JPH0478737B2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0478737B2 JPH0478737B2 JP62294868A JP29486887A JPH0478737B2 JP H0478737 B2 JPH0478737 B2 JP H0478737B2 JP 62294868 A JP62294868 A JP 62294868A JP 29486887 A JP29486887 A JP 29486887A JP H0478737 B2 JPH0478737 B2 JP H0478737B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- shrinkage stress
- fiber
- temperature
- heat shrinkage
- stress
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Yarns And Mechanical Finishing Of Yarns Or Ropes (AREA)
Description
本発明は定長下で熱収縮による応力が著しく高
い繊維(以下高収縮繊維応力という)に関する。 熱収縮応力を利用した被覆締付け材として、従
来よりポリエステル繊維が使用されているが、特
開昭56−9443号公報等に開示されているごとく熱
収縮応力が低いため、充分な締付け力を付与する
場合には多量の繊維を必要とし、特にモーターの
絶縁被覆締付け材として使用するほか、原子炉の
炉心締付け材等に使用する場合にも繊維使用量が
多くなり、コスト高となる。 本発明者らは、上記欠点を解決するため、より
締付け応力の大きい高収縮応力糸を得るべく鋭意
検討の結果、配向結晶化せしめた糸条を結晶化温
度付近で高倍率延伸することにより、熱収縮応力
が高くなることを知見し、本発明に到達した。 すなわち本発明は、固有粘度が0.7以上のポリ
エチレンテレフタレートを主成分とする配向結晶
化した、160℃乾熱収縮率が20%以下の未延伸糸
を、DSCで測定した昇温過程での結晶化による
発熱ピーク温度領域での延伸温度で多段延伸する
ことを特徴とする高収縮応力ポリエステル繊維の
製造方法。 本発明にいう熱収縮応力とは、繊維を0.05g/
デニールの張力下一定長で把持し、これを加熱昇
温していくと、繊維は熱収縮しようとするが、そ
の両端が固定されているため実際の収縮は起こら
ず、そのかわり繊維に収縮せんとする内部応力が
生じる。この応力を熱収縮応力という。熱収縮応
力の測定は、市販の非接触型金属抵抗線歪計を用
い、これを増輻させ連動した自動X−Y記録計で
時間に対する応力の変化を記録測定する。試料は
一定長のループとし、一端を歪計に直結したフツ
クに、他端もフツクに掛け、20℃において初期張
力0.05g/デニールになるように試料−フツク間
長さを調整固定する。(このときタルミのないよ
うに注意して張力を与える。)こうして固定され
た試料を内径φ8mmの円筒形石英ガラス管で外側
にニクロム線を巻いたヒーターで更にヒーター線
外側を内形φ25mmの石英管で囲つた二重管式ヒー
ター(長さ20cm)の中心に試料が位置するように
ヒーター中に試料を設置して、試料と3mm離れた
中心に設置した検出端とヒーターをプログラム付
き積分回路を有する温調器と直結させ、 20℃/分の昇温速度でヒーターを加熱して雰囲気
を連続して昇温せしめ溶断するまで加熱して測定
した熱収縮による収縮力を繊維のデニールで除し
た値を熱収縮応力とする。 従来知られている特公昭48−17212号公報、特
開昭56−9443号公報等に開示されているごとき未
配向結晶化未延伸糸を多段延伸したものでは雰囲
気温度が100℃以上溶断するまでの温度域で0.7
g/dを超える熱収縮応力を示すものは得られて
いないが、配向結晶化した未延伸糸を多段延伸し
て得た本発明繊維は、雰囲気温度が100℃以上溶
断するまでの温度域で0.8g/デニール以上の熱
収縮応力を示す高収縮応力糸である。好ましい本
発明の繊維は昇温過程において前記温度域で1.0
g/デニール以上の熱収縮応力を示し、このよう
な高収縮応力糸は、従来全く予期されていない。
なお昇温過程で前記温度域で最大を示す熱収縮応
力値(ピーク値)が0.8g/dを超えるものも本
発明に包含される。本発明繊維を構成する成分
は、ポリエステルが好ましく中でもポリエチレン
テレフタレートが特に好ましい。 本発明繊維の固有粘度(フエノール/テトラク
ロルエタン6/4混合溶媒中30℃で測定する。)
は、0.7以上であるとき熱収縮応力が高くなるの
で好ましく、0.9以上では1.0g/デニールを超え
るので特に好ましい。 本発明の繊維は、通常の結晶性熱可塑性ポリマ
ーの溶融紡糸により引取られた配向結晶化した未
延伸糸の乾熱160℃での収縮率(JIS−L−1073−
6−12に示される方法による。以下SHDと略
す。)が20%以下、ことに10%以下となる引取り
速度で得られるものが好ましい。SHDが40%以
上の未延伸糸を用いたものは、熱収縮応力が0.8
g/デニール未満となるので好ましくない。次い
で該未延伸糸は延伸し本発明繊維が得られるが、
延伸条件は2段延伸が好ましい。なお延伸温度
は、望む最大を示す熱収縮応力温度によつて適温
を選択すればよい。特に好ましくはDSCで測定
した昇温過程(昇温速度20℃/分)での結晶化に
よる発熱ピーク温度付近である。たとえばポリエ
チレンテレフタレート(〔η〕:0.7以上)から
3000〜4000m/分を紡速で得られた未延伸糸で
は、延伸速度によつて多少異なるが、通常110〜
115℃である。 このようにして得た本発明の繊維が示す熱収縮
応力発現挙動は第1図のに示すごとく、昇温過
程において100℃以上の温度域で0.8g/デニール
以上の高い熱収縮応力を示す新規な高収縮応力繊
維である。 この理由は今だ充分解明されてはいないが、高
度に伸長歪が付与された配向したアモルフアス領
域の分子鎖が、配向結晶化により生じた結晶でつ
ながれた網目構造状態で凍結された構造となつて
いるのではないかと想像され、この構造が熱エネ
ルギーを吸収して、分子運動を生じると著しく高
い収縮応力となつて発現するのではないかと推測
される。 本発明の繊維は、用途に応じマルチフイラメン
ト又はステープルとして締付け材として直接用い
てもよく、紐状として用いてもよく、更に他の有
用な繊維と複合化した紐、テープ、布帛等として
用いてもよい。特に本発明の高収縮応力繊維から
なる糸を経糸とし低収縮性糸または自発伸長糸を
緯糸とした布帛として用いるのが好ましい。この
ような高収縮応力繊維は、締付け材として多様な
方面に利用され軽量化や省コスト化を可能にする
ことから工業的意義は著しく大きいものである。 以下に本発明を実施例をもつて具体的に説明す
る。なお実施例中で用いた熱収縮応力値は、前述
した測定法中歪計は、東洋ボールドウイン社製
T.I−550−360型、前置増巾器は東洋ボールドウ
イン社製、PRE−AMPLIFIER SS−PR型、自
動X−Y記録計は横河電気工業社製、TYPE
PRO−11A型。温調器は真空理工社製AGNE
HPC−1500及びAGNESCR−BOXを用いて測定
した。 実施例 固有粘度1.0のポリエチレンテレフタレートを
310℃にてφ0.3のオリフイス孔を16個有するノズ
ルより、単孔当り1.5g/分の吐出量で紡出し、
引取速度4000m/分にて巻き取つた未延伸糸の特
性を表−1に示す。 得られた未延伸糸を次いで延伸速度100m/分
にて、1段目25℃、2段目110℃の温度条件で延
伸した延伸糸の特性を表−1に示す。 尚、延伸倍率は破断延伸倍率にもとづいて定め
た。すなわち1段目は破断延伸倍率の70%、2段
目は全延伸倍率が破断延伸倍率の95%になるよう
に設定した。 配向結晶化した未延伸糸を用いて得た本発明の
繊維は、第1図−に示すごとき高収縮応力糸で
あつた。 比較例 引取速度1300m/分とし、延伸倍率を変更した
以外実施例と同一の条件で得た未延伸糸及び延伸
糸の特性を表−1に示す。配向結晶化していない
未延伸糸を用いて得た繊維は、第1図−に示す
ごとく、熱収縮応力の低いものしか得られなかつ
た。
い繊維(以下高収縮繊維応力という)に関する。 熱収縮応力を利用した被覆締付け材として、従
来よりポリエステル繊維が使用されているが、特
開昭56−9443号公報等に開示されているごとく熱
収縮応力が低いため、充分な締付け力を付与する
場合には多量の繊維を必要とし、特にモーターの
絶縁被覆締付け材として使用するほか、原子炉の
炉心締付け材等に使用する場合にも繊維使用量が
多くなり、コスト高となる。 本発明者らは、上記欠点を解決するため、より
締付け応力の大きい高収縮応力糸を得るべく鋭意
検討の結果、配向結晶化せしめた糸条を結晶化温
度付近で高倍率延伸することにより、熱収縮応力
が高くなることを知見し、本発明に到達した。 すなわち本発明は、固有粘度が0.7以上のポリ
エチレンテレフタレートを主成分とする配向結晶
化した、160℃乾熱収縮率が20%以下の未延伸糸
を、DSCで測定した昇温過程での結晶化による
発熱ピーク温度領域での延伸温度で多段延伸する
ことを特徴とする高収縮応力ポリエステル繊維の
製造方法。 本発明にいう熱収縮応力とは、繊維を0.05g/
デニールの張力下一定長で把持し、これを加熱昇
温していくと、繊維は熱収縮しようとするが、そ
の両端が固定されているため実際の収縮は起こら
ず、そのかわり繊維に収縮せんとする内部応力が
生じる。この応力を熱収縮応力という。熱収縮応
力の測定は、市販の非接触型金属抵抗線歪計を用
い、これを増輻させ連動した自動X−Y記録計で
時間に対する応力の変化を記録測定する。試料は
一定長のループとし、一端を歪計に直結したフツ
クに、他端もフツクに掛け、20℃において初期張
力0.05g/デニールになるように試料−フツク間
長さを調整固定する。(このときタルミのないよ
うに注意して張力を与える。)こうして固定され
た試料を内径φ8mmの円筒形石英ガラス管で外側
にニクロム線を巻いたヒーターで更にヒーター線
外側を内形φ25mmの石英管で囲つた二重管式ヒー
ター(長さ20cm)の中心に試料が位置するように
ヒーター中に試料を設置して、試料と3mm離れた
中心に設置した検出端とヒーターをプログラム付
き積分回路を有する温調器と直結させ、 20℃/分の昇温速度でヒーターを加熱して雰囲気
を連続して昇温せしめ溶断するまで加熱して測定
した熱収縮による収縮力を繊維のデニールで除し
た値を熱収縮応力とする。 従来知られている特公昭48−17212号公報、特
開昭56−9443号公報等に開示されているごとき未
配向結晶化未延伸糸を多段延伸したものでは雰囲
気温度が100℃以上溶断するまでの温度域で0.7
g/dを超える熱収縮応力を示すものは得られて
いないが、配向結晶化した未延伸糸を多段延伸し
て得た本発明繊維は、雰囲気温度が100℃以上溶
断するまでの温度域で0.8g/デニール以上の熱
収縮応力を示す高収縮応力糸である。好ましい本
発明の繊維は昇温過程において前記温度域で1.0
g/デニール以上の熱収縮応力を示し、このよう
な高収縮応力糸は、従来全く予期されていない。
なお昇温過程で前記温度域で最大を示す熱収縮応
力値(ピーク値)が0.8g/dを超えるものも本
発明に包含される。本発明繊維を構成する成分
は、ポリエステルが好ましく中でもポリエチレン
テレフタレートが特に好ましい。 本発明繊維の固有粘度(フエノール/テトラク
ロルエタン6/4混合溶媒中30℃で測定する。)
は、0.7以上であるとき熱収縮応力が高くなるの
で好ましく、0.9以上では1.0g/デニールを超え
るので特に好ましい。 本発明の繊維は、通常の結晶性熱可塑性ポリマ
ーの溶融紡糸により引取られた配向結晶化した未
延伸糸の乾熱160℃での収縮率(JIS−L−1073−
6−12に示される方法による。以下SHDと略
す。)が20%以下、ことに10%以下となる引取り
速度で得られるものが好ましい。SHDが40%以
上の未延伸糸を用いたものは、熱収縮応力が0.8
g/デニール未満となるので好ましくない。次い
で該未延伸糸は延伸し本発明繊維が得られるが、
延伸条件は2段延伸が好ましい。なお延伸温度
は、望む最大を示す熱収縮応力温度によつて適温
を選択すればよい。特に好ましくはDSCで測定
した昇温過程(昇温速度20℃/分)での結晶化に
よる発熱ピーク温度付近である。たとえばポリエ
チレンテレフタレート(〔η〕:0.7以上)から
3000〜4000m/分を紡速で得られた未延伸糸で
は、延伸速度によつて多少異なるが、通常110〜
115℃である。 このようにして得た本発明の繊維が示す熱収縮
応力発現挙動は第1図のに示すごとく、昇温過
程において100℃以上の温度域で0.8g/デニール
以上の高い熱収縮応力を示す新規な高収縮応力繊
維である。 この理由は今だ充分解明されてはいないが、高
度に伸長歪が付与された配向したアモルフアス領
域の分子鎖が、配向結晶化により生じた結晶でつ
ながれた網目構造状態で凍結された構造となつて
いるのではないかと想像され、この構造が熱エネ
ルギーを吸収して、分子運動を生じると著しく高
い収縮応力となつて発現するのではないかと推測
される。 本発明の繊維は、用途に応じマルチフイラメン
ト又はステープルとして締付け材として直接用い
てもよく、紐状として用いてもよく、更に他の有
用な繊維と複合化した紐、テープ、布帛等として
用いてもよい。特に本発明の高収縮応力繊維から
なる糸を経糸とし低収縮性糸または自発伸長糸を
緯糸とした布帛として用いるのが好ましい。この
ような高収縮応力繊維は、締付け材として多様な
方面に利用され軽量化や省コスト化を可能にする
ことから工業的意義は著しく大きいものである。 以下に本発明を実施例をもつて具体的に説明す
る。なお実施例中で用いた熱収縮応力値は、前述
した測定法中歪計は、東洋ボールドウイン社製
T.I−550−360型、前置増巾器は東洋ボールドウ
イン社製、PRE−AMPLIFIER SS−PR型、自
動X−Y記録計は横河電気工業社製、TYPE
PRO−11A型。温調器は真空理工社製AGNE
HPC−1500及びAGNESCR−BOXを用いて測定
した。 実施例 固有粘度1.0のポリエチレンテレフタレートを
310℃にてφ0.3のオリフイス孔を16個有するノズ
ルより、単孔当り1.5g/分の吐出量で紡出し、
引取速度4000m/分にて巻き取つた未延伸糸の特
性を表−1に示す。 得られた未延伸糸を次いで延伸速度100m/分
にて、1段目25℃、2段目110℃の温度条件で延
伸した延伸糸の特性を表−1に示す。 尚、延伸倍率は破断延伸倍率にもとづいて定め
た。すなわち1段目は破断延伸倍率の70%、2段
目は全延伸倍率が破断延伸倍率の95%になるよう
に設定した。 配向結晶化した未延伸糸を用いて得た本発明の
繊維は、第1図−に示すごとき高収縮応力糸で
あつた。 比較例 引取速度1300m/分とし、延伸倍率を変更した
以外実施例と同一の条件で得た未延伸糸及び延伸
糸の特性を表−1に示す。配向結晶化していない
未延伸糸を用いて得た繊維は、第1図−に示す
ごとく、熱収縮応力の低いものしか得られなかつ
た。
【表】
第1図は、昇温過程における熱収縮応力の変化
を示す。 は本発明の繊維が示す熱収縮応力の変化、
は比較例の繊維が示す熱収縮応力の変化である。
を示す。 は本発明の繊維が示す熱収縮応力の変化、
は比較例の繊維が示す熱収縮応力の変化である。
Claims (1)
- 1 固有粘度が0.7以上のポリエチレンテレフタ
レートを主成分とする配向結晶化した、160℃乾
熱収縮率が20%以下の未延伸糸を、DSCで測定
した昇温過程での結晶化による発熱ピーク温度領
域での延伸温度で多段延伸することを特徴とする
高収縮応力ポリエステル繊維の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP29486887A JPS63152437A (ja) | 1987-11-20 | 1987-11-20 | 高収縮応力繊維の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP29486887A JPS63152437A (ja) | 1987-11-20 | 1987-11-20 | 高収縮応力繊維の製造方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS63152437A JPS63152437A (ja) | 1988-06-24 |
| JPH0478737B2 true JPH0478737B2 (ja) | 1992-12-14 |
Family
ID=17813289
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP29486887A Granted JPS63152437A (ja) | 1987-11-20 | 1987-11-20 | 高収縮応力繊維の製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS63152437A (ja) |
Family Cites Families (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5839928B2 (ja) * | 1974-07-11 | 1983-09-02 | 東レ株式会社 | タンセンイソクノ セイゾウホウホウ |
| JPS5184918A (ja) * | 1975-01-17 | 1976-07-24 | Toray Industries | Enshinhoho |
| JPS52121530A (en) * | 1976-04-05 | 1977-10-13 | Unitika Ltd | Method for hot drawing of polyester filament yarns having high tensile strength |
-
1987
- 1987-11-20 JP JP29486887A patent/JPS63152437A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS63152437A (ja) | 1988-06-24 |
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