る。 このような合成樹脂板の片面または両面に貼着
する表面保護用シートとしては、紙基材1の片面
に水性糊剤の塗布層2を形成した表面保護用シー
トが用いられる。 表面保護用シートを構成する紙基材1として
は、両更クラフト紙、片艶クラフト紙、上質紙な
どが用いられるが、平滑性の良い片艶クラフト紙
が特に重要である。 紙基材1の重量は、20〜80g/m2程度が適当で
ある。 紙基材(殊に片艶クラフト紙)1は、JIS−P
−8112に規定する紙のステキヒト・サイズ度試験
方法による測定で2〜15秒のサイズ度を有するも
のであることが望ましい。サイズ度がこの範囲か
らはずれると、水分の吸収速度が過度に速くなつ
たり遅くなつたりするため、表面保護用シートを
製造する際に水性糊剤が浸透して紙基材の表面に
所定量の糊剤を確保できなかつたり、押圧圧着操
作時に未塗布ゾーン3による余分の水分の吸収が
円滑に行われなくなつたりする。 水性糊剤としては、ポリビニルアセテート部分
鹸化物系、澱粉系または水溶性セルロースエーテ
ル系の高分子を接着成分とする水性糊剤が適当で
あり、そのほかカゼインをはじめ種々の水溶性ま
たは水分散性の高分子が用いられる。 これらの中では、取扱い性や性能の点から、ポ
リビニルアセテート部分鹸化物、特に鹸化度が86
〜89.5モル%程度、重合度が400〜2500程度のも
のが実用上最も適している。なお、このポリビニ
ルアセテート部分鹸化物は、通常の製法によれば
少量の酢酸ナトリウムを含むが、メタノールなど
で抽出処理することにより、酢酸ナトリウム含有
量をさらに低減することもできる。 上述の高分子(殊にポリビニルアセテート部分
鹸化物)には、剥離性および再貼着性を向上させ
るために、多価アルコール(グリセリンなど)や
水性のアクリル系粘着剤を配合することが好まし
い。これらの配合は、均一接着性(貼着操作時の
非接着部発生の防止)の点でも有利である。多価
アルコールの配合割合は、ポリビニルアセテート
部分鹸化物100重量部に対し10〜150重量部程度、
水性のアクリル系粘着剤の配合割合は、ポリビニ
ルアセテート部分鹸化物100重量部に対し10〜400
重量部程度とすることが多い。 水性糊剤は、必要に応じ帯電防止剤、紫外線防
止剤、老化防止剤、防カビ剤、界面活性剤、充填
剤、着色剤などを含んでいてもよい。 紙基材1への水性糊剤の塗布量は、固形分で2
〜25g/m2、特に〜20g/m2の範囲に設定すること
が多いが、必ずしもこの範囲に限られるものでは
ない。 そして本発明においては、水性糊剤を紙基材1
の片面に塗布して塗布層2を形成させるに際し、
前記紙基材1の両側縁部に水性糊剤の未塗布ゾー
ン3,3を設ける。 未塗布ゾーン3の巾は、3〜15mmの範囲に設定
することが特に望ましい。この巾が3mm未満で
は、水性糊剤を再湿活性化し、ゴムロールで合成
樹脂板表面に押圧する際、押圧されるに従つて側
縁部に向けて流出される水性糊剤を溶解した余分
の水分の未塗布ゾーン3においての吸収が充分に
は行われなくなる。一方未塗布ゾーン3の巾が15
mmを越えると、表面保護用シートを合成樹脂板の
貼着する操作が困難になつたり、合成樹脂板へ貼
着後剥離現象を生ずることがある。 作 用 上記のようにして得られた表面保護用シートを
合成樹脂板に貼着するには、水性糊剤の塗布層2
が再湿活性を有するものであるため、保護用シー
トの塗布層2形成面側から加湿し、ついで保護用
シートを合成樹脂板に当てがつてゴムロールで圧
着する方法が採用される。加湿は高温の水蒸気の
吹付けによつて行うが、場合により、冷水の塗
布、温水の塗布によつて行うこともある。 水性糊剤の塗布層2の加湿を高温の水蒸気の吹
付けにより行い、ゴムロールによる押圧圧着時に
水性糊剤の表面に残存している余分の水分が合成
樹脂板の側縁部に向けて流出するようなことがあ
つても、その流出分は未塗布ゾーン3で紙基材1
に吸収されて合成樹脂板端面までには到達せず、
従つて合成樹脂板を汚染することがない。 合成樹脂板のトリミング残の再使用に際して
は、表面保護用シートがまだ貼着しているときは
これを剥離除去した後粉砕し、該粉砕物を単独で
あるいは新しい樹脂に混合して成形に供する。 この再使用品は通常であれば黄色ないし褐色に
変色するが、本発明の表面保護用シートを用いた
場合はほとんど変色を生じない。 実施例 次に実施例をあげて本発明をさらに説明する。 実施例 第1図は、本発明の表面保護用シートを合成樹
脂板の表面に貼着したときの一例を示した断面図
である。 図中、1は紙基材、2は水性糊剤の塗布層、3
は未塗布ゾーンであり、4は合成樹脂板である。 鹸化度88モル%、重合度1700のポリビニルアセ
テート部分鹸化物100重量部、グリセリン40重量
部および固形分45重量%ののアクリル系エマルジ
ヨン80重量部を適量の水に溶解して水性糊剤を調
製した。 紙基材1として、目付け49g/m2、JIS−P−
8112に規定する紙のステキヒト・サイズ度試験方
法によるサイズ度が5秒の巾1090mmの片艶クラフ
ト紙を用い、この片艶クラフト紙に上記の水性糊
剤を塗布し、熱風乾燥した。この際、片艶クラフ
ト紙の両側縁部の0mm(全面塗布)、2mm、3mm、
8mm、12mmまたは18mmの巾の部分は水性糊剤を塗
布しない未塗布ゾーン3とし、また塗布層2にお
ける水性糊剤の塗布量は固形分で8g/m2とした。 併せて、サイズ度がほぼ0秒およびサイズ度が
20秒の片艶クラフト紙についても、その両側縁部
の5mmの巾の部分を残して上記と同様に水性糊剤
の塗布を行つた。 合成樹脂板4の一例としての厚さ3mmのアクリ
ル板(ポリメチルメタクリレート板)を押出成形
しながら、その両面に上記で得た表面保護用シー
トを貼着していつた。貼着操作は、表面保護用シ
ートの水性糊剤塗布層2側に高温の水蒸気を吹付
けながら、ゴムロールで押圧圧着することにより
行つた。 次に、貼着後のアクリル板4の両側縁を化粧断
のためにトリミングし、該トリミング残を回収し
て粉砕し、押出機により再溶融して再生アクリル
板を成形した。 上記貼着時の状況および再生アクリル板の変色
の度合を目視観察した。 結果を第1表に示す。 第1表から、No.3、4、5および8の場合に、
最も良好な結果が得られることがわかる。
板の表面に貼着してその表面保護を図るための表
面保護用シートに関するものである。 従来の技術 アクリル板、塩化ビニル板、ポリカーボネート
板、ポリスチレン板、ABS板などの合成樹脂板
は、その表面が平滑で美麗であることが製品価値
上重要である。 合成樹脂板の保管中、輸送中あるいは切削加工
時にその表面が傷つけられることを防止するため
に、合成樹脂板の片面または両面に表面保護用シ
ートを貼着することが行われており、従来この目
的のための表面保護用シートの一つとして、紙基
材の片面にポリビニルアセテート部分鹸化物の水
溶液からなる水性糊剤を塗布、成層したものが用
いられている。 水性糊剤を塗布した表面保護用シートを合成樹
脂板に貼着するには、この水性糊剤は再湿活性型
であるので、表面保護用シートの水性糊剤塗布層
側に高温の水蒸気を吹付けて活性化し、ゴムロー
ルで合成樹脂板表面に押圧圧着する方法が一般的
にとられている。 上記表面保護用シートを貼着した合成樹脂板
は、検査のためにその表面保護用シートを部分的
に剥離し再貼着することがある。この場合、水性
糊剤としてポリビニルアセテート部分鹸化物のみ
の水溶液を用いると再貼着性が不足するため、ポ
リビニルアセテート部分鹸化物に多価アルコール
や水性のアクリル系粘着剤を添加して剥離性およ
び再貼着性を向上させることが行われている。 また、アクリル板等の合成樹脂板は、所定の寸
法にするためにトリミングを行うが、製造収率向
上のためにトリミングした残りの部分を再使用す
ること、つまり、トリミング残を粉砕し、該粉砕
物を単独であるいは新しい樹脂に混合して成形に
供することが一般的に行われている。 発明が解決しようとする問題点 しかしながら、紙基材の片面に上述の水性糊剤
(ポリビニルアセテート部分鹸化物に多価アルコ
ールや水性のアクリル系粘着剤を添加した水性糊
剤)を塗布、成層した保護用シートを貼着した合
成樹脂板にあつては、トリミング残を再使用する
と、合成樹脂板表面にわずかに残存した水性糊剤
のために、再生した合成樹脂板が黄色ないし褐色
に変色するという問題点があつた。 この変色の原因は、表面保護用シートの水性糊
剤塗布層側に高温の水蒸気を吹付けて活性化し、
ゴムロールで合成樹脂板表面に押圧圧着する際、
水性糊剤の表面に残存している余分の水分が押圧
されるに従い水性糊剤を溶解しながら紙基材の両
側縁部を通つて合成樹脂板端面に流出して該合成
樹脂板を汚染し、その結果、トリミング残に糊剤
がわずかに残存することになるためであると考え
られる。 本発明は、トリミング残を再使用したとき、再
生した合成樹脂板に変色が生じないようにした表
面保護用シートを提供することを目的になされた
ものである。 問題点を解決するための手段 本発明は、「紙基材1の片面に水性糊剤の塗布
層2を形成した表面保護用シートにおいて、前記
紙基材1の両側縁部に水性糊剤の未塗布ゾーン
3,3を設けたことを特徴とする合成樹脂板の表
面を保護するための表面保護用シート。」をその
要旨とするものである。 以下本発明を詳細に説明する。 本発明における合成樹脂板としては、アクリル
板、塩化ビニル板、ポリカーボネート板、ポリス
チレン板、ABS板など押出成形や注型成形によ
つて製造される各種の合成樹脂板があげられる。
これらの中では、押出成形法によるアクリル板
(つまりポリメチルメタクリレー板)が、再生さ
れた場合変色が顕著であるため、特に重要であ
る。 このような合成樹脂板の片面または両面に貼着
する表面保護用シートとしては、紙基材1の片面
に水性糊剤の塗布層2を形成した表面保護用シー
トが用いられる。 表面保護用シートを構成する紙基材1として
は、両更クラフト紙、片艶クラフト紙、上質紙な
どが用いられるが、平滑性の良い片艶クラフト紙
が特に重要である。 紙基材1の重量は、20〜80g/m2程度が適当で
ある。 紙基材(殊に片艶クラフト紙)1は、JIS−P
−8112に規定する紙のステキヒト・サイズ度試験
方法による測定で2〜15秒のサイズ度を有するも
のであることが望ましい。サイズ度がこの範囲か
らはずれると、水分の吸収速度が過度に速くなつ
たり遅くなつたりするため、表面保護用シートを
製造する際に水性糊剤が浸透して紙基材の表面に
所定量の糊剤を確保できなかつたり、押圧圧着操
作時に未塗布ゾーン3による余分の水分の吸収が
円滑に行われなくなつたりする。 水性糊剤としては、ポリビニルアセテート部分
鹸化物系、澱粉系または水溶性セルロースエーテ
ル系の高分子を接着成分とする水性糊剤が適当で
あり、そのほかカゼインをはじめ種々の水溶性ま
たは水分散性の高分子が用いられる。 これらの中では、取扱い性や性能の点から、ポ
リビニルアセテート部分鹸化物、特に鹸化度が86
〜89.5モル%程度、重合度が400〜2500程度のも
のが実用上最も適している。なお、このポリビニ
ルアセテート部分鹸化物は、通常の製法によれば
少量の酢酸ナトリウムを含むが、メタノールなど
で抽出処理することにより、酢酸ナトリウム含有
量をさらに低減することもできる。 上述の高分子(殊にポリビニルアセテート部分
鹸化物)には、剥離性および再貼着性を向上させ
るために、多価アルコール(グリセリンなど)や
水性のアクリル系粘着剤を配合することが好まし
い。これらの配合は、均一接着性(貼着操作時の
非接着部発生の防止)の点でも有利である。多価
アルコールの配合割合は、ポリビニルアセテート
部分鹸化物100重量部に対し10〜150重量部程度、
水性のアクリル系粘着剤の配合割合は、ポリビニ
ルアセテート部分鹸化物100重量部に対し10〜400
重量部程度とすることが多い。 水性糊剤は、必要に応じ帯電防止剤、紫外線防
止剤、老化防止剤、防カビ剤、界面活性剤、充填
剤、着色剤などを含んでいてもよい。 紙基材1への水性糊剤の塗布量は、固形分で2
〜25g/m2、特に〜20g/m2の範囲に設定すること
が多いが、必ずしもこの範囲に限られるものでは
ない。 そして本発明においては、水性糊剤を紙基材1
の片面に塗布して塗布層2を形成させるに際し、
前記紙基材1の両側縁部に水性糊剤の未塗布ゾー
ン3,3を設ける。 未塗布ゾーン3の巾は、3〜15mmの範囲に設定
することが特に望ましい。この巾が3mm未満で
は、水性糊剤を再湿活性化し、ゴムロールで合成
樹脂板表面に押圧する際、押圧されるに従つて側
縁部に向けて流出される水性糊剤を溶解した余分
の水分の未塗布ゾーン3においての吸収が充分に
は行われなくなる。一方未塗布ゾーン3の巾が15
mmを越えると、表面保護用シートを合成樹脂板の
貼着する操作が困難になつたり、合成樹脂板へ貼
着後剥離現象を生ずることがある。 作 用 上記のようにして得られた表面保護用シートを
合成樹脂板に貼着するには、水性糊剤の塗布層2
が再湿活性を有するものであるため、保護用シー
トの塗布層2形成面側から加湿し、ついで保護用
シートを合成樹脂板に当てがつてゴムロールで圧
着する方法が採用される。加湿は高温の水蒸気の
吹付けによつて行うが、場合により、冷水の塗
布、温水の塗布によつて行うこともある。 水性糊剤の塗布層2の加湿を高温の水蒸気の吹
付けにより行い、ゴムロールによる押圧圧着時に
水性糊剤の表面に残存している余分の水分が合成
樹脂板の側縁部に向けて流出するようなことがあ
つても、その流出分は未塗布ゾーン3で紙基材1
に吸収されて合成樹脂板端面までには到達せず、
従つて合成樹脂板を汚染することがない。 合成樹脂板のトリミング残の再使用に際して
は、表面保護用シートがまだ貼着しているときは
これを剥離除去した後粉砕し、該粉砕物を単独で
あるいは新しい樹脂に混合して成形に供する。 この再使用品は通常であれば黄色ないし褐色に
変色するが、本発明の表面保護用シートを用いた
場合はほとんど変色を生じない。 実施例 次に実施例をあげて本発明をさらに説明する。 実施例 第1図は、本発明の表面保護用シートを合成樹
脂板の表面に貼着したときの一例を示した断面図
である。 図中、1は紙基材、2は水性糊剤の塗布層、3
は未塗布ゾーンであり、4は合成樹脂板である。 鹸化度88モル%、重合度1700のポリビニルアセ
テート部分鹸化物100重量部、グリセリン40重量
部および固形分45重量%ののアクリル系エマルジ
ヨン80重量部を適量の水に溶解して水性糊剤を調
製した。 紙基材1として、目付け49g/m2、JIS−P−
8112に規定する紙のステキヒト・サイズ度試験方
法によるサイズ度が5秒の巾1090mmの片艶クラフ
ト紙を用い、この片艶クラフト紙に上記の水性糊
剤を塗布し、熱風乾燥した。この際、片艶クラフ
ト紙の両側縁部の0mm(全面塗布)、2mm、3mm、
8mm、12mmまたは18mmの巾の部分は水性糊剤を塗
布しない未塗布ゾーン3とし、また塗布層2にお
ける水性糊剤の塗布量は固形分で8g/m2とした。 併せて、サイズ度がほぼ0秒およびサイズ度が
20秒の片艶クラフト紙についても、その両側縁部
の5mmの巾の部分を残して上記と同様に水性糊剤
の塗布を行つた。 合成樹脂板4の一例としての厚さ3mmのアクリ
ル板(ポリメチルメタクリレート板)を押出成形
しながら、その両面に上記で得た表面保護用シー
トを貼着していつた。貼着操作は、表面保護用シ
ートの水性糊剤塗布層2側に高温の水蒸気を吹付
けながら、ゴムロールで押圧圧着することにより
行つた。 次に、貼着後のアクリル板4の両側縁を化粧断
のためにトリミングし、該トリミング残を回収し
て粉砕し、押出機により再溶融して再生アクリル
板を成形した。 上記貼着時の状況および再生アクリル板の変色
の度合を目視観察した。 結果を第1表に示す。 第1表から、No.3、4、5および8の場合に、
最も良好な結果が得られることがわかる。
【表】
(1)のサイズ度。
実施例 2〜3 水性糊剤として澱粉を接着成分とする水性糊剤
(実施例2)、水溶性セルロースエーテルを接着成
分とする水性糊剤(実施例3)を用いたほかは実
施例1と同様の実験を行つた結果、実施例1に準
ずる効果が得られた。 発明の効果 本発明の表面保護用シートを合成樹脂板に貼着
すると、合成樹脂板への押圧操作時に余分の水分
が水性糊剤を溶解しながら紙基材の両側縁部を通
つて合成樹脂板端面に流出して該合成樹脂板を汚
染することが確実に防止される。 そのため、トリミング残を単独であるいは新し
い樹脂に混合して再使用に供しても、再使用品の
黄変はほとんど認められず、製品価値の高いもの
となる。 従つて、従来であれば黄変のため再使用できな
かつたトリミング残の再使用が可能になり、ある
いは従来であれば新しい樹脂に混合するときの混
合比率がごく少量に制限されていたものがその混
合比率を上げることができるので、合成樹脂板の
製造コストが著しく低減する。 よつて本発明の表面保護用シートは、各種の合
成樹脂板、殊にアクリル板の表面保護の目的に好
適である。
実施例 2〜3 水性糊剤として澱粉を接着成分とする水性糊剤
(実施例2)、水溶性セルロースエーテルを接着成
分とする水性糊剤(実施例3)を用いたほかは実
施例1と同様の実験を行つた結果、実施例1に準
ずる効果が得られた。 発明の効果 本発明の表面保護用シートを合成樹脂板に貼着
すると、合成樹脂板への押圧操作時に余分の水分
が水性糊剤を溶解しながら紙基材の両側縁部を通
つて合成樹脂板端面に流出して該合成樹脂板を汚
染することが確実に防止される。 そのため、トリミング残を単独であるいは新し
い樹脂に混合して再使用に供しても、再使用品の
黄変はほとんど認められず、製品価値の高いもの
となる。 従つて、従来であれば黄変のため再使用できな
かつたトリミング残の再使用が可能になり、ある
いは従来であれば新しい樹脂に混合するときの混
合比率がごく少量に制限されていたものがその混
合比率を上げることができるので、合成樹脂板の
製造コストが著しく低減する。 よつて本発明の表面保護用シートは、各種の合
成樹脂板、殊にアクリル板の表面保護の目的に好
適である。
第1図は、本発明の表面保護用シートを合成樹
脂板の表面に貼着したときの一例を示した断面図
である。 1…紙基材、2…水性糊剤の塗布層、3…未塗
布ゾーン、4…合成樹脂板。
脂板の表面に貼着したときの一例を示した断面図
である。 1…紙基材、2…水性糊剤の塗布層、3…未塗
布ゾーン、4…合成樹脂板。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 紙基材1の片面に水性糊剤の塗布層2を形成
した表面保護用シートにおいて、前記紙基材1の
両側縁部に水性糊剤の未塗布ゾーン3,3を設け
たことを特徴とする合成樹脂板の表面を保護する
ための表面保護用シート。 2 紙基材1の側縁部に設けた未塗布ゾーン3の
巾が3〜15mmである特許請求の範囲第1項記載の
表面保護用シート。 3 紙基材1が、JIS−P−8112に規定する紙の
ステキヒト・サイズ度試験方法による測定で2〜
15秒のサイズ度を有するものである特許請求の範
囲第1項記載の表面保護用シート。 4 紙基材1が、片艶クラフト紙である特許請求
の範囲第1項記載の表面保護用シート。 5 水性糊剤が、ポリビニルアセテート部分鹸化
物系、澱粉系または水溶性セルロースエーテル系
の高分子を接着成分とする水性糊剤である特許請
求の範囲第1項記載の表面保護用シート。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP62105748A JPS63270139A (ja) | 1987-04-29 | 1987-04-29 | 表面保護用シ−ト |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP62105748A JPS63270139A (ja) | 1987-04-29 | 1987-04-29 | 表面保護用シ−ト |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS63270139A JPS63270139A (ja) | 1988-11-08 |
| JPH0478105B2 true JPH0478105B2 (ja) | 1992-12-10 |
Family
ID=14415872
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP62105748A Granted JPS63270139A (ja) | 1987-04-29 | 1987-04-29 | 表面保護用シ−ト |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS63270139A (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP4158360B2 (ja) * | 2001-07-16 | 2008-10-01 | 王子製紙株式会社 | マスキングペーパー及びその製造方法 |
-
1987
- 1987-04-29 JP JP62105748A patent/JPS63270139A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS63270139A (ja) | 1988-11-08 |
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