JPH0480073B2 - - Google Patents

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JPH0480073B2
JPH0480073B2 JP20277184A JP20277184A JPH0480073B2 JP H0480073 B2 JPH0480073 B2 JP H0480073B2 JP 20277184 A JP20277184 A JP 20277184A JP 20277184 A JP20277184 A JP 20277184A JP H0480073 B2 JPH0480073 B2 JP H0480073B2
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adhesive
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weight
resin
corrosion
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JP20277184A
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Hiroaki Hayashi
Ryusuke Tsuji
Masahiro Sugiura
Koji Sakano
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Toyota Central R&D Labs Inc
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  • Adhesives Or Adhesive Processes (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕 本発明は、自動車、電気・電子部品、土木・建
築物、家庭用品等で用いられる防腐食接着剤に関
し、更に詳しくは、腐食の発生し易い環境下にお
いて防腐食に優れた性質を有する接着剤に関する
ものである。 〔従来の技術および問題点〕 自動車車両、電気・電子部品、土木・建築物、
医療機器、家庭用品等、或いはそれらの部品の接
合物には、接着力およびその耐久性のみならず防
腐食性が要求されている。 接着剤は、金属材料同志の接着のみならず、プ
ラスチツクフイルムと金属、石綿スレート板とア
ルミニウム、ゴム材と金属、セラミツクスと金
属、木質材と金属、また非金属同志の接着とその
用途は広汎にわたる。これら接着剤を用いた接着
物は、時として海水を含んだ風雨に曝されたり、
高温多湿の雰囲気に置かれたり等腐食の発生し易
い環境下で使用される場合がある。 所で、近年省資源化の要求の高まる中で、腐食
等の原因により長期間性能の低下しない接着剤の
開発が望まれてきている。また、接着剤の使用環
境は、その用途の拡大とともに多様化し、腐食の
進み易い過酷な環境下で使用される場合が増大し
てきており、この意味においても防腐食性に優れ
た接着剤に対する要求が一層強くなつている。 この様な腐食の発生し易い環境におかれた場
合、接合部の端末部等から腐食の原因となる各種
イオンや水、酸素等が浸入し、やがては接合部に
おいて腐食が進行し、該部の接着性能が低下する
現象が起きる。 これら接着に用いられる接着剤は、主として高
分子材料を素材として構成して成るため、接着層
自身の耐腐食性の向上を図ることが期待される
が、現実には腐食問題が多く発生しており、現状
ではまだ腐食の防止・抑制効果に優れた接着剤を
開発するに至つていない。 この接着剤の腐食を防止するため、従来より数
多くの研究者の努力により、これ迄に幾つかの解
決方法が提供されてきた。これら方法は、基本的
には接着剤の接着力と凝集力のバランスを保ちな
がら、接着剤自身に防腐食効果に優れた物質成分
を含ませずに、透湿性、吸水性を低くして接着力
を大きくしていくというものである。 具体的には、被着材と接着剤の接着力を向上さ
せることに着目し、特開昭50−139129号、特開昭
52−151323号に開示してある様に被着材と接着剤
との界面にキレート結合を形成する化合物を導入
する方法、または、特開昭53−113835等に開示し
てあるように被着材と接着剤の界面にカツプリン
グ剤を介在させる方法が考えられている。しかし
なら、キレート化やカツプリング化ができる樹脂
には選択性があり、接着剤用樹脂材料の選択が制
約されるという欠点を有していた。 また、腐食を防止するためにさび止め添加剤を
接着剤中に含有せしめる方法がある。その中で
も、ジンクロメートなどのクロム酸塩添加剤が多
く用いられている。これら添加剤は、水分と接触
するとクロム酸イオンを溶出し、その強い酸化作
用によつて金属面を不働態化し、腐食防止の作用
を発揮するものである。しかしながら、この様な
重金属を含む化合物は、毒性を有し、安全性に欠
けるという欠点を有していた。 そこで、本発明者等は、これら従来の問題点を
解決すべく鋭意研究し、各種の系統的実験の結
果、本発明を成すに至つたものである。 〔本発明の課題〕 本発明は、塩化ナトリウムを含んだ風雨に曝さ
れたり、高温多湿下に置かれる様な腐食の発生し
易い環境下においても、腐食に対して抑制効果が
ある接着剤を提供するものである。 また、毒性を有する等安全性に問題のある添加
剤を用いることなく公害性の低い接着剤を提供す
るものである。 〔発明の構成〕 即ち、本発明の防腐食接着剤は、接着剤用樹脂
を主成分とする接着剤であつて、該接着剤用樹脂
100重量部に対して、セピオライト、アタパルジ
ヤイト、パリゴルスカイト等の繊維状含水珪酸マ
グネシウム質粘土鉱物の粉末を400ないし1100℃
の温度範囲において熱処理した焼成山皮を0.5な
いし30重量部含有してなることを特徴とするもの
である。 本発明における接着剤用樹脂は、従来の接着剤
に用いられている樹脂として使用されているもの
で、膜状に形成され易く、しかも焼成山皮とよく
混合し、適度に分散し得るものであればよく、そ
の使用目的や条件等を考慮して適当なものを選択
する。 具体的に例示すれば、フエノール樹脂、メラミ
ン樹脂、イソプテン−無水マレイン酸共重合体、
尿素樹脂、レゾルシン樹脂、フラン樹脂、飽和ま
たは不飽和ポリエステル樹脂、アクリル共重合体
樹脂、エポキシ樹脂、ポリウレタン樹脂、シリコ
ーン樹脂、アルキド樹脂、アミノアルキド樹脂等
の熱硬化性樹脂、ポリ酢酸ビニル、ポリビニルア
ルコール(ポバル;PVA)、ナイロン樹脂、ポリ
塩化ビニル、ポリビニルブチラール、ポリアクリ
ル酸エステル、ニトロセルロース等の熱可塑性樹
脂等がある。これら樹脂は、例えばポリビニルア
ルコールの場合にはけん化度や重合度の選択によ
り水溶化して、またイソブテン−マレイン酸共重
合体の場合にはアルカリの添加により水溶化して
使用する。また、適当な硬化剤等、例えばエポキ
シ樹脂にはトリエチルアミン、トリエチレンテト
ラミン、ジアミンジアミド等を適量添加して、被
着体に対する接着力を変えることができる。 また、焼成山皮は、繊維状含水珪酸マグネシウ
ム質粘土鉱物の粉末を400ないし1100℃の温度範
囲において熱処理(焼成)したものを用いる。 ここで、繊維状含水珪酸マグネシウム質粘土鉱
物(以下、該粘土鉱物という)は、通称でマウン
テンコルク(Mountain cork)、マウンテンウツ
ド(Mountain wood)、マウンテンレザー
(Mountain leather)等と呼ばれる鉱物で、含水
珪酸マグネシウムを主成分とし、その表面に反応
性に富む水酸基を有する鉱物である。尚、マグネ
シウムの一部は、アルミニウム、鉄、ナトリウ
ム、ニツケル等に置換されている場合もある。 具体的には、含水マグネシウムシリケートを主
成分とするセピオライト(Sepiolite)、含水マグ
ネシウムアルミニウムシリケートを主成分とする
アタパルジヤイト(Attapulgite)、更には、パリ
ゴルスカイト(Palygorskite)、ログリナイト
(Loughlinite)、或いは海泡石(Meers−chaum)
等があり、これらの1種または2種以上の混合物
を用いる。 これら該粘土鉱物は、一辺が0.01〜0.1μm程度
の四辺形断面を有する長繊維の集合体で、該集合
体内には、繊維の長さ方向に多数の孔を有してい
る。また、該粘土鉱物は、それ自身多量の水を吸
収,吸着する性質を持つ。 本発明の焼成山皮は、これら該粘土鉱物を熱処
理したもので、この熱処理は、所定温度において
少なくとも15分程度保持することが好ましく、保
持時間が長ければ長い程安定した性能を有する焼
成山皮を得ることができる。 この熱処理による構造変化は、必ずしも明らか
ではないが、焼成山皮は焼成前の該粘土鉱物と比
較すると繊維形状には変わりはないが、結晶構造
の中に含まれている付着水とか構造水とか結合水
とか結晶水とか言われているものがより少ない構
造に変成されているため、Naイオンをより多量
に取り込む性質を有していると考えられる。従つ
て、この性質より、該粘土鉱物に比して、塩化ナ
トリウム等による腐食に対してより一層優れた抑
制効果を発揮する。 本発明に用いる焼成山皮は、該粘土鉱物を900
℃程度の温度で熱処理したものが最も望ましい
が、400℃以上1100℃以下の温度範囲で熱処理し
たものであれば腐食抑制効果が認められる。 また、該焼成山皮は、粉末状、粒状或いは板状
の何れの形で用いてもよいが、粉末様のものが好
ましく、該粉末の粒径は0.1〜100μm程度のもの
がよい。 また、該焼成山皮の混合量は、接着剤用樹脂
100重量部に対して0.5〜30重量部である。該混合
量がこの範囲である場合には、接着剤の長所を損
うことなく、腐食抑制効果を生ずる。その中でも
5〜15重量部である場合にはより好ましく、上述
の効果をより一層奏することができる。この焼成
山皮の混合量が0.5重量部未満の場合には、腐食
抑制効果が十分とは言えず、また30重量部を越え
ると接着剤の粘度が高くなり過ぎ、塗布作業性が
低下すると共に、接着後の接着剤の柔軟性、粘着
性が低下するので好ましくない。 本発明にかかる防腐食接着剤は、上記接着剤用
樹脂中に該粘土鉱物が適当に分散している状態、
或いは、適宜溶剤を加えることによつて適度の粘
性を持たせて塗布し易くしたものでもよい。 この場合、溶剤は、接着剤の安定化をもたらす
ものを使用し、具体的には、水のほか、キシレ
ン、エチレングリコールモノブチルエーテル、イ
ソプロピルアルコール、メチルエチルケトン等の
有機溶剤がある。 また、この接着剤に適度の粘度及び接着強度等
を付与するための充填剤、樹脂を固化するための
硬化剤、樹脂防腐剤、可塑剤、硬化促進剤等を適
宜添加することができる。 例えば、充填剤は、通常接着剤に用いられてい
るものが使用でき、具体的には、カーボンブラツ
ク、シリカ粉末、炭酸カルシウム、クレーアルミ
粉等の無機充填剤、短繊維ナイロン(長さ5m程
度)、ポリプロピレン粉末等の有機充填剤、更に
はパルプ等の植物性繊維がある。これら充填剤の
場合により、接着剤組成物の平滑性、粘度、作業
性、補強性等を向上することができる。尚、該充
填剤の混合量は、上述の効果を奏しかつ目的とす
る接着剤の機能を阻害しない程度の量であればよ
いが、通常、接着剤用樹脂100重量部に対して0.1
〜100重量部である。 また、硬化剤は、通常接着剤に用いられている
ものが使用でき、接着剤用樹脂の持つ官能基に合
わせて適宜選択する。例えば、エポキシ樹脂に対
しては、トリエチルアミン、トリエチレンテトラ
ミン、ジシアンジアミド等の硬化剤を適量加え、
硬化後の樹脂の硬さ、被着体に対する接着力等を
変えることができる。 本発明の防腐食接着剤の代表的な調整方法を示
すと以下の様である。 先ず、一般に使用されている接着剤用樹脂を用
意する。次に、粉末状態にした該粘土鉱物を接着
剤用樹脂中に入れ、十分に混合し防腐食接着剤を
得る。該混合に際しては、ボールミル、サンドグ
ラインダー、自動乳鉢、ロールミル等を用いて該
粘土鉱物が接着剤用樹脂中に十分分散するまで混
合するとよい。更に、この接着剤に、適宜、充填
剤、溶剤、強化剤、その他添加剤を加え、上記と
同様の混合方法により混合する。なお、これら添
加剤、特に溶剤を添加する場合には、上述の様に
防腐食接着剤に適宜加え混合して、或いは、接着
剤用樹脂と予め混合してから該混合物中に該粘土
鉱物を混合・分散させてもよく、また、その後に
適宜該添加剤を更に加えてもよい。 本発明の防腐食接着剤は、被接着物にまたはそ
の間に、周知の塗布作業によつて、例えば、はけ
塗りの様な手作業やローラによる転写方法、ボー
ルポイントによる触圧方法、ノズルタイプによる
噴射方式、自動滴下方式等の方法により塗布し、
その後必要に応じて加熱または乾燥して接着・接
合する。 〔発明の作用および効果〕 本発明の防腐食接着剤は、塩化ナトリウムを含
んだ風雨に曝されたり高温多湿下に置かれる様な
腐食の発生し易い環境下においても、腐食に対し
て抑制効果がある優れた接着剤である。 また、繊維形状の焼成山皮が接着剤中に均一に
分散しているので、適度の揺変性を示し、塗布作
業性に優れた接着剤である。 この様に、本発明の接着剤が、かかる効果を発
揮するメカニズムについては未だ必ずしも明らか
でないが、次の様に考えられる。 即ち、接合端末部からNa+等の腐食の原因とな
る或は腐食を促進する各種イオンが内部に浸入す
ると、接着剤中にある焼成山皮がNa+等の各種イ
オンを取り込み、該イオンが被着材表面まで到達
しないためと思われる。また、接合端末部に傷が
ある場合には、この被着剤の傷部がアノード、そ
して傷部の周囲の接着界面がカソードとなり、こ
のカソード部にNa+イオン等が存在すると、この
カソード部で生成されるOH-イオンが次々と
Na+イオン等によつて中和され被着材の腐食が進
行するが、該部に焼成山皮が存在することによ
り、Na+イオン等が該焼成山皮に取り込まれ、腐
食が抑制されるものと考えられる。 〔実施例〕 以下、本発明の実施例を説明する。 実施例 1 接着剤用樹脂として、市販のエピビス型エポキ
シ樹脂とウレタン変性樹脂とNBR変性樹脂とを
45:40:15の割合で混合したものを用意した。 また、焼成山皮として、200メツシユ以下の粒
度を持つセピオライト粉末をルツボ型ニクロム炉
により酸化雰囲気下において第1表に示す温度で
2時間焼成して得たものを用意した。 次に、前記接着剤用樹脂100重量部に対して前
記焼成山皮を10重量部を加え、三本ロールミルに
より焼成山皮の粒径が粒ゲージで0.2μm以下にな
るまで分散させた。この混合物に、前記接着剤用
樹脂100重量部に対してジシアンジアミド16重量
部、アルミニウム粉末70重量部、カオリン5重量
部、軟質炭酸カルシウム3重量部を加えて真空擂
潰機により常圧で1時間混合し、更に減圧下で3
時間粉砕・混合し、本発明にかかる防腐食接着剤
を得た。 得られた防腐食接着剤の接着剤性能評価試験
を、引張剪断試験および耐食性試験により行なつ
た。 先ず、引張剪断試験を行なつた。最初に、得ら
れた防腐食接着剤を、予めシンナーおよび石油ベ
ンジンにより脱脂したSPCC軟鋼板(25×100×
0.8tmm)の長手方向の1方の端部から10mmの位置
まで接着剤厚さが0.5mmになる様に塗布した。次
に、その上に同一形状のSPCC軟鋼板を接着剤塗
布部分が長手方向に重なる様にかつ接着剤を塗布
していない部分が対抗しない様に互い違いに重ね
合わせて接着し、180℃で20分間硬化させて試験
試料片とした。これら試験片を20℃の雰囲気下で
引張剪断試験を実施した。その結果を、第1表に
示す。 次に、耐腐食性試験を塩水噴霧試験により行な
つた。予めシンナーおよび石油ベンジンにより脱
脂したSPCC軟鋼板(70×150×0.8tmm)の上に、
得られた接着剤を横50mm、縦120mm、厚さ0.3mmと
なる様に塗布し試験試料片とした。これら試験片
を、JISK−5400に準拠した塩水噴霧試験機内に、
30日間、45日間、60日間それぞれ放置し、水洗後
接着剤を剥離して軟鋼板表面の点錆の状態を観察
した。得られた結果を第1表に示す。なお、点錆
の評価は、それぞれの試料に発生した点錆のサイ
ズがほぼ同じであつたため、その発生量に着目し
て判定した。発生量は、試験試料片中の点錆の総
合面積の割合を算出し、表中の評価値は、1:0
%以上0.5%未満、2:0.5%以上2%未満、3:
2%以上6%未満、4:6%以上10未満、5:10
%以上14%未満、6:14%以上18%未満、7:18
%以上22%未満、8:22%以上26%未満、9:26
%以上をそれぞれ示す(以下、同じ)。 尚、比較のために、山皮を焼成しないもの、ま
たは山皮の焼成温度が200℃、1200℃であるほか
は上述の組成と同様の比較用接着剤(試料番号
C1〜C3)を用意し、上述と同様の接着剤性能評
価試験を行なつた。その結果を、第1表に併わせ
て示す。 また、各試験における試験数は、各接着剤につ
いてそれぞれ3点で、表中の数字は試験数3点の
平均である(以下同じ)。
【表】 第1表より明らかの如く、本発明にっかる接着
剤は、比較用接着剤に比して耐腐食性に優れた効
果を有していることがわかる。 実施例 2 本実施例は、900℃で焼成した山皮の添加量を
かえて、種々の接着剤を作製した。 実施例1で用意した接着剤用樹脂100重量部に
対して実施例1で用意した焼成温度900℃の焼成
山皮粉末を第2表に示す量加え、三本ロールミル
により焼成山皮の粒径が粒ゲージで0.2μm以下に
なるまで分散させた。 この混合物に、実施例1で用いた添加剤を加
え、実施例1と同様の方法で混合し、本発明にか
かる防腐食接着剤を得た。 得られた防腐食接着剤を用いて、実施例1と同
様の試験片を作製し、実施例1と同様の接着剤性
能評価試験を行なつた。その結果を、第2表に示
す。 尚、比較のため、焼成山皮を含まない、または
焼成山皮の混合量が過多量であるほかは上述の組
成と同様の比較用接着剤を用意し、同様の接着剤
性能評価試験を行なつた(試料番号C4〜C6)。そ
の結果を、第2表に併わせて示す。表中、PHR
とは、Per Handred Resinの略で、樹脂100に対
する添加剤の添加割合を意味する(以下同じ)。
【表】 第2表より明らかの如く、本発明にかかる接着
剤は、比較用接着剤に比して耐腐食性に優れた効
果を有していることがわかる。 実施例 3 本実施例は、2つの組成の異なる接着剤を作製
し、これら接着剤を用いて接着剤評価試験を行な
つた。 予め、焼成山皮として、200メツシユ以下の粒
度を持つスペイン産のセピオライト粉末をルツボ
型ニクロム炉により酸化雰囲気下において第3表
に示す温度で2時間焼成して得たものを用意し
た。 次に、接着剤用樹脂として、メタクリル酸メチル
300重量部とメタクリル酸−2−ヒドロキシエチ
ル150重量部、メタクリル酸40重量部、アクリロ
ニトリル−ブタジエン共重合体80重量部とを60℃
で攪拌溶解せしめたものを用意し、この樹脂100
重量部に対して上記の焼成山皮を10重量部加え、
60℃の加熱ローラにより焼成山皮粉末の粒径が
0.2μm以下になるまで均一に分散混合した。冷却
後、該混合物に、前記樹脂100重量部に対してエ
チレンチオ尿素を5重量部加え、擂潰機で攪拌・
混合して、本発明にかかる接着剤Aを得た。 また、接着剤用樹脂として、メタクリル酸メチ
ル400重量部とメタクリル酸−2−ヒドロキシエ
チル70重量部、アクリロニトリル−ブタジエン共
重合体90重量部とを60℃で攪拌・溶解せしめたも
のを用意し、この樹脂100重量部に対して上記の
焼成山皮を10重量部加え、上記と同様に分散混合
した。冷却後、該混合物に、前記樹脂100重量部
に対してクメンハイドロパーオキシドを35重量部
加え、擂潰機で攪拌・混合して、本発明にかかる
接着剤Bを得た。 得られたこれら接着剤AおよびBを用いて、接
着剤性能評価試験を行なつた。 先ず、引張剪断試験を行なつた。予めシンナー
および石油ベンジンで脱脂したSPCC軟鋼板(25
×100×0.8tmm)を2枚用意し、該鋼板の長手方
向の端部から10mmの位置までしかも接着剤厚さが
0.25mmになる様に、接着剤AおよびBをそれぞれ
塗布した。次に、これら鋼板を接着剤塗布部が長
手方向に重なる様に、かつ接着剤を塗布していな
い部分が対向しない様に互い違いに重ね合わせて
接着し、試験試料片とした。これら試料片を、20
℃の雰囲気下で引張剪断試験を実施した。得られ
た結果を第3表に示す。 次に、耐腐食性試験を塩水噴霧試験により行な
つた。予めシンナーおよび石油ベンジンで脱脂し
たSPCC軟鋼板(70×150×0.8tmm)の表面に、接
着剤Aと接着剤Bとを混合したものを、接着剤層
が横50×縦120mm、厚さ0.3mmとなる様に塗布し、
試験試料片とした。これら試料片を、実施例1と
同様の塩水噴霧試験を行なつた。その結果を第3
表に示す。 尚、比較のために、山皮を焼成していないも
の、または山皮の焼成温度が200℃、1200℃であ
るほかは上述の接着剤AおよびBの組成と同様の
比較用接着剤をそれぞれ用意し、上述と同様の接
着剤性能評価試験を行なつた。その結果を、第3
表に併わせて示す。
【表】 第3表より明らかの如く、本発明にかかる接着
剤は、異なつた組成のものを混合しても、比較用
の接着剤に比して耐腐食性に優れた効果を有して
いることがわかる。 実施例 4 本実施例は、実施例3で用意した2種類の接着
剤用組成物に、900℃で焼成した山皮の添加量を
かえて種々の接着剤を作製したものである。 実施例3で用意した接着剤用樹脂100重量部に
対して実施例3で用意した焼成温度900℃の焼成
山皮をそれぞれ第4表に示す量加え、分散混合し
た。これら混合物に、実施例3で用いた添加剤を
それぞれ加え、実施例3と同様の方法で混合し、
本発明にかかる接着剤CおよびDを得た。 得られた接着剤CおよびDを用いて、実施例3
と同様の試料片を作製し、実施例3と同様の接着
剤性能評価試験を行なつた。その結果を第4表に
示す。 尚、比較のため、焼成山皮を含まない、または
焼成山皮の混合量が過多量であるほかは上述の接
着剤CおよびDと同様の比較用接着剤を用意し、
同様の接着剤性能評価試験を行なつた。(試料番
号C10〜C12)。 その結果を、第4表に併わせて示す。
【表】 第4表より明らかの如く、本発明にかかる接着
剤は、焼成山皮の添加量がかわつても、比較用接
着剤に比して耐腐食性に優れた効果を有すること
がわかる。 実施例 5 先ず、尿素60重量部と30%ホルマリン200重量
部を混合し、水酸化ナトリウムによりPH7に中
和したものを加熱・沸騰させ10分間還流せしめ
た。この反応混合物に蟻酸0.3重量部加え、再び
2時間、加熱・沸騰させて接着剤用樹脂とした。 また、焼成山皮として、100メツシユ以下の粒
度を持つアタパルジヤイト粉末を第5表に示す温
度で実施例1と同様の焼成処理をしたものを用意
した。 次に、前記接着剤用樹脂に、尿素100重量部に
対して前記焼成山皮を10重量部加え、30℃の加熱
ローラで焼成山皮粉末の粒径が0.2μm以下になる
まで均一に分散・混合した。 更に、この混合物に、尿素100重量部に対して
硫酸アンモニウム1.5重量部とフルフリルアルコ
ール30重量部、クルミ殻粉末10重量部とを加え、
擂潰機により3時間混合粉砕し、本発明にかかる
接着剤を得た。 得られた接着剤を用いて、実施例1と同様の試
験片を作成し、実施例1と同様に接着剤性能評価
試験を行なつた。その結果を第5表に示す。 尚、比較のため、未焼成山皮を用いた、または
焼成温度が200℃、1200℃であるほかは上述の組
成と同様の比較用接着剤を用意し、同様の接着剤
性能評価試験を行なつた。その結果を、第5表に
併わせて示す。
【表】 第5表より明らかの如く、本発明にかかる接着
剤は、比較用接着剤に比して耐腐食性に優れた効
果を有していることがわかる。 実施例 6 実施例5で用意した接着剤用樹脂に、該樹脂中
の尿素100重量部に対して実施例5で用意した焼
成温度900℃の焼成山皮粉末を第6表に示す量加
え、30℃の加熱ローラにより焼成山皮の粒径が粒
ゲージで0.2μm以下になるまで分散・混合した。 次に、この混合物に、実施例5で用いた添加剤
を加え、実施例5と同様の方法で混合し、本発明
にかかる接着剤を得た。 得られた接着剤を用いて、実施例5と同様の試
験片を作製し、実施例5と同様の接着剤性能評価
試験を行なつた。その結果を、第6表に示す。 尚、比較のため、焼成山皮を含まない。または
焼成山皮の混合量が過多量であるほかは上述の組
成と同様の比較用接着剤を用意し、同様の接着剤
性能評価試験を行なつた(試料番号C16〜C18)。
その結果を、第6表に併わせて示す。
【表】 第6表より明らかの如く、本発明にかかる接着
剤は、焼成山皮の添加量がかわつても、比較用接
着剤に比して耐腐食性に優れた効果を有している
ことがわかる。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 接着剤用樹脂100重量部に対して、セピオラ
    イト、アタパルジヤイト、パリゴルスカイト等の
    繊維状含水珪酸マグネシウム質粘土鉱物の粉末を
    400ないし1100℃の温度範囲において熱処理した
    焼成山皮を0.5ないし30重量部含有してなること
    を特徴とする防腐食接着剤。
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