JPH0479718B2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0479718B2 JPH0479718B2 JP1306822A JP30682289A JPH0479718B2 JP H0479718 B2 JPH0479718 B2 JP H0479718B2 JP 1306822 A JP1306822 A JP 1306822A JP 30682289 A JP30682289 A JP 30682289A JP H0479718 B2 JPH0479718 B2 JP H0479718B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- water
- seawater
- added
- precipitate
- solid
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Apparatus For Disinfection Or Sterilisation (AREA)
Description
[産業上の利用分野]
この発明は海水中に含まれるイオンを有効利用
して作られるセラミツクスに係り、特に水の処理
剤に関する。 [従来の技術及び発明が解決すべき課題] 一般に水道水は消毒剤が添加され工場、家庭に
送られるが供給される水道水をそのまま放置する
と雑菌等が発生し、保存性が悪く、長期保存は不
可能であつた。また、消毒剤のカルキ臭が残り、
飲料水としてもお茶やコーヒー等に使用した場合
でも味が悪く浄水場付近の住民は脱臭剤を使用し
なければ飲料には適さないという事があつた。 本発明者はかねてより海水中の有用元素の利用
方法について研究を重ね、海水中より極めて容易
に含有される固型成分を取り出す方法を見い出
し、提案した(特開昭64−47492号)。 この方法において、海水を所定の酸で低PHに調
整した後、更に強アルカリ剤により高PHとするこ
とにより海水から沈殿物を分離し、更に沈殿物分
離後の海水から産業上有用な物質を取り出し、そ
れらの利用として飲食品用イオン水(特願平1−
84534号)等を提案している。 しかし、海水からこのような有用な物質を取り
出す際に最初に沈殿物として得られる固型成分に
ついては、それが種々の元素を含有するという分
析結果が得られたものの、そのままでは泥状であ
り扱いにくく有効利用が図られていなかつた。 この発明は発明者の提案する海水分離方法によ
つて得られる海水中の有用成分を含有する沈殿物
の有効利用を図ると共に、長期保存可能でしかも
味のよい飲料水を得るための処理剤を提供するこ
とを目的とする。 [課題を解決するための手段] 上記目的を達成するため、本発明の水の処理剤
は、海水を強酸により低PHに調整した後、強アル
カリ剤を加え高PHにし、その際生成する沈殿物を
乾燥後高温焼成して成る。 ここで強酸とは、硫酸、希硫酸等一般に使われ
る酸を用いることができるが、その他燐酸イオ
ン、珪酸イオン等の陰イオン等が共存していても
差し支えない。特に強酸としては燐酸イオン及び
珪酸イオンなどの弱酸イオンを含有する強塩基イ
オン水に濃硫酸を加えたもの(特開平1−172585
号、以下P−S酸と称する)が好適である。この
ような強酸によつて海水はPH2以下、好ましくは
PH1.6以下に、低PH化する。 強アルカリ剤は、一度低PHに調整した海水を中
和し、更に高PHにするためのもので、水酸化ナト
リウム、水酸化カリウム等アルカリ金属の水酸化
物、酸化カルシウム、水酸化カルシウム等のアル
カリ土金属の酸化物又は水酸化物を単独であるい
は混合して用いることができる。石灰石、貝、骨
等を焼成して得られる酸化カルシウムを主成分と
して含む強アルカリ剤も用いることができる。 海水はこれら強アルカリ剤によりPH13以上にな
るように調整する。 このように、海水を一度硫酸イオンを含む酸で
低PH化した後、高PH化することにより高PH下で溶
解度の低下する硫酸塩等海水中に含有されるイオ
ンの塩類が沈殿し、沈殿物が得られる。 この沈殿物の元素組成は用いる酸およびアルカ
リによつて若干変わるがおおむね表1に示すとお
りである。
して作られるセラミツクスに係り、特に水の処理
剤に関する。 [従来の技術及び発明が解決すべき課題] 一般に水道水は消毒剤が添加され工場、家庭に
送られるが供給される水道水をそのまま放置する
と雑菌等が発生し、保存性が悪く、長期保存は不
可能であつた。また、消毒剤のカルキ臭が残り、
飲料水としてもお茶やコーヒー等に使用した場合
でも味が悪く浄水場付近の住民は脱臭剤を使用し
なければ飲料には適さないという事があつた。 本発明者はかねてより海水中の有用元素の利用
方法について研究を重ね、海水中より極めて容易
に含有される固型成分を取り出す方法を見い出
し、提案した(特開昭64−47492号)。 この方法において、海水を所定の酸で低PHに調
整した後、更に強アルカリ剤により高PHとするこ
とにより海水から沈殿物を分離し、更に沈殿物分
離後の海水から産業上有用な物質を取り出し、そ
れらの利用として飲食品用イオン水(特願平1−
84534号)等を提案している。 しかし、海水からこのような有用な物質を取り
出す際に最初に沈殿物として得られる固型成分に
ついては、それが種々の元素を含有するという分
析結果が得られたものの、そのままでは泥状であ
り扱いにくく有効利用が図られていなかつた。 この発明は発明者の提案する海水分離方法によ
つて得られる海水中の有用成分を含有する沈殿物
の有効利用を図ると共に、長期保存可能でしかも
味のよい飲料水を得るための処理剤を提供するこ
とを目的とする。 [課題を解決するための手段] 上記目的を達成するため、本発明の水の処理剤
は、海水を強酸により低PHに調整した後、強アル
カリ剤を加え高PHにし、その際生成する沈殿物を
乾燥後高温焼成して成る。 ここで強酸とは、硫酸、希硫酸等一般に使われ
る酸を用いることができるが、その他燐酸イオ
ン、珪酸イオン等の陰イオン等が共存していても
差し支えない。特に強酸としては燐酸イオン及び
珪酸イオンなどの弱酸イオンを含有する強塩基イ
オン水に濃硫酸を加えたもの(特開平1−172585
号、以下P−S酸と称する)が好適である。この
ような強酸によつて海水はPH2以下、好ましくは
PH1.6以下に、低PH化する。 強アルカリ剤は、一度低PHに調整した海水を中
和し、更に高PHにするためのもので、水酸化ナト
リウム、水酸化カリウム等アルカリ金属の水酸化
物、酸化カルシウム、水酸化カルシウム等のアル
カリ土金属の酸化物又は水酸化物を単独であるい
は混合して用いることができる。石灰石、貝、骨
等を焼成して得られる酸化カルシウムを主成分と
して含む強アルカリ剤も用いることができる。 海水はこれら強アルカリ剤によりPH13以上にな
るように調整する。 このように、海水を一度硫酸イオンを含む酸で
低PH化した後、高PH化することにより高PH下で溶
解度の低下する硫酸塩等海水中に含有されるイオ
ンの塩類が沈殿し、沈殿物が得られる。 この沈殿物の元素組成は用いる酸およびアルカ
リによつて若干変わるがおおむね表1に示すとお
りである。
【表】
表1からも明らかなように、マグネシウム、ア
ルミニウム、ホウ素、鉄、銅、亜鉛等の元素が海
水より沈殿物へ移行していることがわかる。尚、
表1における沈殿物は乾燥前の泥状のものの分析
結果である。 このような沈殿物は天日あるいは減圧化で加熱
乾燥することにより粉末状あるいは粒状の固型物
となる。この固型物はそれ自体、空気に対する活
性を有しないが、高温焼成することにより活性化
されたセラミツクス様の固型物となる。焼成温度
は約500℃〜1500℃、好ましくは1000℃〜1200℃
である。 この焼成物は非常に硬度が高く酸に易溶であり
水には溶けにくいが水中に放置することにより水
のPHを11.5程度まで上昇させるアルカリ性の物質
である。この焼成物の元素分析の結果を表2に示
す。
ルミニウム、ホウ素、鉄、銅、亜鉛等の元素が海
水より沈殿物へ移行していることがわかる。尚、
表1における沈殿物は乾燥前の泥状のものの分析
結果である。 このような沈殿物は天日あるいは減圧化で加熱
乾燥することにより粉末状あるいは粒状の固型物
となる。この固型物はそれ自体、空気に対する活
性を有しないが、高温焼成することにより活性化
されたセラミツクス様の固型物となる。焼成温度
は約500℃〜1500℃、好ましくは1000℃〜1200℃
である。 この焼成物は非常に硬度が高く酸に易溶であり
水には溶けにくいが水中に放置することにより水
のPHを11.5程度まで上昇させるアルカリ性の物質
である。この焼成物の元素分析の結果を表2に示
す。
【表】
【表】
尚、沈殿物を焼成する際、加熱によつて分解又
は消失する物質、例えば易燃性の有機化合物ある
いは炭酸ナトリウム等の高温で分解してガスを発
生する無機化合物と混合し焼成してもよい。これ
により多孔性の焼成体が得られる。この場合沈殿
物は乾燥前の泥状の状態で上記有機化合物あるい
は無機化合物を加え混合し、それを乾燥させた後
焼成した方が均一な焼成体を得ることができる。 このような焼成物あるいは多孔性の焼成物の微
量を水道水に添加するとカルキ臭が脱臭され、味
のよい飲料とすることができる。また、長期に亘
つてPHを9〜12に維持することができるため、雑
菌の発生を防止することができ長期保存が可能と
なる。これは水に加えられた本処理剤が長期に亘
り、除々に穏やかに水と反応して酸素を発生し雑
菌の発生を防止するものと推測される。 [実施例] 真水1に動物骨の焼成物からなるリン酸カル
シウムを主成分とする粉末50gを溶解し、PH13以
上の水溶液(1)を得た。水溶液(1)に対し5%の濃硫
酸を加え、PH0.2のP−S酸を製造した。 1トンの海水に対し上記P−S酸20を加え3
時間放置した後、不純物を瀘過により除去した。
これにより海水はPH1.6となつた。次いで低PH化
した海水に水酸化ナトリウム30Kg加えPH13.6に調
整した後、放置し、沈殿物(a)70(80Kg比重
1.15)を得た。 この沈殿物を瀘過後、天日乾燥し、約9Kgの砂
状固型物(b)を得た。次いでこの砂状固型物(b)を約
1000℃で焼成し、セラミツクス状の小石状の固体
(c)5.4Kgを得た。 この固体(c)を水道水に対して1wt%加えたもの
のPHを測定した。結果を表3に示す。
は消失する物質、例えば易燃性の有機化合物ある
いは炭酸ナトリウム等の高温で分解してガスを発
生する無機化合物と混合し焼成してもよい。これ
により多孔性の焼成体が得られる。この場合沈殿
物は乾燥前の泥状の状態で上記有機化合物あるい
は無機化合物を加え混合し、それを乾燥させた後
焼成した方が均一な焼成体を得ることができる。 このような焼成物あるいは多孔性の焼成物の微
量を水道水に添加するとカルキ臭が脱臭され、味
のよい飲料とすることができる。また、長期に亘
つてPHを9〜12に維持することができるため、雑
菌の発生を防止することができ長期保存が可能と
なる。これは水に加えられた本処理剤が長期に亘
り、除々に穏やかに水と反応して酸素を発生し雑
菌の発生を防止するものと推測される。 [実施例] 真水1に動物骨の焼成物からなるリン酸カル
シウムを主成分とする粉末50gを溶解し、PH13以
上の水溶液(1)を得た。水溶液(1)に対し5%の濃硫
酸を加え、PH0.2のP−S酸を製造した。 1トンの海水に対し上記P−S酸20を加え3
時間放置した後、不純物を瀘過により除去した。
これにより海水はPH1.6となつた。次いで低PH化
した海水に水酸化ナトリウム30Kg加えPH13.6に調
整した後、放置し、沈殿物(a)70(80Kg比重
1.15)を得た。 この沈殿物を瀘過後、天日乾燥し、約9Kgの砂
状固型物(b)を得た。次いでこの砂状固型物(b)を約
1000℃で焼成し、セラミツクス状の小石状の固体
(c)5.4Kgを得た。 この固体(c)を水道水に対して1wt%加えたもの
のPHを測定した。結果を表3に示す。
【表】
【表】
また、この固体を水道水1に対して0.1wt%
加えたもののPHを測定し、その後上澄を除去し残
りの固体にさらに1の水道水を添加してPHを測
定することを繰り返したが、水道水はアルカリ性
を保持してよい保存状態を示した。結果を表4に
示す。
加えたもののPHを測定し、その後上澄を除去し残
りの固体にさらに1の水道水を添加してPHを測
定することを繰り返したが、水道水はアルカリ性
を保持してよい保存状態を示した。結果を表4に
示す。
【表】
【表】
また、この固体10gを水道水40に加え生体系
(エアポンプ無しで金魚2匹を入れて)観察を行
つたところ長期生存したのに対し通常の水道水で
は5日間で死んでしまつた。 また、貯水池や湖沼等の底に本剤を水量の5万
分の1程度の割合で加えておくと、底にある酸欠
によるヘドロ等の物質は分解され底に定着され
る。これは本処理剤が水に作用して発生する酸素
により分解され、又水も酸素の供給により澄んだ
活力のある水に変化するものと思われる。 また他の実施例として例えば水道の蛇口等にこ
の固体を収納した容器を取着させ水道水をこの固
体を通過させて供給するようにするとカルキ臭が
脱臭されて良好な飲料を得ることができる。 [発明の効果] 以上の説明からも明らかなように、本発明の水
の処理剤を用いれば水を長期間アルカリ性に維持
することができるため、水の長期保存が可能とな
る。従つて災害等のためあるいは航海等の備蓄用
の水にも使用して良好な状態の水を保存すること
ができる。また、飲料にとつてもカルキ臭を脱臭
することができ味のよいものを得ることができ
る。 しかも本発明によれば海水から分離される物質
を有効に用いることができ、環境に悪影響を及ぼ
すことがない。
(エアポンプ無しで金魚2匹を入れて)観察を行
つたところ長期生存したのに対し通常の水道水で
は5日間で死んでしまつた。 また、貯水池や湖沼等の底に本剤を水量の5万
分の1程度の割合で加えておくと、底にある酸欠
によるヘドロ等の物質は分解され底に定着され
る。これは本処理剤が水に作用して発生する酸素
により分解され、又水も酸素の供給により澄んだ
活力のある水に変化するものと思われる。 また他の実施例として例えば水道の蛇口等にこ
の固体を収納した容器を取着させ水道水をこの固
体を通過させて供給するようにするとカルキ臭が
脱臭されて良好な飲料を得ることができる。 [発明の効果] 以上の説明からも明らかなように、本発明の水
の処理剤を用いれば水を長期間アルカリ性に維持
することができるため、水の長期保存が可能とな
る。従つて災害等のためあるいは航海等の備蓄用
の水にも使用して良好な状態の水を保存すること
ができる。また、飲料にとつてもカルキ臭を脱臭
することができ味のよいものを得ることができ
る。 しかも本発明によれば海水から分離される物質
を有効に用いることができ、環境に悪影響を及ぼ
すことがない。
Claims (1)
- 1 海水を強酸により低PHに調整した後、強アル
カリ剤を加え高PHにし、その際生成する沈殿物を
乾燥後高温焼成して成るものであつて、水中に加
えた際のPHが9以上であることを特徴とする水の
処理剤。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP30682289A JPH03165890A (ja) | 1989-11-27 | 1989-11-27 | 水の処理剤 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP30682289A JPH03165890A (ja) | 1989-11-27 | 1989-11-27 | 水の処理剤 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH03165890A JPH03165890A (ja) | 1991-07-17 |
| JPH0479718B2 true JPH0479718B2 (ja) | 1992-12-16 |
Family
ID=17961676
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP30682289A Granted JPH03165890A (ja) | 1989-11-27 | 1989-11-27 | 水の処理剤 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH03165890A (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| PE20210390A1 (es) * | 2018-07-30 | 2021-03-02 | Lixivia Inc | Composiciones y metodos de control de ph en procesos de flotacion de metales |
Family Cites Families (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS4935188A (ja) * | 1972-08-21 | 1974-04-01 | ||
| JPS59145093A (ja) * | 1983-02-08 | 1984-08-20 | Nippon Denshi Zairyo Kk | 水処理用のカルシウム含有組成物及びその製造方法 |
| JPS6178492A (ja) * | 1984-09-25 | 1986-04-22 | Ube Ind Ltd | ミネラル徐放剤の製造方法 |
| JPS61107992A (ja) * | 1984-10-31 | 1986-05-26 | Niigata Ceramic Kogyo Kk | 浄水剤とその製法 |
| JPS6447492A (en) * | 1987-08-12 | 1989-02-21 | Jun Nasu | Separation of salt in seawater |
-
1989
- 1989-11-27 JP JP30682289A patent/JPH03165890A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH03165890A (ja) | 1991-07-17 |
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